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JP3475387B2 - 植生コンクリートブロック及びその製造方法 - Google Patents

植生コンクリートブロック及びその製造方法

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Publication number
JP3475387B2
JP3475387B2 JP30781897A JP30781897A JP3475387B2 JP 3475387 B2 JP3475387 B2 JP 3475387B2 JP 30781897 A JP30781897 A JP 30781897A JP 30781897 A JP30781897 A JP 30781897A JP 3475387 B2 JP3475387 B2 JP 3475387B2
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concrete
exposed surface
block
vegetation
pallet
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JP30781897A
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邦夫 渡辺
清子 渡辺
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邦夫 渡辺
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Publication date
Application filed by 邦夫 渡辺 filed Critical 邦夫 渡辺
Priority to JP30781897A priority Critical patent/JP3475387B2/ja
Publication of JPH11105023A publication Critical patent/JPH11105023A/ja
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
  • Moulds, Cores, Or Mandrels (AREA)
  • Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)
  • Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は河川堤護岸、並び
に法面、道路擁壁、及び法面、宅造公園等の土溜壁等を
構築するコンクリートブロックの表出面に植物が繁殖す
る植生用コンクリートブロック及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】災害から始まり、河川堤の護岸、道路擁
壁、宅造による土溜擁壁等の構築は、いづれも白一色の
コンクリート面を露出した構築体であるのが現状であ
る。そして、その露出面は全く縁のない全面が自然環境
を破壊した構築体であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の擁壁構築体の全
表出面全体はコンクリート色で縁のない自然環境を破壊
した表出面で、この重要問題を改善するため出願人は先
にいくつかの特許申請をしたが、本発明は更に改善し、
ブロックの強度を規定強度を維持し、そのブロックの表
出面に植物を植生する即時脱型で製造する小形コンクリ
ートブロックの製造方法を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は表出面に植物を
植生する各形状のコンクリートブロックの製造方法およ
びコンクリートを各形状の型枠に投入し、振動押圧で締
め固め、型枠と共に養生し、コンクリート硬化後脱型す
る表出面に植物を植生する中空部分を設けた大形コンク
リートブロックの製造方法である。特に即時脱型で製造
する植物を表出面に表出する控部の締め固めにおいて製
造したコンクリートの従来からの製造方法、及び装置は
バラツキの多いのが現状である。このバラツキの主たる
要因は特に人手を省略するため自動化することが行われ
ているが、製造装置は勿論のこと締め固め、及び電気的
制御が不調で製造したブロックは依然として手動より更
に悪い結果でバラツキコンクリートブロックが製造され
ている。この悪影響を及ぼす作動を改善し、常時安定し
たバラツキのない各部操作で控部強度を低下せず、制御
タイムに従って常に一定タイムで作動することに成功し
た。
【0005】前記ブロックのバラツキ、製造装置、電気
的制御の不調作動の主要因は型枠への給材が規定タイム
でコンクリート混練した自重による変化とホッパー構
造、給材函構造等の型枠への給材が一定化されないため
製品のバラツキ、或いは製造装置の電気的制御が不調と
なるために生じることを発見、この不調原因を究明し、
表出面に植物を植生する即時脱型で製造する小形コンク
リートブロックは勿論のこと、表出面に自然石塊石と砂
粒を表出する小形コンクリート、或いは表出面が凹凸粗
荒面である小形コンクリートブロックが一定タイム制御
が製造することに繰り返し研究試作した結果、成功し
た。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図面に
より説明すると、図1は一部断面とした植物植生コンク
リートブロックを製造する成形機の全体図を示し、図2
は円形状の表出面を成形する面パレットの拡大断面図で
内面中央部に緩性ゴム板を挿入するリングが固着され、
底面には水抜き細孔が適所に開孔している。図3は凹凸
粗荒面の正面を示す。図4は本発明の円形ブロックの中
央に表出面に向かって僅か小さいテーパー孔を開孔し、
その開孔内に砂粒骨材S−Sを充め、表出面と控尻の面
に樹脂製網状の蓋を固く挿入した側面断面図を示す。図
5は前記円形コンクリートブロックを任意高さに俵積状
に嵌合噛み合わせて積工した正面図を示す。図中のAは
円形ブロック周囲に形成されている空間を示す。図6は
その側面図を示す。図7は内面中央に緩性ゴム板を挿入
するリングが固着されていて、底面適所に水抜細孔が開
孔している八角形状のテーパー形状に開孔した周囲に自
然石と砂粒の凹凸粗荒面をブロック表出面に表出する面
パレットの拡大断面図を示す。図8は本発明の八角形状
の表出面中央のテーパー孔内に砂粒S−Sを充め、樹脂
製網状蓋を挿入し、その外周囲に自然石塊と砂粒の凹凸
粗荒面を表出した正面図を示す。図9は表出面に向かっ
て小さいテーパー形状内に砂粒S−S材を所定位置まで
充填し、表出面およびブロックの控尻面に樹脂網状の蓋
を固く挿入した状態を示す断面側面図である。図10は
八角形ブロックを任意高さに嵌合噛み合わせて積工した
正面図を示す。図中のAは積工した八角形ブロック周囲
に形成されている空間を示す。
【0007】図11は流動性大のコンクリートを四方向
開閉する型枠装置の内底部に内装する面パレットに大形
の植物を表出面に植生するコンクリートブロックの表出
面に適応する太さと形状の控尻より表出面部の小さいテ
ーパー状中子成形筒を表出面に適応する数をボルトにて
強固に締め付け、その中子成形筒の外周適所に水抜き細
孔を開孔し、突起したテーパー状の中子成形筒周囲に常
に用いている自然石塊と砂粒の混合材を適応厚みの層状
に供給し、上方より水を噴霧すると底面に設けた細孔よ
り脱水して自然砂粒層上面から突出すると共に、砂粒が
締め固められ、自然石塊は移動しない。このように処理
した面パレットを四方向開閉する型枠内底部の所定位置
に置載して四方向開いている型枠を閉じて一体型枠に組
成し、コンクリートを流し込み、従来通り振動とプレス
にてコンクリートを締め固め熱養生するコンクリート硬
化で脱型する植物を植生する大形コンクリートの製造方
法を平面図で示す。図12は図11の側面断面図を示
す。図13は脱型したテーパー孔内に図14の断面図で
示す自然材の小塊と粗骨材を充填し、表出面控尻面に網
状樹脂蓋を挿入し、その周囲に自然塊と砂粒の凹凸面を
表出した正面図を示す。図14は一部断面を示す側面図
である。
【0008】
【実施例】図1は即時脱型で製造する植物を植生する小
形コンクリートブロックを成形する成形機で、型枠
(2)の内面に硬質型板を張着した分割成形型であって
防振ゴム(1−1)を介して水平移動するように機枠に
取り付ける。その分割成形型(2)は実施例図示の図
3、図4の断面で示す小形ブロックbの分割成形型で、
水平移動する機枠に防振ゴム(1−1)を介して取り付
けられている分割成形型を防振ゴム(1−1)のネジを
緩めて取り外し、次の分割成形型を緩めた防振ゴム(1
−1)のネジを固く締め付ける僅かの取替え時間で取り
付け調整する手数手間は必要ない。この分割成形型への
必要振動力を有する振動機(5−2)が適所にそれぞれ
固着設けられている。この分割成形型(2)を図1で示
す成形機に載せて表面粗荒面で中央には左右に開閉する
分割成形型は防振ゴム(1−1)を介して水平移動する
機枠(1)に取り付けられ、成形型(2)のみに有効振
動を与え、必要以外の部所への振動伝達を遮断する。分
割成形型の下部には面パレットPを置載して上下動する
振動板装置が設けられている。
【0009】次にブロックの表出面を凹凸粗荒面に成形
する面パレットの処理を説明する(図2、図7参照)。
他の形状のブロックも同一構成して処理するのでその説
明は省略する。図2の円形ブロックおよび図7の八角形
面パレットの構成と処理を説明する。面パレットPの中
央にテーパー孔を成形する時、そのテーパー中子型底部
が当接押圧すると、緩性ゴム板(28)を挿入するリン
グ(27)が固着し、そのリング(27)周囲底面適所
に自然砂粒S−S・小塊Sの混合材を適宜厚層を形成す
る。この混合自然材の上方より、噴水ノズルWにより噴
水して混合材の上層部を洗い出し、その余水が下層の混
合材を透水し、数ケ所に設けられている細孔(29)よ
り脱水する。この混合自然砂粒S−S、小塊Sの洗い出
しされた凹凸粗荒面と小塊の突出部がコンクリート中に
埋入し、洗い出しされない層部が層間で分離してコンク
リート表出となる。
【0010】前記処理済み面パレットPを下降している
上下動する振動板(5)上に置載し、一体に組成されて
いる分割成形型(2)の最底部まで上昇して一時停止す
るか、又は所定位置まで上昇し、分割成形型適所に設け
られている振動機を起動する(ブロック形状が異なる取
り付け位置も替わるので図示していない)と同時に給材
函(18)と分離している前板(22)が防振ゴム(2
5)を介して一体の給材函(18)に組成し、前板(2
2)に固着している振動機(24)を起動しながらA位
置まで前進して型枠開口より収容しているコンクリート
の前部を給材し、設定した一定タイムが来ると給材函
(18)は位置まで前進すると上方で待期しているテー
パー孔を形成する中子テーパー筒(10)がコンクリー
トの練り状態により給材函(18)内を貫通して型枠
(2)への給材の促進を図る。練り状態が一定化した練
りの場合は行わない。給材函は前板振動機も停止し、元
位に復し、替わって上方で待期しているテーパー状の中
子筒(10)と中子筒上方に防振ゴム(18)を介して
ゴムの圧縮で上下動するプレス板(11)と共に型枠内
のコンクリート中に中子筒(10)が圧入し、中子筒下
面が面パレットPの中央リング(28)に挿入している
綬性ゴム(27)を圧縮と同時にプレス板(11)も防
振ゴムを図示のAからBに圧縮してコンクリート上面を
押圧仕上げし、この肯定が終了するとテーパー中子筒
(10)を吊下げしているシリンダー(4)の上昇切り
換え時の瞬間にプレス板を吊下げしている防振ゴム(1
3)のBからAに移る圧縮力でプレス板(11)はコン
クリート面を押圧している先にテーパー中子筒が僅か上
昇に移動してコンクリート中よりテーパー中子筒が引き
抜かれ脱型し、プレス板と共にテーパー中子筒は元位に
復す。勿論、テーパー中子筒下部が面パレットのリング
到達時型枠振動機(5−2)並び面パレットP置載して
いる振動板(5)の振動も停止する。次に水平移動開閉
する分割成形型(2)が取り付けされている左右に水平
移動する機枠の開きで分割成形型で成形した生コンクリ
ートは面パレットを残し、他は即時脱型されると面パレ
ット置載している振動板の下降で面パレット付き即時脱
型されたブロックは下方で待期している養生搬送コンペ
ア(9)上に移載されると次の処理済み面パレットが振
動板に載置され(図示なし)、この工程を繰り返し表出
面に植物を植生するコンクリート形ブロックを即時脱型
で成形製造する。
【0011】第2ホッパー(15)の構成と給材函(1
8)の構成を説明するとミキサーで混練した一練り分収
容する第1ホッパー(図示なし)底部から3〜4ケ分収
容する第2ホッパー(15)に供給するベルトコンペア
装置(17)と、第2ホッパー(15)の構成を説明す
ると、前面の下部が外開きに傾斜状にして収容している
コンクリートが必然的に給材コンクリートが給材函(1
8)に落下供給が確実に行われ、ホッパー上方に光電管
(16)の射光孔(16−1)を形成し、第2ホッパー
に収容してコンクリート山Cが給材函(18)に落下給
材すると光電管の働きで型枠の中にミキサーで混練した
コンクリートを収容する不均衡に自重に締め固められ、
コンクリートを第1ホッパー(図示なし)底部に備えた
コンペアが稼動し、必要量を第2ホッパーに供給する
と、コンクリート山状Cが形成し、光電管照射は遮断さ
れ、コンペアは停止する。この作動繰り返し行って、設
定タイムより確実に分割成形型の一体に組成された型枠
に供給するため図1の各種形状の分割成形型にコンクリ
ートを供給するため成形を終了したコンクリートブロッ
クのバラツキなく図1の成形機も順調に稼動し、能率も
向上する。
【0012】次に給材函(18)の構成を説明すると、
前板(22)を下方に向かって外開きの傾斜させ、給材
函と分離している前板(22)を防振ゴム(25)を介
して一体の給材函(18)に組成し、型枠に給材時前板
(22)に固着している振動機(24)を起動し、A位
置で一旦停止し、更にB位置に前進して型枠(2)に給
材函内に収容しているコンクリートを型枠に供給して給
材函が元位に復す時前板振動も停止する。この給材函の
Aでの一旦停止、B位置に前進して停止するタイムはつ
まみ一つで自在に迅調整されるものである。これを繰り
返し、自動にて成形する給材函の構成の給材函は型枠に
確実正確に供給することはとりなおさず、コンクリート
ブロックのバラツキなく、しかも設定されたタイムで確
実に稼動するため、各形状のコンクリートブロックを迅
速且つ正確にコンクリートブロックを成形する抜群の威
力を発揮する。
【0013】次に図1で示す即時脱型成形する小形のコ
ンクリート表出面に植物を植生する水分を裏込め土壌よ
り透水する水を表出面に固着している培養土混合の植生
土に浸透させる表出面から控尻まで貫通した底部面パレ
ットに向かって僅かブロックの控尻より細いテーパー形
状の中子成形筒(10)上部を上下自在のプレス板を装
置した中子筒を上下動するシリンダーに固定している固
定板に防振ゴム(13)を介して吊下げ取り付ける。こ
のプレス板を装置したテーパー中子筒はブロック形状が
異なると、そのブロック形状に適応した形状のテーパー
中子筒を用いる。以上、植物を植生する即時脱型で成形
する小形コンクリートブロックの表出面に裏込土からの
水を透水浸透させるテーパー形状の孔を形成する構成を
詳記。これを前記詳記した植物植生する即時脱型で成形
するコンクリート小形のブロック成形に用いるものであ
る。
【0014】次に図11以下を参照して、流動性多く混
練したコンクリートを型枠に供給し振動締め固め、表出
面に植物を植生する大形コンクリートブロックの成形製
造する構成を説明する。成形する型枠装置は図11、図
12、の実施例図示で、四方向底部の回転装置を基に開
閉する型枠で、その開閉する型枠装置の最底部に設けら
れている底板を置載すると、開いている四方向型枠を閉
じて一体に組成する型枠装置の規定位置に載置される。
【0015】次に表出面からブロックの控尻まで貫通す
るテーパー孔を形成する中子筒(35)は図示において
は円形であるが、大形コンクリートブロックの形状によ
り、例えば楕円形、四角形、長方形、その他ブロックに
適応する中子筒でよいが、ブロック強度に悪影響を与え
る形状の中子筒は用いない方がよい。このテーパー中子
筒(35)の底板への固着はブロックの表出面に対応す
る数を底板の底面からボルト(36)にて固く締め付
け、型枠内に流し込みしたコンクリートの振動締め固め
に移動しないことを目的とする(図12参照)。底板
(33)の上面にテーパー中子筒が固着した周囲数ケ所
に水抜き細孔(41)を設けて底板載置台(40)に置
載し、四方向開いている型枠を閉じ、一体に組成する。
【0016】テーパー中子筒(35)を固着した底板
(33)を型枠底部内装して四方向開いている型枠を閉
じ、一体の型枠に組成した各中子筒の間に自然材の砂粒
S−Sと自然材の表出面に適応する大きさの石塊Sと、
前記砂粒を混合した自然材を適応する層を成形する量を
なるべく均平状に供給して上方より水を噴水して混合材
の上層を洗い出す、一方混合材を透水した余水を面パレ
ット底面に設けた水抜き細孔(41)より脱水させる。
これで表出面に自然材砂粒塊面と自然材の大きさ石塊面
を表出と表出面が小さい控尻まで貫通するテーパー中子
筒(35)の準備は完了する。
【0017】次に準備完了した型枠にコンクリートを流
し込み、型枠と供給したコンクリートに底部から振動を
与えて締め固め中にコンクリート中に含有している気泡
を上方に脱出させると上部面のコンクリートは締め固め
られた分だけ不足する。それを底部から振動を与えてい
る中に補充する。又、図示はしていないがブロック形状
が異なると組成した型枠適所の側面から振動を与えて締
め固めと気泡を脱出させ、加振中に上層コンクリートの
不足分を補充する。締め固めが完了すると型枠共に熱養
生し、コンクリート硬化後組成した型枠(34)を四方
向開いて脱型すると図13の正面、並びに図14の一部
断面の側面図の大形コンクリートブロックが成形製造さ
れる。大形コンクリートブロックの形状は特に異なり、
従って表出面も異なるためコンクリート上面を表出面と
して成形しなければならない場合が生じる。この場合、
図12で示すテーパー中子筒の縮小された方を上の表出
面になるように四方向開閉する型枠内底部に載置する面
パレットにボルトにて固着し、準備完了の型枠にコンク
リートを流し込み、先に流し込んだコンクリートを振動
を与えて締め固め、中子筒の周囲に前記した砂粒小塊の
混合材を先に層状なるべく均斉状に散布供給し、混合材
より大きい自然石塊を適宜位置に斑状に置き、僅か振動
を与えてコンクリート上面に供給した混合材層の一部と
斑状に置いた自然石塊をコンクリート中に一部を埋入し
て熱養生し、コンクリート硬化で型枠より脱型する。脱
型したコンクリートを横に立てるとコンクリート中に埋
入されていない混合材は自然に落下して、そのコンクリ
ートブロックの表出面はテーパー孔の周囲が凹凸粗荒面
が表出される。この構成は従来の上面に石塊を人工的に
コンクリート中に埋入する構成とは全く相違する技術構
成であることを明記する。
【0018】次に即時脱型で成形する小形コンクリート
の表出面が小さい控尻まで貫通したテーパー孔に充填す
る常に用いている粗骨材と大形コンクリート表出面から
控尻まで貫通したテーパー孔に充填する当業者が常に用
いている粗骨材を充填する構成は同様である。従って、
この構築を更に詳記すると、表出面に樹脂製の網状の蓋
(26)を固く挿入し、前記粗骨材をテーパー孔内に規
定位置まで充填し、網状の樹脂製蓋(26)を固く挿入
して後は構築現場で嵌合噛み合わせして任意高さに構築
する。
【0019】次に本出願は従来当業者が採用していた手
数と手間を省略し、全くその手数と手間を全部省略した
表出面への自然砂粒と表出面に適応する大きさの自然石
塊を混合して表出面の形成したテーパー孔周囲に層状の
厚みの混合の自然材を供給して上方より水を噴水し、混
合材の上層部を洗い出した下層は水が浸透して面パレッ
ト底面に設けた水抜き細孔より脱水して下層部の混合自
然材を締め固め、コンクリート養生して硬化後、洗い出
した部所はコンクリート中に埋入し、その下層部は面パ
レット剥離で層間分離し、その層間分離面が表出面とな
る。
【0020】この即時脱型で成形する小形コンクリート
ブロック、並びに大形コンクリートブロックの成形方法
で、法面の緩やかな河川堤の構築に用いる張り小形大形
の適所に表出面が縮小された控尻面までの貫通したテー
パーを形成し、積工後そのテーパー孔に粗骨材を規定位
置まで充填し、その上に粘土培養土を適宜厚みに塗り、
植物苗を植付けするか、或いは種子を吹付け発芽させて
植生が完了する。なお、図中の符号(3)は型枠開閉シ
リンダー、(7)はブロックb昇降シリンダー、(8)
は押送シリンダー、(21)は給材函作動シリンダーを
それぞれ示すものである。
【0021】
【発明の効果】以上、詳記したように即時脱型で表出面
に植物を植生する成形型は二重構造分割成形型を防振ゴ
ムを介して水平移動する作動機枠に僅かの時間で取替え
るのみで、一切摺合わせする調整は必要ない。小形のコ
ンクリートブロック、並びに大形コンクリートブロッ
ク、及び法面の緩やかな大小の張りブロックその小形、
大形のコンクリート表出面、並びに張りブロック表出面
に植物を植生するに欠かせることのできない水の補水を
ブロック控尻に充填した土壌から表出面の僅か縮小した
控尻まで届く表出面に適応した形状のテーパー孔内に生
コン業者が常に用いている粗骨材を充填し、表出面に形
成された開孔周囲の表出面は生コン業者が用いている砂
粒を小塊の自然材を混合した凹凸粗荒面に植物を植生す
る粘土、培養土と共に植物種子を練り混ぜた粘土培養土
を植生に必要な厚みにテーパー状に開口した面を凹凸粗
荒面全面に塗布するか、或いは種子混合しない粘土培養
土を塗付し、植物苗を植付ける裏込土からテーパー孔内
に充填した粗骨材を水が浸透して表出面全面に塗付した
粘土培養に補水し植物植生する。このようにして構築し
た植物を植生する小形大形、並びに張りコンクリートブ
ロックは大雨時の裏込土の土壌の土水圧でもそれぞれに
形成されたテーパー状の粗骨材を浸透して水のみを表出
面の粘土培養土混合層に補水するため構築した擁壁は積
工時の状態を保持する。嵌合噛み合わせしての積工した
ブロックはそれぞれ土水圧を分散して表出面に補水する
ので、構築した擁壁の下部から上部まで確実に水のみを
表出面に補水する。地震による振動力にブロックそのも
の自体がその地震力を分散して受け、更に相互ブロック
が嵌合噛み合って強力化する。その各形状のストレート
孔は裏込土の水を表出面に植生した植物に与える導水孔
で、一度大雨による裏込土への浸透は裏込土の土水圧状
態となるその裏込土壌からの土水圧を各形状の導水する
ストレート孔から裏込土壌と水を表出から流出し、構築
した擁壁体の裏に充填した土壌はなくなり、費用を掛け
て災害により崩壊を防止するための構築体も二次災害を
有する構築体となる危険は大である。この裏込土壌の表
出面への流出を防止するため、ブロック控尻に当て、裏
込土を充填する方法も試験結果は裏込土水圧による金網
目は目詰まりして土水圧は依然として緩和されない試験
結果も出願人は有している。又、植物を植生する表出面
にかなり割高となる化粧材の多孔質軽石、或いは多孔質
の火山の熔岩石等を用いて水を含水しても、多孔質材に
含水した水は乾燥してその役目を果たさず、植物も育生
されない欠点を有する。尚、本願の自然材である砂粒小
塊の練り混ぜした混合材は、現在当業者が表出面の化粧
材として面パレットに砂層を形成し、その砂層上に自然
石、或いは熔岩石等を配置するか、或いは先に化粧材を
並置し、その相互間に砂層を形成する等の手数と手間は
一切本出願は必要なく省略される。割高となる自然石化
粧材熔岩石等は用いず、常に生コン業者、コンクリート
ブロック業者が用いている骨材、及び砂に小塊石でそれ
を練り混ぜ、上方より水を噴水して上層の混合材を洗い
出し、その余水が中層下層を浸透して締め固め、面パレ
ット底面に形成した水抜き細孔より脱水する手段であ
る。現在、当業者が用いている手段は一切省略される技
術は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一部を断面とした成形機の全体図
【図2】 面パレットの拡大断面図
【図3】 凹凸粗荒面のブロック正面図
【図4】 本発明のブロック断面図
【図5】 俵積状に積工した正面図
【図6】 俵積状に積工した側面図
【図7】 成形時の面パレットの拡大断面図
【図8】 本発明の別の実施例である八角形ブロック体
の正面図
【図9】 八角形ブロック体の断面図
【図10】八角形ブロック体を積工した正面図
【図11】大形植生ブロック成形の正面図
【図12】大形植生ブロック成形の側面図
【図13】大形植生ブロック成形体の正面図
【図14】大形植生ブロック成形体の側面図
【符号の説明】
(1)…型枠 (1−1)…防振ゴム (2)…分割型枠 (2−1)…中子 (3)…型枠開閉シリンダー (4)…押圧シリンダー (5)…振動枠 (5−1)…防振ゴム (5−2)…振動機 (7)…昇降シリンダー (8)…押送シリンダー (10)…中子筒 (11)…押圧板 (13)…緩衝ゴム (15)…ホッパー (16)…光電管 (18)…給材函 (22)…前板 (24)…給材函振動機 (25)…給材函の防振ゴム (26)…樹脂製網蓋 (27)…緩性ゴム板 (28)…ゴムリング (29)…パレットの透孔 (33)…底板 (34)…流し込み用型枠 (35)…平板の中子筒 (36)…取付けボルト (39)…締付ボルト (41)…底板の透孔
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−137014(JP,A) 特開 平2−103103(JP,A) 特開 昭63−299901(JP,A) 実開 昭52−141204(JP,U) 実開 平1−161003(JP,U) 実開 平3−76043(JP,U) 実開 平4−26217(JP,U) 特許103266(JP,B2) 実用新案登録3026838(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B28B 3/02 E02D 17/20 102

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表出面が円形又は8角形で同形の控部を有
    した胴細りのコンクリートブロックであって、該ブロッ
    クの表出面中央から控部にかけて僅かに先細りのテーパ
    ー状の空洞部を設け、この空洞部の前後に空隙を設けて
    合成樹脂製の網蓋を設け、この前後の網蓋間内に粗骨材
    を充填し、ブロック表出面の網蓋を設けた中空部の周囲
    に砂粒、小塊石の混合材を表出し、前記表出面側に設け
    た網蓋と表出面との空隙に植生用土壌を充填したことを
    特徴とした植生用の積みブロック。
  2. 【請求項2】異なる表出面に応じた面パレットの内面に
    中空部を設けるためのリングを固着し、このリングの
    部に緩性ゴム板を挿入して固定して網蓋と中空部を形成
    し、この周囲の空間に面パレット底面に水抜き穴を設
    け、この上に砂粒・小塊石を混合練りした自然石材を配
    して面パレットを形成し、上方より水を噴出して上層部
    を洗い出した面パレットを型枠内に納め、上面にコンク
    リートを充填して成形する請求項1に記載の植生用積み
    コンクリートブロックの製造方法。
  3. 【請求項3】網蓋により形成される植生部となる中空部
    を設けた形状寸法の異なる表出面に、表出面が控尻面と
    は小さいテーパー形状、或は変形したテーパー形状の表
    出面から控尻まで貫通した孔を形成する中子筒を表出面
    に適応する底板に、テーパー状の中子筒の小さい方を固
    くボルトにて締め付ける一方、型枠底部の基台に回動す
    る四方開閉する型枠装置の底部が締め付けされていて、
    この四方開閉する型枠装置の内側には先にテーパー形状
    の中子筒を固く締め付けた深さを有する底板を載置する
    載置台が型枠基台に設けられ、この底板を基台上に載置
    して型枠を一体に組成すること、及びこの組成したテー
    パー中子筒周囲に自然材の砂粒・小塊石を混合練りした
    混合材を表出面に応じた厚みに底部から振動を与えなが
    らほぼ均等にならし、上方から水を噴水して混合材の上
    層部を底部から微振動を与えて洗い出し、この水の余水
    は中層、下層を浸透して底板底面に形成した水抜き細孔
    より脱水し、このように処理した型枠内に軟練りコンク
    リートを投入し、振動締固め、混合材の洗い出した上層
    部がコンクリート中に埋入されて表出面となる大形植生
    コンクリートブロックの製造方法。
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