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JP3465114B2 - 1/2波長共振器及びそれを使用した誘電体フィルタ - Google Patents

1/2波長共振器及びそれを使用した誘電体フィルタ

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JP3465114B2
JP3465114B2 JP10228393A JP10228393A JP3465114B2 JP 3465114 B2 JP3465114 B2 JP 3465114B2 JP 10228393 A JP10228393 A JP 10228393A JP 10228393 A JP10228393 A JP 10228393A JP 3465114 B2 JP3465114 B2 JP 3465114B2
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conductor
resonance
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ground
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JP10228393A
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淳 古田
栄▲吉▼ ▲吉▼田
隆光 河野
成和 石川
健 矢野
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Tokin Corp
Original Assignee
NEC Tokin Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロ波帯のような
高周波帯域で用いられる分布定数型誘電体共振器および
フィルタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、特願平4−220056号
において、共振周波数の1/4波長に相当する長さ寸法
を有する細長い誘電体で導体電極を挟み込みこれら誘電
体の上下面のみをそれぞれアース導体で被覆すると共
に、中央の導体電極と上下のアース導体とを誘電体の一
端に設けた短絡用導体で相互に短絡してなる1/4波長
共振素子の複数本を短絡端とその反対端である開放端と
が交互に並ぶように並列に配置してなる誘電体フィルタ
を提案した。その一例として、共振素子を2本用いた例
を図6に示す。
【0003】同図において、二つの共振素子50、51
は、それぞれ、共振周波数の1/4波長に相当する長さ
寸法を有する細長い誘電体52、53で導体電極54を
挟み込みこれら誘電体52、53の上下面のみをそれぞ
れアース導体55、56で被覆すると共に、中央の導体
電極54と上下のアース導体55、56とを誘電体5
2、53の一端に設けた短絡用導体57で相互に短絡し
て構成されている。
【0004】このタイプの共振素子は、中央の導体電極
54と、上下のアース導体55、56との3枚の導体を
有するのでトリプレート型と呼ぶ。
【0005】共振素子50、51は、それぞれの下面側
アース導体56がアース基板となるケース58に接触し
た状態で、かつ開放端が互いに逆向きになるようにして
前記ケース58上に並列して配置されている。また、ケ
ース上蓋59が共振素子50、51の上側アース導体5
5と接触するようにして被せられる。
【0006】並列に配置された共振素子50、51の互
いの対向面とは反対側の側面には、開放端近傍に、入出
力端子61、62と接続された静電結合素子63、64
が設けられている。
【0007】各静電結合素子63、64は、誘電体板6
5上に導体膜66を形成したもので、この導体膜が、そ
れぞれ、入出力端子61、62と接続されている。こう
して、誘電体フィルタが構成される。
【0008】この誘電体フィルタの等価回路は図7の通
りである。同図において、C1 およびC2 は静電結合素
子63、64による容量で、C3 は共振素子50、51
間の結合容量であり、2つのLとCの並列回路はそれぞ
れ共振素子50、51で実現される並列共振回路であ
る。
【0009】なお、上記の共振素子1個とその側面に同
様に静電結合素子を設けることによって共振器が構成さ
れる。その場合の等価回路は、図7のC1 と、それに接
続されている1つのLC並列共振回路で示される。
【0010】また、共振素子としては、トリプレート型
でなく、誘電体の上下面に1枚の導体電極と1枚のアー
ス導体をそれぞれ形成したダブルプレート型のものが公
知である。
【0011】この様な、トリプレート型およびダブルプ
レート型の共振素子を総称して、同軸型共振素子とは区
別するために平面型共振素子と呼ぶ。すなわち、平面型
共振器とは、誘電体を挟んで導体電極とアース導体を有
する誘電体共振素子である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】前述のトリプレート型
およびダブルプレート型のいずれであっても、1/4波
長型共振素子においては、スプリアスが大きく現れる欠
点があり、共振器としてもまたフィルタとしても好まし
くない。さらに、短絡導体の存在のために、定損失が大
きくなる欠点があり、特に、フィルタとして通過帯域の
減衰量が大きくなり好ましくない。
【0013】したがって、本発明の課題は、スプリアス
が小さい平面型誘電体共振器およびスプリアスが小さく
かつ通過帯域の減衰量が低い誘電体フィルタを提供する
ことである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様によ
る1/2波長共振器は、第1のアース導体、第1の誘電
体、導体電極、第2の誘電体、第2のアース導体の順に
積層した構造を有し、第1及び第2の誘電体の各々は
振周波数の1/2波長の長さを持ち、第1及び第2の
電体の両端面にこの導体電極と第1及び第2のアース導
体を短絡する短絡導体を有する平面型共振素子と、この
共振素子の1側面上に外部端子と接続する結合素子を設
けてなる。
【0015】上記第1の態様による1/2波長共振器に
おいて、結合素子を共振素子の1側面上の中央部に設け
るのが好ましい。
【0016】本発明の第2の態様による1/2波長共振
器は、第1のアース導体、第1の誘電体、導体電極、第
2の誘電体、第2のアース導体の順に積層した構造を有
し、第1及び第2の誘電体の各々は共振周波数の1/2
波長の長さを持ち、第1及び第2の誘電体の両端面が開
放された平面型共振素子と、この共振素子の1側面上に
外部端子と接続する結合素子を設けてなる。
【0017】上記第2の態様による1/2波長共振器に
おいて、結合素子を共振素子の1側面上の、誘電体の一
端からこの誘電体の長さの略1/6の位置に設けること
が望ましい。
【0018】本発明に係る誘電体フィルタは、第1のア
ース導体、第1の誘電体、導体電極、第2の誘電体、第
2のアース導体の順に積層した構造を有する平面型共振
素子の複数個を互いに間隔をおいて、第1のアース導体
がアースプレートに接触した状態で、前記アースプレー
ト上に並列して配置した構成を有する。
【0019】本発明第1の態様によれば、上記誘電体フ
ィルタは、第1及び第2の誘電体の各々の長さが共振周
波数の1/2波長に相当する長さであり、隣接する共振
素子の対向端面が長さ方向でずれるように各共振素子が
斜めに配置されており、両側に設けられた共振素子の外
側面上に、それぞれ、入出力端子と接続するための結合
素子を設けてなることを特徴とする。
【0020】本発明の第2の態様によれば、上記誘電体
フィルタは、第1及び第2の誘電体の各々の長さが共振
周波数の1/2波長に相当する長さであり、一つ置きの
共振素子の各々が第1及び第2の誘電体の両端面にこの
導体電極と第1及び第2のアース導体を短絡する短絡導
体を有する両端短絡型共振素子からなり、残りの共振素
子が短絡導体を備えていない両端開放型共振素子からな
っていることを特徴とする。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0022】図1に本発明の一実施例による1/2波長
共振器を示す。図示の1/2波長共振器は、トリプレー
ト型の共振器であって、共振器本体11と、その側面の
一方の中央部に取り付けられた静電結合用誘電体板12
とを有している。共振器本体11は、2個の四角柱の形
状を呈する誘電体13a及び13bと導体電極14とを
有し、誘電体13aと誘電体13bとが、導体電極14
を挟み込むように、はんだ付け等で互いに固定されてい
る。さらに、共振器本体11の長手方向(矢印A方向)
の両端面は、それぞれ短絡導体15a及び15bによっ
て短絡端となっている。このような1/2波長共振器を
両端短絡型1/2波長共振器と呼ぶ。ここで、短絡端と
は、端面に金属メッキ(銅、銀等の導電性金属メッキ)
を施していることを表わす。尚、開放端とはこの様な処
理を施していないことを表わす。
【0023】共振器本体11の上面および底面は、それ
ぞれアース導体16a及び16bで被覆されている。な
お、本実施例の1/2波長共振器の各部の寸法は次の通
りである。幅W=1.4mm、高さT=2.8mm、長さL
=24.0mm。また、誘電体の誘電率は90である。
【0024】静電結合用誘電体板12は、図1に示す如
く、共振器本体11の一側面の中央部に設けられてい
る。また、静電結合用誘電体板12の表面には導体膜1
7が形成され、導体膜17には電気接続用入出力端子1
8が接続されている。
【0025】この1/2波長共振器は、共振波長λの1
/2の長さL(L=λ/2)を有している。従って、電
気接続用入出力端子18にこの1/2波長共振器の共振
周波数fに等しい周波数の信号が入力されると、この両
端短絡の1/2波長共振器は両端の電力が零(振動の
節)となるモードで共振する。ここで、共振周波数f
は、誘電体の光速をcとすると、f=c/λで表され
る。
【0026】図2に図1に示した両端短絡型1/2波長
共振器の共振モードを示す。図2に示される如く、共振
モードとしては、共振周波数fの基本波の他にその倍数
の周波数nf(nは2以上の整数)の高調波が存在す
る。ここで、両端短絡の1/2波長共振器の場合、nが
偶数2m(mは自然数)の偶数次共振モードでは、共振
器本体11の側面の中央で電力が零であり、nが奇数
(2m−1)の奇数次共振モードでは、共振器本体11
の側面の中央で電力が最大(振動の腹)となることが分
かる。
【0027】従って、図1に示すように、静電結合用誘
電体板12を共振器本体11の側面の中央に設けると、
電気接続用入出力端子18には偶数倍周波数2mfの偶
数次共振モードが誘起されない。換言すれば、電気接続
用入出力端子18からは奇数倍周波数(2m−1)fの
奇数共振モードのみが取り出され、本1/2波長共振器
では、奇数倍周波数(2m−1)fの信号のみが励振さ
れる。したがって、本実施例の両端短絡型1/2波長共
振器では、スプリアスを小さくすることができる。
【0028】以上において、両端短絡型1/2波長共振
器について説明してきたが、図1の1/2波長共振器か
ら短絡導体15a及び15bを取り除くことによって、
容易に両端開放型1/2波長共振器を構成することがで
きる。両端開放型1/2波長共振器は両端の電力が最大
(振動の腹)となるモードで共振する。
【0029】図3に両端開放型1/2波長共振器の共振
モードを示す。図3に示される如く、共振モードとして
は、共振周波数fの基本波の他にその倍数の周波数nf
(nは2以上の整数)の高調波が存在する。ここで、両
端開放の1/2波長共振器の場合、nが偶数2m(mは
自然数)の偶数次共振モードでは、共振器本体の側面の
中央で電力が最大となり、nが奇数(2m−1)の奇数
次共振モードでは、共振器本体の側面の中央で電力が零
(振動の節)となることが分かる。
【0030】従って、図1に示したような静電結合用誘
電体板を共振器本体の側面の振動の節の位置に設けるこ
とによって、共振モードの中の1つの高調波を消すこと
ができる。例えば、静電結合用誘電体板を、両端開放型
1/2波長共振器の一側面上の、この共振器の端面から
共振器長の略1/6の位置に設けることによって、周波
数が3fの第3高調波を消ことができる。但し、それ以
外の共振モードはすべて残る。
【0031】以下、両端開放型1/2波長共振器のみ又
は両端開放型1/2波長共振器のみを複数本使用した誘
電体フィルタと、両端短絡型1/2波長共振器と両端開
放型1/2波長共振器との両方を使用した誘電体フィル
タについて説明する。
【0032】図4に第1乃至第4の両端開放型1/2波
長共振器21−1,21−2,21−3および21−4
を使用した誘電体フィルタを示す。図示の第1乃至第4
の両端開放の1/2波長共振器21−1〜21−4は、
互いに間隔をおいて、それらの下アース導体(図面に表
れない)が下アースプレート22に接触した状態で、下
アースプレート22上に並列して配置されている。図4
に示す如く、本実施例の誘電体フィルタは、隣接する第
1乃至第4の両端開放の1/2波長共振器21−1〜2
1−4の対向端面が長さ方向でずれるように各両端開放
の1/2波長共振器21−1〜21−4が斜めに配置さ
れている。
【0033】第1乃至第4の両端開放の1/2波長共振
器21−1〜21−4の上アース導体23は上アースプ
レート24と接触する。すなわち、第1乃至第4の両端
開放の1/2波長共振器21−1〜21−4は、上下か
ら下アースプレート22と上アースプレート24とで挟
まれた状態で覆われる。このとき、下アースプレート2
2の両端と上アースプレート24の両端とは互いに電気
的に接触する。なお、両側に設けられた第1及び第4の
両端開放の1/2波長共振器21−1及び21−4の外
側面上には、それぞれ、入出力端子25−1および25
−2を外部に引き出すための静電結合用誘電体板26
(図面では第4の両端開放型1/2波長共振器21−4
側のみを示す)が、第1及び第4の両端開放の1/2波
長共振器21−1及び21−4の一端面から共振器長L
の略1/6の位置に設けられている。これにより、上述
したように、共振周波数fの3倍の周波数3fをもつ第
3高調波を消ことができる。したがって、本実施例の誘
電体フィルタはスプリアスを小さくすることができる。
また、両端開放型1/2波長共振器は、両端が開放され
ているため、両端での電力損失が小さい。したがって、
本実施例のように、両端開放の1/2波長共振器21−
1及び21−4で構成された誘電体フィルタは、通過帯
域の減衰量を低く抑えることができる。
【0034】図4に示した誘電体フィルタでは、図3に
示したような、両端開放型1/2波長共振器のみを複数
本使用しているが、両端開放型1/2波長共振器の代わ
りに、図1及び図2に示したような、両端短絡型1/2
波長共振器のみを複数本使用しても良い。但し、この場
合、入出力端子を外部に引き出すための静電結合用誘電
体板は、両側に配置された2本の両端短絡型1/2波長
共振器の一側面の中央部に設けられ、中央部に配置され
た両端短絡型1/2波長共振器には静電結合用誘電体板
が不要であるのは勿論である。これにより上述したよう
に共振周波数の偶数倍のスプリアスを消すことができ
る。
【0035】図5に、両端短絡型1/2波長共振器と両
端開放型1/2波長共振器とを混在させた誘電体フィル
タを示す。図示の誘電体フィルタは、第1及び第2の両
端短絡型1/2波長共振器31−1及び31−2と、第
1及び第2の両端開放型1/2波長共振器32−1及び
32−2を有する。これら1/2波長共振器31−1,
31−2,32−1および32−2は、互いに間隔をお
いて、それらの下アース導体(図面に表れない)が下ア
ースプレート33に接触した状態で、下アースプレート
33上に斜めになることなく並列して配置されている。
【0036】図示の誘電体フィルタは、図面の左側から
順番に、第1の両端短絡型1/2波長共振器31−1、
第1の両端開放型1/2波長共振器32−1、第2両端
短絡型1/2波長共振器31−2、第2の両端開放型1
/2波長共振器32−2が配置されている。すなわち、
両端短絡型1/2波長共振器と両端開放型1/2波長共
振器とが交互に配置されている。
【0037】また、これら1/2波長共振器31−1,
31−2,32−1および32−2の上アース導体34
は上アースプレート35と接触する。すなわち、これら
1/2波長共振器31−1,31−2,32−1および
32−2は、上下から下アースプレート33と上アース
プレート35とで挟まれた状態で覆われる。このとき、
下アースプレート33の両端と上アースプレート35の
両端とは互いに電気的に接触する。なお、図面の左側に
設けられた第1の両端短絡型1/2波長共振器31−1
の外側面上には、第1の入出力端子36−1を外部に引
き出すための静電結合用誘電体板(図示せず)が、第1
の両端短絡型1/2波長共振器36−1の中央部に設け
られている。これにより、上述したように、共振周波数
fの偶数倍2mの周波数2mfをもつ偶数高調波を消こ
とができる。
【0038】一方、図面の右側に設けられた第2の両端
開放型1/2波長共振器32−2の外側面上には、第2
の入出力端子36−2を外部に引き出すための静電結合
用誘電体板37が、第2の両端開放型1/2波長共振器
32−2の一端面から共振器長Lの略1/6の位置に設
けられている。これにより、上述したように、共振周波
数fの3倍の周波数3fをもつ第3高調波を消ことがで
きる。
【0039】したがって、本実施例の誘電体フィルタは
スプリアスを小さくすることができる。また、両端短絡
型1/2波長共振器と両端開放型1/2波長共振器と
が、互いの電磁結合が効率良く行われるように、交互に
配置されているため、通過帯域の減衰量を低く抑えるこ
とができる。
【0040】
【0041】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、第1のアース導体、第1の誘電体、導体電
極、第2の誘電体、第2のアース導体の順に積層した構
造を有し、第1及び第2の誘電体の各々は共振周波数の
1/2波長の長さを持つ平面型共振素子を使用している
ので、スプリアスが小さい平面型誘電体共振器が得られ
る。また、誘電体の長さが共振周波数の1/2波長に相
当する長さの平面型共振素子の複数個を互いに間隔をお
いて、アースプレート上に並列して配置し、両側に設け
られた共振素子の外側面上に、それぞれ、入出力端子と
接続するための結合素子を設けているので、スプリアス
が小さくかつ通過帯域の減衰量が低い誘電体フィルタが
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による両端短絡型1/2波長
共振器を示す斜視図である。
【図2】図1に示す両端短絡型1/2波長共振器の共振
モードを示す図である。
【図3】本発明の他の実施例による両端開放型1/2波
長共振器の共振モードを示す図である。
【図4】図3に示した両端開放型1/2波長共振器を複
数本使用した、本発明の第1の実施例による誘電体フィ
ルタを示す分解斜視図である。
【図5】図1に示した両端短絡型1/2波長共振器と図
3に示した両端開放型1/2波長共振器とを混在して使
用した、本発明の第2の実施例による誘電体フィルタを
示す分解斜視図である。
【図6】従来の誘電体フィルタを示す分解斜視図であ
る。
【図7】図6の誘電体フィルタの等価回路を示す回路図
である。
【符号の説明】
11 共振器本体 12 静電結合用誘電体板 13a,13b 誘電体 14 導体電極 15a,15b 短絡導体 16a,16b アース導体 17 導体膜 18 電気接続用入出力端子 21−1〜21−4 両端開放型1/2波長共振器 22 下アースプレート 23 上アース導体 24 上アースプレート 25−1,25−2 入出力端子 26 静電結合用誘電体板 31−1,31−2 両端短絡型1/2波長共振器 32−1,32−2 両端開放型1/2波長共振器 33 下アースプレート 34 上アース導体 35 上アースプレート 36−1,36−2 入出力端子 37 静電結合用誘電体板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 成和 神奈川県川崎市高津区子母口398番地 株式会社トーキン内 (72)発明者 矢野 健 神奈川県川崎市高津区子母口398番地 株式会社トーキン内 (56)参考文献 特開 平6−314901(JP,A) 特開 昭62−120101(JP,A) 特開 昭60−54502(JP,A) Matteai,et.al,MIC ROWAVE FILTERS IMP EDANCE−MACHING NET WORKS,AND COUPLING STRUCTUES,1964,p.586 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01P 1/205 H01P 1/212 H01P 7/08

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のアース導体、第1の誘電体、導体
    電極、第2の誘電体、第2のアース導体の順に積層した
    構造を有し、前記第1及び前記第2の誘電体の各々は
    振周波数の1/2波長の長さを持ち、前記第1及び前記
    第2の誘電体の両端面に該導体電極と前記第1及び前記
    第2のアース導体を短絡する短絡導体を有する平面型共
    振素子と、該共振素子の1側面上に外部端子と接続する
    結合素子を設けてなる1/2波長共振器。
  2. 【請求項2】 第1のアース導体、第1の誘電体、導体
    電極、第2の誘電体、第2のアース導体の順に積層した
    構造を有し、前記第1及び前記第2の誘電体の各々は
    振周波数の1/2波長の長さを持ち、前記第1及び前記
    第2の誘電体の両端面に該導体電極と前記第1及び前記
    第2のアース導体を短絡する短絡導体を有する平面型共
    振素子と、該共振素子の1側面上の中央部に外部端子と
    接続する結合素子を設けてなる1/2波長共振器。
  3. 【請求項3】 第1のアース導体、第1の誘電体、導体
    電極、第2の誘電体、第2のアース導体の順に積層した
    構造を有し、前記第1及び前記第2の誘電体の各々は
    振周波数の1/2波長の長さを持ち、前記第1及び前記
    第2の誘電体の両端面が開放された平面型共振素子と、
    該共振素子の1側面上に外部端子と接続する結合素子を
    設けてなる1/2波長共振器。
  4. 【請求項4】 第1のアース導体、第1の誘電体、導体
    電極、第2の誘電体、第2のアース導体の順に積層した
    構造を有し、前記第1及び前記第2の誘電体の各々は
    振周波数の1/2波長の長さを持ち、前記第1及び前記
    第2の誘電体の両端面が開放された平面型共振素子と、
    該共振素子の1側面上の、前記第1及び前記第2の誘電
    体の一端から前記第1及び前記第2の誘電体の長さの略
    1/6の位置に、外部端子と接続する結合素子を設けて
    なる1/2波長共振器。
  5. 【請求項5】 第1のアース導体、第1の誘電体、導体
    電極、第2の誘電体、第2のアース導体の順に積層した
    構造を有する平面型共振素子の複数個を互いに間隔をお
    いて、前記第1のアース導体がアースプレートに接触し
    た状態で、前記アースプレート上に並列して配置した構
    成を有する誘電体フィルタにおいて、前記第1及び前記
    第2の誘電体の各々の長さが共振周波数の1/2波長に
    相当する長さであり、隣接する共振素子の対向端面が長
    さ方向でずれるように配置されており、両側に設けられ
    た共振素子の外側面上に、それぞれ、入出力端子と接続
    するための結合素子を設けてなることを特徴とする誘電
    体フィルタ。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の誘電体フィルタにおい
    て、前記平面型共振素子の各々の両端面が開放されてい
    ることを特徴とする誘電体フィルタ。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の誘電体フィルタにおい
    て、前記平面型共振素子の各々の両端面に該導体電極と
    前記第1及び前記第2のアース導体を短絡する短絡導体
    を有することを特徴とする誘電体フィルタ。
  8. 【請求項8】 第1のアース導体、第1の誘電体、導体
    電極、第2の誘電体、第2のアース導体の順に積層した
    構造を有する平面型共振素子の複数個を互いに間隔をお
    いて、前記第1のアース導体がアースプレートに接触し
    た状態で、前記アースプレート上に並列して配置した構
    成を有する誘電体フィルタにおいて、前記第1及び前記
    第2の誘電体の各々の長さが共振周波数の1/2波長に
    相当する長さであり、一つ置きの共振素子の各々が前記
    第1及び前記第2の誘電体の両端面に該導体電極と前記
    第1及び前記第2のアース導体を短絡する短絡導体を有
    する両端短絡型共振素子からなり、残りの共振素子が該
    短絡導体を備えていない両端開放型共振素子からなって
    いることを特徴とする誘電体フィルタ。
  9. 【請求項9】 請求項8の誘電体フィルタにおいて、入
    出力端子と結合される共振素子が両端短絡型であり、入
    出力端子と接続された結合素子が当該共振素子の側面の
    長さ方向中央部に設けられていることを特徴とする誘電
    体フィルタ。
  10. 【請求項10】 請求項8の誘電体フィルタにおいて、
    入出力端子と結合される共振素子が両端開放型であり、
    入出力端子と接続された結合素子が当該共振素子の側面
    上の、前記誘電体の一端から該誘電体の長さの略1/6
    の位置に設けられていることを特徴とする誘電体フィル
    タ。
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