JP4756745B2 - バルコニーを備えた住宅 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、バルコニーを備えた住宅に関する。
【0002】
【背景の技術】
住宅の玄関ポーチの上方には、玄関ポーチに直接吹き付ける雨や雪、或いは照りつける太陽光線を遮るために、玄関庇を設ける場合が多い。そして、雨、雪や太陽光線を遮るために、玄関庇はできるだけ玄関ドアから外部に大きく張り出している方がよい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、玄関庇を大きく形成した玄関部を施工すると、施工日数、施工費が多くかかってしまうという懸念がある。
そこで、本発明者は、玄関庇としてバルコニーを利用することで、上記課題を解決することを考えた。
【0004】
よって、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、玄関庇を大きくしたのと同様な効果を施工日数、施工費を増大させずに簡単に実現でき、快適な居住空間とすることができるバルコニーを備えた住宅を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するための本発明のバルコニーを備えた住宅を、図面を参照して説明すると、玄関ポーチ2の上方に外壁4から張り出したバルコニー6を設け、このバルコニー6の自重を支える支持柱8を、玄関開口部10より前方位置の玄関ポーチ2から立ち上げてなり、
玄関開口部10の両側の前方に位置する前記玄関ポーチ2から2本の支持柱8、8を立ち上げ、一方の前記支持柱8の上端8aと住宅の外壁4との間にまぐさ材12を掛け渡し、2本の前記支持柱8、9の上端8a、8b間にまぐさ材14を掛け渡し、前記双方のまぐさ材12、14で支持しながら前記バルコニー6を設け、
前記玄関ポーチ2の、他方の前記支持柱8側の側方に、住宅の別の外壁を他方の前記支持柱8と離間させ、かつ一方の前記支持柱8の上端と住宅の外壁との間に掛け渡した前記まぐさ材12と平行に設け、
他方の前記支持柱8と前記別の外壁との間に別のまぐさ材を掛け渡した構成としている。
【0006】
この発明によると、バルコニー6の底部が、玄関開口部10から大きく張り出して玄関庇の替わりの部位となるので、玄関ポーチ2に直接吹き付ける雨や雪、或いは照りつける太陽光線を遮ることができる。そして、玄関庇を設けるための専用の施工を必要としないので、施工日数、施工費を低くすることができる。また、支持柱8が、バルコニー6を下側から確実に支持しているので、バルコニー6の補強構造を簡便なものとすることができる。
【0008】
また、さらにバルコニー6を下側から支持する構造が確実になるので、さらにバルコニー6の補強構造を簡便にできる。また、支持柱8を、軽量鉄骨部材で構成してもよい。このようにすると、バルコニー6を支持する構造が強固となるので、外壁4からの張り出し寸法が長い大きなバルコニー6を設けることが可能となる。
【0009】
さらに、玄関ポーチ2の固定部20と支持柱8の下端8bとの間に、支持柱8の高さ調整、支持柱8の垂直調整が自在な柱調整結合機構16を設けることが望ましい。このようにすると、バルコニー6の施工途中、玄関部の施工途中で支持柱8が多少傾いたり、バルコニー6の自重の変化により高さが変化する場合などがあるが、柱調整結合機構16で支持柱8の高さ調整、支持柱8の垂直調整を行った後、固定部20及び支持柱8の下端8bを最終的に結合することで、高品質の住宅を提供することが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、施工途中の住宅の要部を示すものであり、符号2はコンクリート製の玄関ポーチ、符号10は外壁4に囲まれて玄関ポーチ2に面している玄関開口部、符号8は、玄関開口部10の両側の前方に位置する玄関ポーチ2から立ち上がっている2本の軽量鉄骨部材からなる支持柱、符号12は、支持柱8の上端8aと外壁4との間に掛け渡されたまぐさ材、符号14は、2本の支持柱8、8の上端8a、8a間に掛け渡されたまぐさ材である。
【0011】
前記支持柱8、8及びまぐさ材12、14は、玄関ポーチ2の上方を覆うように設けられるバルコニーの支持部材であり、これらの部材に支持されたバルコニー6は、図2に示すように、玄関ポーチ2の上方に位置しながら間口方向に延在して設けられている。
【0012】
ここで、図3及び図4に示すものは、玄関ポーチ2及び支持柱8を結合する柱調整結合機構16を示すものである。
【0013】
玄関ポーチ2の支持柱8が立ち上がる位置には凹部2aが形成されており、この凹部2aの底面からアンカーボルト18の頂部が突出している。そして、中央に設けた大穴20にアンカーボルト18を遊挿した状態で、四角板状のベースプレート(固定部)22を凹部2aの底面に載置している。ベースプレート20上のコーナ側には、4本の結合ボルト24が固定されている。そして、図4に示すように、アンカーボルト18の頂部に、角座金26を通した後にナット28を手で軽く仮締めすることで、ベースプレート20が凹部2aの底面に仮固定されている。
【0014】
また、支持柱8の下端8aにはフランジ30が固定されており、このフランジ30に、前述したベースプレート20の各結合ボルト24に対応する4箇所の位置にボルト通過穴30aが設けられている。そして、支持柱8を凹部2aから立ち上げる際には、所定の高さまで下部ナット32をねじ込んだ各結合ボルト24を、フランジ30のボルト通過穴30aに通し、上部ナット34を手で軽く仮締めしておく。
【0015】
そして、バルコニー6の施工が略完了した時点で、凹部2aのベースプレート20の水平位置、支持柱8の高さ等を調整しながら、支持柱8の高さ、垂直度を矯正する。そして、アンカーボルト18の頂部にナット28を本締めし、結合ボル24の上部ナット34を本締めすることで、玄関ポーチ2上に支持柱8の下端8bを結合する。
【0016】
上記構成によると、図2に示すように、バルコニー6の底部が玄関開口部10から大きく張り出し、すなわち、玄関開口部10に玄関ドアを設けると、バルコニー6の底部が玄関ドアから大きく張り出して玄関庇の替わりの部材となるので、玄関ポーチ2に直接吹き付ける雨や雪、或いは照りつける太陽光線を遮ることができる。
【0017】
そして、玄関庇を設けるための専用の施工を必要としないので、施工日数、施工費を低くすることができる。
また、2本の支持柱8、8、まぐさ材12、14が、バルコニー6を下側から確実に支持しているので、バルコニー6の補強構造を簡便なものとすることができるとともに、バルコニー6を支持する構造が強固となるので、外壁4からの張り出し寸法が長い大きなバルコニー6を設けることができる。
【0018】
さらに、バルコニー6の施工途中、玄関部の施工途中で支持柱8が多少傾いたり、バルコニー6の自重の変化により高さが変化する場合などがあっても、柱調整結合機構16で支持柱8の高さ調整、支持柱8の垂直調整を行った後、玄関ポーチ2に固定したベースプレート20及び支持柱8の下端8bを最終的に結合することで、高品質の住宅を提供することができる。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のバルコニーを備えた住宅によると、玄関ポーチの上方に外壁から張り出したバルコニーを設け、該バルコニーの自重を支える支持柱を、玄関開口部より前方位置の前記玄関ポーチから立ち上げているので、玄関庇を大きくしたのと同様な効果を施工日数、施工費を増大させずに簡単に実現できるとともに、快適な居住空間を有しながら、高品質の住宅を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】施工途中の玄関部分の示す図である。
【図2】玄関ポーチの上方にバルコニーを設けた状態を示す図である。
【図3】本発明に係る柱調整結合機構16を分解して示した図である。
【図4】本発明に係る柱調整結合機構16により玄関ポーチ及び支持柱の下端を結合した状態を示す図である。
【符号の説明】
2 玄関ポーチ
4 外壁
6 バルコニー
8 支持柱
8a 支持柱の上端
8b 支持柱の下端
10 玄関開口部
12、14 まぐさ材
16 柱調整結合機構
20 ベースプレート(玄関ポーチ上の固定部)
Claims (3)
- 玄関ポーチの上方に外壁から張り出したバルコニーを設け、該バルコニーの自重を支える支持柱を、玄関開口部より前方位置の前記玄関ポーチから立ち上げてなり、
玄関開口部の両側の前方に位置する前記玄関ポーチから2本の支持柱を立ち上げ、一方の前記支持柱の上端と住宅の外壁との間にまぐさ材を掛け渡し、2本の前記支持柱の上端間にまぐさ材を掛け渡し、前記双方のまぐさ材で支持しながら前記バルコニーを設け、
前記玄関ポーチの、他方の前記支持柱側の側方に、住宅の別の外壁を他方の前記支持柱と離間させ、かつ一方の前記支持柱の上端と住宅の外壁との間に掛け渡した前記まぐさ材と平行に設け、
他方の前記支持柱と前記別の外壁との間に別のまぐさ材を掛け渡したことを特徴とするバルコニーを備えた住宅。 - 前記支持柱を、軽量鉄骨部材で構成したことを特徴とする請求項1に記載のバルコニーを備えた住宅。
- 前記玄関ポーチの固定部と前記支持柱の下端との間に、該支持柱の高さ調整、支持柱の垂直調整が自在な柱調整結合機構を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のバルコニーを備えた住宅。
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