JP3288810B2 - 収縮性多層フィルム - Google Patents
収縮性多層フィルムInfo
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Description
チレン系樹脂からなる収縮性多層フイルム、に関する。
物の外観が美しく、ディスプレイ効果を持たせ、商品価
値を高めること、また、内容物を衛生的に保ち、視覚に
より品質確認が容易なこと、さらには異形物でも多数個
の製品でも、迅速かつタイトに包装出来ることから食
品、雑貨等の包装に多数利用されている。収縮包装用の
自動包装機では、少し余裕をもたせた状態で内容物を包
装し、これをヒーターなどで加熱したシュリンクトンネ
ル内を通過させ、ファンモーターにより熱を加えるとフ
イルムが収縮し、製品にぴったりと密着した包装がで
き、タイトな美しい包装ができる。この用途のフイルム
に求められる特性としては強度、収縮性、シール性(特
に、溶断シール特性)、さらには、透明性、防曇性(特
に食品)といった表面ディスプレイ特性、また、耐熱性
(電子レンジ使用に耐えれる特性)といったような包装
特性が総合的に要求される。
一般的にはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビ
ニルを主体とした熱可塑性フイルムが知られているが、
ポリ塩化ビニルを用いた熱収縮フイルムにあっては、添
加併用される可塑剤や熱安定剤が衛生上好ましくなく、
廃棄、焼却処理に関しては環境保全、衛生上の問題があ
り、これらの理由で近年では、ポリオレフィン系の収縮
フイルムが好適に使用されている。
ムとしては、特開昭60−240451号公報には直
鎖状低密度ポリエチレン(以下「LLDPE」と称す)
と直鎖状中密度ポリエチレンとエチレン−酢酸ビニル共
重合体(以下「EVA」と称す)からなる2表面層とL
LDPEからなる層を有する架橋フイルムが開示されて
おり、特開平1−301251号公報には、密度0.
870〜0.915g/cm3 のエチレン−αーオレフ
ィン共重合体からなる2表面層と密度0.915〜0.
930g/cm3 のエチレン−αーオレフィン共重合体
からなる芯層を有する2軸延伸フイルムが開示されてお
り、特開平3−138148号公報には、密度0.9
00〜0.925g/cm3 のエチレン−αーオレフィ
ン共重合体とEVAからなる2表面層と高圧法低密度ポ
リエチレン(以下「LDPE」と称す)からなる芯層を
有する多層フイルム(架橋することを含む)が開示され
ている。
フイルムは、優れたヒートシール性と緩やかな収縮ー温
度曲線を有することが特徴であるとされているが、透明
性、特に収縮後に透明性が低下する欠点を有しており、
また、防曇剤のブリード性に劣り、防曇性を付与し難い
ものである。特開平1−301251号公報記載のフ
イルムは、優れた低温シール性と良好な包装適性が特徴
であるとされているが、防曇性については同様に不十
分であり、耐熱性の面では到底電子レンジの使用に耐え
られないものである。特開平3−138148号公報
記載のフイルムは架橋されたものであれば、耐熱性も十
分であり、総合的な特性もバランス良く満たされている
ものであるが、フイルムの強度がやや弱く、実用面にお
いて、収縮包装を行う場合、空気抜き用の孔からフイル
ムが裂けてしまう等の問題が生じたり、また、包装機の
種類によっては走行性にやや難のあるものである。
動包装機で効率よく包装するために必要な特性をすべて
満足するような収縮包装フイルムは得られていない。
は、包装適性、表面ディスプレイ特性、といった特性を
満足するポリエチレン系の多層フイルムを提供すること
であり、更に他の目的は、これらの特性に加えて、電子
レンジの使用にも耐えられる耐熱性を有した収縮性多層
フイルムを提供することである。
チレン−αーオレフィン共重合体10〜90重量%と、
EVA、エチレン−脂肪族不飽和カルボン酸共重合体、
エチレン−脂肪族不飽和カルボン酸エステル共重合体か
ら選ばれる少なくとも1種の共重合体10〜90重量%
との混合樹脂からなる表面層と、他に少なくとも2層で
構成される内部層を有し、そのうちの少なくとも1層が
高圧法低密度ポリエチレンを主体成分とする重合体層で
あり、他の少なくとも1層がエチレン−αーオレフィン
共重合体を主成分とする重合体層である少なくとも4層
からなることを特徴とする収縮性フイルム、を提供する
ものである。
の表面層に用いられるエチレン−αーオレフィン共重合
体とは、通称直鎖状の、エチレンと、たとえば、ブテン
−1、ペンテン−1、ヘキセン−1、4−メチルペンテ
ン−1、オクテン−1等の炭素数が3〜18から選ばれ
る少なくとも1種のαーオレフィン、好ましくはヘキセ
ン−1、4−メチルペンテン−1、オクテン−1を共重
合したものである。このエチレン−α−オレフィン共重
合体の密度は、0.870〜0.940g/cm3 の範
囲のものであり好ましくは0.890〜0.925g/
cm3 、より好ましくは0.905〜0.915g/c
m3 である。密度が0.870g/cm3 未満のものは
フイルム表面がべたつく傾向にあり、フイルムの保管時
にブロッキングが発生したり、包装作業時に同様な原因
によるトラブルの発生が生じ易く、また、密度が0.9
40g/cm3 を越えるものはEVAとの相溶性が低下
する傾向にあり、透明性(特に収縮後の透明性)が低下
する。
酸ビニル基含有量が5〜26重量%、好ましくは7〜2
0重量%、より好ましくは10〜17重量%の範囲であ
る。酢酸ビニル基含有量が5重量%未満のものは透明性
に劣り、26重量%より大きいものは押出成形性に劣
り、酢酸臭が強くなる傾向にある他、べたつきを起こし
易くなる。また、エチレン−脂肪族不飽和カルボン酸共
重合体およびエチレン−脂肪族不飽和カルボン酸エステ
ル共重合体としては、エチレン−アクリル酸共重合体、
エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−アクリル
酸エステル(メチル、エチル、プロピル、ブチル等のC
1 〜C8 のアルコールの成分より選ばれる)共重合体、
エチレン−メタクリル酸エステル(メチル、エチル、プ
ロピル、ブチル等のC1 〜C8 のアルコールの成分より
選ばれる)共重合体等が挙げられる。これらは更にその
他の成分を加えた3成分以上の多元共重合体(例えば、
エチレンと脂肪族不飽和カルボン酸及び同エステルより
選ばれる、自由な3元以上の共重合体等、あるいはこれ
らを変性したもの)であっても良い。共重合する成分が
上記のうちのもの、またはその他の成分から選ばれる少
なくとも2種以上の多元共重合体でも良い。これらのカ
ルボン酸又はカルボン酸エステル基の含有量としては通
常3〜35重量%が用いられるが、フイルムのブロッキ
ングや腰の低下等による包装作業の低下を考慮して好ま
しくは3〜25重量%、より好ましいのは3〜20重量
%である。
ン共重合体(前者)とEVA、エチレン−脂肪族不飽和
カルボン酸重合体およびエチレン−脂肪族不飽和カルボ
ン酸エステル共重合体等より選ばれる少なくとも1種の
重合体(後者)の比率は、前者の90〜10重量%に対
し後者の10〜90重量%で、好ましくは前者の80〜
35重量%に対し後者の20〜65重量%である。後者
の比率が、10重量%未満であると、例えば、界面活性
剤、防曇剤との混練性、ブリード性に劣るため、防曇性
が悪くなる。又、該後者成分が90重量%より多いとヒ
ートシール性、特に溶断シール性が劣ってくる。
圧法低密度ポリエチレンは、従来から市販されている長
鎖分岐を有するエチレンの単独重合体、又は小量のα−
オレフィンで変成した共重合体を含むものである。又、
更に、エチレンと10重量%以下の共重合可能な以下の
コモノマーを共重合した通常改質ポリエチレンとして使
用されているもの、例えば酢酸ビニル基含有量10重量
%以下のEVA等を含むものである。「主体とする」と
は上記の高圧法低密度ポリエチレンが少なくとも50重
量%以上の比率を有することを表し、例えば高密度ポリ
エチレン、LLDPE、超低密度(「VLDPE」、
「ULDPE」と呼ばれているもの)ポリエチレン、エ
チレン−脂肪族不飽和カルボン酸重合体、エチレン−脂
肪族不飽和カルボン酸エステル共重合体、α−オレフィ
ン共重合体よりなる軟質重合体(例えば、エチレン及び
/又はプロピレンと炭素数が4〜12のα−オレフィン
から選ばれる1種、又はそれ以上のα−オレフィン又は
自由な組み合わせからなる軟質の共重合体が挙げられ、
そのX線法による結晶化度が一般に30%以下のもので
あり、前述の樹脂群とは異なるもの)、ポリプロピレ
ン、ポリブテン系重合体、ポリ4−メチルペンテン系重
合体等のオレフィン系のポリマーを50重量%を下まわ
る範囲で含有しているものである。
用いる直鎖状のエチレン−αーオレフィン共重合体と
は、表面層に用いられているものと同様にエチレンとた
とえば、ブテン−1、ペンテン−1、ヘキセン−1、4
−メチルペンテン−1、オクテン−1等の炭素数が3〜
18から選ばれる少なくとも1種のαーオレフィンを共
重合したもので、ヘキセン−1、4−メチルペンテン−
1、オクテン−1を共重合したものがより好ましい。こ
のエチレン−αーオレフィン共重合体の密度は0.87
0〜0.940g/cm3 の範囲のものであり、この場
合好ましくは0.900〜0.940g/cm3 、より
好ましくは0.915〜0.935g/cm3 の範囲の
ものである。密度が0.870g/cm3 未満のものは
フイルムの強度、弾性率、腰等が低下し、密度が0.9
40g/cm3 以上のものは内部層とした場合でも透明
性(特に収縮後の透明性)が悪くなる傾向にある。該主
体成分である直鎖状エチレン−αーオレフィン共重合体
は、その本来の特性を損なわない範囲で、他の重合体を
混合しても良いことは、上記高圧法低密度ポレエチレン
の場合と同様である。
する重合体層と、エチレン−αーオレフィン共重合体を
主体成分とする重合体層とが内部層として共存すること
により透明性等の光学特性や防曇性、シール性などの優
れた特性を維持しながら安定した延伸製膜性、特に高倍
率2軸延伸における優れた製膜安定性を達成し、かつ収
縮包装時における空気孔からの裂け発生等のトラブルが
解消され、フイルム走行性にも優れ、しかも収縮包装後
の仕上がりもコーナー部でしわの発生などもなく、従来
に比べ格段と改良されるに至ったものである。
レン−αーオレフィン共重合体10〜90重量%とエチ
レン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−脂肪族不飽和カ
ルボン酸共重合体、エチレン−脂肪族不飽和カルボン酸
エステル共重合体から選ばれる少なくとも1種の共重合
体10〜90重量%の混合樹脂からなる樹脂層(A)、
および内部層である高圧法低密度ポリエチレンを主体成
分とする重合体層(B)及びエチレン−αーオレフィン
共重合体層(C)の合計の少なくとも4層から構成され
るものであり、層の配置としては、例えば4層の場合:
A/B/C/A等、5層の場合:A/B/C/B/A、
A/C/B/C/A、A/B/A/C/A等、7層の場
合:A/B/A/C/A/B/A、A/B/A/B/C
/B/A、A/B/C/A/C/B/A、A/C/B/
A/B/C/A,A/C/A/B/A/C/A、A/C
/B/C/A/C/A、A/B/A/C/A/C/A、
A/B/A/B/A/C/A、A/B/C/A/B/C
/A、A/B/C/B/A/C/A等が挙げられるがこ
れに限定されるものではなく、他に6層、8層、それ以
上の場合も含むものである。
それぞれ2層以上有する場合は、それらの層を構成する
樹脂はそれぞれ同一であっても、また異なっていても良
く、また、(A)層はそれぞれ異なる重合体(各樹脂の
共重合成分、共重合比、混合組成等)の多層、例えばA
1 /A2 等であっても良く、(B)層または(C)層に
ついても同様である。この際、多層化の方法としては特
に制限はなく、従来慣用とされている方法、例えば共押
出法、ラミネート法、コーティング法等の中から任意の
方法を利用して良いが、特に共押出法が好ましい。
ない範囲で、その他の樹脂で構成される別の層を少なく
ても1層、内部に使用しても良い。
ール系共重合体、ポリアミド系重合体、ポリエステル系
重合体、アクリロニトリル系重合体のガスバリア−性を
有するものであって良く、更にこれらのガスバリア−樹
脂層に接着層を組み合わせたものでも良い。
合、延伸配向させることが好ましく、通常用いられる方
法に従い要求される収縮性に応じて、1軸または2軸の
各方向当たり2〜10倍程度延伸することが好ましい。
通常用いられる方法とは、ロール延伸法、テンター法、
バブル延伸法等、特に制限はないが、同時二軸延伸で製
膜される方法が好ましい。また、必要に応じ、処理後、
例えばヒートセット、他のフイルムとのラミネーション
等を行つても良い。
特に限定されないが、シートとして利用する場合は通常
100〜1000μmであり、好ましくは、フイルムと
して利用する場合には、その厚みは5〜100μm、よ
り好ましくは7〜80μmであり、5μm未満ではフイ
ルムの腰が不足する傾向にあると共に引き裂け易くなる
等、包装時の作業性に問題を生じる。表面の(A)層の
厚みは、フイルム全体の5〜60%で好適に使用され、
好ましくは10〜50%である。5%以下であるとシー
ル強度が低く、透明性が低下し、60%以上であると過
剰性能となる。また、中間層の1つである(B)層の厚
みは、10〜80%の範囲で好適に使用され、好ましく
は20〜60%の範囲である。10%以下であると延伸
安定性、偏肉、低温収縮性に劣る。さらに、(C)層の
厚みは10〜80%の範囲で好適に使用され、好ましく
は20〜60%の範囲である。10%以下であるとフイ
ルムの引き裂き強度、弾性率等の機械的強度に劣る。
好ましい方法としては、延伸前後のいずれか、または両
方においてフイルムのゲル分率が1〜50%となるよう
に架橋処理を行うことが好ましい。架橋方法としては、
まずエネルギー線照射が挙げられ、エネルギー線として
は、紫外線、電子線、X線、α線、γ線、中性子線等の
電離性放射線があるが、好ましくは電子線である。ま
た、架橋剤を添加し、架橋剤の分解温度以上に加熱して
架橋を行うことも可能であり、エネルギー線照射と組み
合わせても良く、その他公知の架橋方法が用いられる。
その際、好ましくは、電子線(エネルギー:100KV
〜1MV)で表層(片方、両方)、内部層等に自由に架
橋する方法で良い。その場合ゲル分率は、全体で1〜3
5重量%とするのがより好ましい。また、本発明の重合
体層はそれぞれの本来の特性を損なわない程度で界面活
性剤、防曇剤を含んでも良く、例えばソルビタン脂肪酸
エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン
脂肪酸エステルなどの多価アルコール部分の脂肪酸エス
テル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキ
シエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリエチレング
リコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタ
ン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪
酸エステルなどのエチレンオキサイド付加物、アルキル
アミン、アルキルアミド、アルキルエタノールアミン、
アルキルエタノールアミドなどのアミン、アミド類、ポ
リアルキレングリコール、グラニジン誘導体、含リン酸
イオン活性剤、スルホン酸誘導体、第4アンモニウム
塩、ピリジニウム塩、イミダゾリン誘導体の他、ポリビ
ニルアルコール、アクリル酸系の親水性ポリマー、ピロ
リジウム環を主鎖に有するポリマー、さらにはシリカゾ
ル、アルミナゾル等の少なくとも1つまたはそれ以上を
含有させた混合物等であってもよいが、これらの界面活
性剤、防曇剤は表面層に0.2〜5重量%の範囲で、好
ましくは0.4〜4重量%の範囲で用いられ、0.2重
量%未満では防曇性、帯電防止性等の効果が十分でな
く、5重量%以上より多いと混練性が低下するとともに
表面に汚染が発生し、これら添加剤は内部層の少なくと
も1層にも添加することが好ましい。特に、防曇性、帯
電防止性等の性質を早期に発揮するため、またその持続
性を改良するためには、表面層よりも内部層に多量に添
加することが好ましく、その際、内部層に添加する添加
量としては0.5〜6重量%とすることが好ましい。ま
た、場合によっては、上記とは別に(あるいは上記に加
えて)表面層に、上記の添加剤を含めた公知の処理剤を
公知の方法で各種コーティング処理を行ってもよい。
ない範囲で通常プラスチックフイルムに用いられる酸化
防止剤、紫外線吸収剤、可塑剤、ブロッキング防止剤、
スリップ剤、滑剤、帯電防止剤、無機充填剤等を所望に
応じて含有せしめてもよく、これらは本発明のフイルム
を構成する樹脂層の少なくとも1層に含有させるが、特
に、透明性や光沢を維持したまま、被包装物との滑りや
ブロッキング防止が必要な場合には、ブロッキング防止
剤やスリップ剤、滑剤等を被包装物と接する側の片方の
表層にのみ使用することも有効である。
料、特に、収縮包装に適しているが、家庭用、業務用ラ
ップフイルムとしても利用可能なフイルムでもある。
説明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定さ
れるものではない。
下の通りである。 (1)ゲル分率 煮沸p−キシレンで試料を抽出し、不溶解部分の割合を
次式(1)により示したもので、架橋度の尺度として用
いられる。
完全溶解しないものはp−キシレンに代えて煮沸時完全
溶解可能な溶媒に適宜変更して測定を行う。 (2)製膜安定性 フイルムをインフレーション製膜する際の安定性を、フ
イルムの偏肉の大小により、下記の基準で評価した。
の ○:偏肉±10〜20%でややバブルの揺れるもの △:偏肉±20%より大で、バブルの揺れが大きいもの ×:インフレーション不能のもの (3)防曇性 製膜後3日経過したフイルムで20℃の水の入ったビー
カーをおおい、冷蔵庫にて5℃で1時間放置後、フイル
ムに付着した水の状態を以下の基準により判定して評価
した。
洋精機製)を用いて測定した。値は縦方向と横方向の引
裂強度の平均値とした。なお、ここでの測定の読みは、
目盛りの20から60の範囲になるように測定を行う
が、測定レンジによって測定値に差がある場合は、高い
方の値を採用した。 (6)溶断シール強度 センチネルヒートシーラーに0.5mmR×280mm
Lの溶断刃を取付、140〜240℃、30psi、
0.5秒の条件で2枚重ねの15mm幅のフイルムを溶
断シールし、その直後にフイルムの一端を固定し、他端
に荷重を加えてシールを剥した際の荷重を20℃間隔で
測定し、最大荷重を強度とした。 (7)収縮後ヘイズ 熱風トンネルを用い、フイルムを面積収縮率で30%収
縮後、ASTM−D−1003法にて測定した。なお、
温度は熱風トンネルの通過時間が5秒間で上記収縮が達
成可能な最低温度(90〜150℃)を採用した。 (8)包装機械適性 直線型包装機(大森機械製)を用いて、内容物として弁
当ケースと箸を使い40パック/分の条件で包装テスト
を行った。この包装機はフイルムからフォーマーを介し
て筒状になったところに内容物を一定ピッチで供給し、
連続してセンターシールを行った後にトップシールを行
い、ラフな包装を行った後に熱風によりフイルムを収縮
させタイトに包装するというものである。なお、空気孔
は先端が鋭利な約0.4mmφのピンによる機械的な穿
孔方法によるものであった。包装適性の評価は以下の基
準で行った。
隔のバラツキとして発現するものを評価基準とした。) ◎:溶断シール間隔が一定で安定しているもの ○:溶断シール間隔がややバラツクもの △:溶断シール間隔のバラツキ大なもの ×:包装途中にフイルム破れの発生するもの (2) 滑り性 ◎:フイルムが機械、内容物と滑りの良好なもの ○:フイルムが機械に引っかかり、異音のするもの △:フイルムが機械に引っかかり、包装ロスが5%以上発
生するもの ×:同上ロスが10% 以上のもの (3) パンク(熱風加熱時にシールが開くまたは空気孔を
起点とした裂けが発生すること) ◎:パンクが発生しないもの ○:熱風加熱時にパンクが3%未満のもの △:熱風加熱時にパンクが3%以上10% 未満のもの ×:溶断シール後、すべてパンクするもの (4) 仕上がり(シワ、裂け) ◎:フイルムにシワや裂けのないタイトな包装がおこな
えるもの ○:やや緩みのある包装や裂けがまれにみられるもの △:包装体にややシワや裂けのあるもの ×:包装体がシワや裂けだらけのもの 次に、実施例及び比較例において使用した樹脂を以下に
記す。
(密度=0.910g/cm3 、MI=3.6g/10
分、コモノマー=4−メチルペンテン) VLDPE−2:エチレン−α−オレフィン共重合体
(密度=0.890g/cm3 、MI=3.3g/10
分、コモノマー=1−オクテン) LLDPE−1:エチレン−α−オレフィン共重合体
(密度=0.930g/cm3 、MI=2.1g/10
分、コモノマー=4−メチルペンテン) LLDPE−2:エチレン−α−オレフィン共重合体
(密度=0.920g/cm3 、MI=2.1g/10
分、コモノマー=1−オクテン) LLDPE−3:エチレン−α−オレフィン共重合体
(密度=0.926g/cm3 、MI=2.0g/10
分、コモノマー=1−オクテン) LLDPE−4:酸変成エチレン−α−オレフィン共重
合体(密度=0.920g/cm3 、MI=3.5g/
10分、コモノマー=1−オクテン) LDPE−1:高圧法低密度ポリエチレン(密度=0.
919g/cm3 、MI=2.0g/10分) LDPE−2:高圧法低密度ポリエチレン(密度=0.
928g/cm3 、MI=0.5g/10分) LDPE−3:高圧法低密度ポリエチレン(密度=0.
920g/cm3 、MI=0.4g/10分) EVA−1:エチレン−酢酸ビニル共重合体(密度=
0.935g/cm3 、酢酸ビニル含有量=15重量
%、MI=2.3g/10分) EVA−2:エチレン−酢酸ビニル共重合体(密度=
0.930g/cm3 、酢酸ビニル含有量=10重量
%、MI=1.3g/10分) EVA−3:エチレン−酢酸ビニル共重合体(密度=
0.940g/cm3 、酢酸ビニル含有量=18重量
%、MI=2.5g/10分) EMA−1:エチレン−アクリル酸メチル共重合体(密
度=0.940g/cm3 、アクリル酸メチル含有量=
8.9重量%、MI=3.0g/10分) EAA−1:エチレンーアクリル酸共重合体(密度=
0.920g/cm3 、アクリル酸含有量=6.4重量
%、MI=3.5g/10分) EVOH−1:エチレン−ビニルアルコール共重合体
(密度=1.140g/cm3 、エチレン含有量=3
3.3重量%、MFI=3.5g/10分) EVOH−2:エチレン−ビニルアルコール共重合体
(密度=1.170g/cm3 、エチレン含有量=2
8.1重量%、MFI=3.5g/10分) PA−1:ナイロン−6(密度=1.140g/c
m3 ) (実施例1〜12、および比較例1〜5) 表面層押出機にVLDPE−1の40重量%とEVA−
1の60重量%の混合物を、内部層(1)用押出機にL
DPE−1を、内部層(2)用押出機にLLDPE−1
を供給し、5層ダイを用いて共押出し、急冷することに
より、表面層/内部層(1)/内部層(2)/内部層
(1)/表面層=70μ/110μ/90μ/110μ
/70μ、トータル450μのチューブ状のフイルムを
成形した。その際、非イオン性界面活性剤としてジグリ
セリンモノオレートを表面層に対して2重量%、内部層
(1)に対して3重量%、を押出機に注入し、混練し
た。このチューブ状フイルムをフラットにし、加速電圧
が500KVの電子線照射装置により照射架橋を行っ
た。この時全層のゲル分率が20%になるように架橋度
を調整した後、延伸開始点の温度が150℃になるよう
に加熱し、MD6.8倍、TD6.6倍に延伸し、10
μ厚みのフイルムを得、これを実施例1とする。
樹脂の種類と配合比率、非イオン性界面活性剤の種類と
添加量、およびゲル分率に従って、実施例1と同様にフ
イルムを得た。これを実施例2〜12、および比較例1
〜5とする。
例1〜9及び11は各層比率からなる5層フイルムであ
り、実施例10は表面層/内部層(1)/内部層(2)
/内部層(3)/内部層(2)/内部層(1)/表面層
=67.5μ/67.5μ/67.5μ/45μ/6
7.5μ/67.5μ/67.5μ、トータル450μ
のチューブ状のフイルムを作成し、実施例1と同様に電
子線照射処理後、延伸製膜した7層フイルムである。ま
た、実施例12は表面層/内部層(1)/内部層(2)
/内部層(3)/内部層(2)/内部層(1)/表面層
=67.5μ/90μ/45μ/45μ/45μ/90
μ/67.5μ、トータル450μのチューブ状のフイ
ルムを作成し、電子線照射処理を行わない他は実施例1
と同様に延伸製膜し、20μのフイルムである。比較例
3、4、5はそれぞれ従来技術に相当する、特開平3−
138148号公報、特開平1−301251号公報、
特開昭60−240451号公報に対応するフイルムで
あり、表面層/内部層(1)/表面層=1.5μ/7μ
/1.5μトータル10μの3層フイルムである。第
1、2、3表に、これらのフイルムについて製膜安定
性、防曇性、収縮後の透明性、機械包装を行う際に重要
となる特性値である引張弾性率、引裂強度、溶断シール
強度と包装機械適性について併せて記した。
れ、つまり生産性が高く、フイルムの厚みのバラツキが
少ないものであった。また、フイルムに腰があり、滑り
剤、防曇剤としての効果を有する非イオン性界面活性剤
が適度にブリードしており、走行安定性・滑り性が良好
であり、溶断シールも強固に行えるものであった。包装
テストでは安定して包装が行え、シワや破れのないタイ
トな包装可能でかつ包装作業性においても極めて優秀な
フイルムであった。
あるために溶断シール性は良好なものの、防曇性が劣悪
でかつ収縮後の透明性に劣り、フイルムとしては使用し
難いものであった。また、包装機械適性については非イ
オン界面活性剤のブリードが悪いために、走行安定性、
滑り性に劣り、包装したフイルムにはシワがみられ、透
明性にも劣るフイルムであった。
ために非イオン界面活性剤のブリードが良好で収縮後の
透明性、防曇性は良好なものの溶断シール強度が低く、
余裕を持たして包装後収縮させる時点で収縮応力より溶
断シール強度が低いために、ほとんどシールが剥がれて
包装することはできなかった。包装時にシールが剥がれ
てしまうという難点があった。
シール強度、収縮後の透明性、防曇性については良好な
ものの、引裂強度に劣るため弁当容器のサイズによって
は収縮させる際に空気抜き用の孔からフイルムの裂けが
発生するものがあり、比較例1〜3ともに包装作業性に
劣り、使用し難いフイルムであった。
向上させる目的で表面層樹脂にオレイン酸アミド:エル
カ酸アミド=1:1の混合物を添加したものであり、そ
れ以外は実施例1と同様の方法で延伸製膜したものであ
り、このフイルムについては延伸製膜性、溶断シール強
度が良好であり、特にフイルムと弁当容器の滑り性や剥
離性に優れており、容易にフイルムを開封できるフイル
ムであった。
た樹脂、非イオン界面活性剤の構成でチューブ状フイル
ムを成形した他は実施例1と同方法で延伸製膜したもの
を実施例4〜9及び11とする。実施例4〜9及び11
は、製膜安定性に優れ生産性が高く、透明性、防曇性が
優れており、包装時のディスプレイ効果の高いものであ
る。さらに溶断シール強度、引裂強度にも優れ、包装テ
ストにおいても走行安定性、滑り性が良好でシワや破れ
のないタイトな包装が成し遂げられるフイルムであっ
た。
公報、特開昭60−240451号公報に対応する比較
例4、5については、溶断シール強度はまずまずである
が、フイルムの透明性が悪く、特に防曇性が劣悪であ
り、表面ディスプレイ性に劣るものであった。さらに包
装テストでは非イオン界面活性剤のブリードが悪いため
に走行安定性、滑り性に劣り、包装後シワが多く認め
れ、包装作業性に劣るものであった。
についても製膜性、表面ディスプレイ性、溶断シール強
度に優れており、包装テストでも安定してシワや破れが
なく包装可能であった。さらに内部層にガスバリア性に
優れた樹脂を使用しているので、高いガスバリア性を有
しているフイルムであった。
キサンを樹脂に対して0.1重量%添加した以外は実施
例3と同様の方法で延伸製膜したものを実施例13とし
た。このフイルムについても実施例3同様に製膜性
(◎)、表面ディスプレイ性、溶断シール強度に優れて
いた。また、フイルムの滑り性、密着性に優れているた
め包装テストでも安定してシワや破れがなく包装可能で
あり、フイルムの開封も弁当ケースとフイルムが密着す
ることはなくより容易に行えるものであった。
して、更に微粉末シリカを表面層樹脂に対して0.1重
量%併用して使用した以外は実施例3と同様の方法で延
伸製膜を行った。延伸製膜は安定しており(◎)、特に
後の包装テストにおいて、空気孔からの裂けや、シワの
発生がほとんどなく、連続包装作業性に優れ、弁当ケー
スを包装した後の開封性も優れるものであった。
じものを用いて、表面層押出機を更に1台追加し、該押
出機に添加剤として、微粉末シリカ0.4重量%及びジ
グリセリンモノオレートを1.5重量%添加した組成物
で片側の表面層を形成させ、もう一方の表面層押出機に
は、添加剤としてジグリセリンモノオレートを1.5重
量%添加して、各表層を形成させ、その他は実施例1と
同様にして5層のチューブ状のフイルムを得、以下同様
にして、厚み10μm のフイルムを安定して得た。このフ
イルムを、シリカが添加された表面層を弁当容器と接す
るようにして、包装テストを行ったところ、仕上がりは
極めて良好で、光沢、透明性に優れ、適度な防曇性
(4)を有し、昜開封性にも優れるものであった。
度等の高度の包装機械適性を有し、透明性、防曇性とい
った表面ディスプレイ特性にも優れるという総合的にバ
ランスの良い収縮性の多層フイルムであるとともに仕上
がりの美しい包装物をあたえるものである。
Claims (1)
- 【請求項1】 エチレン−αーオレフィン共重合体10
〜90重量%と、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチ
レン−脂肪族不飽和カルボン酸共重合体、エチレン−脂
肪族不飽和カルボン酸エステル共重合体から選ばれる少
なくとも1種の共重合体10〜90重量%との混合樹脂
からなる表面層と、他に少なくとも2層で構成される内
部層を有し、そのうちの少なくとも1層が高圧法低密度
ポリエチレンを主体成分とする重合体層であり、他の少
なくとも1層がエチレン−αーオレフィン共重合体を主
体成分とする重合体層である、少なくとも4層からなる
ことを特徴とする収縮性多層フイルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17754093A JP3288810B2 (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 収縮性多層フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17754093A JP3288810B2 (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 収縮性多層フィルム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH079640A JPH079640A (ja) | 1995-01-13 |
JP3288810B2 true JP3288810B2 (ja) | 2002-06-04 |
Family
ID=16032736
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17754093A Expired - Lifetime JP3288810B2 (ja) | 1993-06-25 | 1993-06-25 | 収縮性多層フィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3288810B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5897941A (en) * | 1996-04-12 | 1999-04-27 | Cryovac, Inc. | High modulus film |
JP3589640B2 (ja) | 2000-11-01 | 2004-11-17 | 旭化成ライフ&リビング株式会社 | 包装フィルム |
-
1993
- 1993-06-25 JP JP17754093A patent/JP3288810B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH079640A (ja) | 1995-01-13 |
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