JP3493611B2 - 自動二輪車用の前照灯 - Google Patents
自動二輪車用の前照灯Info
- Publication number
- JP3493611B2 JP3493611B2 JP35545693A JP35545693A JP3493611B2 JP 3493611 B2 JP3493611 B2 JP 3493611B2 JP 35545693 A JP35545693 A JP 35545693A JP 35545693 A JP35545693 A JP 35545693A JP 3493611 B2 JP3493611 B2 JP 3493611B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- headlight
- motorcycle
- vehicle body
- movable portion
- light distribution
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60Q—ARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
- B60Q1/00—Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor
- B60Q1/02—Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments
- B60Q1/04—Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments the devices being headlights
- B60Q1/06—Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments the devices being headlights adjustable, e.g. remotely-controlled from inside vehicle
- B60Q1/08—Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments the devices being headlights adjustable, e.g. remotely-controlled from inside vehicle automatically
- B60Q1/12—Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments the devices being headlights adjustable, e.g. remotely-controlled from inside vehicle automatically due to steering position
- B60Q1/122—Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments the devices being headlights adjustable, e.g. remotely-controlled from inside vehicle automatically due to steering position with electrical actuating means
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62J—CYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
- B62J6/00—Arrangement of optical signalling or lighting devices on cycles; Mounting or supporting thereof; Circuits therefor
- B62J6/02—Headlights
- B62J6/022—Headlights specially adapted for motorcycles or the like
- B62J6/023—Headlights specially adapted for motorcycles or the like responsive to the lean angle of the cycle, e.g. changing intensity or switching sub-lights when cornering
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62J—CYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
- B62J6/00—Arrangement of optical signalling or lighting devices on cycles; Mounting or supporting thereof; Circuits therefor
- B62J6/02—Headlights
- B62J6/022—Headlights specially adapted for motorcycles or the like
- B62J6/026—Headlights specially adapted for motorcycles or the like characterised by the structure, e.g. casings
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F21—LIGHTING
- F21S—NON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
- F21S41/00—Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps
- F21S41/60—Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by a variable light distribution
- F21S41/67—Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by a variable light distribution by acting on reflectors
- F21S41/675—Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by a variable light distribution by acting on reflectors by moving reflectors
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60Q—ARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
- B60Q2300/00—Indexing codes for automatically adjustable headlamps or automatically dimmable headlamps
- B60Q2300/10—Indexing codes relating to particular vehicle conditions
- B60Q2300/13—Attitude of the vehicle body
- B60Q2300/136—Roll
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
- Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用灯具に関するもの
であり、詳細には、走行時、特に旋回時には車体が傾斜
し、これにより配光特性が変化する自動二輪車に適する
前照灯の構成に係るものである。
であり、詳細には、走行時、特に旋回時には車体が傾斜
し、これにより配光特性が変化する自動二輪車に適する
前照灯の構成に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の二輪車に取付けられている前照灯
200の構成の例を示すものが図13であり、ハウジン
グ201内には略焦点に光源202を備えた反射鏡20
3が照準装置203aで照射方向を調整可能とする状態
で取付けられ、前記ハウジング201の開口部にはレン
ズ204が取付けられている。そして、このように構成
された前照灯200はハウジング201に設けられたス
テー201aで自動二輪車の車体21に螺子などにより
固定されている。
200の構成の例を示すものが図13であり、ハウジン
グ201内には略焦点に光源202を備えた反射鏡20
3が照準装置203aで照射方向を調整可能とする状態
で取付けられ、前記ハウジング201の開口部にはレン
ズ204が取付けられている。そして、このように構成
された前照灯200はハウジング201に設けられたス
テー201aで自動二輪車の車体21に螺子などにより
固定されている。
【0003】このときに、前記ハウジング201に対す
る反射鏡203の照射方向を照準装置203aにより調
整可能とする範囲は、例えば車体21とハウジング20
1とを取付けたときに生じる誤差の補正程度の僅かの範
囲であり、また、調整時には工具などを必要とする構成
とされているので、実質的には車体21に固定されてい
るものとなり、走行中での調整は不可能である。
る反射鏡203の照射方向を照準装置203aにより調
整可能とする範囲は、例えば車体21とハウジング20
1とを取付けたときに生じる誤差の補正程度の僅かの範
囲であり、また、調整時には工具などを必要とする構成
とされているので、実質的には車体21に固定されてい
るものとなり、走行中での調整は不可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、自動二
輪車は曲路を通過するときには車体21を傾けて旋回動
作を行うものであるので、車体21に固定される従来の
構成の前照灯200では、この動作に伴い前照灯200
も傾いて、図14に配光曲線、および、図15に実態図
で示すように左旋回の場合には配光特性Dも左下がりの
状態となり、通常には左右均等に適宜範囲の前方を照射
している配光特性の特に左前方の部分の視野が損なわれ
て、これから走行するべき左前方を注視するものとなる
運転者の視線Zとは、必ずしも一致するものとならない
場合もあり、この点の解決が課題とされていた。
輪車は曲路を通過するときには車体21を傾けて旋回動
作を行うものであるので、車体21に固定される従来の
構成の前照灯200では、この動作に伴い前照灯200
も傾いて、図14に配光曲線、および、図15に実態図
で示すように左旋回の場合には配光特性Dも左下がりの
状態となり、通常には左右均等に適宜範囲の前方を照射
している配光特性の特に左前方の部分の視野が損なわれ
て、これから走行するべき左前方を注視するものとなる
運転者の視線Zとは、必ずしも一致するものとならない
場合もあり、この点の解決が課題とされていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した従来の
課題を解決するための具体的手段として、自動二輪車の
車体に一体化して取付けられる前照灯において、前記前
照灯の反射鏡は略下半部とした固定部と、略上半部の左
半部とした左可動部と、略上半部の右半部とした右可動
部とに分割され、前記左可動部には反射鏡全体としての
中心寄りとなる位置に右方向に傾斜する回動軸が設けら
れると共に左端上方寄りには駆動軸が設けられ、同様に
右可動部には中心寄りに左方向に傾斜する回動軸と右端
上方寄りには駆動部が設けられ、前記車体に傾斜を生じ
たときには、この傾斜により上がり側となる可動部の駆
動部を前方に移動させて前記回動軸により回動させ、傾
斜により下がり側となる可動部の駆動部を後方に移動さ
せて前記回動軸により回動させ、さらにそれぞれの前記
駆動部はブラケットを介して前記可動部を駆動している
ことを特徴とする自動二輪車用の前照灯を提供すること
で、旋回時など車体が傾いた状態での視認性も向上させ
て課題を解決するものである。
課題を解決するための具体的手段として、自動二輪車の
車体に一体化して取付けられる前照灯において、前記前
照灯の反射鏡は略下半部とした固定部と、略上半部の左
半部とした左可動部と、略上半部の右半部とした右可動
部とに分割され、前記左可動部には反射鏡全体としての
中心寄りとなる位置に右方向に傾斜する回動軸が設けら
れると共に左端上方寄りには駆動軸が設けられ、同様に
右可動部には中心寄りに左方向に傾斜する回動軸と右端
上方寄りには駆動部が設けられ、前記車体に傾斜を生じ
たときには、この傾斜により上がり側となる可動部の駆
動部を前方に移動させて前記回動軸により回動させ、傾
斜により下がり側となる可動部の駆動部を後方に移動さ
せて前記回動軸により回動させ、さらにそれぞれの前記
駆動部はブラケットを介して前記可動部を駆動している
ことを特徴とする自動二輪車用の前照灯を提供すること
で、旋回時など車体が傾いた状態での視認性も向上させ
て課題を解決するものである。
【0006】
【実施例】つぎに、本発明を図に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。図1に符号1で示すものは本発明に係
る自動二輪車用の前照灯であり、図は水平断面で示して
ある。この前照灯1のハウジング2はネジ止めなどによ
り車体21(図示せず、図13参照)に直接に取付けら
れて固定され、自動二輪車用の曲路の通過時など車体2
1に傾斜を生じるときには、この前照灯1も傾斜し、ハ
ウジング2および反射鏡3にも同時に傾斜を生じるもの
である点は従来例のものと同様である。
詳細に説明する。図1に符号1で示すものは本発明に係
る自動二輪車用の前照灯であり、図は水平断面で示して
ある。この前照灯1のハウジング2はネジ止めなどによ
り車体21(図示せず、図13参照)に直接に取付けら
れて固定され、自動二輪車用の曲路の通過時など車体2
1に傾斜を生じるときには、この前照灯1も傾斜し、ハ
ウジング2および反射鏡3にも同時に傾斜を生じるもの
である点は従来例のものと同様である。
【0007】ここで、本発明では前記車体21の傾斜に
対応し前記反射鏡3の一部若しくは全部を応動させるこ
とで、車体21、即ち、前照灯1が傾斜することによる
前方視界の低下を補正するものであり、この第一実施例
では前記反射鏡3は分割が行われて、その一部が前記し
た傾斜に応じて可動するものとされている。
対応し前記反射鏡3の一部若しくは全部を応動させるこ
とで、車体21、即ち、前照灯1が傾斜することによる
前方視界の低下を補正するものであり、この第一実施例
では前記反射鏡3は分割が行われて、その一部が前記し
た傾斜に応じて可動するものとされている。
【0008】以下に上記の構成を更に詳細に説明を行
う。尚、以下に説明を行うにあたり前後左右などの方向
は全て運転席から見た状態を基準とするものとする。先
ず、この実施例においては反射鏡3は図2に示すように
光源4の位置を中心として略下半部とされた固定部31
と、略上半部の略左半部とされた左可動部32と、略上
半部の右半部とされた右可動部33とに3分割されてい
る。
う。尚、以下に説明を行うにあたり前後左右などの方向
は全て運転席から見た状態を基準とするものとする。先
ず、この実施例においては反射鏡3は図2に示すように
光源4の位置を中心として略下半部とされた固定部31
と、略上半部の略左半部とされた左可動部32と、略上
半部の右半部とされた右可動部33とに3分割されてい
る。
【0009】続いて、上記した左右の両可動部32、3
3の構成を右可動部33の例で説明を行えば、この右可
動部33の反射鏡3全体としての中心寄りと成る位置に
は、垂直方向から適宜角度だけ左方向に傾斜する軸AR
を有する回動軸33aが支点として設けられ、これによ
り、前記右可動部33は回動を可能な構成とされてい
る。
3の構成を右可動部33の例で説明を行えば、この右可
動部33の反射鏡3全体としての中心寄りと成る位置に
は、垂直方向から適宜角度だけ左方向に傾斜する軸AR
を有する回動軸33aが支点として設けられ、これによ
り、前記右可動部33は回動を可能な構成とされてい
る。
【0010】そして、前記右可動部33の右端上方寄り
の位置には、例えばソレノイド5Rなど駆動部が設けら
れ、前記駆動部、即ちソレノイド5Rに対し駆動が行わ
れたときには、このソレノイド5Rは前記右可動部33
との接続点33bを前方に移動させ、これにより前記右
可動部33は前記回動軸33aにより左方向に向かうよ
うに回動が行われるものとなり、同時に前記回動軸33
aが左方向に傾斜させられていることで、右可動部には
下向きの偏角も生じるものとなる。
の位置には、例えばソレノイド5Rなど駆動部が設けら
れ、前記駆動部、即ちソレノイド5Rに対し駆動が行わ
れたときには、このソレノイド5Rは前記右可動部33
との接続点33bを前方に移動させ、これにより前記右
可動部33は前記回動軸33aにより左方向に向かうよ
うに回動が行われるものとなり、同時に前記回動軸33
aが左方向に傾斜させられていることで、右可動部には
下向きの偏角も生じるものとなる。
【0011】また、左可動部32も上記右可動部33と
ほぼ同様な構成とされるものであるが、このときには、
前記左可動部32の中心寄りに設けられる回動軸32a
は軸AL(図示は省略する)を右方向に傾斜するものと
され、ソレノイド5Lは左端上方寄りの接続点32bで
左可動部32に接続され、これにより、前記右可動部3
3とは構成、動作共に、ほぼ対称なものとされている。
ほぼ同様な構成とされるものであるが、このときには、
前記左可動部32の中心寄りに設けられる回動軸32a
は軸AL(図示は省略する)を右方向に傾斜するものと
され、ソレノイド5Lは左端上方寄りの接続点32bで
左可動部32に接続され、これにより、前記右可動部3
3とは構成、動作共に、ほぼ対称なものとされている。
【0012】上記の構成とされた反射鏡3はハウジング
2内に収納されるが、このときに、前記反射鏡3は光源
4、ソレノイド5L、5Rを含み照準を行う照準機構が
設けられた基板6を介してハウジング2に取付けられる
(図1を参照)ものとされ、これにより、前記反射鏡3
は前記ソレノイド5L、5Rの動作の如何を問わず全体
としての照準が行えるものとされている。
2内に収納されるが、このときに、前記反射鏡3は光源
4、ソレノイド5L、5Rを含み照準を行う照準機構が
設けられた基板6を介してハウジング2に取付けられる
(図1を参照)ものとされ、これにより、前記反射鏡3
は前記ソレノイド5L、5Rの動作の如何を問わず全体
としての照準が行えるものとされている。
【0013】そして、前記ハウジング2の前方の開口部
はレンズ7で覆われ、前照灯1としての機能を果たすも
のとされている。尚、前記両可動部32、33は回動軸
32a、33aにより円弧運動を行い、ソレノイド5
L、5Rは直線運動を行うものであるので、動作時には
両者間に軸ズレを生じる可能性があり、両者を接続する
ときには適宜の柔軟性で前記のズレを吸収するブラケッ
ト32c、33cを介して行うことが好ましい。
はレンズ7で覆われ、前照灯1としての機能を果たすも
のとされている。尚、前記両可動部32、33は回動軸
32a、33aにより円弧運動を行い、ソレノイド5
L、5Rは直線運動を行うものであるので、動作時には
両者間に軸ズレを生じる可能性があり、両者を接続する
ときには適宜の柔軟性で前記のズレを吸収するブラケッ
ト32c、33cを介して行うことが好ましい。
【0014】図3は本発明の前照灯1を自動二輪車20
に取付けた状態を示すもので、前記前照灯1はカウリン
グなど車体21に固定されると共に、前記車体21には
傾斜センサ22が設けられて、この車体21に傾斜が生
じたことを検出し、車体21が左側に傾斜したときには
ソレノイド5Rを駆動して右可動部33を応動させ、右
側に傾斜したときにはソレノイド5Lを駆動して左可動
部32を応動させるものとされている。
に取付けた状態を示すもので、前記前照灯1はカウリン
グなど車体21に固定されると共に、前記車体21には
傾斜センサ22が設けられて、この車体21に傾斜が生
じたことを検出し、車体21が左側に傾斜したときには
ソレノイド5Rを駆動して右可動部33を応動させ、右
側に傾斜したときにはソレノイド5Lを駆動して左可動
部32を応動させるものとされている。
【0015】次いで、上記の構成とした本発明の前照灯
1の作用および効果について説明を行う。先ず、車体2
1に傾斜を生じていない場合には、傾斜センサー22に
出力を生じることはなく、従って、ソレノイド5L、ソ
レノイド5Rの何れも駆動されることはないので、反射
鏡3は固定部31、左可動部32、右可動部33の何れ
もが本来の設計位置にあるものとなり、前照灯1は図4
に示すように設計が行われた通りの左右対称で直進時に
適する配光特性Dを生成するものとなり、当然に運転者
の視線Zと一致する。
1の作用および効果について説明を行う。先ず、車体2
1に傾斜を生じていない場合には、傾斜センサー22に
出力を生じることはなく、従って、ソレノイド5L、ソ
レノイド5Rの何れも駆動されることはないので、反射
鏡3は固定部31、左可動部32、右可動部33の何れ
もが本来の設計位置にあるものとなり、前照灯1は図4
に示すように設計が行われた通りの左右対称で直進時に
適する配光特性Dを生成するものとなり、当然に運転者
の視線Zと一致する。
【0016】ここで、自動二輪車20が、例えば左旋回
を開始し車体21に左傾斜を生じると、前記傾斜センサ
ー22は出力を生じてソレノイド5Rを駆動し、前記右
可動部33は左下方に向きを換えるものとなり、この右
可動部33に反射する光源4からの光も同様に左下方に
向かうものとなる。
を開始し車体21に左傾斜を生じると、前記傾斜センサ
ー22は出力を生じてソレノイド5Rを駆動し、前記右
可動部33は左下方に向きを換えるものとなり、この右
可動部33に反射する光源4からの光も同様に左下方に
向かうものとなる。
【0017】このときには、上記の車体21の傾斜と共
に前照灯1も左側が下がり右側が上がるように傾斜し、
前照灯1の右の半分の部分は上向きの状態となっている
ので、前記した駆動により左下方に向かうものとされた
右可動部33からの反射光はその上下方向の傾きを補正
し、左前方で且つ略水平方向に向かうものとなる。
に前照灯1も左側が下がり右側が上がるように傾斜し、
前照灯1の右の半分の部分は上向きの状態となっている
ので、前記した駆動により左下方に向かうものとされた
右可動部33からの反射光はその上下方向の傾きを補正
し、左前方で且つ略水平方向に向かうものとなる。
【0018】この状態を示すものが図5であり、前記前
照灯1の傾斜により大きく形状を変えてしまった従来の
配光特性Dから枝別れするように前記右可動部33から
の左旋回配光特性DLが運転者の視線方向Zと略一致す
る照射方向のものとして生じるものとなる。尚、図6は
この状態を実態図として示すものである。
照灯1の傾斜により大きく形状を変えてしまった従来の
配光特性Dから枝別れするように前記右可動部33から
の左旋回配光特性DLが運転者の視線方向Zと略一致す
る照射方向のものとして生じるものとなる。尚、図6は
この状態を実態図として示すものである。
【0019】ここで、本発明の構成について再度考察を
してみる。いま仮に図7に垂直断面で示すように前記右
可動部33の接続点33bをソレノイド5Rで後方に移
動させた状態について考えてみると、この状態では右可
動部33は右上方向に向かい回動し当然に右上方向に向
かう反射光を生じるものとなる。
してみる。いま仮に図7に垂直断面で示すように前記右
可動部33の接続点33bをソレノイド5Rで後方に移
動させた状態について考えてみると、この状態では右可
動部33は右上方向に向かい回動し当然に右上方向に向
かう反射光を生じるものとなる。
【0020】このときに、もしも車体21が右傾斜を生
じていたとすれば、下がり側となり、本来は下向きの光
を生じるものとなる右可動部33からの反射光は上記の
回動により右水平方向に向かうものとなり、この第二実
施例においても、右傾斜のときには左可動部32の接続
点32bをソレノイド5Lで前方に移動させた前の第一
実施例の場合と同様な作用が得られるものとなる。
じていたとすれば、下がり側となり、本来は下向きの光
を生じるものとなる右可動部33からの反射光は上記の
回動により右水平方向に向かうものとなり、この第二実
施例においても、右傾斜のときには左可動部32の接続
点32bをソレノイド5Lで前方に移動させた前の第一
実施例の場合と同様な作用が得られるものとなる。
【0021】即ち、本発明の構成では、車体21に傾斜
を生じたときには、上がり側、下がり側の何れの可動部
32、33であっても、傾斜を生じた側に向けて回動さ
せることで配光特性を補正可能とするものである。
を生じたときには、上がり側、下がり側の何れの可動部
32、33であっても、傾斜を生じた側に向けて回動さ
せることで配光特性を補正可能とするものである。
【0022】図8は本発明の第三実施例を示すもので、
前の何れの実施例も前記回動軸32a、33aの軸A
L、AR、左可動部32に設ける回動軸32aの軸AL
であれば右傾斜、右可動部33に設けられる回動軸33
aの軸ARであれば左傾斜というように左右方向へのみ
の傾斜が設けられているものであったが、本発明はこれ
を限定するものでなく、例えば左可動部32に設ける回
動軸32aの軸ALの場合、前記の右傾斜と共に図示の
ように前後方向への傾斜を設けても良いものである。
前の何れの実施例も前記回動軸32a、33aの軸A
L、AR、左可動部32に設ける回動軸32aの軸AL
であれば右傾斜、右可動部33に設けられる回動軸33
aの軸ARであれば左傾斜というように左右方向へのみ
の傾斜が設けられているものであったが、本発明はこれ
を限定するものでなく、例えば左可動部32に設ける回
動軸32aの軸ALの場合、前記の右傾斜と共に図示の
ように前後方向への傾斜を設けても良いものである。
【0023】このようにすることで、前記ソレノイド5
L、5Rによる駆動時の例えば左に向かう角度と、下向
き(または上向き)となる角度との割合が自在に調整可
能となるので、実際の自動二輪車20の走行時のデータ
などに基づいて、最も好結果が得られるように設定を行
えば良いものである。
L、5Rによる駆動時の例えば左に向かう角度と、下向
き(または上向き)となる角度との割合が自在に調整可
能となるので、実際の自動二輪車20の走行時のデータ
などに基づいて、最も好結果が得られるように設定を行
えば良いものである。
【0024】ここで、この発明を実施するときの前照灯
1の構成について説明を行えば、前記反射鏡3は例えば
回転放物面のものであっても、上記の分割と駆動とによ
り左上方に向かう反射光を生じさせるものとすることは
当然に可能であり、従って、相当の効果は認められるも
のとなる。
1の構成について説明を行えば、前記反射鏡3は例えば
回転放物面のものであっても、上記の分割と駆動とによ
り左上方に向かう反射光を生じさせるものとすることは
当然に可能であり、従って、相当の効果は認められるも
のとなる。
【0025】しかしながら、前記した回転放物面の反射
鏡3においては、配光特性の形成作用の大部分がレンズ
7に施される拡散カットに頼るものであるために、例え
ば前照灯1が左下がりに傾斜すると同時にレンズ7に施
されている拡散カットも同様に傾斜して左下がりの拡散
を行うものとなるので、その効果は少なからず相殺され
る。
鏡3においては、配光特性の形成作用の大部分がレンズ
7に施される拡散カットに頼るものであるために、例え
ば前照灯1が左下がりに傾斜すると同時にレンズ7に施
されている拡散カットも同様に傾斜して左下がりの拡散
を行うものとなるので、その効果は少なからず相殺され
る。
【0026】よって、本発明に採用する前照灯1は、例
えば放物柱とした複数の反射面が複合されて形成され、
この反射鏡3自体で配光特性が生成され、これに伴って
前記レンズ7には実質的に配光特性を生成するためのレ
ンズカットを施す必要のないものとされている所謂マル
チリフレクタの反射鏡3(図2を参照)を採用した前照
灯1とすることが好ましい。
えば放物柱とした複数の反射面が複合されて形成され、
この反射鏡3自体で配光特性が生成され、これに伴って
前記レンズ7には実質的に配光特性を生成するためのレ
ンズカットを施す必要のないものとされている所謂マル
チリフレクタの反射鏡3(図2を参照)を採用した前照
灯1とすることが好ましい。
【0027】図9および図10に示すものは本発明の第
四実施例であり、近来の自動二輪車20においては図示
のように所謂二灯式と称され、二面の反射鏡9、10を
有する前照灯8を採用するものが多く見られるものとな
っている。そして、この場合にも本発明は実施可能であ
ることは言うまでもない。
四実施例であり、近来の自動二輪車20においては図示
のように所謂二灯式と称され、二面の反射鏡9、10を
有する前照灯8を採用するものが多く見られるものとな
っている。そして、この場合にも本発明は実施可能であ
ることは言うまでもない。
【0028】このときには当然に、上記の第一実施例、
第二実施例のように反射鏡9、10のそれぞれに左可動
部と右可動部とを設けることでも実施可能であるが、何
れか一方の反射鏡に左可動部を設け、他の一方の反射鏡
に右可動部を設ける(図示は左側の反射鏡9に右可動部
93が設けられ、右側の反射鏡10に左可動部102を
設けた例で示してある)ものとすることで構成の簡素化
が可能となり、且つ、必要充分な機能が得られるものと
なる。
第二実施例のように反射鏡9、10のそれぞれに左可動
部と右可動部とを設けることでも実施可能であるが、何
れか一方の反射鏡に左可動部を設け、他の一方の反射鏡
に右可動部を設ける(図示は左側の反射鏡9に右可動部
93が設けられ、右側の反射鏡10に左可動部102を
設けた例で示してある)ものとすることで構成の簡素化
が可能となり、且つ、必要充分な機能が得られるものと
なる。
【0029】尚、言うまでもないことではあるが、この
二灯式への実施に当たり、左側の反射鏡9に左可動部を
右側の反射鏡10に右可動部を設ける、或いは、動作の
際にソレノイド5で接続点を前方に移動する、または、
後方に移動するなどの選択は自在である。
二灯式への実施に当たり、左側の反射鏡9に左可動部を
右側の反射鏡10に右可動部を設ける、或いは、動作の
際にソレノイド5で接続点を前方に移動する、または、
後方に移動するなどの選択は自在である。
【0030】図11は本発明の第五実施例を示すもので
あり、図は反射鏡11を背面から見た状態で示してあ
る。ここで、前の実施例では反射鏡3は分割が行われ、
その分割された一部が駆動されるものとされていたが、
本発明はこれに限定されるものでなく、分割が行われな
い一体の反射鏡11を前記車体21の傾斜に従い駆動し
ても良いものである。
あり、図は反射鏡11を背面から見た状態で示してあ
る。ここで、前の実施例では反射鏡3は分割が行われ、
その分割された一部が駆動されるものとされていたが、
本発明はこれに限定されるものでなく、分割が行われな
い一体の反射鏡11を前記車体21の傾斜に従い駆動し
ても良いものである。
【0031】このときには、前記反射鏡11の左右の略
中心となる位置には例えばボールジョイント状とされ何
れの方向への回動も自在とする支点11aが設けられて
いる。また、前記支点11aの左上方にはジョイント1
1bLが設けられ、右上方には同じ構成としたジョイン
ト11bRが設けられるものとされ、両ジョイント11
bは以下に説明する駆動部に接続されている。
中心となる位置には例えばボールジョイント状とされ何
れの方向への回動も自在とする支点11aが設けられて
いる。また、前記支点11aの左上方にはジョイント1
1bLが設けられ、右上方には同じ構成としたジョイン
ト11bRが設けられるものとされ、両ジョイント11
bは以下に説明する駆動部に接続されている。
【0032】図12は前記ジョイント11b(L、R)
および駆動部の構成の例を示すものであり、このジョイ
ント11bは外形を球面状とするナット11cと、該ナ
ット11cに螺合するネジ11d、および前記ナット1
1cの外形に嵌合する凹球面が設けられたホルダ11e
とで構成され、前記ホルダ11eは反射鏡11に接合さ
れ、前記ネジ11dは例えばステッピングモータ12
(L、R)などの駆動部を介して基板6に接続されてい
る。
および駆動部の構成の例を示すものであり、このジョイ
ント11bは外形を球面状とするナット11cと、該ナ
ット11cに螺合するネジ11d、および前記ナット1
1cの外形に嵌合する凹球面が設けられたホルダ11e
とで構成され、前記ホルダ11eは反射鏡11に接合さ
れ、前記ネジ11dは例えばステッピングモータ12
(L、R)などの駆動部を介して基板6に接続されてい
る。
【0033】上記の構成としたことで、前記ナット11
cはステッピングモータ12からの駆動が行われないと
きにはネジ11d上の位置を変えることはなく、実質的
にはボールジョイント状とされた支点11aと同様な作
用を行うものとなる。従って、何れのジョイント11b
も駆動が行われることがなければ、三点支持される反射
鏡11は直進時の配光特性を得られるものとされた所定
の設定位置を保つものとなる。
cはステッピングモータ12からの駆動が行われないと
きにはネジ11d上の位置を変えることはなく、実質的
にはボールジョイント状とされた支点11aと同様な作
用を行うものとなる。従って、何れのジョイント11b
も駆動が行われることがなければ、三点支持される反射
鏡11は直進時の配光特性を得られるものとされた所定
の設定位置を保つものとなる。
【0034】ここで、例えば左側のステッピングモータ
12(L)により前記ジョイント11bLのナット11
cを後退させるように駆動が行われると、前記反射鏡1
1は支点11aとジョイント11bRとを結ぶ軸ALを
回動軸として回動し、左上方に向を変えるものとなり、
恰も前の各実施例の可動部を駆動したのと同様な作用が
得られ、本発明の目的が達せられるものとなる。
12(L)により前記ジョイント11bLのナット11
cを後退させるように駆動が行われると、前記反射鏡1
1は支点11aとジョイント11bRとを結ぶ軸ALを
回動軸として回動し、左上方に向を変えるものとなり、
恰も前の各実施例の可動部を駆動したのと同様な作用が
得られ、本発明の目的が達せられるものとなる。
【0035】
【発明の効果】以上に説明したように本発明により、自
動二輪車の車体に一体化して取付けられる前照灯におい
て、前記前照灯の反射鏡は略下半部とした固定部と、略
上半部の左半部とした左可動部と、略上半部の右半部と
した右可動部とに分割され、前記左可動部には反射鏡全
体としての中心寄りとなる位置に右方向に傾斜する回動
軸が設けられると共に左端上方寄りには駆動軸が設けら
れ、同様に右可動部には中心寄りに左方向に傾斜する回
動軸と右端上方寄りには駆動部が設けられ、前記車体に
傾斜を生じたときには、この傾斜により上がり側となる
可動部の駆動部を前方に移動させて前記回動軸により回
動させ、傾斜により下がり側となる可動部の駆動部を後
方に移動させて前記回動軸により回動させ、さらにそれ
ぞれの前記駆動部はブラケットを介して前記可動部を駆
動している自動二輪車用の前照灯としたことで、車体に
傾斜を生じるときには、その傾斜方向に向かい、且つ、
上向きとなる配光を生じさせ、傾斜による進行方向への
光量の不足を補って運転者の視線と配光特性とを一致さ
せるという極めて優れた効果を奏するものである。
動二輪車の車体に一体化して取付けられる前照灯におい
て、前記前照灯の反射鏡は略下半部とした固定部と、略
上半部の左半部とした左可動部と、略上半部の右半部と
した右可動部とに分割され、前記左可動部には反射鏡全
体としての中心寄りとなる位置に右方向に傾斜する回動
軸が設けられると共に左端上方寄りには駆動軸が設けら
れ、同様に右可動部には中心寄りに左方向に傾斜する回
動軸と右端上方寄りには駆動部が設けられ、前記車体に
傾斜を生じたときには、この傾斜により上がり側となる
可動部の駆動部を前方に移動させて前記回動軸により回
動させ、傾斜により下がり側となる可動部の駆動部を後
方に移動させて前記回動軸により回動させ、さらにそれ
ぞれの前記駆動部はブラケットを介して前記可動部を駆
動している自動二輪車用の前照灯としたことで、車体に
傾斜を生じるときには、その傾斜方向に向かい、且つ、
上向きとなる配光を生じさせ、傾斜による進行方向への
光量の不足を補って運転者の視線と配光特性とを一致さ
せるという極めて優れた効果を奏するものである。
【図1】 本発明に係る自動二輪車用の前照灯の第一実
施例を示す断面図である。
施例を示す断面図である。
【図2】 同じ第一実施例の要部を示す斜視図である。
【図3】 同じく自動二輪車用の前照灯の車体への取付
状態を示す説明図である。
状態を示す説明図である。
【図4】 同じ第一実施例の直進時の配光特性を示すグ
ラフである。
ラフである。
【図5】 同じ第一実施例の旋回時の配光特性を示すグ
ラフである。
ラフである。
【図6】 同じ第一実施例の使用状態を示す説明図であ
る。
る。
【図7】 同じく本発明に係る自動二輪車用の前照灯の
第二実施例を示す断面図である。
第二実施例を示す断面図である。
【図8】 同じく本発明に係る自動二輪車用の前照灯の
第三実施例を示す側面図である。
第三実施例を示す側面図である。
【図9】 同じく本発明に係る自動二輪車用の前照灯の
第四実施例を示す正面図である。
第四実施例を示す正面図である。
【図10】 図9のA―A線に沿う断面図である。
【図11】 同じく本発明に係る自動二輪車用の前照灯
の第五実施例を要部で示す背面図である。
の第五実施例を要部で示す背面図である。
【図12】 第五実施例の要部を示す断面図である。
【図13】 従来例を示す断面図である。
【図14】 従来例の旋回時の配光特性を示すグラフで
ある。
ある。
【図15】 従来例の使用状態を示す説明図である。
1、8……前照灯
2……ハウジング
3、9、10、11……反射鏡
31……固定部
32、102……左可動部
33、93……右可動部
4……光源
5、5L、5R……ソレノイド
6……基板
7……レンズ
12……ステッピングモータ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI
F21V 7/00 F21M 3/08 A
7/09 3/12 Z
17/00
(72)発明者 永野 浩一
東京都世田谷区桜1―12―11
(72)発明者 古林 正明
東京都大田区大森西6―2―13
(72)発明者 野村 直史
東京都大田区北千束2―24―9
(56)参考文献 特開 平4−331678(JP,A)
実開 平4−42002(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B60Q 1/00
B62J 6/00
F21M 3/00
F21S 8/00
Claims (4)
- 【請求項1】 自動二輪車の車体に一体化して取付けら
れる前照灯において、前記前照灯の反射鏡は略下半部と
した固定部と、略上半部の左半部とした左可動部と、略
上半部の右半部とした右可動部とに分割され、前記左可
動部には反射鏡全体としての中心寄りとなる位置に右方
向に傾斜する回動軸が設けられると共に左端上方寄りに
は駆動軸が設けられ、同様に右可動部には中心寄りに左
方向に傾斜する回動軸と右端上方寄りには駆動部が設け
られ、前記車体に傾斜を生じたときには、この傾斜によ
り上がり側となる可動部の駆動部を前方に移動させて前
記回動軸により回動させ、傾斜により下がり側となる可
動部の駆動部を後方に移動させて前記回動軸により回動
させ、さらにそれぞれの前記駆動部はブラケットを介し
て前記可動部を駆動していることを特徴とする自動二輪
車用の前照灯。 - 【請求項2】 自動二輪車の車体に一体化して取付けら
れる前照灯において、前記前照灯は二灯式とされ、何れ
か一方の反射鏡の略上半部の左半部には中心寄りとなる
位置に右方向に傾斜する回動軸が設けられると共に左端
上方寄りには駆動部が設けられた左可動部が設けられ、
他の一方の反射鏡の略上半部の右半部には中心寄りとな
る位置に左方向に傾斜する回動軸が設けられると共に右
端上方寄りには駆動部が設けられた右可動部が設けら
れ、前記車体に傾斜を生じたときには、この傾斜により
上がり側となる可動部の駆動部を前方に移動させて前記
回動軸を中心に回動させ、下がり側となる可動部の駆動
部を後方に移動させて前記回動軸を中心に回動させ、さ
らにそれぞれの前記駆動部はブラケットを介して前記可
動部を駆動していることを特徴とする自動二輪車の前照
灯。 - 【請求項3】 前記回動軸が前記車体の前後方向に対し
ても傾斜するものとされていることを特徴とする請求項
1または請求項2記載の自動二輪車の前照灯。 - 【請求項4】 前記前照灯の反射鏡は複数の反射面が複
合されて、この反射面自体で配光特性を生成する複合反
射面とされ、前記前照灯のレンズには実質的に配光特性
を生成するためのレンズカットが施されないものとされ
ていることを特徴とする請求項1〜請求項3何れかに記
載の自動二輪車の前照灯。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35545693A JP3493611B2 (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | 自動二輪車用の前照灯 |
EP94120384A EP0661193B1 (en) | 1993-12-29 | 1994-12-22 | Motorcycle headlight and method for controlling a light distribution thereof |
DE69413508T DE69413508T2 (de) | 1993-12-29 | 1994-12-22 | Scheinwerfer für Motorrad und Verfahren zur Steuerung seiner Lichtverteilung |
US08/363,740 US5599085A (en) | 1993-12-29 | 1994-12-23 | Motorcycle headlight and method for controlling a light distribution thereof |
BR9405477A BR9405477A (pt) | 1993-12-29 | 1994-12-29 | Farol para motocicleta e processo para controlar a distribuição de luz de um farol para motocicleta |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35545693A JP3493611B2 (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | 自動二輪車用の前照灯 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07195974A JPH07195974A (ja) | 1995-08-01 |
JP3493611B2 true JP3493611B2 (ja) | 2004-02-03 |
Family
ID=18444063
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35545693A Expired - Fee Related JP3493611B2 (ja) | 1993-12-29 | 1993-12-29 | 自動二輪車用の前照灯 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5599085A (ja) |
EP (1) | EP0661193B1 (ja) |
JP (1) | JP3493611B2 (ja) |
BR (1) | BR9405477A (ja) |
DE (1) | DE69413508T2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104029631A (zh) * | 2014-06-23 | 2014-09-10 | 朱虹斐 | 车辆远近光一体灯 |
Families Citing this family (41)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2955199B2 (ja) * | 1994-12-29 | 1999-10-04 | 本田技研工業株式会社 | 可変配光ヘッドランプ装置 |
FR2745061B1 (fr) * | 1996-02-20 | 1998-05-07 | Valeo Vision | Projecteur de vehicule automobile, comportant une source lumineuse unique et susceptible d'emettre un faisceau de croisement et un faisceau de route |
DE19639526A1 (de) * | 1996-09-26 | 1998-04-02 | Hella Kg Hueck & Co | Verfahren zur Anpassung eines Fahrzeuglichtes und Scheinwerfereinheit |
JP3825108B2 (ja) * | 1996-11-18 | 2006-09-20 | 本田技研工業株式会社 | 自動二輪車の前照灯 |
FR2759651B1 (fr) * | 1997-02-18 | 1999-03-19 | Renault | Projecteur de vehicule automobile comportant un reflecteur fractionne en lames orientables |
JP2965930B2 (ja) * | 1997-03-07 | 1999-10-18 | スタンレー電気株式会社 | 車両用前照灯 |
JPH10269805A (ja) * | 1997-03-21 | 1998-10-09 | Stanley Electric Co Ltd | ヘッドランプ |
FR2769687B1 (fr) * | 1997-10-13 | 2000-03-03 | Valeo Vision | Ensemble de projecteurs gauche et droit de vehicule automobile, a proprietes photometriques ameliorees |
JP3734941B2 (ja) * | 1997-10-14 | 2006-01-11 | 株式会社小糸製作所 | 車輌用標識灯 |
JP2001160306A (ja) * | 1999-12-03 | 2001-06-12 | Ichikoh Ind Ltd | 自動車用ヘッドランプ |
JP4333887B2 (ja) * | 1999-03-31 | 2009-09-16 | 本田技研工業株式会社 | 車両用前照灯装置 |
JP2001057104A (ja) * | 1999-08-18 | 2001-02-27 | Ichikoh Ind Ltd | 自動車用ヘッドランプ |
EP1106907B1 (en) | 1999-12-03 | 2006-04-19 | Ichikoh Industries Limited | Vehicular headlamp and vehicle provided with same |
EP1106908B1 (en) | 1999-12-03 | 2006-03-01 | Ichikoh Industries Limited | Vehicular headlamp and vehicle provided with same |
JP3964089B2 (ja) * | 2000-01-12 | 2007-08-22 | 株式会社小糸製作所 | 車両用前照灯 |
JP4015356B2 (ja) * | 2000-10-27 | 2007-11-28 | 株式会社小糸製作所 | 車輌用灯具装置 |
FR2818210B1 (fr) * | 2000-12-20 | 2003-04-11 | Valeo Vision | Projecteur tournant pour vehicule automobile comportant une lampe a deux sources |
JP3986759B2 (ja) * | 2001-01-16 | 2007-10-03 | 株式会社小糸製作所 | 車両用前照灯 |
DE10102292C1 (de) * | 2001-01-19 | 2002-09-05 | Stephan Gropp | Scheinwerfereinheit für einspurige Zweiradfahrzeuge |
US7445364B2 (en) | 2001-01-19 | 2008-11-04 | Stephan Gropp | Headlight unit for single-track two-wheeled vehicles |
CZ296899B6 (cs) * | 2001-05-15 | 2006-07-12 | Autopal, S. R. O. | Svetlomet pro motorová vozidla |
EP1264731B1 (de) * | 2001-05-17 | 2013-12-04 | Johnson Electric Switzerland AG | Stellvorrichtung und -verfahren zur Einstellung eines von einem Scheinwerfer ausgesendeten Lichtbündels |
EP1260410A1 (de) * | 2001-05-17 | 2002-11-27 | Saia-Burgess Murten AG | Stellvorrichtung und Verfahren zur Einstellung eines von einem Scheinwerfer ausgesendeten Lichtbündels |
US6709141B1 (en) * | 2003-01-24 | 2004-03-23 | Sebastian Sisti | Automotive warning light |
US7055993B2 (en) * | 2004-02-04 | 2006-06-06 | Freeman Lewis Farrow | Adjustable light assembly for a motorcycle |
AT500893B1 (de) * | 2004-10-14 | 2006-11-15 | Zizala Lichtsysteme Gmbh | Fahrzeugscheinwerfer |
JP4417230B2 (ja) * | 2004-11-24 | 2010-02-17 | 本田技研工業株式会社 | 車両用灯火装置 |
JP2008024289A (ja) * | 2006-06-23 | 2008-02-07 | Yamaha Motor Co Ltd | 自動二輪車 |
US20080055918A1 (en) * | 2006-08-31 | 2008-03-06 | Anthony Peter Mascadri | Vehicular lamp assembly having multiple moveable reflectors |
US20080186729A1 (en) * | 2007-02-01 | 2008-08-07 | Kenneth Edward Madden | Vehicle headlight mounting assembly |
US7513663B2 (en) * | 2007-04-25 | 2009-04-07 | Visteon Global Technologies, Inc. | Adaptive lighting system having dynamic recalibration |
JP2009046066A (ja) * | 2007-08-22 | 2009-03-05 | Yamaha Motor Co Ltd | 鞍乗型車両の前照灯装置及び該前照灯装置を備えた自動二輪車 |
US8033697B2 (en) * | 2009-02-18 | 2011-10-11 | National Kaohsiung First University Of Science And Technology | Automotive headlight system and adaptive automotive headlight system with instant control and compensation |
JP5920480B2 (ja) | 2012-10-11 | 2016-05-18 | 三菱電機株式会社 | 車両用前照灯装置 |
ES2550524B1 (es) | 2014-05-07 | 2016-08-19 | Rubén SÁEZ LÓPEZ | Método y dispositivo electromecánico de estabilización de la iluminación delantera de una motocicleta |
CN104266119A (zh) * | 2014-10-23 | 2015-01-07 | 湖州明日照明科技有限公司 | 新型灯具 |
WO2017169141A1 (ja) | 2016-03-31 | 2017-10-05 | 本田技研工業株式会社 | 車両の灯火装置 |
TWI584987B (zh) * | 2016-07-27 | 2017-06-01 | Can be a constant projection light field contour of the car lighting system | |
JP6704335B2 (ja) * | 2016-12-08 | 2020-06-03 | 川崎重工業株式会社 | 鞍乗型車両 |
CN111094840A (zh) * | 2017-08-24 | 2020-05-01 | 株式会社小糸制作所 | 车辆用灯具 |
CN110230800A (zh) * | 2019-07-24 | 2019-09-13 | 华域视觉科技(上海)有限公司 | 车灯用分段式反光板、车灯系统及车辆 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR1124018A (fr) * | 1955-01-20 | 1956-10-02 | Dispositif d'orientation des projecteurs de faisceaux lumineux | |
FR2223229B1 (ja) * | 1973-04-02 | 1978-12-29 | Alphen Jacques | |
JPS6055593U (ja) * | 1983-09-26 | 1985-04-18 | 本田技研工業株式会社 | 自動二輪車のヘツドライト装置 |
US4704661A (en) * | 1986-08-25 | 1987-11-03 | General Electric Company | Faceted reflector for headlamps |
JPH0810563B2 (ja) * | 1986-12-22 | 1996-01-31 | 株式会社小糸製作所 | 車輌用前照灯 |
JPH0766682B2 (ja) * | 1989-07-31 | 1995-07-19 | 本田技研工業株式会社 | 自動二輪車のヘッドランプ装置 |
JP2962842B2 (ja) * | 1991-01-11 | 1999-10-12 | ヤマハ発動機株式会社 | 乗り物のヘッドライト装置 |
-
1993
- 1993-12-29 JP JP35545693A patent/JP3493611B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1994
- 1994-12-22 EP EP94120384A patent/EP0661193B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1994-12-22 DE DE69413508T patent/DE69413508T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1994-12-23 US US08/363,740 patent/US5599085A/en not_active Expired - Lifetime
- 1994-12-29 BR BR9405477A patent/BR9405477A/pt not_active IP Right Cessation
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104029631A (zh) * | 2014-06-23 | 2014-09-10 | 朱虹斐 | 车辆远近光一体灯 |
CN104029631B (zh) * | 2014-06-23 | 2016-04-13 | 河南职业技术学院 | 车辆远近光一体灯 |
CN105698088A (zh) * | 2014-06-23 | 2016-06-22 | 朱虹斐 | 汽车远近光一体灯 |
CN105698088B (zh) * | 2014-06-23 | 2017-12-26 | 佛山市顺德区杰润五金塑料有限公司 | 汽车远近光一体灯 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5599085A (en) | 1997-02-04 |
DE69413508T2 (de) | 1999-06-02 |
DE69413508D1 (de) | 1998-10-29 |
BR9405477A (pt) | 1995-09-19 |
JPH07195974A (ja) | 1995-08-01 |
EP0661193B1 (en) | 1998-09-23 |
EP0661193A1 (en) | 1995-07-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3493611B2 (ja) | 自動二輪車用の前照灯 | |
US6874918B2 (en) | Headlamp device for vehicle | |
US7556410B2 (en) | Vehicle headlight device | |
JP2612399B2 (ja) | 投射型自動車用ヘッドランプ | |
US7364331B2 (en) | Vehicle lamp | |
US20010040810A1 (en) | Vehicle headlamp | |
US6007221A (en) | Head lamp for vehicle | |
US6742918B2 (en) | Movable condenser lens | |
JP2019059269A (ja) | 鞍乗型車両のヘッドランプ装置 | |
JP5132535B2 (ja) | 車両用前照灯 | |
US6478460B2 (en) | Headlamp of automobile | |
US20020054496A1 (en) | Vehicular headlamp having improved aiming mechanism | |
EP1288069B1 (en) | Vehicle headlight | |
JP3148575B2 (ja) | 車両用前照灯装置 | |
JPH0864011A (ja) | 自動車用灯具 | |
JPH11339506A (ja) | 車両用灯具 | |
JP3447451B2 (ja) | 自動二輪車の前照灯装置 | |
JP2609036B2 (ja) | 投射型自動車用ヘッドランプ | |
JP3075955B2 (ja) | 車両用前照灯 | |
JP3481026B2 (ja) | 自動二輪車の前照灯装置 | |
JP2549851B2 (ja) | 車輌用前照灯の照射角修正装置 | |
JP2540940Y2 (ja) | 投射型自動車用ヘッドランプ | |
JP2684052B2 (ja) | 自動二輪車の前照灯照射方向制御方法および装置 | |
JPH11123983A (ja) | 自動車用前照灯の光軸調整装置 | |
JP2000057811A (ja) | 二輪自動車用前照灯 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081121 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |