JP3305997B2 - 磁気バイアスされた誘導電磁器 - Google Patents
磁気バイアスされた誘導電磁器Info
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- JP3305997B2 JP3305997B2 JP33833097A JP33833097A JP3305997B2 JP 3305997 B2 JP3305997 B2 JP 3305997B2 JP 33833097 A JP33833097 A JP 33833097A JP 33833097 A JP33833097 A JP 33833097A JP 3305997 B2 JP3305997 B2 JP 3305997B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁性材料からなる
コアの外周に巻回されて、直流が重畳された交流が印加
されるコイルを持つトランスやチョークのような誘導電
磁器に関する。
コアの外周に巻回されて、直流が重畳された交流が印加
されるコイルを持つトランスやチョークのような誘導電
磁器に関する。
【0002】
【従来の技術】直流が重畳された交流電流を通すトラン
スやチョークのような誘導電磁器では、直流分が作る磁
界分だけ偏移し交流の動作点が移動し飽和までの余裕度
が少なくなるので、その直流分が大きい場合、使用する
コアが磁気飽和しないように、磁気回路にギャップを設
け、その距離を大きくすることで磁気抵抗を増加させ、
磁気飽和をしないようにする手段が一般的である。しか
し、このような方法では直流に対しても交流に対しても
磁気抵抗を増す結果となる。
スやチョークのような誘導電磁器では、直流分が作る磁
界分だけ偏移し交流の動作点が移動し飽和までの余裕度
が少なくなるので、その直流分が大きい場合、使用する
コアが磁気飽和しないように、磁気回路にギャップを設
け、その距離を大きくすることで磁気抵抗を増加させ、
磁気飽和をしないようにする手段が一般的である。しか
し、このような方法では直流に対しても交流に対しても
磁気抵抗を増す結果となる。
【0003】そこで、直流に依る偏移を抑えるために、
例えば、ギャップの中に、コイルに流れる直流成分が作
る磁界を打ち消すような方向に永久磁石を挿入し、コア
の磁気回路に直流磁気バイアスを付加することが知られ
ている。
例えば、ギャップの中に、コイルに流れる直流成分が作
る磁界を打ち消すような方向に永久磁石を挿入し、コア
の磁気回路に直流磁気バイアスを付加することが知られ
ている。
【0004】また、上記コアの磁気回路に適切な大きさ
の直流磁気バイアスを付加することにより、図6のよう
に、交流の印加によるコアのB−H曲線がコアの磁化原
点をほぼ中心として、この原点を取り囲む閉曲線を形成
するようにして、該誘導電磁器の鉄損を、磁気バイアス
を付加しないときの斜線で示す鉄損IR2から、付加し
たときの斜線で示す鉄損IR1に減少させて、効率を向
上させることも知られている(特願平5−344433
号公報)。
の直流磁気バイアスを付加することにより、図6のよう
に、交流の印加によるコアのB−H曲線がコアの磁化原
点をほぼ中心として、この原点を取り囲む閉曲線を形成
するようにして、該誘導電磁器の鉄損を、磁気バイアス
を付加しないときの斜線で示す鉄損IR2から、付加し
たときの斜線で示す鉄損IR1に減少させて、効率を向
上させることも知られている(特願平5−344433
号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ギャップに永
久磁石を挿入する場合、ギャップ長が非常に短く、ま
た、ギャップの断面積が大きいため、NS極が近接した
偏平な永久磁石を挿入することとなり、大きな反磁界が
生じて、十分な磁気バイアスが得られない場合がある。
また、この誘導電磁器を駆動したとき、その磁極間にか
かる反磁界により、減磁してしまう場合がある。その
他、ギャップに高周波磁界が加わった場合、磁束が永久
磁石内を通過するため、磁石内にうず電流が発生し、渦
流損となって効率が低下するという問題もあった。この
ため、ギャップに永久磁石を挿入する場合、比較的低周
波を扱う誘導電磁器にしか使用できなかった。
久磁石を挿入する場合、ギャップ長が非常に短く、ま
た、ギャップの断面積が大きいため、NS極が近接した
偏平な永久磁石を挿入することとなり、大きな反磁界が
生じて、十分な磁気バイアスが得られない場合がある。
また、この誘導電磁器を駆動したとき、その磁極間にか
かる反磁界により、減磁してしまう場合がある。その
他、ギャップに高周波磁界が加わった場合、磁束が永久
磁石内を通過するため、磁石内にうず電流が発生し、渦
流損となって効率が低下するという問題もあった。この
ため、ギャップに永久磁石を挿入する場合、比較的低周
波を扱う誘導電磁器にしか使用できなかった。
【0006】一方、磁石の減磁の防止と鉄損の低減を図
るために、図7に示すような磁気バイアスされた誘導電
磁器も知られている(実願平1−153254号公
報)。この誘導電磁器は、コア51の一方の足部にコイ
ル52が巻かれ、EI型コアの外足部に相当する他方の
足部にギャップ53が設けられたものであり、ギャップ
53に永久磁石を挿入するのではなく、その両端間にま
たがる永久磁石54を取り付けて、磁気バイアスを付加
する。しかし、この場合、鉄損を減少させ効率を向上さ
せることはできるが、コア51の巻線部から離れた足部
にギャップ53があるためにこの足部の磁気抵抗が大き
くなる結果、漏れ磁束56が大きくなり、周辺回路及び
機器に誘導障害等の悪影響を与えるという問題があっ
た。特に、高周波回路に使用した場合に、その影響が大
きくなる。
るために、図7に示すような磁気バイアスされた誘導電
磁器も知られている(実願平1−153254号公
報)。この誘導電磁器は、コア51の一方の足部にコイ
ル52が巻かれ、EI型コアの外足部に相当する他方の
足部にギャップ53が設けられたものであり、ギャップ
53に永久磁石を挿入するのではなく、その両端間にま
たがる永久磁石54を取り付けて、磁気バイアスを付加
する。しかし、この場合、鉄損を減少させ効率を向上さ
せることはできるが、コア51の巻線部から離れた足部
にギャップ53があるためにこの足部の磁気抵抗が大き
くなる結果、漏れ磁束56が大きくなり、周辺回路及び
機器に誘導障害等の悪影響を与えるという問題があっ
た。特に、高周波回路に使用した場合に、その影響が大
きくなる。
【0007】本発明は上記問題点を解決して、高周波回
路に使用する場合であっても、高効率化および誘導障害
等の軽減が可能な磁気バイアスされた誘導電磁器を提供
することを目的としている。
路に使用する場合であっても、高効率化および誘導障害
等の軽減が可能な磁気バイアスされた誘導電磁器を提供
することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の磁気バイアスされた誘導電磁器は、中足
部とその両側の外足部を有するE型コアおよびI型コア
からなり、磁気回路を形成するコアと、上記E型コアの
中足部の外周に巻回されて、直流が重畳された交流が印
加されるコイルとを備え、上記中足部の先端とI型コア
間にギャップを有する誘導電磁器であって、上記中足部
の先端の側面に設けられて、少なくとも上記E型コアの
磁気回路に磁気バイアスを付加する磁気バイアス付加手
段を備え、上記コアは、上記磁気バイアス付加手段によ
り磁気バイアスのかからない磁気回路部分の通路面積を
増大させる膨出部を有している。
に、請求項1の磁気バイアスされた誘導電磁器は、中足
部とその両側の外足部を有するE型コアおよびI型コア
からなり、磁気回路を形成するコアと、上記E型コアの
中足部の外周に巻回されて、直流が重畳された交流が印
加されるコイルとを備え、上記中足部の先端とI型コア
間にギャップを有する誘導電磁器であって、上記中足部
の先端の側面に設けられて、少なくとも上記E型コアの
磁気回路に磁気バイアスを付加する磁気バイアス付加手
段を備え、上記コアは、上記磁気バイアス付加手段によ
り磁気バイアスのかからない磁気回路部分の通路面積を
増大させる膨出部を有している。
【0009】上記構成によれば、中足部の先端の側面に
設けられた磁気バイアス付加手段が、少なくとも上記E
型コアの磁気回路に磁気バイアスを付加するので、この
付加された磁気バイアスにより、コアの磁気回路の大部
分を占めるE型コアの磁気回路の鉄損を減少させて効率
を向上させることができる。また、ギャップをE型コア
の中足部の先端とI型コア間に設けているので、漏れ磁
束が少なくなり、高周波回路に用いる場合であっても周
辺回路及び機器への誘導障害等を軽減できる。さらに、
磁気バイアスがかからず鉄損が減少しない磁気回路部分
の通路面積を増大しているので、この部分の鉄損を減少
させることができる。
設けられた磁気バイアス付加手段が、少なくとも上記E
型コアの磁気回路に磁気バイアスを付加するので、この
付加された磁気バイアスにより、コアの磁気回路の大部
分を占めるE型コアの磁気回路の鉄損を減少させて効率
を向上させることができる。また、ギャップをE型コア
の中足部の先端とI型コア間に設けているので、漏れ磁
束が少なくなり、高周波回路に用いる場合であっても周
辺回路及び機器への誘導障害等を軽減できる。さらに、
磁気バイアスがかからず鉄損が減少しない磁気回路部分
の通路面積を増大しているので、この部分の鉄損を減少
させることができる。
【0010】上記磁気バイアス付加手段は、上記中足部
の先端の側面と両側の外足部間にそれぞれ掛け渡された
一対の永久磁石であるのが好ましい。この構成によれ
ば、上記中足部の先端の側面と外足部間に掛け渡された
永久磁石により、上記E型コアの磁気回路に磁気バイア
スが付加されて、E型コアの磁気回路の鉄損を減少させ
ることができる。
の先端の側面と両側の外足部間にそれぞれ掛け渡された
一対の永久磁石であるのが好ましい。この構成によれ
ば、上記中足部の先端の側面と外足部間に掛け渡された
永久磁石により、上記E型コアの磁気回路に磁気バイア
スが付加されて、E型コアの磁気回路の鉄損を減少させ
ることができる。
【0011】上記磁気バイアス付加手段は、上記中足部
の相対向する側面とI型コア間にそれぞれ掛け渡された
一対の永久磁石および継鉄であるのが好ましい。この構
成によれば、上記中足部の先端の側面とI型コア間に掛
け渡された永久磁石および継鉄により、上記E型コアだ
けでなくI型コアの一部の磁気回路にも磁気バイアスが
付加されて、鉄損をさらに減少させることができる。
の相対向する側面とI型コア間にそれぞれ掛け渡された
一対の永久磁石および継鉄であるのが好ましい。この構
成によれば、上記中足部の先端の側面とI型コア間に掛
け渡された永久磁石および継鉄により、上記E型コアだ
けでなくI型コアの一部の磁気回路にも磁気バイアスが
付加されて、鉄損をさらに減少させることができる。
【0012】上記継鉄は、上記コアを形成する磁性材料
と同等以上の高飽和磁束密度を持つ材料からなるのが好
ましい。これにより、継鉄の断面積を低減することがで
き磁束を効率的にコアに通すことができることとなるの
で、小型化でき省スペース化が可能となる。
と同等以上の高飽和磁束密度を持つ材料からなるのが好
ましい。これにより、継鉄の断面積を低減することがで
き磁束を効率的にコアに通すことができることとなるの
で、小型化でき省スペース化が可能となる。
【0013】
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1に、本発明の第1実施形態に係
る磁気バイアスされた誘導電磁器の一種であるトランス
の正面図を示す。
基づいて説明する。図1に、本発明の第1実施形態に係
る磁気バイアスされた誘導電磁器の一種であるトランス
の正面図を示す。
【0015】このトランス1は、中足部6とその両側の
外足部8,8を有するE型コア3およびI型コア4から
なり、磁気回路MCを形成するEI型のコア2を備えて
いる。この磁気回路MCはE型コア3内の磁気回路MC
1とI型コア4内の磁気回路MC2とからなる。また、
直流が重畳された交流が印加されるコイル5は、上記E
型コア3の中足部6および外足部8,8とI型コア4と
により囲まれた矩形の窓部7,7に位置し、この中足部
6の外周に巻回されている。
外足部8,8を有するE型コア3およびI型コア4から
なり、磁気回路MCを形成するEI型のコア2を備えて
いる。この磁気回路MCはE型コア3内の磁気回路MC
1とI型コア4内の磁気回路MC2とからなる。また、
直流が重畳された交流が印加されるコイル5は、上記E
型コア3の中足部6および外足部8,8とI型コア4と
により囲まれた矩形の窓部7,7に位置し、この中足部
6の外周に巻回されている。
【0016】トランス1には、上記E型コアの中足部6
の先端6aとI型コア4間に、コア2の磁気回路MCの
磁気飽和を高磁界側へずらせるために、ギャップ10が
設けられている。また、上記I型コア4は所定高さのコ
ア付加部(膨出部)4aを一体形成して上部に積み増し
た形状をなしており、I型コア4の全体高さ寸法を大き
くして、I型コア4の磁気回路MC2の通路面積を大き
くしている。
の先端6aとI型コア4間に、コア2の磁気回路MCの
磁気飽和を高磁界側へずらせるために、ギャップ10が
設けられている。また、上記I型コア4は所定高さのコ
ア付加部(膨出部)4aを一体形成して上部に積み増し
た形状をなしており、I型コア4の全体高さ寸法を大き
くして、I型コア4の磁気回路MC2の通路面積を大き
くしている。
【0017】また、トランス1には、上記中足部6の先
端6aの左右両側面に接触して配置されて、E型コア3
の磁気回路MC1に磁気バイアスを付加する一対の永久
磁石のような磁気バイアス付加手段12が設けられてい
る。この永久磁石12は、例えばフェライト磁石からな
る。
端6aの左右両側面に接触して配置されて、E型コア3
の磁気回路MC1に磁気バイアスを付加する一対の永久
磁石のような磁気バイアス付加手段12が設けられてい
る。この永久磁石12は、例えばフェライト磁石からな
る。
【0018】上記永久磁石12は、ギャップ10の下方
で上記窓部7,7内上部に位置して、上記中足部6の先
端6aの左右両側面と、両側の外足部8,8の内側面と
の間にそれぞれ掛け渡されており、例えば接着によりそ
の両端(N極,S極)が上記各側面に固定される。こう
して、永久磁石12の作る磁力線がそのN極から出て、
E型コア3の中足部6と外足部8,8を通ってS極へ帰
る、磁気バイアス回路MB1が形成される。この磁気バ
イアス回路MB1は、コイル5に流れる直流成分が作る
磁界を打ち消して、つまり、磁気回路MCの磁界とは反
対方向のバイアス磁界を発生させて、E型コア3の磁気
回路MC1に直流磁気バイアスをかける。
で上記窓部7,7内上部に位置して、上記中足部6の先
端6aの左右両側面と、両側の外足部8,8の内側面と
の間にそれぞれ掛け渡されており、例えば接着によりそ
の両端(N極,S極)が上記各側面に固定される。こう
して、永久磁石12の作る磁力線がそのN極から出て、
E型コア3の中足部6と外足部8,8を通ってS極へ帰
る、磁気バイアス回路MB1が形成される。この磁気バ
イアス回路MB1は、コイル5に流れる直流成分が作る
磁界を打ち消して、つまり、磁気回路MCの磁界とは反
対方向のバイアス磁界を発生させて、E型コア3の磁気
回路MC1に直流磁気バイアスをかける。
【0019】上記構成において、永久磁石12により形
成された磁気バイアス回路MB1により、コア2の磁気
回路MCの約80%を占めるE型コア3の磁気回路MC
1に直流磁気バイアスがかかることになる。この付加さ
れた直流磁気バイアスによってE型コア3内の磁束密度
を減少させて、その鉄損を減少させて効率を向上させる
ことができる。磁気バイアスがかからないI型コア4の
磁気回路MC2については、コア付加部4aによりI型
コア4の全体高さを大きくして、この部分の通路面積を
増大しているので、その磁束密度が減少してI型コア4
の鉄損が減少する。したがって、コア2全体の鉄損を減
少させることとなって、コア2のほぼ全域に磁気バイア
スをかけたと等価となり、トランス全体の効率を向上さ
せることができる。
成された磁気バイアス回路MB1により、コア2の磁気
回路MCの約80%を占めるE型コア3の磁気回路MC
1に直流磁気バイアスがかかることになる。この付加さ
れた直流磁気バイアスによってE型コア3内の磁束密度
を減少させて、その鉄損を減少させて効率を向上させる
ことができる。磁気バイアスがかからないI型コア4の
磁気回路MC2については、コア付加部4aによりI型
コア4の全体高さを大きくして、この部分の通路面積を
増大しているので、その磁束密度が減少してI型コア4
の鉄損が減少する。したがって、コア2全体の鉄損を減
少させることとなって、コア2のほぼ全域に磁気バイア
スをかけたと等価となり、トランス全体の効率を向上さ
せることができる。
【0020】また、この永久磁石12は磁極間距離が大
きく細長い形状となることから、短いギャップ10に従
来のように永久磁石を挿入した場合と異なり、反磁界に
よる減磁を無くすることができる。さらに、ギャップ1
0をE型コアの中足部の先端6aとI型コア4間に設け
ているので、永久磁石中を通る磁束が少ないから、永久
磁石内の渦電流損は小さい。しかも、EI型のコア2で
中足部6とI型コア4とのギャップ構造は変わらないの
で、高周波に用いても漏れ磁束は少なく誘導障害等を軽
減できる。
きく細長い形状となることから、短いギャップ10に従
来のように永久磁石を挿入した場合と異なり、反磁界に
よる減磁を無くすることができる。さらに、ギャップ1
0をE型コアの中足部の先端6aとI型コア4間に設け
ているので、永久磁石中を通る磁束が少ないから、永久
磁石内の渦電流損は小さい。しかも、EI型のコア2で
中足部6とI型コア4とのギャップ構造は変わらないの
で、高周波に用いても漏れ磁束は少なく誘導障害等を軽
減できる。
【0021】つぎに、第2実施形態を説明する。図2
に、第2実施形態に係る磁気バイアスされたトランスの
正面図を示す。このトランスの磁気バイアス付加手段1
6は、上記中足部6の先端6aの相対向する左右側面と
I型コア4の底面(図2の下面)間にそれぞれ掛け渡さ
れた一対の永久磁石12および継鉄14を備えている。
すなわち、例えば接着により、永久磁石12の後端部
(S極)と直立した継鉄14の先端部を固定させてお
き、永久磁石12の先端部(N極)を中足部6の先端6
aの側面に固定させ、継鉄14の後端部をI型コア4の
底面に固定させる。こうして、永久磁石12の作る磁力
線がN極から出て、E型コア3の中足部6,外足部8,
8およびI型コア4の一部を通ってS極へ帰る、磁気バ
イアス回路MB2が形成される。この磁気バイアス回路
MB2は、上記と同様に、磁気回路MCの磁界とは反対
方向のバイアス磁界を発生させて、E型コア3内の磁気
回路MC1とI型コア4内の磁気回路MC2の一部に直
流磁気バイアスをかける。
に、第2実施形態に係る磁気バイアスされたトランスの
正面図を示す。このトランスの磁気バイアス付加手段1
6は、上記中足部6の先端6aの相対向する左右側面と
I型コア4の底面(図2の下面)間にそれぞれ掛け渡さ
れた一対の永久磁石12および継鉄14を備えている。
すなわち、例えば接着により、永久磁石12の後端部
(S極)と直立した継鉄14の先端部を固定させてお
き、永久磁石12の先端部(N極)を中足部6の先端6
aの側面に固定させ、継鉄14の後端部をI型コア4の
底面に固定させる。こうして、永久磁石12の作る磁力
線がN極から出て、E型コア3の中足部6,外足部8,
8およびI型コア4の一部を通ってS極へ帰る、磁気バ
イアス回路MB2が形成される。この磁気バイアス回路
MB2は、上記と同様に、磁気回路MCの磁界とは反対
方向のバイアス磁界を発生させて、E型コア3内の磁気
回路MC1とI型コア4内の磁気回路MC2の一部に直
流磁気バイアスをかける。
【0022】なお、I型コア4の中央部分のエリアA1
には、磁気バイアスがかからない。上記永久磁石12お
よび継鉄14は、例えばフェライト磁石からなる。好ま
しくは、継鉄14は、鉄のような高飽和磁束密度を持つ
材料により形成される。この場合、継鉄14を通る磁束
密度を上げることで少ない材料で有効に必要な量の磁束
を通せるので、小型化でき省スペース化が可能となる。
には、磁気バイアスがかからない。上記永久磁石12お
よび継鉄14は、例えばフェライト磁石からなる。好ま
しくは、継鉄14は、鉄のような高飽和磁束密度を持つ
材料により形成される。この場合、継鉄14を通る磁束
密度を上げることで少ない材料で有効に必要な量の磁束
を通せるので、小型化でき省スペース化が可能となる。
【0023】また、上記I型コア4は、磁気回路MC2
のうち、上記磁気バイアス回路MB2による磁気バイア
スがかからない無バイアスエリアA1について、所定高
さのコア付加部(膨出部)4bをその中央上部に積み増
したI型コア4を用いることにより、この部分の通路面
積を増大している。
のうち、上記磁気バイアス回路MB2による磁気バイア
スがかからない無バイアスエリアA1について、所定高
さのコア付加部(膨出部)4bをその中央上部に積み増
したI型コア4を用いることにより、この部分の通路面
積を増大している。
【0024】これにより、E型コア3の磁気回路MC1
およびI型コア4の磁気回路MC2の一部に、反対方向
のバイアス磁界をかける磁気バイアス回路MB2によっ
て、第1実施形態に比較して磁気バイアスのかかる領域
が、I型コア4内の分だけ拡大して、コア2の磁気回路
MCの約90%に磁気バイアスがかかることになる。こ
の付加された直流磁気バイアスにより、コア2の磁気回
路MCの鉄損を減少させて効率を向上させることができ
る。磁気バイアスがかからないI型コア4の無バイアス
エリアA1については、この部分の通路面積を増大して
いるので、その鉄損が減少して、コア2全体の鉄損を減
少させることができる。また、ギャップ10をE型コア
の中足部の先端6aとI型コア4間に設けているので、
漏れ磁束が少なく、高周波回路に用いる場合であっても
周辺機器への誘導障害等を軽減できる。
およびI型コア4の磁気回路MC2の一部に、反対方向
のバイアス磁界をかける磁気バイアス回路MB2によっ
て、第1実施形態に比較して磁気バイアスのかかる領域
が、I型コア4内の分だけ拡大して、コア2の磁気回路
MCの約90%に磁気バイアスがかかることになる。こ
の付加された直流磁気バイアスにより、コア2の磁気回
路MCの鉄損を減少させて効率を向上させることができ
る。磁気バイアスがかからないI型コア4の無バイアス
エリアA1については、この部分の通路面積を増大して
いるので、その鉄損が減少して、コア2全体の鉄損を減
少させることができる。また、ギャップ10をE型コア
の中足部の先端6aとI型コア4間に設けているので、
漏れ磁束が少なく、高周波回路に用いる場合であっても
周辺機器への誘導障害等を軽減できる。
【0025】なお、上記I型コア4の高さを中央部分で
高くする代わりに、図4の平面図に示すように、中央部
の幅を大きくしたI型コア24を用いることにより、こ
の部分の通路面積を増大するようにしても良い。この場
合、E型コア3にコイル5が巻回されると、E型コア3
の厚さ方向tはデッドスペースとなるため、中央部を拡
幅したI型コア24を用いても影響が少なく、鉄損を減
少させるため、トランス1の高さを大きくすることな
く、小型化を図ることができる。また、このI型コア2
4はE型コア3の中足部に対向する部分が拡がるため、
漏れ磁束も減少させることができる。
高くする代わりに、図4の平面図に示すように、中央部
の幅を大きくしたI型コア24を用いることにより、こ
の部分の通路面積を増大するようにしても良い。この場
合、E型コア3にコイル5が巻回されると、E型コア3
の厚さ方向tはデッドスペースとなるため、中央部を拡
幅したI型コア24を用いても影響が少なく、鉄損を減
少させるため、トランス1の高さを大きくすることな
く、小型化を図ることができる。また、このI型コア2
4はE型コア3の中足部に対向する部分が拡がるため、
漏れ磁束も減少させることができる。
【0026】つぎに、第3実施形態を説明する。図3
に、第3実施形態に係る磁気バイアスされたトランスの
正面図を示す。このトランスの磁気バイアス付加手段1
8は、上記中足部6の先端6aの相対向する左右側面と
I型コア4の底面(図3の下面)間にそれぞれ掛け渡さ
れた一対の永久磁石12および継鉄15を備えている。
この継鉄15がL字状に形成されていること以外は第2
実施形態と同様である。この場合、I型コア4に固定さ
れたL字状の継鉄14の後端部が、ギャップ10を挟ん
でI型コア4が中足部6に相対向するエリア近傍にまで
接近している。したがって、磁気バイアス回路MB3が
図2の磁気バイアス回路MB2と比較してI型コア4の
中央に向かってより長く延びているので、磁気バイアス
のかかる領域が拡大し、つまり、磁気バイアスがかから
ないI型コア4の中央部分の無バイアスエリアA2は図
2の無バイアスエリアA1より狭くなって、コア2の磁
気回路MCの約95%に磁気バイアスがかかることにな
る。ただし、上記継鉄14の後端部とI型コア4との固
定部は、ギャップ10の効果を維持するため、I型コア
4がギャップ10を挟んで中足部6に相対向するエリア
外に設けられる。
に、第3実施形態に係る磁気バイアスされたトランスの
正面図を示す。このトランスの磁気バイアス付加手段1
8は、上記中足部6の先端6aの相対向する左右側面と
I型コア4の底面(図3の下面)間にそれぞれ掛け渡さ
れた一対の永久磁石12および継鉄15を備えている。
この継鉄15がL字状に形成されていること以外は第2
実施形態と同様である。この場合、I型コア4に固定さ
れたL字状の継鉄14の後端部が、ギャップ10を挟ん
でI型コア4が中足部6に相対向するエリア近傍にまで
接近している。したがって、磁気バイアス回路MB3が
図2の磁気バイアス回路MB2と比較してI型コア4の
中央に向かってより長く延びているので、磁気バイアス
のかかる領域が拡大し、つまり、磁気バイアスがかから
ないI型コア4の中央部分の無バイアスエリアA2は図
2の無バイアスエリアA1より狭くなって、コア2の磁
気回路MCの約95%に磁気バイアスがかかることにな
る。ただし、上記継鉄14の後端部とI型コア4との固
定部は、ギャップ10の効果を維持するため、I型コア
4がギャップ10を挟んで中足部6に相対向するエリア
外に設けられる。
【0027】また、上記I型コア4は、第2実施形態と
同様に、磁気回路MC2のうち、上記磁気バイアス回路
MB3による磁気バイアスがかからない無バイアスエリ
アA2について、所定高さのコア付加部(膨出部)4c
をその中央上部に積み増したI型コア4を用いることに
より、この部分の通路面積を増大している。上記のよう
に、上記無バイアスエリアA2は図2の無バイアスエリ
アA1より狭いので、第2実施形態に比較して小さいコ
ア付加部4cを用いることができ、I型コア4を小さく
形成することができる。
同様に、磁気回路MC2のうち、上記磁気バイアス回路
MB3による磁気バイアスがかからない無バイアスエリ
アA2について、所定高さのコア付加部(膨出部)4c
をその中央上部に積み増したI型コア4を用いることに
より、この部分の通路面積を増大している。上記のよう
に、上記無バイアスエリアA2は図2の無バイアスエリ
アA1より狭いので、第2実施形態に比較して小さいコ
ア付加部4cを用いることができ、I型コア4を小さく
形成することができる。
【0028】つぎに、第4実施形態を説明する。図5に
第4実施形態に係る磁気バイアスされたトランスを示
す。図5(a)は上記トランスを示す正面図、図5
(b)はその平面図、図5(c)は(a)のV-V 線に沿
った縦断面図である。図5(b)のように、このトラン
スのI型コア24の中央部は拡幅されており、また、図
5(c)のように、磁気バイアス付加手段20は、上記
中足部6の先端6aの相対向する前後側面とI型コア2
4の前後側面間にそれぞれ掛け渡された一対の永久磁石
32および継鉄34を備えている。つまり、本実施形態
の磁気バイアス付加手段20は、上記第1〜3実施形態
と異なり、窓部7,7(図5(a))内に設けられてお
らず、その永久磁石32は、上記I型コア24の拡幅し
た部分(膨出部)の下方であって、ギャップ10の下方
に位置して、その先端部が中足部6の先端6aの前後側
面に固定され、直立した継鉄34の後端部がI型コア2
4の拡幅した部分の側面に固定される。図5(a)のよ
うに、上記磁気バイアス付加手段20により、I型コア
24の中央部(図5(b))を除く磁気バイアス回路M
B4が形成される。この磁気バイアスがかからないI型
コア24の中央部は拡幅されており、この部分の通路面
積を増大させているので、その鉄損は減少される。
第4実施形態に係る磁気バイアスされたトランスを示
す。図5(a)は上記トランスを示す正面図、図5
(b)はその平面図、図5(c)は(a)のV-V 線に沿
った縦断面図である。図5(b)のように、このトラン
スのI型コア24の中央部は拡幅されており、また、図
5(c)のように、磁気バイアス付加手段20は、上記
中足部6の先端6aの相対向する前後側面とI型コア2
4の前後側面間にそれぞれ掛け渡された一対の永久磁石
32および継鉄34を備えている。つまり、本実施形態
の磁気バイアス付加手段20は、上記第1〜3実施形態
と異なり、窓部7,7(図5(a))内に設けられてお
らず、その永久磁石32は、上記I型コア24の拡幅し
た部分(膨出部)の下方であって、ギャップ10の下方
に位置して、その先端部が中足部6の先端6aの前後側
面に固定され、直立した継鉄34の後端部がI型コア2
4の拡幅した部分の側面に固定される。図5(a)のよ
うに、上記磁気バイアス付加手段20により、I型コア
24の中央部(図5(b))を除く磁気バイアス回路M
B4が形成される。この磁気バイアスがかからないI型
コア24の中央部は拡幅されており、この部分の通路面
積を増大させているので、その鉄損は減少される。
【0029】これにより、磁気バイアス付加手段20と
I型コア24の拡幅部によって、上記と同様に、磁気バ
イアスがかからない部分の通路面積を増大させて、コア
42の磁気回路MCの鉄損を減少させることができる。
I型コア24の拡幅部によって、上記と同様に、磁気バ
イアスがかからない部分の通路面積を増大させて、コア
42の磁気回路MCの鉄損を減少させることができる。
【0030】なお、本発明は、上記高周波トランスに限
らず、高周波チョークにも適用できる。
らず、高周波チョークにも適用できる。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、中足部の先端の側面に
設けられた磁気バイアス付加手段が、少なくとも上記E
型コアの磁気回路に磁気バイアスを付加するので、この
付加された磁気バイアスにより、コアの磁気回路の大部
分を占めるE型コアの磁気回路の鉄損を減少させて効率
を向上させることができる。また、ギャップをE型コア
の中足部の先端とI型コア間に設けているので、漏れ磁
束が少なくなり、高周波回路に用いる場合であっても周
辺回路及び機器への誘導障害等を軽減できる。さらに、
磁気バイアスがかからず鉄損が減少しない磁気回路部分
の通路面積を増大しているので、この部分の鉄損を減少
させることができる。
設けられた磁気バイアス付加手段が、少なくとも上記E
型コアの磁気回路に磁気バイアスを付加するので、この
付加された磁気バイアスにより、コアの磁気回路の大部
分を占めるE型コアの磁気回路の鉄損を減少させて効率
を向上させることができる。また、ギャップをE型コア
の中足部の先端とI型コア間に設けているので、漏れ磁
束が少なくなり、高周波回路に用いる場合であっても周
辺回路及び機器への誘導障害等を軽減できる。さらに、
磁気バイアスがかからず鉄損が減少しない磁気回路部分
の通路面積を増大しているので、この部分の鉄損を減少
させることができる。
【図1】本発明の第1実施形態に係る磁気バイアスされ
た誘導電磁器を示す正面図である。
た誘導電磁器を示す正面図である。
【図2】第2実施形態に係る磁気バイアスされた誘導電
磁器を示す正面図である。
磁器を示す正面図である。
【図3】第3実施形態に係る磁気バイアスされた誘導電
磁器を示す正面図である。
磁器を示す正面図である。
【図4】中央部を拡幅させたI型コアを示す平面図であ
る。
る。
【図5】(a)は第4実施形態に係る磁気バイアスされ
た誘導電磁器を示す正面図、(b)はその平面図、
(c)は(a)のV-V 線に沿った縦側面図である。
た誘導電磁器を示す正面図、(b)はその平面図、
(c)は(a)のV-V 線に沿った縦側面図である。
【図6】磁気バイアスを付加した場合のB−H曲線を示
す特性図である。
す特性図である。
【図7】従来の磁気バイアスされた誘導電磁器を示す正
面図である。
面図である。
2…コア、3…E型コア、4…I型コア、5…コイル、
6…中足部、8…外足部、10…ギャップ、12…磁気
バイアス付加手段(永久磁石)。
6…中足部、8…外足部、10…ギャップ、12…磁気
バイアス付加手段(永久磁石)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 17/00 - 17/08 H01F 19/00 - 19/08 H01F 27/24 - 27/26 H01F 30/00 - 30/16
Claims (1)
- 【請求項1】 中足部とその両側の外足部を有するE型
コアおよびI型コアからなり、磁気回路を形成するコア
と、上記E型コアの中足部の外周に巻回されて、直流が
重畳された交流が印加されるコイルとを備え、上記中足
部の先端とI型コア間にギャップを有する誘導電磁器で
あって、 上記中足部の先端の側面に設けられて、少なくとも上記
E型コアの磁気回路に磁気バイアスを付加する磁気バイ
アス付加手段を備え、 上記I型コアは、上記磁気バイアス付加手段により磁気
バイアスのかからない磁気回路部分の通路面積を増大さ
せる膨出部を有している磁気バイアスされた誘導電磁
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33833097A JP3305997B2 (ja) | 1997-12-09 | 1997-12-09 | 磁気バイアスされた誘導電磁器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33833097A JP3305997B2 (ja) | 1997-12-09 | 1997-12-09 | 磁気バイアスされた誘導電磁器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11176644A JPH11176644A (ja) | 1999-07-02 |
JP3305997B2 true JP3305997B2 (ja) | 2002-07-24 |
Family
ID=18317141
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33833097A Expired - Fee Related JP3305997B2 (ja) | 1997-12-09 | 1997-12-09 | 磁気バイアスされた誘導電磁器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3305997B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6778056B2 (en) * | 2000-08-04 | 2004-08-17 | Nec Tokin Corporation | Inductance component having a permanent magnet in the vicinity of a magnetic gap |
EP1949397A4 (en) * | 2005-10-25 | 2011-05-11 | Ematech Inc | ELECTROMAGNETIC POWER OPERATOR AND INTERRUPTER SWITCHES THEREFOR |
JP5434505B2 (ja) * | 2009-11-16 | 2014-03-05 | Fdk株式会社 | インダクタ |
JP5809199B2 (ja) * | 2012-10-16 | 2015-11-10 | Tdk株式会社 | パルストランス |
-
1997
- 1997-12-09 JP JP33833097A patent/JP3305997B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11176644A (ja) | 1999-07-02 |
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Legal Events
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