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JP3359314B2 - 撮像装置、画像処理装置、画像処理方法、及び記憶媒体 - Google Patents

撮像装置、画像処理装置、画像処理方法、及び記憶媒体

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Publication number
JP3359314B2
JP3359314B2 JP34479499A JP34479499A JP3359314B2 JP 3359314 B2 JP3359314 B2 JP 3359314B2 JP 34479499 A JP34479499 A JP 34479499A JP 34479499 A JP34479499 A JP 34479499A JP 3359314 B2 JP3359314 B2 JP 3359314B2
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JP
Japan
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imaging
image
time
exposure
charge accumulation
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洋一 山岸
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Canon Inc
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像装置、画像処
理装置、画像処理方法、及び記憶媒体に関し、特に、静
止画像及び/或いは動画像を撮像記録する撮像装置、画
像処理装置、当該装置に適用される画像処理方法、及び
当該画像処理方法を実行するプログラムを記憶した記憶
媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、固体メモリ素子を有するメモリカ
ードを記録媒体として、CCDなどの固体撮像素子で撮
像した静止画像や動画像を記録および再生する電子カメ
ラなどの撮像装置が既に市販されている。
【0003】更に、撮影モードの選択を行うことによ
り、任意に設定された絞り値に応じて適正露出を得られ
るようにシャッター速度を自動的に増減する絞り(A
v)優先撮影モードと、任意に設定されたシャッター速
度に応じて適正露出を得られるように絞りの値を自動的
に増減するシャッター速度(Tv)優先撮影モードとを
切り替えて撮影を行うことを可能にする電子スチルカメ
ラもある。
【0004】また、1度の撮影において、標準露光値、
オーバー露光値、アンダー露光値の3駒を自動段階露光
するAEB(オート・エクスポージャー・ブラケッティ
ング)撮影モードを備えている電子スチルカメラもあ
り、複雑な光の中での撮影や、一般的にラチチュードの
狭い撮像素子を備える電子カメラでの撮影において、最
適な露出を簡易に得る撮影を可能にしている。
【0005】ところで、CCD等の固体撮像素子を用い
て撮像する場合、撮像素子を露光しない状態で本撮影と
同様に固体撮像素子に電荷蓄積を行い、それを読み出し
たダーク画像データにより、撮像素子を露光した状態で
電荷蓄積を行って読み出した本撮影画像データを演算処
理してダークノイズ補正を行うことが行われている。
【0006】これにより、撮像素子に発生する暗電流ノ
イズや撮像素子固有の微少なキズによる画素欠損等の画
質劣化を伴った本撮影画像データを補正し、高品位な画
像データを得ることが出来る。
【0007】特に、暗電流ノイズは、撮像素子の電荷蓄
積時間が長くなること及び温度上昇に応じて増大するた
め、長秒時の露光や高温時の露光を行う場合に大きな画
質改善効果を得ることが可能となり、電子カメラの使用
者にとってダークノイズ補正処理は有益な機能となって
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、暗電流ノ
イズは、撮像素子の電荷蓄積時間が長くなることに応じ
て増大するため、このダーク画像データを取得するため
の撮像素子の電荷蓄積時間は露出測定により求めたシャ
ッター速度(Tv値)に応じて決定する必要がある。
【0009】一方、絞り(Av)優先撮影モードでAE
B撮影を行う場合、3駒分の自動段階露光撮影を行う際
に1駒毎にシャッター速度を変更する必要がある。
【0010】従って、電子カメラ等の画像処理装置にお
いては、シャッター速度が変わると、異なる電荷蓄積時
間が設定され、電荷蓄積時間が変更になると、ダーク画
像の撮影をやり直す必要がでてくる。つまり、3駒分の
自動段階露光撮影を行う際に、1駒の本撮影毎にダーク
画像の撮影をやり直さねばならない。
【0011】このため、絞り(Av)優先撮影モードで
連写AEB撮影を行う場合、連写撮影の各回の撮影毎に
ダーク画像の撮影を3回行わねばならず、連写撮影時の
各回の撮影間隔がダーク画像撮影時間分だけ大きくな
り、シャッタレリーズタイムラグが長くなって貴重なシ
ャッタチャンスを逃してしまったり、連写駒速度が遅く
なるという問題がある。
【0012】本発明の目的は、貴重なシャッタチャンス
を逃してしまうことや、連写駒速度の低下を防止するこ
とのできる撮像装置、画像処理装置、画像処理方法、及
び記憶媒体を提供しようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明によれば、撮像した静止画像及
び/或いは動画像を記録媒体に記録する画像処理装置に
おいて、露光せずに電荷蓄積を行う第1の撮像モード
と、露光を行って電荷蓄積を行う第2の撮像モードとを
備える撮像手段と、前記撮像手段の出力する撮像データ
を記憶する記憶手段と、複数の異なる露出状態の撮影を
連続して行う自動段階露光撮影モードを設定する自動段
階露光撮影モード設定手段と、前記自動段階露光撮影モ
ード設定手段により自動段階露光撮影モードが設定され
ている時に、前記複数の異なる露出状態の撮影の中で最
も長い電荷蓄積時間を必要とする撮影に基づいて、前記
撮像手段の電荷蓄積時間を決定する電荷蓄積時間決定手
段と、前記電荷蓄積時間決定手段で決定された電荷蓄積
時間に亘って前記撮像手段が前記第1の撮像モードで撮
像して得られた第1の画像データを前記記憶手段に記憶
させる第1の制御手段と、前記電荷蓄積時間決定手段で
決定された基準の電荷蓄積時間に従って前記撮像手段が
前記第2の撮像モードで撮像して得られた第2の画像デ
ータを前記記憶手段に記憶することを、複数の異なる露
出状態で連続して行う第2の制御手段とを有することを
特徴とする。
【0014】請求項6記載の発明によれば、撮像した静
止画像及び/或いは動画像を記録媒体に記録する画像処
理装置において、露光せずに電荷蓄積を行う第1の撮像
モードと、露光を行って電荷蓄積を行う第2の撮像モー
ドとを備える撮像手段と、前記撮像手段の出力する撮像
データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶され
た撮像データを読み出して演算する信号演算手段と、複
数の異なる露出状態の撮影を連続して行う自動段階露光
撮影モードを設定する自動段階露光撮影モード設定手段
と、前記自動段階露光撮影モード設定手段により自動段
階露光撮影モードが設定されている時に、前記複数の異
なる露出状態の撮影の中で最も長い電荷蓄積時間を必要
とする撮影に基づいて、前記撮像手段の電荷蓄積時間を
決定する電荷蓄積時間決定手段と、前記電荷蓄積時間決
定手段で決定された電荷蓄積時間に亘って前記撮像手段
が前記第1の撮像モードで撮像して得られた未露光の画
像データを前記記憶手段に記憶させる第1の制御手段
と、前記未露光の画像データの前記記憶手段への記憶の
後、前記電荷蓄積時間決定手段で決定された基準の電荷
蓄積時間に従って前記撮像手段が前記第2の撮像モード
で撮像して得られた被写体の画像データを前記記憶手段
に記憶させる動作と、前記記憶手段に記憶された前記未
露光の画像データと前記被写体の画像データとに基づ
き、前記信号演算手段に画像補正処理を行わせる動作と
を、複数の異なる露出状態で連続して行う第2の制御手
段とを有することを特徴とする。
【0015】また、請求項11記載の発明によれば、露
光せずに電荷蓄積を行う第1の撮像モードと露光を行っ
て電荷蓄積を行う第2の撮像モードとを備える撮像手段
と、前記撮像手段の出力する撮像データを記憶する記憶
手段と、複数の異なる露出状態の撮影を連続して行う自
動段階露光撮影モードを設定する自動段階露光撮影モー
ド設定手段とを備え、静止画像及び/或いは動画像を撮
像記録する画像処理装置に適用される画像処理方法にお
いて、前記自動段階露光撮影モード設定手段により自動
段階露光撮影モードが設定されている時に、前記複数の
異なる露出状態の撮影の中で最も長い電荷蓄積時間を必
要とする撮影に基づいて、前記撮像手段の電荷蓄積時間
を決定する電荷蓄積時間決定ステップと、前記電荷蓄積
時間決定ステップで決定された電荷蓄積時間に亘って前
記撮像手段が前記第1の撮像モードで撮像して得られた
第1の画像データを前記記憶手段に記憶させる第1の制
御ステップと、前記電荷蓄積時間決定ステップで決定さ
れた基準の電荷蓄積時間に従って前記撮像手段が前記第
2の撮像モードで撮像して得られた第2の画像データを
前記記憶手段に記憶することを、複数の異なる露出状態
で連続して行う第2の制御ステップとを有することを特
徴とする。
【0016】請求項16記載の発明によれば、露光せず
に電荷蓄積を行う第1の撮像モードと露光を行って電荷
蓄積を行う第2の撮像モードとを備える撮像手段と、前
記撮像手段の出力する撮像データを記憶する記憶手段
と、前記記憶手段に記憶された撮像データを読み出して
演算する信号演算手段と、複数の異なる露出状態の撮影
を連続して行う自動段階露光撮影モードを設定する自動
段階露光撮影モード設定手段とを備え、静止画像及び/
或いは動画像を撮像記録する画像処理装置に適用される
画像処理方法において、前記自動段階露光撮影モード設
定手段により自動段階露光撮影モードが設定されている
時に、前記複数の異なる露出状態の撮影の中で最も長い
電荷蓄積時間を必要とする撮影に基づいて、前記撮像手
段の電荷蓄積時間を決定する電荷蓄積時間決定ステップ
と、前記電荷蓄積時間決定ステップで決定された電荷蓄
積時間に亘って前記撮像手段が前記第1の撮像モードで
撮像して得られた未露光の画像データを前記記憶手段に
記憶させる第1の制御ステップと、前記未露光の画像デ
ータの前記記憶手段への記憶の後、前記電荷蓄積時間決
定ステップで決定された基準の電荷蓄積時間に従って
記撮像手段が前記第2の撮像モードで撮像して得られた
被写体の画像データを前記記憶手段に記憶させる動作
と、前記記憶手段に記憶された前記未露光の画像データ
と前記被写体の画像データとに基づき、前記信号演算手
段に画像補正処理を行わせる動作とを、複数の異なる露
出状態で連続して行う第2の制御ステップとを有するこ
とを特徴とする。
【0017】さらに、請求項21記載の発明によれば、
露光せずに電荷蓄積を行う第1の撮像モードと露光を行
って電荷蓄積を行う第2の撮像モードとを備える撮像手
段と、前記撮像手段の出力する撮像データを記憶する記
憶手段と、複数の異なる露出状態の撮影を連続して行う
自動段階露光撮影モードを設定する自動段階露光撮影モ
ード設定手段とを備え、静止画像及び/或いは動画像を
撮像記録する画像処理装置に適用される画像処理方法を
プログラムとして記憶した、コンピュータにより読み出
し可能な記憶媒体において、前記画像処理方法が、前記
自動段階露光撮影モード設定手段により自動段階露光撮
影モードが設定されている時に、前記複数の異なる露出
状態の撮影の中で最も長い電荷蓄積時間を必要とする撮
影に基づいて、前記撮像手段の電荷蓄積時間を決定する
電荷蓄積時間決定ステップと、前記電荷蓄積時間決定ス
テップで決定された電荷蓄積時間に亘って前記撮像手段
が前記第1の撮像モードで撮像して得られた第1の画像
データを前記記憶手段に記憶させる第1の制御ステップ
と、前記電荷蓄積時間決定ステップで決定された基準の
電荷蓄積時間に従って前記撮像手段が前記第2の撮像モ
ードで撮像して得られた第2の画像データを前記記憶手
段に記憶することを、複数の異なる露出状態で連続して
行う第2の制御ステップとを有することを特徴とする。
【0018】請求項26記載の発明によれば、露光せず
に電荷蓄積を行う第1の撮像モードと露光を行って電荷
蓄積を行う第2の撮像モードとを備える撮像手段と、前
記撮像手段の出力する撮像データを記憶する記憶手段
と、前記記憶手段に記憶された撮像データを読み出して
演算する信号演算手段と、複数の異なる露出状態の撮影
を連続して行う自動段階露光撮影モードを設定する自動
段階露光撮影モード設定手段とを備え、静止画像及び/
或いは動画像を撮像記録する画像処理装置に適用される
画像処理方法をプログラムとして記憶した、コンピュー
タにより読み出し可能な記憶媒体において、前記画像処
理方法が、前記自動段階露光撮影モード設定手段により
自動段階露光撮影モードが設定されている時に、前記複
数の異なる露出状態の撮影の中で最も長い電荷蓄積時間
を必要とする撮影に基づいて、前記撮像手段の電荷蓄積
時間を決定する電荷蓄積時間決定ステップと、前記電荷
蓄積時間決定ステップで決定された電荷蓄積時間に亘っ
て前記撮像手段が前記第1の撮像モードで撮像して得ら
れた未露光の画像データを前記記憶手段に記憶させる第
1の制御ステップと、前記未露光の画像データの前記記
憶手段への記憶の後、前記電荷蓄積時間決定ステップで
決定された基準の電荷蓄積時間に従って前記撮像手段が
前記第2の撮像モードで撮像して得られた被写体の画像
データを前記記憶手段に記憶させる動作と、前記記憶手
段に記憶された前記未露光の画像データと前記被写体の
画像データとに基づき、前記信号演算手段に画像補正処
理を行わせる動作とを、複数の異なる露出状態で連続し
て行う第2の制御ステップとを有することを特徴とす
る。
【0019】請求項31記載の発明によれば、撮像手段
と、露光状態で前記撮像手段に撮像動作を行わせて撮像
信号を得る第1の撮像動作と非露光状態で前記撮像手段
に前記第1の撮像動作に従った撮像動作を行わせて撮像
信号を得る第2の撮像動作を行い、前記第1の撮像動作
により得られる撮像信号を前記第2の撮像動作により得
られる撮像信号にて処理する信号処理手段と、前記第1
の撮像動作の撮像時間を異ならせて所定の複数回の撮影
を行うように指示する指示手段とを有し、前記信号処理
手段は、前記指示手段の前記指示に応答して所定の撮影
の前記第1の撮像動作の撮像時間を指定し、該指定した
撮像時間に従って前記処理のための前記第2の撮像動作
を行う撮像装置とするものである。
【0020】請求項39記載の発明によれば、撮像手段
と、露光状態で前記撮像手段に撮像動作を行わせて撮像
信号を得る第1の撮像動作と非露光状態で前記撮像手段
に撮像動作を行わせて撮像信号を得る第2の撮像動作を
行い、前記第1の撮像動作により得られる撮像信号を前
記第2の撮像動作により得られる撮像信号にて処理する
信号処理手段と、前記第1の撮像動作の撮像時間を異な
らせて所定の複数回の撮影を行うように指示する指示手
段とを有し、前記信号処理手段は、前記指示手段の前記
指示に応答して前記第2の撮像動作を前記第1の撮像動
作の撮影ごとに行わないようにする撮像装置とするもの
である。
【0021】請求項49記載の発明によれば、露光状態
で撮像手段に撮像動作を行わせて撮像信号を得る第1の
撮像動作と非露光状態で前記撮像手段に前記第1の撮像
動作に従った撮像動作を行わせて撮像信号を得る第2の
撮像動作を行い、前記第1の撮像動作により得られる撮
像信号を前記第2の撮像動作により得られる撮像信号に
て処理すると共に、前記第1の撮像動作の撮像時間を異
ならせて所定の複数回の撮影を行う指示に応答して所定
の撮影の前記第1の撮像動作の撮像時間を指定し、該指
定した撮像時間に従って前記処理のための前記第2の撮
像動作を行う画像処理方法とするものである。
【0022】請求項50記載の発明によれば、露光状態
で撮像手段に撮像動作を行わせて撮像信号を得る第1の
撮像動作と非露光状態で前記撮像手段に撮像動作を行わ
せて撮像信号を得る第2の撮像動作を行い、前記第1の
撮像動作により得られる撮像信号を前記第2の撮像動作
により得られる撮像信号にて処理すると共に、前記第1
の撮像動作の撮像時間を異ならせて所定の複数回の撮影
を行う指示に応答して前記第2の撮像動作を前記第1の
撮像動作の撮影ごとに行わないようにする画像処理方法
とするものである。
【0023】請求項51記載の発明によれば、露光状態
で撮像手段に撮像動作を行わせて撮像信号を得る第1の
撮像動作と非露光状態で前記撮像手段に前記第1の撮像
動作に従った撮像動作を行わせて撮像信号を得る第2の
撮像動作を行い、前記第1の撮像動作により得られる撮
像信号を前記第2の撮像動作により得られる撮像信号に
て処理すると共に、前記第1の撮像動作の撮像時間を異
ならせて所定の複数回の撮影を行う指示に応答して所定
の撮影の前記第1の撮像動作の撮像時間を指定し、該指
定した撮像時間に従って前記処理のための前記第2の撮
像動作を行うプログラムを有するコンピュータ読み取り
可能な記憶媒体とするものである。
【0024】請求項52記載の発明によれば、露光状態
で撮像手段に撮像動作を行わせて撮像信号を得る第1の
撮像動作と非露光状態で前記撮像手段に撮像動作を行わ
せて撮像信号を得る第2の撮像動作を行い、前記第1の
撮像動作により得られる撮像信号を前記第2の撮像動作
により得られる撮像信号にて処理すると共に、前記第1
の撮像動作の撮像時間を異ならせて所定の複数回の撮影
を行う指示に応答して前記第2の撮像動作を前記第1の
撮像動作の撮影ごとに行わないようにするプログラムを
有するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体とするもの
である。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。
【0026】図1は、本発明の実施形態に係る画像処理
装置の構成を示すブロック図である。
【0027】図中、100は画像処理装置である。
【0028】12は撮像素子14への露光量を制御する
ためのシャッター、14は光学像を電気信号に変換する
撮像素子である。
【0029】レンズ310に入射した光線は、一眼レフ
方式によって、絞り312、レンズマウント306及び
106、ミラー130、シャッター12を介して撮像素
子14上に導かれ、光学像として撮像素子14上に結像
する。
【0030】16は撮像素子14のアナログ信号出力を
ディジタル信号に変換するA/D変換器である。
【0031】18は撮像素子14,A/D変換器16,
D/A変換器26にクロック信号や制御信号を供給する
タイミング発生回路であり、メモリ制御回路22及びシ
ステム制御回路50により制御される。
【0032】20は画像処理回路であり、A/D変換器
16からのデータ或いはメモリ制御回路22からのデー
タに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。
【0033】また、画像処理回路20においては、必要
に応じて、撮像した画像データを用いて所定の演算処理
を行い、得られた演算結果に基づいてシステム制御回路
50が露光制御手段40、測距制御手段42に対して制
御を行う、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF
(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、E
F(フラッシュ調光)処理を行うことが出来る。
【0034】さらに、画像処理回路20においては、撮
像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得ら
れた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホ
ワイトバランス)処理も行っている。
【0035】なお、本実施の形態においては、測距手段
42及び測光手段46を専用に備える構成としたため、
測距手段42及び測光手段46を用いてAF(オートフ
ォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッ
シュ調光)処理の各処理を行い、上記画像処理回路20
を用いたAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露
出)処理、EF(フラッシュ調光)処理の各処理を行わ
ない構成としてもよい。
【0036】或いは、測距手段42及び測光手段46を
用いてAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露
出)処理、EF(フラッシュ調光)処理の各処理を行
い、さらに、上記画像処理回路20を用いたAF(オー
トフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フ
ラッシュ調光)処理の各処理を行う構成としてもよい。
【0037】22はメモリ制御回路であり、A/D変換
器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、
画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30、
圧縮・伸長回路32を制御する。
【0038】A/D変換器16のデータが画像処理回路
20、メモリ制御回路22を介して、或いはA/D変換
器16のデータが直接メモリ制御回路22を介して、画
像表示メモリ24戒いはメモリ30に書き込まれる。
【0039】24は画像表示メモリ、26はD/A変換
器、28はTFTLCD等から成る画像表示部であり、
画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像データ
はD/A変換器26を介して画像表示部28により表示
される。
【0040】画像表示部28を用いて、撮像した画像デ
ータを逐次表示すれば、電子ファインダー機能を実現す
ることが可能である。
【0041】また、画像表示部28は、システム制御回
路50の指示により表示をON/OFFすることが可能
であり、表示をOFFにした場合には画像処理装置10
0の電力消費を大幅に低減することが出来る。
【0042】30は撮影した静止画像や動画像を格納す
るためのメモリであり、所定枚数の静止画像や所定時間
に亘る動画像を格納するのに十分な記憶量を備えてい
る。従って、複数枚の静止画像を連続して撮影する連射
撮影やパノラマ撮影の場合にも、高速かつ大量の画像書
き込みをメモリ30に対して行うことが可能である。
【0043】また、メモリ30はシステム制御回路50
の作業領域としても使用することが可能である。
【0044】32は適応離散コサイン変換(ADCT)
等により画像データを圧縮伸長する圧縮・伸長回路であ
り、メモリ30に格納された画像を読み込んで圧縮処理
或いは伸長処理を行い、処理を終えたデータをメモリ3
0に書き込む。
【0045】40は、測光手段46からの測光情報に基
づいて、絞り312を制御する絞り制御手段340と連
携しながら、シャッター12を制御するシャッター制御
手段である。
【0046】42はAF(オートフォーカス)処理を行
うための測距手段である。レンズ310に入射した光線
を、一眼レフ方式によって、絞り312、レンズマウン
ト306及び106、ミラー130そして不図示の測距
用サブミラーを介して、測距手段42に入射させること
により、光学像として結像された画像の合焦状態を測定
することが出来る。
【0047】46はAE(自動露出)処理を行うための
測光手段である。レンズ310に入射した光線を、一眼
レフ方式によって、絞り312、レンズマウント306
及び106、ミラー130及び132そして不図示の測
光用レンズを介して、測光手段46に入射させることに
より、光学像として結像された画像の露出状態を測定す
ることが出来る。
【0048】また、測光手段46は、フラッシュ48と
連携することによりEF(フラッシュ調光)処理機能も
有するものである。
【0049】48はフラッシュであり、AF補助光の投
光機能、フラッシュ調光機能も有する。
【0050】なお、撮像素子14からの画像データを画
像処理回路20が演算して得られた演算結果に基づき、
システム制御回路50が、シャッター制御手段40、絞
り制御手段340、測距制御手段342に対して、ビデ
オTTL方式を用いて露出制御及びAF(オートフォー
カス)制御を行うことも可能である。
【0051】さらに、測距手段42による測定結果と、
撮像素子14からの画像データを画像処理回路20が演
算して得られた演算結果とを共に用いてAF(オートフ
ォーカス)制御を行ってもよい。
【0052】また、測光手段46による測定結果と、撮
像素子14からの画像データを画像処理回路20が演算
して得られた演算結果とを共に用いて露出制御を行って
もよい。
【0053】50は画像処理装置100全体を制御する
システム制御回路であり、52はシステム制御回路50
の動作用の定数、変数、プログラム等を記憶するメモリ
である。
【0054】54は、システム制御回路50でのプログ
ラムの実行に応じて、文字、画像、音声等を用いて動作
状態やメッセージ等を表示する液晶表示装置、スピーカ
ー等から成る表示部であり、画像処理装置100の操作
部近辺の視認し易い位置に単数或いは複数個所設置さ
れ、例えばLCDやLED、発音素子等の組み合わせに
より構成される。また、表示部54は、その一部の機能
が光学ファインダー104内に設置される。
【0055】表示部54の表示内容のうち、LCD等に
表示するものとしては、例えば、シングルショット/連
写撮影表示、セルフタイマー表示、圧縮率表示、記録画
素数表示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示、シャッ
タースピード表示、絞り値表示、露出補正表示、フラッ
シュ表示、赤目緩和表示、マクロ撮影表示、ブザー設定
表示、時計用電池残量表示、電池残量表示、エラー表
示、複数桁の数字による情報表示、記録媒体200及び
210の着脱状態表示、レンズユニット300の着脱状
態表示、通信I/F動作表示、日付け・時刻表示、外部
コンピュータとの接続状態を示す表示、等がある。
【0056】また、表示部54の表示内容のうち、光学
ファインダー104内に表示するものとしては、例え
ば、合焦表示、撮影準備完了表示、手振れ警告表示、フ
ラッシュ充電表示、フラッシュ充電完了表示、シャッタ
ースピード表示、絞り値表示、露出補正表示、記録媒体
書き込み動作表示、等がある。
【0057】さらに、表示部54の表示内容のうち、L
ED等に表示するものとしては、例えば、合焦表示、撮
影準備完了表示、手振れ警告表示、手振れ警告表示、フ
ラッシュ充電表示、フラッシュ充電完了表示、記録媒体
書き込み動作表示、マクロ撮影設定通知表示、二次電池
充電状態表示、等がある。
【0058】そして、表示部54の表示内容のうち、ラ
ンプ等に表示するものとしては、例えば、セルフタイマ
ー通知ランプ、等がある。このセルフタイマー通知ラン
プは、AF補助光と共用して用いてもよい。
【0059】56は電気的に消去・記録可能な不揮発性
メモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。
【0060】60,62,64,66,68及び70
は、システム制御回路50へ各種の動作指示を入力する
ための操作手段であり、スイッチやダイアル、タッチパ
ネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置等
の単数或いは複数の組み合わせで構成される。
【0061】ここで、これらの操作手段の具体的な説明
を行う。
【0062】60はモードダイアルスイッチであり、自
動撮影モード、プログラム撮影モード、シャッター速度
優先撮影モード、絞り優先撮影モード、マニュアル撮影
モード、焦点深度優先(デプス)撮影モード、ポートレ
ート撮影モード、風景撮影モード、接写撮影モード、ス
ポーツ撮影モード、夜景撮影モード、パノラマ撮影モー
ド等の各機能撮影モードを切り替え設定することが出来
る。
【0063】62はシャッタースイッチSW1であり、
不図示のシャッターボタンの操作途中(半押し)でON
となり、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露
出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、E
F(フラッシュ調光)処理等の動作開始を指示する。
【0064】64はシャッタースイッチSW2であり、
不図示のシャッターボタンの操作完了(全押し)でON
となり、撮像素子12から読み出した信号をA/D変換
器16、メモリ制御回路22を介してメモリ30に画像
データを書き込む露光処理、画像処理回路20やメモリ
制御回路22での演算を用いた現像処理、メモリ30か
ら画像データを読み出し、圧縮・伸長回路32で圧縮を
行い、記録媒体200或いは210に画像データを書き
込む記録処理という一連の処理の動作開始を指示する。
【0065】66はAEB(オート・エクスポージャー
・ブラケッティング)設定スイッチであり、1回の撮影
で標準露光値、オーバー露光値、アンダー露光値の3駒
分を自動段階露光するAEB撮影モードを設定すると共
に、その際の補正ステップ値も設定する際に使用され
る。
【0066】なお、プラスボタン及びマイナスボタン、
或いは回転ダイアルスイッチを用いれば、より軽快に補
正ステップ値を設定することが可能となる。
【0067】68は単写/連写スイッチであり、シャッ
タースイッチSW2を押した場合に1駒の撮影を行って
待機状態とする単写モードと、シャッタースイッチSW
2を押している間は連続して撮影を行い続ける連写モー
ドとを設定することが出来る。
【0068】70は各種ボタンやタッチパネル等からな
る操作部であり、メニューボタン、セットボタン、マク
ロボタン、マルチ画面再生改ぺージボタン、フラッシュ
設定ボタン、単写/連写/セルフタイマー切り替えボタ
ン、メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−
(マイナス)ボタン、再生画像移動+(プラス)ボタ
ン、再生画像−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタ
ン、露出補正ボタン、日付/時間設定ボタン、パノラマ
モード等の撮影及び再生を実行する際に各種機能の選択
及び切り替えを設定する選択/切り替えボタン、パノラ
マモード等の撮影及び再生を実行する際に各種機能の決
定及び実行を設定する決定/実行ボタン、画像表示部2
8の0N/OFFを設定する画像表示0N/OFFスイ
ッチ、撮影直後に撮影した画像データを自動再生するク
イックレビュー機能を設定するクイックレビューON/
OFFスイッチ、JPEG圧縮の圧縮率を選択したり、
撮像素子の信号をそのままディジタル化して記録媒体に
記録するCCDRAWモードを選択したりするためのス
イッチである圧縮モードスイッチ、再生モード、マルチ
画面再生・消去モード、PC接続モード等の各機能モー
ドを設定するための再生スイッチ、シャッタースイッチ
SW1を押したならばオートフォーカス動作を開始し一
旦合焦したならばその合焦状態を保ち続けるワンショッ
トAEモードと、シャッタースイッチSW1を押してい
る間は連続してオートフォーカス動作を続けるサーボA
Fモードとを設定することが出来るAFモード設定スイ
ッチ、撮影モード状態において撮影した画像をメモリ3
0或いは記録媒体200或いは210から読み出して画
像表示部28によって表示する再生動作の開始を指示す
る再生スイッチ等がある。
【0069】また、上記プラスボタン及びマイナスボタ
ンの各機能は、回転ダイアルスイッチを備えることによ
って、より軽快に数値や機能を選択することが可能とな
る。
【0070】72は電源スイッチであり、画像処理装置
100の電源オン、電源オフの各モードを切り替え設定
することが出来る。また、画像処理装置100に接続さ
れたレンズユニット300、外部ストロボ、記録媒体2
00,210等の各種付属装置の電源オン、電源オフの
設定も合わせて切り替え設定することが出来る。
【0071】80は電源制御手段であり、電池検出回
路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替
えるスイッチ回路等により構成されており、電池の装着
の有無、電池の種類、電池残量の検出を行い、検出結果
及びシステム制御回路50の指示に基づいてDC−DC
コンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒
体を含む各部へ供給する。
【0072】82はコネクタ、84はコネクタ、86は
電源手段である。電源手段86は、アルカリ電池、リチ
ウム電池等の一次電池や、NiCd電池、NiMH電
池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる
電源手段である。
【0073】90及び94はメモリカードやハードディ
スク等の記録媒体とのインタフェースであり、92及び
96はメモリカードやハードディスク等の記録媒体と接
続を行うコネクタであり、98はコネクタ92及び/或
いは96に記録媒体200或いは210が装着されてい
るか否かを検知する記録媒体着脱検知手段である。
【0074】なお、本実施の形態では記録媒体を取り付
けるインターフェース及びコネクタを2系統持つものと
して説明している。これに代わって、記録媒体を取り付
けるインターフェース及びコネクタは、単数或いは複
数、いずれの系統数を備える構成としてもよい。また、
異なる規格のインターフェース及びコネクタを組み合わ
せて備える構成としてもよい。
【0075】インターフェース及びコネクタとしては、
PCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ)カ
ード等の規格に準拠したものを用いて構成してもよい。
【0076】さらに、インタフェース90及び94、そ
してコネクタ92及び96をPCMCIAカードやCF
(コンパクトフラッシュ)カード等の規格に準拠したも
のを用いて構成した場合、LANカードやモデムカー
ド、USBカード、IEEE1394カード、P128
4カード、SCSIカード、PHS等の通信カード、等
の各種通信カードを接続することにより、他のコンピュ
ータやプリンタ等の周辺機器との間で画像データや画像
データに付属した管理情報を転送し合うことが出来る。
【0077】104は光学ファインダであり、レンズ3
10に入射した光線を、一眼レフ方式によって、絞り3
12、レンズマウント306及び106、ミラー130
及び132を介して導き、光学像として結像表示するこ
とが出来る。これにより、画像表示部28による電子フ
ァインダー機能を使用すること無しに、光学ファインダ
104のみを用いて撮影を行うことが可能である。ま
た、光学ファインダー104内には、表示部54の一部
の機能、例えば、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシ
ュ充電表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露
出補正表示などが設置されている。
【0078】110は通信手段であり、RS232Cや
USB,IEEE1394,P1284,SCSI、モ
デム、LAN、無線通信、等の各種通信機能を有する。
【0079】112は、通信手段110により画像処理
装置100を他の機器と接続させるためのコネクタ或い
は無線通信の場合はアンテナである。
【0080】120は、レンズマウント106内におい
て、画像処理装置100をレンズユニット300と接続
するためのインタフェースであり、122は画像処理装
置100をレンズユニット300と電気的に接続するコ
ネクタであり、124はレンズマウント106及び/或
いはコネクタ122にレンズユニット300が装着され
ているか否かを検知するレンズ着脱検知手段である。
【0081】コネクタ122は、画像処理装置100と
レンズユニット300との間で制御信号、状態信号、デ
ータ信号等を伝え合うと共に、各種電圧の電流を供給す
る機能も備えている。また、コネクタ122は電気通信
のみならず、光通信、音声通信等を伝達する構成として
もよい。
【0082】130,132はミラーで、レンズ310
に入射した光線を、一眼レフ方式によって光学ファイン
ダ104に導くことが出来る。なお、ミラー132は、
クイックリターンミラーの構成としても、ハーフミラー
の構成としても、どちらでもよい。
【0083】200はメモリカードやハードディスク等
の記録媒体である。記録媒体200は、半導体メモリや
磁気ディスク等から構成される記録部202、画像処理
装置100とのインタフェース204、画像処理装置1
00と接続を行うコネクタ206を備えている。
【0084】210はメモリカードやハードディスク等
の記録媒体である。記録媒体210は、半導体メモリや
磁気ディスク等から構成される記録部212、画像処理
装置100とのインタフェース214、画像処理装置1
00と接続を行うコネクタ216を備えている。
【0085】300は交換レンズタイプのレンズユニッ
トである。
【0086】306は、レンズユニット300を画像処
理装置100と機械的に結合するレンズマウントであ
る。レンズマウント306内には、レンズユニット30
0を画像処理装置100と電気的に接続する各種機能が
含まれている。
【0087】310は撮影レンズ、312は絞りであ
る。
【0088】320は、レンズマウント306内におい
て、レンズユニット300を画像処理装置100と接続
するためのインタフェースであり、322はレンズユニ
ット300を画像処理装置100と電気的に接続するコ
ネクタである。コネクタ322は、画像処理装置100
とレンズユニット300との間で制御信号、状態信号、
データ信号等を伝え合うと共に、各種電圧の電流を供給
される或いは供給する機能も備えている。なお、コネク
タ322は電気通信のみならず、光通信、音声通信等を
伝達する構成としてもよい。
【0089】340は、測光手段46からの測光情報に
基づいて、シャッター12を制御するシャッター制御手
段40と連携しながら、絞り312を制御する絞り制御
手段である。
【0090】342は撮影レンズ310のフォーカシン
グを制御する測距制御手段であり、344は撮影レンズ
310のズーミングを制御するズーム制御手段である。
【0091】350はレンズユニット300全体を制御
するレンズシステム制御回路である。レンズシステム制
御回路350は、レンズユニット300動作用の定数、
変数、プログラム等を記憶するメモリの機能や、レンズ
ユニット300固有の番号等の識別情報、管理情報、開
放絞り値や最小絞り値、焦点距離等の機能情報、現在や
過去の各設定値などを保持する不揮発メモリの機能も備
えている。
【0092】次に、図2乃至図9を参照して、上記構成
の画像処理装置の動作を説明する。
【0093】図2乃至図6は、画像処理装置100の制
御手順を示す主ルーチンのフローチャートである。
【0094】まず図2において、電池交換等に伴う電源
投入により、システム制御回路50はフラグや制御変数
等を初期化し、画像処理装置100の各部において、必
要な所定の初期設定を行う(S101)。
【0095】システム制御回路50は、電源スイッチ6
6の設定位置を判断し、電源スイッチ66が電源OFF
に設定されていたならば(S102)、各表示部の表示
を終了状態に変更し、フラグや制御変数等を含む必要な
パラメータや設定値、設定モードを不揮発性メモリ56
に記録し、電源制御手段80により、画像表示部28を
含む画像処理装置100各部の不要な電源を遮断する等
の所定の終了処理を行った後(S103)、S102に
戻る。
【0096】電源スイッチ66が電源ONに設定されて
いたならば(S102)、電源制御手段80により、電
池等により構成される電源86の残容量や動作情況が画
像処理装置100の動作に支障が生じないか否かを判断
し(S104)、支障が生じるようであれば、システム
制御回路50は、表示部54を用いて画像や音声により
所定の警告表示を行った後に(S105)、S102に
戻る。
【0097】電源86に問題が無いならば(S10
4)、システム制御回路50はモードダイアル60の設
定位置を確認し、モードダイアル60が撮影モードに設
定されていたならば(S106)、S108に進む。
【0098】モードダイアル60がその他のモードに設
定されていたならば(S106)、システム制御回路5
0は、選択されたモードに応じた処理を実行し(S10
7)、処理を終えたならばS102に戻る。
【0099】システム制御回路50は、記録媒体200
或いは210が装着されているかどうかの判断を行い、
また記録媒体200或いは210に記録された画像デー
タの管理情報の取得を行い、そして、記録媒体200或
いは210の動作状態が画像処理装置100の動作に問
題があるか否か、特に記録媒体に対する画像データの記
録再生動作に問題があるか否かの判断を行い(S10
8)、問題があるならば表示部54を用いて画像や音声
により所定の警告表示を行った後に(S105)、S1
02に戻る。
【0100】問題が無いならば、S109に進み、シス
テム制御回路50は、単写撮影/連写撮影を選択設定す
る単写/連写スイッチ68の設定状態を調べ(S10
9)、単写撮影が選択されていたならば単写/連写フラ
グを単写に設定し(S110)、連写撮影が選択されて
いたならば単写/連写フラグを連写に設定し(S11
1)、フラグの設定を終えたならばS112に進む。
【0101】単写/連写スイッチ68によれば、シャッ
タースイッチSW2を押した場合に1回の撮影を行って
待機状態とする単写モードと、シャッタースイッチSW
2を押している間は連続して撮影を行い続ける連写モー
ドとを任意に切り替えて設定することが出来る。
【0102】なお、単写/連写フラグの状態は、システ
ム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶さ
れる。
【0103】次に図3に進み、システム制御回路50
は、モードダイアル60でのAEモードに関する設定状
態を調べ(S112)、シャッタースピード(Tv値)
優先の撮影モードが選択されていたならばAEモードフ
ラグをTv優先に設定し(S113)、絞り(Av値)
優先の撮影モードが選択されていたならばAEモードフ
ラグをAv優先に設定し(S114)、フラグの設定を
終えたならばS115に進む。
【0104】シャッタースピード(Tv値)優先の撮影
モードとしては、シャッター速度優先撮影モードに加え
て、スポーツ撮影モード等がある。
【0105】また、絞り(Av値)優先の撮影モードと
しては、絞り優先撮影モードに加えて、ポートレート撮
影モード、風景撮影モード、焦点深度優先(デプス)撮
影モード等がある。
【0106】なお、AEモードフラグの状態は、システ
ム制御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶さ
れる。
【0107】システム制御回路50は、自動段階露光を
行うAEB(オート・エクスポージャー・ブラケッティ
ング)撮影モードを設定するAEB設定スイッチ66の
設定状態を調べ(S115)、AEB撮影モードが設定
されていたならばAEBフラグを設定すると共に(S1
16)、補正ステップ値を設定し(S117)、S11
9に進む。
【0108】AEB撮影モードが設定されていなければ
AEBフラグを解除し(S118)、S119に進む。
【0109】補正ステップ値によれば、自動段階露光に
おいて標準露光値、オーバー露光値、アンダー露光値の
3駒分を露光する際の露光段数差を設定することが出来
る。この補正ステップ値は、一般的には、1/3段、1
/2段、1段程度の値が多く使用される。
【0110】なお、AEBフラグの状態及びAEB補正
ステップ値は、システム制御回路50の内部メモリ或い
はメモリ52に記憶される。
【0111】システム制御回路50は、AEB設定スイ
ッチ66が解除状態に設定されていた、或いはAEB補
正ステップ値が0段に設定されていた、或いはAEB撮
影の途中で撮影動作を解除する所定の設定がされていた
ならば、AEB撮影モードを途中で打ち切る設定がされ
たと判断し(S119)、システム制御回路50の内部
メモリ或いはメモリ52に記憶されたAEB実行フラグ
を解除し(S121)、S102に戻る。
【0112】AEB撮影モードを途中で打ち切る設定が
されていなかったならば(S119)、システム制御回
路50は、表示部54を用いて画像や音声により画像処
理装置100の各種設定状態の表示を行う(S12
0)。なお、画像表示部28の画像表示がONであった
ならば、画像表示部28も用いて画像により画像処理装
置100の各種設定状態の表示を行う。
【0113】次に図4に進み、シャッタースイッチSW
lが押されていないならば(S131)、S102に戻
る。
【0114】シャッタースイッチSW1が押されたなら
ば(S131)、システム制御回路50は、システム制
御回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される
AEB実行フラグの状態を確認し(S132)、AEB
実行フラグが設定されていたならば、既にAEB撮影が
開始されていると判断して、S141に進む。
【0115】AEB実行フラグが解除されていたならば
(S132)、変数Nを設定して、N=0と初期化し
(S133)、S134に進む。
【0116】システム制御回路50は、測距処理を行っ
て撮影レンズ10の焦点を被写体に合わせ、さらに測光
処理を行って絞り値及びシャッター時間を決定する測距
・測光処理を行い(S134)、S135に進む。測光
処理に於いて、必要があればフラッシュの設定も行う。
【0117】この測距・測光処理S134の詳細内容に
ついては、図7を参照して後述する。
【0118】システム制御回路50は、システム制御回
路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶されるAE
モードフラグの状態を確認し(S135)、AEモード
フラグの状態に応じて、S138において設定する撮像
素子14での電荷蓄積時間を算出するための基準シャッ
ター速度を決定する。
【0119】ここで、AEモードフラグがAv優先に設
定されていたならば(S135)、電荷蓄積時間を算出
するための基となる基準シャッター速度を、測距・測光
処理S134で求めたシャッター速度(Tv値)に、S
117で設定した補正ステップ値を加えた値に決定する
(S136)。この決定された基準シャッター速度は、
AEB撮影においてオーバー露光値の撮影に用いるシャ
ッター速度(遅いシャッター速度)に相当する。
【0120】このように、基準シャッター速度をオーバ
ー露光値の撮影に用いるシャッター速度に設定してお
き、この速度に従ったダーク取り込み処理を行えば、絞
り(Av)優先撮影モードでAEB撮影を行った場合
に、3駒分の各駒においてシャッター速度を変える必要
がなくなる。つまり、ダーク取り込み処理を正規の時間
よりも少し長い時間に亘って行っても、そのデータに基
づく補正処理に問題はないので、こうした設定が可能と
なる。なお従って、基準シャッター速度を、測距・測光
処理S134で求めたシャッター速度(Tv値)に、S
117で設定した補正ステップ値よりも少し大きい値を
加えた値に設定してもよい。
【0121】一方、AEモードフラグがTv優先に設定
されていたならば(S135)、基準シャッター速度
を、測距・測光処理S134で求めたシャッター速度
(Tv値)そのままの値に決定する(S137)。
【0122】このように、AEモードフラグがTv優先
(シャッター速度優先)に設定されていたならば、シャ
ッター速度優先モードでは本来、AEB撮影において3
駒共に等しいシャッター速度で撮影が行われねばならな
いから、測距・測光処理S134で求めたシャッター速
度をそのまま、電荷蓄積時間を算出するための基準シャ
ッター速度に選定する。
【0123】システム制御回路50は、S136或いは
S137で選定した基準シャッター速度に応じて、撮像
素子14での電荷蓄積時間を設定し(S138)、S1
39に進む。
【0124】なお、ここで設定した電荷蓄積時間を用い
て、後述する撮影処理S164及びダーク取り込み処理
S140或いはS167では電荷蓄積をそれぞれ行う。
【0125】システム制御回路50は、システム制御回
路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶される単写
/連写フラグの状態を確認し(S139)、単写が設定
されていたならばS141に進む。
【0126】このように、S139において単写が設定
されていた場合は、ダーク取り込み処理S140を行わ
ずにS141に進むことにより、S141においてシャ
ッタースイッチSW2が押された時のレリーズタイムラ
グを減少させることが可能となる。
【0127】連写が設定されていたならば(S13
9)、ダーク取り込み処理を行う(S140)。すなわ
ち、シャッター12を閉じた状態で未露光の撮影を行
い、撮像素子14の暗電流等のノイズ成分を本撮影と同
じ時間蓄積し、蓄積を終えた後にノイズ画像信号を読み
出す。その後、S141に進む。
【0128】このダーク取り込み処理で取り込んだダー
ク画像データは、後刻、補正演算処理に用いられ、撮像
素子14の発生する暗電流ノイズや撮像素子14固有の
キズによる画素欠損等の画質劣化を伴った画像データに
対して補正処理が施されることになる。
【0129】このダーク取り込み処理S140の詳細内
容については、図9を参照して後述する。
【0130】このように、S139において連写が設定
されていた場合は、連写撮影の実行に先んじてダーク取
り込み処理S140を行うことにより、S141におい
てシャッタースイッチSW2が押されて連写撮影が行わ
れた際に、連写駒間隔をほぼ一定に揃えることが可能と
なる。
【0131】S141では、シャッタースイッチSW2
が押されているか否かを確認し、シャッタースイッチS
W2が押されていないならば、シャッタースイッチSW
1が放されるまで(S142)、現在の処理を繰り返
す。
【0132】シャッタースイッチSW1が放されたなら
ば(S142)、S102に戻る。
【0133】シャッタースイッチSW2が押されたなら
ば(S141)、図5に移り、システム制御回路50
は、撮影した画像データを記憶可能な領域がメモリ30
の画像記憶バッファ領域にあるかどうかを判断し(S1
61)、メモリ30の画像記憶バッファ領域内に、新た
な画像データを記憶可能な領域が無いならば、表示部5
4を用いて画像や音声により所定の警告表示を行った後
に(S162)、S102に戻る。
【0134】例えば、メモリ30の画像記憶バッファ領
域内に記憶可能な最大枚数の連写撮影を行った直後であ
り、メモリ30から読み出して記憶媒体200或いは2
10に書き込むべき最初の画像が、まだ記録媒体200
或いは210に記録されていない状態であり、従って、
まだ1枚の空き領域もメモリ30の画像記憶バッファ領
域上に確保出来ない状態である場合等が、この状態の一
例である。
【0135】なお、撮影した画像データを圧縮処理して
からメモリ30の画像記憶バッファ領域に記憶する場合
は、圧縮した後の画像データ量が圧縮モードの設定に応
じて異なることを考慮して、記憶可能な領域がメモリ3
0の画像記憶バッファ領域上にあるかどうかをS161
において判断することになる。
【0136】メモリ30の画像記憶バッファ領域内に、
新たな画像データを記憶可能な領域があるならば(S1
61)、システム制御回路50は、システム制御回路5
0の内部メモリ或いはメモリ52に記憶されたAEBフ
ラグの状態を調べ(S181)、AEBフラグが設定さ
れていたならばS163へ進み、AEBフラグが解除さ
れていたならばS164へ進む。
【0137】S163では、システム制御回路50がA
EB実行フラグを設定する。なお、AEB実行フラグの
状態は、システム制御回路50の内部メモリ或いはメモ
リ52に記憶される。
【0138】次に、システム制御回路50は変数Nの値
を調べ、N=0ならば、AEB補正側光データを露光ア
ンダー設定として、システム制御回路50の内部メモリ
或いはメモリ52に記憶する(S182)。
【0139】N=1ならば、AEB補正側光データを露
光標準設定として、システム制御回路50の内部メモリ
或いはメモリ52に記憶する(S183)。
【0140】N=2ならば、AEB補正側光データを露
光オーバー設定として、システム制御回路50の内部メ
モリ或いはメモリ52に記憶する(S184)。
【0141】次に、システム制御回路50は、撮像して
所定時間蓄積した撮像信号を撮像素子12から読み出し
て、A/D変換器16、画像処理回路20、メモリ制御
回路22を介して、或いはA/D変換器から直接メモリ
制御回路22を介してメモリ30の所定領域に、撮影し
た画像データを書き込む撮影処理を実行する(S16
4)。
【0142】この撮影処理S164の詳細内容について
は、図8を参照して後述する。
【0143】撮影処理S164を終えたならば、システ
ム制御回路50は、システム制御回路50の内部メモリ
或いはメモリ52に記憶されたAEBフラグの状態を調
べ(S185)、AEBフラグが設定されていたならば
S165へ進み、AEBフラグが解除されていたならば
S166へ進む。
【0144】S165では、システム制御回路50は、
変数Nに対してN=N+1として、S166に進む。
【0145】システム制御回路50は、システム制御回
路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶されている
単写/連写フラグの状態を確認し(S166)、連写が
設定されていたならばS168に進む。
【0146】S166において連写が設定されていた場
合は、既にS140において連写撮影の実行に先んじて
ダーク取り込み処理が行われているため、後述のように
S167においてダーク取り込み処理を行わずに現像処
理S168を実行する。これにより、連写駒間隔をほぼ
一定に揃えることが可能となる。
【0147】単写が設定されていたならば(S16
6)、シャッター12を閉じた状態で撮像素子14の暗
電流等のノイズ成分を本撮影と同じ時間蓄積し、蓄積を
終えたノイズ画像信号を読み出すダーク取り込み処理を
行い(S167)、S168に進む。
【0148】このダーク取り込み処理で取り込んだダー
ク画像データを用いて、後刻、補正演算処理を行うこと
により、撮像素子14の発生する暗電流ノイズや撮像素
子14固有のキズによる画素欠損等の画質劣化を伴う画
像データを補正することが出来る。
【0149】このダーク取り込み処理S167の詳細内
容については、図9を参照して後述する。
【0150】このように、S166において単写が設定
されていた場合は、撮影処理S164を行った後にダー
ク取り込み処理S167を行うことにより、S141に
おいてシャッタースイッチSW2が押される時のシャッ
ターレリーズタイムラグ(SW2が押されてから実際に
撮影が行われるまでのタイムラグ)を減少させることが
可能となる。
【0151】次に図6のS168において、システム制
御回路50は、メモリ30の所定領域へ書き込まれた画
像データの一部を、メモリ制御回路22を介して読み出
して、現像処理を行うために必要なWB(ホワイトバラ
ンス)積分演算処理、OB(オプティカルブラック)積
分演算処理を行い、演算結果をシステム制御回路50の
内部メモリ或いはメモリ52に記憶する。
【0152】そして、システム制御回路50は、メモリ
制御回路22や、必要に応じて画像処理回路20を用い
て、メモリ30の所定領域に書き込まれた撮影画像デー
タを読み出して、システム制御回路50の内部メモリ或
いはメモリ52に記憶した演算結果を用いて、AWB
(オートホワイトバランス)処理、ガンマ変換処理、色
変換処理を含む各種現像処理を行う。
【0153】さらに、現像処理においては、ダーク取り
込み処理において取り込んだダーク画像データを用いて
減算処理を行うことにより、撮像素子14の暗電流ノイ
ズ等を打ち消すダーク補正演算処理も併せて行う。
【0154】そして、システム制御回路50は、メモリ
30の所定領域に書き込まれた画像データを読み出し
て、設定したモードに応じた画像圧縮処理を圧縮・伸長
回路32により行い(S169)、得られた画像データ
を、メモリ30の画像記憶バッファ領域の空き画像部分
に書き込む。
【0155】一連の撮影の実行後、システム制御回路5
0は記録開始処理を行い、メモリ30の画像記憶バッフ
ァ領域に記憶した画像データを読み出し、インタフェー
ス90或いは94、及びコネクタ92或いは96を介し
て、メモリカードやコンパクトフラッシュカード等の記
録媒体200或いは210へ書き込みを開始する(S1
70)。
【0156】この記録開始処理は、メモリ30の画像記
憶バッファ領域の空き画像部分に、撮影して一連の処理
を終えた画像データの書き込みが新たに行われる度に、
その画像データに対して実行される。
【0157】なお、記録媒体200或いは210へ画像
データの書き込みを行っている間、書き込み動作中であ
ることを明示するために、表示部54において例えばL
EDを点滅させる等の記録媒体書き込み動作表示を行
う。
【0158】システム制御回路50は、システム制御回
路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶されたAE
Bフラグの状態を調べ(S186)、AEBフラグが設
定されていたならばS171へ進み、AEBフラグが解
除されていたならばS173へ進む。
【0159】S171でシステム制御回路50は、変数
NがN=3に到達したかどうかを判断し、N=3に到達
しているならば、AEB実行フラグを解除し(S17
2)、S102に戻る。
【0160】変数NがN=3に到達していないならば
(S171)、システム制御回路50は、システム制御
回路50の内部メモリ或いはメモリ52に記憶されてい
る単写/連写フラグの状態を確認し(S173)、連写
が設定されていたならば連続して撮影を行うためにS1
41に戻り、次の撮影を行う。
【0161】単写が設定されていたならばシステム制御
回路50は、シャッタースイッチSW1が押されている
かどうかを判断する(S174)。
【0162】シャッタースイッチSW1が押された状態
であったならば(S174)、シャッタースイッチSW
1が放されるまで現在の処理を繰り返す。シャッタース
イッチSW1が放された状態であったならば(S17
4)、S102に戻る。
【0163】図7は、図4のS134における測距・測
光処理の詳細な手順を示すフローチャートである。な
お、測距・測光処理においては、システム制御回路50
と、絞り制御手段340或いは測距制御手段342との
間で行われる各種信号の送受信は、インタフェース12
0、コネクタ122、コネクタ322、インタフェース
320、レンズ制御手段350を介して行われる。
【0164】システム制御回路50は、撮像素子14、
測距手段42及び測距制御手段342を用いて、AF
(オートフォーカス)処理を開始する(S201)。
【0165】システム制御回路50は、レンズ310に
入射した光線を、絞り312、レンズマウント306及
び106、ミラー130、不図示の測距用サブミラーを
介して、測距手段42に入射させることにより、光学像
として結像された画像の合焦状態を判断し、測距(A
F)が合焦と判断されるまで(S203)、測距制御手
段342を用いてレンズ310を駆動しながら、測距手
段42を用いて合焦状態を検出するAF制御を実行する
(S202)。
【0166】測距(AF)が合焦と判断されたならば
(S203)、システム制御回路50は、撮影画面内に
おいて複数の測距点の中から合焦した測距点を決定し、
決定した測距点データと共に測距データ及び/或いは設
定パラメータを、システム制御回路50の内部メモリ或
いはメモリ52に記憶し、S205に進む。
【0167】続いて、システム制御回路50は、測光手
段46を用いて、AE(自動露出)処理を開始する(S
205)。
【0168】システム制御回路50は、レンズ310に
入射した光線を、絞り312、レンズマウント306及
び106、ミラー130及び132、そして不図示の測
光用レンズを介して、測光手段46に入射させることに
より、光学像として結像された画像の露出状態を測定
し、露出(AE)が適正と判断されるまで(S20
7)、露光制御手段40を用いて測光処理を行う(S2
06)。
【0169】露出(AE)が適正と判断されたならば
(S207)、システム制御回路50は、測光データ及
び/或いは設定パラメータをシステム制御回路50の内
部メモリ或いはメモリ52に記憶し、S208に進む。
【0170】なお、測光処理S206で検出した露出
(AE)結果と、モードダイアル60によって設定され
た撮影モードとに応じて、システム制御回路50は、絞
り値(Av値)、シャッター速度(Tv値)を決定す
る。
【0171】そして、ここで決定したシャッター速度
(Tv値)に応じて、システム制御回路50は、撮像素
子14の電荷蓄積時間を決定し、この電荷蓄積時間で撮
影処理及びダーク取り込み処理をそれぞれ行う。
【0172】測光処理S206で得られた測定データに
より、システム制御回路50はフラッシュが必要か否か
を判断し(S208)、フラッシュが必要ならばフラッ
シュフラグをセットし、フラッシュ48の充電が完了す
るまで(S210)、フラッシュ48を充電する(S2
09)。
【0173】フラッシュ48の充電が完了したならば
(S210)、測距・測光処理ルーチンS134を終了
する。
【0174】図8は、図5のS164における撮影処理
の詳細な手順を示すフローチャートである。
【0175】なお、撮影処理においては、システム制御
回路50と、絞り制御手段340或いは測距制御手段3
42との間で行われる各種信号の送受信は、インタフェ
ース120、コネクタ122、コネクタ322、インタ
フェース320、レンズ制御手段350を介して行われ
る。
【0176】システム制御回路50は、ミラー130
を、不図示のミラー駆動手段によってミラーアップ位置
に移動すると共に(S301)、AEBフラグが設定さ
れていない場合は、システム制御回路50の内部メモリ
或いはメモリ52に記憶されている測光データに従い、
一方、AEBフラグが設定されている場合は、AEB補
正側光データに従って、絞り制御手段340によって絞
り312を所定の絞り値まで駆動する(S302)。
【0177】システム制御回路50は、撮像素子14の
電荷クリア動作を行い(S303)、撮像素子14の電
荷蓄積を開始した後(S304)、シャッター制御手段
40によってシャッター12を開き(S305)、撮像
素子14の露光を開始する(S306)。
【0178】ここで、フラッシュ・フラグによりフラッ
シュ48が必要か否かを判断し(S307)、必要な場
合はフラッシュを発光させる(S308)。
【0179】システム制御回路50は、AEBフラグが
設定されていない場合は測光データに従い、一方、AE
Bフラグが設定されている場合はAEB補正側光データ
に従って、撮像素子14の露光終了を待ち(S30
9)、シャッター制御手段40によって、シャッター1
2を閉じ(S310)、撮像素子14の露光を終了す
る。
【0180】システム制御回路50は、絞り制御手段3
40によって絞り312を開放の絞り値まで駆動すると
共に(S311)、ミラー130を不図示のミラー駆動
手段によってミラーダウン位置に移動する(S31
2)。
【0181】設定した電荷蓄積時間が経過したならば
(S313)、システム制御回路50は、撮像素子14
の電荷蓄積を終了し(S314)、その後、撮像素子1
4から電荷信号を読み出し、A/D変換器16、画像処
理回路20、メモリ制御回路22を介して、或いはA/
D変換器16から直接メモリ制御回路22を介して、メ
モリ30の所定領域へ撮影画像データを書き込む(S3
15)。一連の処理を終えたならば、撮影処理ルーチン
S164を終了する。
【0182】図9は、図4のS140及び図5のS16
7におけるダーク取り込み処理の詳細な手順を示すフロ
ーチャートである。
【0183】システム制御回路50は、撮像素子14の
電荷クリア動作を行った後に(S401)、シャッター
12が閉じた状態で、撮像素子14の電荷蓄積を開始す
る(S402)。
【0184】設定した所定の電荷蓄積時間が経過したな
らば(S403)、システム制御回路50は、撮像素子
14の電荷蓄積を終了し(S404)、その後、撮像素
子14から電荷信号を読み出し、A/D変換器16、画
像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、或いは
A/D変換器16から直接メモリ制御回路22を介し
て、メモリ30の所定領域へ画像データ(ダーク画像デ
ータ)を書き込む(S405)。
【0185】このダーク取り込みデータを用いて現像処
理を行うことにより、撮像素子14の発生する暗電流ノ
イズや撮像素子14固有のキズによる画素欠損等の画質
劣化に関して、撮影した画像データを補正することが出
来る。
【0186】なお、このダーク画像データは、新たに測
距・測光処理が行われるか、画像処理装置100の電源
がOFFされるまで、メモリ30の所定領域に保持され
る。
【0187】そして、このダーク画像データは、この
後、撮影処理が実行されて、そこで、撮影した画像デー
タを撮像素子14より読み出して、現像処理を行う際に
用いられる。
【0188】或いは、先に撮影処理が実行されて、撮影
した画像データを撮像素子14より読み出してメモリ3
0に書き込んである状態で、このダーク画像データを用
いて現像処理を行う際に用いられる。
【0189】一連の処理を終えたならば、ダーク取り込
み処理ルーチンS140及びS167を終了する。
【0190】図10は、上述の実施形態における撮影動
作の流れを示すタイミングチャートである。
【0191】なお、上記の実施形態に於いては、AEB
撮影時の露出段階を、アンダー、標準、オーバーの順番
に撮影するとして説明したが、これに代わって、標準、
アンダー、オーバーの順番であっても、標準、オーバ
ー、アンダーの順番であっても、オーバー、標準、アン
ダーの順番であっても、他の組み合わせも含め、いずれ
の順番の組み合わせであってもよい。
【0192】また、上記の実施形態に於いては、連写A
EB撮影時は、ダーク取り込みを1回行った後に続け
て、露出アンダー、露出標準、露出オーバーの撮影を行
い、単写AEB撮影時は、露出アンダー、露出標準、露
出オーバーの各撮影を終わる毎に、ダーク取り込みを合
計3回行うとして説明したが、これに代わって、連写A
EB撮影時も単写AEB撮影時も共に、ダーク取り込み
を最も長い電荷蓄積時間に合わせて1回行うようにして
もよい。
【0193】この場合、単写AEB撮影時は、最初の撮
影でダーク取り込みを最も長い電荷蓄積時間に合わせて
1回行い、2回目、3回目の撮影においては、ダーク取
り込みを行わずに1回目のダーク取り込みデータを用い
てダーク補正演算を行うようにすることができる。これ
によれば、単写AEB撮影時の2枚目以降の撮影間隔を
短縮することが可能となる。
【0194】また、上記の実施形態に於いては、単写/
連写の切り替えを、単写/連写スイッチ68を用いて行
うとして説明したが、これに代わって、モードダイアル
60での動作モード選択に応じて単写/連写の切り替え
を行う構成としてもよい。
【0195】また、AEB撮影モードの設定及びAEB
補正ステップ値の設定を、AEB設定スイッチで同時に
設定するとして説明したが、AEB撮影モードとAEB
補正ステップ値とを全く別のタイミングで個別に設定す
るようにしてもよい。
【0196】この場合、独立した操作スイッチの構成と
して、AEB撮影モードの設定とAEB補正ステップ値
の設定とを別々に行うようにしてもよい。
【0197】また、AEモードの設定はモードダイアル
60での撮影モードの設定に応じて行うとして説明した
が、AEモード設定スイッチを別途設ける構成として、
モードダイアル60とは別にAEモードの設定を行うよ
うにしてもよい。
【0198】また、AEB撮影での1回の撮影駒数を3
駒として説明したが、複数の撮影駒数であれば、何れの
駒数であってもよい。
【0199】そして、AEB撮影での補正ステップ値
も、各撮影駒間において、一定の補正ステップ値でなく
てもよい。例えば、標準露光値とオーバー露光値との間
のステップを1/2段、標準露光値とアンダー露光値と
の間のステップを1/3段としてもよい。
【0200】この異なる補正ステップ値の設定は、画像
処理装置100の利用者が設定するようにしてもよい。
【0201】さらに、画像処理装置100自身が、撮像
素子14が備える固有の階調特性に応じて、露出オーバ
ー側と露出アンダー側の設定を異なる値に設定して、A
EB撮影の効果を高めるようにしてもよい。
【0202】また、上記の実施形態に於いては、本撮影
処理の電荷蓄積時間とダーク取り込み処理の電荷蓄積時
間とを等しくするとして説明したが、暗電流ノイズ等を
補正するのに十分なデータが得られる範囲内であれば、
異なる電荷蓄積時間に設定してもよい。
【0203】また、S140及びS167のダーク取り
込み処理動作の実行中は、撮影動作を行うことが出来な
いため、表示部54及び/或いは画像表示部28によっ
て、画像処理装置100がビジー状態にあることを示す
画像や音声の表示を行うようにしてもよい。
【0204】また、上記の実施形態に於いては、ミラー
130をミラーアップ位置とミラーダウン位置とに移動
する構成で説明したが、ミラー130をハーフミラーの
構成として、移動せずに撮影動作を行うようにしてもよ
い。
【0205】また、記録媒体200及び210は、PC
MCIAカードやコンパクトフラッシュ等のメモリカー
ド、ハードディスク等だけでなく、マイクロDAT、光
磁気ディスク、CD−RやCD−WR等の光ディスク、
DVD等の相変化型光ディスク等で構成されていてもよ
い。
【0206】また、記録媒体200及び210がメモリ
カードとハードディスク等が一体となった複合媒体であ
ってもよい。さらに、その複合媒体から一部が着脱可能
な構成としても勿論よい。
【0207】そして、上記の実施形態に於いては、記録
媒体200及び210は画像処理装置100と分離して
いて任意に接続可能なものとして説明したが、いずれか
或いは全ての記録媒体が画像処理装置100に固定した
ままとなっていても勿論よい。
【0208】また、画像処理装置100に記録媒体20
0或いは210が、単数或いは複数の任意の個数接続可
能な構成であってもよい。
【0209】そして、画像処理装置100に記録媒体2
00及び210を装着する構成として説明したが、記録
媒体は単数或いは複数の組み合わせの構成であっても、
勿論よい。
【0210】なお、本発明を、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、あるいは1つの機器からなる
装置に適用してもよい。
【0211】また、前述した実施形態の機能を実現する
ソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体
を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムある
いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記
憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行
することによっても、本発明が達成されることは言うま
でもない。
【0212】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が、前述の実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
が本発明を構成することになる。
【0213】プログラムコードを供給するための記憶媒
体として、例えば、フロッピーディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMな
どを用いることができる。
【0214】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが
実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって
前述した実施形態の機能が実現される場合も、本発明に
含まれることは言うまでもない。
【0215】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現さ
れる場合も、本発明に含まれることは言うまでもない。
【0216】以上が本発明の実施の形態の説明である
が、本発明は、これら実施の形態の構成に限られるもの
ではなく、特許請求の範囲で示した機能、または、実施
の形態の構成が持つ機能が達成できる構成であればどの
ようなものであっても適用できるものである。
【0217】例えば、以上の実施の形態のソフト構成と
ハード構成は、適宜置き換えることができるものであ
る。
【0218】また、本発明は、以上の各実施の形態、又
は、それら技術要素を必要に応じて組み合わせるように
してもよい。
【0219】また、本発明は、特許請求の範囲、また
は、実施の形態の構成の全体若しくは一部が、1つの装
置を形成するものであっても、他の装置と結合するよう
なものであっても、装置を構成する要素となるようなも
のであってもよい。
【0220】また、本発明は、電子スチルカメラ、ビデ
オムービーカメラ、銀塩フィルムを使用するカメラ等、
種々の形態のカメラ、更には、カメラ以外の撮像装置
や、それらカメラ、撮像装置に適用される装置、そし
て、これら装置を構成する要素に対しても適用できるも
のである。
【0221】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
貴重なシャッタチャンスを逃してしまうことや、連写駒
速度の低下を防止することのできる撮像装置、画像処理
装置、画像処理方法、及び記憶媒体を提供できるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る画像処理装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】画像処理装置の制御手順を示す主ルーチンのフ
ローチャートである。
【図3】画像処理装置の制御手順を示す図2の続きの主
ルーチンのフローチャートである。
【図4】画像処理装置の制御手順を示す図3の続きの主
ルーチンのフローチャートである。
【図5】画像処理装置の制御手順を示す図4の続きの主
ルーチンのフローチャートである。
【図6】画像処理装置の制御手順を示す図5の続きの主
ルーチンのフローチャートである。
【図7】図4のS134における測距・測光処理の詳細
な手順を示すフローチャートである。
【図8】図5のS164における撮影処理の詳細な手順
を示すフローチャートである。
【図9】図4のS140及び図5のS167におけるダ
ーク取り込み処理の詳細な手順を示すフローチャートで
ある。
【図10】画像処理装置における撮影動作の流れを示す
タイミングチャートである。
【符号の説明】
12 シャッター 14 撮像素子 16 A/D変換器 18 タイミング発生回路 20 画像処理回路 22 メモリ制御回路 24 画像表示メモリ 26 D/A変換器 28 画像表示部 30 メモリ 32 画像圧縮・伸長回路 40 シャッター制御手段 42 測距手段 46 測光手段 48 フラッシュ 50 システム制御回路 52 メモリ 54 表示部 56 不揮発性メモリ 60 モードダイアルスイッチ 62 シャッタースイッチSW1 64 シャッタースイッチSW2 66 AEB設定スイッチ 68 単写/連写スイッチ 70 操作部 72 電源スイッチ 80 電源制御手段 82 コネクタ 84 コネクタ 86 電源手段 90 インタフェース 92 コネクタ 94 インタフェース 96 コネクタ 98 記録媒体着脱検知手段 100 画像処理装置 104 光学ファインダ 106 レンズマウント 110 通信手段 112 コネクタ(またはアンテナ) 120 インタフェース 122 コネクタ 130 ミラー 132 ミラー 200 記録媒体 202 記録部 204 インタフェース 206 コネクタ 210 記録媒体 212 記録部 214 インタフェース 216 コネクタ 300 レンズユニット 306 レンズマウント 310 撮影レンズ 312 絞り 320 インタフェース 322 コネクタ 340 露光制御手段 342 測距制御手段 344 ズーム制御手段 350 レンズシステム制御回路
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/225 - 5/243 H04N 5/335

Claims (52)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像した静止画像及び/或いは動画像を
    記録媒体に記録する画像処理装置において、 露光せずに電荷蓄積を行う第1の撮像モードと、露光を
    行って電荷蓄積を行う第2の撮像モードとを備える撮像
    手段と、 前記撮像手段の出力する撮像データを記憶する記憶手段
    と、 複数の異なる露出状態の撮影を連続して行う自動段階露
    光撮影モードを設定する自動段階露光撮影モード設定手
    段と、 前記自動段階露光撮影モード設定手段により自動段階露
    光撮影モードが設定されている時に、前記複数の異なる
    露出状態の撮影の中で最も長い電荷蓄積時間を必要とす
    る撮影に基づいて、前記撮像手段の電荷蓄積時間を決定
    する電荷蓄積時間決定手段と、 前記電荷蓄積時間決定手段で決定された電荷蓄積時間に
    亘って前記撮像手段が前記第1の撮像モードで撮像して
    得られた第1の画像データを前記記憶手段に記憶させる
    第1の制御手段と、 前記電荷蓄積時間決定手段で決定された基準の電荷蓄積
    時間に従って前記撮像手段が前記第2の撮像モードで撮
    像して得られた第2の画像データを前記記憶手段に記憶
    することを、複数の異なる露出状態で連続して行う第2
    の制御手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の画像データは前記撮像手段の
    暗電流ノイズデータであり、前記第2の画像データは前
    記撮像手段の撮影画像データであることを特徴とする請
    求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の撮像モードでの前記撮像手段
    の電荷蓄積時間と、前記第2の撮像モードでの前記撮像
    手段の基準の電荷蓄積時間が等しい或いはほぼ等しいこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像処理
    装置。
  4. 【請求項4】 前記電荷蓄積時間決定手段は、被写体の
    露出測定値に応じて絞り値とシャッター速度とを決定
    し、当該決定されたシャッター速度から前記自動段階露
    光撮影モードでの段階露光量に応じて定めた最も長いシ
    ャッター速度に基づいて前記電荷蓄積時間を決定するこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記電荷蓄積時間決定手段により決定さ
    れた電荷蓄積時間は、前記決定されたシャッター速度か
    ら前記自動段階露光撮影モードでの段階露光量に応じて
    定めた最も長いシャッター速度よりも長い時間であるこ
    とを特徴とする請求項4記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 撮像した静止画像及び/或いは動画像を
    記録媒体に記録する画像処理装置において、 露光せずに電荷蓄積を行う第1の撮像モードと、露光を
    行って電荷蓄積を行う第2の撮像モードとを備える撮像
    手段と、 前記撮像手段の出力する撮像データを記憶する記憶手段
    と、 前記記憶手段に記憶された撮像データを読み出して演算
    する信号演算手段と、 複数の異なる露出状態の撮影を連続して行う自動段階露
    光撮影モードを設定する自動段階露光撮影モード設定手
    段と、 前記自動段階露光撮影モード設定手段により自動段階露
    光撮影モードが設定されている時に、前記複数の異なる
    露出状態の撮影の中で最も長い電荷蓄積時間を必要とす
    る撮影に基づいて、前記撮像手段の電荷蓄積時間を決定
    する電荷蓄積時間決定手段と、 前記電荷蓄積時間決定手段で決定された電荷蓄積時間に
    亘って前記撮像手段が前記第1の撮像モードで撮像して
    得られた未露光の画像データを前記記憶手段に記憶させ
    る第1の制御手段と、 前記未露光の画像データの前記記憶手段への記憶の後、
    前記電荷蓄積時間決定手段で決定された基準の電荷蓄積
    時間に従って前記撮像手段が前記第2の撮像モードで撮
    像して得られた被写体の画像データを前記記憶手段に記
    憶させる動作と、前記記憶手段に記憶された前記未露光
    の画像データと前記被写体の画像データとに基づき、前
    記信号演算手段に画像補正処理を行わせる動作とを、複
    数の異なる露出状態で連続して行う第2の制御手段とを
    有することを特徴とする画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記未露光の画像データは前記撮像手段
    の暗電流ノイズデータであり、前記画像補正処理は前記
    撮像手段の暗電流ノイズ補正処理であることを特徴とす
    る請求項6記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の撮像モードでの前記撮像手段
    の電荷蓄積時間と、前記第2の撮像モードでの前記撮像
    手段の基準の電荷蓄積時間が等しい或いはほぼ等しいこ
    とを特徴とする請求項6または請求項7記載の画像処理
    装置。
  9. 【請求項9】 前記電荷蓄積時間決定手段は、被写体の
    露出測定値に応じて絞り値とシャッター速度とを決定
    し、当該決定されたシャッター速度から前記自動段階露
    光撮影モードでの段階露光量に応じて定めた最も長いシ
    ャッター速度に基づいて前記電荷蓄積時間を決定するこ
    とを特徴とする請求項6乃至請求項8のいずれかに記載
    の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記電荷蓄積時間決定手段により決定
    された電荷蓄積時間は、前記決定されたシャッター速度
    から前記自動段階露光撮影モードでの段階露光量に応じ
    て定めた最も長いシャッター速度よりも長い時間である
    ことを特徴とする請求項9記載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】 露光せずに電荷蓄積を行う第1の撮像
    モードと露光を行って電荷蓄積を行う第2の撮像モード
    とを備える撮像手段と、前記撮像手段の出力する撮像デ
    ータを記憶する記憶手段と、複数の異なる露出状態の撮
    影を連続して行う自動段階露光撮影モードを設定する自
    動段階露光撮影モード設定手段とを備え、静止画像及び
    /或いは動画像を撮像記録する画像処理装置に適用され
    る画像処理方法において、 前記自動段階露光撮影モード設定手段により自動段階露
    光撮影モードが設定されている時に、前記複数の異なる
    露出状態の撮影の中で最も長い電荷蓄積時間を必要とす
    る撮影に基づいて、前記撮像手段の電荷蓄積時間を決定
    する電荷蓄積時間決定ステップと、 前記電荷蓄積時間決定ステップで決定された電荷蓄積時
    間に亘って前記撮像手段が前記第1の撮像モードで撮像
    して得られた第1の画像データを前記記憶手段に記憶さ
    せる第1の制御ステップと、 前記電荷蓄積時間決定ステップで決定された基準の電荷
    蓄積時間に従って前記撮像手段が前記第2の撮像モード
    で撮像して得られた第2の画像データを前記記憶手段に
    記憶することを、複数の異なる露出状態で連続して行う
    第2の制御ステップとを有することを特徴とする画像処
    理方法。
  12. 【請求項12】 前記第1の画像データは前記撮像手段
    の暗電流ノイズデータであり、前記第2の画像データは
    前記撮像手段の撮影画像データであることを特徴とする
    請求項11記載の画像処理方法。
  13. 【請求項13】 前記第1の撮像モードでの前記撮像手
    段の電荷蓄積時間と、前記第2の撮像モードでの前記撮
    像手段の基準の電荷蓄積時間が等しい或いはほぼ等しい
    ことを特徴とする請求項11または請求項12記載の画
    像処理方法。
  14. 【請求項14】 前記電荷蓄積時間決定ステップは、被
    写体の露出測定値に応じて絞り値とシャッター速度とを
    決定し、当該決定されたシャッター速度から前記自動段
    階露光撮影モードでの段階露光量に応じて定めた最も長
    いシャッター速度に基づいて前記電荷蓄積時間を決定す
    ることを特徴とする請求項11乃至請求項13のいずれ
    かに記載の画像処理方法。
  15. 【請求項15】 前記電荷蓄積時間決定ステップにより
    決定された電荷蓄積時間は、前記決定されたシャッター
    速度から前記自動段階露光撮影モードでの段階露光量に
    応じて定めた最も長いシャッター速度よりも長い時間で
    あることを特徴とする請求項14記載の画像処理方法。
  16. 【請求項16】 露光せずに電荷蓄積を行う第1の撮像
    モードと露光を行って電荷蓄積を行う第2の撮像モード
    とを備える撮像手段と、前記撮像手段の出力する撮像デ
    ータを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された
    撮像データを読み出して演算する信号演算手段と、複数
    の異なる露出状態の撮影を連続して行う自動段階露光撮
    影モードを設定する自動段階露光撮影モード設定手段と
    を備え、静止画像及び/或いは動画像を撮像記録する画
    像処理装置に適用される画像処理方法において、 前記自動段階露光撮影モード設定手段により自動段階露
    光撮影モードが設定されている時に、前記複数の異なる
    露出状態の撮影の中で最も長い電荷蓄積時間を必要とす
    る撮影に基づいて、前記撮像手段の電荷蓄積時間を決定
    する電荷蓄積時間決定ステップと、 前記電荷蓄積時間決定ステップで決定された電荷蓄積時
    間に亘って前記撮像手段が前記第1の撮像モードで撮像
    して得られた未露光の画像データを前記記憶手段に記憶
    させる第1の制御ステップと、 前記未露光の画像データの前記記憶手段への記憶の後、
    前記電荷蓄積時間決定ステップで決定された基準の電荷
    蓄積時間に従って前記撮像手段が前記第2の撮像モード
    で撮像して得られた被写体の画像データを前記記憶手段
    に記憶させる動作と、前記記憶手段に記憶された前記未
    露光の画像データと前記被写体の画像データとに基づ
    き、前記信号演算手段に画像補正処理を行わせる動作と
    を、複数の異なる露出状態で連続して行う第2の制御ス
    テップとを有することを特徴とする画像処理方法。
  17. 【請求項17】 前記未露光の画像データは前記撮像手
    段の暗電流ノイズデータであり、前記画像補正処理は前
    記撮像手段の暗電流ノイズ補正処理であることを特徴と
    する請求項16記載の画像処理方法。
  18. 【請求項18】 前記第1の撮像モードでの前記撮像手
    段の電荷蓄積時間と、前記第2の撮像モードでの前記撮
    像手段の基準の電荷蓄積時間が等しい或いはほぼ等しい
    ことを特徴とする請求項16または請求項17記載の画
    像処理方法。
  19. 【請求項19】 前記電荷蓄積時間決定ステップは、被
    写体の露出測定値に応じて絞り値とシャッター速度とを
    決定し、当該決定されたシャッター速度から前記自動段
    階露光撮影モードでの段階露光量に応じて定めた最も長
    いシャッター速度に基づいて前記電荷蓄積時間を決定す
    ることを特徴とする請求項16乃至請求項18のいずれ
    かに記載の画像処理方法。
  20. 【請求項20】 前記電荷蓄積時間決定ステップにより
    決定された電荷蓄積時間は、前記決定されたシャッター
    速度から前記自動段階露光撮影モードでの段階露光量に
    応じて定めた最も長いシャッター速度よりも長い時間で
    あることを特徴とする請求項19記載の画像処理方法。
  21. 【請求項21】 露光せずに電荷蓄積を行う第1の撮像
    モードと露光を行って電荷蓄積を行う第2の撮像モード
    とを備える撮像手段と、前記撮像手段の出力する撮像デ
    ータを記憶する記憶手段と、複数の異なる露出状態の撮
    影を連続して行う自動段階露光撮影モードを設定する自
    動段階露光撮影モード設定手段とを備え、静止画像及び
    /或いは動画像を撮像記録する画像処理装置に適用され
    る画像処理方法をプログラムとして記憶した、コンピュ
    ータにより読み出し可能な記憶媒体において、 前記画像処理方法が、 前記自動段階露光撮影モード設定手段により自動段階露
    光撮影モードが設定されている時に、前記複数の異なる
    露出状態の撮影の中で最も長い電荷蓄積時間を必要とす
    る撮影に基づいて、前記撮像手段の電荷蓄積時間を決定
    する電荷蓄積時間決定ステップと、 前記電荷蓄積時間決定ステップで決定された電荷蓄積時
    間に亘って前記撮像手段が前記第1の撮像モードで撮像
    して得られた第1の画像データを前記記憶手段に記憶さ
    せる第1の制御ステップと、 前記電荷蓄積時間決定ステップで決定された基準の電荷
    蓄積時間に従って前記撮像手段が前記第2の撮像モード
    で撮像して得られた第2の画像データを前記記憶手段に
    記憶することを、複数の異なる露出状態で連続して行う
    第2の制御ステップとを有することを特徴とする記憶媒
    体。
  22. 【請求項22】 前記第1の画像データは前記撮像手段
    の暗電流ノイズデータであり、前記第2の画像データは
    前記撮像手段の撮影画像データであることを特徴とする
    請求項21記載の記憶媒体。
  23. 【請求項23】 前記第1の撮像モードでの前記撮像手
    段の電荷蓄積時間と、前記第2の撮像モードでの前記撮
    像手段の基準の電荷蓄積時間が等しい或いはほぼ等しい
    ことを特徴とする請求項21または請求項22記載の記
    憶媒体。
  24. 【請求項24】 前記電荷蓄積時間決定ステップは、被
    写体の露出測定値に応じて絞り値とシャッター速度とを
    決定し、当該決定されたシャッター速度から前記自動段
    階露光撮影モードでの段階露光量に応じて定めた最も長
    いシャッター速度に基づいて前記電荷蓄積時間を決定す
    ることを特徴とする請求項21乃至請求項23のいずれ
    かに記載の記憶媒体。
  25. 【請求項25】 前記電荷蓄積時間決定ステップにより
    決定された電荷蓄積時間は、前記決定されたシャッター
    速度から前記自動段階露光撮影モードでの段階露光量に
    応じて定めた最も長いシャッター速度よりも長い時間で
    あることを特徴とする請求項24記載の画像処理方法。
  26. 【請求項26】 露光せずに電荷蓄積を行う第1の撮像
    モードと露光を行って電荷蓄積を行う第2の撮像モード
    とを備える撮像手段と、前記撮像手段の出力する撮像デ
    ータを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された
    撮像データを読み出して演算する信号演算手段と、複数
    の異なる露出状態の撮影を連続して行う自動段階露光撮
    影モードを設定する自動段階露光撮影モード設定手段と
    を備え、静止画像及び/或いは動画像を撮像記録する画
    像処理装置に適用される画像処理方法をプログラムとし
    て記憶した、コンピュータにより読み出し可能な記憶媒
    体において、 前記画像処理方法が、 前記自動段階露光撮影モード設定手段により自動段階露
    光撮影モードが設定されている時に、前記複数の異なる
    露出状態の撮影の中で最も長い電荷蓄積時間を必要とす
    る撮影に基づいて、前記撮像手段の電荷蓄積時間を決定
    する電荷蓄積時間決定ステップと、 前記電荷蓄積時間決定ステップで決定された電荷蓄積時
    間に亘って前記撮像手段が前記第1の撮像モードで撮像
    して得られた未露光の画像データを前記記憶手段に記憶
    させる第1の制御ステップと、 前記未露光の画像データの前記記憶手段への記憶の後、
    前記電荷蓄積時間決定ステップで決定された基準の電荷
    蓄積時間に従って前記撮像手段が前記第2の撮像モード
    で撮像して得られた被写体の画像データを前記記憶手段
    に記憶させる動作と、前記記憶手段に記憶された前記未
    露光の画像データと前記被写体の画像データとに基づ
    き、前記信号演算手段に画像補正処理を行わせる動作と
    を、複数の異なる露出状態で連続して行う第2の制御ス
    テップとを有することを特徴とする記憶媒体。
  27. 【請求項27】 前記未露光の画像データは前記撮像手
    段の暗電流ノイズデータであり、前記画像補正処理は前
    記撮像手段の暗電流ノイズ補正処理であることを特徴と
    する請求項26記載の記憶媒体。
  28. 【請求項28】 前記第1の撮像モードでの前記撮像手
    段の電荷蓄積時間と、前記第2の撮像モードでの前記撮
    像手段の基準の電荷蓄積時間が等しい或いはほぼ等しい
    ことを特徴とする請求項26または請求項27記載の記
    憶媒体。
  29. 【請求項29】 前記電荷蓄積時間決定ステップは、被
    写体の露出測定値に応じて絞り値とシャッター速度とを
    決定し、当該決定されたシャッター速度から前記自動段
    階露光撮影モードでの段階露光量に応じて定めた最も長
    いシャッター速度に基づいて前記電荷蓄積時間を決定す
    ることを特徴とする請求項26乃至請求項28のいずれ
    かに記載の記憶媒体。
  30. 【請求項30】 前記電荷蓄積時間決定ステップにより
    決定された電荷蓄積時間は、前記決定されたシャッター
    速度から前記自動段階露光撮影モードでの段階露光量に
    応じて定めた最も長いシャッター速度よりも長い時間で
    あることを特徴とする請求項29の記憶媒体。
  31. 【請求項31】 撮像手段と、露光状態で前記撮像手段
    に撮像動作を行わせて撮像信号を得る第1の撮像動作と
    非露光状態で前記撮像手段に前記第1の撮像動作に従っ
    た撮像動作を行わせて撮像信号を得る第2の撮像動作を
    行い、前記第1の撮像動作により得られる撮像信号を前
    記第2の撮像動作により得られる撮像信号にて処理する
    信号処理手段と、前記第1の撮像動作の撮像時間を異な
    らせて所定の複数回の撮影を行うように指示する指示手
    段とを有し、前記信号処理手段は、前記指示手段の前記
    指示に応答して所定の撮影の前記第1の撮像動作の撮像
    時間を指定し、該指定した撮像時間に従って前記処理
    ための前記第2の撮像動作を行うことを特徴とする撮像
    装置。
  32. 【請求項32】 前記信号処理手段は、前記指示手段の
    前記指示に応答して前記複数回の撮影のうちの所定の撮
    影の前記第1の撮像動作の撮像時間を選択して、該選択
    した撮像時間に従って前記処理のための前記第2の撮像
    動作を行うことを特徴とする請求項31記載の撮像装
    置。
  33. 【請求項33】 前記選択した撮像時間に従った前記第
    2の撮像動作の撮像信号を記憶する記憶手段を有するこ
    とを特徴とする請求項32記載の撮像装置。
  34. 【請求項34】 前記信号処理手段は、前記複数回の撮
    影のうちの前記所定の撮影以外の撮影では、前記記憶手
    段に記憶された撮像信号により前記第1の撮像動作によ
    り得られる撮像信号を処理することを特徴とする請求項
    33記載の撮像装置。
  35. 【請求項35】 前記信号処理手段は、前記指示手段の
    前記指示に応答して前記複数回の撮影のうちの最も長い
    前記第1の撮像動作の撮像時間を選択して、該選択した
    撮像時間に従って前記処理のための前記第2の撮像動作
    を行うことを特徴とする請求項31記載の撮像装置。
  36. 【請求項36】 前記選択した撮像時間に従った前記第
    2の撮像動作の撮像信号を記憶する記憶手段を有するこ
    とを特徴とする請求項35記載の撮像装置。
  37. 【請求項37】 前記信号処理手段は、前記複数回の撮
    影のうちの前記最も長い前記第1の撮像動作の撮像時間
    の撮影以外の撮影では、前記記憶手段に記憶された撮像
    信号により前記第1の撮像動作により得られる撮像信号
    を処理することを特徴とする請求項36記載の撮像装
    置。
  38. 【請求項38】 前記指定した撮像時間に従った前記第
    2の撮像動作の撮像信号を記憶する記憶手段を有するこ
    とを特徴とする請求項31記載の撮像装置。
  39. 【請求項39】 撮像手段と、露光状態で前記撮像手段
    に撮像動作を行わせて撮像信号を得る第1の撮像動作と
    非露光状態で前記撮像手段に撮像動作を行わせて撮像信
    号を得る第2の撮像動作を行い、前記第1の撮像動作に
    より得られる撮像信号を前記第2の撮像動作により得ら
    れる撮像信号にて処理する信号処理手段と、前記第1の
    撮像動作の撮像時間を異ならせて所定の複数回の撮影を
    行うように指示する指示手段とを有し、前記信号処理手
    段は、前記指示手段の前記指示に応答して前記第2の撮
    像動作を前記第1の撮像動作の撮影ごとに行わないよう
    にすることを特徴とする撮像装置。
  40. 【請求項40】 前記信号処理手段は、前記指示手段の
    前記指示に応答して前記複数回の撮影のうちの所定の撮
    影の前記第1の撮像動作の撮像時間を選択して、該選択
    した撮像時間に従って前記処理のための前記第2の撮像
    動作を行うことを特徴とする請求項39記載の撮像装
    置。
  41. 【請求項41】 前記選択した撮像時間に従った前記第
    2の撮像動作の撮像信号を記憶する記憶手段を有するこ
    とを特徴とする請求項40記載の撮像装置。
  42. 【請求項42】 前記信号処理手段は、前記複数回の撮
    影のうちの前記所定の撮影以外の撮影では、前記記憶手
    段に記憶された撮像信号により前記第1の撮像動作によ
    り得られる撮像信号を処理することを特徴とする請求項
    41記載の撮像装置。
  43. 【請求項43】 前記信号処理手段は、前記指示手段の
    前記指示に応答して前記複数回の撮影のうちの最も長い
    前記第1の撮像動作の撮像時間を選択して、該選択した
    撮像時間に従って前記処理のための前記第2の撮像動作
    を行うことを特徴とする請求項39記載の撮像装置。
  44. 【請求項44】 前記選択した撮像時間に従った前記第
    2の撮像動作の撮像信号を記憶する記憶手段を有するこ
    とを特徴とする請求項43記載の撮像装置。
  45. 【請求項45】 前記信号処理手段は、前記複数回の撮
    影のうちの前記最も長い前記第1の撮像動作の撮像時間
    の撮影以外の撮影では、前記記憶手段に記憶された撮像
    信号により前記第1の撮像動作により得られる撮像信号
    を処理することを特徴とする請求項44記載の撮像装
    置。
  46. 【請求項46】 前記信号処理手段は、前記指示手段の
    前記指示に応答して所定の撮影の前記第1の撮像動作の
    撮像時間を指定し、該指定した撮像時間に従って前記
    のための前記第2の撮像動作を行うことを特徴とする
    請求項39記載の撮像装置。
  47. 【請求項47】 前記指定した撮像時間に従った前記第
    2の撮像動作の撮像信号を記憶する記憶手段を有するこ
    とを特徴とする請求項46記載の撮像装置。
  48. 【請求項48】 前記信号処理手段は、前記複数の撮影
    のうちの前記所定の撮影以外の撮影では、前記記憶手段
    に記憶された撮像信号により前記第1の撮像動作により
    得られる撮像信号を処理することを特徴とする請求項4
    7記載の撮像装置。
  49. 【請求項49】 露光状態で撮像手段に撮像動作を行わ
    せて撮像信号を得る第1の撮像動作と非露光状態で前記
    撮像手段に前記第1の撮像動作に従った撮像動作を行わ
    せて撮像信号を得る第2の撮像動作を行い、前記第1の
    撮像動作により得られる撮像信号を前記第2の撮像動作
    により得られる撮像信号にて処理すると共に、前記第1
    の撮像動作の撮像時間を異ならせて所定の複数回の撮影
    を行う指示に応答して所定の撮影の前記第1の撮像動作
    の撮像時間を指定し、該指定した撮像時間に従って前記
    処理のための前記第2の撮像動作を行うことを特徴とす
    る画像処理方法。
  50. 【請求項50】 露光状態で撮像手段に撮像動作を行わ
    せて撮像信号を得る第1の撮像動作と非露光状態で前記
    撮像手段に撮像動作を行わせて撮像信号を得る第2の撮
    像動作を行い、前記第1の撮像動作により得られる撮像
    信号を前記第2の撮像動作により得られる撮像信号にて
    処理すると共に、前記第1の撮像動作の撮像時間を異な
    らせて所定の複数回の撮影を行う指示に応答して前記第
    2の撮像動作を前記第1の撮像動作の撮影ごとに行わな
    いようにすることを特徴とする画像処理方法。
  51. 【請求項51】 露光状態で撮像手段に撮像動作を行わ
    せて撮像信号を得る第1の撮像動作と非露光状態で前記
    撮像手段に前記第1の撮像動作に従った撮像動作を行わ
    せて撮像信号を得る第2の撮像動作を行い、前記第1の
    撮像動作により得られる撮像信号を前記第2の撮像動作
    により得られる撮像信号にて処理すると共に、前記第1
    の撮像動作の撮像時間を異ならせて所定の複数回の撮影
    を行う指示に応答して所定の撮影の前記第1の撮像動作
    の撮像時間を指定し、該指定した撮像時間に従って前記
    処理のための前記第2の撮像動作を行うプログラムを有
    することを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶
    媒体。
  52. 【請求項52】 露光状態で撮像手段に撮像動作を行わ
    せて撮像信号を得る第1の撮像動作と非露光状態で前記
    撮像手段に撮像動作を行わせて撮像信号を得る第2の撮
    像動作を行い、前記第1の撮像動作により得られる撮像
    信号を前記第2の撮像動作により得られる撮像信号にて
    処理すると共に、前記第1の撮像動作の撮像時間を異な
    らせて所定の複数回の撮影を行う指示に応答して前記第
    2の撮像動作を前記第1の撮像動作の撮影ごとに行わな
    いようにするプログラムを有することを特徴とするコン
    ピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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