JP3392567B2 - スクロール型流体機械 - Google Patents
スクロール型流体機械Info
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- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
Description
用いられるスクロール型流体機械に関するものである。
面図である。図において、1は密閉ハウジングで、カッ
プ状本体2とこれにボルト3によって締結されたフロン
トエンドプレート4とこれにボルト5によって締結され
た筒状部材6とからなる。この筒状部材6を貫通する回
転軸7はベアリング8及び9を介してハウジング1に回
転自在に支持されている。
び旋回スクロール14が配設されている。固定スクロー
ル10は端板11とその内面に立設されたうず巻状ラッ
プ12とを備え、この端板11をボルト13によってカ
ップ状本体2に締結することによってハウジング1内に
固定されている。端板11の外周面とカップ状本体2の
内周面とを密接させることによってハウジング1内が仕
切られ、端板11の外側には吐出キャビティ31が形成
され、端板11の内側には吸入室28が限界されてい
る。また、端板11の中央には吐出ポート29が穿設さ
れ、この吐出ポート29は吐出弁30によって開閉され
るようになっている。旋回スクロール14は端板15と
その内面に立設されたうず巻状ラップ16とを備え、こ
のうず巻状ラップ16は固定スクロール10のうず巻状
ラップ12と実質的に同一の形状を有している。
とは相互に公転旋回半径だけ偏心し、かつ、180°だ
け角度をずらせて図示のように噛み合わされる。かくし
て、うず巻状ラップ12の先端面に埋設されたチップシ
ール17は端板15の内面に密接し、うず巻状ラップ1
6の先端面に埋設されたチップシール18は端板11の
内面に密接し、うず巻状ラップ12と16の側面は複数
個所で線接触してうず巻の中心に対してほぼ点対称をな
す複数の圧縮室19a,19bが形成されている。
ボス20の内部にはドライブブッシュ21が旋回軸受2
3を介して回転自在に嵌装され、このドライブブッシュ
21に穿設されたスライド溝24内には回転軸7の内端
に偏心して突設された偏心駆動ピン25がスライド可能
に嵌合されている。そして、このドライブブッシュ21
には旋回スクロールの公転旋回運動による動的アンバラ
ンスを平衡させるためのバランスウェイト27が取り付
けられている。
プレート4の内面との間にはスラストプレート36及び
オルダム接手26が介装されている。なお、37は回転
軸7に固定されたバランスウェイトである。
駆動ピン25、ドライブブッシュ21、ボス20等から
なる旋回駆動機構を介して旋回スクロール14が駆動さ
れ、旋回スクロール14は自転阻止機構26によってそ
の自転を阻止されながら公転旋回半径、即ち、回転軸7
と偏心駆動ピン25との偏心量を半径とする円軌道上を
公転旋回運動する。すると、うず巻状ラップ12と16
の側面の線接触部が次第にうず巻の中心方向へ移動し、
この結果、圧縮室19a,19bはその容積を減じなが
らうず巻の中心方向へ移動する。
吸入室28へ流入したガスがうず巻状ラップ12と16
の外周端開口部から各圧縮室19a,19b内へ取り込
まれて圧縮されながら中央の室22に至り、ここから吐
出ポート29を通り吐出弁30を押し開いて吐出キャビ
ティ31へ吐出され、そこから図示しない吐出口を経て
流出する。その間圧縮室19a,19b内の圧縮ガスに
よって旋回スクロール14の端板15にはスラスト荷重
が作用し、このスラスト荷重はスラストプレート36を
介してフロントエンドプレート4の内面によって支持さ
れる。
14に作用するガス圧力の説明図である。旋回スクロー
ル14に作用するガス圧力FP は、分力FT と分力FR
との合力であるが、幾何学的な寸法関係からFT ≫FR
となり、ガス圧力FP の方向はFT とほぼ同様となる。
そのガス圧力FP は図3に示す様に、常に旋回スクロー
ル14のうず巻状ラップ16と固定スクロール10のう
ず巻状ラップ12との接触方向に対しほぼ直角方向に作
用する。この荷重が旋回スクロール14を駆動する旋回
駆動機構の内、ドライブブッシュ21に、運転中常に一
定位置に負荷されるためドライブブッシュの一箇所で集
中的に表面疲労を発生し、ドライブブッシュ21の寿命
を損ない、フレーキングを発生するという不具合があっ
た。
ライブブッシュ表面で生じていた集中的な表面疲労を回
避し、大幅なドライブブッシュの寿命延長を図ろうとす
るものである。
したものであって、旋回スクロールが、同旋回スクロー
ルの駆動軸受部に係合するドライブブッシュと駆動軸に
偏心して設けられた偏心駆動ピンとによって駆動される
スクロール型流体機械において、次の特徴を有するスク
ロール型流体機械に関するものである。 (1)ドライブブッシュの外周に回転可能な円筒環を設
けた。 (2)上記(1)項に記載のスクロール型流体機械にお
いて、ドライブブッシュの一端に段差を設けると共に、
他端に抜け止め板を設けて、円筒環の移動を規制した。 (3)上記(1)項に記載のスクロール型流体機械にお
いて、ドライブブッシュの外周面又は円筒環の内周面の
いずれか一面に、自己潤滑性高分子成形体皮膜を施し
た。 (4)上記(1)項に記載のスクロール型流体機械にお
いて、ドライブブッシュと円筒環の間の摺動部へ潤滑油
を供給する通路を、偏心駆動ピンとドライブブッシュの
内部に穿設した。
め、原理的に旋回スクロールから旋回軸受を介してドラ
イブブッシュに負荷する荷重が常に同一個所に集中して
いても、ドライブブッシュ表面が移動するため、ドライ
ブブッシュ表面で集中的な表面疲労を回避でき、大幅な
ドライブブッシュの寿命延長を図ることができる。段差
および抜け止め板を設けたものにおいては、円筒環の抜
けが防止される。
においては、円筒環の移動が円滑となり集中的表面疲労
を回避することができる。
潤滑油を供給する通路を穿設したものにおいては、ドラ
イブブッシュと円筒環の相互移動が容易になるので、集
中的表面疲労を回避することができる。
型圧縮機の要部縦断面図である。図において、25は回
転軸7に対して偏心して設置された偏心駆動ピンであ
り、ドライブブッシュ101に嵌合している。同ドライ
ブブッシュの一端にはバランスウエイト27が取付けら
れている。本実施例においては、上記ドライブブッシュ
101の外周に段差105を設け、こゝに回転可能な円
筒環102を装着し、その軸端側に抜け止め板103を
設けて抜けを防止している。抜け止め板103は、偏心
駆動ピン25の端部に溝を設けてスナップリング104
を用いて固定している。さらにドライブブッシュの外周
面または円筒環の内周面には摩擦係数の小さい自己潤滑
性高分子成形体皮膜、例えばポリアミドイミド系樹脂等
の皮膜を施している。上記以外の部分は従来技術と同じ
である。
るため、原理的に旋回スクロールから旋回軸受を介して
ドライブブッシュに負荷する荷重が常に同一個所に集中
していても、ドライブブッシュ表面が移動するため、ド
ライブブッシュ表面で生じていた集中的な表面疲労を回
避でき、大幅なドライブブッシュの寿命延長を図ること
ができる。
ル型圧縮機の要部縦断面図である。図において、110
は回転軸7の大径部と偏心駆動ピン25との内部におい
て、回転軸と平行に設けられた吸込通路、111は同吸
込通路に連り、偏心駆動ピン25とドライブブッシュ1
01の内部において半径方向に設けられた半径方向通
路、112は前記半径方向通路111の外側端に連り、
ドライブブッシュ101の外周において回転軸と平行に
設けられた溝である。上記半径方向通路111の方向は
偏心駆動ピンの偏心方向に設けられている。上記以外の
部分は第1実施例と同じである。
油は、半径方向通路111の遠心力の作用によって、吸
込通路110から入り、半径方向通路111を通って、
ドライブブッシュ101と円筒環102の間に供給され
る。ガスと油は円筒環102に衝突し、油分は円筒環1
02の内面に付着して潤滑の作用をなし、ガス分はドラ
イブブッシュ101の外周の溝112から抜ける。この
ため、油の流れはチョークすることなく、ドライブブッ
シュと円筒環との間の給油が確保される。これによって
ドライブブッシュと円筒環との間の相互作動が円滑に行
われ、ドライブブッシュの寿命延長を図ることができ
る。
は、ドライブブッシュの外周に回転可能な円筒環を設
け、あるいは、ドライブブッシュの一端に段差を設ける
と共に、他端に抜け止め板を設けて、この円筒環の移動
を規制し、あるいは、さらに、ドライブブッシュの外周
面又は円筒環の内周面のいずれか一面に、自己潤滑性高
分子成形体皮膜を施し、あるいは、さらに、ドライブブ
ッシュと円筒環の間の摺動部へ潤滑油を供給するので、
ドライブブッシュの表面で生じていた集中的な表面疲労
を回避し、大幅なドライブブッシュの寿命の延長を図る
ことができる。
の要部縦断面図。
の要部縦断面図。
Claims (4)
- 【請求項1】 旋回スクロールが、同旋回スクロールの
駆動軸受部に係合するドライブブッシュと駆動軸に偏心
して設けられた偏心駆動ピンとによって駆動されるスク
ロール型流体機械において、上記ドライブブッシュの外
周に回転可能な円筒環を設けたことを特徴とするスクロ
ール型流体機械。 - 【請求項2】 ドライブブッシュの一端に段差を設ける
と共に、他端に抜け止め板を設けて、円筒環の移動を規
制したことを特徴とする請求項1に記載のスクロール型
流体機械。 - 【請求項3】 ドライブブッシュの外周面又は円筒環の
内周面のいずれか一面に、自己潤滑性高分子成形体皮膜
を施したことを特徴とする請求項1に記載のスクロール
型流体機械。 - 【請求項4】 ドライブブッシュと円筒環の間の摺動部
へ潤滑油を供給する通路を、偏心駆動ピンとドライブブ
ッシュの内部に穿設したことを特徴とする請求項1に記
載のスクロール型流体機械。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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CA002167028A CA2167028C (en) | 1995-03-13 | 1996-01-11 | Scroll type fluid machine |
US08/589,008 US5727935A (en) | 1995-03-13 | 1996-01-19 | Scroll type fluid machine having a rotatable cylindrical ring on the drive bush |
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Applications Claiming Priority (3)
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JP6-176711 | 1994-07-28 | ||
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family
ID=26392986
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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Families Citing this family (4)
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---|---|---|---|---|
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JP5773076B2 (ja) | 2012-06-27 | 2015-09-02 | 株式会社豊田自動織機 | スクロール型圧縮機 |
WO2018030345A1 (ja) * | 2016-08-09 | 2018-02-15 | 日本電産株式会社 | 駆動装置 |
-
1995
- 1995-03-13 JP JP05237495A patent/JP3392567B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0893666A (ja) | 1996-04-09 |
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Legal Events
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