JP3352746B2 - 柔軟性のある非吸着性包装材料及び該包装材料による押出しチューブ容器 - Google Patents
柔軟性のある非吸着性包装材料及び該包装材料による押出しチューブ容器Info
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Description
対する非吸着性に優れ、しかも柔軟性のある良好な風合
いを有する包装材料、及び該包装材料によるチューブ容
器胴部を備えた押出しチューブ容器に関する。
優れた包装材料として、内容物に接する層がポリアクリ
ルニトリル樹脂で形成されているものが提案されてい
る。
来の非吸着性包装材料は、非吸着性能を果たすポリアク
リルニトリル樹脂層自体が固いために包装材料全体が固
く、柔軟性がなく、風合いが悪いだけでなく、クラック
が発生し易いという欠点をも有する。
れている浸透性の高い成分に対する非吸着性に優れ、し
かも柔軟性のある風合いの良好な包装材料、及び該包装
材料によるチューブ容器胴部を備えた押出しチューブ容
器を提供するものである。
する構成による本発明の柔軟性のある非吸着性包装材料
及び該包装材料による押出しチューブ容器によって解決
することができる。
装材料は、ポリアクリルニトリル樹脂による表面樹脂層
と、該表面樹脂層と同一の樹脂による裏面樹脂層と、こ
れらの表面樹脂層と裏面樹脂層との間において、表面樹
脂層側から裏面樹脂層側に向かって順次積層されている
既成のPETフィルム、金属箔及び既成のポリエチレン
フィルムによる中間層とを有しており、前記既成のPE
Tフィルムと金属箔との間、及び前記金属箔と既成のポ
リエチレンフィルムとの間に、それぞれポリエチレン樹
脂の溶融押出し樹脂層が介在している積層シートからな
る。
ューブ容器胴部が、ポリアクリルニトリル樹脂による表
面樹脂層と、該表面樹脂層と同一の樹脂による裏面樹脂
層と、これらの表面樹脂層と裏面樹脂層との間におい
て、表面樹脂層側から裏面樹脂層側に向かって順次積層
されている既成のPETフィルム、金属箔及び既成のポ
リエチレンフィルムによる中間層とを有しており、前記
既成のPETフィルムと金属箔との間、及び前記金属箔
と既成のポリエチレンフィルムとの間に、それぞれポリ
エチレン樹脂の溶融押出し樹脂層が介在している積層シ
ートからなる柔軟性のある非吸着性包装材料により、該
非吸着性包装材料における裏面樹脂層が胴部内周面層と
なるようにして成形されているチューブ容器である。
着性包装材料及び該包装材料による押出しチューブ容器
において、包装材料の表面樹脂層と裏面樹脂層とを形成
するポリアクリルニトリル樹脂としては、市販されてい
るバレックス(商品名)等を利用し得る。
積層シート中の表面樹脂層及び裏面樹脂層は、ドライラ
ミネート法等により厚さ30〜200μ程度に形成され
る。
胴部は、先の積層シートによる筒状体からなるものであ
って、該筒状体は、この積層シートの一方の側辺部と他
方の側辺部とを接合することによって成形される。
られる円錐台形状の肩部とそれに連続する細首の口頚部
とからなる頭部は、通常筒状体をインサートしてある射
出成形用金型を利用して、該金型内で溶融樹脂を射出成
形することによって形成される。
ューブ容器胴部における裏面樹脂層と同一の樹脂を利用
することが好ましい。
料及び該包装材料による押出しチューブ容器の具体的な
構成を製造実施例を以って説明する。
ム2と厚さ9μのアルミニウム箔3とを厚さ30μのポ
リエチレン樹脂の溶融押出し樹脂層4を利用して積層し
た後、アルミニウム箔3と厚さ50μのポリエチレンフ
ィルム5とを、厚さ30μのポリエチレン樹脂の溶融押
出し樹脂層6を利用して積層した。
に、厚さ30μのポリアクリルニトリル樹脂フィルムか
らなる表面樹脂層7をドライラミネート法によって積層
し、さらに、ポリエチレンフィルム5面に、厚さ50μ
のポリアクリルニトリル樹脂フィルムからなる裏面樹脂
層8をドライラミネート法によって積層し、本発明の1
実施例品である柔軟性のある非吸着性包装材料1を得
た。
1を、該非吸着性包装材料1における裏面樹脂層8がマ
ンドレルに接当するようにしてマンドレルに巻き付け、
筒状にして包装材料の側辺部同士をシールすることによ
り、筒状成形体からなるチューブ容器胴部を得た。
状成形体を、射出成形用の金型内のマンドレルに装着し
た後、細首の口頸部と該口頸部の下端部に連続する円錐
台形状の肩部との一体成形体からなるチューブ容器頭部
を、ポリアクリルニトリル樹脂の射出成形によって成形
すると同時に、筒状成形体の上方端部に接合した。
キャップ付けをした後、筒状成形体の下方端部から軟膏
を充填し、続いて筒状成形体の下方端部を溶着して封緘
部を形成することにより、押出しチューブ容器を得た。
は、内容物と接する層がポリアクリルニトリル樹脂で形
成されているため、浸透性の高い成分を含有する内容物
に対しても非吸着特性に優れた作用を奏し、しかも積層
シート中にポリエチレン樹脂の溶融押出し樹脂層が積層
されているため、風合いが良好であり、クラック等の発
生の無い柔軟性を備えたものになる。
ューブ容器胴部を形成している積層シート中にポリエチ
レン樹脂の溶融押出し樹脂層が積層されているため、内
周面層が固いポリアクリルニトリル樹脂で形成されてい
ても、チューブ容器胴部に柔軟な風合いが保持されてお
り、押出し性能において良好な作用が奏される。
を示す断面模型図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 ポリアクリルニトリル樹脂による表面
樹脂層と、該表面樹脂層と同一の樹脂による裏面樹脂層
と、これらの表面樹脂層と裏面樹脂層との間において、
表面樹脂層側から裏面樹脂層側に向かって順次積層され
ている既成のPETフィルム、金属箔及び既成のポリエ
チレンフィルムによる中間層とを有しており、前記既成
のPETフィルムと金属箔との間、及び前記金属箔と既
成のポリエチレンフィルムとの間に、それぞれポリエチ
レン樹脂の溶融押出し樹脂層が介在している積層シート
からなることを特徴とする柔軟性のある非吸着性包装材
料。 - 【請求項2】 チューブ容器胴部が、ポリアクリルニ
トリル樹脂による表面樹脂層と、該表面樹脂層と同一の
樹脂による裏面樹脂層と、これらの表面樹脂層と裏面樹
脂層との間において、表面樹脂層側から裏面樹脂層側に
向かって順次積層されている既成のPETフィルム、金
属箔及び既成のポリエチレンフィルムによる中間層とを
有しており、前記既成のPETフィルムと金属箔との
間、及び前記金属箔と既成のポリエチレンフィルムとの
間に、それぞれポリエチレン樹脂の溶融押出し樹脂層が
介在している積層シートからなる柔軟性のある非吸着性
包装材料により、該非吸着性包装材料における裏面樹脂
層が胴部内周面層となるようにして成形されていること
を特徴とする押出しチューブ容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3933793A JP3352746B2 (ja) | 1993-02-03 | 1993-02-03 | 柔軟性のある非吸着性包装材料及び該包装材料による押出しチューブ容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3933793A JP3352746B2 (ja) | 1993-02-03 | 1993-02-03 | 柔軟性のある非吸着性包装材料及び該包装材料による押出しチューブ容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06226910A JPH06226910A (ja) | 1994-08-16 |
JP3352746B2 true JP3352746B2 (ja) | 2002-12-03 |
Family
ID=12550281
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3933793A Expired - Lifetime JP3352746B2 (ja) | 1993-02-03 | 1993-02-03 | 柔軟性のある非吸着性包装材料及び該包装材料による押出しチューブ容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3352746B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014227206A (ja) * | 2013-05-23 | 2014-12-08 | 藤森工業株式会社 | 筒型容器 |
-
1993
- 1993-02-03 JP JP3933793A patent/JP3352746B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06226910A (ja) | 1994-08-16 |
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