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JP3418977B2 - 注型用ポリウレタンエラストマーの製造方法 - Google Patents

注型用ポリウレタンエラストマーの製造方法

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JP3418977B2
JP3418977B2 JP21116095A JP21116095A JP3418977B2 JP 3418977 B2 JP3418977 B2 JP 3418977B2 JP 21116095 A JP21116095 A JP 21116095A JP 21116095 A JP21116095 A JP 21116095A JP 3418977 B2 JP3418977 B2 JP 3418977B2
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polyurethane elastomer
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浩直 安在
博史 早福
八郎 和田
伸 小西
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Nippon Polyurethane Industry Co Ltd
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Nippon Polyurethane Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、注型用ポリウレタンエ
ラストマー組成物、及び該組成物を用いたポリウレタン
エラストマーの製造方法に関する。更に詳しくは、ポリ
エステル系イソシアネート基末端プレポリマーと硬化剤
として特定のアミンから成る注型用ポリウレタンエラス
トマー組成物であり、得られたエラストマーは優れた物
理強度と優れた耐候性を有することを特徴とするもので
ある。 【0002】 【従来の技術】従来の注型ポリウレタンエラストマーの
成型技術を大別すると、通常ワンショット法とプレポリ
マー法の2種類に区分される。ワンショット法は、すべ
ての反応素原料を一度に反応器内で混合攪拌した後、型
に注入し一次キュアによりほぼ反応を完了させた後に離
型し、その後二次キュアを行う方法で、素原料をそのま
ま用いるので最も経済的な方法である。しかしながら、
ウレタン化等の高分子化反応が一度に進行するため多量
の発熱があり、安定した物理特性が得られ難い。 【0003】一方、プレポリマー法は、ポリオールと過
剰のジイソシアネートを前もって反応させてプレポリマ
ーを合成する工程と、このプレポリマーを他の不足原料
と反応させて最終的にエラストマーをつくる工程の2段
法をとる。プレポリマー法の場合、ウレタン化反応に伴
う熱がプレポリマー化時に既に放出されており、以下に
述べる利点を持つためほとんどの注型ポリウレタンエラ
ストマーはこの方法によって製造されている。 【0004】(イ)均一に反応が進行するため、均等な
物性を有するエラストマーが得られる。(ロ)総発熱量
が小さく、大型成型が可能である。(ハ)アミン、グリ
コール等硬化剤を自由に選択することにより、目的に応
じたセグメント化ポリウレタンを得ることができる。し
かしながら、このプレポリマー法の欠点としては、プレ
ポリマーが高粘度となった場合、粘度が高いと成型時に
脱泡不良となり、成型作業が難しくなる等の改良が要求
されている。また、イソシアネートとして芳香族系のポ
リイソシアネートを使用すると耐侯性、光沢、鮮映性等
の点で劣り改良が要求されている。また、特開平6−3
06141号公報には、ポリイソシアネートとして、ト
リレンジイソシアネートとジシクロヘキシルメタンジイ
ソシアネートを用いポリエーテルポリオールでプレポリ
マーにすることが記載されているが、更に改良が望まれ
ている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、従来の
注型技術、特にプレポリマー法と耐候性等の欠点を解決
するために鋭意研究検討を重ねた結果、ポリエステル系
イソシアネート基末端プレポリマー用のポリイソシアネ
ートとしてヘキサメチレンジイソシアネートのイソシア
ヌレート環含有変性体(以下、HDI変性体と略す)及
びジシクロヘキシルメタンジイソシアネート(以下、水
添MDIと略す)を用い、硬化剤として特定のアミンを
使用することにより、改善できることを見出し本発明に
到達した。 【0006】 【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、(A)
HDIの変性体及び水添MDIと、分子量1000〜3
500のヒドロキシ末端基を有するポリ(エチレンアジ
ペート)ジオールとからなる、NCO含量が3.9〜
8.3重量%のポリエステル系イソシアネート基末端プ
レポリマー成分と、(B)硬化剤として4,4′−メチ
レンビス(2−クロロアニリン)とから成る注型用ポリ
ウレタンエラストマー組成物を用い、(A)成分が水添
MDI100重量部に対し、HDIの変性体を25〜4
00重量部の比率で、(A)成分と(B)成分のイソシ
アネート基/活性水素基のモル比を0.8〜1.2で混
合攪拌してモールドに注入し、成型することを特徴とす
る優れた耐候性を有するポリウレタンエラストマーの製
造方法である。 【0007】 【0008】本発明の(A)成分であるポリエステル系
NCO基末端プレポリマーを構成するポリイソシアネー
トとしては、水添MDIとHDI変性体を併用する。そ
の他にはイソホロンジイソシアネート、キシリレンジイ
ソシアネート、リジンジイソシアネート、テトラメチル
キシリレンジイソシアネート等の変性体が挙げられる。
これらは単独または2種以上の混合物として用いること
もできる。ポリイソシアネートの使用比率は、水添MD
I100重量部に対してHDIの変性体を25〜400
重量部である。好ましくは、水添MDI100重量部に
対してHDIの変性体を35〜360重量部である。 【0009】本発明の(A)成分を構成するHDI変性
体は、ヘキサメチレンジイソシアネート(以下HDIと
略す)あるいは、HDIのNCO基の1部をポリオール
付加させたHDIのポリオール付加体にイソシアヌレー
ト化触媒及び必要に応じて助触媒を加えて約50〜10
0℃でイソシアヌレート化反応を行い得ることができ
る。この場合、HDIのNCO基の20重量%以下をポ
リオールと反応させてHDIのポリオール付加体を得る
ことができる。HDIのポリオール付加体を得るための
ポリオールとしては分子量3000以下、好ましくは6
2〜2500で例えば、1,3−ブタンジオール(以
下、1,3−BDと略す)、ジプロピレングリコール、
1,6−ヘキサングリコール、3−メチル−1,5−ペ
ンタンジオール、2,2−ジエチル−1,3−プロパン
ジオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、2
−n−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオール
(以下、2−BEPGと略す)等やポリエステルポリオ
ール、ポリエーテルポリオール等が挙げられる。これら
は単独又は、2種以上の混合物として使用することもで
きる。 【0010】HDI変性体を得るための触媒としては、
プロピオン酸、酪酸、吉草酸、カプロン酸、ヘプタン
酸、カプリル酸、ペラルゴン酸、カプリン酸、ウンデシ
ル酸及びこれらの分岐脂肪酸のカリウムまたはナトリウ
ム塩である。触媒と併用する助触媒としては、フェノー
ル性ヒドロキシ化合物(フェノール、クレゾール等)、
アルコール性ヒドロキシ化合物(エタノール、シクロヘ
キサノル等)、又は第3級アミン(トリエチルアミン、
メチルピペリシン等)類を用いることができる。これに
よって反応は容易に進行する。使用する触媒量はポリイ
ソシアネートに対して0.001〜0.25重量%、助
触媒は0.01〜0.2重量%である。また、反応の停
止剤を使用することもできる。停止剤としては、例えば
リン酸、硫酸等の酸類を使用することができる。使用量
は触媒当量の0.5〜5.0倍用いることができる。 【0011】本発明の(A)成分であるポリエステル系
イソシアネート基末端プレポリマーを構成するポリエス
テルポリオールとしては、エチレングリコール、プロピ
レングリコール、1,3−BD、1,4−ブタンジオー
ル、1,5−ペンタンジオール、3−メチル−1,5−
ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペ
ンチルグリコール、ジエチレングリコール、1,4−シ
クロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタ
ノール、デカメチレングリコール等の1種又は2種以上
と、マロン酸、マレイン酸、コハク酸、アジピン酸、グ
ルタル酸、ピメリン酸、セバシン酸、シュウ酸、フタル
酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ヘキサヒドロフタル
酸等の1種又は2種以上とからのポリエステルポリオー
ルである。またラクトンを開環重合して得られるポリカ
プロラクトンジオール等が挙げられる。このようなポリ
エステルポリオールの分子量は700〜7000、好ま
しくは、分子量は800〜5000、更に好ましくは、
分子量1000〜3500のヒドロキシ末端基を有する
ポリ(エチレンアジペート)ジオールである。このよう
にして得られるHDI変性体は、特に他の原料との相溶
性がよくなる。 【0012】本発明の(A)成分であるポリエステル系
イソシアネート基末端プレポリマーの製造は、NCO基
/水酸基モル比が1.3〜10.0の範囲内にて行われ
る。ポリイソシアネートとポリエステルポリオールとの
反応は、反応温度50〜100℃で反応時間2.5〜6
時間の反応で、ポリエステル系イソシアネート基末端プ
レポリマーを得ることができる。該プレポリマーのNC
O基含量は、3.0〜10.0重量%、好ましくは3.
9〜8.3重量%である。 【0013】本発明の(B)成分を構成する硬化剤とし
ては、MOCAの他に4,4′−メチレンジアニリン、
4,4′−メチレンビス(2−エチルアニリン)、4,
4′−メチレンビス(2−メチルアニリン)、4,4′
−メチレンビス(2,6−ジエチルアニリン)、2,
3,3′−トリクロロ−4,4′−ジアミノジフェニル
メタン等が挙げられる。これらは単独又は2種以上の混
合物として用いることもできる。 【0014】本発明の(A)成分と(B)成分は、ウレ
タンプレポリマーの有するイソシアネート基と(B)成
分の活性水素基濃度は、NCO基/活性水素基のモル比
は0.8〜1.20である。必要に応じて反応触媒、添
加剤等を用いても良い。注型は(A)/(B)混合液の
脱泡を行った後、予め加熱した型に注入し、20〜16
0℃の温度にて一次架橋させる。必要に応じて、この一
次架橋の後、100〜170℃で二次架橋させ、熟成し
た後ウレタンエラストマーが得られる。 【0015】このようにして得られたウレタンエラスト
マーは、JIS A硬度70〜99で、引張強さ300
〜600Kg/cm2 、引裂強さ60〜120Kg/c
mである。このエラストマーは、ロール、タイヤ等に有
用である。 【0016】 【発明の効果】本発明で得られる硬化物は、プレポリマ
ー法と比較して、硬さ、引張強さ、伸び、圧縮ひずみ等
の物理特性を低下させることなく化学量論値のずれによ
る物理特性の変化を著しく改善し、注型作業性が良好
で、耐候性に優れている。 【0017】 【実施例】以下に実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。実施例中の「部」及び「%」はそれぞれ「重量
部」、「重量%」を示す。 【0018】参考例1(HDI変性体の合成) HDI100部に触媒として、カプリン酸カリウム0.
1部及び助触媒としてフェノール0.1部用い、イソシ
アヌレート化反応を50℃で5時間行い、停止剤として
リン酸を0.07部添加して、反応を終了した。次いで
未反応のHDIを留去してHDIの変性体を得た。NC
O基含量は22.0%、粘度1950cP/25℃であ
った。 【0019】参考例2(HDI変性体の合成) HDI100部に1,3−BD3.4部加え90℃で2
時間反応を行い、HDIのポリオール付加体を得た。次
にカプリン酸カリウム0.1部を加え、イソシアヌレー
ト化反応を50℃で5時間行い、次いで未反応のHDI
を留去してHDI変性体を得た。NCO基含量は19.
6%、粘度2950cP/25℃であった。 【0020】参考例3(HDI変性体の合成) HDIを100部に2−BEPG1.0部加え90℃で
3時間反応を行い、HDIのポリオール付加体を得た。
次にカプリン酸カリウム0.1部を加え、イソシアヌレ
ート化反応を行い、次いで未反応のHDIを留去してH
DI変性体を得た。NCO基含量は16.9%、粘度2
850cP/25℃であった。 【0021】実施例1 ポリウレタンエラストマー組成物及びエラストマーの製
造 ポリイソシアネートとして水添MDI(ハイレンW、デ
ュポン製、NCO基含量31.8%)と参考例1のHD
I変性体とポリ(エチレンアジペート)ジオール(平均
分子量1500,水酸基価74.8)とから成るポリエ
ステル系NCO基末端プレポリマー成分とMOCAとか
ら成るエラストマー組成物を得た。 【0022】〔エラストマーの製造〕ポリイソシアネー
トとして水添MDI170部と参考例1のHDI変性体
30部をガラス製四つ口フラスコに仕込み、50℃に保
持した。次いでNCO基/水酸基のモル比が2.1とな
るようにポリ(エチレンアジペート)ジオール511.
4部を窒素気流下、攪拌しつつ、90〜100℃の温度
で5時間反応させて、透明且つ粘性を持ったプレポリマ
ーA液を得た。NCO基含量は4.5%であった。この
ようにして得たプレポリマーA液にNCO基/活性水素
基のモル比が1.1となるように、(B)成分としてM
OCAを加え完全に透明になるまで充分に攪拌した後、
真空ポンプ10Torr以下の減圧度で発泡がおさまる
まで脱泡を行った。この混合液を130℃に予熱した遠
心成型機に注入し、一次キュアを130℃で1時間行っ
た。得られた板状ポリウレタンを、120℃で9時間、
二次架橋させた後、更に室温で1週間熟成し、ポリウレ
タンエラストマーを得た。結果を表1に示す。 【0023】実施例2 ポリウレタンエラストマー組成物及びエラストマーの製
造 実施例1と同様の組成物を使用した。 〔エラストマーの製造〕ポリイソシアネートとして水添
MDI150部と参考例1のHDI変性体50部をガラ
ス製四つ口フラスコに仕込み50℃に保持した。次いで
NCO基/水酸基のモル比が2.1となるようにポリ
(エチレンアジペート)ジオール492.3部を窒素気
流下、攪拌しつつ、90〜100℃の温度で5時間反応
させて、透明且つ粘性を持ったプレポリマーA液を得
た。NCO基含量は4.5%であった。このようにして
得たプレポリマーA液を用い実施例1と同様の条件と方
法でエラストマーを製造した。結果を表1に示す。 【0024】実施例3 ポリウレタンエラストマー組成物及びエラストマーの製
造 実施例1と同様の組成物を使用した。 〔エラストマーの製造〕ポリイソシアネートとして水添
MDI120部と参考例1のHDI変性体80部をガラ
ス製四つ口フラスコに仕込み50℃に保持した。次いで
NCO基/水酸基のモル比が2.8となるようにポリ
(エチレンアジペート)ジオール353.5部を窒素気
流下、攪拌しつつ、90〜100℃の温度で5時間反応
させて、透明且つ粘性を持ったプレポリマーA液を得
た。NCO基含有率は6.5%であった。このようにし
て得たプレポリマーA液を用い実施例1と同様の条件と
方法でエラストマーを製造した。結果を表1に示す。 【0025】実施例4 ポリウレタンエラストマー組成物及びエラストマーの製
造 ポリイソシアネートとして水添MDI(商品名ハイレン
W、デュポン製、NCO基含量31.8%)と参考例2
のHDI変性体とポリ(エチレンアジペート)ジオール
(平均分子量1000,水酸基価112)とから成るポ
リエステル系イソシアネート基末端プレポリマー成分と
MOCAとから成るエラストマー組成物を得た。 【0026】〔エラストマーの製造〕ポリイソシアネー
トとして水添MDI170部と参考例2のHDI変性体
30部をガラス製四つ口フラスコに仕込み、50℃に保
持した。次いでNCO基/活性水素基のモル比が1.5
となるようにポリ(エチレンアジペート)ジオール48
5.4部を窒素気流下、攪拌しつつ、90〜100℃の
温度で5時間反応させて、透明且つ粘性を持ったプレポ
リマーA液を得た。NCO基含量は7.8%であった。
このようにして得たプレポリマーA液にNCO基/水酸
基のモル比が1.1となるように、(B)成分としてM
OCAを加え実施例1と同様の方法でポリウレタンエラ
ストマーを得た。結果を表1に示す。 【0027】実施例5 ポリウレタンエラストマー組成物及びエラストマーの製
造 実施例4と同様の組成物を使用した。 〔エラストマーの製造〕ポリイソシアネートとして水添
MDI150部と参考例2のHDI変性体50部をガラ
ス製四つ口フラスコに仕込み、50℃に保持した。次い
でNCO基/水酸基のモル比が1.8となるようにポリ
(エチレンアジペート)ジオール390.0を用い、実
施例4と同様の方法で、透明且つ粘性を持ったプレポリ
マーA液を得た。NCO基含量は4.2%であった。こ
のようにして得たプレポリマーA液を用い実施例4と同
様の条件と方法でエラストマーを製造した。結果を表1
に示す。 【0028】実施例6 ポリウレタンエラストマー組成物及びエラストマーの製
造 実施例4と同様の組成物を使用した。 〔エラストマーの製造〕ポリイソシアネートとして水添
MDI120部と参考例2のHDI変性体80部をガラ
ス製四つ口フラスコに仕込み50℃に保持した。次いで
NCO基/水酸基のモル比が1.8となるようにポリ
(エチレンアジペート)ジオール360.7部を用い、
実施例4と同様の方法で、透明且つ粘性を持ったプレポ
リマーA液を得た。NCO基含量は4.2%であった。
このようにして得たプレポリマーA液を用い実施例4と
同様の条件と方法でエラストマーを製造した。結果を表
2に示す。 【0029】実施例7 ポリウレタンエラストマー組成物及びエラストマーの製
造 実施例4と同様の組成物を使用した。 〔エラストマーの製造〕ポリイソシアネートとして水添
MDI80部と参考例2のHDI変性体120部をガラ
ス製四つ口フラスコに仕込み50℃に保持した。次いで
NCO基/水酸基のモル比が2.3となるようにポリ
(エチレンアジペート)ジオール256.7部を用い、
実施例4と同様の方法で、透明且つ粘性を持ったプレポ
リマーA液を得た。NCO基含量は6.0%であった。
このようにして得たプレポリマーA液を用い実施例4と
同様の条件と方法でエラストマーを製造した。結果を表
2に示す。 【0030】実施例8 ポリウレタンエラストマー組成物及びエラストマーの製
造 実施例4と同様の組成物を使用した。 〔エラストマーの製造〕 ポリイソシアネートとして水添MDI40部と参考例2
のHDI変性体160部をガラス製四つ口フラスコに仕
込み50℃に保持した。次いでNCO基/水酸基のモル
比が3.0となるようにポリ(エチレンアジペート)ジ
オール175.2部を用い、実施例4と同様の方法で、
透明且つ粘性を持ったプレポリマーA液を得た。NCO
基含量は7.9%であった。このようにして得たプレポ
リマーA液を用い実施例と同様の条件と方法でエラス
トマーを製造した。結果を表2に示す。 【0031】 【0032】 【0033】 【0034】 【0035】 【0036】 【0037】比較例1 ポリイソシアネートとして、参考例2のHDI変性体2
00部をガラス製四つ口フラスコに仕込み、50℃に保
持した。次いでNCO基/水酸基のモル比が1.9とな
るようにポリ(エチレンアジペート)ジオール(平均分
子量1000,水酸基価112)244.4部を窒素気
流下、攪拌しつつ、90〜100℃の温度で5時間反応
させて、透明且つ粘性を持ったプレポリマーA液を得
た。NCO基含量は4.2%であった。このようにして
得たプレポリマーA液にNCO基/活性水素基のモル比
が1.1となるように、(B)成分としてMOCAを加
え実施例1と同様の方法でポリウレタンエラストマーを
得た。結果を表3に示す。 【0038】比較例2 ポリイソシアネートとして、トルエンジイソシアネート
(コロネートT−80、日本ポリウレタン工業製)20
0部をガラス製四つ口フラスコに仕込み、50℃に保持
した。次いでNCO基/水酸基のモル比が2.4となる
ようにポリ(エチレンアジペート)ジオール(平均分子
量1500,水酸基価74.8)704.6部を窒素気
流下、攪拌しつつ、65〜70℃の温度で5時間反応さ
せて、透明且つ粘性を持ったプレポリマーA液を得た。
NCO基含量は6.2%であった。このようにして得た
プレポリマーA液にNCO基/活性水素基のモル比が
1.1となるように、(B)成分としてMOCAを加え
実施例1と同様の方法でポリウレタンエラストマーを得
た。結果を表3に示す。 【0039】 【表1】【0040】 【表2】【0041】 【表3】【0042】(表1、2、3の注) 硬さ(JIS A):二次架橋終了後1日後及び1週間
後にそれぞれ測定した。物理特性は、JIS K 63
01に準じた。 耐熱性:試料をギャーオーブン内で120℃、400時
間加熱したのち、状態変化を観察して評価した。 耐候性:サンシャインウエザオメーターを使用し、温度
を80〜83℃に保持して400時間後(降雨条件な
し)表面の変色状態を観察して評価した。評価基準は5
段階に分けて行い、5級は表面に全く変化のないもの、
4級は変化が僅かに認められるが目立たないもの、3級
は変化が僅かであるが目立つもの、2級は変化がやや顕
著なもの、1級は変化が著しいものとした。
フロントページの続き (72)発明者 小西 伸 神奈川県藤沢市遠藤1893−8 (56)参考文献 特開 昭61−31420(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 18/10 C08G 18/65 - 18/66 C08G 18/79

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 (A)ヘキサメチレンジイソシアネート
    のイソシアヌレート環含有変性体及びジシクロヘキシル
    メタンジイソシアネートと、分子量1000〜3500
    のヒドロキシ末端基を有するポリ(エチレンアジペー
    ト)ジオールとからなる、NCO含量が3.9〜8.3
    重量%のポリエステル系イソシアネート基末端プレポリ
    マー成分と、(B)硬化剤として4,4′−メチレンビ
    ス(2−クロロアニリン)とから成る注型用ポリウレタ
    ンエラストマー組成物を用い、(A)成分がジシクロヘ
    キシルメタンジイソシアネート100重量部に対し、ヘ
    キサメチレンジイソシアネートのイソシアヌレート環含
    有変性体を25〜400重量部の比率で、(A)成分と
    (B)成分のイソシアネート基/活性水素基のモル比を
    0.8〜1.2で混合攪拌してモールドに注入し、成型
    することを特徴とする優れた耐候性を有するポリウレタ
    ンエラストマーの製造方法。
JP21116095A 1995-07-27 1995-07-27 注型用ポリウレタンエラストマーの製造方法 Expired - Fee Related JP3418977B2 (ja)

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