JP3467888B2 - 受信装置及び送受信装置 - Google Patents
受信装置及び送受信装置Info
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- H04L27/233—Demodulator circuits; Receiver circuits using non-coherent demodulation
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- H03L7/00—Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
- H03L7/06—Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
- H03L7/08—Details of the phase-locked loop
- H03L7/099—Details of the phase-locked loop concerning mainly the controlled oscillator of the loop
- H03L7/0991—Details of the phase-locked loop concerning mainly the controlled oscillator of the loop the oscillator being a digital oscillator, e.g. composed of a fixed oscillator followed by a variable frequency divider
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- H04L7/02—Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information
- H04L7/033—Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information using the transitions of the received signal to control the phase of the synchronising-signal-generating means, e.g. using a phase-locked loop
- H04L7/0331—Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information using the transitions of the received signal to control the phase of the synchronising-signal-generating means, e.g. using a phase-locked loop with a digital phase-locked loop [PLL] processing binary samples, e.g. add/subtract logic for correction of receiver clock
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- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
- Time-Division Multiplex Systems (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、衛星通信、移動体通
信、移動体衛星通信に用いられるディジタル通信の受信
装置及び送受信装置に関するものである。
信、移動体衛星通信に用いられるディジタル通信の受信
装置及び送受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のクロック再生回路として、例え
ば、“ディジタル信号処理の応用”,電子情報通信学
会、p169,に示されたものがあり、図16は上記の
クロック再生回路をディジタルPLL化したものであ
り、「ゼロクロス法」と呼ばれている方式である。図1
6において、1は受信信号の入力端子、2は受信信号か
ら復調信号を取り出す復調器、3は復調器2出力から可
変分周器6出力クロックと受信信号のシンボルクロック
成分との位相差を検出する位相比較器、4は位相比較器
3出力を平均化するランダムウォークフィルタ、5は受
信信号のシンボルクロック成分のほぼ整数倍の周波数で
発振する固定発振器、6はランダムウォークフィルタ4
出力に応じた分周数で固定発振器5出力を分周し、受信
信号のシンボルクロックに同期したクロックを各部分へ
出力する可変分周器、100は位相比較器3、ランダム
ウォークフィルタ4、固定発振器5、可変分周器6から
構成されるクロック再生回路である。
ば、“ディジタル信号処理の応用”,電子情報通信学
会、p169,に示されたものがあり、図16は上記の
クロック再生回路をディジタルPLL化したものであ
り、「ゼロクロス法」と呼ばれている方式である。図1
6において、1は受信信号の入力端子、2は受信信号か
ら復調信号を取り出す復調器、3は復調器2出力から可
変分周器6出力クロックと受信信号のシンボルクロック
成分との位相差を検出する位相比較器、4は位相比較器
3出力を平均化するランダムウォークフィルタ、5は受
信信号のシンボルクロック成分のほぼ整数倍の周波数で
発振する固定発振器、6はランダムウォークフィルタ4
出力に応じた分周数で固定発振器5出力を分周し、受信
信号のシンボルクロックに同期したクロックを各部分へ
出力する可変分周器、100は位相比較器3、ランダム
ウォークフィルタ4、固定発振器5、可変分周器6から
構成されるクロック再生回路である。
【0003】また、図17は位相比較器の構成例を示す
ブロック図である。図17において、10は復調器2出
力信号のMSB(Most Significant Bit) 1ビットを入
力する入力端子、11は可変分周器6出力クロックの入
力端子、12は入力端子11出力を反転する反転回路、
13は入力端子10入力信号を反転回路12出力クロッ
クでラッチする第1のラッチ回路、14は入力端子10
入力信号を入力端子11入力クロックでラッチする第2
のラッチ回路、15,16はそれぞれ第1,第2のラッ
チ回路13,14出力を入力端子11入力クロックでラ
ッチする第3,第4のラッチ回路、17は第3,第4の
ラッチ回路15,16出力の排他的論理和をとる排他的
論理和回路、18は排他的論理和回路17出力を外部に
出力する出力端子、19は第2,第4のラッチ回路1
4,16出力の排他的論理和をとる排他的論理和回路、
20は排他的論理和回路19出力を外部に出力する出力
端子である。
ブロック図である。図17において、10は復調器2出
力信号のMSB(Most Significant Bit) 1ビットを入
力する入力端子、11は可変分周器6出力クロックの入
力端子、12は入力端子11出力を反転する反転回路、
13は入力端子10入力信号を反転回路12出力クロッ
クでラッチする第1のラッチ回路、14は入力端子10
入力信号を入力端子11入力クロックでラッチする第2
のラッチ回路、15,16はそれぞれ第1,第2のラッ
チ回路13,14出力を入力端子11入力クロックでラ
ッチする第3,第4のラッチ回路、17は第3,第4の
ラッチ回路15,16出力の排他的論理和をとる排他的
論理和回路、18は排他的論理和回路17出力を外部に
出力する出力端子、19は第2,第4のラッチ回路1
4,16出力の排他的論理和をとる排他的論理和回路、
20は排他的論理和回路19出力を外部に出力する出力
端子である。
【0004】図19はランダムウォークフィルタ4の構
成例を示すブロック図である。図19において、30は
上記出力端子18出力を入力する入力端子、31は上記
出力端子20出力を入力する入力端子、32は可変分周
器6出力クロックの入力端子、33は入力端子32クロ
ックで動作し、入力端子30入力信号でUP/DOWN
し、入力端子31入力信号でイネーブル/ディセーブル
動作する2N段アップダウンカウンタ、34は2N段ア
ップダウンカウンタ33カウント値が2Nの時“後退”
信号を出力する出力端子、35は2N段アップダウンカ
ウンタ33カウント値が0の時“進め”信号を出力する
出力端子、36は上記“後退”信号あるいは“進め”信
号が出力された時2N段アップダウンカウンタ33値を
Nに設定するN設定回路である。
成例を示すブロック図である。図19において、30は
上記出力端子18出力を入力する入力端子、31は上記
出力端子20出力を入力する入力端子、32は可変分周
器6出力クロックの入力端子、33は入力端子32クロ
ックで動作し、入力端子30入力信号でUP/DOWN
し、入力端子31入力信号でイネーブル/ディセーブル
動作する2N段アップダウンカウンタ、34は2N段ア
ップダウンカウンタ33カウント値が2Nの時“後退”
信号を出力する出力端子、35は2N段アップダウンカ
ウンタ33カウント値が0の時“進め”信号を出力する
出力端子、36は上記“後退”信号あるいは“進め”信
号が出力された時2N段アップダウンカウンタ33値を
Nに設定するN設定回路である。
【0005】図20は可変分周器6の構成例を示すブロ
ックである。図20において、40は上記“後退”信号
の入力端子、41は上記“進め”信号の入力端子、42
は入力端子40入力信号及び入力端子41入力信号に応
じて固定発振器5出力にパルスを付加したり除去したり
するパルス付加または除去回路、43はパルス付加また
は除去回路42出力を分周する分周器、44は分周器4
3出力を外部に出力する出力端子である。
ックである。図20において、40は上記“後退”信号
の入力端子、41は上記“進め”信号の入力端子、42
は入力端子40入力信号及び入力端子41入力信号に応
じて固定発振器5出力にパルスを付加したり除去したり
するパルス付加または除去回路、43はパルス付加また
は除去回路42出力を分周する分周器、44は分周器4
3出力を外部に出力する出力端子である。
【0006】以下に、図16の動作について説明する。
本ゼロクロス法は、可変分周器6出力クロックでサンプ
ルされたゼロクロス点データ(1,0)の平均値が
「0.5」になるように可変分周器6出力クロックの位
相を制御することで、可変分周器6出力クロックを受信
信号のシンボルクロック成分に位相同期させるものであ
る。入力端子1から入力された受信信号は復調器2で復
調される。そして、位相比較器3へは復調器2出力のベ
ースバンド波形の符号ビット(MSB:{1,0})が
入力される。位相比較器3は、入力端子10から入力さ
れた信号に対して、第1のラッチ回路13でゼロクロス
点近傍データをサンプルし、第2のラッチ回路14でナ
イキスト点近傍データをサンプルし、そして、第1,第
2のラッチ回路13、14出力は入力端子11入力クロ
ックで第3,第4のラッチ回路15、16でラッチされ
る。それと同時に、第2のラッチ回路14は次のナイキ
スト点近傍データをサンプルする。
本ゼロクロス法は、可変分周器6出力クロックでサンプ
ルされたゼロクロス点データ(1,0)の平均値が
「0.5」になるように可変分周器6出力クロックの位
相を制御することで、可変分周器6出力クロックを受信
信号のシンボルクロック成分に位相同期させるものであ
る。入力端子1から入力された受信信号は復調器2で復
調される。そして、位相比較器3へは復調器2出力のベ
ースバンド波形の符号ビット(MSB:{1,0})が
入力される。位相比較器3は、入力端子10から入力さ
れた信号に対して、第1のラッチ回路13でゼロクロス
点近傍データをサンプルし、第2のラッチ回路14でナ
イキスト点近傍データをサンプルし、そして、第1,第
2のラッチ回路13、14出力は入力端子11入力クロ
ックで第3,第4のラッチ回路15、16でラッチされ
る。それと同時に、第2のラッチ回路14は次のナイキ
スト点近傍データをサンプルする。
【0007】図18(a)にベースバンド信号のサンプ
ル例を示す。本例では、データが+1から−1に変化し
た場合を示している。また、同図(b)に、(a)の軟
判定信号を硬判定{1,0}した場合の波形を示す。こ
の場合、第2のラッチ回路14は時刻(m+1)のナイ
キスト点近傍データ、第3のラッチ回路15は時刻(m
+(1/2))のゼロクロス点近傍データ、第4のラッ
チ回路16では時刻(m)のナイキスト点近傍データを
ラッチする。そして、排他的論理和17において、第3
のラッチ回路15出力、即ち時刻(m+(1/2))の
ゼロクロス点情報と第4のラッチ回路16出力、即ち時
刻(m)のナイキスト点情報を乗算し、出力端子18か
ら出力する。これは、データが−1から+1に変化した
場合と、+1から−1に変化した場合とで、クロックの
位相誤差とゼロクロスによる位相誤差情報との符号を揃
えるためである。そして、この出力がクロックの“進み
/遅れ”情報に相当し、この値の平均値が“0”になる
ように、即ち符号ビット(0,1)では“0.5”にな
るように制御される。なお、本例では“進み”の場合は
“0”を、“遅れ”の場合は“1”を出力するとする。
ル例を示す。本例では、データが+1から−1に変化し
た場合を示している。また、同図(b)に、(a)の軟
判定信号を硬判定{1,0}した場合の波形を示す。こ
の場合、第2のラッチ回路14は時刻(m+1)のナイ
キスト点近傍データ、第3のラッチ回路15は時刻(m
+(1/2))のゼロクロス点近傍データ、第4のラッ
チ回路16では時刻(m)のナイキスト点近傍データを
ラッチする。そして、排他的論理和17において、第3
のラッチ回路15出力、即ち時刻(m+(1/2))の
ゼロクロス点情報と第4のラッチ回路16出力、即ち時
刻(m)のナイキスト点情報を乗算し、出力端子18か
ら出力する。これは、データが−1から+1に変化した
場合と、+1から−1に変化した場合とで、クロックの
位相誤差とゼロクロスによる位相誤差情報との符号を揃
えるためである。そして、この出力がクロックの“進み
/遅れ”情報に相当し、この値の平均値が“0”になる
ように、即ち符号ビット(0,1)では“0.5”にな
るように制御される。なお、本例では“進み”の場合は
“0”を、“遅れ”の場合は“1”を出力するとする。
【0008】また、排他的論理和19は第2のラッチ回
路14出力、即ち時刻(m+1)のナイキスト点情報
と、第4のラッチ回路16出力、即ち時刻(m)のナイ
キスト点情報との排他的論理和をとり、出力端子20よ
り出力する。これは、連続するナイキスト点間でデータ
が変化しなかった場合には、その間のゼロクロス点情報
は無意味となるため、本信号を用いて出力端子18から
出力されているゼロクロス点情報の“有意/無意味”を
判断する。なお、本例では、“有意”の場合は“1”
を、無意味の場合は“0”を出力する。
路14出力、即ち時刻(m+1)のナイキスト点情報
と、第4のラッチ回路16出力、即ち時刻(m)のナイ
キスト点情報との排他的論理和をとり、出力端子20よ
り出力する。これは、連続するナイキスト点間でデータ
が変化しなかった場合には、その間のゼロクロス点情報
は無意味となるため、本信号を用いて出力端子18から
出力されているゼロクロス点情報の“有意/無意味”を
判断する。なお、本例では、“有意”の場合は“1”
を、無意味の場合は“0”を出力する。
【0009】こうして、位相比較器3は、可変分周器6
出力クロックの位相がゼロクロス点(あるいはナイキス
ト点)から進んでいる場合には“進み”信号“0”を、
遅れている場合には“遅れ”信号“1”を、また、その
値は“有意”か“無意味”かを示す信号を出力する。
出力クロックの位相がゼロクロス点(あるいはナイキス
ト点)から進んでいる場合には“進み”信号“0”を、
遅れている場合には“遅れ”信号“1”を、また、その
値は“有意”か“無意味”かを示す信号を出力する。
【0010】次に、ランダムウォークフィルタ4は上記
位相比較器3出力の位相差情報を平均する。2N段アッ
プダウンカウンタ33は、入力端子31入力信号が
“1”の場合、即ち上記位相比較器3出力データが“有
意”とみなされる場合のみ入力端子32から入力される
クロックでアップ/ダウン動作を行う。そして、入力端
子30入力信号が“0”の場合にはカウントを1つアッ
プし、“1”の場合にはダウンする。こうして、2N段
アップダウンカウンタ33のカウント値が“2N”にな
った場合、出力端子34より“後退”信号を出力すると
同時に、N設定回路36によって2N段アップダウンカ
ウンタ33の値を中央値の“N”に設定する。また、カ
ウント値が“0”になった場合は、同様に出力端子35
より“進め”信号を出力すると同時に、N設定回路36
によって2N段アップダウンカウンタ33の値を中央値
の“N”に設定する。こうして、上記位相比較器3出力
信号は、2N段アップダウンカウンタ33によって平均
化される。
位相比較器3出力の位相差情報を平均する。2N段アッ
プダウンカウンタ33は、入力端子31入力信号が
“1”の場合、即ち上記位相比較器3出力データが“有
意”とみなされる場合のみ入力端子32から入力される
クロックでアップ/ダウン動作を行う。そして、入力端
子30入力信号が“0”の場合にはカウントを1つアッ
プし、“1”の場合にはダウンする。こうして、2N段
アップダウンカウンタ33のカウント値が“2N”にな
った場合、出力端子34より“後退”信号を出力すると
同時に、N設定回路36によって2N段アップダウンカ
ウンタ33の値を中央値の“N”に設定する。また、カ
ウント値が“0”になった場合は、同様に出力端子35
より“進め”信号を出力すると同時に、N設定回路36
によって2N段アップダウンカウンタ33の値を中央値
の“N”に設定する。こうして、上記位相比較器3出力
信号は、2N段アップダウンカウンタ33によって平均
化される。
【0011】次に、ランダムウォークフィルタ4出力
“進め”“後退”信号は可変分周器6に入力される。一
般的に、固定発振器5の発振周波数はシンボルレートの
整数倍に選ばれる。いま、シンボルレートをfs (Hz)
、固定発振器5出力周波数をfosc (Hz)とすると、次
式のような関係で表される。 fosc (Hz) =M・fs (Hz) (M:整数) (1)
“進め”“後退”信号は可変分周器6に入力される。一
般的に、固定発振器5の発振周波数はシンボルレートの
整数倍に選ばれる。いま、シンボルレートをfs (Hz)
、固定発振器5出力周波数をfosc (Hz)とすると、次
式のような関係で表される。 fosc (Hz) =M・fs (Hz) (M:整数) (1)
【0012】入力端子40,41から信号が入力されな
い場合は、固定発振器5出力信号はパルス付加または除
去回路42を通り、分周器43でM分周される。そし
て、分周器43からは分周されたシンボルレート
(fs )クロックが出力される。
い場合は、固定発振器5出力信号はパルス付加または除
去回路42を通り、分周器43でM分周される。そし
て、分周器43からは分周されたシンボルレート
(fs )クロックが出力される。
【0013】いま、入力端子40より“後退”信号が入
力された場合、パルス付加または除去回路42は固定発
振器5出力クロックから1周期分クロックを削除する。
これによって分周器43出力クロック位相は前の位相か
ら(1/M)周期分遅れることになる。また、入力端子
41より“進め”信号が入力された場合は、パルス付加
または除去回路42は固定発振器5出力クロックに1周
期分クロックを追加する。これによって分周器43出力
クロック位相は前の位相から(1/M)周期分進むこと
になる。こうして、分周器43出力クロック信号は入力
端子40,41の信号により位相制御される。
力された場合、パルス付加または除去回路42は固定発
振器5出力クロックから1周期分クロックを削除する。
これによって分周器43出力クロック位相は前の位相か
ら(1/M)周期分遅れることになる。また、入力端子
41より“進め”信号が入力された場合は、パルス付加
または除去回路42は固定発振器5出力クロックに1周
期分クロックを追加する。これによって分周器43出力
クロック位相は前の位相から(1/M)周期分進むこと
になる。こうして、分周器43出力クロック信号は入力
端子40,41の信号により位相制御される。
【0014】以上のようにして、図16に示す“ゼロク
ロス法”のクロック再生回路100は、可変分周器6出
力クロックを受信信号中に含まれるシンボルクロック成
分に位相同期させることができる。
ロス法”のクロック再生回路100は、可変分周器6出
力クロックを受信信号中に含まれるシンボルクロック成
分に位相同期させることができる。
【0015】図21は、従来の2次ループクロック再生
回路で用いられるループフィルタの構成図である。受信
信号に含まれるシンボルクロック成分周波数fRX(Hz)
と、クロック再生回路の自走周波数、即ち、fs =(f
osc )/M(Hz)とにクロック周波数偏差がある場合に有
効である。この場合、図16のクロック再生回路100
のランダムウォークフィルタ4の部分が図21に示すよ
うに変更される。このような2次ループ構成にすること
によって、1次ループ構成で生じたクロック周波数偏差
による定常位相誤差を抑えることができる。なお、2次
ループディジタルPLLに関しては、例えば“PLL
ICの使い方”,秋葉出版,p154,に示されてお
り、定常位相誤差に関しては同じ文献のp26に示され
ている。
回路で用いられるループフィルタの構成図である。受信
信号に含まれるシンボルクロック成分周波数fRX(Hz)
と、クロック再生回路の自走周波数、即ち、fs =(f
osc )/M(Hz)とにクロック周波数偏差がある場合に有
効である。この場合、図16のクロック再生回路100
のランダムウォークフィルタ4の部分が図21に示すよ
うに変更される。このような2次ループ構成にすること
によって、1次ループ構成で生じたクロック周波数偏差
による定常位相誤差を抑えることができる。なお、2次
ループディジタルPLLに関しては、例えば“PLL
ICの使い方”,秋葉出版,p154,に示されてお
り、定常位相誤差に関しては同じ文献のp26に示され
ている。
【0016】図21において、50は位相比較器3出力
信号を入力する入力端子、51は可変分周器6出力クロ
ックの入力端子、52は入力端子50入力信号におい
て、“有意/無意味”信号が“有意”の場合には進み/
遅れ信号(0,1)を(−1,+1)に変換し、“無意
味”の場合には“0”を出力する符号変換器、53は符
号変換器52出力値とラッチ回路54出力値とを加算す
る加算器、54は加算器53出力値を入力端子51入力
クロックでラッチするラッチ回路、55は加算器53,
ラッチ回路54で構成される第1の積分器、56は第1
の積分器55出力値とラッチ回路57出力値とを加算す
る加算器、57は加算器56出力値を入力端子51入力
クロックでラッチするラッチ回路、58は加算器56,
ラッチ回路57で構成される第2の積分器、59は第2
の積分器58出力値の絶対値がある値以上(例えば積分
器58がオーバーフロー、あるいはアンダーフローした
場合)になった場合には、“後退”信号、あるいは“進
め”信号を出力する比較器、60はランダムウォークフ
ィルタ4出力信号と比較器59出力信号とを加算する加
算器、61は加算器60を外部に出力する出力端子であ
る。
信号を入力する入力端子、51は可変分周器6出力クロ
ックの入力端子、52は入力端子50入力信号におい
て、“有意/無意味”信号が“有意”の場合には進み/
遅れ信号(0,1)を(−1,+1)に変換し、“無意
味”の場合には“0”を出力する符号変換器、53は符
号変換器52出力値とラッチ回路54出力値とを加算す
る加算器、54は加算器53出力値を入力端子51入力
クロックでラッチするラッチ回路、55は加算器53,
ラッチ回路54で構成される第1の積分器、56は第1
の積分器55出力値とラッチ回路57出力値とを加算す
る加算器、57は加算器56出力値を入力端子51入力
クロックでラッチするラッチ回路、58は加算器56,
ラッチ回路57で構成される第2の積分器、59は第2
の積分器58出力値の絶対値がある値以上(例えば積分
器58がオーバーフロー、あるいはアンダーフローした
場合)になった場合には、“後退”信号、あるいは“進
め”信号を出力する比較器、60はランダムウォークフ
ィルタ4出力信号と比較器59出力信号とを加算する加
算器、61は加算器60を外部に出力する出力端子であ
る。
【0017】次に図16のクロック再生回路100のラ
ンダムウォークフィルタ4の部分を図21に示すように
変更されたときの動作について説明する。図16の位相
比較器3出力の“進み/遅れ”信号と“有意/無意味”
信号は2分岐され、一方はランダムウォークフィルタ4
に、もう一方は符号変換器52に入力される。ランダム
ウォークフィルタ4は前述したように動作し、“進め/
後退”信号を出力する。もう一方、符号変換器52は、
“無意味”の場合は“0”を出力し、“有意”かつ“進
み”の場合は“+1”を、“有意”かつ“遅れ”の場合
は“−1”を出力する。そして、符号変換器52出力値
(0,±1)は第1の積分器55に入力され、可変分周
器6出力クロック毎に積分処理される。そして、第1の
積分器55出力信号は、さらに第2の積分器58で積分
される。
ンダムウォークフィルタ4の部分を図21に示すように
変更されたときの動作について説明する。図16の位相
比較器3出力の“進み/遅れ”信号と“有意/無意味”
信号は2分岐され、一方はランダムウォークフィルタ4
に、もう一方は符号変換器52に入力される。ランダム
ウォークフィルタ4は前述したように動作し、“進め/
後退”信号を出力する。もう一方、符号変換器52は、
“無意味”の場合は“0”を出力し、“有意”かつ“進
み”の場合は“+1”を、“有意”かつ“遅れ”の場合
は“−1”を出力する。そして、符号変換器52出力値
(0,±1)は第1の積分器55に入力され、可変分周
器6出力クロック毎に積分処理される。そして、第1の
積分器55出力信号は、さらに第2の積分器58で積分
される。
【0018】いま、受信信号中のシンボルクロック成分
周波数fRX(Hz)とクロック再生回路の自走周波数fs (H
z)とに周波数偏差Δf(Hz)が存在する場合、ラッチ回路
54には周波数偏差Δf(Hz)に相当する数値(Δf情
報)が蓄積される。そして、上記Δf情報は第2の積分
器58で積分され、ほぼ一定間隔で比較器59のもつし
きい値を越え、比較器59は“進め/後退”信号を出力
する。一例として、Δf情報が正の値の場合の第2の積
分器58出力値と比較器59が“後退”信号を出力する
様子を図22に示す。いま、第1の積分器55出力値
(Δf情報)が正しい場合は、周波数偏差による位相ず
れを補償するように比較器59から“後退”信号が出力
されるため、位相比較器3出力の“進み/遅れ”信号は
ほぼ同じ頻度で出力される。この結果、第1の積分器5
5の値は平均的には現在の値を保持し、この状態で可変
分周器6出力のシンボルクロックは受信信号中のシンボ
ルクロック成分周波数fRX(Hz)に位相同期する。
周波数fRX(Hz)とクロック再生回路の自走周波数fs (H
z)とに周波数偏差Δf(Hz)が存在する場合、ラッチ回路
54には周波数偏差Δf(Hz)に相当する数値(Δf情
報)が蓄積される。そして、上記Δf情報は第2の積分
器58で積分され、ほぼ一定間隔で比較器59のもつし
きい値を越え、比較器59は“進め/後退”信号を出力
する。一例として、Δf情報が正の値の場合の第2の積
分器58出力値と比較器59が“後退”信号を出力する
様子を図22に示す。いま、第1の積分器55出力値
(Δf情報)が正しい場合は、周波数偏差による位相ず
れを補償するように比較器59から“後退”信号が出力
されるため、位相比較器3出力の“進み/遅れ”信号は
ほぼ同じ頻度で出力される。この結果、第1の積分器5
5の値は平均的には現在の値を保持し、この状態で可変
分周器6出力のシンボルクロックは受信信号中のシンボ
ルクロック成分周波数fRX(Hz)に位相同期する。
【0019】この様に、図21のような2次ループ構成
によって、受信信号中のシンボルクロック成分周波数f
RX(Hz)とクロック再生回路の自走周波数fs (Hz)とに周
波数偏差Δf(Hz)が存在する場合でも、定常位相誤差を
生じることなく位相同期することが可能になる。
によって、受信信号中のシンボルクロック成分周波数f
RX(Hz)とクロック再生回路の自走周波数fs (Hz)とに周
波数偏差Δf(Hz)が存在する場合でも、定常位相誤差を
生じることなく位相同期することが可能になる。
【0020】次に、図23に、TDMA(Time Divisio
n Multiple Access : 時分割多元接続)方式やTDM
(Time Division Multiplex : 時分割多重化)方式、及
びSCPC(Single Carrier Per Channel) のVOX
(Voice Operated Transmission)制御などのように、受
信信号が間欠的に到来する場合のクロック再生回路に使
用するループフィルタ部の構成図を示す。図中、図21
と同一機能のものは同一記号を付している。図中、65
は本ループフィルタ部分のゲート信号の入力端子、66
は上記ゲート信号によって動作が制御されるランダムウ
ォークフィルタ、67は第1の積分器55にゲート端子
が付加され、上記ゲート信号によって動作が制御される
第3の積分器、68は第2の積分器58にゲート端子が
付加され、上記ゲート信号によって動作が制御される第
4の積分器である。
n Multiple Access : 時分割多元接続)方式やTDM
(Time Division Multiplex : 時分割多重化)方式、及
びSCPC(Single Carrier Per Channel) のVOX
(Voice Operated Transmission)制御などのように、受
信信号が間欠的に到来する場合のクロック再生回路に使
用するループフィルタ部の構成図を示す。図中、図21
と同一機能のものは同一記号を付している。図中、65
は本ループフィルタ部分のゲート信号の入力端子、66
は上記ゲート信号によって動作が制御されるランダムウ
ォークフィルタ、67は第1の積分器55にゲート端子
が付加され、上記ゲート信号によって動作が制御される
第3の積分器、68は第2の積分器58にゲート端子が
付加され、上記ゲート信号によって動作が制御される第
4の積分器である。
【0021】次に図23の動作について示す。図24
(a)に示すように受信信号が間欠的に到来する場合、
クロック再生回路を常時動作させると受信信号のない雑
音のみの部分でクロック再生回路は誤動作してしまう。
この誤動作を避けるため、入力端子65から図24
(b)に示すような受信中のみ“LOW”になるような
ゲート信号を入力し、クロック再生回路のループフィル
タ部分(図23では、ランダムウォークフィルタ66,
第3の積分器67,第4の積分器68に相当)を受信信
号が無い部分では図24(c)に示すように“HOL
D”し、それによってクロック再生回路全体を自走状態
にする。これによってクロック再生回路は、受信信号中
は通常に動作し、受信信号の無い部分では自走し、雑音
のみの信号を取り込み誤動作することを防げる。
(a)に示すように受信信号が間欠的に到来する場合、
クロック再生回路を常時動作させると受信信号のない雑
音のみの部分でクロック再生回路は誤動作してしまう。
この誤動作を避けるため、入力端子65から図24
(b)に示すような受信中のみ“LOW”になるような
ゲート信号を入力し、クロック再生回路のループフィル
タ部分(図23では、ランダムウォークフィルタ66,
第3の積分器67,第4の積分器68に相当)を受信信
号が無い部分では図24(c)に示すように“HOL
D”し、それによってクロック再生回路全体を自走状態
にする。これによってクロック再生回路は、受信信号中
は通常に動作し、受信信号の無い部分では自走し、雑音
のみの信号を取り込み誤動作することを防げる。
【0022】しかし、受信信号中のシンボルクロック成
分周波数fRX(Hz)とクロック再生回路の自走周波数fs
(Hz)とに周波数偏差Δf(Hz)が存在し、受信しない時間
が長い場合、即ちクロック再生回路が自走する時間が長
い場合は、周波数偏差Δf(Hz)により位相ずれが生じて
しまい、次に受信するときにはクロック再生回路の同期
がはずれてしまうという問題が生じる。例として、図2
5(a)(b)(c)に連続受信時、3ch−TDM受
信時、間欠受信時の受信信号例を示す。図25(a)
(b)に示すような連続受信時や、3ch−TDM受信
時の場合には、クロック再生回路は同期保持ができる
が、同図(c)に示す間欠受信時のように非受信時間が
非常に長い場合には、クロック再生回路は同期保持がで
きなくなる。
分周波数fRX(Hz)とクロック再生回路の自走周波数fs
(Hz)とに周波数偏差Δf(Hz)が存在し、受信しない時間
が長い場合、即ちクロック再生回路が自走する時間が長
い場合は、周波数偏差Δf(Hz)により位相ずれが生じて
しまい、次に受信するときにはクロック再生回路の同期
がはずれてしまうという問題が生じる。例として、図2
5(a)(b)(c)に連続受信時、3ch−TDM受
信時、間欠受信時の受信信号例を示す。図25(a)
(b)に示すような連続受信時や、3ch−TDM受信
時の場合には、クロック再生回路は同期保持ができる
が、同図(c)に示す間欠受信時のように非受信時間が
非常に長い場合には、クロック再生回路は同期保持がで
きなくなる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】従来のクロック再生回
路を有する受信装置及び送受信装置は以上のように構成
されていて、受信信号中のシンボルクロック成分周波数
とクロック再生回路の自走周波数との周波数偏差が存在
し、非受信時間が長い場合、クロック再生回路の位相同
期保持ができず、また、上記クロック再生回路の出力ク
ロックを用いて制御部が動作する場合、制御部の位相同
期保持もできなくなるという課題があった。さらに、上
記制御部出力クロックを用いて送信信号を生成する場
合、送信信号のクロック精度が低くなるという課題があ
った。
路を有する受信装置及び送受信装置は以上のように構成
されていて、受信信号中のシンボルクロック成分周波数
とクロック再生回路の自走周波数との周波数偏差が存在
し、非受信時間が長い場合、クロック再生回路の位相同
期保持ができず、また、上記クロック再生回路の出力ク
ロックを用いて制御部が動作する場合、制御部の位相同
期保持もできなくなるという課題があった。さらに、上
記制御部出力クロックを用いて送信信号を生成する場
合、送信信号のクロック精度が低くなるという課題があ
った。
【0024】この発明は上記のような課題を解消するた
めになされたもので、受信信号中のシンボルクロック成
分周波数とクロック再生回路の自走周波数との周波数偏
差が存在し、非受信時間が長い場合でも、位相同期保持
が可能なクロック再生手段、及び制御手段を有する受信
装置及び送受信装置を得ることを目的とする。さらに、
受信信号中のシンボルクロック成分周波数とクロック再
生回路の自走周波数との周波数偏差が存在し、非受信時
間が長い場合でも、送信信号が平均的に高い精度の送信
クロックを有する送受信装置を得ることを目的とする。
めになされたもので、受信信号中のシンボルクロック成
分周波数とクロック再生回路の自走周波数との周波数偏
差が存在し、非受信時間が長い場合でも、位相同期保持
が可能なクロック再生手段、及び制御手段を有する受信
装置及び送受信装置を得ることを目的とする。さらに、
受信信号中のシンボルクロック成分周波数とクロック再
生回路の自走周波数との周波数偏差が存在し、非受信時
間が長い場合でも、送信信号が平均的に高い精度の送信
クロックを有する送受信装置を得ることを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に係わる発明の受信装置は、受信信号を
復調する復調手段と、受信信号のシンボルクロック成分
に位相同期したクロックを生成するクロック再生手段
と、上記受信信号のシンボルクロック成分周波数と上記
クロック再生手段の自走周波数との周波数偏差を、上記
クロック再生手段の位相制御ループを構成する可変分周
器の可変分周数を制御して補正する周波数偏差補正手段
と、を有し、上記周波数偏差の補正を上記クロック再生
手段とは異なる動作タイミングで行うものである。
めに、請求項1に係わる発明の受信装置は、受信信号を
復調する復調手段と、受信信号のシンボルクロック成分
に位相同期したクロックを生成するクロック再生手段
と、上記受信信号のシンボルクロック成分周波数と上記
クロック再生手段の自走周波数との周波数偏差を、上記
クロック再生手段の位相制御ループを構成する可変分周
器の可変分周数を制御して補正する周波数偏差補正手段
と、を有し、上記周波数偏差の補正を上記クロック再生
手段とは異なる動作タイミングで行うものである。
【0026】また、請求項2に係わる発明の受信装置
は、受信信号を復調する復調手段と、受信信号のシンボ
ルクロック成分に位相同期したクロックを生成するクロ
ック再生手段と、上記受信信号のシンボルクロック成分
周波数と上記クロック再生手段の自走周波数との周波数
偏差を、上記クロック再生手段の位相制御ループを構成
する可変分周器の可変分周数を制御して補正する周波数
偏差補正手段と、を有し、上記周波数偏差の補正をフレ
ームパルス又はスロットパルスに相当する動作タイミン
グで行うものである。
は、受信信号を復調する復調手段と、受信信号のシンボ
ルクロック成分に位相同期したクロックを生成するクロ
ック再生手段と、上記受信信号のシンボルクロック成分
周波数と上記クロック再生手段の自走周波数との周波数
偏差を、上記クロック再生手段の位相制御ループを構成
する可変分周器の可変分周数を制御して補正する周波数
偏差補正手段と、を有し、上記周波数偏差の補正をフレ
ームパルス又はスロットパルスに相当する動作タイミン
グで行うものである。
【0027】また、請求項3に係わる発明の受信装置
は、受信信号を復調する復調手段と、受信信号のシンボ
ルクロック成分に位相同期したクロックを生成するクロ
ック再生手段と、高速クロックを可変分周してクロック
再生手段の基準クロックを生成する基準クロック生成手
段と、上記受信信号のシンボルクロック成分周波数と上
記クロック再生手段の自走周波数との周波数偏差を、上
記基準クロック生成手段の高速クロックの可変分周数を
制御して補正する周波数偏差補正手段と、を有し、上記
周波数偏差の補正を上記クロック再生手段とは異なる動
作タイミングで行うものである。
は、受信信号を復調する復調手段と、受信信号のシンボ
ルクロック成分に位相同期したクロックを生成するクロ
ック再生手段と、高速クロックを可変分周してクロック
再生手段の基準クロックを生成する基準クロック生成手
段と、上記受信信号のシンボルクロック成分周波数と上
記クロック再生手段の自走周波数との周波数偏差を、上
記基準クロック生成手段の高速クロックの可変分周数を
制御して補正する周波数偏差補正手段と、を有し、上記
周波数偏差の補正を上記クロック再生手段とは異なる動
作タイミングで行うものである。
【0028】また、請求項4に係わる発明の受信装置
は、受信信号を復調する復調手段と、受信信号のシンボ
ルクロック成分に位相同期したクロックを生成するクロ
ック再生手段と、上記受信信号のシンボルクロック成分
周波数と上記クロック再生手段の自走周波数との周波数
偏差を、上記クロック再生手段の位相制御ループを構成
する可変分周器の可変分周数を制御して補正する周波数
偏差補正手段と、を有し、上記周波数偏差の補正を上記
クロック再生手段とは異なる動作タイミングで行うもの
であり、更に、上記クロック再生手段の基準クロックを
受けとり、上記周波数偏差補正手段の周波数偏差情報に
基づき可変分周器の可変分周数を制御して補正し、当該
受信装置内の各部及び関係他装置の動作クロック及び制
御信号を生成する制御手段を有するものである。
は、受信信号を復調する復調手段と、受信信号のシンボ
ルクロック成分に位相同期したクロックを生成するクロ
ック再生手段と、上記受信信号のシンボルクロック成分
周波数と上記クロック再生手段の自走周波数との周波数
偏差を、上記クロック再生手段の位相制御ループを構成
する可変分周器の可変分周数を制御して補正する周波数
偏差補正手段と、を有し、上記周波数偏差の補正を上記
クロック再生手段とは異なる動作タイミングで行うもの
であり、更に、上記クロック再生手段の基準クロックを
受けとり、上記周波数偏差補正手段の周波数偏差情報に
基づき可変分周器の可変分周数を制御して補正し、当該
受信装置内の各部及び関係他装置の動作クロック及び制
御信号を生成する制御手段を有するものである。
【0029】また、請求項5に係わる発明の送受信装置
は、受信信号を復調する復調手段と、受信信号のシンボ
ルクロック成分に位相同期したクロックを生成するクロ
ック再生手段と、高速クロックを可変分周してクロック
再生手段の基準クロックを生成する基準クロック生成手
段と、上記受信信号のシンボルクロック成分周波数と上
記クロック再生手段の自走周波数との周波数偏差を、上
記基準クロック生成手段の高速クロックの可変分周数を
制御して補正する周波数偏差補正手段と、を有し、上記
周波数偏差の補正を上記クロック再生手段とは異なる動
作タイミングで行うものであり、更に、上記クロック再
生手段の周波数偏差の補正された基準クロックを受けと
り、当該受信装置内の各部及び関係他装置の動作クロッ
ク及び制御信号を生成する制御手段を有するものであ
る。
は、受信信号を復調する復調手段と、受信信号のシンボ
ルクロック成分に位相同期したクロックを生成するクロ
ック再生手段と、高速クロックを可変分周してクロック
再生手段の基準クロックを生成する基準クロック生成手
段と、上記受信信号のシンボルクロック成分周波数と上
記クロック再生手段の自走周波数との周波数偏差を、上
記基準クロック生成手段の高速クロックの可変分周数を
制御して補正する周波数偏差補正手段と、を有し、上記
周波数偏差の補正を上記クロック再生手段とは異なる動
作タイミングで行うものであり、更に、上記クロック再
生手段の周波数偏差の補正された基準クロックを受けと
り、当該受信装置内の各部及び関係他装置の動作クロッ
ク及び制御信号を生成する制御手段を有するものであ
る。
【0030】また、請求項6に係わる発明の送受信装置
は、受信信号を復調する復調手段と、受信信号のシンボ
ルクロック成分に位相同期したクロックを生成するクロ
ック再生手段と、上記受信信号のシンボルクロック成分
周波数と上記クロック再生手段の自走周波数との周波数
偏差を、上記クロック再生手段の位相制御ループを構成
する可変分周器の可変分周数を制御して補正する周波数
偏差補正手段と、を有し、上記周波数偏差の補正を上記
クロック再生手段とは異なる動作タイミングで行うもの
であり、更に、上記クロック再生手段の基準クロックを
受けとり、上記周波数偏差補正手段の周波数偏差情報に
基づき可変分周器の可変分周数を制御して補正し、当該
受信装置内の各部及び関係他装置の動作クロック及び制
御信号を生成する制御手段を有し、上記周波数偏差の補
正を上記制御手段の送信タイミング情報に基づき送信時
間以外の時間に行うものである。
は、受信信号を復調する復調手段と、受信信号のシンボ
ルクロック成分に位相同期したクロックを生成するクロ
ック再生手段と、上記受信信号のシンボルクロック成分
周波数と上記クロック再生手段の自走周波数との周波数
偏差を、上記クロック再生手段の位相制御ループを構成
する可変分周器の可変分周数を制御して補正する周波数
偏差補正手段と、を有し、上記周波数偏差の補正を上記
クロック再生手段とは異なる動作タイミングで行うもの
であり、更に、上記クロック再生手段の基準クロックを
受けとり、上記周波数偏差補正手段の周波数偏差情報に
基づき可変分周器の可変分周数を制御して補正し、当該
受信装置内の各部及び関係他装置の動作クロック及び制
御信号を生成する制御手段を有し、上記周波数偏差の補
正を上記制御手段の送信タイミング情報に基づき送信時
間以外の時間に行うものである。
【0031】また、請求項7に係わる発明の受信装置
は、受信信号を復調する復調手段と、受信信号のシンボ
ルクロック成分に位相同期したクロックを生成するクロ
ック再生手段と、高速クロックを可変分周してクロック
再生手段の基準クロックを生成する基準クロック生成手
段と、上記受信信号のシンボルクロック成分周波数と上
記クロック再生手段の自走周波数との周波数偏差を、上
記基準クロック生成手段の高速クロックの可変分周数を
制御して補正する周波数偏差補正手段と、を有し、上記
周波数偏差の補正を上記クロック再生手段とは異なる動
作タイミングで行うものであり、更に、上記クロック再
生手段の周波数偏差の補正された基準クロックを受けと
り、当該送受信装置内の各部及び関係他装置の動作クロ
ック及び制御信号を生成する制御手段を有し、上記周波
数偏差の補正を上記制御手段の送信タイミング情報に基
づき送信時間以外の時間に行うものである。
は、受信信号を復調する復調手段と、受信信号のシンボ
ルクロック成分に位相同期したクロックを生成するクロ
ック再生手段と、高速クロックを可変分周してクロック
再生手段の基準クロックを生成する基準クロック生成手
段と、上記受信信号のシンボルクロック成分周波数と上
記クロック再生手段の自走周波数との周波数偏差を、上
記基準クロック生成手段の高速クロックの可変分周数を
制御して補正する周波数偏差補正手段と、を有し、上記
周波数偏差の補正を上記クロック再生手段とは異なる動
作タイミングで行うものであり、更に、上記クロック再
生手段の周波数偏差の補正された基準クロックを受けと
り、当該送受信装置内の各部及び関係他装置の動作クロ
ック及び制御信号を生成する制御手段を有し、上記周波
数偏差の補正を上記制御手段の送信タイミング情報に基
づき送信時間以外の時間に行うものである。
【0032】また、請求項8に係わる発明の送受信装置
は、受信信号を復調する復調手段と、受信信号のシンボ
ルクロック成分に位相同期したクロックを生成するクロ
ック再生手段と、上記受信信号のシンボルクロック成分
周波数と上記クロック再生手段の自走周波数との周波数
偏差を、上記クロック再生手段の位相制御ループを構成
する可変分周器の可変分周数を制御して補正する周波数
偏差補正手段と、を有し、上記周波数偏差の補正を上記
クロック再生手段とは異なる動作タイミングで行うもの
であり、更に、上記クロック再生手段の基準クロックを
受けとり、上記周波数偏差補正手段の周波数偏差情報に
基づき可変分周器の可変分周数を制御して補正し、当該
送受信装置内の各部及び関係他装置の動作クロック及び
制御信号を生成する制御手段を有し、上記周波数偏差の
補正を受信同期確立までは自走タイミングで行い、受信
同期確立後は送信時間以外の時間に行うものである。
は、受信信号を復調する復調手段と、受信信号のシンボ
ルクロック成分に位相同期したクロックを生成するクロ
ック再生手段と、上記受信信号のシンボルクロック成分
周波数と上記クロック再生手段の自走周波数との周波数
偏差を、上記クロック再生手段の位相制御ループを構成
する可変分周器の可変分周数を制御して補正する周波数
偏差補正手段と、を有し、上記周波数偏差の補正を上記
クロック再生手段とは異なる動作タイミングで行うもの
であり、更に、上記クロック再生手段の基準クロックを
受けとり、上記周波数偏差補正手段の周波数偏差情報に
基づき可変分周器の可変分周数を制御して補正し、当該
送受信装置内の各部及び関係他装置の動作クロック及び
制御信号を生成する制御手段を有し、上記周波数偏差の
補正を受信同期確立までは自走タイミングで行い、受信
同期確立後は送信時間以外の時間に行うものである。
【0033】
【作用】以上のように構成された、請求項1に係わる発
明の受信装置では、周波数偏差補正手段が受信信号のシ
ンボルクロック成分周波数とクロック再生手段の自走周
波数との周波数偏差を、上記クロック再生手段の位相制
御ループを構成する可変分周器の可変分周数を制御し
て、上記クロック再生手段とは異なる動作タイミングで
補正を行うことにより、非受信時間が長い場合でも、位
相同期の保持が可能になる。
明の受信装置では、周波数偏差補正手段が受信信号のシ
ンボルクロック成分周波数とクロック再生手段の自走周
波数との周波数偏差を、上記クロック再生手段の位相制
御ループを構成する可変分周器の可変分周数を制御し
て、上記クロック再生手段とは異なる動作タイミングで
補正を行うことにより、非受信時間が長い場合でも、位
相同期の保持が可能になる。
【0034】また、請求項2に係わる発明の受信装置で
は、周波数偏差補正手段が受信信号のシンボルクロック
成分周波数とクロック再生手段の自走周波数との周波数
偏差を、上記クロック再生手段の位相制御ループを構成
する可変分周器の可変分周数を制御して、フレームパル
ス又はスロットパルスに相当する動作タイミングで補正
を行うことにより、非受信時間が長い場合でも、位相同
期の保持が可能になる。
は、周波数偏差補正手段が受信信号のシンボルクロック
成分周波数とクロック再生手段の自走周波数との周波数
偏差を、上記クロック再生手段の位相制御ループを構成
する可変分周器の可変分周数を制御して、フレームパル
ス又はスロットパルスに相当する動作タイミングで補正
を行うことにより、非受信時間が長い場合でも、位相同
期の保持が可能になる。
【0035】また、請求項3に係わる発明の受信装置で
は、周波数偏差補正手段が受信信号のシンボルクロック
成分周波数とクロック再生手段の自走周波数との周波数
偏差を、上記クロック再生手段の有する基準クロック生
成手段の高速クロックの可変分周数を制御して、上記ク
ロック再生手段とは異なる動作タイミングで補正を行う
ことにより、非受信時間が長い場合でも、位相同期の保
持が可能になる。
は、周波数偏差補正手段が受信信号のシンボルクロック
成分周波数とクロック再生手段の自走周波数との周波数
偏差を、上記クロック再生手段の有する基準クロック生
成手段の高速クロックの可変分周数を制御して、上記ク
ロック再生手段とは異なる動作タイミングで補正を行う
ことにより、非受信時間が長い場合でも、位相同期の保
持が可能になる。
【0036】また、請求項4に係わる発明の受信装置で
は、周波数偏差補正手段が受信信号のシンボルクロック
成分周波数とクロック再生手段の自走周波数との周波数
偏差を、上記クロック再生手段の位相制御ループを構成
する可変分周器の可変分周数を制御して、上記クロック
再生手段とは異なる動作タイミングで補正を行うことに
より、非受信時間が長い場合でも、位相同期の保持が可
能になる。また、更に、制御手段が上記クロック再生手
段の基準クロックを受けとり、上記周波数偏差補正手段
の周波数偏差情報に基づき可変分周器の可変分周数を制
御して補正を行うことにより、制御手段の位相同期の保
持も可能になる。
は、周波数偏差補正手段が受信信号のシンボルクロック
成分周波数とクロック再生手段の自走周波数との周波数
偏差を、上記クロック再生手段の位相制御ループを構成
する可変分周器の可変分周数を制御して、上記クロック
再生手段とは異なる動作タイミングで補正を行うことに
より、非受信時間が長い場合でも、位相同期の保持が可
能になる。また、更に、制御手段が上記クロック再生手
段の基準クロックを受けとり、上記周波数偏差補正手段
の周波数偏差情報に基づき可変分周器の可変分周数を制
御して補正を行うことにより、制御手段の位相同期の保
持も可能になる。
【0037】また、請求項5に係わる発明の送受信装置
では、周波数偏差補正手段が受信信号のシンボルクロッ
ク成分周波数とクロック再生手段の自走周波数との周波
数偏差を、上記クロック再生手段の有する基準クロック
生成手段の高速クロックの可変分周数を制御して、上記
クロック再生手段とは異なる動作タイミングで補正を行
うことにより、非受信時間が長い場合でも、位相同期の
保持が可能になる。また、更に、制御手段が上記クロッ
ク再生手段の周波数偏差の補正された基準クロックを受
けとり制御部内の基準クロックとすることにより、制御
手段の位相同期の保持も可能になる。
では、周波数偏差補正手段が受信信号のシンボルクロッ
ク成分周波数とクロック再生手段の自走周波数との周波
数偏差を、上記クロック再生手段の有する基準クロック
生成手段の高速クロックの可変分周数を制御して、上記
クロック再生手段とは異なる動作タイミングで補正を行
うことにより、非受信時間が長い場合でも、位相同期の
保持が可能になる。また、更に、制御手段が上記クロッ
ク再生手段の周波数偏差の補正された基準クロックを受
けとり制御部内の基準クロックとすることにより、制御
手段の位相同期の保持も可能になる。
【0038】また、請求項6に係わる発明の送受信装置
では、周波数偏差補正手段が受信信号のシンボルクロッ
ク成分周波数とクロック再生手段の自走周波数との周波
数偏差を、上記クロック再生手段の位相制御ループを構
成する可変分周器の可変分周数を制御して、上記クロッ
ク再生手段とは異なる動作タイミングで補正を行うこと
により、非受信時間が長い場合でも、位相同期の保持が
可能になる。また、制御手段が上記クロック再生手段の
基準クロックを受けとり、上記周波数偏差補正手段の周
波数偏差情報に基づき可変分周器の可変分周数を制御し
て補正を行うことにより、制御手段の位相同期の保持も
可能になる。また、更に、上記周波数偏差の補正を上記
制御手段の送信タイミング情報に基づき送信時間以外の
時間に行うことにより、送信時に送信クロックの位相制
御を行わなくとも、平均的に高精度の送信クロックで送
信が可能になる。
では、周波数偏差補正手段が受信信号のシンボルクロッ
ク成分周波数とクロック再生手段の自走周波数との周波
数偏差を、上記クロック再生手段の位相制御ループを構
成する可変分周器の可変分周数を制御して、上記クロッ
ク再生手段とは異なる動作タイミングで補正を行うこと
により、非受信時間が長い場合でも、位相同期の保持が
可能になる。また、制御手段が上記クロック再生手段の
基準クロックを受けとり、上記周波数偏差補正手段の周
波数偏差情報に基づき可変分周器の可変分周数を制御し
て補正を行うことにより、制御手段の位相同期の保持も
可能になる。また、更に、上記周波数偏差の補正を上記
制御手段の送信タイミング情報に基づき送信時間以外の
時間に行うことにより、送信時に送信クロックの位相制
御を行わなくとも、平均的に高精度の送信クロックで送
信が可能になる。
【0039】また、請求項7に係わる発明の送受信装置
では、周波数偏差補正手段が受信信号のシンボルクロッ
ク成分周波数とクロック再生手段の自走周波数との周波
数偏差を、上記クロック再生手段の有する基準クロック
生成手段の高速クロックの可変分周数を制御して、上記
クロック再生手段とは異なる動作タイミングで補正を行
うことにより、非受信時間が長い場合でも、位相同期の
保持が可能になる。また、制御手段が上記クロック再生
手段の周波数偏差の補正された基準クロックを受けとり
制御部内の基準クロックとすることにより、制御手段の
位相同期の保持も可能になる。また、更に、上記周波数
偏差の補正を上記制御手段の送信タイミング情報に基づ
き送信時間以外の時間に行うことにより、送信時に送信
クロックの位相制御を行わなくとも、平均的に高精度の
送信クロックで送信が可能になる。
では、周波数偏差補正手段が受信信号のシンボルクロッ
ク成分周波数とクロック再生手段の自走周波数との周波
数偏差を、上記クロック再生手段の有する基準クロック
生成手段の高速クロックの可変分周数を制御して、上記
クロック再生手段とは異なる動作タイミングで補正を行
うことにより、非受信時間が長い場合でも、位相同期の
保持が可能になる。また、制御手段が上記クロック再生
手段の周波数偏差の補正された基準クロックを受けとり
制御部内の基準クロックとすることにより、制御手段の
位相同期の保持も可能になる。また、更に、上記周波数
偏差の補正を上記制御手段の送信タイミング情報に基づ
き送信時間以外の時間に行うことにより、送信時に送信
クロックの位相制御を行わなくとも、平均的に高精度の
送信クロックで送信が可能になる。
【0040】また、請求項8に係わる発明の送受信装置
では、周波数偏差補正手段が受信信号のシンボルクロッ
ク成分周波数とクロック再生手段の自走周波数との周波
数偏差を、上記クロック再生手段の位相制御ループを構
成する可変分周器の可変分周数を制御して、上記クロッ
ク再生手段とは異なる動作タイミングで補正を行うこと
により、非受信時間が長い場合でも、位相同期の保持が
可能になる。また、制御手段が上記クロック再生手段の
基準クロックを受けとり、上記周波数偏差補正手段の周
波数偏差情報に基づき可変分周器の可変分周数を制御し
て補正を行うことにより、制御手段の位相同期の保持も
可能になる。また、更に、上記周波数偏差の補正を受信
同期確立までは自走タイミングで行い、受信同期確立後
は送信時間以外の時間に行うことにより、受信同期確立
前後に拘らず周波数偏差による位相ずれの補正がなされ
るので、送信時は自走状態でも平均的に高精度な送信ク
ロックによる送信が可能である。
では、周波数偏差補正手段が受信信号のシンボルクロッ
ク成分周波数とクロック再生手段の自走周波数との周波
数偏差を、上記クロック再生手段の位相制御ループを構
成する可変分周器の可変分周数を制御して、上記クロッ
ク再生手段とは異なる動作タイミングで補正を行うこと
により、非受信時間が長い場合でも、位相同期の保持が
可能になる。また、制御手段が上記クロック再生手段の
基準クロックを受けとり、上記周波数偏差補正手段の周
波数偏差情報に基づき可変分周器の可変分周数を制御し
て補正を行うことにより、制御手段の位相同期の保持も
可能になる。また、更に、上記周波数偏差の補正を受信
同期確立までは自走タイミングで行い、受信同期確立後
は送信時間以外の時間に行うことにより、受信同期確立
前後に拘らず周波数偏差による位相ずれの補正がなされ
るので、送信時は自走状態でも平均的に高精度な送信ク
ロックによる送信が可能である。
【0041】
実施例1.図1はこの発明の実施例1を示す構成ブロッ
ク図であり、図中、従来例と同一部分には同一記号を付
している。前述したような、従来の受信装置では受信信
号中のシンボルクロック成分周波数とクロック再生回路
の自走周波数との周波数偏差(以下、適宜、周波数偏差
と呼ぶ)が存在し、非受信時間が長い場合、位相同期が
保持できないという課題に対して、この発明は、周波数
偏差を補正する手段を、受信時間間隔によらず、制御部
からの制御信号と、受信信号中のシンボルクロック成分
周波数とクロック再生回路の自走周波数との周波数偏差
情報とに基づいて動作するようにして、非受信時の位相
ずれを補正するものである。
ク図であり、図中、従来例と同一部分には同一記号を付
している。前述したような、従来の受信装置では受信信
号中のシンボルクロック成分周波数とクロック再生回路
の自走周波数との周波数偏差(以下、適宜、周波数偏差
と呼ぶ)が存在し、非受信時間が長い場合、位相同期が
保持できないという課題に対して、この発明は、周波数
偏差を補正する手段を、受信時間間隔によらず、制御部
からの制御信号と、受信信号中のシンボルクロック成分
周波数とクロック再生回路の自走周波数との周波数偏差
情報とに基づいて動作するようにして、非受信時の位相
ずれを補正するものである。
【0042】図1において、80は受信信号中のシンボ
ルクロック成分とクロック再生回路の自走周波数との周
波数偏差及びそれに準ずる偏差を測定する周波数偏差測
定部、81は受信装置が有する制御部で、受信装置の各
部の動作クロックを生成しタイミングを管理する。82
は上記周波数偏差測定部80出力の周波数偏差情報と上
記制御部81出力の制御信号とに基づいて“進め/後
退”信号を出力する周波数偏差補正部、83はランダム
ウォークフィルタ66出力“進め/後退”信号と、周波
数偏差補正部82出力“進め/後退”信号とを結合して
可変分周器6を制御する“進め/後退”信号を出力する
結合回路である。
ルクロック成分とクロック再生回路の自走周波数との周
波数偏差及びそれに準ずる偏差を測定する周波数偏差測
定部、81は受信装置が有する制御部で、受信装置の各
部の動作クロックを生成しタイミングを管理する。82
は上記周波数偏差測定部80出力の周波数偏差情報と上
記制御部81出力の制御信号とに基づいて“進め/後
退”信号を出力する周波数偏差補正部、83はランダム
ウォークフィルタ66出力“進め/後退”信号と、周波
数偏差補正部82出力“進め/後退”信号とを結合して
可変分周器6を制御する“進め/後退”信号を出力する
結合回路である。
【0043】また、図2は図1の周波数偏差補正部82
の構成例を示すもので、図2において、93は上記周波
数偏差測定部80出力を入力する入力端子、85は制御
部81が出力する制御信号の入力端子、86は入力端子
93より入力された周波数偏差情報を本周波数偏差補正
部82用の数値に変換する数値変換部、87は数値変換
部86出力値とDフリップフロップ88出力値とを加算
する加算器、88は加算器87出力値を入力端子85入
力制御信号でラッチするDフリップフロップ、89は加
算器87とDフリップフロップ88とで構成される積分
器、90は積分器89の出力値に基づいて、“進め”信
号や“後退”信号を出力する“後退/進め”信号生成
部、91は“後退/進め”信号生成部90出力の“後
退”信号を出力する出力端子、92は“後退/進め”信
号生成部90出力の“進め”信号を出力する出力端子で
ある。
の構成例を示すもので、図2において、93は上記周波
数偏差測定部80出力を入力する入力端子、85は制御
部81が出力する制御信号の入力端子、86は入力端子
93より入力された周波数偏差情報を本周波数偏差補正
部82用の数値に変換する数値変換部、87は数値変換
部86出力値とDフリップフロップ88出力値とを加算
する加算器、88は加算器87出力値を入力端子85入
力制御信号でラッチするDフリップフロップ、89は加
算器87とDフリップフロップ88とで構成される積分
器、90は積分器89の出力値に基づいて、“進め”信
号や“後退”信号を出力する“後退/進め”信号生成
部、91は“後退/進め”信号生成部90出力の“後
退”信号を出力する出力端子、92は“後退/進め”信
号生成部90出力の“進め”信号を出力する出力端子で
ある。
【0044】以下に、実施例1の動作について説明す
る。先ず、3ch−TDM受信時に、フレーム周期でク
ロック周波数制御を行う場合について説明する。図3
(a)は3ch−TDM受信におけるフレーム構成例を
示したものである。いま、任意の方法で受信信号中のシ
ンボルクロック成分周波数fRX(Hz)とクロック再生回路
の自走周波数fs (Hz)との周波数偏差情報Δfd (Hz)が
得られたとし、その値は“Lフレーム”に“K回”可変
分周器6を“進め”制御することに相当する値とする。
“後退”制御の場合は、上記“K値”を負の数で表現す
る。また、制御部81から出力される制御信号例とし
て、図3(a)に示されるような受信スロットの先頭の
タイミングで出力されるフレームパルスとする。上記周
波数偏差情報Δfd (Hz)は数値変換部86において、次
式によって積分器89に入力される値“R”に変換され
る。 R=K/L (R:実数,|R|≦1) (2) (K:整数) (L:正の整数)
る。先ず、3ch−TDM受信時に、フレーム周期でク
ロック周波数制御を行う場合について説明する。図3
(a)は3ch−TDM受信におけるフレーム構成例を
示したものである。いま、任意の方法で受信信号中のシ
ンボルクロック成分周波数fRX(Hz)とクロック再生回路
の自走周波数fs (Hz)との周波数偏差情報Δfd (Hz)が
得られたとし、その値は“Lフレーム”に“K回”可変
分周器6を“進め”制御することに相当する値とする。
“後退”制御の場合は、上記“K値”を負の数で表現す
る。また、制御部81から出力される制御信号例とし
て、図3(a)に示されるような受信スロットの先頭の
タイミングで出力されるフレームパルスとする。上記周
波数偏差情報Δfd (Hz)は数値変換部86において、次
式によって積分器89に入力される値“R”に変換され
る。 R=K/L (R:実数,|R|≦1) (2) (K:整数) (L:正の整数)
【0045】積分器89は上記フレームパルス信号毎に
R値を積算する。そして、積分器89出力値は{0,
R,2R,3R,…}と増加していき、“Lフレーム”
で“K値”になる。“後退/進め”信号生成部90は積
分器89出力値の整数値が変化する度に、“R”が正の
数の場合には“進め”信号を、“R”が負の数の場合に
は“後退”信号をそれぞれ出力端子92、91より出力
する。よって、出力端子91、92から同時に“後退”
信号と“進め”信号とが出力されることはない。なお、
上記動作の場合、積分器89は絶対値が「0〜1」の範
囲を積算できればよく、“後退/進め”信号生成部90
は積分器89の整数部へのオーバーフローフラグやアン
ダーフローフラグを検出すればよい。図4に、フレーム
パルス、積分器89出力値、“後退/進め”信号生成部
90出力、即ち周波数偏差補正部82出力の例を示す。
R値を積算する。そして、積分器89出力値は{0,
R,2R,3R,…}と増加していき、“Lフレーム”
で“K値”になる。“後退/進め”信号生成部90は積
分器89出力値の整数値が変化する度に、“R”が正の
数の場合には“進め”信号を、“R”が負の数の場合に
は“後退”信号をそれぞれ出力端子92、91より出力
する。よって、出力端子91、92から同時に“後退”
信号と“進め”信号とが出力されることはない。なお、
上記動作の場合、積分器89は絶対値が「0〜1」の範
囲を積算できればよく、“後退/進め”信号生成部90
は積分器89の整数部へのオーバーフローフラグやアン
ダーフローフラグを検出すればよい。図4に、フレーム
パルス、積分器89出力値、“後退/進め”信号生成部
90出力、即ち周波数偏差補正部82出力の例を示す。
【0046】周波数偏差補正部82から出力された“後
退/進め”信号は結合回路83を通って可変分周器6を
制御し、周波数偏差による位相ずれを補正することが可
能になる。この時、位相同期を行うための制御は、従来
と同様、位相比較器3、ランダムウォークフィルタ6
6、結合回路83によって行われる。なお、上記位相同
期用制御は従来例図24(b)で示したゲート信号によ
って、受信スロット時のみ動作する。
退/進め”信号は結合回路83を通って可変分周器6を
制御し、周波数偏差による位相ずれを補正することが可
能になる。この時、位相同期を行うための制御は、従来
と同様、位相比較器3、ランダムウォークフィルタ6
6、結合回路83によって行われる。なお、上記位相同
期用制御は従来例図24(b)で示したゲート信号によ
って、受信スロット時のみ動作する。
【0047】次に、実施例1の動作について、非受信時
間が長い場合、例えば間欠受信する場合の動作について
説明する。図3(b)は間欠受信時の受信フレーム構成
例を示したものである。この場合は、複数フレームで構
成されるスーパーフレーム単位でしか受信しないため、
位相比較器3、ランダムウォークフィルタ66、結合回
路83、可変分周器6、固定発振器5で構成されるクロ
ック再生手段は端子65から入力するゲート信号によっ
てスーパーフレーム単位でしか動作しない。これに対し
て、周波数偏差測定部80と周波数偏差補正部82で構
成される周波数偏差を補正する手段は、3ch−TDM
受信、間欠受信に依らず、フレームパルスによるフレー
ム単位で制御を行うため、間欠受信時でも3ch−TD
M受信時と同様の頻度で周波数偏差による位相ずれを補
正する。
間が長い場合、例えば間欠受信する場合の動作について
説明する。図3(b)は間欠受信時の受信フレーム構成
例を示したものである。この場合は、複数フレームで構
成されるスーパーフレーム単位でしか受信しないため、
位相比較器3、ランダムウォークフィルタ66、結合回
路83、可変分周器6、固定発振器5で構成されるクロ
ック再生手段は端子65から入力するゲート信号によっ
てスーパーフレーム単位でしか動作しない。これに対し
て、周波数偏差測定部80と周波数偏差補正部82で構
成される周波数偏差を補正する手段は、3ch−TDM
受信、間欠受信に依らず、フレームパルスによるフレー
ム単位で制御を行うため、間欠受信時でも3ch−TD
M受信時と同様の頻度で周波数偏差による位相ずれを補
正する。
【0048】以上のように本実施例1は、周波数偏差を
補正する手段を、受信時間間隔によらず制御部からの制
御信号と、任意の得られた周波数偏差情報に基づいて動
作させて、受信信号中のシンボルクロック成分周波数と
クロック再生回路の自走周波数との周波数偏差による非
受信時の位相ずれを補正するので、非受信時間が長い場
合でも位相同期の保持が可能になる。
補正する手段を、受信時間間隔によらず制御部からの制
御信号と、任意の得られた周波数偏差情報に基づいて動
作させて、受信信号中のシンボルクロック成分周波数と
クロック再生回路の自走周波数との周波数偏差による非
受信時の位相ずれを補正するので、非受信時間が長い場
合でも位相同期の保持が可能になる。
【0049】なお、同様の効果を得る方法として、周波
数偏差情報を積分器89の入力値として与えるのではな
く、制御部81から出力される制御信号の頻度や周期を
変えてもよい。
数偏差情報を積分器89の入力値として与えるのではな
く、制御部81から出力される制御信号の頻度や周期を
変えてもよい。
【0050】また、周波数偏差が大きく、可変分周器6
を1フレームに1回以上制御しなくてはならない場合
は、制御部からのフレームパルスに相当する制御信号の
頻度を増加させたり、1回の制御信号に対して複数回制
御するような構成にすることで対応できる。さらに、周
波数偏差情報を徐々に補正することで、温度変動や経時
変動などにも対応可能になる。
を1フレームに1回以上制御しなくてはならない場合
は、制御部からのフレームパルスに相当する制御信号の
頻度を増加させたり、1回の制御信号に対して複数回制
御するような構成にすることで対応できる。さらに、周
波数偏差情報を徐々に補正することで、温度変動や経時
変動などにも対応可能になる。
【0051】また、上記周波数偏差を補正する手段は、
間欠受信時などのように非受信時間が長い場合のみ動作
させてもよい。
間欠受信時などのように非受信時間が長い場合のみ動作
させてもよい。
【0052】また、制御部81が制御信号(例えばフレ
ームパルス)を非受信時に出力するように設定すること
で、ランダムウォークフィルタ66が出力する“後退/
進め”信号と周波数偏差補正部82が出力する“後退/
進め”信号とが同時に出力されることは避けられる。
ームパルス)を非受信時に出力するように設定すること
で、ランダムウォークフィルタ66が出力する“後退/
進め”信号と周波数偏差補正部82が出力する“後退/
進め”信号とが同時に出力されることは避けられる。
【0053】また、固定発振器5の代わりに電圧制御発
振器を使用しても構わない。
振器を使用しても構わない。
【0054】以下に、周波数偏差情報Δfd 値を出力す
る周波数偏差測定部の構成例を3つ示す。なお、この周
波数偏差測定部は単独で使用してもよいし、測定精度を
上げるため組み合わせて使用してもよい。
る周波数偏差測定部の構成例を3つ示す。なお、この周
波数偏差測定部は単独で使用してもよいし、測定精度を
上げるため組み合わせて使用してもよい。
【0055】図5は周波数偏差情報Δfd 値を出力する
周波数偏差測定部の構成例1であり、図中、図1と同一
部分は同一記号で示されている。図5において、110
は単位時間間隔で入力されるパルスの入力端子、111
はランダムウォークフィルタ66から“進め”信号が出
力された場合にはカウントアップし、“後退”信号が出
力された場合にはカウントダウンし、入力端子110入
力パルスによって値がリセットされるアップダウンカウ
ンタ、112は入力端子110入力パルスによってカウ
ンタ111のカウント値をラッチするラッチ回路、11
3は上記ラッチ回路103出力値を1回以上平均化する
平均回路、114は上記平均回路出力値の出力端子であ
る。
周波数偏差測定部の構成例1であり、図中、図1と同一
部分は同一記号で示されている。図5において、110
は単位時間間隔で入力されるパルスの入力端子、111
はランダムウォークフィルタ66から“進め”信号が出
力された場合にはカウントアップし、“後退”信号が出
力された場合にはカウントダウンし、入力端子110入
力パルスによって値がリセットされるアップダウンカウ
ンタ、112は入力端子110入力パルスによってカウ
ンタ111のカウント値をラッチするラッチ回路、11
3は上記ラッチ回路103出力値を1回以上平均化する
平均回路、114は上記平均回路出力値の出力端子であ
る。
【0056】次に、図5の動作について説明する。い
ま、受信信号中のシンボルクロック成分周波数fRX(Hz)
とクロック再生回路の自走周波数fs (Hz)との周波数偏
差情報Δfd (Hz)があり、その状態で再生クロックが位
相同期している場合、クロック再生回路は周波数偏差に
よる位相ずれを補正するため、即ち受信信号中のシンボ
ルクロック成分に追随するためにランダムウォークフィ
ルタ66から“後退”信号や“進め”信号などの制御信
号が出力される。そして、fs (Hz)>fRX(Hz)の場合は
平均的に“後退”信号が多く出力され、fs (Hz)<fRX
(Hz)の場合は平均的に“進め”信号が多く出力され、そ
の頻度は周波数偏差量に応じて変化する。よって、アッ
プダウンカウンタ111によって単位時間あたりのラン
ダムウォークフィルタ66出力回数、即ち可変分周器6
の制御量をカウントすることで、等化的に周波数偏差量
を検出できる。アップダウンカウンタ111は、カウン
ト値をラッチ回路112でラッチされた後はリセットさ
れる。平均回路113は、上記のようにして測定したカ
ウント値、即ち周波数偏差量を平均して精度を向上し、
周波数偏差情報Δfd として出力する。このようにし
て、周波数偏差情報を得ることができる。
ま、受信信号中のシンボルクロック成分周波数fRX(Hz)
とクロック再生回路の自走周波数fs (Hz)との周波数偏
差情報Δfd (Hz)があり、その状態で再生クロックが位
相同期している場合、クロック再生回路は周波数偏差に
よる位相ずれを補正するため、即ち受信信号中のシンボ
ルクロック成分に追随するためにランダムウォークフィ
ルタ66から“後退”信号や“進め”信号などの制御信
号が出力される。そして、fs (Hz)>fRX(Hz)の場合は
平均的に“後退”信号が多く出力され、fs (Hz)<fRX
(Hz)の場合は平均的に“進め”信号が多く出力され、そ
の頻度は周波数偏差量に応じて変化する。よって、アッ
プダウンカウンタ111によって単位時間あたりのラン
ダムウォークフィルタ66出力回数、即ち可変分周器6
の制御量をカウントすることで、等化的に周波数偏差量
を検出できる。アップダウンカウンタ111は、カウン
ト値をラッチ回路112でラッチされた後はリセットさ
れる。平均回路113は、上記のようにして測定したカ
ウント値、即ち周波数偏差量を平均して精度を向上し、
周波数偏差情報Δfd として出力する。このようにし
て、周波数偏差情報を得ることができる。
【0057】なお、平均回路113を積分器にしたり、
平均回路113出力の後段に積分器を挿入することで、
周波数偏差の変動にも追随可能になる。
平均回路113出力の後段に積分器を挿入することで、
周波数偏差の変動にも追随可能になる。
【0058】図6は、周波数偏差測定部の構成例2であ
り、図中において図23と同一機能のものは同一記号で
示されている。図6において、115は第3の積分器6
7出力値の出力端子である。
り、図中において図23と同一機能のものは同一記号で
示されている。図6において、115は第3の積分器6
7出力値の出力端子である。
【0059】次に、図6の動作について説明する。図2
3のようなループフィルタを用いたクロック再生回路に
おいて、再生クロックが位相同期している場合、第3の
積分器には周波数偏差情報が蓄積される。よって、この
出力を出力端子115より外部に出力することによって
周波数偏差情報Δfd を得ることができる。
3のようなループフィルタを用いたクロック再生回路に
おいて、再生クロックが位相同期している場合、第3の
積分器には周波数偏差情報が蓄積される。よって、この
出力を出力端子115より外部に出力することによって
周波数偏差情報Δfd を得ることができる。
【0060】なお、第3の積分器67出力値を平均して
精度を向上しても、後段に積分器を挿入して周波数偏差
の変動に追随可能にしてもよい。
精度を向上しても、後段に積分器を挿入して周波数偏差
の変動に追随可能にしてもよい。
【0061】図7は、周波数偏差測定部の構成例3であ
り、図中、図1と同一機能のものは同一記号で示されて
いる。図7において、120は受信装置や送受信装置が
有している高精度発振器、121は、高精度発振器12
0出力を基準に、固定発振器5の周波数をカウントする
周波数カウンタ、122は周波数カウンタ121出力値
に基づいて固定発振器5の周波数偏差を計算する周波数
偏差計算部、123は周波数偏差計算部123出力値を
外部に出力する出力端子である。
り、図中、図1と同一機能のものは同一記号で示されて
いる。図7において、120は受信装置や送受信装置が
有している高精度発振器、121は、高精度発振器12
0出力を基準に、固定発振器5の周波数をカウントする
周波数カウンタ、122は周波数カウンタ121出力値
に基づいて固定発振器5の周波数偏差を計算する周波数
偏差計算部、123は周波数偏差計算部123出力値を
外部に出力する出力端子である。
【0062】次に、図7の動作について説明する。高精
度発振器120出力を基準にして固定発振器5出力周波
数をカウントすると、原理的には高精度発振器120の
精度で固定発振器5出力周波数がカウントできる。この
カウント値に基づいて、周波数偏差計算部122によっ
て固定発振器5出力の周波数偏差を計算し、周波数偏差
情報Δfd (Hz)とすることができる。
度発振器120出力を基準にして固定発振器5出力周波
数をカウントすると、原理的には高精度発振器120の
精度で固定発振器5出力周波数がカウントできる。この
カウント値に基づいて、周波数偏差計算部122によっ
て固定発振器5出力の周波数偏差を計算し、周波数偏差
情報Δfd (Hz)とすることができる。
【0063】なお、前記3通りの周波数偏差を測定する
手段以外に、別の方法で周波数偏差を測定し、初期値と
して与える方式をとることもできる。
手段以外に、別の方法で周波数偏差を測定し、初期値と
して与える方式をとることもできる。
【0064】実施例2.図8はこの発明の実施例2を示
す構成ブロック図であり、図中、従来例、前記実施例と
同一部分には同一記号を付している。この発明は、周波
数偏差による位相ずれの補正を、クロック再生回路の可
変分周器の“後退/進め”信号で行うのではなく、高速
クロックの分周数を制御して、クロック再生回路の基準
クロック自体を周波数制御するものである。
す構成ブロック図であり、図中、従来例、前記実施例と
同一部分には同一記号を付している。この発明は、周波
数偏差による位相ずれの補正を、クロック再生回路の可
変分周器の“後退/進め”信号で行うのではなく、高速
クロックの分周数を制御して、クロック再生回路の基準
クロック自体を周波数制御するものである。
【0065】図8において、130は式(1)で示され
る可変分周器6の基準クロック周波数fosc (Hz) の整
数倍の周波数で発振する高速固定発信器、131は第2
の周波数偏差補正部132出力の制御信号で制御される
分周数で、高速固定発信器130出力クロックを分周す
る第2の可変分周器、132は周波数偏差測定部80出
力の周波数偏差情報に対応する周期で第2の可変分周器
131に“後退/進め”信号を出力する第2の周波数偏
差補正部である。
る可変分周器6の基準クロック周波数fosc (Hz) の整
数倍の周波数で発振する高速固定発信器、131は第2
の周波数偏差補正部132出力の制御信号で制御される
分周数で、高速固定発信器130出力クロックを分周す
る第2の可変分周器、132は周波数偏差測定部80出
力の周波数偏差情報に対応する周期で第2の可変分周器
131に“後退/進め”信号を出力する第2の周波数偏
差補正部である。
【0066】次に、図8の動作について説明する。高速
固定発振器130は第2の可変分周器131によって分
周される。そして、第2の可変分周器131出力クロッ
クは可変分周器6の基準クロックとして使用され、第2
の可変分周器131が制御されていない場合は、高速固
定発振器130と第2の可変分周器131とで基準クロ
ックを生成する固定発振器5と同様な機能を果たす。受
信信号中のシンボルクロック成分周波数fRX(Hz)とクロ
ック再生回路の自走周波数fs (Hz)との周波数偏差情報
Δfd (Hz)は周波数偏差測定部80から第2の周波数偏
差補正部132に入力される。なお、上記周波数偏差情
報Δfd (Hz)は、実施例1と同様な周波数偏差測定部に
より得られる。第2の周波数偏差補正部132は、図2
の周波数偏差補正部82と基本構成は同じである。第2
の周波数偏差補正部132は入力された周波数偏差情報
に応じた数値「S値」を数値変換部86から出力し、積
分器89に入力する。積分器89は、再生クロック毎に
上記「S値」を加算し、その出力値は{0,S,2S,
3S,…}となる。そして、“後退/進め”信号作成部
90は、積分器89出力値に応じて“後退”信号や“進
め”信号を出力する。第2の可変分周器131は、“後
退”信号が入力された場合はその出力クロックの位相を
高速固定発振器130出力クロック1周期分遅れさせ、
“進め”信号が入力された場合は進める。この結果、第
2の可変分周器131出力の平均周波数が変化し、それ
を原振とする可変分周器6の自走周波数の平均値は受信
信号中のシンボルクロック周波数と等しくなる。これに
よって、等価的に周波数偏差を補正することができる。
固定発振器130は第2の可変分周器131によって分
周される。そして、第2の可変分周器131出力クロッ
クは可変分周器6の基準クロックとして使用され、第2
の可変分周器131が制御されていない場合は、高速固
定発振器130と第2の可変分周器131とで基準クロ
ックを生成する固定発振器5と同様な機能を果たす。受
信信号中のシンボルクロック成分周波数fRX(Hz)とクロ
ック再生回路の自走周波数fs (Hz)との周波数偏差情報
Δfd (Hz)は周波数偏差測定部80から第2の周波数偏
差補正部132に入力される。なお、上記周波数偏差情
報Δfd (Hz)は、実施例1と同様な周波数偏差測定部に
より得られる。第2の周波数偏差補正部132は、図2
の周波数偏差補正部82と基本構成は同じである。第2
の周波数偏差補正部132は入力された周波数偏差情報
に応じた数値「S値」を数値変換部86から出力し、積
分器89に入力する。積分器89は、再生クロック毎に
上記「S値」を加算し、その出力値は{0,S,2S,
3S,…}となる。そして、“後退/進め”信号作成部
90は、積分器89出力値に応じて“後退”信号や“進
め”信号を出力する。第2の可変分周器131は、“後
退”信号が入力された場合はその出力クロックの位相を
高速固定発振器130出力クロック1周期分遅れさせ、
“進め”信号が入力された場合は進める。この結果、第
2の可変分周器131出力の平均周波数が変化し、それ
を原振とする可変分周器6の自走周波数の平均値は受信
信号中のシンボルクロック周波数と等しくなる。これに
よって、等価的に周波数偏差を補正することができる。
【0067】また、間欠受信時のように非受信時間が長
い場合でも、上記可変分周器6は自走しており、上記ク
ロック周波数補正手段は動作している。よって、非受信
時間が長くなっても位相同期を保持することが可能であ
る。
い場合でも、上記可変分周器6は自走しており、上記ク
ロック周波数補正手段は動作している。よって、非受信
時間が長くなっても位相同期を保持することが可能であ
る。
【0068】以上のように本実施例2は、可変分周器6
の原振は高速固定発振器130と第2の可変分周器13
1からなる基準クロック生成手段135で構成し、第2
の可変分周器131を、得られた周波数偏差情報(例え
ば、実施例1で説明した周波数偏差測定部のいずれかに
よる)と再生クロック及びそれに準ずる信号に基づいて
動作するようにして、受信信号中のシンボルクロック成
分周波数とクロック再生回路の自走周波数との周波数偏
差による非受信時の位相ずれを補正するので、非受信時
間が長い場合でも位相同期の保持が可能になる。
の原振は高速固定発振器130と第2の可変分周器13
1からなる基準クロック生成手段135で構成し、第2
の可変分周器131を、得られた周波数偏差情報(例え
ば、実施例1で説明した周波数偏差測定部のいずれかに
よる)と再生クロック及びそれに準ずる信号に基づいて
動作するようにして、受信信号中のシンボルクロック成
分周波数とクロック再生回路の自走周波数との周波数偏
差による非受信時の位相ずれを補正するので、非受信時
間が長い場合でも位相同期の保持が可能になる。
【0069】なお、同様の効果を得るものとして、第2
の周波数偏差補正部132を再生クロックではなく、制
御部から出力される制御信号を用いてもよい。また、周
波数偏差に応じて第2の周波数偏差補正部132出力頻
度を変える手段として、積分器89入力信号を変えるの
ではなく、積分器89の動作頻度を変えてもよい。
の周波数偏差補正部132を再生クロックではなく、制
御部から出力される制御信号を用いてもよい。また、周
波数偏差に応じて第2の周波数偏差補正部132出力頻
度を変える手段として、積分器89入力信号を変えるの
ではなく、積分器89の動作頻度を変えてもよい。
【0070】また高速固定発振器130の代わりに高速
電圧制御発振器を用いてもよい。
電圧制御発振器を用いてもよい。
【0071】また、周波数偏差測定部としては実施例1
で説明した前記3通りのいずれかの周波数偏差を測定す
る方法、もしくは別の方法で周波数偏差を測定し、初期
値として与える方式をとることもできる。
で説明した前記3通りのいずれかの周波数偏差を測定す
る方法、もしくは別の方法で周波数偏差を測定し、初期
値として与える方式をとることもできる。
【0072】実施例3.図9はこの発明の実施例3を示
す構成ブロック図であり、図中、従来例、前記実施例と
同一部分には同一記号を付している。この発明は、タイ
ミング再生回路のみでなく制御部内のクロック生成部も
周波数偏差による位相ずれの補正を行うことによって、
制御部の位相同期も保持するものである。
す構成ブロック図であり、図中、従来例、前記実施例と
同一部分には同一記号を付している。この発明は、タイ
ミング再生回路のみでなく制御部内のクロック生成部も
周波数偏差による位相ずれの補正を行うことによって、
制御部の位相同期も保持するものである。
【0073】図9において、140は固定発振器5出力
を基準クロックとし、周波数偏差補正部82出力信号で
位相制御される第3の可変分周器、141は上記第3の
可変分周器140の出力を用いて、各制御信号を生成す
る制御信号生成部、142は第3の可変分周器140と
制御信号生成部141とを有し当該受信装置及び関係の
他装置の各部の動作クロックを生成しタイミングを管理
する第2の制御部である。
を基準クロックとし、周波数偏差補正部82出力信号で
位相制御される第3の可変分周器、141は上記第3の
可変分周器140の出力を用いて、各制御信号を生成す
る制御信号生成部、142は第3の可変分周器140と
制御信号生成部141とを有し当該受信装置及び関係の
他装置の各部の動作クロックを生成しタイミングを管理
する第2の制御部である。
【0074】次に図9の動作について説明する。第2の
制御部142は固定発振器5を基準クロックとした動作
クロックを第3の可変分周器140で生成し、その出力
に基づいて当該受信装置及び他装置の各部の動作クロッ
クを生成し、タイミングを管理する。その役割には、例
えばフレームパルスや同期語検出に使用するアパーチャ
の作成などが含まれる。よって、図9のようにクロック
再生回路と同じ固定発振器5を基準クロックとして用い
た場合、第2の制御部142において周波数制御を行わ
ないと、受信信号中のシンボルクロック成分と第3の可
変分周器140の自走周波数との周波数偏差が存在した
場合、第2の制御部142が生成する各信号の位相がず
れてしまい、位相同期が保持できなくなる。このため、
周波数偏差補正部82が出力する“後退/進め”信号、
あるいはそれに相当する信号を第3の可変分周器140
に入力し、可変分周器6と同様に周波数偏差による位相
ずれを補正する。
制御部142は固定発振器5を基準クロックとした動作
クロックを第3の可変分周器140で生成し、その出力
に基づいて当該受信装置及び他装置の各部の動作クロッ
クを生成し、タイミングを管理する。その役割には、例
えばフレームパルスや同期語検出に使用するアパーチャ
の作成などが含まれる。よって、図9のようにクロック
再生回路と同じ固定発振器5を基準クロックとして用い
た場合、第2の制御部142において周波数制御を行わ
ないと、受信信号中のシンボルクロック成分と第3の可
変分周器140の自走周波数との周波数偏差が存在した
場合、第2の制御部142が生成する各信号の位相がず
れてしまい、位相同期が保持できなくなる。このため、
周波数偏差補正部82が出力する“後退/進め”信号、
あるいはそれに相当する信号を第3の可変分周器140
に入力し、可変分周器6と同様に周波数偏差による位相
ずれを補正する。
【0075】また、間欠受信中のように非受信時間が長
い場合でも、第3の可変分周器140は可変分周器6と
同様に、非受信時もクロック周波数補正を行うため位相
同期が保持できる。
い場合でも、第3の可変分周器140は可変分周器6と
同様に、非受信時もクロック周波数補正を行うため位相
同期が保持できる。
【0076】以上のように本実施例3は、第2の制御部
142内で動作クロックを生成する第3の可変分周器1
40も、周波数偏差補正部82出力の“後退/進め”信
号で制御するため、受信信号中のシンボルクロック成分
周波数と第3の可変分周器140の自走周波数との周波
数偏差による非受信時の位相ずれを補正するので非受信
時間が長い場合でも第2の制御部142の位相同期保持
が可能になる。
142内で動作クロックを生成する第3の可変分周器1
40も、周波数偏差補正部82出力の“後退/進め”信
号で制御するため、受信信号中のシンボルクロック成分
周波数と第3の可変分周器140の自走周波数との周波
数偏差による非受信時の位相ずれを補正するので非受信
時間が長い場合でも第2の制御部142の位相同期保持
が可能になる。
【0077】なお、本実施例において、可変分周器6と
第3の可変分周器140との分周数は同じである必要は
なく、異なっていてもよい。
第3の可変分周器140との分周数は同じである必要は
なく、異なっていてもよい。
【0078】同様な効果を得るものとして第3の可変分
周器140出力の代わりに可変分周器6の出力を用いて
もよい。また、第3の可変分周器140出力クロックを
可変分周器6出力クロックに位相追随させてもよい。
周器140出力の代わりに可変分周器6の出力を用いて
もよい。また、第3の可変分周器140出力クロックを
可変分周器6出力クロックに位相追随させてもよい。
【0079】また、周波数偏差測定部としては実施例1
で説明した前記3通りのいずれかの周波数偏差を測定す
る方法、もしくは別の方法で周波数偏差を測定し、初期
値として与える方式をとることもできる。
で説明した前記3通りのいずれかの周波数偏差を測定す
る方法、もしくは別の方法で周波数偏差を測定し、初期
値として与える方式をとることもできる。
【0080】実施例4.図10はこの発明の実施例4を
示す構成ブロック図であり、図中、従来例、前記実施例
と同一部分には同一記号を付している。この発明は、周
波数偏差が補正された第2の可変分周器131出力を、
制御部内のクロック生成部の基準クロックとして用いる
ことによって、制御部の位相同期保持も可能にするもの
である。
示す構成ブロック図であり、図中、従来例、前記実施例
と同一部分には同一記号を付している。この発明は、周
波数偏差が補正された第2の可変分周器131出力を、
制御部内のクロック生成部の基準クロックとして用いる
ことによって、制御部の位相同期保持も可能にするもの
である。
【0081】図10において、150は第2の可変分周
器131出力クロックを基準クロックとし第3の制御部
151の動作クロックを生成するクロック生成部、15
1はクロック生成部150を有し当該受信装置の各部、
及び関係他部の動作クロックを生成しタイミングを管理
する第3の制御部である。
器131出力クロックを基準クロックとし第3の制御部
151の動作クロックを生成するクロック生成部、15
1はクロック生成部150を有し当該受信装置の各部、
及び関係他部の動作クロックを生成しタイミングを管理
する第3の制御部である。
【0082】次に図10の動作について説明する。クロ
ック生成部150は第2の可変分周器131出力のクロ
ックを基準クロックとし、第3の制御部151は上記基
準クロックに基づいて、当該受信装置の各部、及び関係
他部の動作クロックを生成し、タイミングを管理する。
第2の可変分周器131が第2の周波数偏差補正部13
2によって周波数偏差を補正することにより、クロック
再生回路と同様に、第3の制御部151の位相同期も保
持することができる。
ック生成部150は第2の可変分周器131出力のクロ
ックを基準クロックとし、第3の制御部151は上記基
準クロックに基づいて、当該受信装置の各部、及び関係
他部の動作クロックを生成し、タイミングを管理する。
第2の可変分周器131が第2の周波数偏差補正部13
2によって周波数偏差を補正することにより、クロック
再生回路と同様に、第3の制御部151の位相同期も保
持することができる。
【0083】以上のように本実施例4は、第3の制御部
151の動作クロックを生成するクロック生成部150
の基準クロックにクロック再生回路の周波数偏差補正さ
れた第2の可変分周器131出力クロックを使用するこ
とにより、クロック再生回路とともに第3の制御部15
1の位相同期も保持することができる。
151の動作クロックを生成するクロック生成部150
の基準クロックにクロック再生回路の周波数偏差補正さ
れた第2の可変分周器131出力クロックを使用するこ
とにより、クロック再生回路とともに第3の制御部15
1の位相同期も保持することができる。
【0084】また、周波数偏差測定部としては実施例1
で説明した前記3通りのいずれかの周波数偏差を測定す
る方法、もしくは別の方法で周波数偏差を測定し、初期
値として与える方式をとることもできる。
で説明した前記3通りのいずれかの周波数偏差を測定す
る方法、もしくは別の方法で周波数偏差を測定し、初期
値として与える方式をとることもできる。
【0085】実施例5.図11はこの発明の実施例5を
示す構成ブロック図であり、図中、従来例、前記実施例
と同一部分には同一記号を付している。この発明は、送
受信装置が認識している送信タイミングを利用して、周
波数偏差を補正する制御信号を送信時間以外の時間に出
力するように設定し、周波数偏差が補正されたクロック
を送信部で使用することにより、例えば、“RCR S
TD−27B 4.1.9.1 移動局の標準送信タイ
ミング”に記載されているような送信時はクロック位相
を制御しない方式でも、平均的に高い精度のクロックを
用いた送信を可能にするものである。
示す構成ブロック図であり、図中、従来例、前記実施例
と同一部分には同一記号を付している。この発明は、送
受信装置が認識している送信タイミングを利用して、周
波数偏差を補正する制御信号を送信時間以外の時間に出
力するように設定し、周波数偏差が補正されたクロック
を送信部で使用することにより、例えば、“RCR S
TD−27B 4.1.9.1 移動局の標準送信タイ
ミング”に記載されているような送信時はクロック位相
を制御しない方式でも、平均的に高い精度のクロックを
用いた送信を可能にするものである。
【0086】図11において、160は第3の可変分周
器140と制御信号生成部141とを有し送信部161
へ送信用クロック及び制御信号を供給する第4の制御
部、161は第4の制御部160出力クロック及び制御
信号に基づいて送信を行う送信部である。
器140と制御信号生成部141とを有し送信部161
へ送信用クロック及び制御信号を供給する第4の制御
部、161は第4の制御部160出力クロック及び制御
信号に基づいて送信を行う送信部である。
【0087】次に図11の動作について説明する。い
ま、送受信信号タイミングが図12(a)に示されるフ
レーム構成をとっているとする。この場合、制御信号生
成部141は周波数偏差補正用の制御信号を図12
(b)に示されるタイミングで出力する。このタイミン
グで周波数偏差補正用の制御信号が出力される場合、送
信時に第3の可変分周器140の出力が自走周波数であ
っても、アイドル区間中に周波数偏差による位相ずれが
補正されるため、送信クロックとしては平均的に高精度
なものを得ることができる。
ま、送受信信号タイミングが図12(a)に示されるフ
レーム構成をとっているとする。この場合、制御信号生
成部141は周波数偏差補正用の制御信号を図12
(b)に示されるタイミングで出力する。このタイミン
グで周波数偏差補正用の制御信号が出力される場合、送
信時に第3の可変分周器140の出力が自走周波数であ
っても、アイドル区間中に周波数偏差による位相ずれが
補正されるため、送信クロックとしては平均的に高精度
なものを得ることができる。
【0088】以上のように本実施例5は、第4の制御部
160出力の動作クロック及び制御信号に基づいて送信
し、周波数偏差補正部82を送信区間以外の時間に動作
させることにより、送信時に動作クロックが自走周波数
であっても平均的に高精度な送信クロックによる送信が
可能になる。
160出力の動作クロック及び制御信号に基づいて送信
し、周波数偏差補正部82を送信区間以外の時間に動作
させることにより、送信時に動作クロックが自走周波数
であっても平均的に高精度な送信クロックによる送信が
可能になる。
【0089】なお、第3の可変分周器140出力クロッ
クの位相を可変分周器6出力クロックの位相に追随させ
た場合でも、第3に可変分周器140の追随を送信時間
以外の時間にするか、図12(b)に示されるタイミン
グで周波数偏差を補正することにより平均的に高精度な
クロックによる送信が可能になる。また、制御信号生成
部181や送信部161に可変分周器6出力を用いる場
合でも、図12(b)に示されるタイミングで周波数偏
差を補正することにより平均的に高精度なクロックによ
る送信が可能になる。
クの位相を可変分周器6出力クロックの位相に追随させ
た場合でも、第3に可変分周器140の追随を送信時間
以外の時間にするか、図12(b)に示されるタイミン
グで周波数偏差を補正することにより平均的に高精度な
クロックによる送信が可能になる。また、制御信号生成
部181や送信部161に可変分周器6出力を用いる場
合でも、図12(b)に示されるタイミングで周波数偏
差を補正することにより平均的に高精度なクロックによ
る送信が可能になる。
【0090】また、周波数偏差測定部としては実施例1
で説明した前記3通りのいずれかの周波数偏差を測定す
る方法、もしくは別の方法で周波数偏差を測定し、初期
値として与える方式をとることもできる。
で説明した前記3通りのいずれかの周波数偏差を測定す
る方法、もしくは別の方法で周波数偏差を測定し、初期
値として与える方式をとることもできる。
【0091】実施例6.図13はこの発明の実施例6を
示す構成ブロック図であり、図中、従来例、前記実施例
と同一部分には同一記号を付している。この発明は、実
施例4で示したクロック再生回路及び制御部におけるク
ロック周波数偏差の補正を送信時以外の時間に行うこと
により、送信時にクロックが自走周波数であっても、平
均的に高精度なクロックで送信を可能にするものであ
る。
示す構成ブロック図であり、図中、従来例、前記実施例
と同一部分には同一記号を付している。この発明は、実
施例4で示したクロック再生回路及び制御部におけるク
ロック周波数偏差の補正を送信時以外の時間に行うこと
により、送信時にクロックが自走周波数であっても、平
均的に高精度なクロックで送信を可能にするものであ
る。
【0092】図13において、170はクロック生成部
150出力クロックに基づいて当該送受信装置の各部の
動作クロックと制御信号を生成し、タイミングを管理す
る制御信号生成部、171はクロック生成部150と制
御信号生成部170とを有し、送信部161へ送信用ク
ロック及び制御信号を供給する第5の制御部、172は
制御信号生成部170が出力するゲート信号によって第
2の周波数偏差補正部132出力信号にゲートをかける
ゲート回路である。
150出力クロックに基づいて当該送受信装置の各部の
動作クロックと制御信号を生成し、タイミングを管理す
る制御信号生成部、171はクロック生成部150と制
御信号生成部170とを有し、送信部161へ送信用ク
ロック及び制御信号を供給する第5の制御部、172は
制御信号生成部170が出力するゲート信号によって第
2の周波数偏差補正部132出力信号にゲートをかける
ゲート回路である。
【0093】次に図13の動作について説明する。クロ
ック生成部150は周波数偏差を補正された第2の可変
分周器131出力クロックを基準クロックとして動作
し、制御信号生成部170は上記クロック生成部150
出力クロックで当該送受信装置の各制御信号を生成し、
タイミング管理を行う。そして、送信部161は第5の
制御部171が出力する動作クロックと制御信号とに基
づいて送信する。上記制御信号生成部170は、またゲ
ート回路172に送信時間以外はイネーブルになるゲー
ト信号を入力する。この結果、第2の可変分周器131
の出力クロックは送信時以外の時間でクロック周波数偏
差補正の制御をうけ周波数偏差による位相ずれが補正さ
れるため、送信時に送信クロックは自走周波数となる
が、平均的に高精度な送信クロックで送信することが可
能になる。
ック生成部150は周波数偏差を補正された第2の可変
分周器131出力クロックを基準クロックとして動作
し、制御信号生成部170は上記クロック生成部150
出力クロックで当該送受信装置の各制御信号を生成し、
タイミング管理を行う。そして、送信部161は第5の
制御部171が出力する動作クロックと制御信号とに基
づいて送信する。上記制御信号生成部170は、またゲ
ート回路172に送信時間以外はイネーブルになるゲー
ト信号を入力する。この結果、第2の可変分周器131
の出力クロックは送信時以外の時間でクロック周波数偏
差補正の制御をうけ周波数偏差による位相ずれが補正さ
れるため、送信時に送信クロックは自走周波数となる
が、平均的に高精度な送信クロックで送信することが可
能になる。
【0094】以上のように本実施例6は、制御信号生成
部170によって第2の可変分周器131を送信時以外
で制御するため送信時は自走クロックとなるが、送信時
以外で周波数偏差による位相ずれが補正されるため、平
均的に高精度な送信クロックで送信することが可能にな
る。
部170によって第2の可変分周器131を送信時以外
で制御するため送信時は自走クロックとなるが、送信時
以外で周波数偏差による位相ずれが補正されるため、平
均的に高精度な送信クロックで送信することが可能にな
る。
【0095】また、周波数偏差測定部としては実施例1
で説明した前記3通りのいずれかの周波数偏差を測定す
る方法、もしくは別の方法で周波数偏差を測定し初期値
として与える方式をとることもできる。
で説明した前記3通りのいずれかの周波数偏差を測定す
る方法、もしくは別の方法で周波数偏差を測定し初期値
として与える方式をとることもできる。
【0096】実施例7.図14はこの発明の実施例7を
示す構成ブロック図であり、図中、従来例、前記実施例
と同一部分には同一記号を付している。この発明は、周
波数偏差を補正する制御信号を、受信同期確立前は自走
タイミングで出力し、受信同期確立後は送信時間以外の
時間で出力することにより、受信同期確立前後に依らず
周波数偏差による位相ずれの補正を可能にし、送信時は
自走状態でも平均的に高精度な送信クロックによる送信
を可能にしたものである。
示す構成ブロック図であり、図中、従来例、前記実施例
と同一部分には同一記号を付している。この発明は、周
波数偏差を補正する制御信号を、受信同期確立前は自走
タイミングで出力し、受信同期確立後は送信時間以外の
時間で出力することにより、受信同期確立前後に依らず
周波数偏差による位相ずれの補正を可能にし、送信時は
自走状態でも平均的に高精度な送信クロックによる送信
を可能にしたものである。
【0097】図14において、180は同期語検出など
に基づいて受信同期確立を検出する受信同期検出部、1
81は第3の可変分周器140出力クロックを基準クロ
ックとし、受信同期検出部180出力信号によって周波
数補正用の制御信号の出力タイミングを可変できる制御
信号生成部、182は第3の可変分周器140と受信同
期検出部180と制御信号生成部181とを有し、送受
信装置各部の動作クロックと、制御信号を生成し、タイ
ミング管理を行う第6の制御部である。
に基づいて受信同期確立を検出する受信同期検出部、1
81は第3の可変分周器140出力クロックを基準クロ
ックとし、受信同期検出部180出力信号によって周波
数補正用の制御信号の出力タイミングを可変できる制御
信号生成部、182は第3の可変分周器140と受信同
期検出部180と制御信号生成部181とを有し、送受
信装置各部の動作クロックと、制御信号を生成し、タイ
ミング管理を行う第6の制御部である。
【0098】次に図14の動作について説明する。受信
同期が確立する前は復調器2は図15(a)に示すよう
に連続受信する。この時点ではフレームタイミングなど
は不明のため、受信同期検出部180は“非同期状態”
信号を出力する。そして、制御信号生成部181は“非
同期状態”信号をうけて周波数偏差補正用の制御信号を
自走状態で出力し、周波数偏差補正部82は上記自走制
御信号によって“後退/進め”信号を出力する。これに
よって、“非同期状態”においてもクロック周波数偏差
による位相ずれが補正される。
同期が確立する前は復調器2は図15(a)に示すよう
に連続受信する。この時点ではフレームタイミングなど
は不明のため、受信同期検出部180は“非同期状態”
信号を出力する。そして、制御信号生成部181は“非
同期状態”信号をうけて周波数偏差補正用の制御信号を
自走状態で出力し、周波数偏差補正部82は上記自走制
御信号によって“後退/進め”信号を出力する。これに
よって、“非同期状態”においてもクロック周波数偏差
による位相ずれが補正される。
【0099】そして、同期語検出などによって受信同期
が確立した場合は、受信同期検出部180は“同期状
態”信号を出力する。制御信号生成部181は上記“同
期状態”信号を入力して、送信時間以外にクロック周波
数補正用の制御信号を出力することにより周波数偏差に
よる位相ずれの補正が成されるので、送信時は自走状態
でも平均的に高精度な送信クロックによる送信が可能に
なる。
が確立した場合は、受信同期検出部180は“同期状
態”信号を出力する。制御信号生成部181は上記“同
期状態”信号を入力して、送信時間以外にクロック周波
数補正用の制御信号を出力することにより周波数偏差に
よる位相ずれの補正が成されるので、送信時は自走状態
でも平均的に高精度な送信クロックによる送信が可能に
なる。
【0100】以上のように本実施例は、受信同期状態に
応じて周波数補正用の制御信号を制御することによっ
て、受信同期確立前後に依らず周波数偏差による位相ず
れの補正を可能にし、送信中は自走状態でも平均的に高
精度な送信クロックによる送信を可能にしたものであ
る。
応じて周波数補正用の制御信号を制御することによっ
て、受信同期確立前後に依らず周波数偏差による位相ず
れの補正を可能にし、送信中は自走状態でも平均的に高
精度な送信クロックによる送信を可能にしたものであ
る。
【0101】なお、図13による実施例6のゲート回路
172に入力するゲート信号を、受信同期状態に応じて
制御しても同様の効果が得られる。
172に入力するゲート信号を、受信同期状態に応じて
制御しても同様の効果が得られる。
【0102】また、周波数偏差測定部としては実施例1
で説明した前記3通りのいずれかの周波数偏差を測定す
る方法、もしくは別の方法で周波数偏差を測定し初期値
として与える方式をとることもできる。
で説明した前記3通りのいずれかの周波数偏差を測定す
る方法、もしくは別の方法で周波数偏差を測定し初期値
として与える方式をとることもできる。
【0103】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
受信信号中のシンボルクロック成分周波数とクロック再
生回路の自走周波数との周波数偏差が存在し、非受信時
間が長い場合でも、位相同期保持が可能なクロック再生
手段を有する受信装置を得ることができる。
受信信号中のシンボルクロック成分周波数とクロック再
生回路の自走周波数との周波数偏差が存在し、非受信時
間が長い場合でも、位相同期保持が可能なクロック再生
手段を有する受信装置を得ることができる。
【0104】また、請求項2の発明によれば、受信信号
中のシンボルクロック成分周波数とクロック再生回路の
自走周波数との周波数偏差が存在し、非受信時間が長い
場合でも、位相同期保持が可能なクロック再生手段を有
する受信装置を得ることができる。
中のシンボルクロック成分周波数とクロック再生回路の
自走周波数との周波数偏差が存在し、非受信時間が長い
場合でも、位相同期保持が可能なクロック再生手段を有
する受信装置を得ることができる。
【0105】また、請求項3の発明によれば、受信信号
中のシンボルクロック成分周波数とクロック再生回路の
自走周波数との周波数偏差が存在し、非受信時間が長い
場合でも、位相同期保持が可能なクロック再生手段を有
する受信装置を得ることができる。
中のシンボルクロック成分周波数とクロック再生回路の
自走周波数との周波数偏差が存在し、非受信時間が長い
場合でも、位相同期保持が可能なクロック再生手段を有
する受信装置を得ることができる。
【0106】また、請求項4の発明によれば、受信信号
中のシンボルクロック成分周波数とクロック再生回路の
自走周波数との周波数偏差が存在し、非受信時間が長い
場合でも、位相同期保持が可能なクロック再生手段と制
御手段とを有する受信装置を得ることができる。
中のシンボルクロック成分周波数とクロック再生回路の
自走周波数との周波数偏差が存在し、非受信時間が長い
場合でも、位相同期保持が可能なクロック再生手段と制
御手段とを有する受信装置を得ることができる。
【0107】また、請求項5の発明によれば、受信信号
中のシンボルクロック成分周波数とクロック再生回路の
自走周波数との周波数偏差が存在し、非受信時間が長い
場合でも、位相同期保持が可能なクロック再生手段と制
御手段とを有する受信装置を得ることができる。
中のシンボルクロック成分周波数とクロック再生回路の
自走周波数との周波数偏差が存在し、非受信時間が長い
場合でも、位相同期保持が可能なクロック再生手段と制
御手段とを有する受信装置を得ることができる。
【0108】また、請求項6の発明によれば、受信信号
中のシンボルクロック成分周波数とクロック再生回路の
自走周波数との周波数偏差が存在し、非受信時間が長い
場合でも、位相同期保持が可能なクロック再生手段と制
御手段とを有する、且つ送信時に送信クロックの位相制
御を行わなくとも平均的に高精度の送信クロックで送信
が可能な送受信装置を得ることができる。
中のシンボルクロック成分周波数とクロック再生回路の
自走周波数との周波数偏差が存在し、非受信時間が長い
場合でも、位相同期保持が可能なクロック再生手段と制
御手段とを有する、且つ送信時に送信クロックの位相制
御を行わなくとも平均的に高精度の送信クロックで送信
が可能な送受信装置を得ることができる。
【0109】また、請求項7の発明によれば、受信信号
中のシンボルクロック成分周波数とクロック再生回路の
自走周波数との周波数偏差が存在し、非受信時間が長い
場合でも、位相同期保持が可能なクロック再生手段と制
御手段とを有する、且つ送信時に送信クロックの位相制
御を行わなくとも平均的に高精度の送信クロックで送信
が可能な送受信装置を得ることができる。
中のシンボルクロック成分周波数とクロック再生回路の
自走周波数との周波数偏差が存在し、非受信時間が長い
場合でも、位相同期保持が可能なクロック再生手段と制
御手段とを有する、且つ送信時に送信クロックの位相制
御を行わなくとも平均的に高精度の送信クロックで送信
が可能な送受信装置を得ることができる。
【0110】また、請求項8の発明によれば、受信信号
中のシンボルクロック成分周波数とクロック再生回路の
自走周波数との周波数偏差が存在し、非受信時間が長い
場合でも、位相同期保持が可能なクロック再生手段と制
御手段とを有する、且つ送信時に送信クロックの位相制
御を行わなくとも平均的に高精度の送信クロックで送信
が可能な送受信装置を得ることができる。
中のシンボルクロック成分周波数とクロック再生回路の
自走周波数との周波数偏差が存在し、非受信時間が長い
場合でも、位相同期保持が可能なクロック再生手段と制
御手段とを有する、且つ送信時に送信クロックの位相制
御を行わなくとも平均的に高精度の送信クロックで送信
が可能な送受信装置を得ることができる。
【図1】この発明の実施例1を示す構成ブロック図であ
る。
る。
【図2】図1の周波数偏差補正部の構成例を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図3】3ch−TDM受信時と間欠受信時の受信信号
例を示す図である。
例を示す図である。
【図4】図1の周波数偏差補正部の動作を説明する図で
ある。
ある。
【図5】図1の周波数偏差測定部の構成例1を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図6】図1の周波数偏差測定部の構成例2を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図7】図1の周波数偏差測定部の構成例3を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図8】この発明の実施例2を示す構成ブロック図であ
る。
る。
【図9】この発明の実施例3を示す構成ブロック図であ
る。
る。
【図10】この発明の実施例4を示す構成ブロック図で
ある。
ある。
【図11】この発明の実施例5を示す構成ブロック図で
ある。
ある。
【図12】図11の動作を説明する送受信タイミング図
である。
である。
【図13】この発明の実施例6を示す構成ブロック図で
ある。
ある。
【図14】この発明の実施例7を示す構成ブロック図で
ある。
ある。
【図15】図14の動作を説明する送受信タイミング図
である。
である。
【図16】従来例を示す構成ブロック図である。
【図17】図16の位相比較器の構成を示すブロック図
である。
である。
【図18】図16の動作を説明する波形図である。
【図19】図16のランダムウォークフィルタの構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図20】図16の可変分周器の構成を示すブロック図
である。
である。
【図21】従来の2次ループ型クロック再生回路のルー
プフィルタを示す構成図である。
プフィルタを示す構成図である。
【図22】図21の第2の積分器及び比較器の動作を説
明する図である。
明する図である。
【図23】従来の他のクロック再生回路のループフィル
タを示す構成図である。
タを示す構成図である。
【図24】図23の動作を説明する図である。
【図25】連続受信時、3ch−TDM受信時、間欠受
信時の受信信号例を示す図である。
信時の受信信号例を示す図である。
1 入力端子
2 復調器
3 位相比較器
4 ランダムウォークフィルタ
5 固定発振器
6 可変分周器
10 復調器出力信号(MSB)の入力端子
11 可変分周器出力クロックの入力端子
12 反転回路
13 第1のラッチ回路
14 第2のラッチ回路
15 第3のラッチ回路
16 第4のラッチ回路
17 排他的論理和
18 出力端子
19 排他的論理和
20 出力端子
30 “進み/遅れ”信号入力端子
31 “有意/無意味”信号入力端子
32 可変分周器出力クロックの入力端子
33 2N段アップダウンカウンタ
34 “後退”信号出力端子
35 “進め”信号出力端子
36 N設定回路
40 “後退”信号入力端子
41 “進め”信号入力端子
42 パルス付加または除去回路
43 分周器
44 出力端子
50 入力端子
51 可変分周器出力クロックの入力端子
52 符号変換器
53 加算器
54 ラッチ回路
55 第1の積分器
56 加算器
57 ラッチ回路
58 第2の積分器
59 比較器
60 加算器
61 出力端子
66 ランダムウォークフィルタ
67 第3の積分器
68 第4の積分器
80 周波数偏差測定部
81 制御部
82 周波数偏差補正部
83 結合回路
85 入力端子
86 数値変換部
87 加算器
88 Dフリップフロップ
89 積分器
90 “後退/進め”信号生成部
91 “後退”信号出力端子
92 “進め”信号出力端子
100 クロック再生回路
105a,105b クロック再生手段
110 パルス入力端子
111 アップダウンカウンタ
112 ラッチ回路
113 平均回路
114 出力端子
115 出力端子
120 高精度発振器
121 周波数カウンタ
122 周波数偏差計算部
123 出力端子
130 高速発振器
131 第2の可変分周器
132 第2の周波数偏差補正部
135 基準クロック生成手段
140 第3の可変分周器
141 制御信号生成部
142 第2の制御部
145a,145b 周波数偏差補正手段
150 クロック生成部
151 第3の制御部
160 第4の制御部
161 送信部
170 制御信号生成部
171 第5の制御部
172 ゲート回路
180 受信同期検出部
181 制御信号生成部
182 第6の制御部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H04L 27/00 - 27/30
H04L 7/00 - 7/10
Claims (8)
- 【請求項1】 受信信号を復調する復調手段と、 受信信号のシンボルクロック成分に位相同期したクロッ
クを生成するクロック再生手段と、 上記受信信号のシンボルクロック成分周波数と上記クロ
ック再生手段の自走周波数との周波数偏差を、上記クロ
ック再生手段の位相制御ループを構成する可変分周器の
可変分周数を制御して補正する周波数偏差補正手段と、
を有し、 上記周波数偏差の補正を上記クロック再生手段とは異な
る動作タイミングで行うことを特徴とする受信装置。 - 【請求項2】 受信信号を復調する復調手段と、 受信信号のシンボルクロック成分に位相同期したクロッ
クを生成するクロック再生手段と、 上記受信信号のシンボルクロック成分周波数と上記クロ
ック再生手段の自走周波数との周波数偏差を、上記クロ
ック再生手段の位相制御ループを構成する可変分周器の
可変分周数を制御して補正する周波数偏差補正手段と、
を有し、 上記周波数偏差の補正をフレームパルス又はスロットパ
ルスに相当する動作タイミングで行うことを特徴とする
受信装置。 - 【請求項3】 受信信号を復調する復調手段と、 受信信号のシンボルクロック成分に位相同期したクロッ
クを生成するクロック再生手段と、 高速クロックを可変分周してクロック再生手段の基準ク
ロックを生成する基準クロック生成手段と、 上記受信信号のシンボルクロック成分周波数と上記クロ
ック再生手段の自走周波数との周波数偏差を、上記基準
クロック生成手段の高速クロックの可変分周数を制御し
て補正する周波数偏差補正手段と、を有し、 上記周波数偏差の補正を上記クロック再生手段とは異な
る動作タイミングで行うことを特徴とする受信装置。 - 【請求項4】受信信号を復調する復調手段と、 受信信号のシンボルクロック成分に位相同期したクロッ
クを生成するクロック再生手段と、 上記受信信号のシンボルクロック成分周波数と上記クロ
ック再生手段の自走周波数との周波数偏差を、上記クロ
ック再生手段の位相制御ループを構成する可変分周器の
可変分周数を制御して補正する周波数偏差補正手段と、
を有し上記周波数偏差の補正を上記クロック再生手段と
は異なる動作タイミングで行う受信装置であって、 更に、上記クロック再生手段の基準クロックを受けと
り、上記周波数偏差補正手段の周波数偏差情報に基づき
可変分周器の可変分周数を制御して補正し、当該受信装
置内の各部及び関係他装置の動作クロック及び制御信号
を生成する制御手段を有することを特徴とする受信装
置。 - 【請求項5】受信信号を復調する復調手段と、 受信信号のシンボルクロック成分に位相同期したクロッ
クを生成するクロック再生手段と、 高速クロックを可変分周してクロック再生手段の基準ク
ロックを生成する基準クロック生成手段と、 上記受信信号のシンボルクロック成分周波数と上記クロ
ック再生手段の自走周波数との周波数偏差を、上記基準
クロック生成手段の高速クロックの可変分周数を制御し
て補正する周波数偏差補正手段と、を有し、 上記周波数偏差の補正を上記クロック再生手段とは異な
る動作タイミングで行う受信装置であって、 更に、上記クロック再生手段の周波数偏差の補正された
基準クロックを受けとり、当該受信装置内の各部及び関
係他装置の動作クロック及び制御信号を生成する制御手
段を有することを特徴とする受信装置。 - 【請求項6】 受信信号を復調する復調手段と、 受信信号のシンボルクロック成分に位相同期したクロッ
クを生成するクロック再生手段と、 上記受信信号のシンボルクロック成分周波数と上記クロ
ック再生手段の自走周波数との周波数偏差を、上記クロ
ック再生手段の位相制御ループを構成する可変分周器の
可変分周数を制御して補正する周波数偏差補正手段と、
を有し上記周波数偏差の補正を上記クロック再生手段と
は異なる動作タイミングで行う送受信装置であって、 更に、上記クロック再生手段の基準クロックを受けと
り、上記周波数偏差補正手段の周波数偏差情報に基づき
可変分周器の可変分周数を制御して補正し、当該受信装
置内の各部及び関係他装置の動作クロック及び制御信号
を生成する制御手段を有し、 上記周波数偏差の補正を上記制御手段の送信タイミング
情報に基づき送信時間以外の時間に行うことを特徴とす
る送受信装置。 - 【請求項7】 受信信号を復調する復調手段と、 受信信号のシンボルクロック成分に位相同期したクロッ
クを生成するクロック再生手段と、 高速クロックを可変分周してクロック再生手段の基準ク
ロックを生成する基準クロック生成手段と、 上記受信信号のシンボルクロック成分周波数と上記クロ
ック再生手段の自走周波数との周波数偏差を、上記基準
クロック生成手段の高速クロックの可変分周数を制御し
て補正する周波数偏差補正手段と、を有し、 上記周波数偏差の補正を上記クロック再生手段とは異な
る動作タイミングで行う送受信装置であって、 更に、上記クロック再生手段の周波数偏差の補正された
基準クロックを受けとり、当該送受信装置内の各部及び
関係他装置の動作クロック及び制御信号を生成する制御
手段を有し、 上記周波数偏差の補正を上記制御手段の送信タイミング
情報に基づき送信時間以外の時間に行うことを特徴とす
る送受信装置。 - 【請求項8】 受信信号を復調する復調手段と、 受信信号のシンボルクロック成分に位相同期したクロッ
クを生成するクロック再生手段と、 上記受信信号のシンボルクロック成分周波数と上記クロ
ック再生手段の自走周波数との周波数偏差を、上記クロ
ック再生手段の位相制御ループを構成する可変分周器の
可変分周数を制御して補正する周波数偏差補正手段と、
を有し上記周波数偏差の補正を上記クロック再生手段と
は異なる動作タイミングで行う送受信装置であって、 更に、上記クロック再生手段の基準クロックを受けと
り、上記周波数偏差補正手段の周波数偏差情報に基づき
可変分周器の可変分周数を制御して補正し、当該送受信
装置内の各部及び関係他装置の動作クロック及び制御信
号を生成する制御手段を有し、 上記周波数偏差の補正を受信同期確立までは自走タイミ
ングで行い、受信同期確立後は送信時間以外の時間に行
うことを特徴とする送受信装置。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02051395A JP3467888B2 (ja) | 1995-02-08 | 1995-02-08 | 受信装置及び送受信装置 |
US08/460,842 US5661765A (en) | 1995-02-08 | 1995-06-05 | Receiver and transmitter-receiver |
CA002152107A CA2152107C (en) | 1995-02-08 | 1995-06-19 | Receiver and transmitter-receiver |
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