JP3486669B2 - テトラアミノ化合物及びその製造方法 - Google Patents
テトラアミノ化合物及びその製造方法Info
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- JP3486669B2 JP3486669B2 JP23223399A JP23223399A JP3486669B2 JP 3486669 B2 JP3486669 B2 JP 3486669B2 JP 23223399 A JP23223399 A JP 23223399A JP 23223399 A JP23223399 A JP 23223399A JP 3486669 B2 JP3486669 B2 JP 3486669B2
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- Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テトラアミノ化合
物及びその製造方法に関するものである。
物及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明者らは、ポリスルフイドやポリチ
オエステル用モノマーや、界面活性剤製造用原料、さら
には重金属捕集用材料として用いることができる新規化
合物である、1,4,5,8−テトラキス(メルカプト
メチル)ナフタレン化合物を発明した(特許第1771
811号、特公平4−63063号公報)。また、同じ
く、1,4,5,8−テトラキス(ヒドロキシメチル)
ナフタレン化合物を発明した(特許第2099138
号、特公平8−2821号公報)。これらの化合物は、
いずれもナフタレン環のペリ位(ナフタレンの1,8及
び4,5の位置)に、置換基としてメルカプトメチル基
(−CH2SH)及びヒドロキシメチル基(−CH2O
H)を有するものである。しかしながら、前記置換基と
して、ヘテロ置換基としてアミノメチル基(−CH2N
H2)や、さらにアミノメチル基が置換された、N,N
−ジ置換アミノメチル基により、ナフタレン環の2つの
ペリ位が置換されたテトラアミノ化合物については、上
記のような各種化学物質原料や機能材料として、幅広い
用途が期待されているにもかかわらず、主として合成化
学上の困難さが存在したこと等により、未だに知られて
いない。
オエステル用モノマーや、界面活性剤製造用原料、さら
には重金属捕集用材料として用いることができる新規化
合物である、1,4,5,8−テトラキス(メルカプト
メチル)ナフタレン化合物を発明した(特許第1771
811号、特公平4−63063号公報)。また、同じ
く、1,4,5,8−テトラキス(ヒドロキシメチル)
ナフタレン化合物を発明した(特許第2099138
号、特公平8−2821号公報)。これらの化合物は、
いずれもナフタレン環のペリ位(ナフタレンの1,8及
び4,5の位置)に、置換基としてメルカプトメチル基
(−CH2SH)及びヒドロキシメチル基(−CH2O
H)を有するものである。しかしながら、前記置換基と
して、ヘテロ置換基としてアミノメチル基(−CH2N
H2)や、さらにアミノメチル基が置換された、N,N
−ジ置換アミノメチル基により、ナフタレン環の2つの
ペリ位が置換されたテトラアミノ化合物については、上
記のような各種化学物質原料や機能材料として、幅広い
用途が期待されているにもかかわらず、主として合成化
学上の困難さが存在したこと等により、未だに知られて
いない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、新規
化合物であるテトラアミノ化合物及びその製造方法を提
供することである。
化合物であるテトラアミノ化合物及びその製造方法を提
供することである。
【0004】
【課題を解決する手段】本発明者らは、鋭意前記課題に
ついて研究し、ナフタレンのビスペリ置換体である、テ
トラハロゲノ化合物と、HNR2で表される第2級アミ
ンとを反応させると、アミノ化反応をスムースに進行さ
せることができ、ヘテロ置換基としてアミノメチル基や
N,N−ジ置換アミノメチル基がナフタレン環のペリ位
に置換されたテトラアミノ化合物が得られることを見出
し、本発明を完成させたものである。
ついて研究し、ナフタレンのビスペリ置換体である、テ
トラハロゲノ化合物と、HNR2で表される第2級アミ
ンとを反応させると、アミノ化反応をスムースに進行さ
せることができ、ヘテロ置換基としてアミノメチル基や
N,N−ジ置換アミノメチル基がナフタレン環のペリ位
に置換されたテトラアミノ化合物が得られることを見出
し、本発明を完成させたものである。
【0005】本発明によれば、以下の発明が提供され
る。 (1) 下記一般式(I)で表されるテトラアミノ化合
物。
る。 (1) 下記一般式(I)で表されるテトラアミノ化合
物。
【化4】
( 式中、Rは、ブトキシカルボニル基を示すか、又は
2つのRが結合してフタロイル基を示す。Xは、水素原
子、ハロゲン原子、アルキル基、アリール基、ヘテロ環
基、アルケニル基、アラルキル基、アルコキシ基、アリ
ーロキシ基、ニトロ基、カルボキシル基から選ばれる原
子又は基を示す。) (2) 下記一般式(II)で示されるテトラハロゲノ化
合物を、塩基の存在下にHNR2で表される第2級アミ
ン、又は第2級アミンの水素原子が金属原子で置換され
た第2級アミン塩と反応させて、上記一般式(I)で表
されるテトラアミノ化合物を製造するテトラアミノ化合
物の製造方法。
2つのRが結合してフタロイル基を示す。Xは、水素原
子、ハロゲン原子、アルキル基、アリール基、ヘテロ環
基、アルケニル基、アラルキル基、アルコキシ基、アリ
ーロキシ基、ニトロ基、カルボキシル基から選ばれる原
子又は基を示す。) (2) 下記一般式(II)で示されるテトラハロゲノ化
合物を、塩基の存在下にHNR2で表される第2級アミ
ン、又は第2級アミンの水素原子が金属原子で置換され
た第2級アミン塩と反応させて、上記一般式(I)で表
されるテトラアミノ化合物を製造するテトラアミノ化合
物の製造方法。
【化5】
(式中、Yはハロゲン原子を示す。Xは、水素原子、ハ
ロゲン原子、アルキル基、アリール基、ヘテロ環基、ア
ルケニル基、アラルキル基、アルコキシ基、アリーロキ
シ基、ニトロ基、カルボキシル基から選ばれる原子又は
基を示す。)
ロゲン原子、アルキル基、アリール基、ヘテロ環基、ア
ルケニル基、アラルキル基、アルコキシ基、アリーロキ
シ基、ニトロ基、カルボキシル基から選ばれる原子又は
基を示す。)
【化6】
( 式中、Rは、ブトキシカルボニル基を示すか、又は
2つのRが結合してフタロイル基を示す。Xは、水素原
子、ハロゲン原子、アルキル基、アリール基、ヘテロ環
基、アルケニル基、アラルキル基、アルコキシ基、アリ
ーロキシ基、ニトロ基、カルボキシル基、から選ばれる
原子又は基を示す。)
2つのRが結合してフタロイル基を示す。Xは、水素原
子、ハロゲン原子、アルキル基、アリール基、ヘテロ環
基、アルケニル基、アラルキル基、アルコキシ基、アリ
ーロキシ基、ニトロ基、カルボキシル基、から選ばれる
原子又は基を示す。)
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の新規なテトラアミノ化合
物は、下記の一般式(I)で表される。
物は、下記の一般式(I)で表される。
【化7】
( 式中、Rは、ブトキシカルボニル基を示すか、又は
2つのRが結合してフタロイル基を示す。Xは、水素原
子、ハロゲン原子、アルキル基、アリール基、ヘテロ環
基、アルケニル基、アラルキル基、アルコキシ基、アリ
ーロキシ基、ニトロ基、カルボキシル基から選ばれる原
子又は基を示す。)
2つのRが結合してフタロイル基を示す。Xは、水素原
子、ハロゲン原子、アルキル基、アリール基、ヘテロ環
基、アルケニル基、アラルキル基、アルコキシ基、アリ
ーロキシ基、ニトロ基、カルボキシル基から選ばれる原
子又は基を示す。)
【0007】前記一般式(I)で表されるテトラアミノ
化合物の特徴は、ナフタレン環の2つのペリ位がアミノ
メチル基やN,N−ジ置換アミノメチル基により置換さ
れている点にある。
化合物の特徴は、ナフタレン環の2つのペリ位がアミノ
メチル基やN,N−ジ置換アミノメチル基により置換さ
れている点にある。
【0008】次に、本発明のテトラアミノ化合物につい
て具体的に説明する。前記一般式(I)で示される、テ
トラアミノ化合物のN,N−ジ置換アミノメチル基(−
CH2NR2)の置換基であるRは、ブトキシカルボニ
ル基を示すか、又は2つのRが結合してフタロイル基を
示す。
て具体的に説明する。前記一般式(I)で示される、テ
トラアミノ化合物のN,N−ジ置換アミノメチル基(−
CH2NR2)の置換基であるRは、ブトキシカルボニ
ル基を示すか、又は2つのRが結合してフタロイル基を
示す。
【0009】前記一般式(I)で示されるテトラアミノ
化合物のナフタレン核上に置換されている置換基Xは、
水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アリール基、ヘ
テロ環基、アルケニル基、アラルキル基、アルコキシ
基、アリーロキシ基、ニトロ基、カルボキシル基から選
ばれる原子又は基を表す。前記ハロゲン原子は、具体的
には、塩素、沃素、臭素、フッ素を挙げることができ
る。 前記アルキル基は、炭素数1から10の一般式C
nH2n+1 で表される基である。これらは直鎖状
あるいは分枝状のものであり、アルキル基により置換さ
れていても差し支えない。具体的には、メチル、エチ
ル、n−又はi−プロピル、n−又はi−ブチル、n−
又はi−ペンチル基又はネオペンチル基等を挙げること
ができる。前記アリール基は、芳香族炭化水素基であ
る。具体的には、フエニル基、トリル基、キシリル基、
クメニル基、メシチル基、ビフエニル基、ナフチル基等
を挙げることができる。前記ヘテロ環基は、環を構成す
る異原子として窒素、硫黄、酸素などを含む環状化合物
からなる基である。具体的には、ピロリル基、ピロリニ
ル基、ピロリジニル基、ピリジル基、ピリミジニル基、
ピリダジニル基、ピラゾリル基、ピラゾリジニル基、ピ
ラゾリニル基、イミダゾル基、キナゾリニル基、キノリ
ル基、アクリジニル基、トリアジニル基、インドリル
基、チエニル基、フリル基、ピラニル基等を挙げること
ができる。前記アルケニル基は、CnH2n−1で表さ
れる基である。直鎖状又は分岐鎖状であって差し支えな
い。二重結合の位置は、末端にあっても、またその中間
にあっても差し支えない。炭素数は必要に応じて適宜設
定して使用することができるが、通常1〜10程度のも
のが使用される。前記アラルキル基は、芳香族炭化水素
の水素原子が脂肪族炭化水素で置換されている基であ
り、具体的には、ベンジル基、フエネチル基等を挙げる
ことができる。前記アルコキシ基は、アルキル基が酸素
と結合した、CnH2n+1Oで表される基であり、具
体的には、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブ
トキシ基、ペンチルオキシ基、へキシルオキシ基等を挙
げることができる。前記アリーロキシ基は、芳香族炭化
水素にO原子が結合している基であり、具体的にはフエ
ニルオキシ基、トリルオキシ基、キシリルオキシ基等を
挙げることができる。前記ニトロ基は、NO2で表され
る基である。前記カルボキシル基は、COOHで表され
る基である。
化合物のナフタレン核上に置換されている置換基Xは、
水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アリール基、ヘ
テロ環基、アルケニル基、アラルキル基、アルコキシ
基、アリーロキシ基、ニトロ基、カルボキシル基から選
ばれる原子又は基を表す。前記ハロゲン原子は、具体的
には、塩素、沃素、臭素、フッ素を挙げることができ
る。 前記アルキル基は、炭素数1から10の一般式C
nH2n+1 で表される基である。これらは直鎖状
あるいは分枝状のものであり、アルキル基により置換さ
れていても差し支えない。具体的には、メチル、エチ
ル、n−又はi−プロピル、n−又はi−ブチル、n−
又はi−ペンチル基又はネオペンチル基等を挙げること
ができる。前記アリール基は、芳香族炭化水素基であ
る。具体的には、フエニル基、トリル基、キシリル基、
クメニル基、メシチル基、ビフエニル基、ナフチル基等
を挙げることができる。前記ヘテロ環基は、環を構成す
る異原子として窒素、硫黄、酸素などを含む環状化合物
からなる基である。具体的には、ピロリル基、ピロリニ
ル基、ピロリジニル基、ピリジル基、ピリミジニル基、
ピリダジニル基、ピラゾリル基、ピラゾリジニル基、ピ
ラゾリニル基、イミダゾル基、キナゾリニル基、キノリ
ル基、アクリジニル基、トリアジニル基、インドリル
基、チエニル基、フリル基、ピラニル基等を挙げること
ができる。前記アルケニル基は、CnH2n−1で表さ
れる基である。直鎖状又は分岐鎖状であって差し支えな
い。二重結合の位置は、末端にあっても、またその中間
にあっても差し支えない。炭素数は必要に応じて適宜設
定して使用することができるが、通常1〜10程度のも
のが使用される。前記アラルキル基は、芳香族炭化水素
の水素原子が脂肪族炭化水素で置換されている基であ
り、具体的には、ベンジル基、フエネチル基等を挙げる
ことができる。前記アルコキシ基は、アルキル基が酸素
と結合した、CnH2n+1Oで表される基であり、具
体的には、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブ
トキシ基、ペンチルオキシ基、へキシルオキシ基等を挙
げることができる。前記アリーロキシ基は、芳香族炭化
水素にO原子が結合している基であり、具体的にはフエ
ニルオキシ基、トリルオキシ基、キシリルオキシ基等を
挙げることができる。前記ニトロ基は、NO2で表され
る基である。前記カルボキシル基は、COOHで表され
る基である。
【0010】テトラアミノ化合物及びその製造方法並び
に本発明のテトラアミノ化合物の製造方法について、以
下に説明する。原料物質は下記一般式(II)で示される
テトラハロゲノ化合物であり、公知化合物である。
に本発明のテトラアミノ化合物の製造方法について、以
下に説明する。原料物質は下記一般式(II)で示される
テトラハロゲノ化合物であり、公知化合物である。
【化8】
(式中、Yはハロゲン原子を示す。Xは、水素原子、ハ
ロゲン原子、アルキル基、アリール基、ヘテロ環基、ア
ルケニル基、アラルキル基、アルコキシ基、アリーロキ
シ基、ニトロ基、カルボキシル基から選ばれる原子又は
基を示す。)上記テトラハロゲノ化合物の製法は、ナフ
タレンテトラカルボン酸を、アルカリ溶液中で硫酸ジメ
チルにより処理することによりエステル化し、ナフタレ
ンテトラカルボン酸テトラメチルエステルとした後に、
還元処理し、テトラキス(ヒドロキシメチル)ナフタレ
ンを製造し、これをハロゲン化処理することにより、得
ることができる(1,4,5,8−テトラキス(ハロゲ
ノメチル)ナフタレン。特公平4−63063)。原料
物質であるテトラハロゲノ化合物のハロゲン原子には、
塩素、臭素、沃素及びフッ素の中から適宜選択されて用
いられる。通常、原料の得易さや取り扱いの便宜などを
考慮して、臭素及び塩素が用いられる。
ロゲン原子、アルキル基、アリール基、ヘテロ環基、ア
ルケニル基、アラルキル基、アルコキシ基、アリーロキ
シ基、ニトロ基、カルボキシル基から選ばれる原子又は
基を示す。)上記テトラハロゲノ化合物の製法は、ナフ
タレンテトラカルボン酸を、アルカリ溶液中で硫酸ジメ
チルにより処理することによりエステル化し、ナフタレ
ンテトラカルボン酸テトラメチルエステルとした後に、
還元処理し、テトラキス(ヒドロキシメチル)ナフタレ
ンを製造し、これをハロゲン化処理することにより、得
ることができる(1,4,5,8−テトラキス(ハロゲ
ノメチル)ナフタレン。特公平4−63063)。原料
物質であるテトラハロゲノ化合物のハロゲン原子には、
塩素、臭素、沃素及びフッ素の中から適宜選択されて用
いられる。通常、原料の得易さや取り扱いの便宜などを
考慮して、臭素及び塩素が用いられる。
【0011】もう一方の原料物質は、一般式HNR2で
示される第2級アミンである。NR2基は、前記本発明
の目的物質であるテトラアミノ化合物のN,N一ジ置換
アミノメチル基を構成するものである。R基としては、
ブトキシカルボニル基を示すか、又は2つのRが結合し
てフタロイル基を示す。
示される第2級アミンである。NR2基は、前記本発明
の目的物質であるテトラアミノ化合物のN,N一ジ置換
アミノメチル基を構成するものである。R基としては、
ブトキシカルボニル基を示すか、又は2つのRが結合し
てフタロイル基を示す。
【0012】本発明のテトラアミノ化合物は、前記原料
物質であるテトラハロゲノ化合物に、前記一般式NHR
2で示される第2級アミンを反応させ、脱ハロゲン化水
素化することにより、製造することができる。反応式を
示すと、次の通りである。
物質であるテトラハロゲノ化合物に、前記一般式NHR
2で示される第2級アミンを反応させ、脱ハロゲン化水
素化することにより、製造することができる。反応式を
示すと、次の通りである。
【化9】
反応温度は、室温から加温した状態の温度が採用され
る。具体的には室温から130℃の範囲の温度が採用さ
れる。反応時間は、一般に20〜30時間の範囲の時間
が採用される。反応に際して、反応収率を向上させるた
めには、反応溶液を絶えず攪拌することが好ましい。
る。具体的には室温から130℃の範囲の温度が採用さ
れる。反応時間は、一般に20〜30時間の範囲の時間
が採用される。反応に際して、反応収率を向上させるた
めには、反応溶液を絶えず攪拌することが好ましい。
【0013】この反応は脱ハロゲン化水素化を行うもの
であり,塩基を反応系に存在させることが有効である。
この塩基としては、水素化ナトリウム、水素化カリウム
等の金属水素化物、ナトリウムメトキシド、カリウム−
t−ブトキシド等の金属アルコキシド、ナトリウムアミ
ド、カリウムアミド等の金属アミド等を挙げることがで
きる。また、塩基及び第2級アミンを用いる代わりに、
第2級アミンの水素原子が、金属原子で置換された第2
級アミン塩(例えば、フタルイミドカリ等)を用いるこ
とができる。有機溶媒としては、アルコール類、エーテ
ル類、芳香族系炭化水素溶媒、ハロゲン系炭化水素溶
媒、非プロトン性極性溶媒、及びこれらの混合溶媒が用
いられる。アルコール類としては、具体的には、メタノ
ール、エタノール、2−プロパノール、tーブタノー
ル、t−ペンタノール等を挙げることができる。エーテ
ル類としては、ジメトキシエタン、ジオキサン、テトラ
ヒドロフラン等を挙げることができる。芳香族系炭化水
素溶媒としては、ベンゼン、トルエン等を挙げることが
できる。ハロゲン系炭化水素溶媒としては、ジクロロメ
タン、クロロホルム等を挙げることができる。非プロト
ン性溶媒としては、ジメチルホルムアミド、アセトニト
リル、HMPA等を挙げることができる。
であり,塩基を反応系に存在させることが有効である。
この塩基としては、水素化ナトリウム、水素化カリウム
等の金属水素化物、ナトリウムメトキシド、カリウム−
t−ブトキシド等の金属アルコキシド、ナトリウムアミ
ド、カリウムアミド等の金属アミド等を挙げることがで
きる。また、塩基及び第2級アミンを用いる代わりに、
第2級アミンの水素原子が、金属原子で置換された第2
級アミン塩(例えば、フタルイミドカリ等)を用いるこ
とができる。有機溶媒としては、アルコール類、エーテ
ル類、芳香族系炭化水素溶媒、ハロゲン系炭化水素溶
媒、非プロトン性極性溶媒、及びこれらの混合溶媒が用
いられる。アルコール類としては、具体的には、メタノ
ール、エタノール、2−プロパノール、tーブタノー
ル、t−ペンタノール等を挙げることができる。エーテ
ル類としては、ジメトキシエタン、ジオキサン、テトラ
ヒドロフラン等を挙げることができる。芳香族系炭化水
素溶媒としては、ベンゼン、トルエン等を挙げることが
できる。ハロゲン系炭化水素溶媒としては、ジクロロメ
タン、クロロホルム等を挙げることができる。非プロト
ン性溶媒としては、ジメチルホルムアミド、アセトニト
リル、HMPA等を挙げることができる。
【0014】前記の方法により得られる反応生成物の精
製及び目的生成物の確認には、従来知られている方法の
中から適宜選択した方法が用いられる。具体的な方法の
一例を挙げると次の通りである。反応終了後に反応生成
物を取り出し、抽出溶剤を用いて再結晶化を繰り返し行
うことにより、精製処理を行う。抽出溶媒用には公知の
溶媒が適宜採用される。その一例を挙げると、具体的に
は、メタノール−水系の溶媒が用いられる。このような
方法により精製された目的生成物は、無色の微針状の形
状をしており、融点測定、赤外線吸収測定及びNMR測
定により確認される。
製及び目的生成物の確認には、従来知られている方法の
中から適宜選択した方法が用いられる。具体的な方法の
一例を挙げると次の通りである。反応終了後に反応生成
物を取り出し、抽出溶剤を用いて再結晶化を繰り返し行
うことにより、精製処理を行う。抽出溶媒用には公知の
溶媒が適宜採用される。その一例を挙げると、具体的に
は、メタノール−水系の溶媒が用いられる。このような
方法により精製された目的生成物は、無色の微針状の形
状をしており、融点測定、赤外線吸収測定及びNMR測
定により確認される。
【0015】本発明の目的生成物は、新規化合物であ
る。この化合物の用途は、新しい骨格の化合物の製造原
料、或いはポリアミノ化合物製造用原料やポリアミド製
造用モノマー、陽イオン及び両性界面活性剤やホスト機
能を有する環状化合物からなる重金属捕集材料の原料物
質として用いるこができる。新しい骨格の化合物の製造
原料とする場合の一例としては、アシル化剤と反応させ
てビスペリ環状化合物を製造することなどを挙げること
ができる。同じく、ポリアミノ化合物を製造する場合の
一例としては、アシル化してポリアミドとして、これを
還元してペリ結合を架橋とするポリアミン化合物を製造
することができる。
る。この化合物の用途は、新しい骨格の化合物の製造原
料、或いはポリアミノ化合物製造用原料やポリアミド製
造用モノマー、陽イオン及び両性界面活性剤やホスト機
能を有する環状化合物からなる重金属捕集材料の原料物
質として用いるこができる。新しい骨格の化合物の製造
原料とする場合の一例としては、アシル化剤と反応させ
てビスペリ環状化合物を製造することなどを挙げること
ができる。同じく、ポリアミノ化合物を製造する場合の
一例としては、アシル化してポリアミドとして、これを
還元してペリ結合を架橋とするポリアミン化合物を製造
することができる。
【0016】
【実施例】以下に本発明の内容を示す実施例を示す。本
発明はこれにより限定されるものではない。 実施例1 1,4,5,8−テトラキス(ブロモメチル)ナフタレ
ン(前記一般式(II)で表される化合物において、Yが
Brを表す化合物である。)0.50gを、第2級アミ
ン(HN(COOt−Bu)2)1.20gと水素化ナ
トリウム0.23gとともに、ジメチルホルムアミド2
4ml中に添加し、55℃で、24時間、次いで、室温
で攪拌しつつ、20時間反応を継続させた。反応終了
後、赤茶色溶液が得られた。このようにして得られた生
成物をメタノール−水混合溶媒により再結晶を行い、無
色微針状結晶物質0.62g(収率60%)が得られ
た。得られた物質の性状は以下に記載する通りであっ
た。この結果、目的生成物はテトラアミノ化合物(前記
一般式(I)でRが、C00t−Buの場合である。)
であることを確認した。 Mp:188℃ Rf( SiO2 /ベンゼン/酢酸エチル): 0.
38 IR( Nujo1):1756,1698,137
0,1115,855 cm−1 1 H−NMR(CDCl3 ):δ=1.33s(72
H、CH3 ) 5.25s(8H、ArCH2N) 7.27s(4H、ArH)13 C−NMR(CDCl3):δ =27.86(C
H3) 82.52(C) 50.11(CH2) 152.29(C=O) 134.15 132.95 122.72(Ar)
発明はこれにより限定されるものではない。 実施例1 1,4,5,8−テトラキス(ブロモメチル)ナフタレ
ン(前記一般式(II)で表される化合物において、Yが
Brを表す化合物である。)0.50gを、第2級アミ
ン(HN(COOt−Bu)2)1.20gと水素化ナ
トリウム0.23gとともに、ジメチルホルムアミド2
4ml中に添加し、55℃で、24時間、次いで、室温
で攪拌しつつ、20時間反応を継続させた。反応終了
後、赤茶色溶液が得られた。このようにして得られた生
成物をメタノール−水混合溶媒により再結晶を行い、無
色微針状結晶物質0.62g(収率60%)が得られ
た。得られた物質の性状は以下に記載する通りであっ
た。この結果、目的生成物はテトラアミノ化合物(前記
一般式(I)でRが、C00t−Buの場合である。)
であることを確認した。 Mp:188℃ Rf( SiO2 /ベンゼン/酢酸エチル): 0.
38 IR( Nujo1):1756,1698,137
0,1115,855 cm−1 1 H−NMR(CDCl3 ):δ=1.33s(72
H、CH3 ) 5.25s(8H、ArCH2N) 7.27s(4H、ArH)13 C−NMR(CDCl3):δ =27.86(C
H3) 82.52(C) 50.11(CH2) 152.29(C=O) 134.15 132.95 122.72(Ar)
【0017】実施例2
1,4,5,8−テトラキス(ブロモメチル)ナフタレ
ン(前記一般式(II)で、YがBrを表す化合物であ
る。)0.250gを、第2級アミン塩(フタルイミド
カリ、KN(−CO−C6H4−CO−)0.530g
とともに、ジメチルホルムアミド30ml中に添加し、
70℃で、17時間攪拌した。反応終了後、生じた薄茶
色の懸濁液を水で処理し、析出した無色固体生成物を濾
過・捕集して、バイルシュタイン試験陰性の、テトラア
ミノ化合物(一般式(I)で、R2がフタロイル基を表
す化合物である。)0.364g(収率96%)が得ら
れた。得られた物質の性状は以下に記載する通りであっ
た。この結果、目的生成物はテトラアミノトラアミノ化
合物(前記一般式(I)でR2が、フタロイル基を表す
場合である。)であることを確認した。 Mp>360℃ Rf( SiO2 /ベンゼン/酢酸エチル): 0.
38 IR( Nujo1):1776,1710 cm−1
ン(前記一般式(II)で、YがBrを表す化合物であ
る。)0.250gを、第2級アミン塩(フタルイミド
カリ、KN(−CO−C6H4−CO−)0.530g
とともに、ジメチルホルムアミド30ml中に添加し、
70℃で、17時間攪拌した。反応終了後、生じた薄茶
色の懸濁液を水で処理し、析出した無色固体生成物を濾
過・捕集して、バイルシュタイン試験陰性の、テトラア
ミノ化合物(一般式(I)で、R2がフタロイル基を表
す化合物である。)0.364g(収率96%)が得ら
れた。得られた物質の性状は以下に記載する通りであっ
た。この結果、目的生成物はテトラアミノトラアミノ化
合物(前記一般式(I)でR2が、フタロイル基を表す
場合である。)であることを確認した。 Mp>360℃ Rf( SiO2 /ベンゼン/酢酸エチル): 0.
38 IR( Nujo1):1776,1710 cm−1
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、新規なテトラアミノ化
合物及びその製造方法が得られる。この化合物は、新し
い骨格の化合物の製造原料、或いはポリアミノ化合物製
造用原料やポリアミド製造用モノマー、界面活性剤や重
金属捕集材料の原料物質として用いることができる。
合物及びその製造方法が得られる。この化合物は、新し
い骨格の化合物の製造原料、或いはポリアミノ化合物製
造用原料やポリアミド製造用モノマー、界面活性剤や重
金属捕集材料の原料物質として用いることができる。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
C07C 271/20
C07C 269/06
CA(STN)
REGISTRY(STN)
Claims (2)
- 【請求項1】下記一般式(I)で表されるテトラアミノ
化合物。 【化1】 ( 式中、Rは、ブトキシカルボニル基を示すか、又は
2つのRが結合してフタロイル基を示す。Xは、水素原
子、ハロゲン原子、アルキル基、アリール基、ヘテロ環
基、アルケニル基、アラルキル基、アルコキシ基、アリ
ーロキシ基、ニトロ基、カルボキシル基から選ばれる原
子又は基を示す。) - 【請求項2】下記一般式(II)で示されるテトラハロゲ
ノ化合物を、塩基の存在下にHNR2で表される第2級
アミン、又は第2級アミンの水素原子が金属原子で置換
された第2級アミン塩と反応させて、下記一般式(I)
で表されるテトラアミノ化合物を製造することを特徴と
するテトラアミノ化合物の製造方法。 【化2】 (式中、Yはハロゲン原子を示す。 Xは、水素原子、
ハロゲン原子、アルキル基、アリール基、ヘテロ環基、
アルケニル基、アラルキル基、アルコキシ基、アリーロ
キシ基、ニトロ基、カルボキシル基から選ばれる原子又
は基を示す。) 【化3】 ( 式中、Rは、ブトキシカルボニル基を示すか、又は
2つのRが結合してフタロイル基を示す。Xは、水素原
子、ハロゲン原子、アルキル基、アリール基、ヘテロ環
基、アルケニル基、アラルキル基、アルコキシ基、アリ
ーロキシ基、ニトロ基、カルボキシル基を示す。)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23223399A JP3486669B2 (ja) | 1999-08-19 | 1999-08-19 | テトラアミノ化合物及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23223399A JP3486669B2 (ja) | 1999-08-19 | 1999-08-19 | テトラアミノ化合物及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001055371A JP2001055371A (ja) | 2001-02-27 |
JP3486669B2 true JP3486669B2 (ja) | 2004-01-13 |
Family
ID=16936071
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23223399A Expired - Lifetime JP3486669B2 (ja) | 1999-08-19 | 1999-08-19 | テトラアミノ化合物及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3486669B2 (ja) |
-
1999
- 1999-08-19 JP JP23223399A patent/JP3486669B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001055371A (ja) | 2001-02-27 |
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