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JPH11226997A - インモ−ルドラベリング成形容器 - Google Patents

インモ−ルドラベリング成形容器

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Publication number
JPH11226997A
JPH11226997A JP4299098A JP4299098A JPH11226997A JP H11226997 A JPH11226997 A JP H11226997A JP 4299098 A JP4299098 A JP 4299098A JP 4299098 A JP4299098 A JP 4299098A JP H11226997 A JPH11226997 A JP H11226997A
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JP
Japan
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layer
label
resin
container
mold
Prior art date
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Application number
JP4299098A
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English (en)
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Norikazu Shinoki
則和 篠木
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP4299098A priority Critical patent/JP3998798B2/ja
Publication of JPH11226997A publication Critical patent/JPH11226997A/ja
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Publication of JP3998798B2 publication Critical patent/JP3998798B2/ja
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/14Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
    • B29C45/14467Joining articles or parts of a single article
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29KINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
    • B29K2995/00Properties of moulding materials, reinforcements, fillers, preformed parts or moulds
    • B29K2995/0037Other properties
    • B29K2995/0065Permeability to gases
    • B29K2995/0067Permeability to gases non-permeable
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2031/00Other particular articles
    • B29L2031/712Containers; Packaging elements or accessories, Packages

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 遮光性および酸素、水蒸気等に対するバリア
−性を有し、更に、成形容器内に乳および乳製品を充填
包装して乳および乳製品お成分規格などに関する省令の
衛生基準(略称、乳等省令)に合致するインモ−ルドラ
ベリング成形容器を提供することである。 【解決手段】 インモ−ルド成形した熱可塑性樹脂製射
出成形容器であり、該容器の胴部外側壁面に、最内層と
最外層とが同質の層からなり、更に、その層間に、少な
くとも、強度を有する樹脂フィルム層、およびバリア−
性基材層とが積層されている側面ラベルが密接着し、ま
た、該容器の底部内側壁面に、最内層と最外層とが同質
の層からなり、更に、その層間に、少なくとも、強度を
有する樹脂フィルム層、およびバリア−性基材層とが積
層されている底面ラベルが密接着していることを特徴と
するインモ−ルドラベリング成形容器に関するものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インモ−ルドラベ
リング成形容器に関し、更に詳しくは、酸素、水蒸気等
に対するバリア−性に優れ、更に、遮光性を有し、主
に、乳および乳製品の充填包装に適するインモ−ルドラ
ベリング成形容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、インモ−ルドラベリング成形容器
としては、種々の形態からなるものが開発され、提案さ
れている。このインモ−ルドラベリング成形容器とは、
プラスチック成形を行うと同時に金型内で成形品表面に
ラベルの張り付けを同時に行う成形法によって成形され
る包装用容器であって、例えば、射出成形、ブロ−成
形、サ−モフォ−ミング成形等の成形法によって製造可
能なものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題および課題を解決するた
めの手段】本発明者は、インモ−ルドラベリング成形容
器について種々研究の結果、先に、インモ−ルドラベル
容器およびその製法を提案しているものである(特開平
8−1342477号公報参照。)。本発明者は、上記
のインモ−ルドラベル容器およびその製法について、更
に種々研究の結果、インモ−ルド成形樹脂として、添加
物無添加のポリエチレン系樹脂を使用し、これを射出成
形して射出成形容器を製造すると共に、該成形容器の胴
部外側壁面および底部内側壁面の全面に、最内層と最外
層とが同質の層からなり、更に、その層間に、少なくと
も、強度を有する樹脂フィルム層、およびバリア−性基
材層とが積層されている側面ラベルおよび底面ラベルを
密接着させてインモ−ルドラベリング成形容器を製造
し、該成形容器内に乳および乳製品を充填包装したとこ
ろ、遮光性および酸素、水蒸気等のバリア−性等に優れ
て内容物の保存適性を有し、更に、乳および乳製品の成
分規格などに関する省令の衛生基準(略称、乳等省令)
に合致し得る包装容器を製造し得ることを見出して本発
明を完成したものである。
【0004】すなわち、本発明は、インモ−ルド成形し
た熱可塑性樹脂製射出成形容器であり、該容器の胴部外
側壁面に、最内層と最外層とが同質の層からなり、更
に、その層間に、少なくとも、強度を有する樹脂フィル
ム層、およびバリア−性基材層とが積層されている側面
ラベルが密接着し、また、該容器の底部内側壁面に、最
内層と最外層とが同質の層からなり、更に、その層間
に、少なくとも、強度を有する樹脂フィルム層、および
バリア−性基材層とが積層されている底面ラベルが密接
着していることを特徴とするインモ−ルドラベリング成
形容器に関するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】上記の本発明について以下に更に
詳しく説明する。まず、本発明にかかるインモ−ルドラ
ベリング成形容器の成形法について図面を用いて説明す
ると、図1は、本発明にかかるインモ−ルドラベリング
成形容器の成形法の一例を説明する概略的説明図であ
り、図2および図3は、図1に示す本発明にかかるイン
モ−ルドラベリング成形容器の成形法における底部の部
分の成形法を説明する概略的説明図である。
【0006】本発明にかかるインモ−ルドラベリング成
形容器の成形法は、図1に示すように、コア金型1、キ
ャビティ−金型2、ランナ−3、ゲ−ト口4、上記のコ
ア金型1に取り付けた真空吸引装置5a、上記のキャビ
ティ−金型2に取り付けた真空吸引装置5b、5b等か
らなる射出成形金型Aを使用し、まず、最内層と最外層
とが同質の層からなり、更に、その層間に、少なくと
も、強度を有する樹脂フィルム層、およびバリア−性基
材層とが積層されている側面ラベルR1 を、成形容器の
胴部外側壁面の全面に相当する位置に密接着するよう
に、キャビティ−金型2の内壁面に、真空吸引装置5
b、5b等を利用して真空吸引して固定しながら装着
し、また、同じく、最内層と最外層とが同質の層からな
り、更に、その層間に、少なくとも、強度を有する樹脂
フィルム層、およびバリア−性基材層とが積層されてい
る底面ラベルR2 を、コア金型1の底部に相当する箇所
の表面に、真空吸引装置5aを利用して真空吸引して固
定しながら装着し、次いで、そのキャビティ−金型2に
コア金型1を固定し、しかる後、該キャビティ−金型2
とコア金型1とから形成した空間部内に、加熱シリンダ
−(図示してない)で溶融した添加物無添加のポリエチ
レン系樹脂6をランナ−3を通してゲ−ト口4から射出
し、上記の空間部の形状にあった容器7を成形すると共
にその容器7を構成する胴部外側壁面の全面および底部
の底部内側壁面の全面に、それぞれ、側面ラベルR1
よび底面ラベルR2 を溶融一体化して密接着させ、しか
る後冷却固化して成形品を取り出して、本発明にかかる
インモ−ルドラベリング成形容器を製造することができ
るものである。
【0007】上記の成形法において、本発明にかかるイ
ンモ−ルドラベリング成形容器の底部に相当する部分の
成形法について更に詳しく説明すると、まず、図2に示
すように、上記の図1に示したように、コア金型1とキ
ャビティ−金型2とから形成した空間部10内に、加熱
シリンダ−(図示してない)で溶融した添加物無添加の
ポリエチレン系樹脂6をランナ−3を通してゲ−ト口4
から射出すると、該射出された溶融した添加物無添加の
ポリエチレン系樹脂6は、矢印Y、Yに示すように、底
面ラベルR2 の表面に衝突し、而して、底面ラベルR2
の表面に衝突した溶融した添加物無添加のポリエチレン
系樹脂6は、更に、左右にに押し出されると共に、矢印
1 に示すように、底面ラベルR2 をコア金型1の面に
押し付け、更にまた、加熱シリンダ−(図示してない)
で溶融した添加物無添加のポリエチレン系樹脂6をラン
ナ−3を通してゲ−ト口4から射出し続けると、図3に
示すように、該溶融した添加物無添加のポリエチレン系
樹脂6は、矢印Y2 、Y2に示すように、底面ラベルR
2 の表面の上に射出して、該底面ラベルR2 をコア金型
1の表面に押し付けると共に左右に押し流され、最終的
には、容器7を構成する底部の底部内側壁面の全面に底
面ラベルR2 を溶融一体化して密接着させ、しかる後冷
却固化して成形品を取り出して、本発明にかかるインモ
−ルドラベリング成形容器を製造することができるもの
である。なお、図中、5aは、真空吸引装置を表し、而
して、上記のように、加熱シリンダ−(図示してない)
で溶融した添加物無添加のポリエチレン系樹脂6をラン
ナ−3を通してゲ−ト口4から射出されると、真空吸引
機構が解除されるものである。
【0008】次に、本発明において、上記のような成形
法で成形される本発明にかかるインモ−ルドラベリング
成形容器の構成について説明すると、図4は、本発明に
かかるインモ−ルドラベリング成形容器の構成を示す概
略的断面図であり、図5は、図4に示すインモ−ルドラ
ベリング成形容器の底部における別の形態からなる底面
ラベルの一部を示す概略的断面図であり、図6は、図4
に示すインモ−ルドラベリング成形容器の胴部外側壁面
における側面ラベルのラベルの接合部の状態をを示す概
略的断面図である。
【0009】本発明にかかるインモ−ルドラベリング成
形容器20は、図4に示すように、インモ−ルド成形し
た添加物無添加のポリエチレン系樹脂製射出成形容器2
1であって、該容器21の胴部外側壁面の全面に、最内
層と最外層とが同質の層からなり、更に、その層間に、
少なくとも、強度を有する樹脂フィルム層、およびバリ
ア−性基材とが積層されている側面ラベルR1 を密接着
させ、また、該容器21の底部内側壁面の全面に、最内
層と最外層とが同質の層からなり、更に、その層間に、
少なくとも、強度を有する樹脂フィルム層、およびバリ
ア−性基材とが積層されている底面ラベルR2 を密接着
させた構成からなるものである。更に、本発明にかかる
インモ−ルドラベリング成形容器20は、図5に示すよ
うに、その底部の部分において、容器21の底部内側壁
面に密接着される底面ラベルR2 は、容器21の底部か
ら立ち上がって容器21の胴部を構成する内側壁面の部
分において、内側に折り返されている形態も取り得るも
のである。また、本発明にかかるインモ−ルドラベリン
グ成形容器20は、その外側壁面における側面ラベルR
1 の接合部は、図6に示すように、側面ラベルR1 の端
面22、22が、相互に面接触する形態で接合している
ことが好ましいものであり、更には、図示しないが、そ
の端面22、22が、相互に若干、重なり合う形態で接
合していてもよいものである。なお、本発明にかかるイ
ンモ−ルドラベリング成形容器の底部の内側壁面に密接
着される底面ラベルR2 は、その中央部に、ランナ−を
通ってゲ−ト口から射出される溶融した成形樹脂を押し
出す丸穴等を打ち抜いてないものである。
【0010】上記の例示は、本発明にかかるインモ−ル
ドラベリング成形容器、およびその成形法の一例を例示
するものであり、本発明は、これによって限定されるも
のではなく、図示しないが、例えば、容器の形状として
は、丸形形状、四角形形状、その他等のいずれの形状で
もよいものである。而して、本発明にかかるインモ−ル
ドラベリング成形容器は、その開口部から乳、あるい
は、乳製品を充填し、しかる後該開口部を蓋材で密閉し
て、本発明にかかるインモ−ルドラベリング成形容器か
らなる乳包装製品を製造することができるものである。
【0011】上記において、蓋材としては、その内面層
は、前述の乳および乳製品の成分規格などに関する省令
の衛生基準(略称、乳等省令)に合致する材料であるこ
とが望ましい。すなわち、その内面層は、後述するよう
な、例えば、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレ
ン、低密度ポリエチレン、線状(直鎖状)低密度ポリエ
チレン、その他等の各種のポリエチレン系樹脂のフィル
ムないしシ−トで構成することが好ましい。更に、上記
の蓋材も、後述するような、太陽光等の光を遮光する性
質、あるいは水蒸気、水、ガス等を透過しない性質等を
有する材料を使用することが望ましく、これは、単体の
基材でもよく、あるいは二種以上の基材を組み合わせて
なる複合基材等であってもよい。具体的には、例えば、
遮光性とバリア−性を有するアルミニュウム箔またはそ
の蒸着膜を有する樹脂のフィルム、バリア−性を有する
酸化珪素、酸化アルミニウム等の無機酸化物の蒸着膜を
有する樹脂のフィルム、水蒸気、水等のバリア−性を有
する低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度
ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、ポリプロピ
レン、エチレン−プロピレン共重合体等の樹脂のフィル
ムないしシ−ト、ガスバリア−性を有するポリエステル
系樹脂、ポリカ−ボネ−ト系樹脂、ナイロン系樹脂(ポ
リアミド系樹脂)、アクリルニトリル系樹脂、ポリビニ
ルアルコ−ル、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化
物、その他等の樹脂のフィルムないしシ−ト、樹脂に顔
料等の着色剤を、その他、所望の添加剤を加えて混練し
てフィルム化してなる遮光性を有する各種の着色樹脂の
フィルムないしシ−ト等を使用することができる。上記
のフィルムないしシ−トの厚さとしては、任意である
が、通常、5μmないし300μm位、更には、10μ
mないし100μm位が望ましい。更に、上記におい
て、アルミニウム箔としては、5μmないし30μm位
の厚さのもの、また、アルミニウムまたは無機酸化物の
蒸着膜としては、厚さ100Åないし2000Å位のも
のを使用することができる。また、上記の蓋材におい
て、蓋材としての基本機能を奏する基材フィルムとして
は、後述するような、例えば、ポリエステル系樹脂、ポ
リアミド系樹脂、ポリアラミド系樹脂、ポリプロピレン
系樹脂、ポリカ−ボネ−ト系樹脂、ポリアセタ−ル系樹
脂、フッ素系樹脂、その他等の強靱な樹脂のフィルムな
いしシ−ト、あるいは、各種の紙基材等を使用すること
ができる。上記の樹脂のフィルムないしシ−トとして
は、未延伸フィルム、あるいは一軸方向または二軸方向
に延伸した延伸フィルム等のいずれのものでも使用する
ことができる。本発明においては、上記のような材料を
使用し、後述するラミネ−ト法等を利用して蓋材を製造
することができる。
【0012】次に、本発明において、上記のような本発
明にかかるインモ−ルドラベリング成形容器、およびそ
の成形法において使用する材料等について説明すると、
まず、本発明において、本発明にかかるインモ−ルドラ
ベリング成形容器を構成するインモ−ルド成形樹脂とし
ては、例えば、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレ
ン、低密度ポリエチレン、その他等の各種の成形用ポリ
エチレン系樹脂を使用することができる。而して、本発
明においては、乳および乳製品を充填包装に適し、乳お
よび乳製品の成分規格などに関する省令の衛生基準(略
称、乳等省令)に適合するために、上記のような成形用
ポリエチレン系樹脂には、添加物は無添加であることが
望ましいものである。しかし、例外として、上記の乳等
省令で認められているステアリン酸カルシウム2.5g
/Kg以下、又は、グリセリン脂肪エステル0.3Kg
/Kg以下を使用することは可能である。更に、本発明
においては、包装用容器としての機能、強度等を充足す
るために、上記のような成形用ポリエチレン系樹脂の中
でも、特に、添加物無添加の成形用高密度ポリエチレン
樹脂を使用することが最も好ましいものである。
【0013】次に、本発明において、最内層と最外層と
が同質の層からなり、更に、その層間に、少なくとも、
強度を有する樹脂フィルム層、およびバリア−性基材層
とが積層されている側面ラベルについて説明すると、ま
ず、最内層と最外層とを構成する材料としては、例え
ば、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、低密度
ポリエチレン、線状(直鎖状)低密度ポリエチレン、そ
の他等の各種のポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系
樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、その他
等の各種の樹脂のフィルムないしシ−ト、あるいは、上
記のような各種の樹脂を使用し、それらを共押し出しし
てなる各種の共押し出しフィルムないしシ−ト等を使用
することができる。上記のようなフィルムないしシ−ト
としては、未延伸、あるいは、一軸若しくは二軸方向に
延伸した延伸フィルムないしシ−トを使用することがで
き、その厚さとしては、6〜100μm位、好ましく
は、12〜50μm位の範囲内のものを使用することが
望ましい。而して、本発明において、上記のように、最
内層と最外層とを同質の材料を使用して構成することに
より、ラベルを製造したときに、該ラベルのカ−ルを防
止することを目的とするものである。更に、上記におい
て、最内層を構成する材料としては、上記の容器を構成
する成形用ポリエチレン系樹脂が射出されて押し出され
てラベルと接触した時に、ヒ−トシ−ル性等を有して、
相互に溶融し、密接着する性質を有する材料を使用する
ことが望ましい。また、上記において、最外層を構成す
る材料としては、ラベルとしての腰、強度等を保持する
こと、具体的には、例えば、ヤング率5000Kg/c
2 以上の剛性を付与することができる材料を使用する
ことが望ましいものである。
【0014】次にまた、本発明において、ラベルを構成
する強度を有する樹脂フィルム層としては、例えば、ポ
リエチレンテレフタレ−ト、あるいは、ポリエチレンナ
フタレ−ト等のポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹
脂、ポリアラミド系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリ
カ−ボネ−ト系樹脂、ポリアセタ−ル系樹脂、その他等
の強靱な樹脂のフィルムないしシ−トを使用することが
できる。而して、上記のような樹脂のフィルムないしシ
−トは、前述の最外層を構成する材料の機能を更に補強
する機能を奏するものであり、例えば、剛性を有し、機
械的、物理的、化学的、その他等において優れた性質を
有するものを使用することが望ましいものである。上記
の樹脂のフィルムないしシ−トとしては、二軸方向に延
伸した延伸フィルムを使用することが望ましい。また、
本発明において、その樹脂のフィルムないしシ−トの厚
さとしては、強度、剛性等について必要最低限に保持さ
れ得る厚さであればよく、厚すぎると、ラベルコストを
上昇するとい欠点があり、逆に、薄すぎると、強度、剛
性等が低下して好ましくないものである。本発明におい
ては、上記のような理由から、約10μmないし50μ
m位、好ましくは、約12μmないし30μm位が最も
望ましい。
【0015】次にまた、本発明において、ラベルを構成
するバリア−性基材層としては、太陽光等の光を遮光す
る性質、あるいは水蒸気、水、ガス等を透過しない性質
等を有する材料を使用することができ、これは、単体の
基材でもよく、あるいは二種以上の基材を組み合わせて
なる複合基材等であってもよい。具体的には、例えば、
遮光性とバリア−性を有するアルミニュウム箔またはそ
の蒸着膜を有する樹脂のフィルム、バリア−性を有する
酸化珪素、酸化アルミニウム等の無機酸化物の蒸着膜を
有する樹脂のフィルム、水蒸気、水等のバリア−性を有
する低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度
ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、ポリプロピ
レン、エチレン−プロピレン共重合体等の樹脂のフィル
ムないしシ−ト、ガスバリア−性を有するポリエステル
系樹脂、ポリカ−ボネ−ト系樹脂、ナイロン系樹脂(ポ
リアミド系樹脂)、アクリルニトリル系樹脂、ポリビニ
ルアルコ−ル、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化
物、その他等の樹脂のフィルムないしシ−ト、樹脂に顔
料等の着色剤を、その他、所望の添加剤を加えて混練し
てフィルム化してなる遮光性を有する各種の着色樹脂の
フィルムないしシ−ト等を使用することができる。これ
らの材料は、一種ないしそれ以上を組み合わせて使用す
ることができる。上記のフィルムないしシ−トの厚さと
しては、任意であるが、通常、6μmないし100μm
位、更には、7μmないし30μm位が望ましい。更
に、上記において、アルミニウム箔としては、5μmな
いし30μm位の厚さのもの、また、アルミニウムまた
は無機酸化物の蒸着膜としては、厚さ300Åないし1
000Å位のものを使用することができる。また、上記
の蒸着膜を支持する樹脂のフィルムとしては、例えば、
ポリエステルフィルム、ポリアミドフィルム、ポリオレ
フィンフィルム、ポリカ−ボネ−トフィルム、ポリビニ
ルアルコ−ルフィルム、エチレン−酢酸ビニル共重合体
ケン化物フィルム、その他等を使用することができる。
【0016】ところで、通常、ラベルは、物理的にも化
学的にも過酷な条件におかれることから、ラベルを構成
する積層材には、厳しい条件が要求され、変形防止強
度、落下衝撃強度、耐ピンホ−ル性、耐熱性、密封性、
品質保全性、作業性、衛生性、その他等の種々の条件が
要求され、このために、本発明においては、上記のよう
な材料の他に、上記のような諸条件を充足するその他の
材料を任意に使用することができ、具体的には、例え
ば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度
ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、アイオノマ−樹脂、エチレン−アクリル
酸エチル共重合体、エチレン−アクリル酸またはメタク
リル酸共重合体、メチルペンテンポリマ−、ポリブテン
系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹
脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、塩化ビニル−塩化ビニ
リデン共重合体、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリア
クリルニトリル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリロ
ニトリル−スチレン共重合体(AS系樹脂)、アクリロ
ニトリル−ブタジェン−スチレン共重合体(ABS系樹
脂)、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリカ
−ボネ−ト系樹脂、ポリビニルアルコ−ル系樹脂、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体のケン化物、フッ素系樹脂、
ジエン系樹脂、ポリアセタ−ル系樹脂、ポリウレタン系
樹脂、ニトロセルロ−ス、その他等の公知の樹脂のフィ
ルムないしシ−トから任意に選択して使用することがで
きる。その他、例えば、セロハン等のフィルム、合成紙
等も使用することができる。本発明において、上記のフ
ィルムないしシ−トは、未延伸、一軸ないし二軸方向に
延伸されたもの等のいずれのものでも使用することがで
きる。また、その厚さは、任意であるが、数μmから3
00μm位の範囲から選択して使用することができる。
更に、本発明においては、フィルムないしシ−トとして
は、押し出し成膜、インフレ−ション成膜、コ−ティン
グ膜等のいずれの性状の膜でもよい。
【0017】次に、本発明において、最内層と最外層と
が同質の層からなり、更に、その層間に、少なくとも、
強度を有する樹脂フィルム層、およびバリア−性基材層
とが積層されている底面ラベルについて説明すると、か
かる底面ラベルとしては、前述の側面ラベルを構成する
最内層、最外層、強度を有する樹脂フィルム層、および
バリア−性基材層、その他等の材料を使用することがで
きるものである。ところで、本発明において、底面ラベ
ルは、前述のように、本発明にかかるインモ−ルドラベ
リング成形容器の底部内側壁面に密接着されるものであ
ることから、底面ラベルの最内面は、乳、あるいは、乳
製品等の内容物と接触することから、乳および乳製品の
成分規格などに関する省令の衛生基準(略称、乳等省
令)に適合することが必要であり、具体的には、底面ラ
ベルを構成する最内層は、例えば、高密度ポリエチレ
ン、中密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、その他
等の各種のポリエチレン系樹脂のフィルムないしシ−ト
を使用することが望ましいものである。本発明において
は、乳および乳製品を充填包装に適し、乳および乳製品
お成分規格などに関する省令の衛生基準(略称、乳等省
令)に適合するために、上記のようなポリエチレン系樹
脂のフィルムないしシ−トには、添加物は無添加である
ことが望ましいものである。しかし、例外として、上記
の乳等省令で認められているステアリン酸カルシウム
2.5g/Kg以下、又は、グリセリン脂肪エステル
0.3Kg/Kg以下を使用することは可能である。更
に、本発明においては、包装用容器としての機能、強度
等を充足するために、特に、添加物無添加の成形用高密
度ポリエチレン樹脂を使用することが最も好ましいもの
である。なお、本発明において、底面ラベルの他方の
層、すなわち、成形樹脂と接触する側の層(最外層の
面)は、前述の側面ラベルと同様に、前述の容器を構成
する成形用ポリエチレン系樹脂が射出されて押し出され
てラベルと接触した時に、ヒ−トシ−ル性等を有して、
相互に溶融し、密接着する性質を有する材料を使用する
ことが望ましく、また、最外層を構成する材料として
は、ラベルとしての腰、強度等を保持することができる
材料を使用することが望ましいものである。
【0018】次に、本発明において、上記のような材料
を積層して側面ラベルあるいは底面ラベルを製造する積
層材の製造法について説明すると、かかる方法として
は、通常の包装材料を製造するときに使用するラミネ−
ト方法、例えば、押し出しラミネ−ト法、共押し出しラ
ミネ−ト法、ドライラミネ−ト法、無溶剤型ドライラミ
ネ−ション法、その他等で行うことができる。而して、
本発明においては、上記のラミネ−トを行う際に、必要
ならば、例えば、コロナ処理、オゾン処理、フレ−ム処
理等の前処理をフィルムに施すことができ、また、例え
ば、イソシアネ−ト系(ウレタン系)、ポリエチレンイ
ミン系、ポリブタジエン系、有機チタン系等のアンカ−
コ−ティング剤、あるいはポリウレタン系、ポリアクリ
ル系、ポリエステル系、エポキシ系、ポリ酢酸ビニル
系、セルロ−ス系、その他等のラミネ−ト用接着剤等の
公知のアンカ−コ−ト剤、接着剤等を使用することがで
きる。
【0019】ところで、本発明において、上記のような
ラベルを構成する積層材の製造法において、押し出しラ
ミネ−トする際の接着剤層を構成する接着性押し出し樹
脂としては、例えば、ポリエチレン、エチレン−α・オ
レフィン共重合体、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリ
イソブテン、ポエイソブチレン、ポリブタジエン、ポリ
イソプレン、エチレン−メタクリル酸共重合体、あるい
はエチレン−アクリル酸共重合体等のエチレンと不飽和
カルボン酸との共重合体、あるいはそれらを変性した酸
変性ポリオレフィン系樹脂、エチレン−アクリル酸エチ
ル共重合体、エチレン−アクリル酸メチル共重合体、ア
イオノマ−樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、その
他等を使用することができる。また、本発明において、
ドライラミネ−トする際の接着剤層を構成する接着剤と
しては、具体的には、ドライラミネ−ト等において使用
される2液硬化型ウレタン系接着剤、ポリエステルウレ
タン系接着剤、ポリエ−テルウレタン系接着剤、アクリ
ル系接着剤、ポリエステル系接着剤、ポリアミド系接着
剤、ポリ酢酸ビニル系接着剤、エポキシ系接着剤、ゴム
系接着剤、その他等を使用することができる。
【0020】次に、本発明においては、上記のような材
料を積層して製造した側面ラベルあるいは底面ラベル形
成用積層材を使用して、インモ−ルドラベリング成形容
器の胴部外側壁面の全面、および、その底部外側壁面の
全面に密接着させる側面ラベルあるいは底面ラベルを製
造するものである。すなわち、上記のような積層材を使
用し、インモ−ルドラベリング成形容器の大きさ等に応
じて、それぞれインモ−ルドラベリング成形容器の胴部
外側壁面の全面に密接着させる胴部外側壁面用側面ラベ
ル、および、その底部内側壁面の全面に密接着させる底
部内側壁面用底面ラベルを打ち抜いて製造するものであ
る。なお、本発明において、底面ラベルには、インモ−
ルド成形する際に、ランナ−を通ってゲ−ト口から射出
する溶融した樹脂が通過する丸穴等が設けられていない
ものである。而して、本発明においては、上記のような
胴部外側壁面用側面ラベル、および、底部内側壁面用底
面ラベルを射出成形金型内に、真空吸引装置等を利用し
て装着し、しかる後射出成形樹脂を射出して、本発明に
かかるインモ−ルドラベリング成形容器を製造すること
ができるものである。上記のような本発明にかかるイン
モ−ルドラベリング成形容器は、その容器の胴部外側壁
面および底部内側壁面の全面に、それぞれ、側面ラベル
および底面ラベルが密接着し、更に、底面ラベルには、
その中心に丸穴等の開口部を設けていないことから、容
器全面が、バリア−性基材層を含むラベルで覆われてい
ることになり、これにより、酸素、水蒸気等に対するバ
リア−性、更には、太陽光等の遮光性等にも優れている
ものである。
【0021】
【実施例】次に本発明について実施例を挙げて更に詳し
く本発明を説明する。 実施例1 (1).厚さ30μmの二軸延伸ポリプロピレンフィル
ムの一方の面に、所定の印刷模様を印刷して印刷層を形
成し、次に、該印刷層の上に、ポリウレタン系接着剤を
厚さ3g/m2 (乾燥状態)にコ−ティングして接着剤
層を形成し、更に、該接着剤層の面に、厚さ12μmの
二軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムをドライ
ラミネ−トした。次に、上記の二軸延伸ポリエチレンテ
レフタレ−トフィルム面に、上記と同様に、ポリウレタ
ン系接着剤を厚さ5g/m2 (乾燥状態)にコ−ティン
グして接着剤層を形成し、更に、該接着剤層の面に、厚
さ7μmのアルミニウム箔をドライラミネ−トした。し
かる後、上記のアルミニウム箔面に、更に、上記と同様
に、ポリウレタン系接着剤を厚さ3g/m2 (乾燥状
態)にコ−ティングして接着剤層を形成し、更に、該接
着剤層の面に、厚さ30μmの、ポリエチレンとポリプ
ロピレンとの共押し出しフィルムであって、ヒ−トシ−
ル性を有する二軸延伸共押し出しフィルムをドライラミ
ネ−トして、側面ラベル形成用積層材を製造した。上記
の側面ラベル形成用積層材を使用し、これから所定寸法
の成形容器の胴部外側壁面の全面に密接着させる側面ラ
ベルを打ち抜いた。 (2).次に、厚さ100μmの高密度ポリエチレンフ
ィルムの面に、ポリウレタン系接着剤を厚さ3g/m2
(乾燥状態)にコ−ティングして接着剤層を形成し、更
に、該接着剤層の面に、厚さ12μmの二軸延伸ポリエ
チレンテレフタレ−トフィルムをドライラミネ−トし
た。次に、上記の二軸延伸ポリエチレンテレフタレ−ト
フィルム面に、上記と同様に、ポリウレタン系接着剤を
厚さ3g/m2 (乾燥状態)にコ−ティングして接着剤
層を形成し、更に、該接着剤層の面に、厚さ7μmのア
ルミニウム箔をドライラミネ−トした。しかる後、上記
のアルミニウム箔面に、更に、上記と同様に、ポリウレ
タン系接着剤を厚さ3g/m2 (乾燥状態)にコ−ティ
ングして接着剤層を形成し、更に、該接着剤層の面に、
厚さ100μmの添加物無添加の高密度ポリエチレンフ
ィルムをドライラミネ−トして、底面ラベル形成用積層
材を製造した。上記の底面ラベル形成用積層材を使用
し、これから所定寸法の成形容器の底部内壁面に密接着
させる底面ラベルを打ち抜いた。尚、上記の底面ラベル
には、その中央に、樹脂を射出注入する丸穴を形成しな
かった。 (3).次に、上記で製造した側面ラベルを、そのヒ−
トシ−ル性を有する二軸延伸ポリプロピレンフィルム面
が成形樹脂と接するように、キャビティ−金型の内壁面
に、真空吸引装置等を利用して真空吸引して固定しなが
ら装着し、また、底面ラベルを、その高密度ポリエチレ
ンフィルム面が成形樹脂と接し、添加物無添加の高密度
ポリエチレンフィルム面が容器の最内面となるように、
コア金型の底部に相当する箇所の表面に、真空吸引装置
等を利用して真空吸引して固定しながら装着した。次い
で、上記のキャビティ−金型にコア金型を固定し、しか
る後、該キャビティ−金型とコア金型とから形成した空
間部内に、加熱シリンダ−で溶融した添加物無添加の高
密度ポリエチレン樹脂をランナ−を通してゲ−ト口から
射出し、上記の金型の空間部の形状にあった容器を成形
すると共にその容器を構成する胴部外側壁面および底部
内側壁面にラベルを溶融一体化して密接着させ、しかる
後冷却固化して成形品を取り出して、本発明にかかるイ
ンモ−ルドラベリング成形容器を製造した(図1参
照)。上記で製造したインモ−ルドラベリング成形容器
に、その開口部から乳あるいは乳製品を充填し、しかる
後、その開口部に、内面がヒ−トシ−ル性を有する添加
物無添加の低密度ポリエチレン樹脂フィルム層からな
り、更に、その上に、バリア−性基材としてアルミニウ
ム箔(厚差7μm)を積層させ、更にまた、基材フィル
ムとして、厚さ12μmの二軸延伸ポリエチレンテレフ
タレ−トフィルムを積層させてなる蓋材で密閉して、乳
包装製品を製造した。上記の乳包装製品を構成する包装
用容器は、遮光性に優れ、また、酸素透過度、透湿度等
においても優れていた。
【0022】実施例2 (1).厚さ40μmの高密度ポリエチレンフィルムの
一方の面に、所定の印刷模様を印刷して印刷層を形成
し、次に、該印刷層の上に、ポリウレタン系接着剤を厚
さ3g/m2 (乾燥状態)にコ−ティングして接着剤層
を形成し、更に、該接着剤層の面に、厚さ12μmの二
軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムをドライラ
ミネ−トした。次に、上記の二軸延伸ポリエチレンテレ
フタレ−トフィルム面に、上記と同様に、ポリウレタン
系接着剤を厚さ3g/m2 (乾燥状態)にコ−ティング
して接着剤層を形成し、更に、該接着剤層の面に、厚さ
7μmのアルミニウム箔をドライラミネ−トした。しか
る後、上記のアルミニウム箔面に、更に、上記と同様
に、ポリウレタン系接着剤を厚さ3g/m2 (乾燥状
態)にコ−ティングして接着剤層を形成し、更に、該接
着剤層の面に、厚さ40μmの、ヒ−トシ−ル性を有す
る高密度ポリエチレンフィルムをドライラミネ−トし
て、側面ラベル形成用積層材を製造した。上記の側面ラ
ベル形成用積層材を使用し、これから所定寸法の成形容
器の胴部外側壁面に密接着させる側面ラベルを打ち抜い
た。 (2).厚さ40μmの高密度ポリエチレンフィルムの
面に、ポリウレタン系接着剤を厚さ3g/m2 (乾燥状
態)にコ−ティングして接着剤層を形成し、更に、該接
着剤層の面に、厚さ12μmの二軸延伸ポリエチレンテ
レフタレ−トフィルムをドライラミネ−トした。次に、
上記の二軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルム面
に、上記と同様に、ポリウレタン系接着剤を厚さ3g/
2 (乾燥状態)にコ−ティングして接着剤層を形成
し、更に、該接着剤層の面に、酸化ケイ素の蒸着膜を有
する厚さ12μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレ−
トフィルムを、その酸化ケイ素の蒸着膜面を対向させて
ドライラミネ−トした。しかる後、上記の二軸延伸ポリ
エチレンテレフタレ−トフィルム面に、更に、上記と同
様に、ポリウレタン系接着剤を厚さ3g/m2 (乾燥状
態)にコ−ティングして接着剤層を形成し、更に、該接
着剤層の面に、厚さ40μmの、ヒ−トシ−ル性を有す
る添加物無添加の高密度ポリエチレンフィルムをドライ
ラミネ−トして、底面ラベル形成用積層材を製造した。
上記の底面ラベル形成用積層材を使用し、これから所定
寸法の成形容器の底部内側壁面に密接着させる底面ラベ
ルを打ち抜いた。尚、上記の底面ラベルには、その中央
に、樹脂を射出注入する丸穴を形成し無かった。 (3).次に、上記の側面ラベルと底面ラベルとを使用
し、上記の実施例1と同様に、インモ−ルドラベリン成
形して、本発明にかかるインモ−ルドラベリン成形容器
を製造した。上記で製造したインモ−ルドラベリング成
形容器に、その開口部から乳あるいは乳製品を充填し、
しかる後、その開口部に、内面がヒ−トシ−ル性樹脂フ
ィルム層からなり、更に、その上に、バリア−性基材と
してアルミニウム箔(厚差7μm)を積層させ、更にま
た、基材フィルムとして、厚さ12μmの二軸延伸ポリ
エチレンテレフタレ−トフィルムを積層させてなる蓋材
で密閉して、乳包装製品を製造した。上記の乳包装製品
を構成する包装用容器は、遮光性に優れ、また、酸素透
過度、透湿度等においても優れていた。
【0023】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明
は、インモ−ルド成形樹脂として、添加物無添加のポリ
エチレン系樹脂を使用し、これを射出成形して射出成形
容器を製造すると共に、該成形容器の胴部外側壁面およ
び底部内側壁面に、最内層と最外層とが同質の層からな
り、更に、その層間に、少なくとも、強度を有する樹脂
フィルム層、およびバリア−性基材とが積層されている
側面ラベルおよび底面ラベルを、それぞれ、密接着させ
てインモ−ルドラベリング成形容器を製造し、該成形容
器内に乳および乳製品を充填包装して、遮光性および酸
素、水蒸気等のバリア−性に優れて内容物の保存適性を
有し、更に、乳および乳製品の成分規格などに関する省
令の衛生基準(略称、乳等省令)に合致する包装容器を
製造し得ることができるというものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるインモ−ルドラベリング成形容
器の成形法の一例を説明する概略的説明図である。
【図2】図1に示す本発明にかかるインモ−ルドラベリ
ング成形容器の成形法における底部の部分の成形法を説
明する概略的説明図である。
【図3】図1に示す本発明にかかるインモ−ルドラベリ
ング成形容器の成形法における底部の部分の成形法を説
明する概略的説明図である。
【図4】本発明にかかるインモ−ルドラベリング成形容
器の構成を示す概略的断面図である。
【図5】図4に示すインモ−ルドラベリング成形容器の
底部における別の形態からなる底面ラベルの一部を示す
概略的断面図である。
【図6】図4に示すインモ−ルドラベリング成形容器の
胴部外側壁面における側面ラベルの接合部の状態の一部
を示す概略的断面図である。
【符号の説明】
1 コア金型 2 キャビティ−金型 3 ランナ− 4 ゲ−ト口 5a 真空吸引装置 5b 真空吸引装置 6 溶融した添加物無添加のポリエチレン系樹脂 7 容器 10 空間部 20 インモ−ルドラベリング成形容器 21 添加物無添加のポリエチレン系樹脂製射出成形容
器 22 ラベルの端面 A 射出成形金型 R1 側面ラベル R2 底面ラベル Y 矢印 Y1 矢印 Y2 矢印

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インモ−ルド成形した熱可塑性樹脂製射
    出成形容器であり、該容器の胴部外側壁面に、最内層と
    最外層とが同質の層からなり、更に、その層間に、少な
    くとも、強度を有する樹脂フィルム層、およびバリア−
    性基材層とが積層されている側面ラベルが密接着し、ま
    た、該容器の底部内側壁面に、最内層と最外層とが同質
    の層からなり、更に、その層間に、少なくとも、強度を
    有する樹脂フィルム層、およびバリア−性基材層とが積
    層されている底面ラベルが密接着していることを特徴と
    するインモ−ルドラベリング成形容器。
  2. 【請求項2】 熱可塑性樹脂製射出成形容器が、添加物
    無添加のポリエチレン成形樹脂からなることを特徴とす
    る上記の請求項1に記載するインモ−ルドラベリング成
    形容器。
  3. 【請求項3】 側面ラベルを構成する最内層と最外層
    が、2軸延伸ポリプロピレン樹脂フィルム層またはポリ
    エチレン樹脂フィルム層からなることを特徴とする上記
    の請求項1または2に記載するインモ−ルドラベリング
    成形容器。
  4. 【請求項4】 底面ラベルを構成する最内層と最外層
    が、添加物無添加のポリエチレン系樹脂フィルム層から
    なることを特徴とする上記の請求項1、2または3に記
    載するインモ−ルドラベリング成形容器。
  5. 【請求項5】 側面ラベルおよび底面ラベルを構成する
    強度を有する樹脂フィルム層が、2軸延伸ポリエチレン
    テレフタレ−トフィルム層、2軸延伸ポリアミドフィル
    ム層、または、2軸延伸ポリプロピレンフィルム層から
    なることを特徴とする上記の請求項1、2、3または4
    に記載するインモ−ルドラベリング成形容器。
  6. 【請求項6】 側面ラベルおよび底面ラベルを構成する
    バリア−性基材層が、アルミニウム箔からなることを特
    徴とする上記の請求項1、2、3、4または5に記載す
    るインモ−ルドラベリング成形容器。
  7. 【請求項7】 ラベルが、容器の胴部外側壁面および底
    部内側壁面の全面に密接着してなることを特徴とする上
    記の請求項1、2、3、4、5または6に記載するイン
    モ−ルドラベリング成形容器。
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