JPH09293274A - 光記録媒体 - Google Patents
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- JPH09293274A JPH09293274A JP8106753A JP10675396A JPH09293274A JP H09293274 A JPH09293274 A JP H09293274A JP 8106753 A JP8106753 A JP 8106753A JP 10675396 A JP10675396 A JP 10675396A JP H09293274 A JPH09293274 A JP H09293274A
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Landscapes
- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来のコンパクトディスクの記録容量の約2
倍の記録容量を有する光記録媒体を提供すること。 【解決手段】 スパイラル状に情報トラックが形成され
た光学的に透明な基板から成るディスク上に情報が位相
ピットとして形成されており、前記情報トラックのトラ
ックピッチが略1.1μm以上略1.25μm以下に選
定されている。
倍の記録容量を有する光記録媒体を提供すること。 【解決手段】 スパイラル状に情報トラックが形成され
た光学的に透明な基板から成るディスク上に情報が位相
ピットとして形成されており、前記情報トラックのトラ
ックピッチが略1.1μm以上略1.25μm以下に選
定されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報が位相ピットか
らなる再生専用光記録媒体に関する。
らなる再生専用光記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコンパクトディスクはEFM変調
に従って位相ピットとして記録された再生専用光記録媒
体であってトラックピッチは1.6μmに設定されてお
り、また最短マーク長である3Tピットは0.833μ
mから0.972μmに設定されている。一般に記録容
量は650MB程度のものが出回っている。最近では再
生専用光記録媒体においても記録容量の拡大に対する要
求が強まるなか、DVDのような4.7GBという大容
量の規格が提案されている。しかしながら、その実現に
は安価な短波長半導体レーザーおよび開口数0.60の
対物レンズの確保ならびに安価なデイスク製造プロセス
が不可欠である。また、コンパクトディスクに比較する
とかなり厳しい仕様になっている。例えば、0.60m
m厚の基板をUV樹脂で張り合わせた構造であって基板
の反りを抑える組立工程が必要で極めて複雑な工程が含
まれており、歩留まりに大きな影響があり、低価格のド
ライブ装置およびデイスクの供給は困難な状況にある。
に従って位相ピットとして記録された再生専用光記録媒
体であってトラックピッチは1.6μmに設定されてお
り、また最短マーク長である3Tピットは0.833μ
mから0.972μmに設定されている。一般に記録容
量は650MB程度のものが出回っている。最近では再
生専用光記録媒体においても記録容量の拡大に対する要
求が強まるなか、DVDのような4.7GBという大容
量の規格が提案されている。しかしながら、その実現に
は安価な短波長半導体レーザーおよび開口数0.60の
対物レンズの確保ならびに安価なデイスク製造プロセス
が不可欠である。また、コンパクトディスクに比較する
とかなり厳しい仕様になっている。例えば、0.60m
m厚の基板をUV樹脂で張り合わせた構造であって基板
の反りを抑える組立工程が必要で極めて複雑な工程が含
まれており、歩留まりに大きな影響があり、低価格のド
ライブ装置およびデイスクの供給は困難な状況にある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のコンパクトディ
スクの略2倍の記録容量を有する光記録媒体の製造にお
いて、現在稼働しているコンパクトディスク製造に用い
られているレーザーカッティング、現像、導電化、電
鋳、研磨工程などのスタンパー製造設備および基板の射
出成形設備で十分に対応でき、従来のコンパクトディス
クの再生に使用されている光ピックアップを略そのまま
利用しても、高品質のRF信号および3スポット法ある
いはヘテロダイン法による安定なトラックエラー信号が
得られるようなデイスク構造を実現することにある。
スクの略2倍の記録容量を有する光記録媒体の製造にお
いて、現在稼働しているコンパクトディスク製造に用い
られているレーザーカッティング、現像、導電化、電
鋳、研磨工程などのスタンパー製造設備および基板の射
出成形設備で十分に対応でき、従来のコンパクトディス
クの再生に使用されている光ピックアップを略そのまま
利用しても、高品質のRF信号および3スポット法ある
いはヘテロダイン法による安定なトラックエラー信号が
得られるようなデイスク構造を実現することにある。
【0004】またコンパクトディスク再生用に使用され
ている光ピックアップで再生可能な、情報密度が略2倍
の再生専用記録媒体を提供することである。
ている光ピックアップで再生可能な、情報密度が略2倍
の再生専用記録媒体を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題の解決のため
に、本発明によればスパイラル状に情報トラックが形成
された光学的に透明な基板から成るディスク上に情報が
位相ピットとして形成されており、前記情報トラックの
トラックピッチが略1.1μm以上略1.25μm以下
に選定されている光ディスク媒体を提案する。さらに本
発明によればピットの最短マーク長を略0.6μm以上
略0.7μm以下のEFM信号あるいはEFMプラス信
号で記録すると有利である。
に、本発明によればスパイラル状に情報トラックが形成
された光学的に透明な基板から成るディスク上に情報が
位相ピットとして形成されており、前記情報トラックの
トラックピッチが略1.1μm以上略1.25μm以下
に選定されている光ディスク媒体を提案する。さらに本
発明によればピットの最短マーク長を略0.6μm以上
略0.7μm以下のEFM信号あるいはEFMプラス信
号で記録すると有利である。
【0006】
【発明の実施形態】図1を用いて本発明の実施形態を説
明する。図1は本発明の一実施例の円盤状の光記録媒体
を半径方向に切断した一部の拡大断面略図である。屈折
率がほぼ1.58の光学的に透明なポリカーボネイト基
板1に位相ピットを形成する条件として、本発明によれ
ばトラックピッチ6を略1.1μm以上略1.25μm
以下になるように選定する。さらに本発明によれば、ピ
ットの3Tの最短マーク長18が略0.6μm以上略
0.7μm以下になるように形成される。ピット深さは
今回の評価では例えば4.2分の1波長相当の117n
mと3.5分の1波長相当の141nm厚の二つの場合
に分けてガラス原盤にレジストを塗布し、ベーキング乾
燥したガラス原盤をコンパクトデイスクの製造に使用さ
れているArレーザーカッティング装置を用いてカッテ
ィングし、現像、導電化、電鋳、研磨工程を経てスタン
パを作成した。プッシュプルトラックエラー信号を検出
するためにはもう少しピット深さを浅くしてもよい。ピ
ット開口幅3およびピット底部幅4の調整はレーザーカ
ッティング装置における出射パワーならびに対物レンズ
開口数を調整することにより行うが、ピット開口幅3お
よびピット底部幅4の形状はこのかぎりでない。さらに
前記スタンパーを用い、1.20mm厚のポリカーボネ
イト基板1の射出成形を行った。射出成形されたポリカ
ーボネイト基板1において、ピットが形成されている側
に、スパッタ装置によりアルミ反射膜2を成膜した。さ
らに、アルミ反射膜を保護するために保護コート7をス
ピンコーターにより12μm程度の厚さに成膜した。上
述のような工程を経て作製された光記録媒体の信号評価
を行った。表1に、本発明の光記録媒体の実施例のデー
タを示す。λは使用しているレーザー波長である。
明する。図1は本発明の一実施例の円盤状の光記録媒体
を半径方向に切断した一部の拡大断面略図である。屈折
率がほぼ1.58の光学的に透明なポリカーボネイト基
板1に位相ピットを形成する条件として、本発明によれ
ばトラックピッチ6を略1.1μm以上略1.25μm
以下になるように選定する。さらに本発明によれば、ピ
ットの3Tの最短マーク長18が略0.6μm以上略
0.7μm以下になるように形成される。ピット深さは
今回の評価では例えば4.2分の1波長相当の117n
mと3.5分の1波長相当の141nm厚の二つの場合
に分けてガラス原盤にレジストを塗布し、ベーキング乾
燥したガラス原盤をコンパクトデイスクの製造に使用さ
れているArレーザーカッティング装置を用いてカッテ
ィングし、現像、導電化、電鋳、研磨工程を経てスタン
パを作成した。プッシュプルトラックエラー信号を検出
するためにはもう少しピット深さを浅くしてもよい。ピ
ット開口幅3およびピット底部幅4の調整はレーザーカ
ッティング装置における出射パワーならびに対物レンズ
開口数を調整することにより行うが、ピット開口幅3お
よびピット底部幅4の形状はこのかぎりでない。さらに
前記スタンパーを用い、1.20mm厚のポリカーボネ
イト基板1の射出成形を行った。射出成形されたポリカ
ーボネイト基板1において、ピットが形成されている側
に、スパッタ装置によりアルミ反射膜2を成膜した。さ
らに、アルミ反射膜を保護するために保護コート7をス
ピンコーターにより12μm程度の厚さに成膜した。上
述のような工程を経て作製された光記録媒体の信号評価
を行った。表1に、本発明の光記録媒体の実施例のデー
タを示す。λは使用しているレーザー波長である。
【0007】
【表1】
【0008】評価に用いた光ピックアップはコンパクト
ディスクに使用されている780nmの半導体レーザー
と開口数0.45の有限系対物レンズを組み合わせたも
のであるが、略0.45以上略0.47以下であればよ
い。トラックエラー信号の発生は3スポット法およびヘ
テロダイン法あるいはプッシュプル法を利用できる。本
発明の光記録媒体にピット信号はEFM変調あるいはE
FMプラス変調に従って記録される。11Tの信号振幅
に対する3Tの信号振幅は、本実施形態で作製したいず
れの光記録媒体も通常のコンパクトディスクの半分以下
に減少している。しかし、いずれの光記録媒体も安価な
振幅等化回路(SSI社製プログラマブルフィルター)
を付加することにより3Tの振幅を増大させ、ピット間
干渉の影響を十分に抑圧できるので、容易にコンパクト
ディスクの規格(ブロックエラーレイト3%以下)を満
足する信号品質が得られる。表2にその結果を示す。B
LERはブロックエラーレイトの略号であって、735
0ブロック中のエラーとなったブロック数を百分率表示
したものである。さらに、ジッターについても測定し
た。平均ジッターではなく最も厳しい最短マークである
3T信号について調べた。本測定では3T信号を720
kHzに設定した場合のジッター値(標準偏差)であ
る。すなわち、3Tのピットとスペースの時間幅は約6
94nsecでウインドウ幅Twは約231nsecで
ある。ここでジッターパーセントはジッター値のウイン
ドウ幅に対する百分率で表示してある。何れのディスク
においても相当の余裕をもってBLERは3%以下、ジ
ッターは30nsec以下を達成している。
ディスクに使用されている780nmの半導体レーザー
と開口数0.45の有限系対物レンズを組み合わせたも
のであるが、略0.45以上略0.47以下であればよ
い。トラックエラー信号の発生は3スポット法およびヘ
テロダイン法あるいはプッシュプル法を利用できる。本
発明の光記録媒体にピット信号はEFM変調あるいはE
FMプラス変調に従って記録される。11Tの信号振幅
に対する3Tの信号振幅は、本実施形態で作製したいず
れの光記録媒体も通常のコンパクトディスクの半分以下
に減少している。しかし、いずれの光記録媒体も安価な
振幅等化回路(SSI社製プログラマブルフィルター)
を付加することにより3Tの振幅を増大させ、ピット間
干渉の影響を十分に抑圧できるので、容易にコンパクト
ディスクの規格(ブロックエラーレイト3%以下)を満
足する信号品質が得られる。表2にその結果を示す。B
LERはブロックエラーレイトの略号であって、735
0ブロック中のエラーとなったブロック数を百分率表示
したものである。さらに、ジッターについても測定し
た。平均ジッターではなく最も厳しい最短マークである
3T信号について調べた。本測定では3T信号を720
kHzに設定した場合のジッター値(標準偏差)であ
る。すなわち、3Tのピットとスペースの時間幅は約6
94nsecでウインドウ幅Twは約231nsecで
ある。ここでジッターパーセントはジッター値のウイン
ドウ幅に対する百分率で表示してある。何れのディスク
においても相当の余裕をもってBLERは3%以下、ジ
ッターは30nsec以下を達成している。
【0009】
【表2】
【0010】また、現在CDコンパクトデイスクの再生
に使用されている光ピックアップのほとんどが3スポッ
ト法を採用しているため、3スポット法によるトラック
エラー信号についても評価した。図2に回折格子により
生成された3スポットとトラック(ピット列)との位置
関係を示す。図2(a)は本発明によるCDの略2倍容
量のトラックピッチが略1.1μm以上略1.25μm
以下の例えば1.15μmトラックピッチ6のデイスク
におけるピット8に対する+1次光9、0次光10およ
び−1次光11の位置関係を示している。CD用のピッ
クアップでは1.60μmトラックピッチに回折格子の
回転角が最適化されているので、+1次光とー1次光か
らのクロストラック信号の位相差は180度からずれて
トラックエラー信号は大幅に減少してしまう。しかし、
ピックアップの回折格子角度を1.15μmトラックピ
ッチに最適化させると+1次光と−1次光からのクロス
トラック信号の位相差は略180度になっているのでト
ラックエラー信号の振幅は最大となる。
に使用されている光ピックアップのほとんどが3スポッ
ト法を採用しているため、3スポット法によるトラック
エラー信号についても評価した。図2に回折格子により
生成された3スポットとトラック(ピット列)との位置
関係を示す。図2(a)は本発明によるCDの略2倍容
量のトラックピッチが略1.1μm以上略1.25μm
以下の例えば1.15μmトラックピッチ6のデイスク
におけるピット8に対する+1次光9、0次光10およ
び−1次光11の位置関係を示している。CD用のピッ
クアップでは1.60μmトラックピッチに回折格子の
回転角が最適化されているので、+1次光とー1次光か
らのクロストラック信号の位相差は180度からずれて
トラックエラー信号は大幅に減少してしまう。しかし、
ピックアップの回折格子角度を1.15μmトラックピ
ッチに最適化させると+1次光と−1次光からのクロス
トラック信号の位相差は略180度になっているのでト
ラックエラー信号の振幅は最大となる。
【0011】また、図2(b)は従来のCDディスクの
トラックピッチが1.60μm、3Tの最小マーク長が
0.833μmから0.972μmのピット8に対する
+1次光、0次光および−1次光の位置関係を示してい
る。従来のCDヘッドでは回折格子の回転角が1.60
μmトラックピッチに最適化されてるので最大振幅のト
ラックエラー信号が得られる。一方光ヘッドの回折格子
回転角がが本発明による略2倍容量のトラックピッチが
略1.1μm以上略1.25μm以下のディスク例えば
1.15μmトラックピッチに最適化された場合、1.
60μmトラックピッチのCDデイスクのトラックエラ
ー信号振幅は僅かに減少するだけで、1.15μmトラ
ックピッチのディスクに対しては+1次光と−1次光か
らのクロストラック信号の位相差は正確に180度にな
るのでトラックエラー信号の振幅は最大になり、従来の
CDディスクのトラック追従性能を劣化させることなく
略2倍密度のディスクのトラック追従性能が大幅に改善
できる。図3に3スポット法によるトラックエラー信号
の発生回路の略図を示す。4分割フォトディテクター1
2からRF出力(A+B+C+D)を得る。フォーカス
エラー信号は同じく4分割フォトダイオード12により
(A+C)−(B+D)の変化を利用した非点収差法を
用いて発生させる。一般には斜めに傾いたハーフミラー
あるいはシリンドリカルレンズを用いて非点収差を積極
的に利用する。フォトディテクター13が発生する+1
次光のクロストラック信号15およびフォトディテクタ
ー14が発生する−1次光のクロストラック信号16を
それぞれ差動アンプに入力し、トラックエラー信号TE
Sを得る。クロストラック信号15および16の位相差
が180度の時TESは最大振幅を与えることが分か
る。また、1ビームによるヘテロダイン法を用いた場合
のトラックエラー信号についても調べた。図4を用いて
ヘテロダイン法の動作について説明する。フォーカスエ
ラー信号は3スポット法と同様に、4分割フォトダイオ
ード17により(A+C)−(B+D)の変化による非
点収差法を用いて発生させる。4分割フォトダイオード
17からS1出力(A+C)−(B+D)とS2出力
(A+B+C+D)を得る。S1出力は上述の如くフォ
ーカスエラー信号と兼用である。対物レンズの焦点と光
記録媒体の記録面が一致している時、S1出力はスポッ
トがピットの中心で零、中心からずれると増加し、ずれ
る方向によって位相が異なる。また、S2出力はピット
により発生するRF信号で、信号振幅はスポットがピッ
トの中心で最大になり、中心からずれると単調に減少す
る。S2を立ち下がりパルス発生回路FPGおよび立ち
上がりパルス発生回路RPGに入力することによりS3
およびS4パルスを得る。S3およびS4はサンプリン
グパルスとして機能し、S3によりゲートG1を通った
S1は、ホールド回路H1によりS5発生する。同様に
S4によりG2を通ったS1は、ホールド回路H2によ
りS6を発生する。S5およびS6はこの時点でRF帯
域からトラックエラー信号帯域に変換されている。さら
に、S5とS6の差動信号を取ることにより直流成分の
ないトラックエラー信号TESが得られる。表1に示す
いずれのデイスクも、従来の1.60μmトラックピッ
チに比べると信号振幅は減少しているが、従来の50%
以上の信号振幅が得られ安定なトラッキング制御ができ
る。表1に示したディスクについてのトラックエラー信
号に関する結果を表3に示す。3スポット法およびヘテ
ロダイン法によるトラッキング方式において、1.60
μmトラックピッチのディスクで得られる最大振幅に対
する百分率表示である。
トラックピッチが1.60μm、3Tの最小マーク長が
0.833μmから0.972μmのピット8に対する
+1次光、0次光および−1次光の位置関係を示してい
る。従来のCDヘッドでは回折格子の回転角が1.60
μmトラックピッチに最適化されてるので最大振幅のト
ラックエラー信号が得られる。一方光ヘッドの回折格子
回転角がが本発明による略2倍容量のトラックピッチが
略1.1μm以上略1.25μm以下のディスク例えば
1.15μmトラックピッチに最適化された場合、1.
60μmトラックピッチのCDデイスクのトラックエラ
ー信号振幅は僅かに減少するだけで、1.15μmトラ
ックピッチのディスクに対しては+1次光と−1次光か
らのクロストラック信号の位相差は正確に180度にな
るのでトラックエラー信号の振幅は最大になり、従来の
CDディスクのトラック追従性能を劣化させることなく
略2倍密度のディスクのトラック追従性能が大幅に改善
できる。図3に3スポット法によるトラックエラー信号
の発生回路の略図を示す。4分割フォトディテクター1
2からRF出力(A+B+C+D)を得る。フォーカス
エラー信号は同じく4分割フォトダイオード12により
(A+C)−(B+D)の変化を利用した非点収差法を
用いて発生させる。一般には斜めに傾いたハーフミラー
あるいはシリンドリカルレンズを用いて非点収差を積極
的に利用する。フォトディテクター13が発生する+1
次光のクロストラック信号15およびフォトディテクタ
ー14が発生する−1次光のクロストラック信号16を
それぞれ差動アンプに入力し、トラックエラー信号TE
Sを得る。クロストラック信号15および16の位相差
が180度の時TESは最大振幅を与えることが分か
る。また、1ビームによるヘテロダイン法を用いた場合
のトラックエラー信号についても調べた。図4を用いて
ヘテロダイン法の動作について説明する。フォーカスエ
ラー信号は3スポット法と同様に、4分割フォトダイオ
ード17により(A+C)−(B+D)の変化による非
点収差法を用いて発生させる。4分割フォトダイオード
17からS1出力(A+C)−(B+D)とS2出力
(A+B+C+D)を得る。S1出力は上述の如くフォ
ーカスエラー信号と兼用である。対物レンズの焦点と光
記録媒体の記録面が一致している時、S1出力はスポッ
トがピットの中心で零、中心からずれると増加し、ずれ
る方向によって位相が異なる。また、S2出力はピット
により発生するRF信号で、信号振幅はスポットがピッ
トの中心で最大になり、中心からずれると単調に減少す
る。S2を立ち下がりパルス発生回路FPGおよび立ち
上がりパルス発生回路RPGに入力することによりS3
およびS4パルスを得る。S3およびS4はサンプリン
グパルスとして機能し、S3によりゲートG1を通った
S1は、ホールド回路H1によりS5発生する。同様に
S4によりG2を通ったS1は、ホールド回路H2によ
りS6を発生する。S5およびS6はこの時点でRF帯
域からトラックエラー信号帯域に変換されている。さら
に、S5とS6の差動信号を取ることにより直流成分の
ないトラックエラー信号TESが得られる。表1に示す
いずれのデイスクも、従来の1.60μmトラックピッ
チに比べると信号振幅は減少しているが、従来の50%
以上の信号振幅が得られ安定なトラッキング制御ができ
る。表1に示したディスクについてのトラックエラー信
号に関する結果を表3に示す。3スポット法およびヘテ
ロダイン法によるトラッキング方式において、1.60
μmトラックピッチのディスクで得られる最大振幅に対
する百分率表示である。
【0012】
【表3】
【0013】
【発明の効果】本発明の光記録媒体を用いることによ
り、従来のコンパクトデイスクを製造する設備を有効に
利用でき、従来のコンパクトデイスクの略2倍の記録容
量を有する低コストの光記録媒体を供給できる。また、
従来のコンパクトディスク再生用に使用されている光ピ
ックアップを用いても、安定なトラックエラー信号が得
られ、再生装置に安価な振幅等化回路を付加するという
簡単な方法により高品質のRF信号を得ることができ、
120分以上の楽音あるいは120分以上のMPEG1
対応のビデオ再生を実現できる。
り、従来のコンパクトデイスクを製造する設備を有効に
利用でき、従来のコンパクトデイスクの略2倍の記録容
量を有する低コストの光記録媒体を供給できる。また、
従来のコンパクトディスク再生用に使用されている光ピ
ックアップを用いても、安定なトラックエラー信号が得
られ、再生装置に安価な振幅等化回路を付加するという
簡単な方法により高品質のRF信号を得ることができ、
120分以上の楽音あるいは120分以上のMPEG1
対応のビデオ再生を実現できる。
【図1】本発明の光記録媒体を半径方向に切断した部分
拡大略断面略図である。
拡大略断面略図である。
【図2】ピット列と回折格子により生成された+/−1
次光と0次光の位置関係を示す図である。
次光と0次光の位置関係を示す図である。
【図3】3スポットトラッキング法の発生原理を説明す
るブロック図である。
るブロック図である。
【図4】ヘテロダイントラッキング法の発生原理を説明
するブロック図である。
するブロック図である。
1 ポリカーボネイト基板、 2 アルミ反射膜、
3 ピット開口幅、 4 ピット底部幅、 5
ピット深さ、 6 トラックピッチ、7 保護コー
ト、 8 ピット、 9 +1次光、 10 0
次光、11 −1次光、 12 4分割フォトディテク
ター、 13 フォトディテクター、 14 フォ
トディテクター、 15 クロストラック信号、16
クロストラック信号、 17 4分割フォトダイオ
ード、 18 ピットの最短マークの長さ
3 ピット開口幅、 4 ピット底部幅、 5
ピット深さ、 6 トラックピッチ、7 保護コー
ト、 8 ピット、 9 +1次光、 10 0
次光、11 −1次光、 12 4分割フォトディテク
ター、 13 フォトディテクター、 14 フォ
トディテクター、 15 クロストラック信号、16
クロストラック信号、 17 4分割フォトダイオ
ード、 18 ピットの最短マークの長さ
Claims (2)
- 【請求項1】 スパイラル状に情報トラックが形成され
た光学的に透明な基板から成るディスク上に情報が位相
ピットとして形成されており、前記情報トラックのトラ
ックピッチが略1.1μm以上略1.25μm以下に選
定されていることを特徴とする光記録媒体。 - 【請求項2】 前記情報トラックのピットの最短マーク
長が略0.6μm以上略0.7μm以下のEFM信号あ
るいはEFMプラス信号で記録されていることを特徴と
する請求項1記載の光記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8106753A JPH09293274A (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | 光記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8106753A JPH09293274A (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | 光記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09293274A true JPH09293274A (ja) | 1997-11-11 |
Family
ID=14441681
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8106753A Pending JPH09293274A (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | 光記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09293274A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001059779A1 (fr) * | 2000-02-14 | 2001-08-16 | Taiyo Yuden Co., Ltd. | Support optique d'enregistrement d'informations |
SG96554A1 (en) * | 1999-06-22 | 2003-06-16 | Sony Corp | Optical recording medium and disc cartridge |
-
1996
- 1996-04-26 JP JP8106753A patent/JPH09293274A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SG96554A1 (en) * | 1999-06-22 | 2003-06-16 | Sony Corp | Optical recording medium and disc cartridge |
WO2001059779A1 (fr) * | 2000-02-14 | 2001-08-16 | Taiyo Yuden Co., Ltd. | Support optique d'enregistrement d'informations |
WO2001059778A1 (fr) * | 2000-02-14 | 2001-08-16 | Taiyo Yuden Co., Ltd. | Support d'enregistrement d'information optique |
WO2001059780A1 (fr) * | 2000-02-14 | 2001-08-16 | Taiyo Yuden Co., Ltd. | Support d'enregistrement d'informations optiques |
US6792613B2 (en) | 2000-02-14 | 2004-09-14 | Taiyo Yuden Co., Ltd. | Optical information recording medium |
US6874156B2 (en) | 2000-02-14 | 2005-03-29 | Taiyo Yuden Co., Ltd. | Optical information recording medium |
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