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JP3490608B2 - メカニカルテープのメス材及びそれを用いた吸収性物品 - Google Patents

メカニカルテープのメス材及びそれを用いた吸収性物品

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JP3490608B2
JP3490608B2 JP14422398A JP14422398A JP3490608B2 JP 3490608 B2 JP3490608 B2 JP 3490608B2 JP 14422398 A JP14422398 A JP 14422398A JP 14422398 A JP14422398 A JP 14422398A JP 3490608 B2 JP3490608 B2 JP 3490608B2
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tape
nonwoven fabric
female
absorbent article
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学 松井
純 佐々木
学 金田
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Kao Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メカニカルテープ
のオス材への係合力が高く、毛羽立ちが小さく、メカニ
カルテープのメス材用として有用な不織布及び該不織布
を用いてなる吸収性物品に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明の解決しようとする課題】従来よ
り、オス材とメス材とを係合させて接着力を発揮させる
メカニカルテープは、付け剥がしが容易であり、適度な
接着力を有していることから、使い捨ておむつなどの吸
収性物品などの他種々分野において応用されている。こ
のようなメカニカルテープのメス材としては、基材テー
プ上に多数の繊維をループ状又はアーチ状に編み込んで
なる編み物等が用いられている。しかし、このような編
み物は、硬いため、基材に接着した際に該基材の風合い
を損ない、また、製造工程が複雑なために生産性が悪
く、コストが高くなるという問題があった。
【0003】そこで、このような問題を解消すべく、片
面側においてニードルパンチ、スパンボンド、スパンレ
ース又は熱収縮などを利用してループを形成してなる不
織布が提案されている(特開平6−33359号公報、
特開平7−171011号公報、特開平7−31321
3号公報等)。しかし、従来提案されていた不織布は、
係合力が十分でなく、毛羽立ちも大きいという問題があ
った。更には、生産性やコストの問題も未だ十分に解決
されていなかった。
【0004】従って、本発明の目的は、エアースルー不
織布を用いることによりメカニカルテープのメス材とし
て用いた場合にオス材に対する係合力が高く、エンボス
処理を施すことで毛羽立ちが小さく、生産性に優れた不
織布、及び該不織布を用いてなる装着性に優れた吸収性
物品を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解消すべく鋭意検討した結果、特定の伸長率を有する
不織布が、上記目的を達成しうることを知見した。
【0006】本発明は、上記知見に基づいてなされたも
ので、主体繊維の繊維長が30〜100mmであるエア
ースルー不織布からなる原反不織布に、少なくとも両側
を除く全幅に亘ってMD方向と交差するエンボスパター
ンが形成されるようにエンボス処理を施してなり、CD
方向の2N/25mm荷重時における伸長率が、上記原
反不織布の75%以下であり、厚さが0.4mmより大き
い不織布のみからなることを特徴とするメカニカルテー
プのメス材を提供するものである。
【0007】また、本発明は、メス材とオス材とからな
るメカニカルテープ締結装置において、該メス材が前述
したメス材からなることを特徴とするメカニカルテープ
締結装置を提供するものである。
【0008】また、本発明は、液透過性の表面シート
と、液不透過性の裏面シートと、両シート間に介在され
てなる液保持性の吸収体とを具備してなり、背側部の左
右両側縁部に止着用のファスニングテープが配されてい
る吸収性物品において、上記ファスニングテープは、メ
カニカルテープのオス材を用いて形成されており、上記
ファスニングテープを係合させる係合部が、前述したメ
ス材を用いて形成されていることを特徴とする吸収性物
品を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明のメカニカルテープ
のメス材について更に詳細に説明する。なお、本発明の
メス材は後述する不織布からなるので、以下に説明にお
いてはこの不織布のことを本発明の不織布ということが
ある。
【0010】本発明の不織布は、原反不織布にエンボス
処理を施してなり、CD方向の2N/25mm荷重時に
おける伸長率が、該原反不織布の75%以下であること
を特徴とする。尚、下限は特に制限されない。上記伸張
率が原反不織布の75%を超えると、オス材が剥離され
る際の不織布全体の強度が不十分であり、毛羽立ちの原
因となるため上記範囲内とする必要がある。ここで、上
記伸張率は、下記の如くして測定されるものである。幅
25mm・長さ100mmの帯状のサンプルを用意し、テン
シロン引っ張り試験器にて、チャック間距離を75mmに
して引っ張り試験を行うい、2N荷重時のサンプルの伸
びを測定する。この伸びをammとすると、伸張率は、下
記式により求められる。 伸長率=(a/75)×100 (%)
【0011】以下、更に詳述する。本発明の不織布は
カニカルテープのメス材用であり、厚さが0.4mmよ
り大きく、0.5mm以上であるのが好ましい。上記原反
不織布エアースルー不織布からなる。尚、厚さは、不
織布に12Paの圧力をかけたときの厚みをいう。上記
厚さが0.4mmより小さいと、メカニカルテープのオス
材が絡む空間が十分に維持されない。
【0012】本発明の不織布の坪量は、好ましくは10
〜100g/m2 、更に好ましくは20〜60g/m2
である。不織布の坪量が10g/m2 未満であると、オ
ス材の絡む空間が十分に維持されず、またオス材を剥離
させる際に不織布の破壊が生じ、100g/m2 を超え
ると、不織布の生産性が悪くなり、コスト高となるので
好ましくない。
【0013】次に、上記原反不織布について説明する。
上記原反不織布は、エアースルー不織布からなり、主体
繊維のみからなるか、又は該主体繊維と他の繊維との繊
維混合物からなる不織布である。即ち、本発明の不織布
は、上記主体繊維のみ又は上記繊維混合物からなる繊維
ウェブを通常公知のエアースルー処理してなる原反不織
布としてのエアースルー不織布をエンボス処理してなる
ものであるのが好ましい。尚、上記繊維混合物における
上記主体繊維の配合量は、繊維混合物全体中50重量%
以上であるのが好ましい。
【0014】上記主体繊維は、芯鞘構造を有する複合繊
維であり、芯成分を構成する樹脂成分と鞘成分を構成す
る樹脂成分とが同系列の繊維であるのが好ましい。ここ
で、上記の「同系列」とは、鞘成分と芯成分とのそれぞ
れを構成する樹脂成分の構造が類似(主たる構造が一
致)しており、相溶性の良いものであることを意味す
る。具体的な芯成分と鞘成分との組み合わせとしては、
芯成分としてポリプロピレン(PP)を用い、鞘成分と
して低融点PPを用いる組み合わせ、芯成分としてポリ
エチレンテレフタレート(PET)を用い、鞘成分とし
て低融点PETを用いた組み合わせ等が挙げられるが、
これらには限られず本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任
意である。
【0015】また、上記の「樹脂成分」には、樹脂混合
物(いわゆるブレンド物)も含まれる。従って、芯成分
をPETとし、鞘成分をPETを主成分とする樹脂混合
物としたり、芯成分をPPとし、鞘成分をPPを主成分
とする樹脂混合物とすることもできる。この際用いられ
るPETを主成分とする樹脂混合物としては、PET1
00重量部にポリエチレン(PE)を100重量部以下
の割合で配合してなる樹脂混合物等が挙げられる。ま
た、PPを主成分とする樹脂混合物としては、PP10
0重量部にPEを2〜8重量部配合してなる樹脂混合物
等が挙げられる。尚、上記主体繊維における上記芯成分
と上記鞘成分との構成割合(重量比)は、一般には20
〜80:80〜20であるのが好ましく、30〜70:
70〜30がより好ましい。
【0016】また、鞘成分の融点は、芯成分の融点より
も、10〜120℃低いのが好ましく、具体的には、芯
成分の融点は、125〜260℃であり、鞘成分の融点
は、90〜150℃であるのが好ましい。上記主体繊維
の具体例としては、芯成分が融点150〜170℃のP
Pであり、鞘成分が融点130〜150℃(ただし、芯
成分の融点よりも低い)の低融点PPであるPP/PP
芯/鞘繊維;芯成分が融点120〜140℃のPEであ
り、鞘成分が融点90〜120℃のPEであるPE/P
E芯/鞘繊維;芯成分が融点250〜270℃のPET
であり、鞘成分が融点70〜180℃の低融点PETで
あるPET/PET芯/鞘繊維等が挙げられる。
【0017】また、上記主体繊維の繊度は、2〜15d
であるのが好ましく、5〜10dであるのが更に好まし
い。また、繊維長は、30〜100mmであり、40〜
80mmであるのが好ましい。
【0018】また、上記の他の繊維としては、通常のポ
リエステル繊維、通常のポリプロピレン繊維、通常のレ
ーヨン繊維、通常のアクリル繊維、通常のコットン繊
維、通常のナイロン繊維、通常のPP/PE(芯/鞘)
構造の複合繊維、通常のPET/PE(芯/鞘)構造の
複合繊維、通常のポリビニルアルコール(PVA)繊維
等が挙げられる。
【0019】そして、本発明の不織布においては、上記
の伸張率を満足すると共に毛羽立ち抑制効果の点から、
上記エンボス処理により形成されたエンボスパターン
は、少なくとも不織布の両側を除く全幅に亘ってMD方
向と交差するように形成されている。以下に、上記エン
ボスパターンの具体例について、図1〜8を参照して説
明する。ここで、図1〜8は、それぞれ本発明の不織布
の一形態を示す平面図である。
【0020】図1に示す形態の不織布1は、エンボスパ
ターンが格子状である。即ち、本形態においては、不織
布1のCD方向に平行に形成されたエンボス線2aと、
MD方向に平行に形成されたエンボス線2bとにより、
格子状のエンボスパターンが形成されている。このエン
ボス線2aにより不織布の全幅に亘ってMD方向と交差
するようにエンボスパターンが形成されている。
【0021】図2に示す形態の不織布1は、エンボスパ
ターンが格子状であり、各エンボス線2が、それぞれ、
不織布の斜め方向に向けて形成されている。エンボスパ
ターンは、各エンボス線が不織布の斜め方向に向けて形
成されていることにより、不織布の全幅に亘ってMD方
向と交差している。このように、エンボスパターンは、
不織布のMD方向と交差していれば、MD方向との交差
角度は特に制限されない。
【0022】図3に示す形態の不織布1は、ジグザグ形
状(波状)のエンボス線2を不織布の幅方向(CD方
向)全域に亘って形成することにより、エンボスパター
ンを不織布の全幅に亘って形成している。
【0023】図4に示す形態の不織布1は、CD方向と
平行な直線状のエンボス線2を不織布の幅方向(CD方
向)全域に亘って形成することにより、エンボスパター
ンを不織布の全幅に亘って形成している。
【0024】図5に示す形態の不織布1は、CD方向と
平行な直線状で不織布1の1側縁1aから所定距離の間
隔が開くように形成されたエンボス線2aと、CD方向
と平行な直線状で不織布1の他側縁1bから所定距離の
間隔が開くように形成されたエンボス線2bとを交互に
配して、エンボスパターンを不織布の全幅に亘って形成
している。各エンボス線2a,2bの側縁1a,1bか
らの上記の所定距離は、5mm以下とするのが好ましい。
即ち、本形態におけるエンボスパターンは、パターン全
体として不織布の幅方向(CD方向)全域に亘ってMD
方向と交差している。
【0025】図6に示す形態の不織布1は、中空の楕円
形をなすように配されたエンボス線2を複数個配して、
エンボスパターンを不織布の両側を除く全幅に亘って形
成している。
【0026】図7に示す形態の不織布1は、楕円形状の
エンボス線2を複数個配して、エンボスパターンを不織
布の両側を除く全幅に亘って形成している。
【0027】図8に示す形態の不織布1は、円弧状のエ
ンボス線2を複数個配して、エンボスパターンを不織布
の両側を除く全幅に亘って形成している。ここで、図6
〜8に示す形態におけるエンボスパターンを設けない上
記両側は、不織布の側端縁から5mm以下とするのが好ま
しい。
【0028】本発明においては、エンボスパターンにお
けるエンボス線の線幅を0.1〜4mmとするのが好まし
く、各エンボス線間の距離は、3〜40mmとするのが好
ましい。また、エンボスパターンの形成面積は、不織布
全体中5〜50%とするのが好ましい。
【0029】本発明の不織布は、上述の如く、好ましく
はメカニカルテープのメス材として用いられるものであ
るが、具体的には、後述するように、使い捨ておむつな
どの吸収性物品におけるファスニングテープシステムの
ランディングテープとして用いられる他、一般に機械的
ファスナーが使用されているもの(衣類、くつ、玩具、
文房具用)等として用いられるものである。そして、本
発明の不織布は、上述の如く構成されているので、オス
材に対する係合力が高く、毛羽立ちが小さく、生産性に
優れたものである。
【0030】本発明の不織布は、下記の如くして製造す
ることができる。常法に従って繊維ウェブを形成した
後、120〜150℃の熱風を風速1〜2m/sで5〜
10秒間該繊維ウェブに吹き付けるエアースルー方式等
により原反不織布を得た後、該原反不織布にエンボス処
理を施すことにより得ることができる。ここで、上記エ
ンボス処理は下記の条件で行うのが好ましい。 処理温度;50〜200℃ 線圧;5〜120KPa・m(KN/m) エンボス処理速度;3〜150m/min
【0031】尚、本発明の不織布は、上述の形態に制限
されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可
能である。例えば、図6及び7に示す形態において、エ
ンボス線の形状を円状とすることもできる。以上の様な
パターンのエンボス処理を施すことにより、エアースル
ーの嵩高さ(メカニカルテープのオス材の絡みやすさ)
を損なうことなく、毛羽立ちを抑制することができる。
【0032】次に、本発明のメカニカルテープ締結装置
について説明する。本発明のメカニカルテープ締結装置
は、メス材とオス材とからなり、該メス材が上記の本発
明の不織布からなる。ここで、用いることができる上記
オス材としては、通常この種の締結装置において用いら
れるものを特に制限なく用いることができ、具体的に
は、「マジックテープ」(商品名、クラレ社製)等の市
販品等を用いることができる。上記オス材の形状及び上
記メス材の形状などは、その使用用途などに応じて任意
である。
【0033】次に、本発明の吸収性物品について図面を
参照して説明する。ここで、図9は、本発明の吸収性物
品の1形態としての使い捨ておむつを示す斜視図であ
る。本形態の吸収性物品としての使い捨ておむつ10
は、図9に示すように、液透過性の表面シート11と、
液不透過性の裏面シート12と、両シート間に介在され
てなる液保持性の吸収体13とを具備してなり、背側部
Bの左右両側縁部に止着用のファスニングテープ14が
配されており、腹側部Aにおける該裏面シート12の表
面にファスニングテープ14を係合させる係合部として
のランディングテープ15が配されている。而して、本
形態の吸収性物品においては、ファスニングテープ14
は、メカニカルテープのオス材を用いて形成されてお
り、ランディングテープ15は、上記の本発明の不織布
1を用いて形成されている。
【0034】本形態の使い捨ておむつは、このようにラ
ンディングテープ15が不織布1により形成されている
ので、風合いが損なわれることなく、フィット性に優れ
たものである。
【0035】尚、本発明の吸収性物品は、上述の形態に
制限されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更
が可能である。例えば、本発明の不織布をランディング
テープとして用いるのではなく、使い捨ておむつのバッ
クシートとして用いたり、また、バックシート全面に貼
り付けて使用することができる。このようにして用いた
場合には、布の様な手触りを得ることができ、廃棄時に
おむつを丸めやすくできる等の利点がある。
【0036】
【実施例】以下、本発明を実施例及び比較例により更に
具体的に説明するが、本発明は、これらに限定されるも
のではない。
【0037】〔実施例1及び2、比較例1及び2〕〔表
1〕に示す繊維を用いて、〔表1〕に示す坪量を有する
エアースルー不織布を〔表1〕に示す製造法に従って製
造し、原反不織布を得た。得られた原反不織布にエンボ
ス処理を、処理温度150℃、線圧70KPa・mで施
して(実施例1,2、及び比較例2は図1に示すエンボ
スパターン)、所望の不織布を得た。尚、比較例1は、
ヒートロール法により作成した不織布であり、エンボス
処理は行わなかった。比較例1の不織布には、ドット状
のエンボスパターンが形成されている。得られた不織布
について、剥離力及び毛羽立ちを下記の如くして評価し
た。それらの結果を〔表2〕に示す。
【0038】<剥離力の評価法>不織布を5cm×5c
mに裁断してサンプルを作成し、得られたサンプルを両
面テープを用いてメリーズパンツ〔商品名、花王(株)
製の使い捨ておむつ〕の外層不織布(裏面シート)上に
貼り付けた。また、3cm×3cmのオス材を用意し、
該オス材の裏面側を3cm×3cmの台紙に貼り付け、
更に該台紙上に該オス材と同じ大きさの基材フィルムを
貼り付けて、一方の端部側において、台紙のみからなる
部分が幅10mmで形成されてなるオス材サンプルを作
成した。次いで、オス材サンプルをその一端部を10m
m(台紙のみにより形成されている部分を)残して不織
布上に静置し、該オス材サンプル上に1kgのローラー
を1往復させて、該オス材サンプルを該不織布に圧着さ
せた。その後、上記一端部を持って、矢印方向(オス材
サンプルの長手方向と同じ方向)に該オス材サンプルを
300mm/minで引っ張り、オス材サンプルが不織
布より剥離されるのに必要な力を測定し、これを剥離力
とした。初期の剥離力と、同様の操作を10回繰り返し
た後の剥離力(繰り返し後の剥離力)とを測定した。
尚、測定データのデータ処理には、オリエンテック
(株)剥離試験モードデータ処理ソフト〔商品名「MP
−100P」(MS−DOS)Ver.43.1〕を用
い、その中の「5点平均荷重の値」にて剥離力を評価し
た。尚、上記台紙及び上記基材フィルムは、上記オス材
を固定できるものであれば任意である。
【0039】<毛羽立ちの評価法>剥離力測定後の不織
布の表面を目視することにより、その毛羽立ちを5段階
にて評価した。 特小;毛羽立ちなし 小;毛羽立ち小 中;毛羽立ち中 大;毛羽立ち大 特大;不織布破壊
【0040】
【表1】
【0041】
【表2】
【0042】
【発明の効果】本発明の不織布は、メカニカルテープの
メス材として用いた場合に、オス材に対する係合力が高
く、毛羽立ちが小さく、生産性に優れたものである。ま
た、本発明の吸収性物品は、上記不織布をファスニング
テープ貼着用のランディングテープとして用いてなるも
のであり、風合いが損なわれることなく、フィット性に
優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の不織布の一形態を示す斜視図
である。
【図2】図2は、本発明の不織布の一形態を示す斜視図
である。
【図3】図3は、本発明の不織布の一形態を示す斜視図
である。
【図4】図4は、本発明の不織布の一形態を示す斜視図
である。
【図5】図5は、本発明の不織布の一形態を示す斜視図
である。
【図6】図6は、本発明の不織布の一形態を示す斜視図
である。
【図7】図7は、本発明の不織布の一形態を示す斜視図
である。
【図8】図8は、本発明の不織布の一形態を示す斜視図
である。
【図9】図9は、本発明の吸収性物品の1形態を示す斜
視図である。
【符号の説明】 1 不織布 2 エンボス線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−121359(JP,A) 特開 平9−195154(JP,A) 特表 平6−507800(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06C 23/04 A44B 18/00 A61F 13/49 A61F 13/56 D04H 1/46

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主体繊維の繊維長が30〜100mmで
    あるエアースルー不織布からなる原反不織布に、少なく
    とも両側を除く全幅に亘ってMD方向と交差するエンボ
    スパターンが形成されるようにエンボス処理を施してな
    り、 CD方向の2N/25mm荷重時における伸長率が、上
    記原反不織布の75%以下であり、厚さが0.4mmより
    大きい不織布のみからなることを特徴とするメカニカル
    テープのメス材
  2. 【請求項2】 メス材とオス材とからなるメカニカルテ
    ープ締結装置において、該メス材が請求項1記載メス
    からなることを特徴とするメカニカルテープ締結装
    置。
  3. 【請求項3】 液透過性の表面シートと、液不透過性の
    裏面シートと、両シート間に介在されてなる液保持性の
    吸収体とを具備してなり、背側部の左右両側縁部に止着
    用のファスニングテープが配されている吸収性物品にお
    いて、 上記ファスニングテープは、メカニカルテープのオス材
    を用いて形成されており、上記ファスニングテープを係
    合させる係合部が、請求項1記載のメス材を用いて形成
    されていることを特徴とする吸収性物品。
  4. 【請求項4】 上記係合部は、上記裏面シート上に上記
    メス材を配して形成されたランディングテープであるこ
    とを特徴とする請求項記載の吸収性物品。
JP14422398A 1998-05-26 1998-05-26 メカニカルテープのメス材及びそれを用いた吸収性物品 Expired - Lifetime JP3490608B2 (ja)

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