JP3339944B2 - バルコニの取付け方法 - Google Patents
バルコニの取付け方法Info
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Description
に関する。
ニを取付けるには、作業者が、上面にガイドピンを設け
た複数本のバルコニ用柱を、建物から離れた位置に設け
た柱用基礎に単に載せ、あるいは、この基礎に仮止めし
てこれらの柱を手で支持し、他の作業者がバルコニ本体
をクレーンで吊り下げ、このバルコニ本体を、作業者が
支持している各バルコニ用柱のガイドピンと位置合わせ
しながらバルコニ用柱に取付けるとともに、建物にも接
続して取付けている。
バルコニの取付け方法では、各バルコニ用柱はそれ自身
自立できないため、バルコニ本体を取付けるまで、各作
業者は各柱をそれぞれの位置で支えておかなければなら
ず、面倒で手間がかかり、作業効率が悪いという問題が
あった。また、バルコニ本体をバルコニ用柱の上面のガ
イドピンに位置合わせしながら建物に接続する際に、バ
ルコニ本体が大きくて重いうえに、その片方のみがバル
コニ用柱に支持されているので、バルコニ本体が不安定
となり、バルコニ本体の接続部と建物の接続部とを合わ
せにくく、バルコニ本体と建物との接続が困難であると
いう問題もあった。
支持する必要がなくなり、このため、少ない手間で効率
よく取付けることができるとともに、取付けが容易に行
えるバルコニの取付け方法を提供することにある。
取付け方法は、建物から離れた位置に立てられたバルコ
ニ用柱に前記建物にわたるバルコニ本体を取付けるバル
コニの取付け方法であって、一端を前記建物の構造体に
係合させるとともに他端を前記建物から外側に突出させ
て仮梁取り付け用のブラケットを設け、この仮梁取り付
け用のブラケットに取り付けられた仮梁で前記バルコニ
用柱を支持して立て、次いで、前記バルコニ用柱上に前
記バルコニ本体を載置して結合し、この後、前記仮梁を
前記仮梁取り付け用のブラケットから取り外すことを特
徴とするものである。
て、仮梁にはこの仮梁の長さを調整する長さ調整機構が
設けられていてもよい。
バルコニ用柱が建物に接続された仮梁で支持されて立て
られるため、柱はバルコニ本体の載置前であっても作業
者が支持しなくても立つことになる。そのため、柱を支
持するという面倒で手間のかかる作業が不要となり、作
業効率が向上する。
する。図1〜5には、本発明に係るバルコニの取付け方
法の参考となる参考例が示されている。この参考例は、
バルコニをユニット工法の建物を構成する建物ユニット
に取付けたものである。図1,5に示すように、バルコ
ニ1が取付けられたユニット工法の建物2は、基礎3の
上に設置された複数の1階建物ユニット4と、これらの
1階建物ユニット4の上に設置された複数の2階建物ユ
ニット5等を組み合わせて建てられており、バルコニ1
は、1階建物ユニット4から離れた位置に建てられる2
本のバルコニ用柱10A,10Bと、これらの柱10
A,10Bの上端部に各柱10A,10Bから1階建物
ユニット4にわたって設けられた水平部材11A,11
Bと、柱10A,10Bおよび水平部材11A,11B
上に載置されるバルコニ本体12とで構成されている。
なお、各柱10A,10Bと水平部材11A,11Bと
は、勝手違いに構成されているが構造的にはまったく同
一なので、以下の説明は、図1中右側の柱10Aと水平
部材11Aのみについて行う。
に、その中心部に例えば角パイプで形成された柱本体1
3を備え、この柱本体13の周囲に、2つ割りの外壁材
14A,14Bを互いに反対方向から被せて構成されて
いる。この柱本体13の上端面には蓋板15が固着され
ており、この蓋板15には、バルコニ本体12を取付け
る結合部36が設けられている。この結合部36は、バ
ルコニ本体12をガイドする1本のガイドピン16と、
蓋板15の略対角線上に配置され、かつ、上方に突出し
た2本のボルト17とで構成されている。このボルト1
7は、頭部が蓋板15の裏側に溶接され軸部のみが蓋板
15を貫通するとともに、後に詳述するバルコニ本体1
2の床枠47をも貫通し、床枠47側から図示しないナ
ットを螺合させれば、バルコニ本体12とバルコニ用柱
10Aとを結合できるようになっている。
柱本体13に内接して脚部18が取付けられ、この脚部
18にはベースプレート19が取付けられている。一
方、柱10Aの立設位置には、柱10A用の基礎20が
施工されており、この基礎20には図示しない基礎ボル
トが埋め込まれている。従って、ベースプレート19を
基礎20の上に載せ、ベースプレート19の孔から突出
した基礎ボルトにナットを螺合させれば、柱10Aは基
礎20に固定されるようになっている。なお、柱本体1
3が基礎20に固定されたら、柱本体13と基礎20と
の間には基礎20の外側形状に合わせてモルタル21が
打設され、脚部18等が隠れるようになっている。
に、例えば上下のフランジ部22,23とそれらの間の
ウエブ部24とを有する溝型鋼で形成されており、その
一端部25は柱本体13の上端部に接続されるととも
に、他端部26は1階建物ユニット4に接続されるよう
になっている。
部25には、ウエブ部24の内側に例えば2個のナット
27が溶接によって固着されている。これに対して、柱
本体13には略直方体のブロック状のブラケット28が
取付けられており、このブラケット28には厚さ方向
に、ナット27の高さ寸法以上の深さを有し、かつ、ナ
ット27を収容可能な大径部とこれより小さな小径部と
で形成された段付き貫通孔28Aが、ナット27に対応
した位置に形成されている。従って、ナット27を段付
き貫通孔28Aの大径部内に収納させて水平部材11A
をブラケット28に押付けるとともに、ボルト29をナ
ット27に螺合させれば、水平部材11Aが柱本体13
に取付けられるとともに、ボルト29とナット27およ
びブラケット28が水平部材11Aの外側から見えない
ようになっている。なお、このような水平部材11Aを
柱本体13に支障なく取付けることができるように、こ
の水平部材11Aの端部と干渉する前記外壁材14Aの
該当箇所は、適宜切り欠かれている。
は、図3,4に示すように、略四角形状の取付け板30
が固着されている。これに対して、1階建物ユニット4
の柱6Aには、1階建物ユニット4の外壁7Aの厚さと
略同一寸法の高さを有するブラケット31が固着されて
いる。このブラケット31は、柱6に取付けられた3枚
の支持板32と、これらの支持板32に支持されるとと
もに、その先端に設けられ前記取付け板30に対応する
略四角形状の固定部33とで構成されている。
イドするためのガイドピン35が水平に設けられるとと
もに、その裏側に4個のナット34が溶接によって固着
されている。そして、水平部材11Aがガイドピン35
によりガイドされた後、ボルト43をナット34に螺合
させれば、水平部材11Aがブラケット31、つまり、
1階建物ユニット4に接続されるようになっている。な
お、ブラケット31が取付けられる部分の1階建物ユニ
ット4の外壁7は適宜切り欠かれているが、切り欠かれ
た部分とブラケット31との隙間には、バルコニ用柱1
0Aが取付けられた後に適宜コーキング作業が行われ
る。また、1,2階建物ユニット4,5との隙間にも、
バックアップ材8が挿入されるとともに、さらにコーキ
ング作業が行われている。
他端部26にも、バルコニ本体12を取付ける結合部3
7が設けられており、この結合部37は、水平部材11
Aの上フランジ部22に立設された1本のガイドピン3
8と、その両側位置に、頭部を上フランジ部22の裏側
に溶接し軸部のみが上方に突出して固着されたボルト3
9とで構成されている。
コニ用柱10A,10Bの上端部間には、左右の水平部
材11A,11Bと外観上のバランスをとるため、ま
た、水平部材11A,11Bの内側を外側から見えない
ようにするために、水平な幕板41が設けられている。
この幕板41には、水平部材11A,11Bの高さ寸法
より高さが大きい溝型鋼が使用されている。
は、前述した水平部材11A,11Bと柱本体13との
接続と同一構造となっている。すなわち、幕板41にナ
ット27が固着されており、このナット27をブラケッ
ト28の段付き貫通孔28Aの大径部内に収納できるよ
うになっており、収納した後に貫通孔28Aの小径部か
らボルト42を差し込みナット27に螺合させれば、ボ
ルト42,ナット27,ブラケット28が外側から見え
ないように幕板41を2本のバルコニ用柱10A,10
Bに取付けることができるようになっている。
建物ユニット4,5の長辺方向と略同一長さ寸法に形成
され、床部45と左右および前側の立上がり部46とを
備えており、2階建物ユニット5側(手前側)が開放さ
れた略箱型形状に形成され、手前側が2階建物ユニット
5の室内に連通されるようになっている。
に示すように、例えば溝形鋼で形成された床枠47と、
この床枠47の上面に設けられたセメント板48とを備
えており、図1に示すように、建物側である手前側と奥
側とに各2個ずつ作業孔49A,49Bが形成されてい
る。手前側の作業孔49Aの下方には、床枠47に1つ
のガイド孔47Aと、その両側のボルト挿通孔47Bと
が形成されており、これら47A,47Bには、水平部
材11Aに固着された前記結合部37のガイドピン38
とボルト39とが挿入可能となっている。従って、バル
コニ本体12を、ガイド孔47Aをガイドピン38に案
内させて水平部材11Aの上に載せ、その後、ボルト3
9にナット40を螺合させれば、バルコニ本体12は水
平部材11Aに結合されるようになっている。
の接続構造は、図3,4に示すように、ガイドピン35
を除いた前述の水平部材11Aと1階建物ユニット4と
の接続構造と略同様となっている。すなわち、バルコニ
本体12の手前側の先端面には、略四角形状の取付け板
50が固着されている。これに対して、2階建物ユニッ
ト5の柱6Bには、2階建物ユニット5の外壁7Bの厚
さと略同一寸法の高さを有するブラケット51が固着さ
れている。このブラケット51は、柱6Bに取付けられ
た3枚の支持板52と、これらの支持板52に支持され
るとともに、その先端に設けられ前記取付け板50に対
応する略四角形状の固定部53とで構成されている。
54が溶接によって固着されている。そして、バルコニ
本体12が水平部材11Aの上に載置された後、ボルト
55をナット54に螺合させれば、バルコニ本体12が
がブラケット51、つまり、2階建物ユニット5に接続
されるようになっている。
を説明する。まず、分解されて搬送されたバルコニ用柱
10A、水平部材11Aを現場で前記ボルト29,ナッ
ト27により接続する。次いで、このような柱10Aを
柱用の基礎20上に配置するとともに、柱10A,水平
部材11Aの垂直度,水平度等を確認し、水平部材11
Aの他端部26を1階建物ユニット4に前記ブラケット
28や前記ボルト43,ナット34で接続する。また、
柱10Aの下端部を基礎20に仮止めする。もう一本の
バルコニ用柱10Bも同様にして取付けた後、これら2
本の柱10A,10B間に前記ボルト42で幕板41を
取付ける。
下げるとともに、バルコニ本体12を、各ガイドピン1
6,38にガイドさせながら柱10A,10Bと水平部
材11A,11Bとの上に載置する。そして、バルコニ
本体12の手前側と奥側の作業孔49A,49Bを利用
して、柱10A,10Bの上面のボルト17と、水平部
材11A,11Bの上面のボルト39とにそれぞれナッ
ト40等を螺合させ、バルコニ本体12を柱10A,1
0Bと水平部材11A,11Bとに結合させる。また、
バルコニ本体12を前記ブラケット51,ボルト55で
2階建物ユニット5に接続する。そして、建物ユニット
5とブラケット51との隙間をコーキングし、バルコニ
本体12の作業孔49A,49Bをセメント板で塞ぐ等
してバルコニ本体12の取付けを完了する。その後、柱
用基礎20に仮止めされている2本のバルコニ用柱10
A,10Bを本固定するとともに、モルタル21を打設
する。
果がある。すなわち、バルコニ用柱10Aは、一端部2
5がこの柱10Aに接続されるとともに、他端部26は
1階建物ユニット4に接続された水平部材11Aによ
り、1階建物ユニット4に接続されるため、柱10Aの
下部が柱用の基礎20に単に仮止めされ、柱10A自身
で自立できなくても、バルコニ本体12をバルコニ用柱
10Aに取付ける際に、この柱10Aを作業者が支持し
なくてもよくなり、面倒で手間のかかる作業が不要とな
る。
部材11Aとに設けたガイドピン16,38にガイドさ
れて柱10Aと水平部材11Aの上に載置されるので、
バルコニ本体12と、柱10Aおよび水平部材11Aと
の結合が容易に行えるとともに、バルコニ本体12は安
定した姿勢となるので、バルコニ本体12の取付け板5
0と2階建物ユニット5のブラケット51とが合わせや
すくなり、その接続も容易に行えるとともに、接続作業
もより安全に行える。
平部材11A,11Bよりも高さ寸法の大きい幕板41
が設けられており、この幕板41により、柱10A,1
0Bの左右に取付けられた水平部材11A,11Bと1
階建物ユニット4との接続部のボルト43等が隠される
とともに、水平部材11A,11Bとのバランスもとれ
た外観を得ることができ、さらに、左右の柱10A,1
0Bを結合できる。
ている。この実施例は、前記参考例で、建物ユニット4
とバルコニ用柱10A,10Bとを連結する水平部材1
1A,11Bの上にバルコニ本体12を載置したもの
を、バルコニ用柱60を仮梁61でユニット式建物2A
を構成する建物ユニット5に連結し、このバルコニ用柱
60の上にバルコニ本体12を載置して結合した後、仮
梁61を取り外すようにしたものである。なお、図6,
7において、前記参考例と同一部材には同一符号を付す
とともに、その構造等の説明は省略する。
並列する2本の柱本体63A,63Bの周りに外壁材6
4A,64Bを取付けて直方体状に形成されており、柱
60の長辺方向は図6に示すように、バルコニ本体12
の長辺方向と平行に配置され、かつ、バルコニ本体12
の長さに対応させて少なくとも1個以上配置されてい
る。
Aの蓋板65の裏面には、他の柱本体63B側に延びた
取付け板66が固着されており、この取付け板66の裏
面には図示しないナットがボルト孔66Aに対応して固
定されている。取付け板66の上面には平面L字形の第
1のブラケット67が配置されており、このブラケット
67の一端部67Aは建物ユニット5側に向けられ、か
つ、一端部67Aの先端表面にはナット76が固着され
ている。また、ブラケット67にはボルト孔67Bが明
けられており、このボルト孔67Bからボルト68を差
し込み、これを取付け板66のナットに螺合させてブラ
ケット67を取付け板66に取付けるようになってい
る。また、前記蓋板65にはそれぞれガイドピン69が
立設され、これらのガイドピン69にガイドされて、図
6に示すバルコニ本体12がバルコニ用柱60の上に載
置されるようになっている。
には、図7にも示すように、断面コ字状の受け材72が
固着されており、この受け材72の裏面には図示しない
ナットが固着されている。この受け材72の側面には、
第1のブラケット67に対向する断面L字形の第2のブ
ラケット71が、その表面のボルト孔71Cから差し込
んだボルト73を受け材72の図示しないナットに螺合
させて取付けられている。また、第2のブラケット71
の一端部71Aはバルコニ用柱60側に向いており、一
端部71Aの表面にはナット77が固着されている。
71のそれぞれの一端部67A,71Aの下面には、例
えばアングル材で形成された仮梁61が配置され、この
仮梁61の一端部61Aと他端部61Bとにはそれぞれ
ボルト孔61C,61Dとが明けられている。従って、
仮梁61をブラケット67,71に当接させ、仮梁61
のボルト孔61C,61Dからそれぞれボルト75を差
し込み、このボルト75をナット76,77に螺合さ
せ、これによって仮梁61と建物ユニット5およびバル
コニ用柱60とを結合できるようになっている。
を取付ける手順を説明する。まず、2階建物ユニット5
の床梁70に受け材72を固定しておき、2階建物ユニ
ット5を吊り上げた際に、第2のブラケット71のボル
ト孔71Cからボルト73を差し込み、このボルト73
を受け材72の裏面のナットに螺合させることによっ
て、受け材72つまり建物ユニット5に第2のブラケッ
ト71を取付ける。この後、2階建物ユニット5を1階
建物ユニット4の上に設置する。
の柱本体63Aの裏面に工場で取付け板66を固定して
おき、次いで、工場あるいは現場で、ボルト68を取付
け板66の裏面のナットに螺合させることにより第1の
ブラケット67を取付け板66に取付ける。この後、バ
ルコニ用柱60をクレーンにより柱用の基礎20上に配
置するとともに、柱60の垂直度等を確認し、第1,2
のブラケット67,71のそれぞれの一端部67A,7
1Aの下面に仮梁61を取付ける。この際、仮梁61を
ブラケット67,71に当接させ、仮梁61のボルト孔
61C,61Dからそれぞれボルト75を差し込み、こ
のボルト75をナット76,77に螺合させる。
下げてバルコニ用柱60の上に載置し、両者12,60
を結合するとともに、バルコニ本体12を2階建物ユニ
ット5に接続する。この後、第1,2のブラケット6
7,71から仮梁61を取り外し、次いでバルコニ本体
12の下部にバルコニ用柱60から建物ユニット5の外
壁7の表面近傍にわたる図示しない軒天材を取付け、こ
の軒天材によって両ブラケット67,71を隠し下方か
ら見えないようにする。
用柱60は仮梁61によって建物ユニット5に接続され
るため、柱60の下部が柱用の基礎20に単に仮止めさ
れ、柱60自身で自立できなくても、バルコニ本体12
をバルコニ用柱60に取付ける際に、この柱60を作業
者が支持しなくてもよくなり、その結果、面倒で手間の
かかる作業が不要となるという前記参考例と同様の効果
が生ずる他、バルコニ本体12をバルコニ用柱60に取
付けた後で仮梁61を取り外すので、参考例で使用した
水平部材11A,11Bおよび幕板41等が不要とな
り、省部材化が可能となるという効果を付加できる。
る。この実施例は、前記第1実施例で、バルコニ用柱6
0を仮梁61で建物ユニット5に連結し、このバルコニ
用柱60の上にバルコニ本体12を載置して結合した
後、仮梁61を取り外すようにしたものを、仮梁81に
その長さを調整する長さ調整機構82を設けたものであ
る。
一端部を例えばバルコニ用柱に取付ける第1の仮梁部材
81Aと、一端部を建物ユニットに取付ける第2の仮梁
部材81Bとからなる2本で構成されており、それぞれ
の仮梁部材81A,81Bの他端部にわたって前記長さ
調整機構82が設けられている。この長さ調整機構82
は、中央の頭部83Aとこの頭部83Aの両側に形成さ
れた右ねじ部83B,左ねじ部83Cとからなるねじ体
84を備え、このねじ体84は、その右ねじ部83Bが
仮梁部材81Aに固着された長ナット85に螺合すると
ともに、左ねじ部83Cが仮梁部材81Bに固着された
長ナット86に螺合することによって各仮梁部材81
A,81Bに取付けられている。
の頭部83Aを例えばスパナ等でいずれかの方向に回す
ことにより行う。これによって右ねじ部83Bおよび左
ねじ部83Cと長ナット85,86とが作用しあい、各
仮梁部材81A,81Bが互いに接近または離間し、こ
のため、仮梁81の長さが調整される。このような本実
施例によれば、仮梁81の長さを調整できるので、仮梁
81の両端をバルコニ用柱と建物とに接続した後に、バ
ルコニ用柱と建物との間隔をバルコニ本体の幅寸法と適
合できる長さに正確に調整でき、バルコニ本体の設置作
業を容易に行えるという効果がある。
るものではなく、本発明の目的を達成できる範囲であれ
ば次に示すような変形例を含むものである。前記実施例
では、バルコニ1はユニット工法の建物2を構成する建
物ユニット5に取付けられているが、これに限らず、例
えばパネル工法による建物や、在来工法の建物にも取付
けることができるものである。要するに、バルコニ用柱
60が仮梁74により建物に支持されて立てられ、その
上にバルコニ本体12が載置され、バルコニ本体12を
設置した後で仮梁74を取り外せるものであればよい。
一端はバルコニ用柱60の上端部に接続されるととも
に、他端は建物ユニット5に接続されているが、これに
限らず、仮梁74,81の一端を例えばバルコニ用柱6
0の長さ方向の途中に接続し、その位置で建物ユニット
5とを接続してもよい。
は玄関庇を兼ねるものであってもよい。
ニの取付け方法によれば、建物から離れた位置にバルコ
ニ用柱が建物に接続した仮梁で支持されて立てられるの
で、バルコニ本体をバルコニ用柱に取付ける際に、この
柱を作業者が支持しなくてもよくなり、面倒で手間のか
かる作業が不要となる。
ユニット工法の建物を示す斜視図である。
部を示す一部断面の平面図である。
工法の建物を示す全体側面図である。
れたユニット工法の建物を示す一部断面の側面図であ
る。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 建物から離れた位置に立てられたバルコ
ニ用柱に前記建物にわたるバルコニ本体を取付けるバル
コニの取付け方法であって、一端を前記建物の構造体に
係合させるとともに他端を前記建物から突出させて仮梁
取り付け用のブラケットを設け、この仮梁取り付け用の
ブラケットに取り付けられた仮梁で前記バルコニ用柱を
支持して立て、次いで、前記バルコニ用柱上に前記バル
コニ本体を載置して結合し、この後、前記仮梁を前記仮
梁取り付け用のブラケットから取り外すことを特徴とす
るバルコニの取付け方法。 - 【請求項2】 請求項1記載のバルコニの取付け方法に
おいて、前記仮梁にはこの仮梁の長さを調整する長さ調
整機構が設けられていることを特徴とするバルコニの取
付け方法。
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1993
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