JP3411496B2 - 画像表示装置 - Google Patents
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- JP3411496B2 JP3411496B2 JP04145698A JP4145698A JP3411496B2 JP 3411496 B2 JP3411496 B2 JP 3411496B2 JP 04145698 A JP04145698 A JP 04145698A JP 4145698 A JP4145698 A JP 4145698A JP 3411496 B2 JP3411496 B2 JP 3411496B2
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Description
列された画素の全体又は一部を用いて複数の画像フォー
マットに対応する画像を表示する機能を有する画像表示
装置に関するものである。
しては様々なタイプのものが有るが、ここではアクティ
ブマトリクス型液晶表示装置を例に挙げて説明する。
多数形成されたアクティブ基板と、表示領域全面に透明
電極やカラーフィルタ等が形成された対向基板とが所定
の間隙を保って貼り合わされ、該間隙に液晶が注入され
た液晶セルに所望の信号を書き込んで表示を行うもので
ある。
液晶表示装置の構成の一例を示すものである。この液晶
表示装置は、図11に示すように、画素アレイARY
と、走査信号線駆動回路GDと、データ信号線駆動回路
SDと、を有している。前記画素アレイARY内には、
前記走査信号線駆動回路GDに接続された複数の走査信
号線GLと、前記データ信号線駆動回路SDに接続され
た複数のデータ信号線SLとで囲まれた部分に、画素P
IXがマトリクス状に配置されている。
に、電界効果トランジスタなどからなるスイッチング素
子SWと、画素容量(液晶容量CLと、必要によって付
加される補助容量CSとから成る)とによって構成され
る。図12において、スイッチング素子SWのドレイン
及びソースを介してデータ信号線SLと画素容量の一方
の電極とが接続され、スイッチング素子SWのゲートは
走査信号線GLに接続され、画素容量の他方の電極は全
画素に共通な共通電極線に接続されている。
ク信号CKS等のタイミング信号に同期して、図示しな
い外部回路より入力された映像信号DATをサンプリン
グし、必要に応じて増幅して各データ信号線SLに書き
込む。一方、前記走査信号線駆動回路GDは、クロック
信号CKG等のクロック信号に同期して走査信号線GL
を順次選択し、画素PIX内に設けられたスイッチング
素子SWの開閉を制御する。これにより、各データ信号
線SLに書き込まれた映像信号DATを各画素PIXに
書き込むと共に、各画素PIXに書き込まれたデータを
保持する。これにより、各液晶容量CLに印加される電
圧に応じて液晶の透過率又は反射率が変調され、表示を
行っている。
置は、それぞれ1つの画像フォーマットに対応するもの
が主であった。すなわち、例えばVGA仕様の液晶表示
装置における画素数は640×480個であり、XGA
仕様の液晶表示装置における画素数は1024×768
個である。なお、カラー表示の場合は、この画素数はそ
れぞれ3倍になる。そして、表示は画素アレイARYを
全て用いて行っていた。
の画像フォーマットに対応する画像表示装置の開発が行
われている。つまり、1つの画像表示装置で、XGA仕
様とVGA仕様の両画像を切り替えて表示する場合や、
ハイビジョン仕様とNTSC仕様の両画像を切り替えて
表示する場合等である。
フォーマットに対応している場合、その画素数は102
4×768個であるが、この画像表示装置を用いて、縦
横比16:9のテレビ画像(画素数は1024×480
個)や、SVGA仕様の画像フォーマット(画素数は8
00×600個)を表示しようとする場合、外部で補
間信号を生成し、補間走査を行うことにより画面全体で
表示を行う方法と、図13の(a)又は(b)に示す
ように、画面の一部を用いて本来の画素数で表示を行う
方法とがある。なお、図13の(a)は画像表示領域の
上下に非表示領域を設けた場合であり、(b)は画像表
示領域の上下及び左右に非表示領域を設けた場合であ
る。
り、画面内の位置によって微妙に表示パターンが変わ
り、特に文字表示において字体が崩れるなどの不具合が
生ずる可能性がある。一方、後者の場合、補間走査を
行わないので文字表示における字体崩れなどは生じな
い。したがって、手法としては後者を用いるほうが好
ましい。
は、画面内で表示に寄与しない領域(以下、非表示領域
という)が生じてしまうが、該領域には一般的に適当な
パターンや黒色を表示させている。例えば、特開平6−
189231号公報では、表示に寄与しない領域に木目
調等の所定のパターンを有する映像を表示させる技術が
開示されている。
6−189231号公報のように、非表示領域に映像を
表示させる場合には、この表示のための新たなクロック
信号と映像信号とを必要とするため、外部回路の構成が
複雑になってしまうという問題点があった。
る領域の上下に存在した場合、本来の画像フォーマット
の表示に必要な走査信号線よりも多くの走査信号線を所
定の期間内に走査させることが必要となるため、走査信
号線駆動回路のクロック信号CKGの周波数を高める、
あるいは新たなクロック信号を生成する必要があり、そ
のために外部回路が更に複雑になってしまうという問題
点があった。
は、非表示領域を黒表示とし、更にこの非表示領域が、
表示領域の上下に存在した場合、前記非表示領域の走査
信号線を垂直帰線期間中に一斉に動作させて前記非表示
領域の画素に黒表示に対応するデータ信号を書き込む技
術が開示されている。これにより、走査信号線駆動回路
のクロック信号CKGの周波数を高める必要がなくな
る。
公報の技術によれば、非表示領域に対応する複数の走査
信号線に接続された複数のスイッチング素子SWの開閉
が同時に制御されるので、前記スイッチング素子SWが
開状態(OPEN)から閉状態(CLOSE)、あるい
は閉状態から開状態に変化する時、つまり、非表示領域
に対応する複数の走査信号線の電位レベルが切り替わる
時に、走査信号線駆動回路に大きな電流が流れてしま
い、その影響で表示領域に対応する走査信号線の電位レ
ベルが変動する可能性があるという新たな問題点があっ
た。特に、前記スイッチング素子SWを開状態とする電
位のレベル(スイッチング素子SWがn−chの場合、
低電位電源のレベル)が変動すると、画素スイッチの保
持特性が損なわれる場合があり、表示品位を著しく低下
させてしまう。
るとはスイッチング素子SWをONにすることを意味
し、開状態にするとはスイッチング素子SWをOFFに
することを意味している。
されたものであり、比較的単純な構成により複数の画像
フォーマットを表示することができ、かつ表示品位の良
好な画像表示装置を提供することを目的とする。
画像表示装置は、マトリクス状に配列された複数の画素
およびスイッチング素子と、前記スイッチング素子の開
閉を制御する走査信号線と、前記各画素に前記スイッチ
ング素子を介して選択的にデータ信号を供給するための
データ信号線と、前記走査信号線およびデータ信号線を
駆動する走査信号線駆動回路およびデータ信号線駆動回
路と、前記各駆動回路に所望の信号を供給するための外
部回路と、を含んで構成され、前記画素の全体または一
部を用いて複数の画像フォーマットに対応する画像を表
示し、画素の一部を用いる画像フォーマットの場合に、
前記走査信号線駆動回路が画像を表示しない非表示領域
に対応する走査信号線を複数同時に走査するとともに、
データ信号線を介して前記非表示領域に黒表示データが
書き込まれる画像表示装置において、前記走査信号線駆
動回路は、前記複数の画像フォーマットに対応して分割
され、前記外部回路と前記走査信号線駆動回路とを接続
する電源線は、各画像フォーマットに対応して分離され
ていることを特徴とものである。
置は、請求項1記載の画像表示装置において、前記外部
回路と前記走査信号線駆動回路とを接続する電源線のう
ち、前記走査信号線に接続されたスイッチング素子を開
状態にさせる信号を供給するための電源線のみが、各画
像フォーマットに対応して分離されていることを特徴と
するものである。
置は、請求項1又は2記載の画像表示装置において、前
記外部回路と前記走査信号線駆動回路とを接続する前記
分離された電源線は、それぞれ別個の端子を有している
ことを特徴とするものである。
置は、請求項1又は2記載の画像表示装置において、前
記外部回路と前記走査信号線駆動回路とを接続する前記
分離された電源線は、それぞれ共通の端子を有している
ことを特徴とするものである。
置は、請求項1乃至4記載の画像表示装置において、前
記複数の画素、スイッチング素子、走査信号線駆動回
路、およびデータ信号線駆動回路が、同一基板上に形成
されていることを特徴とするものである。
置は、請求項1から5の何れか1項に記載の画像表示装
置において、少なくとも前記走査信号線駆動回路及びデ
ータ信号線駆動回路を構成するトランジスタは、600
℃以下のプロセスで形成された多結晶シリコン薄膜トラ
ンジスタであることを特徴とするものである。
る。本発明の画像表示装置においては、外部回路と走査
信号線駆動回路とを接続する電源線を、各画像フォーマ
ットに対応して分離させることによって、画素の一部を
用いて表示を行う場合に、非表示領域に対応する複数の
走査信号線に接続されたスイッチング素子の開閉が同時
に制御されるため、前記スイッチング素子SWが開状態
から閉状態、あるいは閉状態から開状態に変化する時、
つまり、非表示領域に対応する走査信号線の電位レベル
が切り替わる時に、走査信号線駆動回路に大きな電流が
流れた場合であっても、その影響で表示領域に対応する
走査信号線の電位レベルが変動することがなくなり、表
示不良の発生を抑えることが可能となる。
回路とを接続する電源線のうち、前記走査信号線に接続
されたスイッチング素子を開状態にさせる信号を供給す
るための電源線のみを、各画像フォーマットに対応して
分離させるようにしても良い。これは、表示領域に対応
する走査信号線に入力される電位レベルのうち、前記走
査信号線に接続されたスイッチング素子を開状態にさせ
る信号の電位レベルが変動した場合、該スイッチング素
子の保持特性が損なわれてしまうので、表示に与える影
響が非常に大きいためである。また、これにより電源線
の増加を極力抑えることが可能となる。
を接続する前記分離された電源線は、それぞれ別個の端
子を有していても良い。この場合、各電源線に生ずる電
位の変動の影響を更に低減させることが可能となる。
回路とを接続する前記分離された電源線は、それぞれ共
通の端子を有していても良い。この場合、前記外部回路
と前記走査信号線駆動回路との接続端子数の増加を回避
することができるので、回路規模や実装コストの増加を
抑えることが可能となる。
子、走査信号線駆動回路、およびデータ信号線駆動回路
を同一基板上に形成することによって、各駆動回路の部
品コストと実装コストの削減や、信頼性の向上を図るこ
とが可能となる。
及びデータ信号線駆動回路を構成するトランジスタを、
600℃以下のプロセスで形成された多結晶シリコン薄
膜トランジスタとすることによって、ガラス等の低コス
ト基板上に大面積の画像表示装置を形成することが可能
となる。また、充分な駆動能力を有する走査信号線駆動
回路及びデータ信号線駆動回路を構成することができる
ので、外部回路の回路規模を抑えることが可能となる。
施形態について、図1乃至図10を用いて説明する。本
実施形態では、図1に示すように、画素アレイARY
と、走査信号線駆動回路GDと、データ信号線駆動回路
SDとが同一のガラス基板SUB上に形成された、いわ
ゆるドライバモノリシック構造を有するアクティブ基板
と、対向電極やカラーフィルタなどが形成された対向基
板(図示せず)とが所定の間隙を保って貼り合わされ、
この間隙に液晶材料(図示せず)が注入され、さらに背
面に照明装置(図示せず)を備えた直視型の液晶表示装
置について説明する。
は、画素アレイARY内に、走査信号線駆動回路GDに
接続されて行方向に配置された複数の走査信号線GL
と、データ信号線SDに接続されて列方向に配置された
複数のデータ信号線SLと、走査信号線GLとデータ信
号線SLとに囲まれた領域にマトリクス状に配置された
複数の画素PIXと、が形成されている。また、走査信
号線駆動回路GD及びデータ信号線駆動回路SDは、外
部コントロール回路CTLからの信号と、外部電源回路
VGENからの電源電位とによって駆動される。
に、電界効果トランジスタなどからなるスイッチング素
子SWと、画素容量(液晶容量CLと、必要によって付
加される補助容量CSとから成る)とによって構成され
る。
ータ信号線駆動回路SDとを、画素アレイARYと同一
基板上に、つまりモノリシックに形成することにより、
これらを別々に構成して実装するよりも、駆動回路の製
造コストや実装コストの低減を図ることができると共
に、信頼性の向上を図ることもできる。
めには、前記走査信号線駆動回路GDとデータ信号線駆
動回路SDとを、電子移動度の大きな多結晶シリコン薄
膜トランジスタを用いて構成することが望ましい。この
多結晶シリコン薄膜トランジスタの構造の一例を図2に
示す。
コート層、3はソース領域、4はチャネル領域、5はド
レイン領域、6はゲート絶縁膜、7はゲート電極、8は
層間絶縁膜、9、10は金属配線である。前記ソース領
域3、チャネル領域4、ドレイン領域5は多結晶シリコ
ン薄膜からなっており、特にソース領域3、ドレイン領
域5には不純物イオンが注入されている。
ラス基板上に形成するときの製造プロセスを、図3を用
いて簡単に説明する。なお、図3はn型トランジスタと
p型トランジスタとを組み合わせて構成されるCMOS
−TFTについて説明したものである。
11上に非晶質シリコン薄膜12を堆積させ、続いて図
3(b)に示すように非晶質シリコン薄膜12にエキシ
マレーザを照射する。このとき、前記非晶質シリコン1
2は結晶化されて多結晶シリコン13になる。なお、図
3では省略しているが、前記ガラス基板1上にはガラス
中のイオンの拡散を防止するためにSiO2などからな
るオーバーコート層を形成しておく。
に、前記多結晶シリコン13を所望の形状にパターニン
グし、SiO2などからなるゲート絶縁膜14を形成
し、更にトランジスタのゲート電極15をアルミニウム
などで形成する。その後、図3(f)に示すように、p
型トランジスタの形成領域をレジスト16で覆った状態
でn型トランジスタのソース及びドレイン領域に不純物
としてP(リン)を添加し、続いて図3(g)に示すよ
うに、n型トランジスタの形成領域をレジスト17で覆
った状態でp型トランジスタのソース及びドレイン領域
に不純物としてB(ボロン)を添加する。
に、SiO2またはSiNXなどからなる層間絶縁膜18
を堆積してコンタクトホール19を開口させた後、アル
ミニウムなどの金属配線20を形成することにより、C
MOS−TFTが完成する。
高温度はゲート絶縁膜14の形成時の600℃程度であ
るので、例えば米国コーニング社製の1737ガラスな
どの高耐熱性ガラスを用いることができ、安価に大面積
化を実現することができる。
に設けられる電界効果型スイッチング素子SWとして、
図2に示したような多結晶シリコン薄膜トランジスタを
用いれば、前記走査信号線駆動回路GD及びデータ信号
線駆動回路SD内のトランジスタと各画素PIXに設け
られるトランジスタとをほぼ同一の工程で作製すること
が可能となる。
て表示を行う場合について、以下に説明する。ここで
は、画素アレイARY全てを用いて表示する画像フォー
マット(以下、第1の画像フォーマットという)と、図
13の(a)、(b)に示したような、少なくとも画素
アレイARYの上下に黒表示が行われる非表示領域を設
けて、この非表示領域を除く画素アレイARYを用いて
表示する画像フォーマット(以下、第2の画像フォーマ
ットという)とを表示することができる液晶表示装置を
例に挙げて、前記第2の画像フォーマットを表示させる
場合について説明する。
域)が存在する場合、この黒表示領域に関しては、例え
ば黒表示データを書き込むための専用の回路を用いるこ
とにより、本来の画像データの書き込みと同時に黒表示
データをデータ信号線SLに書き込むことが可能であ
る。そして、走査信号線GLをアクティブにすることに
より、データ信号線SLに書き込まれた黒表示データと
画像データとを、それぞれ対応する画素に書き込むこと
ができる。なお、黒表示データを書き込むための専用の
回路は、一定レベルの電位を供給するだけの回路で良い
ため単純な構成で形成することができ、回路構成の複雑
化を招くことはない。
示領域)に関しては、全てのデータ信号線SLに黒表示
データを書き込む必要があり、本来の画像データと同時
に書き込むことができないので、垂直帰線期間を用いて
黒表示データを書き込む。また、表示領域の上下の黒表
示領域(非表示領域)に対応する走査信号線GLの数が
多い場合は、垂直帰線期間中にこれら全てを順次走査す
ることが不可能である。例えば、第1の画像フォーマッ
トがXGAフォーマット(画素数1024×768)で
あり、第2の画像フォーマットがワイドテレビ画像(画
素数1024×480)である場合、前記非表示領域に
対応する走査信号線GLの数は288本であり、これら
全てを垂直帰線期間中に順次走査することは不可能であ
る。したがって、前記垂直帰線期間中に前記非表示領域
に対応する走査信号線GLを複数同時に走査して黒表示
データを書き込む。
4及び図5に示す。ここでは例として、走査信号線GL
が全部でk本であり、i行目〜j−1行目の走査信号線
GLi〜GLj−1が第2の画像フォーマットの表示領
域に対応する場合を示している。
DATが出力されている期間)中には走査信号線GLi
〜GLj−1が順次走査されており、垂直帰線期間中に
は非表示領域に対応する走査信号線GL1〜GLi−1
及びGLj〜GLkが同時に閉状態となっている。ま
た、図5においては、垂直帰線期間を2つの期間に分割
しており、垂直帰線期間の前半で画像表示領域の上側の
非表示領域に対応する走査信号線GL1〜GLi−1を
同時に閉状態とし、垂直帰線期間の後半で画像表示領域
の下側の非表示領域に対応する走査信号線GLj〜GL
kを同時に閉状態としている。
ATを黒表示データとすることにより、表示領域の上下
の非表示領域に黒表示データを書き込むことが可能とな
る。
の全領域を一種類のタイミング信号で制御することがで
き、回路構成を簡単にすることができる。また、図5に
ように動作させた場合、非表示領域を2分割してタイミ
ングをずらしているため、非表示領域に対応する走査信
号線の電位レベルを切り替える時に生ずる電位変動のピ
ークを抑えることができ、電源を供給する外部電源回路
VGENの供給能力を小さくして回路規模の縮小や消費
電力の低減を図ることができる。
いて、以下に詳細に説明する。本実施形態の液晶表示装
置に用いられる走査信号線駆動回路GDは、上述したよ
うな表示を可能とするため、図6の(a)、(b)に示
されるように3つの走査信号線駆動回路GD1、GD
2、GD3に分けられている。そして、第1の画像フォ
ーマットは全ての走査信号線駆動回路GD1、GD2、
GD3に対応する領域を用いて表示され、第2の画像フ
ォーマットは中央の走査信号線駆動回路GD2のみに対
応する領域を用いて表示される。
各走査信号線駆動回路GD1、GD2、GD3とを接続
する電源線のうち、走査信号線駆動回路GD1及びGD
3を駆動させる電源電位VGL1、VGH1を入力する
ための電源線と、走査信号線駆動回路GD2を駆動させ
る電源電位VGL2、VGH2を入力するための電源線
とを別々に設けたものである。また、図6の(b)は、
各走査信号線駆動回路GD1、GD2、GD3を駆動さ
せる各電源電位VGL1、VGL2、VGL3、VGH
1、VGH2、VGH3を入力するための電源線を別々
に設けたものである。
査信号線駆動回路に大きな電流が流れた場合であって
も、それが他の走査信号線駆動回路の電位に影響を与え
ないので表示不良の発生を抑えることができる。つま
り、第2の画像フォーマットを表示させる場合、垂直帰
線期間中に非表示領域に対応する複数の走査信号線GL
の電位レベルが同時に切り替えわる時に、走査信号線駆
動回路GD1、GD3に大きな電流が流れ、該駆動回路
内に電位変動が生じたとしても、上述したように電源線
を分離することにより、この電位変動が表示領域に対応
する走査信号線駆動回路GD2の電位に影響を与えるこ
とがない。したがって、表示領域に対応する走査信号線
駆動回路GD2に接続された走査信号線の電位が乱され
ることがなくなり、良好な画像表示を得ることが可能と
なる。
果をより小さくするためには、図7に示すように、前記
分離された電源線がそれぞれ別個の端子を持つように形
成すれば良い。
トの増加、あるいは回路規模の増加を防ぐためには、図
8に示すように、前記分離された電源線がそれぞれ共通
の端子を持つように形成すれば良い。
形態について説明する。
Dの構成を図9に示す。図9に示されるように、本実施
形態における走査信号線駆動回路GDは、3つの走査信
号線駆動回路GD1、GD2、GD3に分けられている
点は実施形態1と同じであるが、各画素PIX内に設け
られているスイッチング素子SWを開状態にさせる電源
電位VGLを入力するための電源線のみが別々に設けら
れており、前記スイッチング素子SWを閉状態にさせる
電源電位VGHを入力するための電源線は共通となって
いる点が実施形態1と異なっている。
ーマットを表示する場合には、実施形態1で示したよう
に、図4又は図5に示す駆動波形に基づいて各走査信号
線駆動回路GD1、GD2、GD3を動作させる。
対応する複数の走査信号線GLが同時に閉状態から開状
態に変化する時、走査信号線駆動回路GD1、GD3に
大きな電流が流れて、スイッチング素子SWを開状態と
する電源線に電位変動が生ずる。また、非表示領域に対
応する複数の走査信号線GLが同時に開状態から閉状態
に変化する時は、スイッチング素子SWを閉状態とする
電源線電位変動が生ずる。
信号線駆動回路GD2に接続される走査信号線にはスイ
ッチング素子SWを開状態とする電位(スイッチング素
子SWとして用いる画素トランジスタがn−chの場合
は低電位)が印加されているので、スイッチング素子S
Wを開状態とする電源線に電位変動が生じた場合に、こ
のスイッチング素子SWにリーク電流が生じてしまい、
該スイッチング素子SWの保持特性が損なわれて表示品
位を大きく低下させることになる。
査信号線駆動回路GD1、GD2、GD3とを接続する
電源線のうち、各画素PIX内に設けられているスイッ
チング素子SWを開状態にさせる電源電位VGLを入力
するための電源線のみを別々に設けておけば良い。この
ような構成とすることにより、電源線の増加が抑えられ
るので回路規模の増加を抑えることができる。
施形態1と同様に、スイッチング素子SWを開状態にす
るための電源電位VGLを入力するための電源線を、走
査信号線駆動回路GD1とGD3とでさらに分離しても
良い。また、これらの分離された電源線の端子は、実施
形態1と同様に共通にして設けても分離して設けても良
い。
で説明した画像表示装置は、透過型に限らず反射型とし
て用いることも可能である。さらに、直視型に限らず投
射型として用いることも可能である。図10に、本発明
の画像表示装置を投射型に適用した場合の光学系を含め
たシステム構成を示す。図10において、21は光源、
22は特定の波長の光を反射し、その他の光を透過させ
るダイクロイックミラー、23は反射ミラー、24R、
24G、24Bはそれぞれ赤色、緑色、青色の表示に対
応した3枚の液晶表示パネル、25は投射レンズ、26
はスクリーンである。
は、複数の画像フォーマットを切り替えて表示させる場
合に、非表示領域を黒表示として投射倍率を適宜変化さ
せることによって、非表示領域を画面内からなくすこと
ができ、違和感の無い表示を得ることができる。なお、
投射型としては、フロント投射型、リア投射型のどちら
にも適用することができる。
装置においては、外部回路と走査信号線駆動回路とを接
続する電源線を、各画像フォーマットに対応して分離さ
せることによって、画素の一部を用いて表示を行う場合
に、非表示領域に対応する複数の走査信号線に接続され
たスイッチング素子の開閉が同時に制御されるため、前
記スイッチング素子SWが開状態から閉状態、あるいは
閉状態から開状態に変化する時、つまり、非表示領域に
対応する走査信号線の電位レベルが切り替わる時に、走
査信号線駆動回路に大きな電流が流れた場合であって
も、その影響で表示領域に対応する走査信号線の電位レ
ベルが変動することがなくなり、表示不良の発生を抑え
ることができるという効果を奏する。
回路とを接続する電源線のうち、前記走査信号線に接続
されたスイッチング素子を開状態にさせる信号を供給す
るための電源線のみを、各画像フォーマットに対応して
分離させることにより、電源線の増加を極力抑えること
ができ、回路規模の増加を抑えることができるという効
果を奏する。
回路とを接続する前記分離された電源線は、それぞれ別
個の端子を有していることにより、各電源線に生ずる電
位の変動の影響を最小限に低減させることができるとい
う効果を奏する。
回路とを接続する前記分離された電源線は、それぞれ共
通の端子を有していることにより、前記外部回路と前記
走査信号線駆動回路との接続端子数の増加を回避するこ
とができるので、回路規模や実装コストの増加を抑える
ことができるという効果を奏する。
子、走査信号線駆動回路、およびデータ信号線駆動回路
を同一基板上に形成することによって、各駆動回路の部
品コストと実装コストの削減や、信頼性の向上を図るこ
とができるという効果を奏する。
及びデータ信号線駆動回路を構成するトランジスタを、
600℃以下のプロセスで形成された多結晶シリコン薄
膜トランジスタとすることによって、ガラス等の低コス
ト基板上に大面積の画像表示装置を形成することができ
るという効果を奏する。また、充分な駆動能力を有する
走査信号線駆動回路及びデータ信号線駆動回路を構成す
ることができるので、外部回路の回路規模を抑えること
ができるという効果を奏する。
コン薄膜トランジスタの断面構成図である。
製造工程を示す断面フロー図である。
波形の一例を示す図である。
波形の他の例を示す図である。
路の構成及びこれらに接続される電源線の構成を示す図
である。
図である。
示す図である。
路の構成及びこれらに接続される電源線の構成を示す図
である。
用させたときの構成図である。
の構成例を示す図である。
を示した図である。
電位 VGH 走査信号線駆動回路を駆動させるための電源
電位
Claims (6)
- 【請求項1】マトリクス状に配列された複数の画素およ
びスイッチング素子と、前記スイッチング素子の開閉を
制御する走査信号線と、前記各画素に前記スイッチング
素子を介して選択的にデータ信号を供給するためのデー
タ信号線と、前記走査信号線およびデータ信号線を駆動
する走査信号線駆動回路およびデータ信号線駆動回路
と、前記各駆動回路に所望の信号を供給するための外部
回路と、を含んで構成され、前記画素の全体または一部
を用いて複数の画像フォーマットに対応する画像を表示
し、画素の一部を用いる画像フォーマットの場合に、前
記走査信号線駆動回路が画像を表示しない非表示領域に
対応する走査信号線を複数同時に走査するとともに、デ
ータ信号線を介して前記非表示領域に黒表示データが書
き込まれる画像表示装置において、 前記走査信号線駆動回路は、前記複数の画像フォーマッ
トに対応して分割され、前記外部回路と前記走査信号線
駆動回路とを接続する電源線は、各画像フォーマットに
対応して分離されていることを特徴とする画像表示装
置。 - 【請求項2】前記外部回路と前記走査信号線駆動回路と
を接続する電源線のうち、前記走査信号線に接続された
スイッチング素子を開状態にさせる信号を供給するため
の電源線のみが、各画像フォーマットに対応して分離さ
れていることを特徴とする請求項1記載の画像表示装
置。 - 【請求項3】前記外部回路と前記走査信号線駆動回路と
を接続する前記分離された電源線は、それぞれ別個の端
子を有していることを特徴とする請求項1又は2記載の
画像表示装置。 - 【請求項4】前記外部回路と前記走査信号線駆動回路と
を接続する前記分離された電源線は、それぞれ共通の端
子を有していることを特徴とする請求項1又は2記載の
画像表示装置。 - 【請求項5】前記複数の画素、スイッチング素子、走査
信号線駆動回路、およびデータ信号線駆動回路が、同一
基板上に形成されていることを特徴とする請求項1から
4の何れか1項に記載の画像表示装置。 - 【請求項6】少なくとも前記走査信号線駆動回路及びデ
ータ信号線駆動回路を構成するトランジスタは、600
℃以下のプロセスで形成された多結晶シリコン薄膜トラ
ンジスタであることを特徴とする請求項1から5の何れ
か1項に記載の画像表示装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP04145698A JP3411496B2 (ja) | 1998-02-24 | 1998-02-24 | 画像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP04145698A JP3411496B2 (ja) | 1998-02-24 | 1998-02-24 | 画像表示装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003038925A Division JP3779279B2 (ja) | 2003-02-17 | 2003-02-17 | 画像表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11237863A JPH11237863A (ja) | 1999-08-31 |
JP3411496B2 true JP3411496B2 (ja) | 2003-06-03 |
Family
ID=12608886
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP04145698A Expired - Lifetime JP3411496B2 (ja) | 1998-02-24 | 1998-02-24 | 画像表示装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3411496B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
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---|---|---|---|---|
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JP2005284174A (ja) * | 2004-03-30 | 2005-10-13 | Casio Comput Co Ltd | 表示装置及びその駆動回路 |
KR100994479B1 (ko) * | 2008-06-12 | 2010-11-15 | 주식회사 토비스 | 액정 표시 장치 및 영상 표시 방법 |
-
1998
- 1998-02-24 JP JP04145698A patent/JP3411496B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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