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JP3487303B2 - 光ディスク - Google Patents

光ディスク

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JP3487303B2
JP3487303B2 JP2002000787A JP2002000787A JP3487303B2 JP 3487303 B2 JP3487303 B2 JP 3487303B2 JP 2002000787 A JP2002000787 A JP 2002000787A JP 2002000787 A JP2002000787 A JP 2002000787A JP 3487303 B2 JP3487303 B2 JP 3487303B2
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signal
optical disk
optical
circuit
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俊司 吉村
透 岡崎
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Sony Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、光ディスクに光を照射
し、該光ディスクに記録されている情報信号を再生する
光ディスク再生装置に用いられる光ディスクに関する。 【0002】 【従来の技術】光ディスクは、コンピュータの記憶装
置、画像情報のパッケージメディアとして、非常に汎用
性の高い記録媒体である。この光ディスクには、ディジ
タル化されたオーディオ信号、ビデオ信号などの情報信
号に、エイトトゥーフォーティーンモデレーション(Ei
ght to Fourteen Modulation:以下、EFMと記す。)
などの変調方式によって変調を施したデータ列が記録さ
れている。 【0003】例えば、再生専用の光ディスクの一部を図
12に示す。すなわち、この再生専用光ディスク(以
下、光ディスクという。)61上には、螺旋状の情報ト
ラック62に沿って、ピットの形でデータ列が記録され
ている。このような光ディスク61に記録されているデ
ータ列を情報信号として再生するには、光源、好ましく
は半導体レーザであるレーザダイオードから光束を該光
ディスク61上に照射し、その反射光の光量の変化を検
出することによっている。例えば、情報トラック62に
光束を当てた際、ピットが形成されていない未処理部分
であるミラー部63からの反射光の光量は多いが、ピッ
ト64からの反射光の光量は少ない。この光量の変化を
利用して、情報信号の再生を行うのが、例えば、コンパ
クトディスクプレーヤ、ビデオディスクプレーヤ等の光
ディスク再生装置である。 【0004】この光ディスク再生装置は、上記光源とな
るレーザダイオードや反射光量を検出する検出器、該レ
ーザダイオードからの光束を光ディスク61上の情報ト
ラック62に正確に集光すると共に、該光ディスク61
からの反射光を上記検出器に導くコリメータレンズ、対
物レンズ、ビームスプリッタ等の光学系よりなる光ピッ
クアップを有してなる。この光ピックアップの周波数特
性は、空間周波数で定義される。この周波数特性は、一
般的に、変調伝達関数(モジュレーション・トランスフ
ァー・ファンクション、以下略してMTFという。)と
呼ばれる関数を用いて表している。このMTFの光学的
な遮断周波数fcは、光源の光の波長λと光ピックアッ
プで使用される対物レンズの開口数NAによって、一義
的に、 fc=2NA/λ ・・・(1) と表される。 【0005】上記(1)式で示した遮断周波数fc以上
の周波数でピット64とミラー63とを交互に記録する
と、情報の読み取りが全く不可能となる。 【0006】さらに、MTFのゲイン特性はカットオフ
周波数fcまでフラットではなく、単調に減少する。従
って、再生波形は帯域制限されたものとなる。 【0007】光ディスクは記録媒体であるから、当然な
がら、同じ大きさのディスクに、より多くの情報信号を
記録することができれば、その光ディスクは、より便利
なものとなる。しかし、このように、光学的に読み取れ
る空間周波数には、MTFで決まる限界というものが存
在するため、同じシステムの場合、簡単に記録密度をあ
げることはできない。 【0008】より大きな記録密度を実現するためには、
光ピックアップの対物レンズの開口数NAを大きくする
か、あるいは光源の光の波長λを小さくするかの2通り
が考えられる。光源の光の波長λを小さくするのは、レ
ーザの大きさを小さく保つことなどを条件に考えると、
技術的に非常に難しい。そのため、光ディスクの高密度
化には、対物レンズの開口数NAを、より大きくする技
術が検討されている。このような技術は、一般に、光デ
ィスクの高度NA化と呼ばれている。 【0009】MTFの遮断特性から考えると、対物レン
ズの開口数NAは、大きければ大きいほど、光束の作る
ビームスポットが小となるので、分解能が良くなり、高
密度化が可能となるように考えられる。しかし、開口数
NAを大きくすることによって確かに高密度化は可能に
なるが、反面、機器の安定性が悪くなる。例えば、一番
重大なことは、開口数NAを大きくすることによって、
ディスクの傾きであるスキューに対する許容度が、極端
に低下することである。光ディスクの面は、必ずしも幾
何学的に完全な平面に作れることはないし、製造上の過
程でディスクに「そり」が生じることもある。また、光
ディスクを光ディスク再生装置にセットする際には、必
ずしもまっすぐにセットできるとは限らない。これらの
ことから、光ディスクのスキューを完全に除くことはほ
ぼ不可能であり、従って、開口数NAも無制限に大きく
することができない。 【0010】具体的には、光ディスクを対物レンズ光軸
に対して傾けると、開口数NAの約3乗と、スキュー量
θの約1乗に比例して、コマ収差が発生する。このコマ
収差は、例えばザイテルの収差係数式で表すと、スキュ
ー量θが十分小さいとき、概略的に、 t・(n−1)/2n・θ・NA ・・・(2) となる。 【0011】ここで、tは光ディスク基板の厚さ、nは
光ディスク基板の屈折率である。例えば、いわゆるコン
パクトディスクプレーヤの光ピックアップ装置の対物レ
ンズの開口数0.45に比べ1.33倍の0.6の開口
数の対物レンズを用いると、いわゆるコンパクトディス
クと同じスキューの量であっても、発生するコマ収差
は、いわゆるコンパクトディスクのコマ収差に比べて
2.37倍も大きくなる。このような光ディスクのスキ
ューによる反射面の傾き、すなわち波面の歪により、光
ディスク上での結像スポットが非対称になり、十分に信
号を抜き取ることが困難になる。 【0012】そこで、このスキューを検出し、その検出
信号に応じて適応的にスキュー補正装置によってスキュ
ー補正を行うことが考えられてきた。 【0013】先ず、スキューを検出するスキューセンサ
ーについて図13を参照しながら説明しておく。スキュ
ーセンサーは、発光ダイオード(以下、LEDとい
う。)71と、2分割フォトディテクタ72と、レンズ
73とで構成されている。レンズ73は、LED71と
2分割フォトディテクタ72をモールドしているもので
も構わない。LED71から光ディスク61に照射され
た光束は、該光ディスク61により反射され2分割フォ
トディテクタ72上にスポット74として結像される。 【0014】ここで、光ディスク61が傾くと、スポッ
ト74が2分割フォトディテクタ72上で図中矢印LR
に示すように分割方向に移動する。この2分割フォトデ
ィテクタ72の差動量は加算器75で得られる。そし
て、この差動量がスキューエラー信号としてスキュー補
正装置に供給される。 【0015】この図13に示したスキューセンサーの出
力信号を図14に示す。傾きが直線である範囲がリニア
リティのある範囲で、図13に示したスキューセンサは
この範囲を信号として用いる。 【0016】スキュー補正装置は、上述したようなスキ
ューセンサーの出力信号を用いて、光ディスクのスキュ
ーの補正を適応的に制御している。このスキュー補正装
置としては、例えば、2枚の補正板を用いるものが知ら
れている。 【0017】このスキュー補正装置は、スキューセンサ
ーが出力するスキューエラー信号により、例えば2枚の
補正板を最適な状態へと駆動することにより、光ディス
ク再生装置をある程度のスキューに対して強いシステム
とする。このため、光ディスク再生装置は、ある程度は
対物レンズの開口数NAを大きくすることが可能とな
る。 【0018】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに光ディスク再生装置で光ディスクを再生すると、光
ディスクがどの程度傾いているのかの情報を得るため
に、スキューセンサーを用いているが、スキューセンサ
ーの精度はそれほど高いものではなく、また、スキュー
センサーのオフセット値に誤差が生じることもあるし、
温度変動によるオフセットによって誤差が生じることも
ある。さらに、スキューセンサーの取り付け精度がよほ
ど良くない限り、光源からの光の光軸と、スキューセン
サーのLEDの光軸はまず一致しないから、ここでも測
定誤差が生じてしまうことになる。これらの要因によ
り、スキューセンサーでは正確な傾きの度合が得られな
い可能性がある。 【0019】また、ビームスポットの当たっている部分
の傾きを得るためには、スキューセンサーを光ディスク
に対して、光ピックアップと逆の側に取り付ける必要が
あるが、この場合、光ディスク再生装置の大きさがかな
り大きくなってしまい、小型軽量化の妨げになってしま
う。 【0020】さらに、光ディスクがカートリッジに収め
られているような光ディスクカートリッジを挿入して情
報信号を再生させる光ディスク再生装置あるいは小型化
を狙った光ディスク再生装置においては、スキューセン
サーは、どうしても、光ディスクに対して、光ピックア
ップと同じ側に配置されることになる。この場合は、ス
キューセンサーは、ビームスポットの当たっている部分
そのものの傾きを得ることはできず、その付近の面の傾
きが得られるのみである。従って、光ディスク媒体の面
自体に歪みがあった場合には、ビームスポットの当たっ
ている部分と、スキューセンサーが測定している部分の
傾きは違ってしまい、正確な傾きの度合いが得られない
可能性がある。 【0021】本発明は、上述したような実情に鑑みてな
されたものであり、光ディスクの傾きの度合を正確に求
めることができ、該傾きの度合から光ディスクの傾きを
高精度に補正することができる光ディスクを提供するこ
とを目的とする。 【0022】 【課題を解決するための手段】本発明に係る光ディスク
は、上述した課題を解決するため、光源から照射された
照射光を回折させる所定の長さのピット形成領域と、光
源から照射された光を略々そのまま反射する所定の長さ
の反射領域とをそれぞれ複数形成し、複数のピット形成
領域の内の2つのピット形成領域間に上記反射領域を配
し、あるいは複数の反射領域の内の2つの反射領域間に
上記ピット形成領域を配した光ディスクにおいて、各フ
レームは、同期パターンに続いて基準ピットパターンと
所定の変調方式で変調されたデータ列とが形成され、上
記基準ピットパターンにおける上記2つのピット形成領
域間に配される上記反射領域の距離、若しくは上記2つ
の反射領域間に形成されるピット形成領域の距離が、上
記変調方式の最短反転間隔であり、上記2つのピット形
成領域、若しくは上記2つの反射領域の長さが3.28
・λ/(2・NA)より大きくしたものである。ここ
で、λは、光源から照射される照射光の波長であり、N
Aは、光ピックアップで使用される対物レンズの開口数
である。 【0023】 【作用】本発明に係る光ディスクは、光ディスク再生装
置の光源から照射された照射光を回折させる所定の長さ
のピット形成領域と、光源から照射された光を略々その
まま反射する所定の長さの反射領域とがそれぞれ複数形
成され、複数のピット形成領域の内の2つのピット形成
領域間に配した反射領域を配し、あるいは複数の反射領
域の内の2つの反射領域間に配したピット形成領域から
情報信号の再生が行われるとき、光ディスク再生装置側
に設けた傾き演算手段が求めた傾きによって傾き補正手
段の傾き補正が行われ、高精度の傾き補正が行われる。 【0024】 【実施例】以下、本発明に係る光ディスク、この光ディ
スクが用いられる光ディスク装置及び光ディスク再生方
法について、図面を参照しながら説明する。 【0025】ここに示す光ディスク装置は、図1に示す
ように、ディジタル化されたオーディオ信号、ビデオ信
号などの情報に、エイトトゥフォーティーンモデレーシ
ョン(Eight to Fourteen Modulation:以下、EFMと
記す。)などの変調方式によって変調を施したデータ列
が記録されている本発明に係る光ディスク1を再生する
ものある。この光ディスク1には、そのデータ列が凹凸
のピットで記録されている再生専用形光ディスク、反射
膜の有無か変形か屈折率変化で記録されている追記形光
ディスク、光磁気ディスクのように磁化反転で記録され
ている書換形光ディスク、或は相変化形光ディスクがあ
る。ここでは、説明の都合上、再生専用形光ディスクを
光ディスク1として説明を進めるが、他の上述した各光
ディスクを適用してもよい。 【0026】光ディスク1に記録された情報は、光ピッ
クアップ2によって読み取られる。光ピックアップ2
は、好ましくは半導体レーザである光源としてのレーザ
ダイオードや反射されたレーザ光の光量を検出する検出
器、該レーザダイオードからのレーザ光束を光ディスク
1上の情報トラックに正確に集光すると共に、該光ディ
スク1からの反射レーザ光(以下、反射光という。)を
上記検出器に導くコリメータレンズ、対物レンズ、ビー
ムスプリッタ等の光学系よりなる。また、この光ピック
アップ2は、光ディスク1の傾き(以下、スキューとい
う。)を補正するスキュー補正装置8を有している。 【0027】光ピックアップ2の出力は、波形等化器3
及び光ディスク1のスキュー量を検出するスキュー量演
算回路4に入力される。波形等化器3の出力はさらに復
調回路へと出力される。スキュー量演算回路4の出力
は、極性反転回路5で極性が反転された後、積分回路6
へ入力され、その出力は光ディスクスキュー補正装置用
の制御回路(以下、光ディスクスキュー補正装置制御回
路という。)7に入力される。この光ディスクスキュー
補正装置制御回路7は、その入力信号のレベルに比例し
た量だけ、光ディスク1上のトラックの正接方向のスキ
ューを補正するような方向に光ピックアップ2内に設け
られている光ディスクスキュー補正装置8を駆動するも
のである。 【0028】この光ディスクスキュー補正装置8として
は、回転型コマ収差補正板や作動型コマ収差補正板又は
電子光学装置を用いたものが考えられる。例えば、一対
の補正板を用いた光ディスク補正装置8の具体的な構成
例を図2を参照しながら説明する。 【0029】この光ディスク補正装置8の具体例は、一
対の補正板21a及び21bと、この一対の補正板21
a及び21bの位置制御を行う図示しない位置検出セン
サ及び電磁駆動部22とを有してなる。 【0030】光ピックアップ2の光源となるレーザダイ
オード23から発せられるレーザ光束は、図示しないビ
ームスプリッタ、コリメータレンズ24を通って平行光
となされ、対物レンズ25で集光される。その後、この
集光されたレーザ光は光ディスク1で反射されて再び対
物レンズ25に入射する。そして、図示しない光検出器
を介して得られた再生RF信号は、波形等化器3に供給
されると共に、スキュー量演算回路4に供給される。こ
のスキュー量演算回路4で得られたスキュー量は、極性
反転回路5及び積分回路6を介して光ディスクスキュー
補正装置制御回路7に供給される。そして、この光ディ
スクスキュー補正装置制御回路7は、上述したように、
その入力信号のレベルに比例した量だけ、光ディスク上
のトラックの正接方向のスキューを補正するように、光
ディスクスキュー補正装置8を制御する。 【0031】ここで、一対の補正板21a及び21b
は、それぞれ下部及び上部に凸状及び凹状の非球面形状
を有している。 【0032】これら一対の補正板21a及び21bは、
電磁駆動部22により光軸を中心として、この光軸に垂
直な面内において互いに対称的に駆動されて相対的に各
々所定の移動距離だけ、移動される。このように一対の
補正板21a及び21bがそれぞれ対称的に移動される
ことにより、透過波面として、光ディスク1のディスク
スキューによって発生するコマ収差と同様なコマ収差を
対物レンズ25の瞳面上に発生させることができる。 【0033】ここで、光ディスクスキュー補正装置8に
正極性の信号を与えて駆動すると、スキュー量演算回路
4からは正極性の信号が出力されるものとする。 【0034】一対の補正板21a及び21bは、例えば
補正板21bを固定し、補正板21aのみを駆動させて
補正板21aと補正板21bとの相対移動距離が所定の
距離となるように構成してもよい。 【0035】このようにスキュー量演算回路4、極性反
転回路5、積分回路6、光ディスクスキュー補正装置制
御回路7及び光ディスクスキュー補正装置8より構成さ
れた系は、一次積分型の負帰還を形成する。すなわち、
光ディスクスキュー補正装置8によって光ディスク1上
の光スポットのスキューによるひずみを補正し、その光
スポットによる光ピックアップ2からの再生信号を用い
てスキュー量演算回路4で演算したスキュー量は、光デ
ィスクスキュー補正装置8が行った補正の残差分を表
す。この残差分の反転信号は、残差分を打ち消す方向に
光ディスクスキュー補正装置8を駆動できる。さらに、
極性反転回路5によって極性が反転された残差分の反転
信号を積分回路6で積分することによって、スキュー量
演算回路4の出力の雑音成分や高周波領域のスキュー変
動等を取り除き、安定したスキュー補正を行っている。 【0036】スキュー量演算回路4は、光ディスク1の
再生信号を用いて、該光ディスク1のスキュー量を演算
する回路である。このスキュー量演算回路4の具体的構
成を図3に示す。 【0037】光ピックアップ2によって光ディスク1か
ら読み取られた情報信号である再生RF信号は、極性切
り替え回路11及び遅延回路12に入力される。遅延回
路12は、再生RF信号をτだけ遅延させ、二値化回路
15及び遅延回路13に供給する。遅延回路13は、遅
延回路12から受け取ったRF信号をさらにτだけ遅延
させ、極性切り替え回路14に入力する。二値化回路1
5は、遅延回路12から受け取った再生RF信号を二値
化する。二値化された再生RF信号は、極性切り替え回
路11及び14に、制御信号として供給される。 【0038】極性切り替え回路11は、二値化回路15
から受け取った制御信号によって、再生RF信号を非反
転で出力するか或は反転して出力するかを切り替える。
例えば、二値化回路15から受け取った信号が「1」で
ある場合、再生RF信号を非反転で出力し、二値化回路
15から受け取った信号が「0」である場合、再生RF
信号を反転して出力する。 【0039】このような処理によって、遅延回路12か
ら出力される再生RF信号をx(t)、二値化を表す関
数をf(x)(ただし、関数f(x)の定義は、x≧0
の時f(x)=1、x<0の時f(x)=−1であ
る。)とすると、極性切り替え回路11の出力は、 x(t−τ)・f(x(t)) ・・・(3) となる。この極性切り替え回路11の出力は、ローパス
フィルタ(以下、LPFという。)16に供給される。 【0040】LPF16は、極性切り替え回路11から
出力された信号を受け取り、信号の低域成分のみを取り
出し、差分回路18に供給する。この処理によって、極
性切り替え回路11の出力信号は、ある時間に渡って平
均化された信号となる。従って、(3)式の信号x(t
−τ)と、信号f(x(t))の相関が計算される。す
なわち、この極性切り替え回路11とLPF16は、光
ピックアップ2が読み取った再生RF信号と、遅延回路
12によってτだけ遅延された再生RF信号との相関を
計算する手段となる。 【0041】極性切り替え回路14は、二値化回路15
から受け取った制御信号によって、遅延回路13から受
け取った再生RF信号を非反転で出力するか或は反転し
て出力するかを切り替える。例えば、二値化回路15か
ら受け取った信号が「1」である場合、再生RF信号を
非反転で出力し、二値化回路15から受け取った信号が
「0」である場合、再生RF信号を反転して出力する。 【0042】このような処理によって、遅延回路12か
ら出力される再生RF信号をx(t)、二値化を表す関
数をf(x)(ただし、関数f(x)の定義は、x≧0
の時f(x)=1、x<0の時f(x)=−1であ
る。)とすると、極性切り替え回路14の出力は、 x(t)・f(x(t+τ)) ・・・(4) となる。この極性切り替え回路14の出力は、ローパス
フィルタ(以下、LPFという。)17に供給される。 【0043】LPF17は、極性切り替え回路14から
出力された信号を受け取り、信号の低域成分のみを取り
出し、差分回路18に供給する。この処理によって、極
性切り替え回路14の出力信号は、ある時間に渡って平
均化された信号となる。従って、(4)式の信号x
(t)と、信号f(x(t+τ))の相関が計算され
る。すなわち、この極性切り替え回路14とLPF17
は、遅延回路12によってτだけ遅延された再生RF信
号と、遅延回路13によってさらにτだけ遅延された再
生RF信号の相関を計算する手段となる。 【0044】差分回路18は、LPF16とLPF17
とから平均化された信号をそれぞれ受け取り、その差分
を計算してローパスフィルタ(以下、LPFという。)
19に出力する。LPF19は、差分回路18からの出
力信号を受け取り、信号の低域成分のみを取り出し、図
1に示した極性反転回路5に供給する。 【0045】次に、光ディスク1にスキューがかかって
いる状態を図4を参照しながら説明する。 【0046】光ディスク1に傾き、すなわちスキューが
ある場合の再生波形には、図4に示すように、メインの
光スポットの中心位置31から一定距離の位置32にス
キュー量に応じた大きさの光スポットのサイドローブに
よる応答波形が発生する。この図4は、サイドローブに
よる応答波形が情報トラック上でメインの光スポットよ
りも先行する位置32に発生した場合を示している。光
ディスク1の傾き方向がこの例と逆の場合は、光スポッ
トのサイドローブによる応答波形は、メインの光スポッ
トよりも後方の位置33に発生する。なお、図5には、
比較のため、光ディスク1にスキューがかかっていない
状態を示しておく。 【0047】実際の波形においては、基本的にこれらの
パターンが重ね合わせられた波形が入力される。従っ
て、再生RF信号の波形と、二値化されたRF信号の波
形を、メインの光スポットとサイドローブとの間隔分だ
けずらして相関を計算すると、サイドローブの大きさに
比例して相関の値が変化する。このため、本実施例のス
キュー量演算回路4には、極性切り替え回路11とLP
F16よりなる相関検出手段と、極性切り替え回路14
とLPF17よりなる相関検出手段とが設けられてい
る。 【0048】ここで、サイドローブが、メインの光スポ
ットに対してどの距離に生ずるかは、光学系の定数によ
り決まる。よって、前述のτの値を、サイドローブが発
生する位置のメインの光スポットに対する距離と、ディ
スクの回転による線速度から計算し、遅延回路11及び
遅延回路12を設計すれば、LPF19からの出力信号
は、メインの光スポットに対して、どちら側にどれだけ
大きなサイドローブが発生しているか、すなわち、光デ
ィスクのスキュー量を表すことになる。 【0049】以上より、本例の光ディスク再生装置は、
図3に示したようなスキュー量演算回路4を用いること
により、従来のようにスキューセンサを用いなくとも、
再生RF信号から正確に光ディスクの傾きを計算するこ
とが可能となる。このスキュー量演算回路4で演算した
スキュー量は、上述したように、光ディスクスキュー補
正装置8が行った補正の残差分を表す。この残差分の反
転信号は、残差分を打ち消す方向に光ディスクスキュー
補正装置8を駆動できる。さらに、極性反転回路5によ
って極性が反転された残差分の反転信号を積分回路6で
積分することによって、スキュー量演算回路4の出力の
雑音成分や高周波領域のスキュー変動等を取り除くこと
ができるので、本実施例の光ディスク再生装置は、安定
したスキュー補正を行うことができる。さらに、上述し
たように、従来用いていたようなスキューセンサを不要
とするので、本実施例の光ディスク再生装置は、小型軽
量化を実現できる。 【0050】なお、本例の光ディスク再生装置において
は、スキュー量を検出するのに、サイドローブの大きさ
の絶対値を必ずしも必要としない。ピークの前後におけ
る非対称性が得られれば、光ディスク1の正接方向の傾
き(タンジェンシャル・スキュー)の値を求めることが
できるので、遅延回路12及び13による遅延時間と光
ディスク1の回転による線速度から計算される距離が、
メインの光スポットのピークとサイドローブの山の幅よ
りも小さな範囲内にあれば、問題ない。従って、遅延回
路12及び13における遅延量は、必ずしも上述したτ
の値に厳密に合わせる必要はない。ピークの前後におけ
る非対称性を検知するために、遅延回路12及び13に
おける遅延量を等しくする必要はあるが、その絶対量
は、ある程度τの値からずれていても、上記光ディスク
1の正接方向の傾き量の検出は可能である。 【0051】次に、光ディスク再生装置及び光ディスク
再生方法の他の例を図6に示す。 【0052】この図6に示す他の例も、光ディスク1の
再生信号を用いてスキュー量を補正しながら光ディスク
1の情報信号を再生する光ディスク再生装置である。こ
こで、本発明の本質と直接関連のない構成要素は省略す
る。また、図1と共通する部分については同じ符号を付
して説明を省略する。 【0053】光ディスク1に記録された情報は、光ピッ
クアップ2によって読み取られる。光ピックアップ2の
出力は、波形等化器35及びスキュー量演算回路4に入
力される。波形等化器35の出力は図示しない復調回路
の処理へと向かう。ここで、スキュー量演算回路4の構
成は図2と同様であるが、出力信号は波形等化器35の
後述するタップ係数制御回路に供給される。 【0054】この波形等化器35は、図7に示すような
構成である。すなわち、この波形等化器35は、タップ
数Nの非巡回形(Finit Inpulse Response:以下、FI
Rという。)フィルタである。入力された光ディスク1
からのRF信号は、N段、すなわちN個のカスケードに
接続された遅延素子40,40,40・・・40
N−1,40を通る。各遅延素子40,40,4
・・・40N−1,40の出力は、次の遅延素子
に入力されると同時に、乗算器41,41,41
・・・41N−1,41に入力される。各乗算器41
,41,41・・・41N−1,41では、遅
延素子40,40,40・・・40N−1,40
の出力と、タップ係数制御回路42から与えられるタ
ップ係数k,k,k・・・kN−1,kとがそ
れぞれ乗算される。各乗算器41 ,41,41
・・41N−1,41の出力信号は、加算器43に入
力され、すべての総和が再生RF信号の出力となる。 【0055】FIRフィルタは、そのタップ係数の設定
のよって様々な特性を実現することができる。ここで、
あらかじめ様々なスキューを与えて光ディスク1を再生
し、その再生信号に最適なタップ係数を事前に学習して
おく。このような学習は、例えば、リースト・ミーン・
スクウェア(Least Mean Square:以下、LMSと記
す。)アルゴリズムなどを用いることにより可能である
ことがすでに知られている。このタップ係数をタップ係
数制御回路42に記憶させておき、スキュー量演算回路
4から得られたスキュー量信号に応じて記憶して、タッ
プ係数k,k,k・・・kN−1,kを各乗算
器41,41,41・・・41N− ,41
内の所定の乗算器に与えるようにすれば、スキューによ
る再生RF信号の波形歪を補正することができる。 【0056】次に、本発明に係る光ディスク再生装置及
び光ディスク再生方法の他の例を図8に示す。 【0057】この図8に示す他の例も、光ディスク1の
再生信号を用いてスキュー量を補正しながら光ディスク
1の情報信号を再生する光ディスク再生装置である。こ
こで、本発明の本質と直接関連のない構成要素は省略す
る。また、図1と共通する部分については同じ符号を付
して説明を省略する。 【0058】光ディスク1に記録された情報は、光ピッ
クアップ2によって読み取られる。光ピックアップ2の
出力は、波形等化器35に入力される。波形等化器35
の出力は図示しない復調回路に供給されると共に、スキ
ュー量演算回路4にも供給される。スキュー量演算回路
4の出力は、積分回路5を経て波形等化器35のタップ
係数制御回路に入力される。波形等化器35は、図6に
示した他の実施例と同様に図7に示すFIRフィルタが
考えられる。タップ係数制御回路も図6に示した他の実
施例と同様、あらかじめ学習によって得られたタップ係
数を記憶しており、スキュー量信号入力に応じて記憶し
たあるタップ係数を各乗算器に与えるものとする。 【0059】このように、波形等化器35、スキュー演
算回路4及び積分回路5により構成された系は、一次積
分型の負帰還を形成する。すなわち、波形等化回路35
によってスキューによる再生RF信号の波形歪を補正
し、その出力信号を用いてスキュー量演算回路4で演算
したスキュー量は、スキュー量演算回路4が行った補正
の残差分を表す。この残差分の信号は、タップ係数制御
回路に供給され、波形等化回路35の特性が得られた残
差分を打ち消すような方向に変わるように、タップ係数
を制御する。さらに、残差分の信号を積分回路5で積分
することによって、スキュー量演算回路4の出力の雑音
成分や高周波領域のスキュー変動等を取り除き、安定し
たスキュー補正を行っている。 【0060】さらに、本例の光ディスク再生装置及び光
ディスク再生方法は、以下に説明するような光ディスク
からスキュー量を検出し、情報信号を再生するようにし
てもよい。 【0061】この光ディスクは、ディジタル化されたオ
ーディオ信号、ビデオ信号などの情報に、EFMなどの
変調方式によって変調を施したデータ列を記録してい
る。この記録の際には、ノンリターントゥゼロインバー
ス(Non Return to Zero Inverse:以下、NRZIと記
す)の変調方式が用いられている。すなわち、8ビット
の情報がマージンビットを含めて17ビットの情報に変
換され、その変調ビット列に「1」が出現するごとに1
と0が反転するように表現した信号である。以下、EF
Mを施しNRZIの形で表現してデータあるいはデータ
列をそれぞれチャンネルビットあるいはチャンネルビッ
ト列と呼ぶ。 【0062】このようなチャンネルビット列は、前述し
た図12に示した螺旋状の情報トラック12に沿って、
光学的に読み取り可能なピットの形で記録されている。
ここでは、チャンネルビットの1をピットに、0をミラ
ーすなわち未記録領域に対応づけるものとする。 【0063】この光ディスク上の情報は、図9に示され
るように、フレームと呼ばれる一定の長さの単位に区切
られている。フレームの先頭には同期パターンSpが記
録されている。この同期パターンSpは、EFMのテー
ブル上には存在しないものであり、かつ長いピットで形
成されているため、安定に検出することが可能である。
このため、この同期パターンSpは、各種の処理のタイ
ミングの基準として用いることができる。 【0064】同期パターンSpの後には、基準ピットパ
ターンRpとして、光ディスク上に照射された照射光を
回折させる図10に示すような所定の長さのピット領域
55と、照射された照射光をそのまま反射する所定の長
さの反射(以下、ミラーという。)領域56とが形成さ
れている。この基準ピットパターンRpには、図10に
示したように2つのピット領域55の間にミラー領域5
6を設ける場合と、図11に示すように2つのミラー領
域56の間にピット領域55を設ける場合がある。以
下、図10に示した基準ピットパターンRpを用いた光
ディスクを再生する際の、スキュー量の検出について説
明する。 【0065】図10に示した基準ピットパターンRpで
は、2つのピット領域55及び55の所定の長さを15
T、あるいはそれ以上の長さにし、これら2つのピット
領域55及び55に挟まれたミラー領域56の長さを3
Tとする。このような基準ピットパターンRpにおいて
は、長いピット領域55の間の3Tのミラー領域16
は、孤立パターンとみなすことができる。 【0066】ここで、上記基準ピットパターンRpのそ
れぞれの所定の長さにおいて一方の所定の長さを15T
以上とし、他方の長さを3Tに設定する理由は以下の通
りである。 【0067】エアリ環として知られている回折像の強度
分布によれば、ピームの0次光に相当するビームスポッ
トの半径dmは、 dm=1.22・λ/(2・NA) ・・・(5) で表される。 【0068】また、光ディスクの再生時にスキューが生
じている場合、ビームスポットに発生する1次の回折光
を示すサイドローブは、ビームスポットの中心からの距
離をdpとすると、 dp=1.64・λ/(2・NA) ・・・(6) で表される位置に発生する。 【0069】さらに、ビームスポットの中心からこの1
次の回折光の外側に存在する暗点までの距離をdnとす
ると、この暗点は、 dn=2.23・λ/(2/NA) ・・・(7) で表される位置に存在する。 【0070】光ディスク上に2つのピット領域55及び
55とミラー領域16で構成される基準ピットパターン
Rpがある距離を隔てて記録されている場合、再生時に
スキューがあると、再生RF信号には、0次回折光のメ
インスポットからの応答以前に1次回折光であるサイド
ローブに対応した応答波形も得られる。ここで、2つの
パターン間の距離が、式(7)で表されるdnを用いて
表した際に、2・d以上であれば、スキューによって発
生するそれぞれ記録されたパターンからの1次回折光に
よる応答波形が重なり合うことがない。厳密な意味での
孤立パターンを実現するためには、一方のパターンによ
って形成される他方のパターンの長さ、すなわち前後の
パターンとの距離が、4.46・λ/(2・NA)以上
であることが要求される。 【0071】しかしながら、実際には、2つのパターン
間の距離が、式(6)で表されるdpを用いて、 2・dp=3.28・λ/(2・NA) ・・・(8) より大きければ、1次の回折光によるサイドローブの応
答は、完全に重なり合うことなく、孤立した状態と同等
の状態が検出可能になる。 【0072】ここでは、EFM変調された情報を記録し
た光ディスクにこの基準ピットパターンRpを適用して
いるが、記録されたチャンネルビット列の最短反転間隔
は、3Tである。光ディスクの再生の際には、一般にこ
の最短反転間隔の繰り返しの信号が十分な振幅で再生さ
れることが要求される。 【0073】光学的な伝達関数である変調伝達関数(モ
ジュレーション・トランスファー・ファンクション、以
下略してMTFという。)を検討すると、記録された波
長、すなわち最短反転間隔の2倍がλ/(2/NA)以
下になると、再生RF信号の振幅は完全にゼロになる。
したがって、一般的には光学的な定数とチャンネルビッ
ト列の大きさの関係は、 2・3T>λ/(2・NA) ・・・(9) を満足していることになる。さらに、実用性を考慮し
て、 2・3T=1.5・λ/(2・NA ・・・(10) としている。 【0074】したがって、信号の抜き取りを行う間隔を
表すウィンドウの幅Tは、 T= 0.25・λ/(2・NA) ・・・(11) となる。 【0075】また、ミラー領域56の間隔3Tをおいて
配置された2つの長いピット領域55の長さが15T以
上の長さにすることは上述した通りである。この式(1
1)から15Tの長さを求めると、 15T=3.75・λ(2・NA) ・・・(12) となり、式(8)を満足することになる。 【0076】したがって、このような光ディスクを再生
するようにすれば、光ディスク再生装置は、光ディスク
の傾き量であるスキュー量を正確に検出でき、該光ディ
スクに記録されている情報を常に正確に読み出すことが
できる。 【0077】 【発明の効果】本発明に係る光ディスクは、光ディスク
再生装置の光源から照射された照射光を回折させる所定
の長さのピット形成領域と、光源から照射された光を略
々そのまま反射する所定の長さの反射領域とがそれぞれ
複数形成され、複数のピット形成領域の内の2つのピッ
ト形成領域間に配した反射領域を配し、あるいは複数の
反射領域の内の2つの反射領域間に配したピット形成領
域から情報信号の再生が行われるとき、光ディスク再生
装置側に設けた傾き演算手段が求めた傾きによって傾き
補正手段の傾き補正を行うことができるので、高精度の
傾き補正を行うことができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る光ディスク再生装置及び光ディス
ク再生方法の好ましい実施例の概略構成を示すブロック
図である。 【図2】図1に示した光ピックアップ内のスキュー補正
装置の概略構成を示すブロック図である。 【図3】図1に示した光ピックアップ内のスキュー量演
算回路の概略構成を示すブロック図である。 【図4】光ディスクにスキューがかかっている状態の再
生RF信号の波形を示す信号波形図である。 【図5】光ディスクにスキューがかかっていない状態の
再生RF信号の波形を示す信号波形図である。 【図6】本発明に係る光ディスク再生装置及び光ディス
ク再生方法の他の例の概略構成を示すブロック図であ
る。 【図7】図6に示した他の例の波形等化器の概略構成を
示すブロック図である。 【図8】本発明に係る光ディスク再生装置及び光ディス
ク再生方法の他の例の概略構成を示すブロック図であ
る。 【図9】本発明に係る光ディスク再生装置及び光ディス
ク再生方法の他の例が情報信号を再生する光ディスクに
記録されている信号のフレームの構成を示す図である。 【図10】図9にフレーム構成を説明した光ディスクの
基準ピットパターンを説明するための図である。 【図11】図10と同様に、図9にフレーム構成を説明
した光ディスクの基準ピットパターンを説明するための
図である。 【図12】光ディスクの構造を説明するための図であ
る。 【図13】スキューセンサの概略構成を示す図である。 【図14】スキューセンサの出力信号と光ディスクの傾
きとの関係を示す特性図である。 【符号の説明】 1 光ディスク、 2 光ピックアップ、 3 波形等
化器、 4 スキュー量演算回路、 5 極性反転回
路、 6 積分回路、 7 光ディスクスキュー補正装
置制御回路、 8 スキュー補正装置、 11,14
極性切り替え回路、 12,13 遅延回路、 15
二値化回路、 16,17,19 ローパスフィルタ、
18 差分回路、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/095 G11B 7/007 G11B 7/24 571

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 光源から照射された照射光を回折させる
    所定の長さのピット形成領域と、光源から照射された光
    を略々そのまま反射する所定の長さの反射領域とをそれ
    ぞれ複数形成し、複数のピット形成領域の内の2つのピ
    ット形成領域間に上記反射領域を配し、あるいは複数の
    反射領域の内の2つの反射領域間に上記ピット形成領域
    を配した光ディスクにおいて、各フレームは、同期パターンに続いて基準ピットパター
    ンと所定の変調方式で変調されたデータ列とが形成さ
    れ、 上記基準ピットパターンにおける 上記2つのピット形成
    領域間に配される上記反射領域の距離、若しくは上記2
    つの反射領域間に形成されるピット形成領域の距離が、
    上記変調方式の最短反転間隔であり、上記2つのピット
    形成領域、若しくは上記2つの反射領域の長さが3.2
    8・λ/(2・NA)より大きいことを特徴とする光デ
    ィスク。(但し、λは、光源から照射される照射光の波
    長であり、NAは、光ピックアップで使用される対物レ
    ンズの開口数である。)
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