JP3430836B2 - 一成分現像装置 - Google Patents
一成分現像装置Info
- Publication number
- JP3430836B2 JP3430836B2 JP03039797A JP3039797A JP3430836B2 JP 3430836 B2 JP3430836 B2 JP 3430836B2 JP 03039797 A JP03039797 A JP 03039797A JP 3039797 A JP3039797 A JP 3039797A JP 3430836 B2 JP3430836 B2 JP 3430836B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toner
- developing
- developer carrying
- electrostatic latent
- area
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Developing For Electrophotography (AREA)
- Dry Development In Electrophotography (AREA)
Description
等の画像形成装置において静電潜像担持体上に形成され
る静電潜像を現像して可視化する現像装置に関する。
像形成装置において採用される現像装置には、大別して
一成分現像装置と、二成分現像装置とがあり、前者は現
像剤として一成分現像剤(トナー)を用い、後者は現像
剤として二成分現像剤(トナーとキャリア)を用いる。
現像剤担持体に供給されるトナーを該表面に当接するト
ナー規制部材と該表面との間に通過させることで該表面
に帯電トナー薄層として保持させて現像領域へ搬送し、
現像に供し、現像後消費されずに残った余剰のトナーを
前記現像剤担持体に保持させたままトナー供給側に戻す
構成になっている。
は、例えば低湿環境下においてトナーの流動性が通常よ
り向上するような場合、トナーの帯電性も向上するた
め、現像剤担持体から離れずに該担持体上に蓄積する高
帯電トナーが増加する傾向がある。そのため、現像剤担
持体へ引きつけられるトナー量が増加し、トナー規制部
材によっても現像剤担持体へのトナー付着量を規制しき
れなくなり、静電潜像担持体側へ通常より多い量のトナ
ーが搬送されて非画像部もトナーにより現像されるとい
った不都合(いわゆるトナー異常付着)が発生する。
何度もトナー規制部材によりストレスを受けるため、現
像剤担持体上になすり付けられ、固着し、いわゆるトナ
ーのフィルミング化が生じ、延いては画質の劣化を招
く。また、前記ストレスのためトナーが劣化(トナーの
小粒径化、流動化剤シリカの脱落等)し易く、黒ベタ追
随性等が悪化する。
が増加すると、新たに該担持体へ供給されるトナーは、
本来のトナー規制部材による帯電だけでなく、トナー同
士の摩擦によっても帯電するため、正規の帯電極性とは
逆極性の帯電トナーが増加し、延いては画質の劣化につ
ながることになる。そこで一成分現像装置におけるこの
ような問題の解決を目的として、図7に示す現像装置が
提案されている。図示の現像装置は、図示しない駆動手
段にて図中反時計回りに回転駆動される駆動ローラ1を
含み、この駆動ローラ1は該ローラの外径より若干大き
い内径の現像スリーブ2に挿入されており、該スリーブ
2はその両端部が背後から押圧ガイド3にて駆動ローラ
1に圧接される。この圧接にて反対側にできたたるみ部
分20が静電潜像担持体(本例では感光体ドラム)PC
に柔軟に接触している。また、現像スリーブ2には押圧
ガイド3と同じ側からトナー規制ブレード4(トナー規
制部材)が当接している。
ー規制ブレード4等は現像装置ケースCに設けられてい
る。現像スリーブ2には電源21から現像バイアス電圧
VB を、トナー規制ブレード4には電源41から電圧V
BLD を印加できるようにしてある。現像スリーブ2の背
後にはバッファ室5が、さらにその背後にトナー供給室
6があり、バッファ室5にはトナー供給回転部材7(図
中反時計方向に回転)が、トナー供給室6にはトナー攪
拌・供給回転部材8(図中時計方向に回転)がそれぞれ
配置してある。
に臨む現像領域の下流側で、スリーブ2にトナー除電部
材9′が当接しており、この部材9′には電源90から
除電バイアス電圧VD を印加できるようにしてある。ト
ナー除電部材9′には、導電性のよい材料を分散させて
ある。この現像装置によると、回転部材8の回転にてト
ナー供給室6からバッファ室5へ送り込まれたトナーT
は、トナー供給回転部材7の回転にて順次、現像剤供給
領域において、現像スリーブ2表面へ供給される。一
方、スリーブ2は、駆動ローラ1の駆動回転に摩擦力に
て従動回転しており、これに供給されたトナーTは、ト
ナー規制ブレード4と現像スリーブ2との間を通過する
ことでトナー規制ブレード4の圧力下に摩擦帯電によっ
て電荷を与えられる他に、現像バイアス電圧VB とトナ
ー規制ブレード4に印加される電圧VBLD の電位差に応
じて該規制ブレード4からトナーへ電荷が注入され、こ
れらによりトナーの帯電量が調整される。そして、所定
厚さの薄層とされ、スリーブ表面に保持され、感光体ド
ラムPCに臨む現像領域へ搬送され、ここで電源21に
よる現像バイアスVB のもとに静電潜像の現像に供され
る。
転に伴って、現像領域下流側でスリーブ2に接触してい
る除電部材9′とスリーブ2の間を通って、且つ、該部
材に接触しつつトナー供給側へ戻る。そして、該部材に
接触通過するとき該部材との摩擦により除電され、トナ
ーTの現像スリーブ2に保持されるのに必要な電気的な
力が弱められて、スリーブ2表面からトナー供給側へ離
れ易い状態とされる。
を分散させてあるから、該部材とこれに接触通過するト
ナーとの摩擦により該部材に発生する電荷は、該材料を
通じて逃がされ、該部材への電荷の蓄積が防止される。
また、トナー除電部材9′に接触通過するトナーTにつ
いて、現像バイアス電圧VB とトナー除電部材9′に電
源90から印加される除電バイアス電圧VD の電位差に
応じて除電量が調整されるので、適切な該電圧VD 、す
なわち適切な該電位差を設定することで、余剰トナーが
再びトナー規制ブレード4にさしかかるとき該トナーが
スリーブ2表面からトナー供給側へ離れ易い状態をつく
ることができる。
ブレード4に印加する電圧VBLD に対し該部材9′に印
加する電圧VD の関係をVD >VBLD の条件を満足する
ように、また、前記トナーTが正帯電性の場合、トナー
規制ブレード4に印加する電圧VBLD に対し該部材9′
に印加する電圧VD の関係をVD <VBLD の条件を満足
するよう電圧を印加している。
従来の一成分現像装置では、現像スリーブ2の軸方向
(表面移動方向を横切る方向)の各部に印加される除電
電圧は一定レベルのものとなる。そのため、例えば現像
スリーブ2の軸方向の端部についてみると、そこにもト
ナーが供給され、保持されるものの、その部分のトナー
は現像に供される量が少ないか、又は現像に供されない
ため、多くが余剰トナーとして残り、その余剰量が多い
故に除電が十分行われず、かくしてトナー供給領域での
それら余剰トナーの動きが悪くなり、供給されるトナー
との入れ代わり性が低くなり、その結果、それら余剰ト
ナーが何度もトナー規制ブレード4によって摺擦されて
ストレスを受け、これによりトナーのフィルミングが生
じ、現像画質の劣化が起こるという問題がある。
像領域幅の小さい静電潜像を現像し続けると、すなわ
ち、現像スリーブ2の軸方向(=感光体ドラムPCの軸
方向)において、感光体ドラムPC上に画像領域と非画
像領域のある場合において、該画像領域の静電潜像を現
像し続けると、非画像領域に臨む現像スリーブ2上のト
ナーは現像されて消費されることがないため、上記のよ
うなトナーのフィルミングが発生しやすい。さらに、例
えばB5サイズの静電潜像を大量に現像した後にA4サ
イズの静電潜像を現像する場合のように、小さい画像領
域の静電潜像を大量に現像した後に大きな画像領域をも
つ静電潜像を現像する場合には、小さい画像領域の静電
潜像現像時には非画像領域であって今回は画像領域とな
った領域のトナー画像が薄くなるという、いわゆるメモ
リーが発生しやすくなる。これは、現像領域においてト
ナーが感光体ドラムPCへ現像されるという働きが、除
電部材9′による除電と同じ働きをしているためである
と考えられる。
持体の該表面にトナーを供給し、該トナーを帯電させ、
該帯電されたトナーを該現像剤担持体表面上に保持させ
て、静電潜像担持体に臨む現像領域へ搬送し、現像に供
し、現像後消費されずに残った余剰トナーを該現像剤担
持体表面上に保持させたままトナー供給側へ戻す一成分
現像装置であって、該現像剤担持体上の余剰トナーの帯
電状態が現像剤担持体表面移動方向を横切る方向におい
て部分的に異なるようなことがあっても、前記トナー供
給側へ戻される余剰トナーのそれぞれから適切に除電で
き、それにより現像剤担持体上のトナーのフィルミン
グ、メモリーの発生を抑制して、これにより安定した良
質の画像を形成できる一成分現像装置を提供することを
課題とする。
に本発明は、表面が移動する現像剤担持体の該表面にト
ナーを供給し、該トナーを帯電させ、該帯電されたトナ
ーを該現像剤担持体表面上に保持させて、静電潜像が形
成される静電潜像担持体に臨む現像領域へ搬送し、現像
に供し、現像後消費されずに残った余剰トナーを該現像
剤担持体表面上に保持させたままトナー供給側へ戻す一
成分現像装置であり、前記現像剤担持体表面移動方向を
横切る方向に所定の間隔をおいて連なるとともに、前記
現像領域より現像剤担持体表面移動方向において下流側
位置で該現像剤担持体に当接する複数の除電部材と、前
記各除電部材にそれぞれ独立に電圧を印加できる電源装
置とを有することを特徴とする一成分現像装置を提供す
る。
向を横切る方向の幅は、例えば前記現像剤担持体表面上
に、前記静電潜像担持体上の静電潜像画像領域に臨む領
域と、該静電潜像担持体上の非画像領域に臨む領域とが
生じるときに、該静電潜像画像領域に臨む現像剤担持体
表面領域と該非画像領域に臨む現像剤担持体表面領域と
に分けて該現像剤担持体に当接できる幅とし、前記電源
装置は該静電潜像画像領域に臨む該現像剤担持体表面領
域に当接する1又は2以上の該除電部材と、該非画像領
域に臨む該現像剤担持体表面領域に当接する1又は2以
上の該除電部材とに分けて電圧印加することができるも
のとすることができる。
に収容されているトナーは、現像剤供給領域において表
面が移動する現像剤担持体表面へ供給され、例えば現像
剤担持体表面に当接するトナー規制部材と現像剤担持体
との間を通過することで帯電し、さらに帯電トナー薄層
として現像剤担持体表面に保持されて現像領域へ搬送さ
れ、ここで静電潜像担持体上の静電潜像の現像に供され
る。現像剤担持体には、現像バイアス電圧を印加でき
る。
面移動に伴って、現像領域下流側で現像剤担持体に接触
し、電源装置から除電バイアス電圧が印加されている複
数の除電部材と現像剤担持体の間を通って、且つ、これ
ら除電部材に接触しつつトナー供給側へ戻る。そして、
除電部材に接触通過するとき該部材との摩擦により除電
される。このとき、複数の除電部材は、静電潜像画像領
域に臨む現像剤担持体表面領域に当接するものと、非画
像領域に臨む現像剤担持体表面領域に当接するものとに
分けて除電バイアス電圧が印加できるため、これら現像
剤担持体表面領域上の現像剤の帯電状態が該表面移動方
向を横切る方向に部分的に異なっている場合にも、各ト
ナーからの除電量を適切なものとすることができる。
ものでもよい。
を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態である
一成分現像装置の概略断面図、図2は該装置の概略分解
斜視図である。図2においては、理解容易のために現像
スリーブやスリーブ駆動ローラを現像装置ケースから取
り外した状態で示している。この現像装置は、本例では
負帯電性トナーを用いて反転現像するものである。
す従来現像装置においてトナー除電部材9′に代えて後
述する除電部材9a、9b、9cを採用したものであ
る。以下、本発明の現像装置における余剰トナーの除電
に関係する部分について、特に詳細に説明する。現像ス
リーブ2が感光体ドラムPCに臨む現像領域の下流側に
は、現像スリーブ2の軸方向(現像スリーブ2の表面移
動方向を横切る方向)に、除電部材9a、9b、9cが
順に所定間隔をおいて連ねて現像スリーブ2に当接させ
て配置してある。なお、これら除電部材は、図7に示す
従来の現像装置における除電部材9′を該軸方向に3つ
に分割した形態となっている。
する現像スリーブ2の表面領域であって、感光体ドラム
PC上に形成される静電潜像の画像領域に接触する領域
2b上の余剰トナーの除電を行うために設けられてお
り、その軸方向の幅Lbは、図3に示すように該領域2
bの幅に対応したものとなっている。同様に、除電部材
9a、9cは感光体ドラムPC上の非画像領域に接触す
る現像スリーブ2の表面領域2a、2c上それぞれのト
ナーの除電を行うために設けられており、これら除電部
材の各幅La、Lcは領域2a、2cに対応したものと
なっている。
bには、電源91から除電バイアス電圧VD1(本例で
は、−250V)を印加でき、領域2a、2c上のトナ
ーをそれぞれ除電する除電部材9a及び9cには、電源
92から除電バイアス電圧VD2(本例では、−200
V)を印加できる。隣合う除電部材の間には、電源9
1、92からこれら除電部材に除電バイアス電圧が印加
されたときに、リークが発生しないようにギャップgが
設けられている。ギャップgの幅Lgは、本例ではそれ
ぞれ0.5mmとなっている。なお、該幅Lgは広すぎ
るとギャップg部分に接触する現像スリーブ2の領域上
のトナーは除電されないため、トナーフィルミングが発
生し、帯状のメモリーが現像画像上に現れるが、ギャッ
プ幅Lgは1mm程度以下とするとトナーフィルミン
グ、メモリーを実質上問題ない程度に抑制することがで
きる。
も、導電性のよい材料を分散させてある。以上の点を除
けば図7に示す従来装置と実質上同じ構成のものであ
り、同じ部分には図7と同じ参照符号を付してある。す
なわち、図1及び図2の現像装置において、1は駆動ロ
ーラ、2は該ローラを挿入した現像スリーブ、3は該ス
リーブを駆動ローラ1に押圧する押圧ガイド、4は現像
スリーブ2に当接したトナー規制ブレード、5はバッフ
ァ室、6はトナー供給室、7はバッファ室5のトナー供
給回転部材、8はトナー供給室6のトナー攪拌・供給回
転部材であり、Tは使用トナーである。駆動ローラ1及
びトナー供給回転部材7は図中反時計回りに回転駆動さ
れ、トナー攪拌・供給回転部材8は図中時計回りに回転
駆動される。現像スリーブ2において、押圧ガイド3の
押圧により反対側にできたたるみ部分20はこの例では
感光体ドラムPCの表面に柔軟に接触している。また、
現像スリーブ2には電源21から現像バイアスV B が印
加され、トナー規制ブレード4には電源41から電圧V
BLD が印加される。
様に、トナーTは、現像装置ケースC内の現像剤供給領
域において、回転駆動される現像スリーブ2表面へ供給
され、トナー規制ブレード4と現像スリーブ2との間を
通過することでトナー規制ブレード4の圧力下に摩擦帯
電によって電荷を与えられ、所定厚さの薄層とされ、現
像スリーブ2表面に保持されて感光体PCに臨む現像領
域へ搬送され、現像バイアス電圧VB 印加のもとに静電
潜像の現像に供される。
り除電された後のトナーの帯電量との関係について、図
4及び図5を参照して説明する。図4は除電バイアス電
圧V D と現像スリーブ2に印加される現像バイアス電圧
VB との電位差(VD −VB)に対する除電部材を流れ
る除電電流の関係の一例を示す図、図5は該除電電流と
除電部材通過後のトナーの帯電量との関係の一例を示す
図である。
じて除電後のトナーの帯電量は変化する。また、除電バ
イアス電圧VD と現像バイアス電圧VB との電位差(V
D −VB )の値が大きくなるほど除電電流が大きくな
り、トナーが現像スリーブ2から離れやすくなる。ただ
し、電位差(VD −VB )が大きくなるほど、トナーの
除電部材との接触、摩擦が大きくなり、逆極性に帯電す
るトナーが発生する確率が高くなる。
述のように高帯電トナーが増え、トナーフィルミングが
発生しやすい、前記非画像領域と接触した領域2a、2
c上のトナーを除電する除電部材9a、9cには、除電
バイアス電圧VD2(本例では、−200V)を印加し、
画像領域と接触した領域2b上のトナーを除電する除電
部材には、除電バイアス電圧VD1(本例では、−250
V)を印加して、それぞれの現像バイアス電圧VB (本
例では、−300V)との電位差を、(VD2−VB )>
(VD1−VB )となるようにしている。
ーをそれぞれの帯電量に応じて十分に除電することがで
きるため、トナーフィルミングや、メモリーの発生を抑
制することができ、安定した良質の現像を行うことがで
きる。次に、図1、図2及び図3に示すタイプの現像装
置を用いて、現像を行い、現像されたトナー像を記録用
紙に転写、定着して、該記録用紙上の画像領域及び非画
像領域のそれぞれの領域におけるカブリや現像スリーブ
2上のトナーフィルミングの発生状況を調べる実験(実
験例1)を行ったので、その結果を示す。比較例とし
て、図7に示す従来の現像装置を用いて同様の実験(比
較例1及び比較例2)を行ったので、その結果を併せて
示す。なお、比較例1及び比較例2において、除電部材
は現像スリーブ2の軸方向において分割されておらず、
現像スリーブ上の領域2bと接触する除電部材部分と領
域2a、2cに接触する除電部材部分とには同じ除電バ
イアス電圧が印加される。
ぞれ下記の条件の下に実験を行ったものである。 (実験例1) 使用現像装置:図1に示すタイプの現像装置(本発明の
現像装置) 除電部材9a、9b、9c:4フッ化エチレン樹脂にカ
ーボン粉末を分散させたテープ。
m 除電部材9bに印加する除電バイアス電圧 :VD1
=−250V 除電部材9a、9cに印加する除電バイアス電圧:VD2
=−200V 現像バイアス電圧 :VB =−300V トナー規制ブレード印加電圧:VBLD =−100V トナーT:次の負帯電性トナー 熱可塑性ポリエステル系樹脂 :100重量部 カーボンブラックMA#100(三菱化成工業(株)社
製):4重量部 負極性荷電制御剤 :3重量部 疎水性シリカ :0.8重量部 現像スリーブ2:ポリアミド製 トナー規制ブレード4:ステンレススチール製 トナー供給回転部材7:アルミニウム製 感光体ドラムPC:負帯電性感光体ドラム (比較例1) 使用現像装置:図7に示す現像装置(従来の現像装置) 除電部材9′に印加する除電バイアス電圧:−250V その他の条件は実験例1と同じ。 (比較例2) 使用現像装置:図7に示す現像装置(従来の現像装置) 除電部材9′に印加する除電バイアス電圧:−200V その他の条件は実験例1と同じ。
す。 画像領域 非画像領域 カブリ フィルミング カブリ フィルミング 実験例1 ○ ○ ○ ○ 比較例1 ○ ○ ○ × 比較例2 × ○ ○ ○ 上記画像評価において、「○」は非画像部のトナー現像
が無い良好な状態、現像スリーブ2上にトナーフィルミ
ングが発生しない良好な状態をそれぞれ示しており、
「×」はそれぞれ不良の状態を示している。
白紙部のカブリがない良好な画像が得られるとともに、
現像スリーブ上のトナーフィルミングを抑制できること
がわかる。なお、以上の例では、除電部材9a、9b、
9cの幅を、画像領域、非画像領域に対応させたものと
したが、図6に示すように現像後のトナー像が転写され
る記録材(例えば記録用紙)のサイズに応じたものとし
てもよい。
5サイズの記録材に対応できるように除電部材9a、9
b及び9cのそれぞれの幅La、Lb、Lcが設定され
ている。すなわち、除電部材9bの幅LbはB5サイズ
の記録材の幅に合わせてあり、3つの除電部材の幅を合
わせた全幅(厳密にいうと、該全幅にギャップ幅Lgを
加えた幅)は、A4サイズの記録材の幅に合わせてあ
る。
ス電圧VD1(本例では、−250V)を印加でき、除電
部材9a及び9cには、電源91から除電バイアス電圧
VD1又は電源92から除電バイアス電圧VD2(本例で
は、−200V)を選択的に印加することができるよう
になっている。除電部材9a及び9cに印加する電圧の
選択はスイッチSにより行うことができる。なお、現像
スリーブ2には、電源21から現像バイアス電圧V
B (本例では、−300V)が印加できる。
行うときには、現像スリーブ2上の全ての領域が画像領
域となるので、除電部材9a、9b及び9cには除電バ
イアス電圧VD1を印加する。また、B5サイズの現像を
行うときには、画像領域となる現像スリーブ2の領域と
接触する除電部材9bには、除電バイアス電圧VD1を印
加し、非画像領域となる現像スリーブ2の領域と接触す
る除電部材9a及び9cには、除電バイアス電圧VD2を
印加する。これにより、前記図1等に示す現像装置と同
様に、カブリやトナーフィルミングを抑制することがで
きる。
サイズに対応できるように除電部材を現像スリーブ2の
軸方向に3つに分けて設けたが、さらに他のサイズに対
応できるように除電部材をさらに分割してもよい。とこ
ろで、既述の従来の一成分現像装置では、例えば耐刷
後、トナーの帯電量が落ちてきた場合でも、除電部材に
より除電されるトナーの電荷量は略一定であるため、ト
ナーの帯電と除電のバランスが崩れ、除電のしすぎによ
り逆極性トナーが発生し、これが画像上のカブリの原因
となったり、また、トナー規制ブレード4へ現像バイア
ス電圧VB に対しトナーの帯電極性と同極性のバイアス
電圧V BLD が印加されている場合、前記逆極性トナーが
トナー規制ブレード4に引きつけられ、その位置に滞留
しトナー規制ブレード4による摺擦を何度も受け、これ
によりトナー規制ブレード4に融着して、いわゆるトナ
ー固着が生じ、トナー規制ブレード4に進入しようとす
るトナーの流れを阻害し画質の劣化を招くという問題が
ある。
帯電と除電のバランスが崩れ、帯電が除電性能を上回れ
ば、現像スリーブ2から離れずに現像スリーブ2上に蓄
積する高帯電トナーが増加する傾向がある。そのため現
像スリーブ2へ引きつけられるトナーは何度もトナー規
制ブレード4によりストレスを受けるため、現像スリー
ブ2上になすりつけられ、これによってもトナーのフィ
ルミング化が生じ画質の劣化を招くという問題もある。
図1等及び図6に示す現像装置において、現像枚数(現
像量)や湿度に応じて現像バイアス電圧を可変できるよ
うにしてもよい。この場合、現像枚数が多くなったとき
の現像バイアス電圧を、現像枚数が少ないときの現像バ
イアス電圧より小さくすればよい。また、湿度の高いと
きの現像バイアス電圧を、湿度の低いときの現像バイア
ス電圧より小さくすればよい。このようにすると、さら
にカブリ、トナー規制ブレード4へのトナー固着、フィ
ルミングを抑制することができる。
担持体の該表面にトナーを供給し、該トナーを帯電さ
せ、該帯電されたトナーを該現像剤担持体表面上に保持
させて、静電潜像担持体に臨む現像領域へ搬送し、現像
に供し、現像後消費されずに残った余剰トナーを該現像
剤担持体表面上に保持させたままトナー供給側へ戻す一
成分現像装置であって、該現像剤担持体上の余剰トナー
の帯電状態が現像剤担持体表面移動方向を横切る方向に
おいて部分的に異なるようなことがあっても、前記トナ
ー供給側へ戻される余剰トナーのそれぞれから適切に除
電でき、それにより現像剤担持体上のトナーのフィルミ
ング、メモリーの発生を抑制して、これにより安定した
良質の画像を形成できる一成分現像装置を提供すること
ができる。
略断面図である。
ブ軸方向の幅や、各除電部材に印加される除電バイアス
電圧を説明するための図である。
差に対する除電部材を流れる除電電流の関係の一例を示
す図である。
の関係の一例を示す図である。
る。
である。
Claims (3)
- 【請求項1】表面が移動する現像剤担持体の該表面にト
ナーを供給し、該トナーを帯電させ、該帯電されたトナ
ーを該現像剤担持体表面上に保持させて、静電潜像が形
成される静電潜像担持体に臨む現像領域へ搬送し、現像
に供し、現像後消費されずに残った余剰トナーを該現像
剤担持体表面上に保持させたままトナー供給側へ戻す一
成分現像装置であり、 前記現像剤担持体表面移動方向を横切る方向に所定の間
隔をおいて連なるとともに、前記現像領域より現像剤担
持体表面移動方向において下流側位置で該現像剤担持体
に当接する複数の除電部材と、 前記各除電部材にそれぞれ独立に電圧を印加できる電源
装置とを有することを特徴とする一成分現像装置。 - 【請求項2】前記各除電部材の現像剤担持体表面移動方
向を横切る方向の幅は、前記現像剤担持体表面上に、前
記静電潜像担持体上の静電潜像画像領域に臨む領域と、
該静電潜像担持体上の非画像領域に臨む領域とが生じる
ときに、該静電潜像画像領域に臨む現像剤担持体表面領
域と該非画像領域に臨む現像剤担持体表面領域とに分け
て該現像剤担持体に当接できる幅であり、前記電源装置
は該静電潜像画像領域に臨む該現像剤担持体表面領域に
当接する1又は2以上の該除電部材と、該非画像領域に
臨む該現像剤担持体表面領域に当接する1又は2以上の
該除電部材とに分けて電圧印加するものである請求項1
記載の一成分現像装置。 - 【請求項3】前記電源装置は出力電圧を可変制御できる
ものである請求項1又は2記載の一成分現像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03039797A JP3430836B2 (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | 一成分現像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03039797A JP3430836B2 (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | 一成分現像装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10228173A JPH10228173A (ja) | 1998-08-25 |
JP3430836B2 true JP3430836B2 (ja) | 2003-07-28 |
Family
ID=12302806
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03039797A Expired - Fee Related JP3430836B2 (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | 一成分現像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3430836B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11143220A (ja) * | 1997-11-05 | 1999-05-28 | Casio Electron Mfg Co Ltd | 現像装置及びカラー画像形成装置 |
JP3502554B2 (ja) * | 1998-02-04 | 2004-03-02 | シャープ株式会社 | 現像装置 |
-
1997
- 1997-02-14 JP JP03039797A patent/JP3430836B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10228173A (ja) | 1998-08-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6445899B2 (en) | Tandem color image forming device capable of forming high-quality color images | |
JPH10123800A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2000330443A (ja) | 画像形成装置のクリーニング装置 | |
JP4467944B2 (ja) | 現像剤担持体及び現像装置 | |
US6026266A (en) | Developing apparatus using one-component toner | |
JP2001051549A (ja) | 画像形成装置 | |
JP3430836B2 (ja) | 一成分現像装置 | |
US20160306303A1 (en) | Image forming apparatus | |
EP0636950B1 (en) | Developing apparatus having rotatable developer supply member for developer carrying member | |
JPH0844204A (ja) | 一成分現像装置 | |
JP4866585B2 (ja) | 潤滑剤塗布装置及び潤滑剤塗布装置を有するプロセスカートリッジ並びに画像形成装置 | |
JP3599187B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP4211294B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP4639879B2 (ja) | 現像装置及びこれを用いた画像形成装置 | |
JP3381975B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JPH10171226A (ja) | 現像装置及びそれを備えた電子写真装置 | |
JP2000131973A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH10228174A (ja) | 一成分現像装置 | |
JP2011059315A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2000242135A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2000122417A (ja) | 一成分トナーの現像装置 | |
JP2000019840A (ja) | 現像装置ならびに現像機構を有するユニットおよび画像形成装置 | |
JP2006091526A (ja) | 現像装置及びこれを用いた画像形成装置 | |
JP2009217033A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2000347500A (ja) | 現像装置及び現像装置を備えた画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20030422 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090523 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090523 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100523 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110523 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120523 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |