JP3389634B2 - アルカリイオン整水器 - Google Patents
アルカリイオン整水器Info
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Description
を電気分解して、飲用,医療用として利用するアルカリ
イオン水及び化粧水,殺菌洗浄水等として利用する酸性
イオン水を製造するアルカリイオン整水器に関するもの
である。 【0002】 【従来の技術】近年、連続電解方式のアルカリイオン整
水器が普及しつつある。このアルカリイオン整水器は、
電解槽内で水道水等を電気分解し陽極側に酸性イオン水
を生成し、陰極側にアルカリイオン水を生成するもので
ある。 【0003】以下に従来の連続電解方式のアルカリイオ
ン整水器について説明する。図4は従来のアルカリイオ
ン整水器の概略構造図である。図5は従来のアルカリイ
オン整水器の要部電気回路図である。1は水道水等の原
水管、2は水栓、3は水栓2を介して原水管1と接続さ
れたアルカリイオン整水器、4は内部に原水中の残留塩
素を吸着する活性炭及び一般細菌や不純物を取り除く中
空糸膜等を備えた浄水器、5は通水を確認し後述のコン
トローラに制御指示する流量センサ、6は流量センサ5
を経由してきた水を電気分解する電解槽、7は電解槽6
を2分し電極室を形成する隔膜、8,9は隔膜7で2分
されて形成された各電極室に配設された電極板、10は
酸性イオン水を排出する酸性水排水管、11は電解槽6
と酸性水排水管10の結合部付近に配置されアルカリイ
オンを効率よく生成するための吐水流量調整用の流量調
整部、12は電極板8側の水(電極板8が陰極の場合は
アルカリイオン水)を吐水する吐出管、13は電解槽6
の滞留水や電極洗浄時のスケールを溶解した洗浄水を排
水するための電磁弁、14は酸性水排水管10を介して
電極板9側の水(電極板9が陽極の場合は酸性イオン
水)や電解槽6の滞留水や洗浄水を排水する放水管、1
5は浄水器4のカートリッジの有無を検出するカートリ
ッジセンサ、16は電源投入用プラグ、17は電源投入
用プラグ16より交流電源を直流電源に変える電源部、
18はアルカリイオン整水器3の動作をコントロールす
るコントローラ、19はアルカリイオン整水器3の操作
状態を表示する操作表示部である。 【0004】図5において、20は電源部17の内部に
配置されたトランス、21は制御等に必要な直流電圧電
流を発生する制御用直流電源、22は電解に必要な直流
電圧電流を発生する電解用直流電源、23は電解用直流
電源22の前段に配置して電解槽電極に流れる電流を検
知するカレントトランスデューサ、24はカレントトラ
ンスデューサ23の信号を直流レベル変換してコントロ
ーラ18に入力する平滑化回路、25は出力制御回路、
26は電解槽−電磁弁切り替えリレー、27は電極板
8,9の極性を切り替える極性切り替えリレー、28は
電磁弁ソレノイドである。 【0005】以上のように構成された従来のアルカリイ
オン整水器について、以下その動作を説明する。通水さ
れた原水は、浄水器4で原水中の残留塩素の臭いや一般
細菌等の不純物が取り除かれた後、流量センサ5を経て
電解槽6に通水される。一方電源投入用プラグ16より
AC100Vが給電され、電源部17内部のトランス2
0を介して制御用直流電源21で制御等に必要な直流電
圧電流を発生し、電解用直流電源22で電解に必要な直
流電圧電流を発生する。電解用直流電源22からの直流
電圧電流は、出力制御回路25、電解槽−電磁弁切り替
えリレー26及び極性切り替えリレー27を介して電解
槽6の電極板8と電極板9に給電される。相対的にプラ
ス電圧を印加する電極を陽極、マイナス電極を印加する
電極を陰極とすると、隔膜7で仕切られた陽極室と陰極
室とを形成する。 【0006】コントローラ18は、流量センサ5の信号
を読み取り、一定レベルを越えると通水中と判断して、
電解槽6の電極板8と電極板9に電圧を印加して電解を
行う。 【0007】コントローラ18が電圧を印加すると、陽
極室には酸性イオン水が、陰極室にはアルカリイオン水
が生成される。 【0008】今、通水しながら電極板8がマイナス電圧
になるように極性切り替えリレー27を作動させて電圧
を印加すると、吐出管12よりアルカリイオン水が連続
的に得られる。 【0009】アルカリイオン整水器3は、操作表示部1
9の設定を変更することで、アルカリイオン水、酸性イ
オン水、浄水の切り替えが可能である。すなわち、酸性
イオン水時は電極板9にマイナス電圧を印加し、浄水時
は電圧を印加しないで通水を行えばよい。 【0010】また、電極板8,9の再生のための電極洗
浄は、使用後の止水状態において、酸性イオン水生成時
と同じように電圧極性を逆にして電解によって付着した
電極表面のスケールを電解水中に溶出させた後、電解槽
−電磁弁切り替えリレー26を作動させて電磁弁13に
給電し開弁させて放水管14より放水される。放水は酸
性イオン水の飲用を防止するため、酸性イオン水生成の
後も実施される。 【0011】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、止水中に出力回路の故障や誤動作によって
電解槽6の電極板8,9に電圧が印加されると、流入水
による冷却が行われないので電極板8,9間に発生する
ジュール熱により電解槽6が異常加熱され、最悪の場合
は、電解槽6の外装材が熱変形してアルカリイオン整水
器を破壊する恐れがあるという問題点を有していた。 【0012】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、止水中に出力回路の故障や誤動作によって電解槽の
電極板に電圧が印加された場合、コントローラでこれを
検知し、電解槽への給電を停止して電解槽の異常加熱に
よる事故を防止する信頼性、安全性に優れたアルカリイ
オン整水器を提供することを目的とする。 【0013】 【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のアルカリイオン整水器は、止水時に流量セン
サが止水レベル以下であることを検出すると、異常加熱
防止手段が電解槽の電極間に流れる止水中の電流の検出
を行い、該電流が異常レベル以上の場合には電解槽への
給電を停止し、異常レベルを越えない場合にはコントロ
ーラによって通常処理を行うことにより、止水時におけ
る止水中の電解に伴う異常加熱を防止する構成を有して
いる。 【0014】ここで、異常加熱防止手段としては電解槽
の通常運転制御回路やコントローラが制御プログラムを
そのまま利用して電解槽電流の検出や監視を行い、電解
槽への給電の停止を行うことができる。 【0015】 【作用】この構成によって、コントローラは止水中も連
続的に電解槽電極の電流を監視し、止水時に流量センサ
が止水レベル以下であることを検出するとともに、電流
値が異常レベル以上の場合に、電解槽への給電を停止す
るので出力回路の故障発生時等の止水中給電による電解
槽の異常加熱を防止できる。 【0016】 【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。図1は本発明の一実施例におけるア
ルカリイオン整水器の概略構造図であり、図2は本発明
の一実施例におけるアルカリイオン整水器の要部電気回
路図である。1は原水管、2は水栓、3はアルカリイオ
ン整水器、4は浄水器、5は流量センサ、6は電解槽、
7は隔膜、8,9は電極板、10は酸性水排水管、11
は流量調整部、12は吐出管、13は電磁弁、14は放
水管、15はカートリッジセンサ、16は電源投入用プ
ラグ、17は電源部、19は操作表示部であり、これら
は従来例と同様なもので同一の符号を付し説明を省略す
る。18aはアルカリイオン整水器3の動作をコントロ
ールするコントローラである。ここで、コントローラ1
8aは従来のコントローラ18の機能に加えて、止水状
態の電解槽電流を常時監視し、この電流値が規定値を越
えた場合、電解槽−電磁弁切り替えリレー26を作動さ
せて電解槽6への給電を遮断し、アルカリイオン整水器
3への電源の供給が遮断されるまで、操作表示部19の
全表示灯を点滅させかつアラーム音を連続出力する機能
を備えている。 【0017】以上のように構成された本発明の一実施例
におけるアルカリイオン整水器3のコントローラ18a
について、以下その動作を説明する。電解槽6の電流値
は電解用直流電源22の前段のカレントトランスデュー
サ23の信号を平滑化回路24で直流レベルに変換して
コントローラ18aに入力される。コントローラ18a
は流量センサ5で得られる水流量が止水レベルを下廻る
と、止水中と判断し、電解槽6の電流値を読み込み、止
水中の電流が異常レベルに達したかあるいは越えた場合
は、異常発生と判断する。異常発生を判断すると、直ち
に、電解槽−電磁弁切り替えリレー26を排水電磁弁側
に切り替えて、電解槽6への給電を遮断して電解槽6の
電解による異常加熱から回避させる。 【0018】それと同時に、操作表示部19の全表示灯
を点滅させ、かつ、アラーム音を連続出力して、使用者
が電源投入用プラグ16を抜いてアルカリイオン整水器
3への電源が遮断されるまで、異常発生を使用者に訴え
る。ここで、これらの異常検出のセンサやプログラム
は、通常使用時の電解槽6,電流監視制御用に使用され
ているものを利用できる。また、電解槽−電磁弁切り替
えリレー26も電磁弁13の動作用に必要なものでこれ
を利用するものである。 【0019】次にコントローラ18aの制御プログラム
のうち異常処理制御部分について説明する。図3は本発
明の一実施例におけるアルカリイオン整水器の異常処理
制御のフローチャートである。初めに、流量センサ5の
信号を読み込む(S1)。次に水流量のレベルが止水レ
ベルであるかを調べる(S2)。Yesである場合は、
S4へjumpし、Noである場合は通常処理を行い終
了後S1にjumpする(S3)。S2で水流量が止水
レベルかそれ以下である場合は、平滑化回路24によ
り、電解槽6の電極間に流れる電流値を読み込む(S
4)。次に、電極間に流れる電流値が異常レベルである
か調べる(S5)。Noである場合はS1にjump
し、Yesである場合は、電解槽−電磁弁切り替えリレ
ー26を排水電磁弁13側へ切り替える(S6)。次に
操作表示部19の全表示灯を点滅させるとともにアラー
ム音を出力する(S7)。次に、電源がOFFされたか
を調べる(S8)。Noである場合はS6へjump
し、Yesである場合は、全出力を停止した後、制御を
終了する(S9)。 【0020】 【発明の効果】以上のように本発明は、装置に既存の制
御用センサや制御回路及び制御プログラムを利用して、
二重の安全対策を施して、出力回路等の故障発生時でも
速やかに電解槽への給電を停止し、電解槽の異常加熱を
防止できる信頼性、安全性に優れたアルカリイオン整水
器を実現できるものである。
器の概略構造図 【図2】本発明の一実施例におけるアルカリイオン整水
器の要部電気回路図 【図3】本発明の一実施例におけるアルカリイオン整水
器の異常処理制御のフローチャート 【図4】従来のアルカリイオン整水器の概略構造図 【図5】従来のアルカリイオン整水器の要部電気回路図 【符号の説明】 1 原水管 2 水栓 3 アルカリイオン整水器 4 浄水器 5 流量センサ 6 電解槽 7 隔膜 8,9 電極板 10 酸性水排水管 11 流量調整部 12 吐出管 13 電磁弁 14 放水管 15 カートリッジセンサ 16 電源投入用プラグ 17 電源部 18,18a コントローラ 19 操作表示部 20 トランス 21 制御用直流電源 22 電解用直流電源 23 カレントトランスデューサ 24 平滑化回路 25 出力制御回路 26 電解槽−電磁弁切り替えリレー 27 極性切り替えリレー 28 電磁弁ソレノイド
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 浄水器と、前記浄水器の下流側に配置さ
れた電解槽と、通水時と止水時に水流量を検出すること
ができる流量センサと、前記流量センサの制御指示に従
って前記電解槽等を制御するコントローラとを備えた連
続電解方式のアルカリイオン整水器であって、止水時に
前記流量センサが止水レベル以下であることを検出する
と、異常加熱防止手段が前記電解槽の電極間に流れる止
水中の電流の検出を行い、該電流が異常レベル以上の場
合には前記電解槽への給電を停止し、異常レベルを越え
ない場合には前記コントローラによる通常処理を行うこ
とにより、止水時における止水中の電解に伴う異常加熱
を防止することを特徴とするアルカリイオン整水器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13310693A JP3389634B2 (ja) | 1993-06-03 | 1993-06-03 | アルカリイオン整水器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13310693A JP3389634B2 (ja) | 1993-06-03 | 1993-06-03 | アルカリイオン整水器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH06343960A JPH06343960A (ja) | 1994-12-20 |
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ID=15096962
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP13310693A Expired - Fee Related JP3389634B2 (ja) | 1993-06-03 | 1993-06-03 | アルカリイオン整水器 |
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Families Citing this family (2)
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---|---|---|---|---|
JP3928207B2 (ja) * | 1997-04-30 | 2007-06-13 | 松下電器産業株式会社 | 加湿機能付空気清浄機 |
CN111503877B (zh) * | 2020-05-07 | 2021-05-28 | 烟台卓越新能源科技股份有限公司 | 一种可调电压电极式水加热设备 |
-
1993
- 1993-06-03 JP JP13310693A patent/JP3389634B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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