JP3317005B2 - 2サイクルエンジンの変速装置 - Google Patents
2サイクルエンジンの変速装置Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
- F16H57/048—Type of gearings to be lubricated, cooled or heated
- F16H57/0493—Gearings with spur or bevel gears
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/02—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
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Description
変速装置に関する。
エンジンにおいては、混合気に潤滑オイルを混ぜてクラ
ンク室内に潤滑オイルを送りクランク室内の潤滑を行う
一方、ミッション室およびクラッチ室には4サイクルと
同系統のオイルが入れられていて、変速用ギヤやプライ
マリードリブンギヤ、クラッチハウジングなどをこのオ
イルに浸からせて潤滑を行うようにしている。そして、
このような飛沫潤滑方式を有する2サイクルエンジンの
変速装置においては、図5および図6に示すように、ク
ランクケースaのミッション室側bとクラッチ室側cと
を区画する隔壁dの上部に連通穴eを設け、エンジン始
動後にプライマリードリブンギヤなどによってクラッチ
室内のオイルを飛沫させると共に、飛沫したオイルを前
記連通穴eを通してミッション室内に送るようにしてい
る。また、図5に示すように、クランクケースaの隔壁
dにバランス穴fが設けられていて、エンジン停止時に
は、その時のオイル液面が図5で二点鎖線で示す位置に
安定するようになっている。
2サイクルエンジンの変速装置においては、図7に示す
ように、プライマリードリブンギヤgが固定されたクラ
ッチハウジングhなどの回転により、ミッション室j内
のオイルをクラッチ室i内へ吸い出す働きがあるため、
ミッション室j内のオイルは、カウンター軸kを回転支
持するボールベアリングmの内輪m1と外輪m2との間
から、クラッチ室i内へ流れてしまい、せっかく前記連
通穴eからミッション室jにオイルを送っても、ミッシ
ョン室j内のオイルレベルが十分に上昇せず、このため
に、ミッション室j内の変速用ギヤなどの潤滑が十分に
行われない恐れがあった。
ールベアリングまたは図8に示すようなシールドベアリ
ングnにすることにより、クラッチ室iとミッション室
jとを遮断する方法もあるが、軽量コンパクト化が特に
要求される機種の自動二輪車などにおいては、幅寸法が
狭く設計された特殊ベアリングを使用する場合があり、
この場合は、ベアリングのスペースが狭すぎるため、前
記シールベアリングまたはシールドベアリングnなどを
組みつけることができないという問題が生じてしまう。
の変速装置の問題点に鑑みてなされたものであって、そ
の目的は、安価でかつコンパクトな構成で、ミッション
室内のオイルレベルを十分に上昇させ、ミッション室内
の潤滑性能を向上させる2サイクルエンジンの変速装置
を提供することである。
め、本発明は、次のような構成を有する。すなわち、本
発明は、ミッション室とクラッチ室との間の隔壁に設け
られた軸孔と、この軸孔に合わせて前記隔壁に備えられ
たころがり軸受けと、このころがり軸受けに支持され、
かつ、前記クラッチ室内および前記ミッション室内のそ
れぞれでプライマリードリブンギヤおよび変速用ギヤを
有する回転軸とを備え、プライマリードリブンギヤの回
転時には、クラッチ室内の潤滑オイルが飛沫し、この飛
沫した潤滑オイルが、前記隔壁に設けられた連通穴を通
ってミッション室内に送られるようになっている2サイ
クルエンジンの変速装置において、前記ころがり軸受け
と前記プライマリードリブンギヤとの間には、前記ころ
がり軸受けの内輪に当接した環状の円板部材が介在さ
れ、該円板部材は、その外径が前記ころがり軸受けの外
輪の内径よりも大きく形成されたものであり、その外縁
部にはころがり軸受けの外輪に対する環状の逃げと、前
記プライマリードリブンギヤのころがり軸受け側に対す
る環状の逃げとが設けられていることを特徴とする2サ
イクルエンジンの変速装置である。
記回転軸との間に、ほぼ円筒形形状を呈したスペーサー
が介在され、前記円板部材を、前記スペーサーのころが
り軸受け側の端部に鍔状に一体形成してもよい。
内輪と外輪との間の側面を前記円板部材が塞ぐので、内
輪と外輪との間を通ってミッション室内からクラッチ室
内に流出するオイルの量は、従来に比べて大幅に減少す
る。したがって、エンジン運転中、前記連通穴を通じて
クラッチ室内からミッション室内にオイルが送られるこ
とにより、ミッション室内のオイルレベルは、下がるこ
となく十分に上昇する。
置の実施例を図面を参照して説明する。図1は、本実施
例に係る2サイクルエンジンの変速装置の全体構成を平
面で見た断面図、図2は、本実施例に係る2サイクルエ
ンジンの変速装置の要部を平面で見た断面図、図3
(a)は、本実施例に係る2サイクルエンジンの変速装
置のスペーサーの縦断面図、同(b)は、同(a)のA
部拡大図である。図4は、本実施例に係る2サイクルエ
ンジンの変速装置の変形例を示す、ワッシャー部材とス
ペーサーとを示す分解断面図である。
装置は、自動二輪車の変速装置2に適用されたものであ
って、図1および図2に示すように、変速用ギヤ4の内
包されるミッション室6とクラッチ8の内包されるクラ
ッチ室10との間の隔壁12に設けられた軸孔14と、
前記ミッション室6側からこの軸孔14に合わせて隔壁
12に固定されたボールベアリング(ころがり軸受けの
一例)16と、このボールベアリング16に支持され、
かつ、前記クラッチ室10内および前記ミッション室6
内のそれぞれでプライマリードリブンギヤ18および変
速用ギヤ4が軸支されたカウンター軸(回転軸)20と
を備え、プライマリードリブンギヤ18の回転時には、
クラッチ室10内の潤滑オイルが飛沫し、この飛沫した
潤滑オイルが、隔壁12に設けられた連通穴を通ってミ
ッション室6内に送られるようになっているものであ
る。
とカウンター軸20との間には、ほぼ円筒形形状を呈し
たスペーサー22と、プライマリードリブンギヤ18を
カウンター軸20に対して回転自在にさせるニードルベ
アリング26とが介在されている。
ベアリングであって、軸孔14の直径よりもやや大きい
外径を有する隔壁12の嵌合部に嵌入され、内輪16a
と外輪16bと複数のボール16cとから構成される。
チ8を構成するクラッチハウジング8aに連結部材28
によって一体的に連結されたものである。また、プライ
マリードリブンギヤ18のボールベアリング16側に
は、キックスタータードリブンギヤ18aが一体形成さ
れている。
ンター軸ローギヤ20aを有し、このカウンター軸ロー
ギヤ20aのクラッチ室10側の側面は、ボールベアリ
ング16の内輪16aの側面に当接している。
16側の端部に一体形成された鍔部(円板部材の一例)
24を有する。この鍔部24は、ボールベアリング16
とプライマリードリブンギヤ18との間に介在され、か
つ、ボールベアリング16の内輪16aに当接したもの
である。また、図3(a)および(b)に示すように、
鍔部24の外径D1は、ボールベアリング16の外輪1
6bの内径d1よりも大きく形成されている。さらに、
鍔部24の外縁部には、ボールベアリング16の外輪1
6bに対する環状の逃げ24aと、キックスタータード
リブンギヤ18aに対する環状の逃げ24bとが設けら
れている。
イクルエンジンの変速装置2によれば、ボールベアリン
グ16の内輪16aと外輪16bとの間の側面をスペー
サー22の鍔部24が塞ぐので、内輪16aと外輪16
bとの間を通ってミッション室6内からクラッチ室10
内に流出するオイルの量は、従来に比べて大幅に減少す
る。したがって、エンジン運転中、隔壁12に設けられ
た連通穴を通じてクラッチ室10からミッション室6内
にオイルが送られることにより、ミッション室6内のオ
イルレベルは、下がることなく十分に上昇する。よっ
て、本実施例の2サイクルエンジンの変速装置2によれ
ば、スペーサー22以外の構成をほとんど変更すること
なく、安価でかつコンパクトな構成で、ミッション室6
内のオイルレベルを上昇させ、ミッション室6内の潤滑
性能を向上させることができる。
速装置2は、本発明の好適な実施の態様であり、本発明
の技術的範囲は、この実施例に限定されない。例えば、
円板部材の一例としての鍔部24は、スペーサー22に
一体形成されたものでなくても、図4に示すような、鍔
なしの円筒形形状のスペーサー22Aとは別体のワッシ
ャー部材24Aとすることもできる。
価でかつコンパクトな構成で、ミッション室内のオイル
レベルを十分に上昇させ、ミッション室内の潤滑性能を
向上させることができる。
の全体構成を平面で見た断面図である。
の要部を平面で見た断面図である。
の変速装置のスペーサーの縦断面図、(b)は、(a)
のA部拡大図である。
の変形例を示す、ワッシャー部材とスペーサーとを示す
分解断面図である。
平面で見た断面図である。
部を平面で見た断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 ミッション室とクラッチ室との間の隔壁
に設けられた軸孔と、この軸孔に合わせて前記隔壁に備
えられたころがり軸受けと、このころがり軸受けに支持
され、かつ、前記クラッチ室内および前記ミッション室
内のそれぞれでプライマリードリブンギヤおよび変速用
ギヤを有する回転軸とを備え、プライマリードリブンギ
ヤの回転時には、クラッチ室内の潤滑オイルが飛沫し、
この飛沫した潤滑オイルが、前記隔壁に設けられた連通
穴を通ってミッション室内に送られるようになっている
2サイクルエンジンの変速装置において、 前記ころがり軸受けと前記プライマリードリブンギヤと
の間には、前記ころがり軸受けの内輪に当接した環状の
円板部材が介在され、 該円板部材は、その外径が前記ころがり軸受けの外輪の
内径よりも大きく形成されたものであり、その外縁部に
はころがり軸受けの外輪に対する環状の逃げと、前記プ
ライマリードリブンギヤのころがり軸受け側に対する環
状の逃げとが設けられていることを特徴とする2サイク
ルエンジンの変速装置。 - 【請求項2】 前記プライマリードリブンギヤと前記回
転軸との間には、ほぼ円筒形形状を呈したスペーサーが
介在され、 前記円板部材は、前記スペーサーのころがり軸受け側の
端部に鍔状に一体形成されたものであることを特徴とす
る請求項1記載の2サイクルエンジンの変速装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05193894A JP3317005B2 (ja) | 1994-03-23 | 1994-03-23 | 2サイクルエンジンの変速装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05193894A JP3317005B2 (ja) | 1994-03-23 | 1994-03-23 | 2サイクルエンジンの変速装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07259969A JPH07259969A (ja) | 1995-10-13 |
JP3317005B2 true JP3317005B2 (ja) | 2002-08-19 |
Family
ID=12900816
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05193894A Expired - Fee Related JP3317005B2 (ja) | 1994-03-23 | 1994-03-23 | 2サイクルエンジンの変速装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3317005B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030029703A (ko) * | 2001-10-08 | 2003-04-16 | 현대자동차주식회사 | 수동 변속기의 기어 슬리브 |
-
1994
- 1994-03-23 JP JP05193894A patent/JP3317005B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07259969A (ja) | 1995-10-13 |
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