JP3440570B2 - ディスクカートリッジ - Google Patents
ディスクカートリッジInfo
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- JP3440570B2 JP3440570B2 JP22061194A JP22061194A JP3440570B2 JP 3440570 B2 JP3440570 B2 JP 3440570B2 JP 22061194 A JP22061194 A JP 22061194A JP 22061194 A JP22061194 A JP 22061194A JP 3440570 B2 JP3440570 B2 JP 3440570B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shutter
- recording
- guide
- opening
- cartridge body
- Prior art date
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスク、光磁気デ
ィスク等のように、情報信号が記録され或いは記録を可
能とする円盤状記録媒体(以下光ディスクと総称す
る。)を回転自在に収納したディスクカートリッジに関
し、特にシャッタ部材を記録再生開口部を閉塞する位置
に付勢保持するシャッタスプリングの収納構造に関す
る。
ィスク等のように、情報信号が記録され或いは記録を可
能とする円盤状記録媒体(以下光ディスクと総称す
る。)を回転自在に収納したディスクカートリッジに関
し、特にシャッタ部材を記録再生開口部を閉塞する位置
に付勢保持するシャッタスプリングの収納構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】光ディスクは、楽音信号や映像信号等の
所望の情報信号が高密度に記録され或いは記録を可能と
した記録媒体であり、カートリッジ本体に回転自在に収
納されている。例えば、直径が64mm以下である光デ
ィスクは、74分の楽音信号の記録を可能とし、カート
リッジ本体の厚み寸法も6mmと、極めて小型に構成さ
れている。
所望の情報信号が高密度に記録され或いは記録を可能と
した記録媒体であり、カートリッジ本体に回転自在に収
納されている。例えば、直径が64mm以下である光デ
ィスクは、74分の楽音信号の記録を可能とし、カート
リッジ本体の厚み寸法も6mmと、極めて小型に構成さ
れている。
【0003】ディスクカートリッジは、記録再生装置に
装着されると、光ディスクの中心部がディスク回転駆動
装置に装着されて高速で回転駆動される。そして、ディ
スクカートリッジに収納された光ディスクは、回転駆動
された状態で、記録再生装置側の光ピックアップ装置か
ら出射されるレーザ光によって主面に形成された情報信
号記録部に記録された情報信号が再生される。また、記
録可能な光ディスクは、光ピックアップ装置から出射さ
れたレーザ光が情報信号記録部に照射された状態で、外
部磁界発生装置により記録すべき情報信号に応じて磁界
変調された外部磁界が印加されることによって所望の情
報信号の記録が行われる。
装着されると、光ディスクの中心部がディスク回転駆動
装置に装着されて高速で回転駆動される。そして、ディ
スクカートリッジに収納された光ディスクは、回転駆動
された状態で、記録再生装置側の光ピックアップ装置か
ら出射されるレーザ光によって主面に形成された情報信
号記録部に記録された情報信号が再生される。また、記
録可能な光ディスクは、光ピックアップ装置から出射さ
れたレーザ光が情報信号記録部に照射された状態で、外
部磁界発生装置により記録すべき情報信号に応じて磁界
変調された外部磁界が印加されることによって所望の情
報信号の記録が行われる。
【0004】従来のディスクカートリッジは、図8及び
図9に示すように、角浅皿状に形成された上ハーフ10
1と下ハーフ102とを組み合わせてカートリッジ本体
100を構成し、このカートリッジ本体100の内部に
光ディスク1を回転自在に収納して構成している。すな
わち、上ハーフ101と下ハーフ102には、外周部に
立上り周壁が形成されるとともに、相対する内面に互い
に突き合わされて光ディスク1の収納空間部を構成する
環状壁及び複数個の突合せ嵌合凸部が一体に立設されて
いる。上ハーフ101と下ハーフ102とは、相対する
立上り周壁と環状壁とを突き合わせて組み立てるととも
に、各突合せ嵌合凸部に超音波溶着処理を施すことによ
って、薄箱状のカートリッジ本体100を構成する。
図9に示すように、角浅皿状に形成された上ハーフ10
1と下ハーフ102とを組み合わせてカートリッジ本体
100を構成し、このカートリッジ本体100の内部に
光ディスク1を回転自在に収納して構成している。すな
わち、上ハーフ101と下ハーフ102には、外周部に
立上り周壁が形成されるとともに、相対する内面に互い
に突き合わされて光ディスク1の収納空間部を構成する
環状壁及び複数個の突合せ嵌合凸部が一体に立設されて
いる。上ハーフ101と下ハーフ102とは、相対する
立上り周壁と環状壁とを突き合わせて組み立てるととも
に、各突合せ嵌合凸部に超音波溶着処理を施すことによ
って、薄箱状のカートリッジ本体100を構成する。
【0005】このカートリッジ本体100を構成する下
ハーフ102には、図示しないが、略中央部に位置して
円形の開口が設けられている。この円形開口は、ディス
クカートリッジを記録再生装置に装着した際に、カート
リッジ本体100に収納した光ディスク1を回転駆動す
るディスクテーブルが進入するディスクテーブル進入用
開口部として作用する。このディスクテーブル進入用開
口部は、具体的には光ディスク1のセンタ穴を閉塞して
設けられるマグネツトクランプ用の磁性板を外方へと臨
ませる。
ハーフ102には、図示しないが、略中央部に位置して
円形の開口が設けられている。この円形開口は、ディス
クカートリッジを記録再生装置に装着した際に、カート
リッジ本体100に収納した光ディスク1を回転駆動す
るディスクテーブルが進入するディスクテーブル進入用
開口部として作用する。このディスクテーブル進入用開
口部は、具体的には光ディスク1のセンタ穴を閉塞して
設けられるマグネツトクランプ用の磁性板を外方へと臨
ませる。
【0006】カートリッジ本体100を構成する上ハー
フ101と下ハーフ102には、回転自在に収納した光
ディスク1の主面に設けた情報信号記録部の一部を内外
周に亘って外方へと臨ませて、記録再生装置側の光ピッ
クアップ装置が進入する図示しない矩形の記録再生用開
口部が相対向した位置にそれぞれ設けられている。これ
ら記録再生用開口部は、カートリッジ本体100の左右
方向中央部に位置して前面部からディスクテーブル進入
用開口部に近接する位置に亘って、矩形の開口部として
構成されている。
フ101と下ハーフ102には、回転自在に収納した光
ディスク1の主面に設けた情報信号記録部の一部を内外
周に亘って外方へと臨ませて、記録再生装置側の光ピッ
クアップ装置が進入する図示しない矩形の記録再生用開
口部が相対向した位置にそれぞれ設けられている。これ
ら記録再生用開口部は、カートリッジ本体100の左右
方向中央部に位置して前面部からディスクテーブル進入
用開口部に近接する位置に亘って、矩形の開口部として
構成されている。
【0007】ディスクカートリッジは、記録再生用開口
部から内部に塵埃等が進入して収納された光ディスク1
に付着することを防止するために、この記録再生用開口
部を開放、閉塞するシャッタ部材103が組み付けられ
ている。シャッタ部材103は、例えば薄い金属板にプ
レス加工等を施して形成した部材であって、記録再生用
開口部を開放、閉塞する互いに対向する第1のシャッタ
部と第2のシャッタ部及びこれら第1のシャッタ部と第
2のシャッタ部の基端部を連結する連結部とからなる全
体コ字状を呈している。下ハーフ102側に位置される
第2のシャッタ部は、この下ハーフ102の中央部に設
けられたディスクテーブル進入用開口部を開放、閉塞す
るに足る外形寸法を有しており、第1のシャッタ部に対
して縦長に形成されている。
部から内部に塵埃等が進入して収納された光ディスク1
に付着することを防止するために、この記録再生用開口
部を開放、閉塞するシャッタ部材103が組み付けられ
ている。シャッタ部材103は、例えば薄い金属板にプ
レス加工等を施して形成した部材であって、記録再生用
開口部を開放、閉塞する互いに対向する第1のシャッタ
部と第2のシャッタ部及びこれら第1のシャッタ部と第
2のシャッタ部の基端部を連結する連結部とからなる全
体コ字状を呈している。下ハーフ102側に位置される
第2のシャッタ部は、この下ハーフ102の中央部に設
けられたディスクテーブル進入用開口部を開放、閉塞す
るに足る外形寸法を有しており、第1のシャッタ部に対
して縦長に形成されている。
【0008】カートリッジ本体100を構成する上ハー
フ101と下ハーフ102の主面には、シャッタ部材1
03の第1のシャッタ部と第2のシャッタ部とが移動す
る記録再生用開口部の周縁から一方側面部に亘る領域及
びカートリッジ本体の前面側に亘る領域に、シャッタス
ライド凹部が設けられている。これらシャッタスライド
凹部は、シャッタ部材103の板厚とほぼ等しい深さを
有している。したがって、シャッタ部材103は、カー
トリッジ本体100に組み付けられた状態において、こ
のカートリッジ本体100の主面と面一となり、ディス
クカートリッジの厚み寸法が増大されることが防止され
ている。
フ101と下ハーフ102の主面には、シャッタ部材1
03の第1のシャッタ部と第2のシャッタ部とが移動す
る記録再生用開口部の周縁から一方側面部に亘る領域及
びカートリッジ本体の前面側に亘る領域に、シャッタス
ライド凹部が設けられている。これらシャッタスライド
凹部は、シャッタ部材103の板厚とほぼ等しい深さを
有している。したがって、シャッタ部材103は、カー
トリッジ本体100に組み付けられた状態において、こ
のカートリッジ本体100の主面と面一となり、ディス
クカートリッジの厚み寸法が増大されることが防止され
ている。
【0009】カートリッジ本体100の前面部には、デ
ィスクカートリッジを記録再生装置に装着した際に、記
録再生装置側のシャッタ開放部材が進入するシャッタ開
放ガイド溝104が左右方向のほぼ全域に亘って形成さ
れている。このシャッタ開放ガイド溝104には、スラ
イダ部材106が移動自在に組み付けられている。この
スライダ部材106は、シャッタ部材103の幅寸法に
対して約2倍の長さ寸法を有する全体略々棒状に形成さ
れた部材であって、その一端側にシャッタ部材103が
連結部の内面を接合されることによって一体化されてい
る。
ィスクカートリッジを記録再生装置に装着した際に、記
録再生装置側のシャッタ開放部材が進入するシャッタ開
放ガイド溝104が左右方向のほぼ全域に亘って形成さ
れている。このシャッタ開放ガイド溝104には、スラ
イダ部材106が移動自在に組み付けられている。この
スライダ部材106は、シャッタ部材103の幅寸法に
対して約2倍の長さ寸法を有する全体略々棒状に形成さ
れた部材であって、その一端側にシャッタ部材103が
連結部の内面を接合されることによって一体化されてい
る。
【0010】カートリッジ本体100の前面側の一方コ
ーナ部には、シャッタスプリング105が配設されてい
る。このシャッタスプリング105は、コイル状に巻回
した基部から両端部をそれぞれ略V字状に突出させたト
ーションスプリングが用いられる。そして、シャッタス
プリング105は、図9に示すように、一端部がシャッ
タ部材103を固定したスライダ部材106の一端側に
係合されるとともに、他端部がカートリッジ本体100
の立上り周壁の内面に当接されている。
ーナ部には、シャッタスプリング105が配設されてい
る。このシャッタスプリング105は、コイル状に巻回
した基部から両端部をそれぞれ略V字状に突出させたト
ーションスプリングが用いられる。そして、シャッタス
プリング105は、図9に示すように、一端部がシャッ
タ部材103を固定したスライダ部材106の一端側に
係合されるとともに、他端部がカートリッジ本体100
の立上り周壁の内面に当接されている。
【0011】したがって、シャッタ部材103は、通常
シャッタスプリング105の弾性力によって、シャッタ
部が記録再生用開口部を閉塞する第1の位置に付勢保持
されている。また、この状態においては、スライダ部材
106の他端部は、図8に示すように、シャッタスプリ
ング105が配設されたカートリッジ本体100のコー
ナ部とは反対側のコーナ部のシャッタ開放ガイド溝10
4の端部に突き当っている。
シャッタスプリング105の弾性力によって、シャッタ
部が記録再生用開口部を閉塞する第1の位置に付勢保持
されている。また、この状態においては、スライダ部材
106の他端部は、図8に示すように、シャッタスプリ
ング105が配設されたカートリッジ本体100のコー
ナ部とは反対側のコーナ部のシャッタ開放ガイド溝10
4の端部に突き当っている。
【0012】ディスクカートリッジは、シャッタ部材1
03が記録再生用開口部を開放する第2の位置へと移動
動作された状態において、シャッタスプリング105を
スライダ部材106とカートリッジ本体100の立上り
周壁の内面との間で圧縮した状態とする。シャッタ部材
103は、上述したようにシャッタスプリング105の
一方の先端部がスライダ部材106に掛け合わされたこ
とにより、より軽微で一定した操作力によって第1の位
置から第2の位置へと移動動作する。
03が記録再生用開口部を開放する第2の位置へと移動
動作された状態において、シャッタスプリング105を
スライダ部材106とカートリッジ本体100の立上り
周壁の内面との間で圧縮した状態とする。シャッタ部材
103は、上述したようにシャッタスプリング105の
一方の先端部がスライダ部材106に掛け合わされたこ
とにより、より軽微で一定した操作力によって第1の位
置から第2の位置へと移動動作する。
【0013】ディスクカートリッジは、シャッタ部材1
03が記録再生用開口部を開放する第2の位置へと移動
動作される過程で次第に弾性力の作用点が変位し、シャ
ッタ部材103或いはスライダ部材106に回転力を生
じないように構成される必要がある。すなわち、シャッ
タ部材103或いはスライダ部材106に作用する回転
力は、上ハーフ101と下ハーフ102とを結合して構
成したカートリッジ本体100をこじ開ける力として作
用するからである。
03が記録再生用開口部を開放する第2の位置へと移動
動作される過程で次第に弾性力の作用点が変位し、シャ
ッタ部材103或いはスライダ部材106に回転力を生
じないように構成される必要がある。すなわち、シャッ
タ部材103或いはスライダ部材106に作用する回転
力は、上ハーフ101と下ハーフ102とを結合して構
成したカートリッジ本体100をこじ開ける力として作
用するからである。
【0014】したがって、ディスクカートリッジには、
図9に示すように、スライダ部材106のシャッタスプ
リング105が掛合される一方の端面に、シャッタスプ
リング係合溝107が設けられている。このシャッタス
プリング係合溝107は、スライダ部材106の厚み方
向の略中央部にカートリッジ本体100の内側に向かっ
て設けられた溝であって、シャッタ部材103が記録再
生用開口部を開放する第2の位置へと移動動作された状
態において、圧縮されたシャッタスプリング105が相
対係合する。シャッタスプリング105は、シャッタス
プリング係合溝107に相対係合することによって、ス
ライダ部材106に対する弾性力の作用点が変位するこ
とが規制される。
図9に示すように、スライダ部材106のシャッタスプ
リング105が掛合される一方の端面に、シャッタスプ
リング係合溝107が設けられている。このシャッタス
プリング係合溝107は、スライダ部材106の厚み方
向の略中央部にカートリッジ本体100の内側に向かっ
て設けられた溝であって、シャッタ部材103が記録再
生用開口部を開放する第2の位置へと移動動作された状
態において、圧縮されたシャッタスプリング105が相
対係合する。シャッタスプリング105は、シャッタス
プリング係合溝107に相対係合することによって、ス
ライダ部材106に対する弾性力の作用点が変位するこ
とが規制される。
【0015】以上のように構成された従来のデイスクカ
ートリッジは、記録再生装置のカートリッジ装填部に挿
入されると、記録再生装置側のシャッタ開放部材がシャ
ッタ開放ガイド溝104に進入してスライド部材106
と相対係合してこのスライド部材106をシャッタスプ
リング105の弾性力に抗してシャッタ開放ガイド溝1
04に沿って移動動作させる。したがって、シャッタ部
材103は、スライダ部材106の移動動作に伴って、
シャッタ部が記録再生用開口部を閉塞する第1の位置か
らシャッタ部が記録再生用開口部を開放する第2の位置
へと移動動作する。なお、シャッタ部材103の第2の
シャッタ部に閉塞されていたディスクテーブル進入用開
口部も、同時に開放される。
ートリッジは、記録再生装置のカートリッジ装填部に挿
入されると、記録再生装置側のシャッタ開放部材がシャ
ッタ開放ガイド溝104に進入してスライド部材106
と相対係合してこのスライド部材106をシャッタスプ
リング105の弾性力に抗してシャッタ開放ガイド溝1
04に沿って移動動作させる。したがって、シャッタ部
材103は、スライダ部材106の移動動作に伴って、
シャッタ部が記録再生用開口部を閉塞する第1の位置か
らシャッタ部が記録再生用開口部を開放する第2の位置
へと移動動作する。なお、シャッタ部材103の第2の
シャッタ部に閉塞されていたディスクテーブル進入用開
口部も、同時に開放される。
【0016】開放されたディスクテーブル進入用開口部
には、記録再生装置側のディスクテーブルが進入してカ
ートリッジ本体100に収納された光ディスク1のハブ
をマグネットチャッキングする。記録再生装置は、記録
再生操作が行われると、光ピックアップ装置から出射さ
れるレーザ光が開放された記録再生用開口部から光ディ
スク1の主面に照射され、情報信号記録部に記録された
情報信号を再生する。また、記録再生装置は、開放され
た他の記録再生用開口部を介して光ディスク1に外部磁
界発生装置により記録すべき情報信号に応じて磁界変調
された外部磁界を印加して所望の情報信号の記録を行
う。
には、記録再生装置側のディスクテーブルが進入してカ
ートリッジ本体100に収納された光ディスク1のハブ
をマグネットチャッキングする。記録再生装置は、記録
再生操作が行われると、光ピックアップ装置から出射さ
れるレーザ光が開放された記録再生用開口部から光ディ
スク1の主面に照射され、情報信号記録部に記録された
情報信号を再生する。また、記録再生装置は、開放され
た他の記録再生用開口部を介して光ディスク1に外部磁
界発生装置により記録すべき情報信号に応じて磁界変調
された外部磁界を印加して所望の情報信号の記録を行
う。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うに従来のディスクカートリッジにおいては、カートリ
ッジ本体100の厚み寸法Hが6mmと極めて薄型に構
成されているが、さらに薄型化が要請されており、例え
ば厚み寸法5mmのディスクカートリッジの検討が図ら
れている。ディスクカートリッジの厚み寸法は、カート
リッジ本体100を構成する上ハーフ101と下ハーフ
102の厚み寸法、カートリッジ本体100に移動自在
に組み付けられたシャッタ部材103の厚み寸法及びカ
ートリッジ本体100の前面部に設けられたシャッタ開
放ガイド溝104に組み込まれるスライダ部材106の
厚み寸法によって決定される。
うに従来のディスクカートリッジにおいては、カートリ
ッジ本体100の厚み寸法Hが6mmと極めて薄型に構
成されているが、さらに薄型化が要請されており、例え
ば厚み寸法5mmのディスクカートリッジの検討が図ら
れている。ディスクカートリッジの厚み寸法は、カート
リッジ本体100を構成する上ハーフ101と下ハーフ
102の厚み寸法、カートリッジ本体100に移動自在
に組み付けられたシャッタ部材103の厚み寸法及びカ
ートリッジ本体100の前面部に設けられたシャッタ開
放ガイド溝104に組み込まれるスライダ部材106の
厚み寸法によって決定される。
【0018】したがって、ディスクカートリッジの薄型
化対策としては、例えばカートリッジ本体100を構成
する上ハーフ101或いは下ハーフ102の肉厚寸法を
小ならしめることが考慮される。しかしながら、かかる
対策は、現状仕様であってもカートリッジ本体100の
機械的強度を保証する限界に近い厚み寸法であることか
ら、到底採用することはできない。同様に、シャッタ部
材103についても、現状仕様からの薄型化は、このシ
ャッタ部材103の機械的強度が保証し得ないといった
問題点とともにシャッタ部材103が安定した状態で移
動動作することができないといった問題点を生じさせ
る。
化対策としては、例えばカートリッジ本体100を構成
する上ハーフ101或いは下ハーフ102の肉厚寸法を
小ならしめることが考慮される。しかしながら、かかる
対策は、現状仕様であってもカートリッジ本体100の
機械的強度を保証する限界に近い厚み寸法であることか
ら、到底採用することはできない。同様に、シャッタ部
材103についても、現状仕様からの薄型化は、このシ
ャッタ部材103の機械的強度が保証し得ないといった
問題点とともにシャッタ部材103が安定した状態で移
動動作することができないといった問題点を生じさせ
る。
【0019】一方、スライダ部材106の薄型化の対策
についても、上述したようにスライダ部材106にはシ
ャッタスプリング係合溝107が設けられているため、
このスライダ部材106とシャッタ開放ガイド溝104
との相対するスライド面に構成される充分なガイド構造
が設けられないといった問題点がある。すなわち、ガイ
ド構造は、これら両部材に設けられた相対係合するガイ
ド凸部とガイド凹部とによって構成され、スライダ部材
106をシャッタ開放ガイド溝104に沿って安定した
状態で移動動作させるとともにスライダ部材106のシ
ャッタ開放ガイド溝104からの脱落を防止させる作用
を奏している。
についても、上述したようにスライダ部材106にはシ
ャッタスプリング係合溝107が設けられているため、
このスライダ部材106とシャッタ開放ガイド溝104
との相対するスライド面に構成される充分なガイド構造
が設けられないといった問題点がある。すなわち、ガイ
ド構造は、これら両部材に設けられた相対係合するガイ
ド凸部とガイド凹部とによって構成され、スライダ部材
106をシャッタ開放ガイド溝104に沿って安定した
状態で移動動作させるとともにスライダ部材106のシ
ャッタ開放ガイド溝104からの脱落を防止させる作用
を奏している。
【0020】したがって、スライダ部材106の薄型化
は、ガイド凸部とガイド凹部との嵌合量を充分確保する
ことが困難となるため、スライダ部材106がシャッタ
開放ガイド溝104に沿ってを安定した状態で移動動作
されなくなるとともに、スライダ部材106がシャッタ
開放ガイド溝104から脱落しやすいといった問題点が
生じる。例えば、ディスクカートリッジは、シャッタ部
材103に引張り力が作用されるとスライダ部材106
が破損してしまい、シャッタ部材103がカートリッジ
本体100から外れてしまうといった不都合が生じる。
は、ガイド凸部とガイド凹部との嵌合量を充分確保する
ことが困難となるため、スライダ部材106がシャッタ
開放ガイド溝104に沿ってを安定した状態で移動動作
されなくなるとともに、スライダ部材106がシャッタ
開放ガイド溝104から脱落しやすいといった問題点が
生じる。例えば、ディスクカートリッジは、シャッタ部
材103に引張り力が作用されるとスライダ部材106
が破損してしまい、シャッタ部材103がカートリッジ
本体100から外れてしまうといった不都合が生じる。
【0021】一方、スライダ部材106の薄型化の他の
方法としては、このスライダ部材106とシャッタ開放
ガイド溝104に設けられるガイド構造を従来仕様のま
まとし、スライダ部材103からシャッタスプリング係
合溝107を削除して薄型化を図る方法が考慮される。
しかしながら、シャッタスプリング係合溝107は、上
述したように、シャッタ部材103の移動動作に伴って
伸縮されるシャッタスプリング105の弾性力をスライ
ダ部材106に対して一定位置で作用させて、シャッタ
部材103を安定した状態で移動動作されるために必須
の構成であり、単にスライダ部材103から削除するこ
ともできない。
方法としては、このスライダ部材106とシャッタ開放
ガイド溝104に設けられるガイド構造を従来仕様のま
まとし、スライダ部材103からシャッタスプリング係
合溝107を削除して薄型化を図る方法が考慮される。
しかしながら、シャッタスプリング係合溝107は、上
述したように、シャッタ部材103の移動動作に伴って
伸縮されるシャッタスプリング105の弾性力をスライ
ダ部材106に対して一定位置で作用させて、シャッタ
部材103を安定した状態で移動動作されるために必須
の構成であり、単にスライダ部材103から削除するこ
ともできない。
【0022】以上の事情から、本発明は、カートリッジ
本体の充分な機械的強度を保証しかつシャッタ部材の安
定した開閉操作を保持しながら薄型化を達成したディス
クカートリッジを提供することを目的に提案されたもの
である。
本体の充分な機械的強度を保証しかつシャッタ部材の安
定した開閉操作を保持しながら薄型化を達成したディス
クカートリッジを提供することを目的に提案されたもの
である。
【0023】
【課題を解決するための手段】この目的を達成した本発
明に係るディスクカートリッジは、上ハーフと下ハーフ
とを結合して構成され、円盤状記録媒体が回転自在に収
納されるとともにこの円盤状記録媒体の少なくとも一部
を径方向に亘って外方へと臨ませる記録再生用開口部が
形成されたカートリッジ本体と、カートリッジ本体の主
面に設けられたシャッタスライド凹部に面一の状態で移
動自在に組み合わされたシャッタ部材と、カートリッジ
本体の前面部に構成されたシャッタ開放ガイド溝に移動
自在に組み付けられ、一体に結合されたシャッタ部材を
記録再生用開口部を閉塞する第1の位置と記録再生開口
部を開放する第2の位置とに亘って移動動作させるスラ
イダ部材と、一端部がスライダ部材の一端側に形成され
た係合部に係合されるとともに他端部がカートリッジ本
体の立上り周壁と当接されてシャッタ部材を記録再生用
開口部を閉塞する第1の位置に付勢保持するシャツタス
プリングとを備えて構成される。そして、スライダ部材
のスライドガイド部には、シャッタ開放ガイド溝と直交
する段部を介して、一方のハーフの内面との間に間隙を
構成する薄肉係合部が設けられる。
明に係るディスクカートリッジは、上ハーフと下ハーフ
とを結合して構成され、円盤状記録媒体が回転自在に収
納されるとともにこの円盤状記録媒体の少なくとも一部
を径方向に亘って外方へと臨ませる記録再生用開口部が
形成されたカートリッジ本体と、カートリッジ本体の主
面に設けられたシャッタスライド凹部に面一の状態で移
動自在に組み合わされたシャッタ部材と、カートリッジ
本体の前面部に構成されたシャッタ開放ガイド溝に移動
自在に組み付けられ、一体に結合されたシャッタ部材を
記録再生用開口部を閉塞する第1の位置と記録再生開口
部を開放する第2の位置とに亘って移動動作させるスラ
イダ部材と、一端部がスライダ部材の一端側に形成され
た係合部に係合されるとともに他端部がカートリッジ本
体の立上り周壁と当接されてシャッタ部材を記録再生用
開口部を閉塞する第1の位置に付勢保持するシャツタス
プリングとを備えて構成される。そして、スライダ部材
のスライドガイド部には、シャッタ開放ガイド溝と直交
する段部を介して、一方のハーフの内面との間に間隙を
構成する薄肉係合部が設けられる。
【0024】さらに、本発明に係るディスクカートリッ
ジは、スライダ部材のスライドガイド部に設けられて薄
肉係合部を構成する段部を、カートリッジ本体の内部側
に向かって次第に中央側へと傾斜する傾斜面として構成
する。また、本発明に係るディスクカートリッジは、ス
ライダ部材に、カートリッジ本体の前面側の内壁にシャ
ッタ開放ガイド溝に沿って一体に形成したガイドリブと
相対係合するガイド凹部を設ける。
ジは、スライダ部材のスライドガイド部に設けられて薄
肉係合部を構成する段部を、カートリッジ本体の内部側
に向かって次第に中央側へと傾斜する傾斜面として構成
する。また、本発明に係るディスクカートリッジは、ス
ライダ部材に、カートリッジ本体の前面側の内壁にシャ
ッタ開放ガイド溝に沿って一体に形成したガイドリブと
相対係合するガイド凹部を設ける。
【0025】さらにまた、本発明に係るデイスクカート
リッジは、カートリッジ本体の前面側の内壁に設けたガ
イドリブを、カートリッジ本体を構成する上ハーフと下
ハーフの相対する内壁に設けるとともに、これらガイド
リブが相対係合するガイド凹部を、カートリッジ本体の
内部側へと延長した段部の一方のハーフの内壁と対向す
る一方のスライド面と、他方のハーフの内壁と対向する
他方のスライド面とにそれぞれ凹設して構成する。
リッジは、カートリッジ本体の前面側の内壁に設けたガ
イドリブを、カートリッジ本体を構成する上ハーフと下
ハーフの相対する内壁に設けるとともに、これらガイド
リブが相対係合するガイド凹部を、カートリッジ本体の
内部側へと延長した段部の一方のハーフの内壁と対向す
る一方のスライド面と、他方のハーフの内壁と対向する
他方のスライド面とにそれぞれ凹設して構成する。
【0026】
【作用】以上のように構成された本発明に係るディスク
カートリッジによれば、シャッタスプリングの一端部が
係合されるスライダ部材のスライドガイド部に段部を介
して設けられた薄肉係合部によって構成されるこの薄肉
係合部と一方のハーフの内面との間の間隙には、シャッ
タ部材が記録再生開口部を開放する第2の位置に移動動
作された状態において、圧縮されて弾性力が蓄勢された
シャッタスプリングのスライダ部材側の端部が相対係合
する。シャッタスプリングは、薄肉係合部と一方のハー
フの内面との間に構成された間隙に相対係合することに
よって、スライダ部材に対する弾性力の作用点位置が一
定の状態に規制される。
カートリッジによれば、シャッタスプリングの一端部が
係合されるスライダ部材のスライドガイド部に段部を介
して設けられた薄肉係合部によって構成されるこの薄肉
係合部と一方のハーフの内面との間の間隙には、シャッ
タ部材が記録再生開口部を開放する第2の位置に移動動
作された状態において、圧縮されて弾性力が蓄勢された
シャッタスプリングのスライダ部材側の端部が相対係合
する。シャッタスプリングは、薄肉係合部と一方のハー
フの内面との間に構成された間隙に相対係合することに
よって、スライダ部材に対する弾性力の作用点位置が一
定の状態に規制される。
【0027】カートリッジ本体側に向かって次第に中央
側へと傾斜する傾斜面として構成された段部は、圧縮さ
れて弾性力が蓄勢されることによってやや変形するシャ
ッタスプリングの変形部位がスライダ部材の係合部に衝
合しないようにする。したがって、シャッタスプリング
のスライダ部材に対する弾性力の作用点は、シャッタ部
材の移動動作によって変化することなく一定位置に保持
される。
側へと傾斜する傾斜面として構成された段部は、圧縮さ
れて弾性力が蓄勢されることによってやや変形するシャ
ッタスプリングの変形部位がスライダ部材の係合部に衝
合しないようにする。したがって、シャッタスプリング
のスライダ部材に対する弾性力の作用点は、シャッタ部
材の移動動作によって変化することなく一定位置に保持
される。
【0028】シャッタ部材は、カートリッジ本体側に設
けたガイドリブとスライダ部材側に設けたガイド凹部と
が相対係合することによって、スライダ部材がシャッタ
開放ガイド溝に沿って安定した状態で移動動作すること
によって、スライダ部材を介して安定した状態で移動動
作する。
けたガイドリブとスライダ部材側に設けたガイド凹部と
が相対係合することによって、スライダ部材がシャッタ
開放ガイド溝に沿って安定した状態で移動動作すること
によって、スライダ部材を介して安定した状態で移動動
作する。
【0029】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照
しながら説明する。実施例ディスクカートリッジは、合
成樹脂材料によって略浅皿方形状を呈して形成された上
ハーフ11及び下ハーフ12とを組み合わせてカートリ
ッジ本体10を構成し、このカートリッジ本体10に光
ディスク1が回転自在に収納されている。
しながら説明する。実施例ディスクカートリッジは、合
成樹脂材料によって略浅皿方形状を呈して形成された上
ハーフ11及び下ハーフ12とを組み合わせてカートリ
ッジ本体10を構成し、このカートリッジ本体10に光
ディスク1が回転自在に収納されている。
【0030】光ディスク1は、ディスク基板2と、この
ディスク基板2のセンタ穴3に組み付けられるマグネッ
トクランプ用のハブ4とから構成される。ディスク基板
2は、ガラス板或いはポリカーボネート樹脂等の透明な
合成樹脂によって円盤状に形成され、中心部にセンタ穴
3が設けられるとともにこのセンタ穴を中心として情報
信号が記録される情報信号記録部が同心円状に設けられ
ている。ハブ4は、金属等の磁性体材料によって形成さ
れ、有底筒状の嵌合部5と、この嵌合部5の外周部分に
張り出し形成された外周フランジ部6とから構成され、
嵌合部5の中心部には記録再生装置側のスピンドル軸が
嵌入するスピンドル軸穴7が設けられている。
ディスク基板2のセンタ穴3に組み付けられるマグネッ
トクランプ用のハブ4とから構成される。ディスク基板
2は、ガラス板或いはポリカーボネート樹脂等の透明な
合成樹脂によって円盤状に形成され、中心部にセンタ穴
3が設けられるとともにこのセンタ穴を中心として情報
信号が記録される情報信号記録部が同心円状に設けられ
ている。ハブ4は、金属等の磁性体材料によって形成さ
れ、有底筒状の嵌合部5と、この嵌合部5の外周部分に
張り出し形成された外周フランジ部6とから構成され、
嵌合部5の中心部には記録再生装置側のスピンドル軸が
嵌入するスピンドル軸穴7が設けられている。
【0031】上ハーフ11及び下ハーフ12には、立上
り周壁13及び立上り周壁14がそれぞれ周回りに立設
されており、上ハーフ11と下ハーフ12とを組み合わ
せた状態において、これら立上り周壁13及び立上り周
壁14が互いに突き合わされてカートリッジ本体10の
外周壁を構成する。上ハーフ11及び下ハーフ12に
は、相対向する内面に、立上り周壁13及び立上り周壁
14にそれぞれ内接する同一円周上に位置する複数個の
円弧状立壁として構成され、上ハーフ11と下ハーフ1
2とを組み合わせた状態において、互いに突き合わされ
て光ディスク収納部を構成する光ディスク収納形成立壁
15及び光ディスク収納形成立壁16とが立設されてい
る。さらに、上ハーフ11及び下ハーフ12には、相対
向する内面に、それぞれ相対して複数個の突合せ嵌合突
部17及び突合せ嵌合突部18とが立設されている。
り周壁13及び立上り周壁14がそれぞれ周回りに立設
されており、上ハーフ11と下ハーフ12とを組み合わ
せた状態において、これら立上り周壁13及び立上り周
壁14が互いに突き合わされてカートリッジ本体10の
外周壁を構成する。上ハーフ11及び下ハーフ12に
は、相対向する内面に、立上り周壁13及び立上り周壁
14にそれぞれ内接する同一円周上に位置する複数個の
円弧状立壁として構成され、上ハーフ11と下ハーフ1
2とを組み合わせた状態において、互いに突き合わされ
て光ディスク収納部を構成する光ディスク収納形成立壁
15及び光ディスク収納形成立壁16とが立設されてい
る。さらに、上ハーフ11及び下ハーフ12には、相対
向する内面に、それぞれ相対して複数個の突合せ嵌合突
部17及び突合せ嵌合突部18とが立設されている。
【0032】したがって、上ハーフ11及び下ハーフ1
2は、立上り周壁13及び立上り周壁14と、光ディス
ク収納形成立壁15及び光ディスク収納形成立壁16と
を互いに突き合わせるようにして組み合わせるととも
に、対応する各突合せ嵌合突起17及び突合せ嵌合突起
18とを嵌合してこれらを超音波溶着等することによっ
て、一体化されて方形薄箱状のカートリッジ本体10を
構成する。
2は、立上り周壁13及び立上り周壁14と、光ディス
ク収納形成立壁15及び光ディスク収納形成立壁16と
を互いに突き合わせるようにして組み合わせるととも
に、対応する各突合せ嵌合突起17及び突合せ嵌合突起
18とを嵌合してこれらを超音波溶着等することによっ
て、一体化されて方形薄箱状のカートリッジ本体10を
構成する。
【0033】下ハーフ12には、その略中央部に位置し
て円形のディスクテーブル進入用開口部20が設けられ
ている。このディスクテーブル進入用開口部20には、
ディスクカートリッジ10を記録再生装置に装填したと
き、カートリッジ本体10に収納された光ディスク1を
駆動する記録再生装置側のディスクテーブルが進入す
る。また、ディスクテーブル進入用開口部20は、光デ
ィスク1のセンタ穴3を閉塞して設けられるマグネット
クランプ用の磁性板材料によって形成されたハブ4を外
方へと臨ませる。なお、上ハーフ11には、ディスクテ
ーブル進入用開口部20に対応する略中央部に位置して
環状のハブ保持壁21が設けられている。このハブ保持
壁21は、光ディスク1に設けたハブ4の外周部を規制
して光ディスク1がカートリッジ本体10内で円滑に回
転動作されるように作用する。
て円形のディスクテーブル進入用開口部20が設けられ
ている。このディスクテーブル進入用開口部20には、
ディスクカートリッジ10を記録再生装置に装填したと
き、カートリッジ本体10に収納された光ディスク1を
駆動する記録再生装置側のディスクテーブルが進入す
る。また、ディスクテーブル進入用開口部20は、光デ
ィスク1のセンタ穴3を閉塞して設けられるマグネット
クランプ用の磁性板材料によって形成されたハブ4を外
方へと臨ませる。なお、上ハーフ11には、ディスクテ
ーブル進入用開口部20に対応する略中央部に位置して
環状のハブ保持壁21が設けられている。このハブ保持
壁21は、光ディスク1に設けたハブ4の外周部を規制
して光ディスク1がカートリッジ本体10内で円滑に回
転動作されるように作用する。
【0034】上ハーフ11及び下ハーフ12には、光デ
ィスク収納部に回転自在に収納された光ディスク1の少
なくとも情報信号記録部の一部を内外周に亘って外方に
臨ませる記録再生用開口部22及び記録再生用開口部2
3が相対向してそれぞれ開設されている。これら記録再
生用開口部22及び記録再生用開口部23は、図1に示
すように、ハブ保持壁21及びディスクテーブル進入用
開口部20に近接する位置からカートリッジ本体10の
左右方向の略中央部に位置して方形に形成されている。
ィスク収納部に回転自在に収納された光ディスク1の少
なくとも情報信号記録部の一部を内外周に亘って外方に
臨ませる記録再生用開口部22及び記録再生用開口部2
3が相対向してそれぞれ開設されている。これら記録再
生用開口部22及び記録再生用開口部23は、図1に示
すように、ハブ保持壁21及びディスクテーブル進入用
開口部20に近接する位置からカートリッジ本体10の
左右方向の略中央部に位置して方形に形成されている。
【0035】カートリッジ本体10を構成する上ハーフ
11と下ハーフ12には、後述するシャッタ部材40の
第1のシャッタ部42と第2のシャッタ部43とが移動
する記録再生用開口部22及び記録再生用開口部23の
周縁から一側面部に亘る領域及びカートリッジ本体10
の前面側に亘る領域に、これら第1のシャッタ部42と
第2のシャッタ部43の板厚とほぼ等しい深さのシャッ
タスライド凹部24及びシャッタスライド凹部25とが
それぞれ設けられている。これらシャッタスライド凹部
24及びシャッタスライド凹部25は、シャッタ部材4
0を、その第1のシャッタ部42と第2のシャッタ部4
3とがカートリッジ本体10と面一となって組み付ける
ことを可能とする。したがって、ディスクカートリッジ
は、シャッタ部材40をカートリッジ本体10に組み付
けることによっても厚み寸法が増大することは無い。
11と下ハーフ12には、後述するシャッタ部材40の
第1のシャッタ部42と第2のシャッタ部43とが移動
する記録再生用開口部22及び記録再生用開口部23の
周縁から一側面部に亘る領域及びカートリッジ本体10
の前面側に亘る領域に、これら第1のシャッタ部42と
第2のシャッタ部43の板厚とほぼ等しい深さのシャッ
タスライド凹部24及びシャッタスライド凹部25とが
それぞれ設けられている。これらシャッタスライド凹部
24及びシャッタスライド凹部25は、シャッタ部材4
0を、その第1のシャッタ部42と第2のシャッタ部4
3とがカートリッジ本体10と面一となって組み付ける
ことを可能とする。したがって、ディスクカートリッジ
は、シャッタ部材40をカートリッジ本体10に組み付
けることによっても厚み寸法が増大することは無い。
【0036】上述したように、上ハーフ11と下ハーフ
12には、カートリッジ本体10の外周壁を構成する立
上り周壁13及び立上り周壁14とがそれぞれ周回りに
立設されているが、これら立上り周壁13及び立上り周
壁14は、前面側部分には立設されていない。したがっ
て、カートリッジ本体10は、前面側が開放されて後述
するシャッタ部材40を移動動作させる記録再生装置側
のシャッタ開放部材が進入するシャッタ開放ガイド溝2
6が構成されている。上ハーフ11と下ハーフ12に
は、このシャッタ開放ガイド溝26が構成された前方端
のやや内側に位置した内面にそれぞれ相対応して左右方
向のガイドリブ27及びガイドリブ29が立設されてい
る。
12には、カートリッジ本体10の外周壁を構成する立
上り周壁13及び立上り周壁14とがそれぞれ周回りに
立設されているが、これら立上り周壁13及び立上り周
壁14は、前面側部分には立設されていない。したがっ
て、カートリッジ本体10は、前面側が開放されて後述
するシャッタ部材40を移動動作させる記録再生装置側
のシャッタ開放部材が進入するシャッタ開放ガイド溝2
6が構成されている。上ハーフ11と下ハーフ12に
は、このシャッタ開放ガイド溝26が構成された前方端
のやや内側に位置した内面にそれぞれ相対応して左右方
向のガイドリブ27及びガイドリブ29が立設されてい
る。
【0037】また、上ハーフ11と下ハーフ12には、
これらガイドリブ27及びガイドリブ29の内側に位置
して左右方向のガイド凹部28及びガイド凹部30が相
対応して設けられている。ガイドリブ27及びガイドリ
ブ29は、立上り寸法が立上り周壁13及び立上り周壁
14よりもやや小とされ、上ハーフ11と下ハーフ12
とを結合した状態において、協動して後述するスライダ
部材50をガイドするための左右方向のガイド凸部をカ
ートリッジ本体10の内部に構成する。また、ガイド凹
部28及びガイド凹部30は、上ハーフ11と下ハーフ
12とを結合した状態において、協動して後述するスラ
イダ部材50をガイドするための左右方向のガイド凸部
をカートリッジ本体10の内部に構成する。
これらガイドリブ27及びガイドリブ29の内側に位置
して左右方向のガイド凹部28及びガイド凹部30が相
対応して設けられている。ガイドリブ27及びガイドリ
ブ29は、立上り寸法が立上り周壁13及び立上り周壁
14よりもやや小とされ、上ハーフ11と下ハーフ12
とを結合した状態において、協動して後述するスライダ
部材50をガイドするための左右方向のガイド凸部をカ
ートリッジ本体10の内部に構成する。また、ガイド凹
部28及びガイド凹部30は、上ハーフ11と下ハーフ
12とを結合した状態において、協動して後述するスラ
イダ部材50をガイドするための左右方向のガイド凸部
をカートリッジ本体10の内部に構成する。
【0038】ガイドリブ27及びガイドリブ29は、図
4に示すように、外側の側面が高さ方向に対して次第に
断面寸法を小とした傾斜面として構成されるとともに、
内部側の側面が略垂直面として構成されている。なお、
ガイド凹部28及びガイド凹部30は、ガイドリブ27
及びガイドリブ29の垂直側面に連続して上ハーフ11
と下ハーフ12の内面に形成されている。
4に示すように、外側の側面が高さ方向に対して次第に
断面寸法を小とした傾斜面として構成されるとともに、
内部側の側面が略垂直面として構成されている。なお、
ガイド凹部28及びガイド凹部30は、ガイドリブ27
及びガイドリブ29の垂直側面に連続して上ハーフ11
と下ハーフ12の内面に形成されている。
【0039】ところで、下ハーフ12には、図2に示す
ように、シャッタスライド凹部25のディスクテーブル
進入用開口部20を越えた背面側の領域部分に、このシ
ャッタスライド凹部25と連続して図示しない左右方向
のシャッタガイド溝が設けられている。このシャッタガ
イド溝は、シャッタスライド凹部25の底部にやや段落
ちした状態で下ハーフ12の主面に凹設されている。そ
して、このシャッタガイド溝には、カートリッジ本体1
0に組み付けられたシャッタ部材40の、ディスクテー
ブル進入用開口部20を閉塞して延長された第2のシャ
ッタ部43の折曲された先端ガイド部45が係合され
る。
ように、シャッタスライド凹部25のディスクテーブル
進入用開口部20を越えた背面側の領域部分に、このシ
ャッタスライド凹部25と連続して図示しない左右方向
のシャッタガイド溝が設けられている。このシャッタガ
イド溝は、シャッタスライド凹部25の底部にやや段落
ちした状態で下ハーフ12の主面に凹設されている。そ
して、このシャッタガイド溝には、カートリッジ本体1
0に組み付けられたシャッタ部材40の、ディスクテー
ブル進入用開口部20を閉塞して延長された第2のシャ
ッタ部43の折曲された先端ガイド部45が係合され
る。
【0040】シャッタガイド溝に係合された第2のシャ
ッタ部43の先端部45は、下ハーフ12に設けた接合
凹部31に接合されたシャッタ押さえ板39によって保
持される。この接合凹部31は、図2に示すように、シ
ャッタスライド凹部25とほぼ同じ深さを有する左右方
向の矩形凹部として構成されている。また、接合凹部3
1は、左右方向の幅寸法がシャッタスライド凹部25の
左右方向の幅寸法よりもやや大とされて下ハーフ12に
設けられることによって、シャッタスライド凹部25と
の連結部分に左右方向に張り出している。
ッタ部43の先端部45は、下ハーフ12に設けた接合
凹部31に接合されたシャッタ押さえ板39によって保
持される。この接合凹部31は、図2に示すように、シ
ャッタスライド凹部25とほぼ同じ深さを有する左右方
向の矩形凹部として構成されている。また、接合凹部3
1は、左右方向の幅寸法がシャッタスライド凹部25の
左右方向の幅寸法よりもやや大とされて下ハーフ12に
設けられることによって、シャッタスライド凹部25と
の連結部分に左右方向に張り出している。
【0041】シャッタ押さえ板39は、例えば薄厚のS
US材等を材料として横長矩形を呈する部材として形成
され、接合凹部31の深さとほぼ等しい厚み寸法を有し
ている。このシャッタ押さえ板39は、接合凹部31の
長さ寸法よりもやや短く切断された両面接着テープが裏
面に貼着された後、この両面接着テープを介して接合凹
部31に接合固定される。シャッタ押さえ板39は、接
合凹部31の背面側の側端縁を基準としてこの接合凹部
31に接合固定されることによってシャッタガイド溝に
臨む前方縁部がシャッタ部材40の先端部45を移動方
向の全域に亘って係止し、シャッタ部材40の浮き上が
りを防止する。
US材等を材料として横長矩形を呈する部材として形成
され、接合凹部31の深さとほぼ等しい厚み寸法を有し
ている。このシャッタ押さえ板39は、接合凹部31の
長さ寸法よりもやや短く切断された両面接着テープが裏
面に貼着された後、この両面接着テープを介して接合凹
部31に接合固定される。シャッタ押さえ板39は、接
合凹部31の背面側の側端縁を基準としてこの接合凹部
31に接合固定されることによってシャッタガイド溝に
臨む前方縁部がシャッタ部材40の先端部45を移動方
向の全域に亘って係止し、シャッタ部材40の浮き上が
りを防止する。
【0042】カートリッジ本体10には、記録再生用開
口部22及び記録再生用開口部23から光ディスク収納
部に塵埃等が進入して収納された光ディスク1に付着す
ることを防止するために、これら記録再生用開口部22
及び記録再生用開口部23を閉塞するシャッタ部材40
が組み付けられている。シャッタ部材40は、後述する
ように、カートリッジ本体10の前面部に構成されたシ
ャッタ開放ガイド溝26に組み付けられたスライダ部材
50と一体的に結合され、記録再生用開口部22及び記
録再生用開口部23を閉塞する第1の状態と、記録再生
用開口部22及び記録再生用開口部23を開放する第2
の状態とに亘って移動動作される。
口部22及び記録再生用開口部23から光ディスク収納
部に塵埃等が進入して収納された光ディスク1に付着す
ることを防止するために、これら記録再生用開口部22
及び記録再生用開口部23を閉塞するシャッタ部材40
が組み付けられている。シャッタ部材40は、後述する
ように、カートリッジ本体10の前面部に構成されたシ
ャッタ開放ガイド溝26に組み付けられたスライダ部材
50と一体的に結合され、記録再生用開口部22及び記
録再生用開口部23を閉塞する第1の状態と、記録再生
用開口部22及び記録再生用開口部23を開放する第2
の状態とに亘って移動動作される。
【0043】シャッタ部材40は、薄い金属板をプレス
加工して形成した部材であって、記録再生用開口部22
及び記録再生用開口部23をそれぞれ閉塞するに足る外
形形状を有する第1のシャッタ部42及び第2のシャッ
タ部43と、これら第1のシャッタ部42及び第2のシ
ャッタ部43の基端部を連結する連結部41とからなる
全体コ字状を呈して形成されている。
加工して形成した部材であって、記録再生用開口部22
及び記録再生用開口部23をそれぞれ閉塞するに足る外
形形状を有する第1のシャッタ部42及び第2のシャッ
タ部43と、これら第1のシャッタ部42及び第2のシ
ャッタ部43の基端部を連結する連結部41とからなる
全体コ字状を呈して形成されている。
【0044】連結部41は、カートリッジ本体10の前
面部の高さ寸法とほぼ等しい高さ寸法を有している。ま
た、この連結部41には、長手方向に離間して一対の取
付け穴44A、44Bが設けられている。第1のシャッ
タ部42は、上述したように記録再生用開口部22を開
閉するに足る外形寸法とされた前後方向にやや長い矩形
に形成されている。また、第2のシャッタ部43は、下
ハーフ12の前面部から記録再生用開口部23とともに
ディスクテーブル進入用開口部20を閉塞するに足る外
形寸法とされ、第1のシャッタ部42よりもさらに前後
方向に長い矩形に形成されている。この第2のシャッタ
部43は、先端側が下ハーフ12の主面側に折曲される
ことによって、この先端部が後述する下ハーフ12に設
けた左右方向のスライドガイド溝31に臨む先端ガイド
部45として構成されている。
面部の高さ寸法とほぼ等しい高さ寸法を有している。ま
た、この連結部41には、長手方向に離間して一対の取
付け穴44A、44Bが設けられている。第1のシャッ
タ部42は、上述したように記録再生用開口部22を開
閉するに足る外形寸法とされた前後方向にやや長い矩形
に形成されている。また、第2のシャッタ部43は、下
ハーフ12の前面部から記録再生用開口部23とともに
ディスクテーブル進入用開口部20を閉塞するに足る外
形寸法とされ、第1のシャッタ部42よりもさらに前後
方向に長い矩形に形成されている。この第2のシャッタ
部43は、先端側が下ハーフ12の主面側に折曲される
ことによって、この先端部が後述する下ハーフ12に設
けた左右方向のスライドガイド溝31に臨む先端ガイド
部45として構成されている。
【0045】以上のように構成されたシャッタ部材40
は、連結部41に設けた取付け穴44を介して、カート
リッジ本体10の前面側に形成されたシャッタ開放ガイ
ド溝26に予め組み付けられた後述するスライダ部材5
0が組み立てられてシャッタ構体を構成する。また、シ
ャッタ部材40は、第1のシャッタ部42と第2のシャ
ッタ部43とが、連結部41を介してカートリッジ本体
10の上下主面を挟み込むことから、ディスクカートリ
ッジを落下させる等してカートリッジ本体10に大きな
衝撃が加えられた場合でも、シャッタ部材40或いはス
ライダ部材50が外れるといった現象が防止される。さ
らに、シャッタ部材40は、後述する下ハーフ12の前
面側の一方のコーナ部32に配置されたシャッタスプリ
ング70の弾性力によって、通常第1のシャッタ部42
と第2のシャッタ部43が記録再生用開口部22及び記
録再生用開口部23とを閉塞する第1の位置に付勢保持
される。
は、連結部41に設けた取付け穴44を介して、カート
リッジ本体10の前面側に形成されたシャッタ開放ガイ
ド溝26に予め組み付けられた後述するスライダ部材5
0が組み立てられてシャッタ構体を構成する。また、シ
ャッタ部材40は、第1のシャッタ部42と第2のシャ
ッタ部43とが、連結部41を介してカートリッジ本体
10の上下主面を挟み込むことから、ディスクカートリ
ッジを落下させる等してカートリッジ本体10に大きな
衝撃が加えられた場合でも、シャッタ部材40或いはス
ライダ部材50が外れるといった現象が防止される。さ
らに、シャッタ部材40は、後述する下ハーフ12の前
面側の一方のコーナ部32に配置されたシャッタスプリ
ング70の弾性力によって、通常第1のシャッタ部42
と第2のシャッタ部43が記録再生用開口部22及び記
録再生用開口部23とを閉塞する第1の位置に付勢保持
される。
【0046】ディスクカートリッジは、光ディスク1に
記録された情報信号が誤って消去されることを防止する
誤記録防止機構が備えられている。この誤記録防止機構
は、下ハーフ12のシャッタスプリング70が配設され
た前面コーナ部32側に対応する背面コーナ部33に位
置して配置された誤記録防止部材34と、上ハーフ11
に設けられた誤記録検出穴37とから構成されている。
記録された情報信号が誤って消去されることを防止する
誤記録防止機構が備えられている。この誤記録防止機構
は、下ハーフ12のシャッタスプリング70が配設され
た前面コーナ部32側に対応する背面コーナ部33に位
置して配置された誤記録防止部材34と、上ハーフ11
に設けられた誤記録検出穴37とから構成されている。
【0047】誤記録防止部材34は、下ハーフ12の背
面壁と平行に設けたガイド穴36に沿って移動動作され
るとともに、上ハーフ11と下ハーフ12の背面側の立
上り周壁13及び立上り周壁14の一部を切り欠いて協
動して構成された操作開口部35に操作部が臨んでい
る。誤記録防止部材34は、操作開口部35から操作部
を操作して、誤記録検出穴37を閉塞する第1の位置
と、この誤記録検出穴37を開放する第2の位置とに切
換え操作される。
面壁と平行に設けたガイド穴36に沿って移動動作され
るとともに、上ハーフ11と下ハーフ12の背面側の立
上り周壁13及び立上り周壁14の一部を切り欠いて協
動して構成された操作開口部35に操作部が臨んでい
る。誤記録防止部材34は、操作開口部35から操作部
を操作して、誤記録検出穴37を閉塞する第1の位置
と、この誤記録検出穴37を開放する第2の位置とに切
換え操作される。
【0048】誤記録防止部材34は、誤記録検出穴37
を閉塞する第1の位置に設定された状態においては、記
録再生装置側に備えられる誤記録検出手段の誤記録検出
穴37への進入を阻止して、光ディスク1に対する情報
信号の記録動作を可能な状態とする。また、誤記録防止
部材34は、誤記録検出穴37を開放する第2の位置に
設定された状態においては、記録再生装置側に備えられ
る誤記録検出手段の誤記録検出穴37への進入を許可し
て、光ディスク1に対する情報信号の記録動作を不能な
状態とする。
を閉塞する第1の位置に設定された状態においては、記
録再生装置側に備えられる誤記録検出手段の誤記録検出
穴37への進入を阻止して、光ディスク1に対する情報
信号の記録動作を可能な状態とする。また、誤記録防止
部材34は、誤記録検出穴37を開放する第2の位置に
設定された状態においては、記録再生装置側に備えられ
る誤記録検出手段の誤記録検出穴37への進入を許可し
て、光ディスク1に対する情報信号の記録動作を不能な
状態とする。
【0049】スライダ部材50は、耐磨耗性、摺動特性
を有する合成樹脂材料によって略々角棒状に成形された
部材であって、シャッタ部材40の連結部41の幅寸法
に対して略々2倍の長さ寸法を有している。このスライ
ダ部材50は、図5に示すように、棒状基部51の両端
部にそれぞれ背面側に一体に突出する第1のスライドガ
イド部53と第2のスライドガイド部57とが設けられ
ている。棒状基部51は、第2のスライドガイド部57
を形成した領域側がシャッタ部材40の取付け部として
構成され、この取付け部にはシャッタ部材40に設けた
取付け穴44A、44Bに対応して取付け穴52A、5
2Bが設けられている。
を有する合成樹脂材料によって略々角棒状に成形された
部材であって、シャッタ部材40の連結部41の幅寸法
に対して略々2倍の長さ寸法を有している。このスライ
ダ部材50は、図5に示すように、棒状基部51の両端
部にそれぞれ背面側に一体に突出する第1のスライドガ
イド部53と第2のスライドガイド部57とが設けられ
ている。棒状基部51は、第2のスライドガイド部57
を形成した領域側がシャッタ部材40の取付け部として
構成され、この取付け部にはシャッタ部材40に設けた
取付け穴44A、44Bに対応して取付け穴52A、5
2Bが設けられている。
【0050】第1のスライドガイド部53は、シャッタ
開放ガイド溝26に臨んで上ハーフ11と下ハーフ12
の内面に設けられたガイド凹部28とガイド凹部30と
に相対係合される楔状のガイド部54と、スライダ部材
50をシャッタ開放ガイド溝26に組み付けた状態にお
いて、カートリッジ本体10の開放された前面部とほぼ
面一となって記録再生装置側のシャッタ開放部材が係合
する係合凸部56とから構成されている。ガイド部54
の第2のスライドガイド部57と対向する側面は、外側
に向かって次第に厚み寸法を大とする傾斜面として構成
されている。
開放ガイド溝26に臨んで上ハーフ11と下ハーフ12
の内面に設けられたガイド凹部28とガイド凹部30と
に相対係合される楔状のガイド部54と、スライダ部材
50をシャッタ開放ガイド溝26に組み付けた状態にお
いて、カートリッジ本体10の開放された前面部とほぼ
面一となって記録再生装置側のシャッタ開放部材が係合
する係合凸部56とから構成されている。ガイド部54
の第2のスライドガイド部57と対向する側面は、外側
に向かって次第に厚み寸法を大とする傾斜面として構成
されている。
【0051】第2のスライドガイド部57にも、上ハー
フ11と下ハーフ12の内面に設けられたガイドリブ2
7及びガイドリブ29が相対係合するガイド凹部61と
ガイド凹部62が設けられるとともに、ガイド凹部28
とガイド凹部30とに相対係合するガイド凸部63及び
ガイド凸部64とが設けられている。換言すれば、第2
のスライドガイド部57には、カートリッジ本体10側
のガイド凸部が相対係合する左右方向のガイド凹部が設
けられるとともに、カートリッジ本体10側のガイド凸
部に相対係合するガイド凸部が設けられている。
フ11と下ハーフ12の内面に設けられたガイドリブ2
7及びガイドリブ29が相対係合するガイド凹部61と
ガイド凹部62が設けられるとともに、ガイド凹部28
とガイド凹部30とに相対係合するガイド凸部63及び
ガイド凸部64とが設けられている。換言すれば、第2
のスライドガイド部57には、カートリッジ本体10側
のガイド凸部が相対係合する左右方向のガイド凹部が設
けられるとともに、カートリッジ本体10側のガイド凸
部に相対係合するガイド凸部が設けられている。
【0052】また、第2のスライドガイド部57には、
図5に示すように、スライダ部材50がカートリッジ本
体10に組み付けられた状態において、下ハーフ12と
対向する側面部側の一部が側端に開放するように削成さ
れることによって厚み寸法がほぼ半分とされた薄肉係合
部59が形成されている。したがって、スライダ部材5
0は、第2のスライドガイド部57の側端部に薄肉係合
部59を形成することによって、高さ方向の段部60が
構成されている。
図5に示すように、スライダ部材50がカートリッジ本
体10に組み付けられた状態において、下ハーフ12と
対向する側面部側の一部が側端に開放するように削成さ
れることによって厚み寸法がほぼ半分とされた薄肉係合
部59が形成されている。したがって、スライダ部材5
0は、第2のスライドガイド部57の側端部に薄肉係合
部59を形成することによって、高さ方向の段部60が
構成されている。
【0053】段部60は、図6に示すように、スライダ
部材50がカートリッジ本体10に組み付けられた状態
において、このカートリッジ本体10の内部側に向かっ
て次第に第1のスライドガイド部53側に傾斜する傾斜
面として構成されている。薄肉係合部59には、前面側
に位置して側端部に開放されるスプリング掛止め溝58
が設けられている。したがって、第2のスライドガイド
部57は、シャッタスプリング70の係合部としても作
用する。
部材50がカートリッジ本体10に組み付けられた状態
において、このカートリッジ本体10の内部側に向かっ
て次第に第1のスライドガイド部53側に傾斜する傾斜
面として構成されている。薄肉係合部59には、前面側
に位置して側端部に開放されるスプリング掛止め溝58
が設けられている。したがって、第2のスライドガイド
部57は、シャッタスプリング70の係合部としても作
用する。
【0054】以上のように構成されたスライダ部材50
は、第1のスライドガイド部53のガイド部54がシャ
ッタ開放ガイド溝26の内側に位置するガイド凹部28
とガイド凹部30とが協動して構成するカートリッジ本
体10側のガイド凹部と相対係合する。また、スライダ
部材50は、第2のスライドガイド部57のガイド凸部
がカートリッジ本体10側のガイド凹部と相対係合する
とともに、このカートリッジ本体10側のガイド凸部が
ガイド凹部に相対係合する。したがって、スライダ部材
50は、シャッタ開放ガイド溝26に沿ってカートリッ
ジ本体10の左右方向に移動動作される。
は、第1のスライドガイド部53のガイド部54がシャ
ッタ開放ガイド溝26の内側に位置するガイド凹部28
とガイド凹部30とが協動して構成するカートリッジ本
体10側のガイド凹部と相対係合する。また、スライダ
部材50は、第2のスライドガイド部57のガイド凸部
がカートリッジ本体10側のガイド凹部と相対係合する
とともに、このカートリッジ本体10側のガイド凸部が
ガイド凹部に相対係合する。したがって、スライダ部材
50は、シャッタ開放ガイド溝26に沿ってカートリッ
ジ本体10の左右方向に移動動作される。
【0055】また、スライダ部材50は、上述したよう
に、カートリッジ本体10側のガイド凸部が内部側の側
面を垂直面として構成したことにより、このガイド凸部
と相対係合する第1のスライドガイド部53のガイド部
54及び第2のスライドガイド部57のガイド凸部が係
止され、シャッタ開放ガイド溝26から脱落することは
無い。
に、カートリッジ本体10側のガイド凸部が内部側の側
面を垂直面として構成したことにより、このガイド凸部
と相対係合する第1のスライドガイド部53のガイド部
54及び第2のスライドガイド部57のガイド凸部が係
止され、シャッタ開放ガイド溝26から脱落することは
無い。
【0056】スライダ部材50は、カートリッジ本体1
0に組み付けられた状態において、図4に示すように、
第2のスライドガイド部57の薄肉係合部59と下ハー
フ12の内面、詳細にはガイドリブ29の頂面との間
に、間隔Wの前後方向の間隙66が構成される。この間
隙66は、後述するシャッタスプリング70の外径寸法
Rよりもやや大ならしめられて構成される。そして、こ
の間隙66は、後述するシャッタ部材40が記録再生用
開口部22及び記録再生用開口部23を開放した第2の
位置に移動動作された状態において、シャッタスプリン
グ70の一端部72側が係合するシャッタスプリング係
合溝として作用する。
0に組み付けられた状態において、図4に示すように、
第2のスライドガイド部57の薄肉係合部59と下ハー
フ12の内面、詳細にはガイドリブ29の頂面との間
に、間隔Wの前後方向の間隙66が構成される。この間
隙66は、後述するシャッタスプリング70の外径寸法
Rよりもやや大ならしめられて構成される。そして、こ
の間隙66は、後述するシャッタ部材40が記録再生用
開口部22及び記録再生用開口部23を開放した第2の
位置に移動動作された状態において、シャッタスプリン
グ70の一端部72側が係合するシャッタスプリング係
合溝として作用する。
【0057】以上のようにシャッタ開放ガイド溝26に
移動自在に組み合わされたスライダ部材50には、シャ
ッタ部材40が取り付けられる。すなわち、シャッタ部
材40は、第1のシャッタ部42と第2のシャッタ部4
3とをカートリツジ本体10の主面を挟み込むととも
に、シャッタ開放ガイド溝26に組み付けられたスライ
ダ部材50の取付け部に連結部41の内面が当てがわれ
る。そして、シャッタ部材40は、一致された取付け穴
44A、44Bと棒状基部51の取付け穴52A、52
Bに止めねじ38をねじ込むことによって、スライダ部
材50と一体化されてシャッタ構体を構成する。なお、
シャッタ部材40とスライダ部材50との結合構造は、
接着剤を用いる方法や、スライダ部材50にダボを一体
に形成し、このダボに超音波溶着処理を施す方法等も採
用される。
移動自在に組み合わされたスライダ部材50には、シャ
ッタ部材40が取り付けられる。すなわち、シャッタ部
材40は、第1のシャッタ部42と第2のシャッタ部4
3とをカートリツジ本体10の主面を挟み込むととも
に、シャッタ開放ガイド溝26に組み付けられたスライ
ダ部材50の取付け部に連結部41の内面が当てがわれ
る。そして、シャッタ部材40は、一致された取付け穴
44A、44Bと棒状基部51の取付け穴52A、52
Bに止めねじ38をねじ込むことによって、スライダ部
材50と一体化されてシャッタ構体を構成する。なお、
シャッタ部材40とスライダ部材50との結合構造は、
接着剤を用いる方法や、スライダ部材50にダボを一体
に形成し、このダボに超音波溶着処理を施す方法等も採
用される。
【0058】シャッタ構体は、ディスクカートリッジを
記録再生装置に装填すると、シャッタ開放ガイド溝26
に進入する記録再生装置側のシャッタ駆動部材によって
第1のシャッタ部42と第2のシャッタ部43とが記録
再生用開口部22及び記録再生用開口部23を閉塞した
第1の位置からこれら記録再生用開口部22及び記録再
生用開口部23を開放する第2の位置へと移動動作され
る。
記録再生装置に装填すると、シャッタ開放ガイド溝26
に進入する記録再生装置側のシャッタ駆動部材によって
第1のシャッタ部42と第2のシャッタ部43とが記録
再生用開口部22及び記録再生用開口部23を閉塞した
第1の位置からこれら記録再生用開口部22及び記録再
生用開口部23を開放する第2の位置へと移動動作され
る。
【0059】シャッタ構体は、通常シャッタスプリング
70の弾性力によって、シャッタ部材40の第1のシャ
ッタ部42及び第2のシャッタ部43とが記録再生用開
口部22及び記録再生用開口部23を閉塞する第1の位
置に保持されている。シャッタスプリング70は、ピア
ノ線等の中央部をコイル状に巻回した基部71から、両
端部72、73側を略V字状に突出させるようにして引
き出して構成したトーションスプリングが用いられる。
シャッタスプリング70は、略V字状に開いた両端部7
2、73の対向間隔を狭めるように圧縮することによっ
て弾性力が蓄勢される。
70の弾性力によって、シャッタ部材40の第1のシャ
ッタ部42及び第2のシャッタ部43とが記録再生用開
口部22及び記録再生用開口部23を閉塞する第1の位
置に保持されている。シャッタスプリング70は、ピア
ノ線等の中央部をコイル状に巻回した基部71から、両
端部72、73側を略V字状に突出させるようにして引
き出して構成したトーションスプリングが用いられる。
シャッタスプリング70は、略V字状に開いた両端部7
2、73の対向間隔を狭めるように圧縮することによっ
て弾性力が蓄勢される。
【0060】シャッタスプリング70は、カートリッジ
本体10を構成する上ハーフ11側の立上り周壁13と
光ディスク収納部形成立壁15及び下ハーフ12側の立
上り周壁14と光ディスク収納部形成立壁16とによっ
て構成される前面側の一方のコーナ部32に配設され
る。シャッタスプリング70は、一端部72の折曲され
た端部をスライダ部材50の第2のスライドガイド部5
7に設けたスプリング掛止め溝58に係合するととも
に、他端部をカートリッジ本体10の外周壁の内面に当
接させる。
本体10を構成する上ハーフ11側の立上り周壁13と
光ディスク収納部形成立壁15及び下ハーフ12側の立
上り周壁14と光ディスク収納部形成立壁16とによっ
て構成される前面側の一方のコーナ部32に配設され
る。シャッタスプリング70は、一端部72の折曲され
た端部をスライダ部材50の第2のスライドガイド部5
7に設けたスプリング掛止め溝58に係合するととも
に、他端部をカートリッジ本体10の外周壁の内面に当
接させる。
【0061】上述したように、シャッタスプリング70
は、通常状態において、スライダ部材50を介してシャ
ッタ部材40が第1のシャッタ部42及び第2のシャッ
タ部43によって記録再生用開口部22及び記録再生用
開口部23を閉塞する第1の位置に保持させるため、や
や圧縮されて弾性力を蓄勢された状態でカートリッジ本
体10のコーナ部32に組み付けられる。したがって、
このシャッタスプリング70の弾性力がスライダ部材5
0に対して作用する作用点65は、先端部が係合された
スプリング掛止め溝58となる。以上のように構成され
た実施例デイスクカートリッジは、記録再生装置のカー
トリッジ装填部に挿入されると、記録再生装置側のシャ
ッタ開放部材がシャッタ開放ガイド溝26に進入してス
ライダ部材50の係合凸部56の側面部と相対係合す
る。したがって、スライダ部材50は、係合凸部56を
介してシャッタ開放部材によってコーナ部32側へと押
圧されてシャッタスプリング70の弾性力に抗してシャ
ッタ開放ガイド溝26に沿って移動動作する。これによ
って、このスライダ部材50と一体化されたシャッタ部
材40は、第1のシャッタ部42と第2のシャッタ部4
3によって記録再生用開口部22及び記録再生用開口部
23をそれぞれ閉塞した第1の位置から記録再生用開口
部22及び記録再生用開口部23を開放する第2の位置
へと移動動作される。
は、通常状態において、スライダ部材50を介してシャ
ッタ部材40が第1のシャッタ部42及び第2のシャッ
タ部43によって記録再生用開口部22及び記録再生用
開口部23を閉塞する第1の位置に保持させるため、や
や圧縮されて弾性力を蓄勢された状態でカートリッジ本
体10のコーナ部32に組み付けられる。したがって、
このシャッタスプリング70の弾性力がスライダ部材5
0に対して作用する作用点65は、先端部が係合された
スプリング掛止め溝58となる。以上のように構成され
た実施例デイスクカートリッジは、記録再生装置のカー
トリッジ装填部に挿入されると、記録再生装置側のシャ
ッタ開放部材がシャッタ開放ガイド溝26に進入してス
ライダ部材50の係合凸部56の側面部と相対係合す
る。したがって、スライダ部材50は、係合凸部56を
介してシャッタ開放部材によってコーナ部32側へと押
圧されてシャッタスプリング70の弾性力に抗してシャ
ッタ開放ガイド溝26に沿って移動動作する。これによ
って、このスライダ部材50と一体化されたシャッタ部
材40は、第1のシャッタ部42と第2のシャッタ部4
3によって記録再生用開口部22及び記録再生用開口部
23をそれぞれ閉塞した第1の位置から記録再生用開口
部22及び記録再生用開口部23を開放する第2の位置
へと移動動作される。
【0062】なお、シャッタ部材40は、上述した移動
動作に際して、第2のシャッタ部43によるディスクテ
ーブル進入用開口部20を閉塞した状態からこのディス
クテーブル進入用開口部20を開放した状態となる。こ
の場合、シャッタ部材40は、第2のシャッタ部43の
先端部45がシャッタガイド溝中を移動方向の全域に亘
ってシャッタガイド片39に係止された状態で移動動作
することにより、安定した状態で移動動作する。
動作に際して、第2のシャッタ部43によるディスクテ
ーブル進入用開口部20を閉塞した状態からこのディス
クテーブル進入用開口部20を開放した状態となる。こ
の場合、シャッタ部材40は、第2のシャッタ部43の
先端部45がシャッタガイド溝中を移動方向の全域に亘
ってシャッタガイド片39に係止された状態で移動動作
することにより、安定した状態で移動動作する。
【0063】シャッタスプリング70は、シャッタ部材
40がコーナ部32側へと移動動作するにしたがって、
略V字状に開いた両端部72、73の対向間隔が次第に
狭められて圧縮することによって弾性力が蓄勢される。
スライダ部材50は、シャッタ部材40が記録再生用開
口部22及び記録再生用開口部23を開放した第2の位
置に達した状態では、第2のスライドガイド部57とカ
ートリッジ本体10の外周壁の内面との間隔が接近した
状態となる。なお、ディスクカートリッジは、このシャ
ッタ部材40が記録再生用開口部22及び記録再生用開
口部23を開放した第2の位置において、記録再生装置
側のシャッタ保持部材によって係止保持される。
40がコーナ部32側へと移動動作するにしたがって、
略V字状に開いた両端部72、73の対向間隔が次第に
狭められて圧縮することによって弾性力が蓄勢される。
スライダ部材50は、シャッタ部材40が記録再生用開
口部22及び記録再生用開口部23を開放した第2の位
置に達した状態では、第2のスライドガイド部57とカ
ートリッジ本体10の外周壁の内面との間隔が接近した
状態となる。なお、ディスクカートリッジは、このシャ
ッタ部材40が記録再生用開口部22及び記録再生用開
口部23を開放した第2の位置において、記録再生装置
側のシャッタ保持部材によって係止保持される。
【0064】シャッタスプリング70は、シャッタ部材
40が記録再生用開口部22及び記録再生用開口部23
を開放した第2の位置へ移動動作されてスライダ部材5
0の第2のスライドガイド部57とカートリッジ本体1
0の外周壁の内面との間隔が接近した状態において、第
2のスライドガイド部57側の一端部72が、図4に示
すように、第2のスライドガイド部57の薄肉係合部5
9と下ハーフ12の内面との間に構成された間隙66中
に相対係合する。したがって、シャッタスプリング70
は、間隙66に規制された状態で弾性変形し、スライダ
部材50に対する弾性力の作用方向が一定に保持され、
スライダ部材50、換言すればシャッタ構体を安定した
状態で移動動作させる。
40が記録再生用開口部22及び記録再生用開口部23
を開放した第2の位置へ移動動作されてスライダ部材5
0の第2のスライドガイド部57とカートリッジ本体1
0の外周壁の内面との間隔が接近した状態において、第
2のスライドガイド部57側の一端部72が、図4に示
すように、第2のスライドガイド部57の薄肉係合部5
9と下ハーフ12の内面との間に構成された間隙66中
に相対係合する。したがって、シャッタスプリング70
は、間隙66に規制された状態で弾性変形し、スライダ
部材50に対する弾性力の作用方向が一定に保持され、
スライダ部材50、換言すればシャッタ構体を安定した
状態で移動動作させる。
【0065】また、両端部71、72が圧縮された状態
となったシャッタスプリング70は、図6に示すよう
に、薄肉係合部59を構成する第2のスライドガイド部
57の段部60側にやや湾曲した状態を呈する。スライ
ダ部材50の第2のスライドガイド部57に形成された
段部60は、カートリッジ本体10の内部側に向かって
次第に第1のスライドガイド部53側に傾斜する傾斜面
として構成されていることから、湾曲したシャッタスプ
リング70の一端部72の一部が途中で衝合することが
回避される。したがって、シャッタスプリング70は、
スライダ部材50に対する弾性力の作用点65が、シャ
ッタ構体が移動するにしたがって、カートリッジ本体1
0の内側へと次第に移動してすることにより、シャッタ
部材40或いはスライダ部材50に対して弾性力の作用
方向が変わって、回転方向に作用するといった現象の発
生が防止される。これによって、スライダ部材50、換
言すればシャッタ構体は、安定した状態でシャッタ開放
ガイド溝26に沿って移動動作される。
となったシャッタスプリング70は、図6に示すよう
に、薄肉係合部59を構成する第2のスライドガイド部
57の段部60側にやや湾曲した状態を呈する。スライ
ダ部材50の第2のスライドガイド部57に形成された
段部60は、カートリッジ本体10の内部側に向かって
次第に第1のスライドガイド部53側に傾斜する傾斜面
として構成されていることから、湾曲したシャッタスプ
リング70の一端部72の一部が途中で衝合することが
回避される。したがって、シャッタスプリング70は、
スライダ部材50に対する弾性力の作用点65が、シャ
ッタ構体が移動するにしたがって、カートリッジ本体1
0の内側へと次第に移動してすることにより、シャッタ
部材40或いはスライダ部材50に対して弾性力の作用
方向が変わって、回転方向に作用するといった現象の発
生が防止される。これによって、スライダ部材50、換
言すればシャッタ構体は、安定した状態でシャッタ開放
ガイド溝26に沿って移動動作される。
【0066】実施例デイスクカートリッジは、記録再生
操作が終了してイジェクト操作が行われると、記録再生
装置のカートリッジ装填部から取り出されるが、その際
シャッタ部材40を保持していたシャッタ保持部材が後
退動作する。したがって、シャッタ部材40は、シャッ
タスプリング70の蓄勢された弾性力によって、第1の
シャッタ部42と第2のシャッタ部43とが記録再生用
開口部22及び記録再生用開口部23を開放した第2の
位置から第1のシャッタ部42と第2のシャッタ部43
とが記録再生用開口部22及び記録再生用開口部23を
閉塞する第1の位置へと復帰動作する。
操作が終了してイジェクト操作が行われると、記録再生
装置のカートリッジ装填部から取り出されるが、その際
シャッタ部材40を保持していたシャッタ保持部材が後
退動作する。したがって、シャッタ部材40は、シャッ
タスプリング70の蓄勢された弾性力によって、第1の
シャッタ部42と第2のシャッタ部43とが記録再生用
開口部22及び記録再生用開口部23を開放した第2の
位置から第1のシャッタ部42と第2のシャッタ部43
とが記録再生用開口部22及び記録再生用開口部23を
閉塞する第1の位置へと復帰動作する。
【0067】上述したように、実施例ディスクカートリ
ッジにおいては、下ハーフ12の内面とスライダ部材5
0の第2のスライドガイド部57に一体に形成した薄肉
係合部59との間に構成した間隙66中に、シャッタス
プリング70の一端部が係合して規制されるように構成
したことにより、このシャッタスプリング70の弾性力
が安定した状態でシャッタ構体に作用する。したがっ
て、シャッタ構体は、従来のディスクカートリッジと同
様に、安定した状態で移動動作される。また、スライダ
部材50には、従来のディスクカートリッジのスライダ
部材106のようにシャッタスプリング105が係合す
るシャッタスプリング係合溝107が形成されないた
め、このシャッタスプリング係合溝107の幅寸法に相
当する厚み寸法を小ならしめて構成することができる。
これによって、実施例ディスクカートリッジは、5mm
の厚み寸法が実現される。
ッジにおいては、下ハーフ12の内面とスライダ部材5
0の第2のスライドガイド部57に一体に形成した薄肉
係合部59との間に構成した間隙66中に、シャッタス
プリング70の一端部が係合して規制されるように構成
したことにより、このシャッタスプリング70の弾性力
が安定した状態でシャッタ構体に作用する。したがっ
て、シャッタ構体は、従来のディスクカートリッジと同
様に、安定した状態で移動動作される。また、スライダ
部材50には、従来のディスクカートリッジのスライダ
部材106のようにシャッタスプリング105が係合す
るシャッタスプリング係合溝107が形成されないた
め、このシャッタスプリング係合溝107の幅寸法に相
当する厚み寸法を小ならしめて構成することができる。
これによって、実施例ディスクカートリッジは、5mm
の厚み寸法が実現される。
【0068】ところで、上述した第1の実施例ディスク
カートリッジにおいては、スライダ部材50をシャッタ
開放ガイド溝26に沿って安定した状態で移動動作させ
るため、上ハーフ11側に設けたガイドリブ27とガイ
ド凹部28及び下ハーフ12側に設けたガイドリブ29
とガイド凹部30とによってカートリッジ本体10側の
ガイド構造を構成するとともに、第1のスライドガイド
部53とともに第2のスライドガイド部57にガイド凹
部61、62及びガイド凸部63、64を形成してスラ
イダ部材50側のガイド構造を構成している。
カートリッジにおいては、スライダ部材50をシャッタ
開放ガイド溝26に沿って安定した状態で移動動作させ
るため、上ハーフ11側に設けたガイドリブ27とガイ
ド凹部28及び下ハーフ12側に設けたガイドリブ29
とガイド凹部30とによってカートリッジ本体10側の
ガイド構造を構成するとともに、第1のスライドガイド
部53とともに第2のスライドガイド部57にガイド凹
部61、62及びガイド凸部63、64を形成してスラ
イダ部材50側のガイド構造を構成している。
【0069】シャッタスプリング70は、シャッタ構体
が記録再生用開口部22及び記録再生用開口部23を開
放した第2の位置に移動動作された状態において、端部
72が弾性変形して薄肉係合部59を構成する第2のス
ライドガイド部57の段部60側にやや湾曲した状態を
呈する。このため、段部60は、シャッタスプリング7
0の端部72が衝合しないように傾斜面として構成され
ている。
が記録再生用開口部22及び記録再生用開口部23を開
放した第2の位置に移動動作された状態において、端部
72が弾性変形して薄肉係合部59を構成する第2のス
ライドガイド部57の段部60側にやや湾曲した状態を
呈する。このため、段部60は、シャッタスプリング7
0の端部72が衝合しないように傾斜面として構成され
ている。
【0070】図7に示した本発明の第2の実施例ディス
クカートリッジにおいては、スライダ部材80に、弾性
変形したシャッタスプリング70の端部72との衝合を
確実に回避する構造が採用されている。すなわち、スラ
イダ部材80は、上述した第1の実施例ディスクカート
リッジのスライダ部材50と基本的な構成をほぼ同一に
形成されている。第2のスライドガイド部81は、段部
84を介してスプリング掛止め溝82を設けた薄肉係合
部83を有し、スライダ部材80がカートリッジ本体1
0のシャッタ開放ガイド溝26に組み付けられた状態に
おいて、この薄肉係合部83と下ハーフ12の内面との
間にシャッタスプリング70の一端部が相対係合される
間隙66が構成される。
クカートリッジにおいては、スライダ部材80に、弾性
変形したシャッタスプリング70の端部72との衝合を
確実に回避する構造が採用されている。すなわち、スラ
イダ部材80は、上述した第1の実施例ディスクカート
リッジのスライダ部材50と基本的な構成をほぼ同一に
形成されている。第2のスライドガイド部81は、段部
84を介してスプリング掛止め溝82を設けた薄肉係合
部83を有し、スライダ部材80がカートリッジ本体1
0のシャッタ開放ガイド溝26に組み付けられた状態に
おいて、この薄肉係合部83と下ハーフ12の内面との
間にシャッタスプリング70の一端部が相対係合される
間隙66が構成される。
【0071】薄肉係合部83の上ハーフ11との対向面
には、上ハーフ11側のガイドリブ27及びガイド凹部
28とそれぞれ相対係合するガイド凹部85及びガイド
凸部87がそれぞれ形成されている。スライダ部材80
は、基部51の下ハーフ12との対向面が、この下ハー
フ12側のガイドリブ29に対応した傾斜ガイド面86
として構成されている。したがって、この第2の実施例
ディスクカートリッジには、シャッタスプリング70の
端部72が係合する、薄肉係合部83と下ハーフ12の
内面との間に構成された間隙66に段部84が存在しな
い。
には、上ハーフ11側のガイドリブ27及びガイド凹部
28とそれぞれ相対係合するガイド凹部85及びガイド
凸部87がそれぞれ形成されている。スライダ部材80
は、基部51の下ハーフ12との対向面が、この下ハー
フ12側のガイドリブ29に対応した傾斜ガイド面86
として構成されている。したがって、この第2の実施例
ディスクカートリッジには、シャッタスプリング70の
端部72が係合する、薄肉係合部83と下ハーフ12の
内面との間に構成された間隙66に段部84が存在しな
い。
【0072】スライダ部材80は、第2のスライドガイ
ド部81側が、薄肉係合部83のガイド凸部87と上ハ
ーフ11側のガイド凹部28とが相対係合することによ
ってシャッタ開放ガイド溝26からの脱落を防止されて
いる。また、スライダ部材80は、シャッタスプリング
70の端部72が大きく湾曲した場合にも、スプリング
掛止め溝82以外の部位で衝合することを確実に防止す
る。これにより、シャッタ構体は、移動動作するにした
がってシャッタスプリング70からの弾性力の作用方向
が変わるといったことも無く、安定した状態でシャッタ
開放ガイド溝26に沿って移動動作される。
ド部81側が、薄肉係合部83のガイド凸部87と上ハ
ーフ11側のガイド凹部28とが相対係合することによ
ってシャッタ開放ガイド溝26からの脱落を防止されて
いる。また、スライダ部材80は、シャッタスプリング
70の端部72が大きく湾曲した場合にも、スプリング
掛止め溝82以外の部位で衝合することを確実に防止す
る。これにより、シャッタ構体は、移動動作するにした
がってシャッタスプリング70からの弾性力の作用方向
が変わるといったことも無く、安定した状態でシャッタ
開放ガイド溝26に沿って移動動作される。
【0073】なお、本発明は、上述した3.5インチ径
の光ディスクを備えたディスクカートリッジに限定され
るものではなく、種々のディスクカートリッジに採用さ
れ、薄型化を達成する。
の光ディスクを備えたディスクカートリッジに限定され
るものではなく、種々のディスクカートリッジに採用さ
れ、薄型化を達成する。
【0074】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
るディスクカートリッジによれば、弾性変位したシャッ
タスプリングの一端部が係合して規制される間隙をスラ
イダ部材と一方のハーフ内面との間に構成するようにし
たことにより、従来のディスクカートリッジとほぼ同等
の機能、性能或いは機械的強度を保持しながら、全体の
薄型化が図られる。また、スライダ部材のスライドガイ
ド部に設けられて薄肉係合部を構成する段部をカートリ
ッジ本体の内部側に向かって次第に中央側へと傾斜する
傾斜面として構成するようにしたことにより、シャッタ
スプリングのスライダ部材に対する弾性力の作用点は、
シャッタ部材の移動動作によって変化することなく一定
位置に保持でき、シャッタ構体を安定した状態で移動動
作させることができる。
るディスクカートリッジによれば、弾性変位したシャッ
タスプリングの一端部が係合して規制される間隙をスラ
イダ部材と一方のハーフ内面との間に構成するようにし
たことにより、従来のディスクカートリッジとほぼ同等
の機能、性能或いは機械的強度を保持しながら、全体の
薄型化が図られる。また、スライダ部材のスライドガイ
ド部に設けられて薄肉係合部を構成する段部をカートリ
ッジ本体の内部側に向かって次第に中央側へと傾斜する
傾斜面として構成するようにしたことにより、シャッタ
スプリングのスライダ部材に対する弾性力の作用点は、
シャッタ部材の移動動作によって変化することなく一定
位置に保持でき、シャッタ構体を安定した状態で移動動
作させることができる。
【図1】本発明に係るデイスクカートリッジの内部構成
を説明する上面部側からの分解斜視図である。
を説明する上面部側からの分解斜視図である。
【図2】同デイスクカートリッジの内部構成を説明する
底面部側からの分解斜視図である。
底面部側からの分解斜視図である。
【図3】同デイスクカートリッジの前面部の構成を説明
する要部縦断面図である。
する要部縦断面図である。
【図4】同デイスクカートリッジの前面部の構成をさら
に拡大して示す要部縦断面図である。
に拡大して示す要部縦断面図である。
【図5】同デイスクカートリッジに備えられるスライダ
部材及びシャッタスプリングの構成を説明する斜視図で
ある。
部材及びシャッタスプリングの構成を説明する斜視図で
ある。
【図6】同スライダ部材とシャッタスプリングとの組合
せ状態の説明図であり、シャッタスプリングが弾性変形
した状態を示す。
せ状態の説明図であり、シャッタスプリングが弾性変形
した状態を示す。
【図7】本発明に係るデイスクカートリッジの他の実施
例を示し、同デイスクカートリッジの前面部の構成を説
明する要部縦断面図である。
例を示し、同デイスクカートリッジの前面部の構成を説
明する要部縦断面図である。
【図8】従来のディスクカートリッジの斜視図である。
【図9】同ディスクカートリッジの前面部の構成を説明
する要部縦断面図である。
する要部縦断面図である。
1 光ディスク(円盤状記録媒体)
10 カートリッジ本体
11 上ハーフ
12 下ハーフ
22、23 記録再生用開口部
24、25 シャッタスライド凹部
26 シャッタ開放ガイド溝
27、29 ガイドリブ
28、30 ガイド凹部
40 シャッタ部材
41 連結部
42 第1のシャッタ部
43 第2のシャッタ部
50 スライダ部材
51 棒状基部
53 第1のスライドガイド部
57 第2のスライドガイド部
58 スプリング掛止め溝
59 薄肉係合部
60 段部
61、62 ガイド凹部
63、64 ガイド凸部
66 間隙
70 シャッタスプリング
72、73 端部
Claims (3)
- 【請求項1】上ハーフと下ハーフとを結合して構成さ
れ、円盤状記録媒体が回転自在に収納されるとともにこ
の円盤状記録媒体の少なくとも一部を径方向に亘って外
方へと臨ませる記録再生用開口部が形成されたカートリ
ッジ本体と、 カートリッジ本体の主面に設けられたシャッタスライド
凹部に面一の状態で移動自在に組み合わされたシャッタ
部材と、 カートリッジ本体の前面部に構成されたシャッタ開放ガ
イド溝に移動自在に組み付けられ、一体に結合されたシ
ャッタ部材を記録再生用開口部を閉塞する第1の位置と
記録再生用開口部を開放する第2の位置とに亘って移動
動作させるスライダ部材と、 一端部がスライダ部材の一端側に形成された係合部に係
合されるとともに他端部がカートリッジ本体の立上り周
壁と当接されてシャッタ部材を記録再生用開口部を閉塞
する第1の位置に付勢保持するシャッタスプリングとを
備え、 スライダ部材のスライドガイド部には、シャッタ開放ガ
イド溝と直交する方向の段部を介して薄肉係合部が設け
られ、上記薄肉係合部を構成する段部は、カートリッジ本体の
内部側に向かって次第に中央側へと傾斜する傾斜面とし
て構成され、 この薄肉係合部と一方のハーフの内面との間に、シャッ
タ部材が記録再生用開口部を開放する第2の位置に移動
動作されることによって弾性力が蓄勢されたシャッタス
プリングのスライダ部材側の端部が相対係合する間隙が
構成されたことを特徴とするディスクカートリッジ。 - 【請求項2】スライダ部材には、カートリッジ本体の前
面側の内壁にシャッタ開放ガイド溝に沿って一体に形成
したガイドリブと相対係合するガイド凹部が設けられた
ことを特徴とする請求項1記載のディスクカートリッ
ジ。 - 【請求項3】カートリッジ本体の前面側の内壁に設けた
ガイドリブは、カートリッジ本体を構成する上ハーフと
下ハーフの相対する内壁に設けられるとともに、これら
ガイドリブが相対係合するガイド凹部は、段部をカート
リッジ本体の内部側へと延長して一方のハーフの内壁と
対向する一方のスライド面と、他方のハーフの内壁と対
向する他方のスライド面とにそれぞれ凹設されたことを
特徴とする請求項2記載のディスクカートリッジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22061194A JP3440570B2 (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | ディスクカートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22061194A JP3440570B2 (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | ディスクカートリッジ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0887852A JPH0887852A (ja) | 1996-04-02 |
JP3440570B2 true JP3440570B2 (ja) | 2003-08-25 |
Family
ID=16753689
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22061194A Expired - Fee Related JP3440570B2 (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | ディスクカートリッジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3440570B2 (ja) |
-
1994
- 1994-09-14 JP JP22061194A patent/JP3440570B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0887852A (ja) | 1996-04-02 |
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