JP3476264B2 - プリント回路内層用銅箔およびその製造方法 - Google Patents
プリント回路内層用銅箔およびその製造方法Info
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Description
内層板に使用される銅箔およびその製造方法に関し、特
には表面粗さの低い銅箔の両面に微細なこぶを設けるこ
とによって、微細回路がエッチング可能で、かつ基材と
の密着力の高いプリント回路内層用銅箔およびその製造
方法に関するものである。
の粗面にこぶ付けした通常の銅箔(粗面粗さRz=7.
0μm、平滑面粗さRz=0.7μm程度)を基材と張
り合わせた後に、回路をエッチングにより作成し、さら
に回路(平滑)面に黒化処理を施した後に、再度外層が
張り合わされていた。または両面処理銅箔として通常銅
箔の両面にこぶ付けを行った銅箔(粗面粗さRz=8.
5μm、平滑面粗さRz=1.6μm程度)が市販され
ている。
化皮膜が塩酸溶液に溶解し、ハローイング現象が起き易
く、絶縁特性や層間接続信頼性を低下させ易い。これを
改善するために最近ではわざわざ黒化処理後に化学還元
工程を設けている。黒化処理は濃アルカリ性溶液で処理
すること、さらに還元処理を行なうことによりコストが
かさんできている。
ら両面に金属銅のこぶ付けを行なっているので、上記の
ような問題は発生しないが、通常の電解銅箔を使用して
いるため粗面の粗度が大きく、現在急激に進行している
回路の微細化への対応が困難である。その理由は基材と
の接合面(粗面)の粗度が高いと回路エッチング後の端
面の直線精度が低くなり、回路間隔が狭い場合にはマイ
グレーション等の問題を生ずるためである。
り、1層あたりの厚みを減らすために基材も薄くなって
いるが、電解銅箔に対しても粗面側の粗さによる層間絶
縁の低下を極力減らしたいとの要望が強くなっている。
Rz=0.5〜1μmと低いため、そのままこぶ付け処
理を行なっても基材との密着力を上げることができな
い。基材との密着力を向上させるためにこぶを大きくし
た場合には、こぶ自体の銅箔への付着力に問題が出た
り、エッチング時にこぶが残存したり、プレス時にこぶ
がつぶれる等の2次的な問題が生じ易い。
技術の課題を解決し、層間の信頼性を向上させ、また処
理工程を削減し、しかも微細回路のエッチング性の向上
と多層板で要望されている基材厚みの減少化による層間
絶縁の低下を防止し、さらには銅箔両面の密着性の向上
を同時に図れるプリント回路内層用銅箔およびその製造
方法を提供することにある。
に示す銅箔によって達成される。すなわち、本発明は、
両面の表面粗さRz=1〜3μmの銅箔の両面に、長さ
0.6〜1.0μmで最大径0.2〜0.8μmの逆涙
滴状の微細なこぶが設けられ、該銅箔の最終の両面の表
面粗さがRz=2〜4μmであることを特徴とするプリ
ント回路内層用銅箔にある。
本発明に用いる銅箔としては、特殊な電解により作成し
た表面粗さの著しく小さな電解銅箔、あるいは通常の電
解銅箔の粗面の電析の山(凸部)を化学研磨によりエッ
チング除去し、粗さを低減させると共に、平滑面も若干
エッチングして粗さを逆に大きくしたもの、または通常
の電解銅箔を圧延することにより粗さを小さくしたも
の、あるいは圧延銅箔の両面を化学研磨により粗化した
ものが好ましく用いられる。
1に規定されたRz値において、Rz≦3μmであり、
IEC規格の通常銅箔のRz≧10μm、LP箔のRz
≧5μmに比較して著しく小さい。
ついて説明する。電解銅箔の粗面の粗さRzが3μm超
になれば、後工程のこぶ付け電解によるこぶ付けにおい
て銅箔の凸部に電流が集中することによりこぶが大きく
なり、かつこぶが銅箔の凸部に集中することとなり、最
終的には銅箔粗面の粗さが大きくなり、薄いプリプレグ
を使用して多層板を作成する際の層間絶縁の低下を招
く。粗面の粗さRzが1μm未満である場合はこぶだけ
で基材との密着性を維持するため、積層後の基材と銅箔
との密着性が通常の電解銅箔に比較して著しく低くなる
ため問題となる。
さは、電解する電極の表面粗さを転写するので通常の電
解銅箔作成用ドラム表面の粗さを調整することにより変
化させることが可能となる。通常の電解銅箔の平滑面粗
さRz=0.5〜1.0μmでは、後工程でこぶ付け電
解によりこぶを付着させ基材との密着力を向上させる際
に不利なため、Rz=1〜3μm程度まである程度の粗
度を持たせておくことが必要である。Rzが3μm超に
なると銅箔自体の粗面と平滑面との合計粗さが大きくな
るため粗面と同様な問題が発生する。
解銅箔製造の表面処理に用いられている方法が適用でき
る。しかし、銅箔の平滑面は素地が平滑で単位面積あた
りの突起数が粗面に比して非常に少ないため、粗面に比
して大電流を流さないとこぶが生成しない。大電流を流
すと平滑面にもこぶは生成するが、局所的なデンドライ
ト状となり易く、均一で微細なこぶは生成せず、そのこ
ぶの基材に対するアンカー効果により基材との物理的密
着性を上げることはできない。そのため銅箔の平滑面の
凸部以外の平滑な面に一様に粒子径の均一な多数のこぶ
付けを行なう必要がある。従来はひ素を添加して要求を
満足する微細で均一なこぶを得ていたが、公害問題や作
業者の健康上の理由で使用できなくなってきている。こ
のため特公昭56−41196号公報に示されるベンゾ
キノリン系の有機添加剤を使用して下記のような条件で
電解することにより均一で微細なこぶ付け電解が可能で
ある。
〜45g/L、添加剤:10〜200mg/L、温度:
室温、電流密度2〜15A/dm2。
6〜1.0μmが適している。0.6μm未満では銅箔
の平滑な表面にこぶ付けするためこぶの基材に対するア
ンカー効果が小さく基材との密着力が確保できない。ま
た、こぶの長さが1.0μm超では粗度が高くなりすぎ
ることによりプリント基板とした時の各種特性値が低下
する。こぶの最大径は0.2〜0.8μmが適してい
る。0.2μm未満であればこぶ自体の強度が弱くな
り、基板の加工途中で破損することにより粉落ち現象を
生じたり、こぶのつぶれ現象が発生する。0.8μm超
ではこぶが占める体積が大きくなりすぎるため、基材
(樹脂)の回り込みを阻害して密着強度の低下を引き起
こす。
μmと小さい銅箔の両面に長さ0.6〜1.0μm、最
大径0.2〜0.8μmの逆涙滴状の微細なこぶ付けを
同時に電解によって施すことにより、極薄微細回路内層
用銅箔としての使用を可能にする。
ため、孔開け、スルーホールメッキ工程におけるハロー
イングの現象を全く生じさせない。またひ素入りこぶに
比較しても微細で均一なこぶとなっており、こぶの粗さ
の増加も少なく基材との密着も高くなる。さらに回路エ
ッチング時の銅箔へのサイドからのアンダーエッチング
に対してもこぶが高密度に存在するため抵抗力が大き
い。
処理される。銅箔に使用される防錆は、一般的に用いら
れている方法が使用可能である。亜鉛、亜鉛−錫または
亜鉛−ニッケル合金による防錆は、回路用銅箔として使
用される場合に樹脂基材とのプレス接着、回路エッチン
グ、メッキ等の工程を経る際の加熱酸化防止、基材との
密着性向上、銅箔へのサイドからのアンダーエッチング
の防止に対して非常に有効であることが知られており、
特公昭58−56758号公報、特公平4−47038
号公報等に記載されている。
を加熱することにより亜鉛、亜鉛−錫または亜鉛−ニッ
ケル合金を拡散させて2元あるいは3元合金とすること
で、上記の効果をさらに高められることについても特公
昭58−53079号公報等に記載されている。
解によるこぶ付け、亜鉛、亜鉛−錫または亜鉛−ニッケ
ル合金による防錆処理、加熱拡散処理を行なった銅箔の
表面粗さを測定したところ、両面ともRz=2〜4μm
となり、通常の電解銅箔を使用した両面処理銅箔の粗面
粗さのRz=7μm、平滑面粗さRz=1.5μmに比
較して両面とも均一で、適度な粗度のあるこぶ付けがな
されており、内層用銅箔としての密着性の向上が図れる
と共に、回路作成のためのエッチングの際に基材部分へ
の銅の足残りが少ないため非常に微細な回路を作成する
ことが可能となる。
前にクロメート処理やシランカップリング剤処理を施す
ことができる。クロメート処理液としては酸性、アルカ
リ性いずれも可能であり、浸漬法、電解法いずれでも良
い。シランカップリング剤としてはγ−(メタクリロキ
シプロピル)トリメトキシシラン、β−(3,4−エポ
キシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、γ−
グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシ
ドキシプロピルメチルジエトキシシラン、N−β−(ア
ミノエチル)γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、
N−β−(アミノエチル)γ−アミノプロピルメチルジ
メトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラ
ン等があり、代表的な処理条件は以下に示す通りであ
る。
H:カップリング剤pHに依存、温度:室温、処理時
間:5〜10秒。また、通常はカップリング剤処理され
た後は水洗処理を行なわない。
明する。
平滑面粗さRz=1.4μm)を用い、銅濃度10g/
L、硫酸濃度45g/L、添加剤としてα−ナフトキノ
リンを50mg/Lを添加た電解溶液によって、10A
/dm2の電流密度で銅箔の両側に不溶性電極を配置し
て10秒間電解によりこぶ付けを行なった。
0g/Lの溶液を用い、電流密度15A/dm2で10
秒間かぶせメッキを行なった。この状態で生成した平滑
面のこぶの状態を図1に示す。このこぶの大きさを写真
上で測定したところ、粗面側のこぶの長さは0.6〜
0.9μm、最大径0.3〜0.5μm、平滑面側のこ
ぶの長さは0.6〜0.8μm、最大径0.4〜0.6
μmであった。また、この銅箔の表面粗さを測定すると
粗面側Rz=3.6μm、平滑面側Rz=2.2μmで
あった。
条件にて行なった。防錆処理後の付着量の化学分析値も
併せて表1に示す。
℃のオーブンの中で10秒間加熱し、表面に付着した水
分を蒸発させると共に防錆層を拡散させることにより、
極薄、微細プリント回路内層用銅箔を作成した。得られ
た銅箔を用いて、次に示す方法でプリント基板を作成
し、評価試験を行なった。
シプリプレグ3枚を芯材とし、その両面に粗面を内側と
して上記銅箔を加熱プレスして内層ボードを作成した。
塩化第2鉄溶液を用いて線幅80μm、線間160μm
の内層回路をエッチングにより作成した後、表面に0.
18mmのエポキシ含浸プリプレグを重ね最外層に通常
処理を施した厚さ35μm電解銅箔を重ねて再度加熱プ
レスして4層板を作成した。
験における評価方法は、下記に示す通りである。 内層銅箔引き剥し試験 JIS C 6486に準拠 体積抵抗率 JIS C 6486に準拠 ハローイング性試験 4層板に直径0.4mmφのドリル孔をあけこれを12
%の塩酸水溶液中に30分間浸漬した後のハローイング
長さを測定した。 耐塩酸性試験 粗面、平滑面それぞれで通常の片面張り基板を作成し、
0.2mm幅に回路をエッチングした後、1:1塩酸水
溶液中に30分浸漬し、その前後でJIS C6481
に準拠した引き剥し試験を行なって劣化率を測定した。
なお、表2中の粗面、平滑面の表示は、基材との接着面
を示す。
L、pH=4、30℃の溶液中で、銅箔を陰極とし、ス
テンレス板を陽極とし、1A/dm2で5秒間電解の
後、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン5g
/Lの水溶液をシャワーした槽を5秒間通過させた後、
ゴムロールにより余剰の水分を除去し、実施例1と同様
に200℃、10秒間加熱拡散処理を行なった。
例1と同様に行なった。その結果を表2に示す。
平滑面粗さRz=0.7μm)を三菱ガス化学社製化学
研磨液CPB−30(商品名)を用いて粗面を化学研磨
し、Rz=2.8μmまで平滑化した。続いて平滑面を
同じく三菱ガス化学社製CPB−60(商品名)を用い
てエッチング処理し、Rz=1.5μmまで粗化した銅
箔を使用した。
こぶ付け、かぶせメッキを行なった。その結果、得られ
たこぶの大きさを写真上で測定したところ、粗面側のこ
ぶの長さは0.6〜0.9μm、最大径0.3〜0.5
μm、平滑面側のこぶの長さは0.6〜0.8μm、最
大径0.4〜0.6μmであった。
付き銅箔を処理し、以降は実施例1と同一の処理、評価
を行なった。結果を表2に示す。
7.0μm、平滑面粗さRz=0.7μm)を加工率1
0%において圧延処理することにより、粗面粗さRz=
2.0μm、平滑面粗さRz=1.0μmとした銅箔を
使用した。この銅箔を用いて実施例1と同様の条件でこ
ぶ付け、かぶせメッキを行なった。その結果、得られた
こぶの大きさを写真上で測定したところ、粗面側のこぶ
の長さは0.6〜0.8μm、最大径0.3〜0.5μ
m、平滑面側のこぶの長さは0.6〜0.8μm、最大
径0.3〜0.6μmであった。
このこぶ付き銅箔を処理し、以降は実施例1と同一の処
理、評価を行なった。結果を表2に示す。
4μm)を電解脱脂の後、硫酸酸性溶液中で両面の電流
密度を変えて陽極電解処理を行ない、片面(粗面)粗さ
Rz=2.3μm、他面(平滑面)粗さ1.2μmとし
た銅箔を使用した。
け、かぶせメッキを行なった。その結果、得られたこぶ
の大きさを写真上で測定したところ、片面側のこぶの長
さは0.6〜0.9μm、最大径0.3〜0.6μm、
他面側のこぶの長さは0.6〜0.8μm、最大径0.
3〜0.6μmであった。以降は実施例1と同一の処
理、評価を行なった。結果を表2に示す。
7.0μm、平滑面粗さRz=0.7μm)を用いて実
施例1と同様にこぶ付け、かぶせメッキを行なった。そ
の結果、得られたこぶの大きさを写真上で測定したとこ
ろ、粗面側は電流の集中によりこぶが大きくなり、こぶ
の長さは1.5〜1.8μm、最大径0.7〜1.2μ
mとなった。平滑面側は粗度が低いため、こぶが不均一
に生成しており、こぶの長さは0.9〜1.4μm、最
大径0.6〜1.0μmであった。この状態で粗さを測
定したところ粗面粗さRz=8.5μm、平滑面粗さR
z=1.6μmであった。
散処理を行なった。実施例1と同様に基板を作成し評価
を行なった。結果を表2に示す。
にRz=0.4μm)を用いて実施例1と同様にこぶ付
け、かぶせメッキを行なった。その結果、得られたこぶ
の大きさを写真上で測定したところ、両面共にこぶの長
さは0.4〜0.7μm、最大径0.1〜0.4μmで
あった。この状態で粗さを測定したところ両面の粗さは
共にRz=1.2μmであった。
散処理を行なった。実施例1と同様に基板を作成し評価
を行なった。結果を表2に示す。
=2.8μm、平滑面粗さRz=1.4μm)を使用
し、通常条件において電解によりこぶ付けを行なった。
電解条件は実施例1で用いた浴から添加剤を除いた条件
であり、かぶせ電解は同一条件で行なった。
で測定したところ、こぶの生成密度は著しく低く、粗面
側のこぶの長さは0.2〜0.6μm、最大径0.1〜
0.3μm、平滑面側のこぶの長さは0.2〜0.6μ
m、最大径0.1〜0.3μmであった。また、この銅
箔の粗度を測定すると粗面でRz=3.3μm、平滑面
でRz=1.9μmであった。
成および評価試験は実施例1と全く同一で条件で行なっ
た。結果を表2に示す。
2.8μm、平滑面粗さRz=1.4μm)を使用して
内層用ボードを作成し、実施例1と同様に回路を形成
後、市販の黒化処理剤(シップレイ社製、商品名:プロ
ボンド80)を用いて黒化処理を行った。その後、実施
例1と同様に外層をプレス成形の後、評価試験も同様に
行なった。結果を表2に示す。
銅箔においては、銅箔の両面の適度な粗度の確保と微細
で均一なこぶ付けを電解により行なうことによって内層
回路と各プリプレグの密着性の向上が図れると共に耐塩
酸性の向上も図れる。
シランカップリング剤処理をそれぞれ単独または組み合
わせて行なうことにより、より効果が大きくなる。
いために中間の樹脂厚みが小さくなった際における耐絶
縁性の確保も容易である。また形成されるこぶが金属銅
であるため黒化処理の酸化銅に比較して、著しく良好な
耐ハローイング性も期待できる。
なる極薄、多層基板の製造に当たり黒化処理の省略によ
る工程の簡略化と、基板の品質の向上が同時に達成可能
となる。
00)
Claims (3)
- 【請求項1】 両面の表面粗さRz=1〜3μmの銅箔
の両面に、長さ0.6〜1.0μmで最大径0.2〜
0.8μmの逆涙滴状の微細なこぶが設けられ、該銅箔
の両面の最終表面粗さがRz=2〜4μmであることを
特徴とするプリント回路内層用銅箔。 - 【請求項2】 銅濃度を8〜15g/L、硫酸濃度を1
5〜45g/L、室温で、電流密度2〜15A/dm2
の条件下で電解により、両面の表面粗さRz=1〜3μ
mの銅箔の両面に、長さ0.6〜1.0μmで最大径
0.2〜0.8μmの逆涙滴状の微細なこぶを同時に設
け、該銅箔の両面の最終表面粗さをRz=2〜4μmと
することを特徴とするプリント回路内層用銅箔の製造方
法。 - 【請求項3】 請求項1に記載の銅箔をプリント回路内
層に設けたプリント回路多層板。
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JPH07231152A (ja) | 1995-08-29 |
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