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JP3368549B2 - キャビネットの引出しのラッチ装置 - Google Patents

キャビネットの引出しのラッチ装置

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JP3368549B2
JP3368549B2 JP31206195A JP31206195A JP3368549B2 JP 3368549 B2 JP3368549 B2 JP 3368549B2 JP 31206195 A JP31206195 A JP 31206195A JP 31206195 A JP31206195 A JP 31206195A JP 3368549 B2 JP3368549 B2 JP 3368549B2
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JP
Japan
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drawer
latch
latches
cabinet
puller
Prior art date
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JP31206195A
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JPH09151647A (ja
Inventor
一彦 北田
秀美 矢口
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Okamura Corp
Original Assignee
Okamura Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オフィス等におい
て使用されるラテラルオープン型キャビネットにおける
引出しのラッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のラテラルオープン型キャ
ビネットにおけるラッチ装置は、例えば実開平62-17636
5号公報に見られるように、引出しの底板の前端の一側
にラッチを左右移動自在に装着し、底板の前面の中間に
設けたつまみをスライド操作することにより、ラッチを
解除方向に水平移動させるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の従来の
ラッチ装置では、ラッチ機能(係止機能)が引出しの一
側端にしか働かず、他側が引き出し自由であるため、幅
が広いキャビネットにおいては、引出しの飛び出し動
作、または無理な引き出し動作などによって歪みが生
じ、ラッチの係合が外れたり、ラッチ装置が破損するお
それがある。
【0004】なお、このラッチの左右移動による係合手
段によって、引出しの左右両端にラッチ機構を利かそう
とすると、つまみ操作による両ラッチの移動方向互い
に反対方向とる必要があるため、ツマミと左右両ラッ
チとの連係に工夫を要し、総じてラッチ装置の構造が複
雑になる。
【0005】また、従来のラッチ装置は、つまみの操作
方向がラッチの移動方向と同じ左右方向であって、引出
しの引き出し方向とは全く異なり、引出しを引き出すに
当たっては、操作方向の異なる2操作(ラッチの解除操
作と引き出す操作)を必要とする欠点もある。
【0006】本発明の目的は、上述の従来装置の欠点に
鑑み、引出しの左右両端にラッチを設け、両ラッチを、
構造簡易かつ操作簡単に引き手と連係させたラッチ装置
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、次のようにして解決される。(1) 前面に開口部を有する筐体内に、前方開放型の
出しを前後移動自在に配設したキャビネットにおいて、
前記引出しの底板の前端部左右両側に、前記筐体の左右
内側面に設けた係止部に係脱し得るばね付勢のラッチを
枢支するとともに、左右両ラッチ間の中間位置に、左右
に延びる枢支軸に固着されるとともに、引出しの底板の
前端部に設けた左右方向に延びる前面カバーの中央上面
の凹所内に 位置する引き手を設け、かつ前記枢支軸の左
右両端を各ラッチに、前記引き手の回動により各ラッチ
と前記筐体の係止部との係合を解除し得るようにして連
係する。
【0008】(2) 上記(1)項において、左右両ラッチ
間の中間位置に引き手を、水平の枢支軸を中心として前
方に回動自在に枢支し、かつ前記水平の枢支軸の左右両
端に形成した垂直立ち上がり部を、垂直軸を中心として
回動し得るラッチの作動杆部の後面に当接させる。
【0009】(3) 上記(1)または(2)項において、
端面が引出しの底板の前端に取り付けた前面カバーに、
ラッチ及び引き手を装備する。
【0010】
【発明の実施の形態】図4に示すラテラルオープン型の
キャビネット(A)は、その筐体(1)の前面の開口部に、
前方開放型の引出し(2)を前後移動自在に配設し、この
引出し(2)の底板(3)の上方に形成された収納空間を閉
塞する扉板(4)を、上向き開閉自在に設けてなるもので
ある。扉板(4)は、開扉時に一旦水平状態にしてから、
筐体(1)の内部に押し込まれて収容される。
【0011】引出し(2)の底板(3)の前端部には、左右
方向に延びる前面カバー(5)が固着されている。この前
面カバー(5)の上面中央の凹所(6)には、引き手(7)が
配設されている。
【0012】図1に展開して示すように、前面カバー
(5)の内部には、中央に引き手(7)を備えるラッチ装置
が収容されている。ラッチ装置は、引き手(7)の下端に
固着された左右方向に延びる水平の枢支軸(8)を備え、
この枢支軸(8)は、図示はしてないが前面カバー(5)に
適宜枢着されている。したがって、引き手(7)は、枢支
軸(8)とともに、図3に示すように、角度θだけ前方に
回動することができる。
【0013】左右方向に延びる水平の枢支軸(8)の先端
は、図1に示すように上方に曲げられて、垂直立ち上が
り部(8a)を形成している。この垂直立ち上がり部(8a)
は、ラッチ(9)の作動杆部(9a)の後面に当接している。
【0014】ラッチ(9)の垂直軸(10)は、前面カバー
(5)に回動可能に枢支されている。ラッチ(9)の側面に
は係止孔(9b)をあけてある。係止孔(9b)は、筐体(1)の
内側面(1a)から内方に突出するように設けられた係止部
(11)に係合する。
【0015】上述の作動杆部(9a)は、この係止孔(9b)よ
りも垂直軸(10)に近い位置から直角に突出している。作
動杆部(9a)の前面の突起(12)と前面カバー(5)の内面の
凹所(13)との間には、コイルばね(14)が配設されてお
り、これによって、ラッチ(9)を筐体(1)の内側面(1a)
の方に付勢して、係止部(11)を係止孔(9b)に係合させて
いる。
【0016】このような構成であるので、まず図4の上
段に示すような扉板(4)の把手に手を掛け、この扉板
(4)を前方上向きに開いて一旦水平位置とし、ついで、
これをキャビネット内部に押し込むと、図4の中段の状
態となる。
【0017】この時露出する引出し(2)の前面中央の引
き手(7)に手を掛けて前方に引く力を加えると、図3に
示すように引き手(7)は、前方に角度θだけ回動する。
引き手(7)のこの回動に伴い、枢支軸(8)も同様に回動
するので、図2に示すように、枢支軸(8)の両端の垂直
立ち上がり部(8a)が、ラッチ(9)の作動杆部(9a)の後面
を、コイルばね(14)の力に抗して押し、ラッチ(9)はそ
の垂直軸(10)を中心として水平回動し、係止孔(9b)は筐
体(1)の内側部(1a)の係止部(11)から離脱する。
【0018】このようにして、両側のラッチ(9)がそれ
ぞれの係止部(11)から離脱すると、引出し(2)は、図4
の下段に示すように前方に引き出し可能となる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、引き出しの格納時に
は、左右両側部のラッチが、付勢によってキャビネット
の筐体の係止部に係合し、引出しの左右両側とも、引き
出し不能に保持され、引出しの片側だけが引き出されて
しまうようなことがない。
【0020】また、引出しの底板の前端面より後方に引
き手を配して、底板の前端面をなんら突出部のない平面
とすることができるので、キャビネットの筐体に開閉可
能に装着した上下の扉板間に引出しの底板の前端面を露
出させて、従来のこの種キャビネットに比べて引出しの
有効奥行きを大きくするか、またはキャビネットの奥行
きを、その分小さくすることができる。
【0021】請求項2記載の発明のように、左右両ラッ
チ間の中間位置に引き手を、水平の枢支軸を中心として
前方に回動自在に枢支し、前記水平の枢支軸の左右両端
に形成した垂直立ち上がり部を、垂直軸を中心として回
動し得るラッチの作動杆部の後面に当接させると、引出
しを引き出す際には、引き手を引き出し方向に回動操作
することによって、左右両ラッチの前記係合が解除さ
れ、次いで、前記引き手の回動操作が自然に引き出し操
作に移り変わり、引出しを引き出すことができる。
【0022】請求項3記載の発明のように、引出しの底
板の前端に取り付けた前面カバーに、ラッチ及び引き手
を装備すると、引出し本体にラッチ及び引き手を枢支す
るための加工が不要となるため、スチールにより引出し
本体を容易に製作し、その底板の前端面を、例えば合成
樹脂製の別体の前面カバー(樹脂成型によるとラッチ及
び引き手の枢支部の形成が容易)によって、体裁よく化
粧できるとともに、その内部にラッチ機構を組み込むこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ラッチ装置の分解斜視図である。
【図2】ラッチ装置を前面カバーに組み付けた状態で示
す、図1のII-II線に沿う断面図である。
【図3】ラッチ装置を前面カバーに組み付けた状態で示
す、図1のIII-III線に沿う断面図である。
【図4】本発明のラッチ装置を備えたキャビネットの斜
視図である。
【符号の説明】
(A)キャビネット (1)筐体 (1a)内側面 (2)引出し (3)底板 (4)扉板 (5)前面カバー (6)凹所 (7)引き手 (8)枢支軸 (8a)垂直立ち上がり部 (9)ラッチ (9a)作動杆部 (9b)係止孔 (10)垂直軸 (11)係止部 (12)突起 (13)凹所 (14)コイルばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭58−130563(JP,U) 実開 平6−4283(JP,U) 実開 昭55−113460(JP,U) 実開 昭62−176365(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05B 65/44 A47B 88/00 E05B 65/02 E05C 1/14

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面に開口部を有する筐体内に、前方開
    放型の引出しを前後移動自在に配設したキャビネットに
    おいて、 前記引出しの底板の前端部左右両側に、前記筐体の左右
    内側面に設けた係止部に係脱し得るばね付勢のラッチを
    枢支するとともに、左右両ラッチ間の中間位置に、左右
    に延びる枢支軸に固着されるとともに、引出しの底板の
    前端部に設けた左右方向に延びる前面カバーの中央上面
    の凹所内に位置する引き手を設け、かつ前記枢支軸の左
    右両端を各ラッチに、前記引き手の回動により各ラッチ
    と前記筐体の係止部との係合を解除し得るようにして連
    係したことを特徴とするキャビネットの引出しのラッチ
    装置。
  2. 【請求項2】 左右両ラッチ間の中間位置に引き手を、
    水平の枢支軸を中心として前方に回動自在に枢支し、か
    つ前記水平の枢支軸の左右両端に形成した垂直立ち上が
    り部を、垂直軸を中心として回動し得るラッチの作動杆
    部の後面に当接させたことを特徴とする請求項1記載の
    キャビネットの引出しのラッチ装置。
  3. 【請求項3】 上端面が引出しの底板の前端に取り付け
    た前面カバーに、ラッチ及び引き手を装備したことを特
    徴とする請求項1または2記載のキャビネットの引出し
    のラッチ装置。
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CN109512168B (zh) * 2018-12-29 2024-06-25 海尔生物医疗科技(苏州)有限公司 物品管理柜
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