JP3286204B2 - 間引きフィルタ装置 - Google Patents
間引きフィルタ装置Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速サンプリング
のディジタル信号を低速サンプリングのディジタル信号
に変換する間引きフィルタ装置に関するものである。
のディジタル信号を低速サンプリングのディジタル信号
に変換する間引きフィルタ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、オーバーサンプリング技術を用い
たフィルタ処理が通信や音声帯域信号処理に利用される
ようになってきた。以下、従来の間引きフィルタ装置に
ついて、図面に基づいて説明する。まず、この間引きフ
ィルタ装置で用いる分散演算について説明する。分散演
算は、係数の畳み込み演算をROMテーブルを参照しな
がら計算する手法であり、以下にその演算の基本原理を
数式を参照しながら説明する。
たフィルタ処理が通信や音声帯域信号処理に利用される
ようになってきた。以下、従来の間引きフィルタ装置に
ついて、図面に基づいて説明する。まず、この間引きフ
ィルタ装置で用いる分散演算について説明する。分散演
算は、係数の畳み込み演算をROMテーブルを参照しな
がら計算する手法であり、以下にその演算の基本原理を
数式を参照しながら説明する。
【0003】まず、フィルタ係数H(n)と入力信号X
(n)、フィルタ出力Y(n)、フィルタタップ数Nの
畳み込み演算を考える。フィルタ出力Y(n)は、
(n)、フィルタ出力Y(n)、フィルタタップ数Nの
畳み込み演算を考える。フィルタ出力Y(n)は、
【0004】
【数1】
【0005】の畳み込み演算で求まる。ここで、入力信
号X(n−k)をBビットの2の補数とすると、入力信
号X(n−k)は、
号X(n−k)をBビットの2の補数とすると、入力信
号X(n−k)は、
【0006】
【数2】
【0007】と表せる。ここで、Xi は、入力信号Xの
iビット目(i=0がMSB、i=B−1がLSB)の
値で、0,1のディジタル値である。ここで、(数2)
を(数1)に代入すると、
iビット目(i=0がMSB、i=B−1がLSB)の
値で、0,1のディジタル値である。ここで、(数2)
を(数1)に代入すると、
【0008】
【数3】
【0009】となる。ここで
【0010】
【数4】
【0011】である。以上のように、{Xi (n),X
i (n−1),…,Xi (n−N+1)}をアドレスと
する記憶装置に(数4)のデータを記憶させておけば、
ビットシフトと加算処理だけで、(数1)の畳み込み演
算を(数3)のように実現できることになる。
i (n−1),…,Xi (n−N+1)}をアドレスと
する記憶装置に(数4)のデータを記憶させておけば、
ビットシフトと加算処理だけで、(数1)の畳み込み演
算を(数3)のように実現できることになる。
【0012】図9は従来の間引きフィルタ装置の構成を
示すブロック図である。図9において、1Gはディジタ
ル入力データをビット毎の時系列データに分割して保存
するシフトレジスタである。13はビット毎の時系列デ
ータを一時格納する退避用レジスタであり、多数個のレ
ジスタからなる。4は退避用レジスタ13に退避したビ
ット毎の時系列データをLSBからMSBまで順次選択
するビット列セレクタである。5はビット列セレクタ4
を制御するビット列セレクタ制御回路である。6Aはビ
ット列セレクタ4の出力をアドレスとして予め記憶した
フィルタ係数を読み出す記憶装置である。7はMSBの
時系列データを処理する時に記憶装置6Aの出力の符号
を反転させるための符号反転回路であり、14はMSB
以外の時系列データを処理する時には記憶装置6Aの出
力を累積加算器8へ供給しMSBの時系列データを処理
する時には符号反転回路7の出力を累積加算器8へ供給
する切換スイッチであり、これらによって符号反転手段
が構成されている。8は記憶装置6Aの出力(または符
号反転回路7の出力)を累積加算する累積加算器であ
り、加算器と遅延器とビットシフト回路からなる。
示すブロック図である。図9において、1Gはディジタ
ル入力データをビット毎の時系列データに分割して保存
するシフトレジスタである。13はビット毎の時系列デ
ータを一時格納する退避用レジスタであり、多数個のレ
ジスタからなる。4は退避用レジスタ13に退避したビ
ット毎の時系列データをLSBからMSBまで順次選択
するビット列セレクタである。5はビット列セレクタ4
を制御するビット列セレクタ制御回路である。6Aはビ
ット列セレクタ4の出力をアドレスとして予め記憶した
フィルタ係数を読み出す記憶装置である。7はMSBの
時系列データを処理する時に記憶装置6Aの出力の符号
を反転させるための符号反転回路であり、14はMSB
以外の時系列データを処理する時には記憶装置6Aの出
力を累積加算器8へ供給しMSBの時系列データを処理
する時には符号反転回路7の出力を累積加算器8へ供給
する切換スイッチであり、これらによって符号反転手段
が構成されている。8は記憶装置6Aの出力(または符
号反転回路7の出力)を累積加算する累積加算器であ
り、加算器と遅延器とビットシフト回路からなる。
【0013】以上のように構成された間引きフィルタ装
置について、以下その動作を説明する。まず、MSBか
らLSBまでの各ビット並列のディジタル入力がシフト
レジスタ1Gに入力され、ディジタル入力値のサンプリ
ングレートでシフトしていく。このシフトレジスタ1G
の記憶データはディジタル入力値のサンプリングレート
で変化する。
置について、以下その動作を説明する。まず、MSBか
らLSBまでの各ビット並列のディジタル入力がシフト
レジスタ1Gに入力され、ディジタル入力値のサンプリ
ングレートでシフトしていく。このシフトレジスタ1G
の記憶データはディジタル入力値のサンプリングレート
で変化する。
【0014】一方、ビット列セレクタ4以降は、間引き
後の出力サンプリングレートに入力データビット数をか
けた処理速度以上で動作する。このため、このシフトレ
ジスタ1Gに蓄えたビット毎の時系列データを間引きサ
ンプリングレートで、データ退避用レジスタ11に各ビ
ット毎に記憶する。このデータ退避用レジスタ11に記
憶したビット毎の時系列の入力データをビット列セレク
タ4で選択する。このとき、ビット列セレクタ4は、ビ
ット列セレクタ制御回路5によりLSBから順次選択す
るよう制御される。ビット列セレクタ4の出力は、アド
レスとして記憶装置6Aに入力され、記憶装置6Aの出
力(フィルタ係数)に累積データをビットシフトして
0.5倍しながら累積加算する。ビット列セレクタ4が
MSBを選択した場合、は記憶装置6Aの出力を符号反
転し累積加算器8に入力する。この結果、分散演算の
(数3)で表される演算が完了し、フィルタ特性が得ら
れる。
後の出力サンプリングレートに入力データビット数をか
けた処理速度以上で動作する。このため、このシフトレ
ジスタ1Gに蓄えたビット毎の時系列データを間引きサ
ンプリングレートで、データ退避用レジスタ11に各ビ
ット毎に記憶する。このデータ退避用レジスタ11に記
憶したビット毎の時系列の入力データをビット列セレク
タ4で選択する。このとき、ビット列セレクタ4は、ビ
ット列セレクタ制御回路5によりLSBから順次選択す
るよう制御される。ビット列セレクタ4の出力は、アド
レスとして記憶装置6Aに入力され、記憶装置6Aの出
力(フィルタ係数)に累積データをビットシフトして
0.5倍しながら累積加算する。ビット列セレクタ4が
MSBを選択した場合、は記憶装置6Aの出力を符号反
転し累積加算器8に入力する。この結果、分散演算の
(数3)で表される演算が完了し、フィルタ特性が得ら
れる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来例の構成では、データを退避するための退避用レジ
スタ13として、間引きフィルタ装置のタップ数とビッ
ト数とを乗算した個数のレジスタが必要となり、ハード
ウェアの規模が増大するという問題があった。本発明は
上記の問題点を解決するもので、ハードウェア規模を減
少させることができる間引きフィルタ装置を提供するも
のである。
従来例の構成では、データを退避するための退避用レジ
スタ13として、間引きフィルタ装置のタップ数とビッ
ト数とを乗算した個数のレジスタが必要となり、ハード
ウェアの規模が増大するという問題があった。本発明は
上記の問題点を解決するもので、ハードウェア規模を減
少させることができる間引きフィルタ装置を提供するも
のである。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の間引きフ
ィルタ装置は、ディジタル入力データをビット毎の時系
列データに分割して保存するシフトレジスタと、間引き
率によって一定のビット列毎にシフトレジスタのシフト
量を変化させるシフト量セレクタと、シフト量セレクタ
を制御するシフト量セレクタ制御回路と、シフトレジス
タに記憶したビット毎の時系列データをLSBからMS
Bまで順次選択するビット列セレクタと、ビット列セレ
クタを制御するビット列セレクタ制御回路と、ビット列
セレクタの出力をアドレスとして予め記憶したフィルタ
係数を読み出す記憶装置と、MSBの時系列データを処
理する時にのみ記憶装置の出力の符号を反転させる符号
反転手段と、記憶装置の出力を累積加算する累積加算器
とを備えている。
ィルタ装置は、ディジタル入力データをビット毎の時系
列データに分割して保存するシフトレジスタと、間引き
率によって一定のビット列毎にシフトレジスタのシフト
量を変化させるシフト量セレクタと、シフト量セレクタ
を制御するシフト量セレクタ制御回路と、シフトレジス
タに記憶したビット毎の時系列データをLSBからMS
Bまで順次選択するビット列セレクタと、ビット列セレ
クタを制御するビット列セレクタ制御回路と、ビット列
セレクタの出力をアドレスとして予め記憶したフィルタ
係数を読み出す記憶装置と、MSBの時系列データを処
理する時にのみ記憶装置の出力の符号を反転させる符号
反転手段と、記憶装置の出力を累積加算する累積加算器
とを備えている。
【0017】このように構成すると、ビット列毎のシフ
ト量を演算タイミングに合わせて適宜選択でき、データ
を退避する退避用レジスタが不要となり、ハードウェア
規模を減少させることができる。請求項2記載の間引き
フィルタ装置は、時系列データの出力位置を固定とし間
引き率によって一定のビット列毎にシフト量を変化させ
る構成を有しディジタル入力データをビット毎の時系列
データに分割して保存するシフトレジスタと、シフトレ
ジスタに記憶したビット毎の時系列データをLSBから
MSBまで順次選択するビット列セレクタと、ビット列
セレクタを制御するビット列セレクタ制御回路と、ビッ
ト列セレクタの出力をアドレスとして予め記憶したフィ
ルタ係数を読み出す記憶装置と、MSBの時系列データ
を処理する時にのみ記憶装置の出力の符号を反転させる
符号反転手段と、記憶装置の出力を累積加算する累積加
算器とを備えている。
ト量を演算タイミングに合わせて適宜選択でき、データ
を退避する退避用レジスタが不要となり、ハードウェア
規模を減少させることができる。請求項2記載の間引き
フィルタ装置は、時系列データの出力位置を固定とし間
引き率によって一定のビット列毎にシフト量を変化させ
る構成を有しディジタル入力データをビット毎の時系列
データに分割して保存するシフトレジスタと、シフトレ
ジスタに記憶したビット毎の時系列データをLSBから
MSBまで順次選択するビット列セレクタと、ビット列
セレクタを制御するビット列セレクタ制御回路と、ビッ
ト列セレクタの出力をアドレスとして予め記憶したフィ
ルタ係数を読み出す記憶装置と、MSBの時系列データ
を処理する時にのみ記憶装置の出力の符号を反転させる
符号反転手段と、記憶装置の出力を累積加算する累積加
算器とを備えている。
【0018】このように構成すると、ビット列毎のシフ
ト量を演算タイミングに合わせることができ、データを
退避する退避用レジスタが不要となり、ハードウェア規
模を減少させることができる。請求項3記載の間引きフ
ィルタ装置は、シフト量を固定とし間引き率によって時
系列データの出力位置を一定のビット列毎に変化させる
構成を有しディジタル入力データをビット毎の時系列デ
ータに分割して保存するシフトレジスタと、シフトレジ
スタに記憶したビット毎の時系列データをLSBからM
SBまで順次選択するビット列セレクタと、ビット列セ
レクタを制御するビット列セレクタ制御回路と、ビット
列セレクタの出力をアドレスとして予め記憶したフィル
タ係数を読み出す記憶装置と、MSBの時系列データを
処理する時にのみ記憶装置の出力の符号を反転させる符
号反転手段と、記憶装置の出力を累積加算する累積加算
器とを備えている。
ト量を演算タイミングに合わせることができ、データを
退避する退避用レジスタが不要となり、ハードウェア規
模を減少させることができる。請求項3記載の間引きフ
ィルタ装置は、シフト量を固定とし間引き率によって時
系列データの出力位置を一定のビット列毎に変化させる
構成を有しディジタル入力データをビット毎の時系列デ
ータに分割して保存するシフトレジスタと、シフトレジ
スタに記憶したビット毎の時系列データをLSBからM
SBまで順次選択するビット列セレクタと、ビット列セ
レクタを制御するビット列セレクタ制御回路と、ビット
列セレクタの出力をアドレスとして予め記憶したフィル
タ係数を読み出す記憶装置と、MSBの時系列データを
処理する時にのみ記憶装置の出力の符号を反転させる符
号反転手段と、記憶装置の出力を累積加算する累積加算
器とを備えている。
【0019】このように構成すると、ビット列毎の出力
位置を演算タイミングに合わせることができ、データを
退避する退避用レジスタが不要となり、ハードウェア規
模を減少させることができる。請求項4記載の間引きフ
ィルタ装置は、ディジタル入力データをビット毎の時系
列データに分割して保存するシフトレジスタと、間引き
率によって一定のビット列毎にシフトレジスタの出力位
置を変化させる出力位置セレクタと、出力位置セレクタ
を制御する出力位置セレクタ制御回路と、シフトレジス
タに記憶したビット毎の時系列データをLSBからMS
Bまで順次選択するビット列セレクタと、ビット列セレ
クタを制御するビット列セレクタ制御回路と、ビット列
セレクタの出力をアドレスとして予め記憶したフィルタ
係数を読み出す記憶装置と、MSBの時系列データを処
理する時にのみ記憶装置の出力の符号を反転させる符号
反転手段と、記憶装置の出力を累積加算する累積加算器
とを備えている。
位置を演算タイミングに合わせることができ、データを
退避する退避用レジスタが不要となり、ハードウェア規
模を減少させることができる。請求項4記載の間引きフ
ィルタ装置は、ディジタル入力データをビット毎の時系
列データに分割して保存するシフトレジスタと、間引き
率によって一定のビット列毎にシフトレジスタの出力位
置を変化させる出力位置セレクタと、出力位置セレクタ
を制御する出力位置セレクタ制御回路と、シフトレジス
タに記憶したビット毎の時系列データをLSBからMS
Bまで順次選択するビット列セレクタと、ビット列セレ
クタを制御するビット列セレクタ制御回路と、ビット列
セレクタの出力をアドレスとして予め記憶したフィルタ
係数を読み出す記憶装置と、MSBの時系列データを処
理する時にのみ記憶装置の出力の符号を反転させる符号
反転手段と、記憶装置の出力を累積加算する累積加算器
とを備えている。
【0020】このように構成すると、ビット列毎の出力
位置を演算タイミングに合わせて適宜選択でき、データ
を退避する退避用レジスタが不要となり、ハードウェア
規模を減少させることができる。請求項5記載の間引き
フィルタ装置は、請求項1または2記載の間引きフィル
タ装置において、シフトレジスタのシフト量を、ディジ
タル入力データのビット数に間引き率を乗じた数のビッ
ト列毎に変化させている。
位置を演算タイミングに合わせて適宜選択でき、データ
を退避する退避用レジスタが不要となり、ハードウェア
規模を減少させることができる。請求項5記載の間引き
フィルタ装置は、請求項1または2記載の間引きフィル
タ装置において、シフトレジスタのシフト量を、ディジ
タル入力データのビット数に間引き率を乗じた数のビッ
ト列毎に変化させている。
【0021】このように構成すると、ビット列毎のシフ
ト量を演算タイミングに合わせることができ、データを
退避する退避用レジスタが不要となり、ハードウェア規
模を減少させることができる。請求項6記載の間引きフ
ィルタ装置は、請求項3または4記載の間引きフィルタ
装置において、シフトレジスタの出力位置を、ディジタ
ル入力データのビット数に間引き率を乗じた数のビット
列毎に変化させることを特徴とする。
ト量を演算タイミングに合わせることができ、データを
退避する退避用レジスタが不要となり、ハードウェア規
模を減少させることができる。請求項6記載の間引きフ
ィルタ装置は、請求項3または4記載の間引きフィルタ
装置において、シフトレジスタの出力位置を、ディジタ
ル入力データのビット数に間引き率を乗じた数のビット
列毎に変化させることを特徴とする。
【0022】このように構成すると、入力データのシフ
ト速度を制御することができ、したがってビット列毎の
出力位置を演算タイミングに合わせることができ、デー
タを退避する退避用レジスタが不要となり、ハードウェ
ア規模を減少させることができる。請求項7記載の間引
きフィルタ装置は、請求項1,2,3,4,5また6記
載の間引きフィルタ装置において、MSBデータの処理
時の符号反転を、符号反転手段に代えて、予め反転した
係数を記憶装置の別アドレスに記憶しておき、MSBデ
ータの処理時に反転した係数を記憶装置から読み出すこ
とによって処理するようにしたことを特徴とする。
ト速度を制御することができ、したがってビット列毎の
出力位置を演算タイミングに合わせることができ、デー
タを退避する退避用レジスタが不要となり、ハードウェ
ア規模を減少させることができる。請求項7記載の間引
きフィルタ装置は、請求項1,2,3,4,5また6記
載の間引きフィルタ装置において、MSBデータの処理
時の符号反転を、符号反転手段に代えて、予め反転した
係数を記憶装置の別アドレスに記憶しておき、MSBデ
ータの処理時に反転した係数を記憶装置から読み出すこ
とによって処理するようにしたことを特徴とする。
【0023】このように構成すると、符号反転装置が不
要となり、ハードウェア規模をいっそう減少させること
ができる。請求項8記載の間引きフィルタ装置は、請求
項1,2,3,4,5また6記載の間引きフィルタ装置
において、符号反転回路に代えてMSBの時系列データ
を処理する時にのみ記憶装置の出力を反転させる反転手
段を設けるとともに、累積加算器に予めMSB処理時の
LSB値をセットする初期値設定回路を設けたことを特
徴とする。
要となり、ハードウェア規模をいっそう減少させること
ができる。請求項8記載の間引きフィルタ装置は、請求
項1,2,3,4,5また6記載の間引きフィルタ装置
において、符号反転回路に代えてMSBの時系列データ
を処理する時にのみ記憶装置の出力を反転させる反転手
段を設けるとともに、累積加算器に予めMSB処理時の
LSB値をセットする初期値設定回路を設けたことを特
徴とする。
【0024】このように構成すると、MSBの時系列デ
ータの符号反転のための構成が簡略化され、ハードウェ
ア規模をいっそう減少させることができる。
ータの符号反転のための構成が簡略化され、ハードウェ
ア規模をいっそう減少させることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。 〔第1の実施の形態〕図1は本発明の第1の実施の形態
に係る間引きフィルタ装置の構成を示すブロック図であ
る。図1において、1Aはディジタル入力データをビッ
ト毎の時系列データに分割して保存するシフトレジスタ
である。2は間引き率によって一定のビット列毎にシフ
トレジスタ1Aのシフト量を変化させるシフト量セレク
タである。3はシフト量セレクタ2を制御するシフト量
セレクタ制御回路である。4はシフトレジスタ1Aに記
憶したビット毎の時系列データをLSBからMSBまで
順次選択するビット列セレクタである。5はビット列セ
レクタ4を制御するビット列セレクタ制御回路である。
6Aはビット列セレクタ4の出力をアドレスとして予め
記憶したフィルタ係数を読み出す記憶装置である。7は
MSBの時系列データを処理する時に記憶装置6Aの出
力の符号を反転させるための符号反転回路であり、14
はMSB以外の時系列データを処理する時には記憶装置
6Aの出力を累積加算器8へ供給しMSBの時系列デー
タを処理する時には符号反転回路7の出力を累積加算器
8へ供給する切換スイッチであり、これらによって符号
反転手段が構成されている。8は記憶装置6Aの出力
(または符号反転回路7の出力)に累積データをビット
シフトして0.5倍しながら累積加算する累積加算器で
ある。なお、この実施の形態においては記憶装置を1つ
で構成したが、複数個用いることも可能である。
を参照しながら説明する。 〔第1の実施の形態〕図1は本発明の第1の実施の形態
に係る間引きフィルタ装置の構成を示すブロック図であ
る。図1において、1Aはディジタル入力データをビッ
ト毎の時系列データに分割して保存するシフトレジスタ
である。2は間引き率によって一定のビット列毎にシフ
トレジスタ1Aのシフト量を変化させるシフト量セレク
タである。3はシフト量セレクタ2を制御するシフト量
セレクタ制御回路である。4はシフトレジスタ1Aに記
憶したビット毎の時系列データをLSBからMSBまで
順次選択するビット列セレクタである。5はビット列セ
レクタ4を制御するビット列セレクタ制御回路である。
6Aはビット列セレクタ4の出力をアドレスとして予め
記憶したフィルタ係数を読み出す記憶装置である。7は
MSBの時系列データを処理する時に記憶装置6Aの出
力の符号を反転させるための符号反転回路であり、14
はMSB以外の時系列データを処理する時には記憶装置
6Aの出力を累積加算器8へ供給しMSBの時系列デー
タを処理する時には符号反転回路7の出力を累積加算器
8へ供給する切換スイッチであり、これらによって符号
反転手段が構成されている。8は記憶装置6Aの出力
(または符号反転回路7の出力)に累積データをビット
シフトして0.5倍しながら累積加算する累積加算器で
ある。なお、この実施の形態においては記憶装置を1つ
で構成したが、複数個用いることも可能である。
【0026】以下、上記のように構成された間引きフィ
ルタ装置についてその動作を説明する。まず、MSBか
らLSBまでの各ビット並列のディジタル入力データが
シフトレジスタ1Aにビット毎に入力され、ディジタル
入力値のサンプリングレートでシフトしていく。このシ
フトレジスタ1Aの記憶データは入力データのサンプリ
ングレートで変化する。一方、ビット列セレクタ4以降
は、間引き後の出力サンプリングレートに入力データビ
ット数をかけた処理速度以上で動作する。
ルタ装置についてその動作を説明する。まず、MSBか
らLSBまでの各ビット並列のディジタル入力データが
シフトレジスタ1Aにビット毎に入力され、ディジタル
入力値のサンプリングレートでシフトしていく。このシ
フトレジスタ1Aの記憶データは入力データのサンプリ
ングレートで変化する。一方、ビット列セレクタ4以降
は、間引き後の出力サンプリングレートに入力データビ
ット数をかけた処理速度以上で動作する。
【0027】そこで、ビット列セレクタ4以降の処理に
かかる時間分、ビット列毎にシフトレジスタ1Aのシフ
ト量をシフト量セレクタ2により変化させることによ
り、ビット列セレクタ4がビット列を選択したタイミン
グで所望の時系列のビット列データをシフトレジスタ1
Aの出力から得ることができる。このシフト量セレクタ
2の動作をシフト量セレクタ制御回路3で制御し、ビッ
ト列セレクタ4の動作をビット列セレクタ制御回路5で
制御する。
かかる時間分、ビット列毎にシフトレジスタ1Aのシフ
ト量をシフト量セレクタ2により変化させることによ
り、ビット列セレクタ4がビット列を選択したタイミン
グで所望の時系列のビット列データをシフトレジスタ1
Aの出力から得ることができる。このシフト量セレクタ
2の動作をシフト量セレクタ制御回路3で制御し、ビッ
ト列セレクタ4の動作をビット列セレクタ制御回路5で
制御する。
【0028】LSBからMSBまでビット列セレクタ4
によって選択された時系列データは、記憶装置6Aのア
ドレス信号として入力する。このアドレス信号に対応す
る記憶装置6Aの出力に、累積データをビットシフトし
て0.5倍しながら、累積加算器8で順次累積加算す
る。なお、MSB処理時のみ符号反転回路7で記憶装置
6Aの出力を符号反転して累積加算する。MSBまでの
時系列データに対応する記憶装置6Aの出力を累積加算
して得られた結果を間引きフィルタ出力として出力し、
累積加算器8のレジスタをクリアする。この結果、分散
演算の(数3)で表される演算が完了し、フィルタ特性
が得られる。
によって選択された時系列データは、記憶装置6Aのア
ドレス信号として入力する。このアドレス信号に対応す
る記憶装置6Aの出力に、累積データをビットシフトし
て0.5倍しながら、累積加算器8で順次累積加算す
る。なお、MSB処理時のみ符号反転回路7で記憶装置
6Aの出力を符号反転して累積加算する。MSBまでの
時系列データに対応する記憶装置6Aの出力を累積加算
して得られた結果を間引きフィルタ出力として出力し、
累積加算器8のレジスタをクリアする。この結果、分散
演算の(数3)で表される演算が完了し、フィルタ特性
が得られる。
【0029】以上のように、この実施の形態によると、
間引き率によって一定のビット列毎にシフトレジスタ1
Aのシフト量を変化させるシフト量セレクタ2およびシ
フト量セレクタ2を制御するシフト量セレクタ制御回路
3を設けたため、ビット列毎のシフト量を演算タイミン
グに合わせて適宜選択でき、データを退避する退避用レ
ジスタが不要となり、ハードウェア規模を減少させるこ
とができる。
間引き率によって一定のビット列毎にシフトレジスタ1
Aのシフト量を変化させるシフト量セレクタ2およびシ
フト量セレクタ2を制御するシフト量セレクタ制御回路
3を設けたため、ビット列毎のシフト量を演算タイミン
グに合わせて適宜選択でき、データを退避する退避用レ
ジスタが不要となり、ハードウェア規模を減少させるこ
とができる。
【0030】〔第2の実施の形態〕図2は本発明の第2
の実施の形態に係る間引きフィルタ装置の構成を示すブ
ロック図である。図2において、1Bは時系列データの
出力位置を固定とし間引き率によって一定のビット列毎
にシフト量を変化させる構成を有しディジタル入力デー
タをビット毎の時系列データに分割して保存するシフト
レジスタである。4はシフトレジスタ1Bに記憶したビ
ット毎の時系列データをLSBからMSBまで順次選択
するビット列セレクタである。5はビット列セレクタ4
を制御するビット列セレクタ制御回路である。6Aはビ
ット列セレクタ4の出力をアドレスとして予め記憶した
フィルタ係数を読み出す記憶装置である。7はMSBの
時系列データを処理する時に記憶装置6Aの出力の符号
を反転させるための符号反転回路であり、14はMSB
以外の時系列データを処理する時には記憶装置6Aの出
力を累積加算器8へ供給しMSBの時系列データを処理
する時には符号反転回路7の出力を累積加算器8へ供給
する切換スイッチであり、これらによって符号反転手段
が構成されている。8は記憶装置6Aの出力(または符
号反転回路7の出力)に累積データをビットシフトして
0.5倍しながら累積加算する累積加算器である。な
お、この実施の形態においては記憶装置を1つで構成し
たが、複数個用いることも可能である。
の実施の形態に係る間引きフィルタ装置の構成を示すブ
ロック図である。図2において、1Bは時系列データの
出力位置を固定とし間引き率によって一定のビット列毎
にシフト量を変化させる構成を有しディジタル入力デー
タをビット毎の時系列データに分割して保存するシフト
レジスタである。4はシフトレジスタ1Bに記憶したビ
ット毎の時系列データをLSBからMSBまで順次選択
するビット列セレクタである。5はビット列セレクタ4
を制御するビット列セレクタ制御回路である。6Aはビ
ット列セレクタ4の出力をアドレスとして予め記憶した
フィルタ係数を読み出す記憶装置である。7はMSBの
時系列データを処理する時に記憶装置6Aの出力の符号
を反転させるための符号反転回路であり、14はMSB
以外の時系列データを処理する時には記憶装置6Aの出
力を累積加算器8へ供給しMSBの時系列データを処理
する時には符号反転回路7の出力を累積加算器8へ供給
する切換スイッチであり、これらによって符号反転手段
が構成されている。8は記憶装置6Aの出力(または符
号反転回路7の出力)に累積データをビットシフトして
0.5倍しながら累積加算する累積加算器である。な
お、この実施の形態においては記憶装置を1つで構成し
たが、複数個用いることも可能である。
【0031】以下、上記のように構成された間引きフィ
ルタ装置についてその動作を説明する。まず、MSBか
らLSBまでの各ビット並列のディジタル入力データが
シフトレジスタ1Bにビット毎に入力され、ディジタル
入力値のサンプリングレートでシフトしていく。このシ
フトレジスタ1Bの記憶データは入力データのサンプリ
ングレートで変化する。一方、ビット列セレクタ4以降
は、間引き後の出力サンプリングレートに入力データビ
ット数をかけた処理速度以上で動作する。
ルタ装置についてその動作を説明する。まず、MSBか
らLSBまでの各ビット並列のディジタル入力データが
シフトレジスタ1Bにビット毎に入力され、ディジタル
入力値のサンプリングレートでシフトしていく。このシ
フトレジスタ1Bの記憶データは入力データのサンプリ
ングレートで変化する。一方、ビット列セレクタ4以降
は、間引き後の出力サンプリングレートに入力データビ
ット数をかけた処理速度以上で動作する。
【0032】そこで、ビット列セレクタ4以降の処理に
かかる時間分、一定のビット列毎にシフトレジスタ1B
のシフト量を予め変化させることにより、ビット列セレ
クタ4がビット列を選択したタイミングで所望の時系列
のビット列データをシフトレジスタ1Bの出力から得る
ことができる。このビット列セレクタ4の動作をビット
列セレクタ制御回路5で制御する。
かかる時間分、一定のビット列毎にシフトレジスタ1B
のシフト量を予め変化させることにより、ビット列セレ
クタ4がビット列を選択したタイミングで所望の時系列
のビット列データをシフトレジスタ1Bの出力から得る
ことができる。このビット列セレクタ4の動作をビット
列セレクタ制御回路5で制御する。
【0033】LSBからMSBまでビット列セレクタ4
によって選択された時系列データは、記憶装置6Aのア
ドレス信号として入力する。このアドレス信号に対応す
る記憶装置6Aの出力に、累積データをビットシフトし
て0.5倍しながら、累積加算器8で順次累積加算す
る。なお、MSB処理時のみ符号反転回路7で記憶装置
6Aの出力を符号反転して累積加算する。MSBまでの
時系列データに対応する記憶装置6Aの出力を累積加算
して得られた結果を間引きフィルタ出力として出力し、
累積加算器8のレジスタをクリアする。この結果、分散
演算の(数3)で表される演算が完了し、フィルタ特性
が得られる。
によって選択された時系列データは、記憶装置6Aのア
ドレス信号として入力する。このアドレス信号に対応す
る記憶装置6Aの出力に、累積データをビットシフトし
て0.5倍しながら、累積加算器8で順次累積加算す
る。なお、MSB処理時のみ符号反転回路7で記憶装置
6Aの出力を符号反転して累積加算する。MSBまでの
時系列データに対応する記憶装置6Aの出力を累積加算
して得られた結果を間引きフィルタ出力として出力し、
累積加算器8のレジスタをクリアする。この結果、分散
演算の(数3)で表される演算が完了し、フィルタ特性
が得られる。
【0034】以上のように、この実施の形態によると、
時系列データの出力位置を固定とし間引き率によって一
定のビット列毎にシフト量を変化させる構成を有しディ
ジタル入力データをビット毎の時系列データに分割して
保存するシフトレジスタ1Bを設けたため、ビット列毎
のシフト量を演算タイミングに合わせることができ、デ
ータを退避する退避用レジスタが不要となり、ハードウ
ェア規模を減少させることができる。
時系列データの出力位置を固定とし間引き率によって一
定のビット列毎にシフト量を変化させる構成を有しディ
ジタル入力データをビット毎の時系列データに分割して
保存するシフトレジスタ1Bを設けたため、ビット列毎
のシフト量を演算タイミングに合わせることができ、デ
ータを退避する退避用レジスタが不要となり、ハードウ
ェア規模を減少させることができる。
【0035】〔第3の実施の形態〕図3は本発明の第3
の実施の形態に係る間引きフィルタ装置の構成を示すブ
ロック図である。図3において、1Cはシフト量を固定
とし間引き率によって時系列データの出力位置を一定の
ビット列毎に変化させる構成を有しディジタル入力デー
タをビット毎の時系列データに分割して保存するシフト
レジスタである。4はシフトレジスタ1Cに記憶したビ
ット毎の時系列データをLSBからMSBまで順次選択
するビット列セレクタである。5はビット列セレクタ4
を制御するビット列セレクタ制御回路である。6Aはビ
ット列セレクタ4の出力をアドレスとして予め記憶した
フィルタ係数を読み出す記憶装置である。7はMSBの
時系列データを処理する時に記憶装置6Aの出力の符号
を反転させるための符号反転回路であり、14はMSB
以外の時系列データを処理する時には記憶装置6Aの出
力を累積加算器8へ供給しMSBの時系列データを処理
する時には符号反転回路7の出力を累積加算器8へ供給
する切換スイッチであり、これらによって符号反転手段
が構成されている。8は記憶装置6Aの出力(または符
号反転回路7の出力)に累積データをビットシフトして
0.5倍しながら累積加算する累積加算器である。
の実施の形態に係る間引きフィルタ装置の構成を示すブ
ロック図である。図3において、1Cはシフト量を固定
とし間引き率によって時系列データの出力位置を一定の
ビット列毎に変化させる構成を有しディジタル入力デー
タをビット毎の時系列データに分割して保存するシフト
レジスタである。4はシフトレジスタ1Cに記憶したビ
ット毎の時系列データをLSBからMSBまで順次選択
するビット列セレクタである。5はビット列セレクタ4
を制御するビット列セレクタ制御回路である。6Aはビ
ット列セレクタ4の出力をアドレスとして予め記憶した
フィルタ係数を読み出す記憶装置である。7はMSBの
時系列データを処理する時に記憶装置6Aの出力の符号
を反転させるための符号反転回路であり、14はMSB
以外の時系列データを処理する時には記憶装置6Aの出
力を累積加算器8へ供給しMSBの時系列データを処理
する時には符号反転回路7の出力を累積加算器8へ供給
する切換スイッチであり、これらによって符号反転手段
が構成されている。8は記憶装置6Aの出力(または符
号反転回路7の出力)に累積データをビットシフトして
0.5倍しながら累積加算する累積加算器である。
【0036】なお、この実施の形態においては記憶装置
を1つで構成したが、複数個用いることも可能である。
以下、上記のように構成された間引きフィルタ装置につ
いてその動作を説明する。まず、MSBからLSBまで
の各ビット並列のディジタル入力データがシフトレジス
タ1Cにビット毎に入力され、ディジタル入力値のサン
プリングレートでシフトしていく。このシフトレジスタ
1Cの記憶データは入力データのサンプリングレートで
変化する。一方、ビット列セレクタ4以降は、間引き後
の出力サンプリングレートに入力データビット数をかけ
た処理速度以上で動作する。
を1つで構成したが、複数個用いることも可能である。
以下、上記のように構成された間引きフィルタ装置につ
いてその動作を説明する。まず、MSBからLSBまで
の各ビット並列のディジタル入力データがシフトレジス
タ1Cにビット毎に入力され、ディジタル入力値のサン
プリングレートでシフトしていく。このシフトレジスタ
1Cの記憶データは入力データのサンプリングレートで
変化する。一方、ビット列セレクタ4以降は、間引き後
の出力サンプリングレートに入力データビット数をかけ
た処理速度以上で動作する。
【0037】そこで、ビット列セレクタ4以降の処理に
かかる時間分、一定のビット列毎にシフトレジスタ1C
の出力位置を変化させることにより、ビット列セレクタ
4がビット列を選択したタイミングで所望の時系列のビ
ット列データをシフトレジスタ1Cの出力から得ること
ができる。このビット列セレクタ4の動作をビット列セ
レクタ制御回路5で制御する。
かかる時間分、一定のビット列毎にシフトレジスタ1C
の出力位置を変化させることにより、ビット列セレクタ
4がビット列を選択したタイミングで所望の時系列のビ
ット列データをシフトレジスタ1Cの出力から得ること
ができる。このビット列セレクタ4の動作をビット列セ
レクタ制御回路5で制御する。
【0038】LSBからMSBまでビット列セレクタ4
によって選択された時系列データは、記憶装置6Aのア
ドレス信号として入力する。このアドレス信号に対応す
る記憶装置6Aの出力に、累積データをビットシフトし
て0.5倍しながら、累積加算器8で順次累積加算す
る。なお、MSB処理時のみ符号反転回路7で記憶装置
6Aの出力を符号反転して累積加算する。MSBまでの
時系列データに対応する記憶装置6Aの出力を累積加算
して得られた結果を間引きフィルタ出力として出力し、
累積加算器8のレジスタをクリアする。この結果、分散
演算の(数3)で表される演算が完了し、フィルタ特性
が得られる。
によって選択された時系列データは、記憶装置6Aのア
ドレス信号として入力する。このアドレス信号に対応す
る記憶装置6Aの出力に、累積データをビットシフトし
て0.5倍しながら、累積加算器8で順次累積加算す
る。なお、MSB処理時のみ符号反転回路7で記憶装置
6Aの出力を符号反転して累積加算する。MSBまでの
時系列データに対応する記憶装置6Aの出力を累積加算
して得られた結果を間引きフィルタ出力として出力し、
累積加算器8のレジスタをクリアする。この結果、分散
演算の(数3)で表される演算が完了し、フィルタ特性
が得られる。
【0039】以上のように、この実施の形態によると、
シフト量を固定とし間引き率によって時系列データの出
力位置を一定のビット列毎に変化させる構成を有しディ
ジタル入力データをビット毎の時系列データに分割して
保存するシフトレジスタ1Cを設けたため、ビット列毎
の出力位置を演算タイミングに合わせて選択でき、デー
タを退避する退避用レジスタが不要となり、ハードウェ
ア規模を減少させることができる。
シフト量を固定とし間引き率によって時系列データの出
力位置を一定のビット列毎に変化させる構成を有しディ
ジタル入力データをビット毎の時系列データに分割して
保存するシフトレジスタ1Cを設けたため、ビット列毎
の出力位置を演算タイミングに合わせて選択でき、デー
タを退避する退避用レジスタが不要となり、ハードウェ
ア規模を減少させることができる。
【0040】〔第4の実施の形態〕図4は本発明の第4
の実施の形態に係る間引きフィルタ装置の構成を示すブ
ロック図である。図4において、1Dはディジタル入力
データをビット毎の時系列データに分割して保存するシ
フトレジスタである。9は間引き率によって予め一定の
ビット列毎にシフトレジスタ1Dの出力位置を変化させ
るシフトレジスタ出力位置セレクタである。10はシフ
トレジスタ出力位置セレクタ9を制御するシフトレジス
タ出力位置セレクタ制御回路である。4はシフトレジス
タ1Dに記憶したビット毎の時系列データをLSBから
MSBまで順次選択するビット列セレクタである。5は
ビット列セレクタ4を制御するビット列セレクタ制御回
路である。6Aはビット列セレクタ4の出力をアドレス
として予め記憶したフィルタ係数を読み出す記憶装置で
ある。7はMSBの時系列データを処理する時に記憶装
置6Aの出力の符号を反転させるための符号反転回路で
あり、14はMSB以外の時系列データを処理する時に
は記憶装置6Aの出力を累積加算器8へ供給しMSBの
時系列データを処理する時には符号反転回路7の出力を
累積加算器8へ供給する切換スイッチであり、これらに
よって符号反転手段が構成されている。8は記憶装置6
Aの出力(または符号反転回路7の出力)に累積データ
をビットシフトして0.5倍しながら累積加算する累積
加算器である。なお、この実施の形態においては記憶装
置を1つで構成したが、複数個用いることも可能であ
る。
の実施の形態に係る間引きフィルタ装置の構成を示すブ
ロック図である。図4において、1Dはディジタル入力
データをビット毎の時系列データに分割して保存するシ
フトレジスタである。9は間引き率によって予め一定の
ビット列毎にシフトレジスタ1Dの出力位置を変化させ
るシフトレジスタ出力位置セレクタである。10はシフ
トレジスタ出力位置セレクタ9を制御するシフトレジス
タ出力位置セレクタ制御回路である。4はシフトレジス
タ1Dに記憶したビット毎の時系列データをLSBから
MSBまで順次選択するビット列セレクタである。5は
ビット列セレクタ4を制御するビット列セレクタ制御回
路である。6Aはビット列セレクタ4の出力をアドレス
として予め記憶したフィルタ係数を読み出す記憶装置で
ある。7はMSBの時系列データを処理する時に記憶装
置6Aの出力の符号を反転させるための符号反転回路で
あり、14はMSB以外の時系列データを処理する時に
は記憶装置6Aの出力を累積加算器8へ供給しMSBの
時系列データを処理する時には符号反転回路7の出力を
累積加算器8へ供給する切換スイッチであり、これらに
よって符号反転手段が構成されている。8は記憶装置6
Aの出力(または符号反転回路7の出力)に累積データ
をビットシフトして0.5倍しながら累積加算する累積
加算器である。なお、この実施の形態においては記憶装
置を1つで構成したが、複数個用いることも可能であ
る。
【0041】以下、上記のように構成された間引きフィ
ルタ装置についてその動作を説明する。まず、MSBか
らLSBまでの各ビット並列のディジタル入力データが
シフトレジスタ1Dにビット毎に入力され、ディジタル
入力値のサンプリングレートでシフトしていく。このシ
フトレジスタ1Dの記憶データは入力データのサンプリ
ングレートで変化する。一方、ビット列セレクタ4以降
は、間引き後の出力サンプリングレートに入力データビ
ット数をかけた処理速度以上で動作する。
ルタ装置についてその動作を説明する。まず、MSBか
らLSBまでの各ビット並列のディジタル入力データが
シフトレジスタ1Dにビット毎に入力され、ディジタル
入力値のサンプリングレートでシフトしていく。このシ
フトレジスタ1Dの記憶データは入力データのサンプリ
ングレートで変化する。一方、ビット列セレクタ4以降
は、間引き後の出力サンプリングレートに入力データビ
ット数をかけた処理速度以上で動作する。
【0042】そこで、ビット列セレクタ4以降の処理に
かかる時間分、一定のビット列毎にシフトレジスタ1D
の出力位置を選択して変化させるシフトレジスタ出力位
置セレクタ9を用いることにより、ビット列セレクタ4
がビット列を選択したタイミングで所望の時系列のビッ
ト列データをシフトレジスタ1Dの出力から得ることが
できる。このシフトレジスタ出力位置セレクタ9の動作
をシフトレジスタ出力位置制御回路10で制御し、ビッ
ト列セレクタ4の動作をビット列セレクタ制御回路5で
制御する。
かかる時間分、一定のビット列毎にシフトレジスタ1D
の出力位置を選択して変化させるシフトレジスタ出力位
置セレクタ9を用いることにより、ビット列セレクタ4
がビット列を選択したタイミングで所望の時系列のビッ
ト列データをシフトレジスタ1Dの出力から得ることが
できる。このシフトレジスタ出力位置セレクタ9の動作
をシフトレジスタ出力位置制御回路10で制御し、ビッ
ト列セレクタ4の動作をビット列セレクタ制御回路5で
制御する。
【0043】LSBからMSBまでビット列セレクタ4
によって選択された時系列データは、記憶装置6Aのア
ドレス信号として入力する。このアドレス信号に対応す
る記憶装置6Aの出力に、累積データをビットシフトし
て0.5倍しながら、累積加算器8で順次累積加算す
る。なお、MSB処理時のみ符号反転回路7で記憶装置
6Aの出力を符号反転して累積加算する。MSBまでの
時系列データに対応する記憶装置6Aの出力を累積加算
して得られた結果を間引きフィルタ出力として出力し、
累積加算器8のレジスタをクリアする。この結果、分散
演算の(数3)で表される演算が完了し、フィルタ特性
が得られる。
によって選択された時系列データは、記憶装置6Aのア
ドレス信号として入力する。このアドレス信号に対応す
る記憶装置6Aの出力に、累積データをビットシフトし
て0.5倍しながら、累積加算器8で順次累積加算す
る。なお、MSB処理時のみ符号反転回路7で記憶装置
6Aの出力を符号反転して累積加算する。MSBまでの
時系列データに対応する記憶装置6Aの出力を累積加算
して得られた結果を間引きフィルタ出力として出力し、
累積加算器8のレジスタをクリアする。この結果、分散
演算の(数3)で表される演算が完了し、フィルタ特性
が得られる。
【0044】以上のように、この実施の形態によると、
間引き率によって予め一定のビット列毎にシフトレジス
タ1Dの出力位置を変化させるシフトレジスタ出力位置
セレクタ9と、シフトレジスタ出力位置セレクタ9を制
御するシフトレジスタ出力位置セレクタ制御回路10と
を設けたことにより、ビット列毎の出力位置を演算タイ
ミングに合わせて選択でき、データを退避する退避用レ
ジスタが不要となり、ハードウェア規模を減少させるこ
とができる。
間引き率によって予め一定のビット列毎にシフトレジス
タ1Dの出力位置を変化させるシフトレジスタ出力位置
セレクタ9と、シフトレジスタ出力位置セレクタ9を制
御するシフトレジスタ出力位置セレクタ制御回路10と
を設けたことにより、ビット列毎の出力位置を演算タイ
ミングに合わせて選択でき、データを退避する退避用レ
ジスタが不要となり、ハードウェア規模を減少させるこ
とができる。
【0045】〔第5の実施の形態〕図5は本発明の第5
の実施の形態に係る間引きフィルタ装置の構成を示すブ
ロック図である。図5において、1Eはディジタル入力
データをビット毎の時系列データに分割して保存するシ
フトレジスタである。このシフトレジスタ1Eはディジ
タル入力データのビット数に間引き率を乗じた数のビッ
ト列毎にシフト量を変化させている。4はシフトレジス
タ1Eに記憶したビット毎の時系列データをLSBから
MSBまで順次選択するビット列セレクタである。5は
ビット列セレクタ4を制御するビット列セレクタ制御回
路である。6Aはビット列セレクタ4の出力をアドレス
として予め記憶したフィルタ係数を読み出す記憶装置で
ある。7はMSBの時系列データを処理する時に記憶装
置6Aの出力の符号を反転させるための符号反転回路で
あり、14はMSB以外の時系列データを処理する時に
は記憶装置6Aの出力を累積加算器8へ供給しMSBの
時系列データを処理する時には符号反転回路7の出力を
累積加算器8へ供給する切換スイッチであり、これらに
よって符号反転手段が構成されている。8は記憶装置6
Aの出力(または符号反転回路7の出力)に累積データ
をビットシフトして0.5倍しながら累積加算する累積
加算器である。なお、この実施の形態においては記憶装
置を1つで構成したが、複数個用いることも可能であ
る。
の実施の形態に係る間引きフィルタ装置の構成を示すブ
ロック図である。図5において、1Eはディジタル入力
データをビット毎の時系列データに分割して保存するシ
フトレジスタである。このシフトレジスタ1Eはディジ
タル入力データのビット数に間引き率を乗じた数のビッ
ト列毎にシフト量を変化させている。4はシフトレジス
タ1Eに記憶したビット毎の時系列データをLSBから
MSBまで順次選択するビット列セレクタである。5は
ビット列セレクタ4を制御するビット列セレクタ制御回
路である。6Aはビット列セレクタ4の出力をアドレス
として予め記憶したフィルタ係数を読み出す記憶装置で
ある。7はMSBの時系列データを処理する時に記憶装
置6Aの出力の符号を反転させるための符号反転回路で
あり、14はMSB以外の時系列データを処理する時に
は記憶装置6Aの出力を累積加算器8へ供給しMSBの
時系列データを処理する時には符号反転回路7の出力を
累積加算器8へ供給する切換スイッチであり、これらに
よって符号反転手段が構成されている。8は記憶装置6
Aの出力(または符号反転回路7の出力)に累積データ
をビットシフトして0.5倍しながら累積加算する累積
加算器である。なお、この実施の形態においては記憶装
置を1つで構成したが、複数個用いることも可能であ
る。
【0046】以下、上記のように構成された間引きフィ
ルタ装置についてその動作を説明する。まず、MSBか
らLSBまでの各ビット並列のディジタル入力データが
シフトレジスタ1Eにビット毎に入力され、ディジタル
入力値のサンプリングレートでシフトしていく。このシ
フトレジスタ1Eの記憶データは入力データのサンプリ
ングレートで変化する。一方、ビット列セレクタ4以降
は、間引き後の出力サンプリングレートに入力データビ
ット数をかけた処理速度で動作させる。
ルタ装置についてその動作を説明する。まず、MSBか
らLSBまでの各ビット並列のディジタル入力データが
シフトレジスタ1Eにビット毎に入力され、ディジタル
入力値のサンプリングレートでシフトしていく。このシ
フトレジスタ1Eの記憶データは入力データのサンプリ
ングレートで変化する。一方、ビット列セレクタ4以降
は、間引き後の出力サンプリングレートに入力データビ
ット数をかけた処理速度で動作させる。
【0047】そこで、ビット列セレクタ4以降の処理に
かかる時間分、一定のビット列毎にシフトレジスタ1E
のシフト量を予め変化させることにより、ビット列セレ
クタ4がビット列を選択したタイミングで所望の時系列
のビット列データをシフトレジスタ1Eの出力から得る
ことができる。このビット列セレクタ4の動作をビット
列セレクタ制御回路5で制御する。
かかる時間分、一定のビット列毎にシフトレジスタ1E
のシフト量を予め変化させることにより、ビット列セレ
クタ4がビット列を選択したタイミングで所望の時系列
のビット列データをシフトレジスタ1Eの出力から得る
ことができる。このビット列セレクタ4の動作をビット
列セレクタ制御回路5で制御する。
【0048】LSBからMSBまでビット列セレクタ4
によって選択された時系列データは、記憶装置6Aのア
ドレス信号として入力する。このアドレス信号に対応す
る記憶装置6Aの出力に、累積データをビットシフトし
て0.5倍しながら、累積加算器8で順次累積加算す
る。なお、MSB処理時のみ符号反転回路7で記憶装置
6Aの出力を符号反転して累積加算する。MSBまでの
時系列データに対応する記憶装置6Aの出力を累積加算
して得られた結果を間引きフィルタ出力として出力し、
累積加算器8のレジスタをクリアする。この結果、分散
演算の(数3)で表される演算が完了し、フィルタ特性
が得られる。
によって選択された時系列データは、記憶装置6Aのア
ドレス信号として入力する。このアドレス信号に対応す
る記憶装置6Aの出力に、累積データをビットシフトし
て0.5倍しながら、累積加算器8で順次累積加算す
る。なお、MSB処理時のみ符号反転回路7で記憶装置
6Aの出力を符号反転して累積加算する。MSBまでの
時系列データに対応する記憶装置6Aの出力を累積加算
して得られた結果を間引きフィルタ出力として出力し、
累積加算器8のレジスタをクリアする。この結果、分散
演算の(数3)で表される演算が完了し、フィルタ特性
が得られる。
【0049】例えばこの実施の形態では、8ビットのデ
ィジタル入力データに対し間引き率1/4の間引きフィ
ルタを示す。この場合、シフトレジスタ1Eは間引きフ
ィルタ出力の4倍の速度でデータがシフトする。なお、
間引き率を1/4にするためには、例えば、8bit×
1/4間引き=2から、シフトレジスタについて、2b
it毎にレジスタを1個ずつ増加させる(図5の例)。
例えば、間引き率が1/8であれば、8bit×1/8
間引き=1から、1bit毎にレジスタを1個ずつ増加
させることになり、間引き率が1/2であれは、4bi
t毎にレジスタを1個ずつ増加させることになる。
ィジタル入力データに対し間引き率1/4の間引きフィ
ルタを示す。この場合、シフトレジスタ1Eは間引きフ
ィルタ出力の4倍の速度でデータがシフトする。なお、
間引き率を1/4にするためには、例えば、8bit×
1/4間引き=2から、シフトレジスタについて、2b
it毎にレジスタを1個ずつ増加させる(図5の例)。
例えば、間引き率が1/8であれば、8bit×1/8
間引き=1から、1bit毎にレジスタを1個ずつ増加
させることになり、間引き率が1/2であれは、4bi
t毎にレジスタを1個ずつ増加させることになる。
【0050】一方、ビット列セレクタ4以降は間引きフ
ィルタ出力速度に対し、ディジタル入力のビット数倍の
速度以上で演算する必要がある。すなわち、この実施の
形態の例では間引きフィルタ出力速度の8倍の速度でビ
ット列セレクタ4以降は動作しなければならない。ここ
で、ビット列セレクタ4のビット列選択速度とディジタ
ル入力データとの速度を比較すると、ビット列セレクタ
4のビット列選択速度はディジタル入力データがシフト
レジスタ内をシフトする速度の2倍となる。この速度比
はディジタル入力のビット数と間引き率の乗算で求める
ことができる。
ィルタ出力速度に対し、ディジタル入力のビット数倍の
速度以上で演算する必要がある。すなわち、この実施の
形態の例では間引きフィルタ出力速度の8倍の速度でビ
ット列セレクタ4以降は動作しなければならない。ここ
で、ビット列セレクタ4のビット列選択速度とディジタ
ル入力データとの速度を比較すると、ビット列セレクタ
4のビット列選択速度はディジタル入力データがシフト
レジスタ内をシフトする速度の2倍となる。この速度比
はディジタル入力のビット数と間引き率の乗算で求める
ことができる。
【0051】ここで、LSBからMSBに順次ビット列
セレクタ4で選択する場合、2回に1回ずつディジタル
入力データが入力され、シフトレジスタ1Eの値が変化
することになる。そこでこの実施の形態では、予め2ビ
ット毎にシフトレジスタ1Eのシフト量を1段ずつ増加
させることにより、各ビット毎の時系列データのタイミ
ングを合わせることができる。なお、ここでは、説明の
ためにディジタル入力ビット数を8ビット、間引き率を
1/4としたが、乗算結果が整数となる任意の組み合わ
せが可能である。
セレクタ4で選択する場合、2回に1回ずつディジタル
入力データが入力され、シフトレジスタ1Eの値が変化
することになる。そこでこの実施の形態では、予め2ビ
ット毎にシフトレジスタ1Eのシフト量を1段ずつ増加
させることにより、各ビット毎の時系列データのタイミ
ングを合わせることができる。なお、ここでは、説明の
ためにディジタル入力ビット数を8ビット、間引き率を
1/4としたが、乗算結果が整数となる任意の組み合わ
せが可能である。
【0052】以上のように、この実施の形態によると、
時系列データの出力位置を固定とし間引き率によって一
定のビット列毎にシフト量を変化させる構成を有しディ
ジタル入力データをビット毎の時系列データに分割して
保存するシフトレジスタ1Eを設けたため、ビット列毎
のシフト量を演算タイミングに合わせることができ、デ
ータを退避する退避用レジスタが不要となり、ハードウ
ェア規模を減少させることができる。
時系列データの出力位置を固定とし間引き率によって一
定のビット列毎にシフト量を変化させる構成を有しディ
ジタル入力データをビット毎の時系列データに分割して
保存するシフトレジスタ1Eを設けたため、ビット列毎
のシフト量を演算タイミングに合わせることができ、デ
ータを退避する退避用レジスタが不要となり、ハードウ
ェア規模を減少させることができる。
【0053】なお、シフトレジスタのシフト量をディジ
タル入力データのビット数に間引き率を乗じたビット列
毎に変化させる構成は、前述の第2の実施の形態にも適
用することができ、第5の実施の形態と同様の作用効果
が得られる。 〔第6の実施の形態〕図6は本発明の第6の実施の形態
に係る間引きフィルタ装置の構成を示すブロック図であ
る。図6において、1Fはシフト量を固定としディジタ
ル入力データのビット数に間引き率を乗じたビット列毎
に時系列データの出力位置を変化させる構成を有しディ
ジタル入力データをビット毎の時系列データに分割して
保存するシフトレジスタである。4はシフトレジスタ1
Fに記憶したビット毎の時系列データをLSBからMS
Bまで順次選択するビット列セレクタである。5はビッ
ト列セレクタ4を制御するビット列セレクタ制御回路で
ある。6Aはビット列セレクタ4の出力をアドレスとし
て予め記憶したフィルタ係数を読み出す記憶装置であ
る。7はMSBの時系列データを処理する時に記憶装置
6Aの出力の符号を反転させるための符号反転回路であ
り、14はMSB以外の時系列データを処理する時には
記憶装置6Aの出力を累積加算器8へ供給しMSBの時
系列データを処理する時には符号反転回路7の出力を累
積加算器8へ供給する切換スイッチであり、これらによ
って符号反転手段が構成されている。8は記憶装置6A
の出力(または符号反転回路7の出力)に累積データを
ビットシフトして0.5倍しながら累積加算する累積加
算器である。なお、この実施の形態においては記憶装置
を1つで構成したが、複数個用いることも可能である。
タル入力データのビット数に間引き率を乗じたビット列
毎に変化させる構成は、前述の第2の実施の形態にも適
用することができ、第5の実施の形態と同様の作用効果
が得られる。 〔第6の実施の形態〕図6は本発明の第6の実施の形態
に係る間引きフィルタ装置の構成を示すブロック図であ
る。図6において、1Fはシフト量を固定としディジタ
ル入力データのビット数に間引き率を乗じたビット列毎
に時系列データの出力位置を変化させる構成を有しディ
ジタル入力データをビット毎の時系列データに分割して
保存するシフトレジスタである。4はシフトレジスタ1
Fに記憶したビット毎の時系列データをLSBからMS
Bまで順次選択するビット列セレクタである。5はビッ
ト列セレクタ4を制御するビット列セレクタ制御回路で
ある。6Aはビット列セレクタ4の出力をアドレスとし
て予め記憶したフィルタ係数を読み出す記憶装置であ
る。7はMSBの時系列データを処理する時に記憶装置
6Aの出力の符号を反転させるための符号反転回路であ
り、14はMSB以外の時系列データを処理する時には
記憶装置6Aの出力を累積加算器8へ供給しMSBの時
系列データを処理する時には符号反転回路7の出力を累
積加算器8へ供給する切換スイッチであり、これらによ
って符号反転手段が構成されている。8は記憶装置6A
の出力(または符号反転回路7の出力)に累積データを
ビットシフトして0.5倍しながら累積加算する累積加
算器である。なお、この実施の形態においては記憶装置
を1つで構成したが、複数個用いることも可能である。
【0054】以下、上記のように構成された間引きフィ
ルタ装置についてその動作を説明する。まず、MSBか
らLSBまでの各ビット並列のディジタル入力データが
シフトレジスタ1Fにビット毎に入力され、ディジタル
入力値のサンプリングレートでシフトしていく。このシ
フトレジスタ1Fの記憶データは入力データのサンプリ
ングレートで変化する。一方、ビット列セレクタ4以降
は、間引き後の出力サンプリングレートに入力データビ
ット数をかけた処理速度で動作させる。
ルタ装置についてその動作を説明する。まず、MSBか
らLSBまでの各ビット並列のディジタル入力データが
シフトレジスタ1Fにビット毎に入力され、ディジタル
入力値のサンプリングレートでシフトしていく。このシ
フトレジスタ1Fの記憶データは入力データのサンプリ
ングレートで変化する。一方、ビット列セレクタ4以降
は、間引き後の出力サンプリングレートに入力データビ
ット数をかけた処理速度で動作させる。
【0055】そこで、ビット列セレクタ4以降の処理に
かかる時間分、出力位置の変化をディジタル入力データ
のビット数に間引き率を乗じたビット列毎に変化させた
シフトレジスタ1Fを用いることによりにより、ビット
列セレクタ4がビット列を選択したタイミングで所望の
時系列のビット列データをシフトレジスタ1Fの出力か
ら得ることができる。このビット列セレクタ4の動作を
ビット列セレクタ制御回路5で制御する。
かかる時間分、出力位置の変化をディジタル入力データ
のビット数に間引き率を乗じたビット列毎に変化させた
シフトレジスタ1Fを用いることによりにより、ビット
列セレクタ4がビット列を選択したタイミングで所望の
時系列のビット列データをシフトレジスタ1Fの出力か
ら得ることができる。このビット列セレクタ4の動作を
ビット列セレクタ制御回路5で制御する。
【0056】LSBからMSBまでビット列セレクタ4
によって選択された時系列データは、記憶装置6Aのア
ドレス信号として入力する。このアドレス信号に対応す
る記憶装置6Aの出力に、累積データをビットシフトし
て0.5倍しながら、累積加算器8で順次累積加算す
る。なお、MSB処理時のみ符号反転回路7で記憶装置
6Aの出力を符号反転して累積加算する。MSBまでの
時系列データに対応する記憶装置6Aの出力を累積加算
して得られた結果を間引きフィルタ出力として出力し、
累積加算器8のレジスタをクリアする。この結果、分散
演算の(数3)で表される演算が完了し、フィルタ特性
が得られる。
によって選択された時系列データは、記憶装置6Aのア
ドレス信号として入力する。このアドレス信号に対応す
る記憶装置6Aの出力に、累積データをビットシフトし
て0.5倍しながら、累積加算器8で順次累積加算す
る。なお、MSB処理時のみ符号反転回路7で記憶装置
6Aの出力を符号反転して累積加算する。MSBまでの
時系列データに対応する記憶装置6Aの出力を累積加算
して得られた結果を間引きフィルタ出力として出力し、
累積加算器8のレジスタをクリアする。この結果、分散
演算の(数3)で表される演算が完了し、フィルタ特性
が得られる。
【0057】例えばこの実施の形態では、8ビットのデ
ィジタル入力データに対し間引き率1/4の間引きフィ
ルタを示す。この場合、シフトレジスタ1Fは間引きフ
ィルタ出力の4倍の速度でデータがシフトする。一方、
ビット列セレクタ4以降は間引きフィルタ出力速度に対
し、ディジタル入力のビット数倍の速度以上で演算する
必要がある。すなわち、この実施の形態の例では間引き
フィルタ出力速度の8倍の速度でビット列セレクタ4以
降は動作しなければならない。ここで、ビット列セレク
タ4のビット列選択速度とディジタル入力データとの速
度を比較すると、ビット列セレクタ4のビット列選択速
度はディジタル入力データがシフトレジスタ内をシフト
する速度の2倍となる。この速度比はディジタル入力の
ビット数と間引き率の乗算で求めることができる。
ィジタル入力データに対し間引き率1/4の間引きフィ
ルタを示す。この場合、シフトレジスタ1Fは間引きフ
ィルタ出力の4倍の速度でデータがシフトする。一方、
ビット列セレクタ4以降は間引きフィルタ出力速度に対
し、ディジタル入力のビット数倍の速度以上で演算する
必要がある。すなわち、この実施の形態の例では間引き
フィルタ出力速度の8倍の速度でビット列セレクタ4以
降は動作しなければならない。ここで、ビット列セレク
タ4のビット列選択速度とディジタル入力データとの速
度を比較すると、ビット列セレクタ4のビット列選択速
度はディジタル入力データがシフトレジスタ内をシフト
する速度の2倍となる。この速度比はディジタル入力の
ビット数と間引き率の乗算で求めることができる。
【0058】ここで、LSBからMSBに順次ビット列
セレクタ4で選択する場合、2回に1回ずつディジタル
入力データが入力され、シフトレジスタ1Fの値が変化
することになる。そこでこの実施の形態では、予め2ビ
ット毎にシフトレジスタ1Fのデータ出力位置を1段ず
つ変化させることにより、各ビット毎の時系列データの
タイミングを合わせることができる。なお、ここでは、
説明のためにディジタル入力ビット数を8ビット、間引
き率を1/4としたが、乗算結果が整数となる任意の組
み合わせが可能である。
セレクタ4で選択する場合、2回に1回ずつディジタル
入力データが入力され、シフトレジスタ1Fの値が変化
することになる。そこでこの実施の形態では、予め2ビ
ット毎にシフトレジスタ1Fのデータ出力位置を1段ず
つ変化させることにより、各ビット毎の時系列データの
タイミングを合わせることができる。なお、ここでは、
説明のためにディジタル入力ビット数を8ビット、間引
き率を1/4としたが、乗算結果が整数となる任意の組
み合わせが可能である。
【0059】以上のように、この実施の形態によると、
シフト量を固定としディジタル入力データのビット数に
間引き率を乗じたビット列毎に時系列データの出力位置
を変化させる構成を有しディジタル入力データをビット
毎の時系列データに分割して保存するシフトレジスタ1
Fを設けたので、ビット列毎の出力位置を演算タイミン
グに合わせて選択でき、データを退避する退避用レジス
タが不要となり、ハードウェア規模を減少させることが
できる。なお、シフトレジスタの出力位置をディジタル
入力データのビット数に間引き率を乗じたビット列毎に
変化させる構成は、前述の第4の実施の形態にも適用す
ることができ、第6の実施の形態と同様の作用効果が得
られる。
シフト量を固定としディジタル入力データのビット数に
間引き率を乗じたビット列毎に時系列データの出力位置
を変化させる構成を有しディジタル入力データをビット
毎の時系列データに分割して保存するシフトレジスタ1
Fを設けたので、ビット列毎の出力位置を演算タイミン
グに合わせて選択でき、データを退避する退避用レジス
タが不要となり、ハードウェア規模を減少させることが
できる。なお、シフトレジスタの出力位置をディジタル
入力データのビット数に間引き率を乗じたビット列毎に
変化させる構成は、前述の第4の実施の形態にも適用す
ることができ、第6の実施の形態と同様の作用効果が得
られる。
【0060】〔第7の実施の形態〕図7は本発明の第7
の実施の形態に係る間引きフィルタ装置の構成を示すブ
ロック図である。図7において、1Aはディジタル入力
データをビット毎の時系列データに分割して保存するシ
フトレジスタである。2は間引き率によって一定のビッ
ト列毎にシフトレジスタ1Aのシフト量を変化させるシ
フト量セレクタである。3はシフト量セレクタ2を制御
するシフト量セレクタ制御回路である。4はシフトレジ
スタ1Aに記憶したビット毎の時系列データをLSBか
らMSBまで順次選択するビット列セレクタである。5
はビット列セレクタ4を制御するビット列セレクタ制御
回路である。6Bはビット列セレクタ4の出力をアドレ
スとして予め記憶した正および負のフィルタ係数を選択
的に読み出す記憶装置であり、他の実施の形態における
符号反転回路および切換スイッチが省かれ、代わりにM
SB処理時にのみMSB処理タイミング信号が入力され
るようになっている。8は記憶装置6Bの出力に累積デ
ータをビットシフトして0.5倍しながら累積加算する
累積加算器である。なお、この実施の形態においては記
憶装置を1つで構成したが、複数個用いることも可能で
ある。
の実施の形態に係る間引きフィルタ装置の構成を示すブ
ロック図である。図7において、1Aはディジタル入力
データをビット毎の時系列データに分割して保存するシ
フトレジスタである。2は間引き率によって一定のビッ
ト列毎にシフトレジスタ1Aのシフト量を変化させるシ
フト量セレクタである。3はシフト量セレクタ2を制御
するシフト量セレクタ制御回路である。4はシフトレジ
スタ1Aに記憶したビット毎の時系列データをLSBか
らMSBまで順次選択するビット列セレクタである。5
はビット列セレクタ4を制御するビット列セレクタ制御
回路である。6Bはビット列セレクタ4の出力をアドレ
スとして予め記憶した正および負のフィルタ係数を選択
的に読み出す記憶装置であり、他の実施の形態における
符号反転回路および切換スイッチが省かれ、代わりにM
SB処理時にのみMSB処理タイミング信号が入力され
るようになっている。8は記憶装置6Bの出力に累積デ
ータをビットシフトして0.5倍しながら累積加算する
累積加算器である。なお、この実施の形態においては記
憶装置を1つで構成したが、複数個用いることも可能で
ある。
【0061】以下、上記のように構成された間引きフィ
ルタ装置についてその動作を説明する。まず、MSBか
らLSBまでの各ビット並列のディジタル入力データが
シフトレジスタ1Aにビット毎に入力され、ディジタル
入力値のサンプリングレートでシフトしていく。このシ
フトレジスタ1Aの記憶データは入力データのサンプリ
ングレートで変化する。一方、ビット列セレクタ4以降
は、間引き後の出力サンプリングレートに入力データビ
ット数をかけた処理速度以上で動作する。
ルタ装置についてその動作を説明する。まず、MSBか
らLSBまでの各ビット並列のディジタル入力データが
シフトレジスタ1Aにビット毎に入力され、ディジタル
入力値のサンプリングレートでシフトしていく。このシ
フトレジスタ1Aの記憶データは入力データのサンプリ
ングレートで変化する。一方、ビット列セレクタ4以降
は、間引き後の出力サンプリングレートに入力データビ
ット数をかけた処理速度以上で動作する。
【0062】そこで、ビット列セレクタ4以降の処理に
かかる時間分、ビット列毎にシフトレジスタ1Aのシフ
ト量をシフト量セレクタ2により変化させることによ
り、ビット列セレクタ4がビット列を選択したタイミン
グで所望の時系列のビット列データをシフトレジスタ1
Aの出力から得ることができる。このシフト量セレクタ
2の動作をシフト量セレクタ制御回路3で制御し、ビッ
ト列セレクタ4の動作をビット列セレクタ制御回路5で
制御する。
かかる時間分、ビット列毎にシフトレジスタ1Aのシフ
ト量をシフト量セレクタ2により変化させることによ
り、ビット列セレクタ4がビット列を選択したタイミン
グで所望の時系列のビット列データをシフトレジスタ1
Aの出力から得ることができる。このシフト量セレクタ
2の動作をシフト量セレクタ制御回路3で制御し、ビッ
ト列セレクタ4の動作をビット列セレクタ制御回路5で
制御する。
【0063】LSBからMSBまでビット列セレクタ4
によって選択された時系列データにMSB処理時を知ら
せるMSB処理タイミング信号を付加して、記憶装置6
Bのアドレス信号として入力する。このアドレス信号に
対応する記憶装置6Bの出力に、累積データをビットシ
フトして0.5倍しながら、累積加算器8で順次累積加
算する。なお、MSB処理時はMSB処理時タイミング
信号により負のフィルタ係数を選択するようにし、その
他のビットを処理している時のフィルタ係数の符号を反
転データを読み出して累積加算する。MSBまでの時系
列データに対応する記憶装置6Bの出力を累積加算して
得られた結果を間引きフィルタ出力として出力し、累積
加算器8のレジスタをクリアする。この結果、分散演算
の(数3)で表される演算が完了し、フィルタ特性が得
られる。
によって選択された時系列データにMSB処理時を知ら
せるMSB処理タイミング信号を付加して、記憶装置6
Bのアドレス信号として入力する。このアドレス信号に
対応する記憶装置6Bの出力に、累積データをビットシ
フトして0.5倍しながら、累積加算器8で順次累積加
算する。なお、MSB処理時はMSB処理時タイミング
信号により負のフィルタ係数を選択するようにし、その
他のビットを処理している時のフィルタ係数の符号を反
転データを読み出して累積加算する。MSBまでの時系
列データに対応する記憶装置6Bの出力を累積加算して
得られた結果を間引きフィルタ出力として出力し、累積
加算器8のレジスタをクリアする。この結果、分散演算
の(数3)で表される演算が完了し、フィルタ特性が得
られる。
【0064】以上のように、この実施の形態によると、
間引き率によって一定のビット列毎にシフトレジスタ1
Aのシフト量を変化させるシフト量セレクタ2およびシ
フト量セレクタ2を制御するシフト量セレクタ制御回路
3を設けたため、ビット列毎のシフト量を演算タイミン
グに合わせて適宜選択でき、データを退避する退避用レ
ジスタが不要となり、ハードウェア規模を減少させるこ
とができる。
間引き率によって一定のビット列毎にシフトレジスタ1
Aのシフト量を変化させるシフト量セレクタ2およびシ
フト量セレクタ2を制御するシフト量セレクタ制御回路
3を設けたため、ビット列毎のシフト量を演算タイミン
グに合わせて適宜選択でき、データを退避する退避用レ
ジスタが不要となり、ハードウェア規模を減少させるこ
とができる。
【0065】また、予め正および負のフィルタ係数を記
憶しビット列セレクタ4の出力にMSB処理を知らせる
MSB処理タイミング信号を付加した信号をアドレスと
して正または負のフィルタ係数を読み出す記憶装置6B
を設けたので、符号反転回路7が不要となり、ハードウ
ェア規模をいっそう減少させることができる。なお、上
述の第2から第6の実施の形態においても、記憶装置6
Aおよび切換スイッチ14に代えて、記憶装置6Bを用
いることも可能であり、この場合にも上記の実施の形態
と同様の作用効果が得られる。
憶しビット列セレクタ4の出力にMSB処理を知らせる
MSB処理タイミング信号を付加した信号をアドレスと
して正または負のフィルタ係数を読み出す記憶装置6B
を設けたので、符号反転回路7が不要となり、ハードウ
ェア規模をいっそう減少させることができる。なお、上
述の第2から第6の実施の形態においても、記憶装置6
Aおよび切換スイッチ14に代えて、記憶装置6Bを用
いることも可能であり、この場合にも上記の実施の形態
と同様の作用効果が得られる。
【0066】〔第8の実施の形態〕図8は本発明の第8
の実施の形態に係る間引きフィルタ装置の構成を示すブ
ロック図である。図8において、1Aはディジタル入力
データをビット毎の時系列データに分割して保存するシ
フトレジスタである。2は間引き率によって一定のビッ
ト列毎にシフトレジスタ1Aのシフト量を変化させるシ
フト量セレクタである。3はシフト量セレクタ2を制御
するシフト量セレクタ制御回路である。4はシフトレジ
スタ1Aに記憶したビット毎の時系列データをLSBか
らMSBまで順次選択するビット列セレクタである。5
はビット列セレクタ4を制御するビット列セレクタ制御
回路である。6Aはビット列セレクタ4の出力をアドレ
スとして予め記憶したフィルタ係数を読み出す記憶装置
である。11はMSBの時系列データを処理する時に記
憶装置6Aの出力を反転させるための反転回路であり、
14はMSB以外の時系列データを処理する時には記憶
装置6Aの出力を累積加算器8へ供給しMSBの時系列
データを処理する時には反転回路11の出力を累積加算
器8へ供給する切換スイッチであり、これらによって反
転手段が構成されている。8は記憶装置6の出力(また
は反転回路11の出力)に累積データをビットシフトし
て0.5倍しながら累積加算する累積加算器である。1
2は累積加算器8の遅延器に予めMSB処理時のLSB
値をセットする初期値設定回路である。なお、この実施
の形態においては記憶装置を1つで構成したが、複数個
用いることも可能である。
の実施の形態に係る間引きフィルタ装置の構成を示すブ
ロック図である。図8において、1Aはディジタル入力
データをビット毎の時系列データに分割して保存するシ
フトレジスタである。2は間引き率によって一定のビッ
ト列毎にシフトレジスタ1Aのシフト量を変化させるシ
フト量セレクタである。3はシフト量セレクタ2を制御
するシフト量セレクタ制御回路である。4はシフトレジ
スタ1Aに記憶したビット毎の時系列データをLSBか
らMSBまで順次選択するビット列セレクタである。5
はビット列セレクタ4を制御するビット列セレクタ制御
回路である。6Aはビット列セレクタ4の出力をアドレ
スとして予め記憶したフィルタ係数を読み出す記憶装置
である。11はMSBの時系列データを処理する時に記
憶装置6Aの出力を反転させるための反転回路であり、
14はMSB以外の時系列データを処理する時には記憶
装置6Aの出力を累積加算器8へ供給しMSBの時系列
データを処理する時には反転回路11の出力を累積加算
器8へ供給する切換スイッチであり、これらによって反
転手段が構成されている。8は記憶装置6の出力(また
は反転回路11の出力)に累積データをビットシフトし
て0.5倍しながら累積加算する累積加算器である。1
2は累積加算器8の遅延器に予めMSB処理時のLSB
値をセットする初期値設定回路である。なお、この実施
の形態においては記憶装置を1つで構成したが、複数個
用いることも可能である。
【0067】以下、上記のように構成された間引きフィ
ルタ装置についてその動作を説明する。まず、MSBか
らLSBまでの各ビット並列のディジタル入力データが
シフトレジスタ1Aにビット毎に入力され、ディジタル
入力値のサンプリングレートでシフトしていく。このシ
フトレジスタ1Aの記憶データは入力データのサンプリ
ングレートで変化する。一方、ビット列セレクタ4以降
は、間引き後の出力サンプリングレートに入力データビ
ット数をかけた処理速度以上で動作する。
ルタ装置についてその動作を説明する。まず、MSBか
らLSBまでの各ビット並列のディジタル入力データが
シフトレジスタ1Aにビット毎に入力され、ディジタル
入力値のサンプリングレートでシフトしていく。このシ
フトレジスタ1Aの記憶データは入力データのサンプリ
ングレートで変化する。一方、ビット列セレクタ4以降
は、間引き後の出力サンプリングレートに入力データビ
ット数をかけた処理速度以上で動作する。
【0068】そこで、ビット列セレクタ4以降の処理に
かかる時間分、ビット列毎にシフトレジスタ1Aのシフ
ト量をシフト量セレクタ2により変化させることによ
り、ビット列セレクタ4がビット列を選択したタイミン
グで所望の時系列のビット列データをシフトレジスタ1
Aの出力から得ることができる。このシフト量セレクタ
2の動作をシフト量セレクタ制御回路3で制御し、ビッ
ト列セレクタ4の動作をビット列セレクタ制御回路5で
制御する。
かかる時間分、ビット列毎にシフトレジスタ1Aのシフ
ト量をシフト量セレクタ2により変化させることによ
り、ビット列セレクタ4がビット列を選択したタイミン
グで所望の時系列のビット列データをシフトレジスタ1
Aの出力から得ることができる。このシフト量セレクタ
2の動作をシフト量セレクタ制御回路3で制御し、ビッ
ト列セレクタ4の動作をビット列セレクタ制御回路5で
制御する。
【0069】LSBからMSBまでビット列セレクタ4
によって選択された時系列データは、記憶装置6のアド
レス信号として入力する。このアドレス信号に対応する
記憶装置6の出力に、累積データをビットシフトして
0.5倍しながら、累積加算器8で順次累積加算する。
なお、MSB処理時のみ反転回路11で記憶装置6の出
力を反転して累積加算する。なお、予め畳み込み演算開
始時にMSB処理時のLSBに相当する値をセットする
初期値設定回路12により初期設定しておく。このた
め、この一連の動作はデータを反転してLSBに1を加
算しているため、2の補数演算では減算に相当する。
によって選択された時系列データは、記憶装置6のアド
レス信号として入力する。このアドレス信号に対応する
記憶装置6の出力に、累積データをビットシフトして
0.5倍しながら、累積加算器8で順次累積加算する。
なお、MSB処理時のみ反転回路11で記憶装置6の出
力を反転して累積加算する。なお、予め畳み込み演算開
始時にMSB処理時のLSBに相当する値をセットする
初期値設定回路12により初期設定しておく。このた
め、この一連の動作はデータを反転してLSBに1を加
算しているため、2の補数演算では減算に相当する。
【0070】つぎに、MSBまでの時系列データに対応
する記憶装置6の出力を累積加算して得られた結果を間
引きフィルタ出力として出力し、累積加算器8のレジス
タを初期値設定回路12によりMSB時系列処理時のL
SB値をセットする。この結果、分散演算の(数3)で
表される演算が完了し、フィルタ特性が得られる。以上
のように、この実施の形態によると、間引き率によって
一定のビット列毎にシフトレジスタ1Aのシフト量を変
化させるシフト量セレクタ2およびシフト量セレクタ2
を制御するシフト量セレクタ制御回路3を設けたため、
ビット列毎のシフト量を演算タイミングに合わせて適宜
選択でき、データを退避する退避用レジスタが不要とな
り、ハードウェア規模を減少させることができる。
する記憶装置6の出力を累積加算して得られた結果を間
引きフィルタ出力として出力し、累積加算器8のレジス
タを初期値設定回路12によりMSB時系列処理時のL
SB値をセットする。この結果、分散演算の(数3)で
表される演算が完了し、フィルタ特性が得られる。以上
のように、この実施の形態によると、間引き率によって
一定のビット列毎にシフトレジスタ1Aのシフト量を変
化させるシフト量セレクタ2およびシフト量セレクタ2
を制御するシフト量セレクタ制御回路3を設けたため、
ビット列毎のシフト量を演算タイミングに合わせて適宜
選択でき、データを退避する退避用レジスタが不要とな
り、ハードウェア規模を減少させることができる。
【0071】また、MSBの時系列データを処理する時
にデータを反転させる反転回路11と演算開始時にMS
B処理時のLSBに相当する値をセットする初期値設定
回路12とを先の実施の形態における符号反転回路7に
代えて設けたので、反転回路11および初期値設定回路
12は符号反転回路7に比べて構成が簡単であって、い
っそうハードウェア規模を減少させることができる。
にデータを反転させる反転回路11と演算開始時にMS
B処理時のLSBに相当する値をセットする初期値設定
回路12とを先の実施の形態における符号反転回路7に
代えて設けたので、反転回路11および初期値設定回路
12は符号反転回路7に比べて構成が簡単であって、い
っそうハードウェア規模を減少させることができる。
【0072】なお、上述の第2から第6の実施の形態に
おいても、符号反転回路8に代えて、反転回路11およ
び初期値設定回路12を用いることも可能であり、この
場合にも上記の実施の形態と同様の作用効果が得られ
る。ここで、念のため、「正のフィルタ係数および負の
フィルタ係数」という表現と、「フィルタ係数およびフ
ィルタ係数の反転のフィルタ係数」という表現の意味の
違いについて説明する。通常、係数値は、2の補数で表
現される。この場合、「正のフィルタ係数」=−1×
「負のフィルタ係数」となる。反転は、bit毎の反転
であるから、「正のフィルタ係数」の反転+LSB=
「負のフィルタ係数」となる。このLSBというのは、
累積加算器部分に予めセットしておけば、ROMに「負
のフィルタ係数」を記憶させずに、かつ+LSB処理な
しで実現できるということを第8の実施の形態では示し
ている。一方、第7の実施の形態では、MSBに対応す
るフィルタ係数を読む時のみ、「負のフィルタ係数」の
アドレスにしてしまうという構成を示している。
おいても、符号反転回路8に代えて、反転回路11およ
び初期値設定回路12を用いることも可能であり、この
場合にも上記の実施の形態と同様の作用効果が得られ
る。ここで、念のため、「正のフィルタ係数および負の
フィルタ係数」という表現と、「フィルタ係数およびフ
ィルタ係数の反転のフィルタ係数」という表現の意味の
違いについて説明する。通常、係数値は、2の補数で表
現される。この場合、「正のフィルタ係数」=−1×
「負のフィルタ係数」となる。反転は、bit毎の反転
であるから、「正のフィルタ係数」の反転+LSB=
「負のフィルタ係数」となる。このLSBというのは、
累積加算器部分に予めセットしておけば、ROMに「負
のフィルタ係数」を記憶させずに、かつ+LSB処理な
しで実現できるということを第8の実施の形態では示し
ている。一方、第7の実施の形態では、MSBに対応す
るフィルタ係数を読む時のみ、「負のフィルタ係数」の
アドレスにしてしまうという構成を示している。
【0073】
【発明の効果】請求項1記載の発明の間引きフィルタ装
置によれば、間引き率によって一定のビット列毎にシフ
トレジスタのシフト量を変化させるシフト量セレクタお
よびシフト量セレクタを制御するシフト量セレクタ制御
回路を設けたため、ビット列毎のシフト量を演算タイミ
ングに合わせて適宜選択でき、データを退避する退避用
レジスタが不要となり、ハードウェア規模を減少させる
ことができる。
置によれば、間引き率によって一定のビット列毎にシフ
トレジスタのシフト量を変化させるシフト量セレクタお
よびシフト量セレクタを制御するシフト量セレクタ制御
回路を設けたため、ビット列毎のシフト量を演算タイミ
ングに合わせて適宜選択でき、データを退避する退避用
レジスタが不要となり、ハードウェア規模を減少させる
ことができる。
【0074】請求項2記載の発明の間引きフィルタ装置
によれば、時系列データの出力位置を固定とし間引き率
によって一定のビット列毎にシフト量を変化させる構成
を有しディジタル入力データをビット毎の時系列データ
に分割して保存するシフトレジスタを設けたため、ビッ
ト列毎のシフト量を演算タイミングに合わせることがで
き、データを退避する退避用レジスタが不要となり、ハ
ードウェア規模を減少させることができる。
によれば、時系列データの出力位置を固定とし間引き率
によって一定のビット列毎にシフト量を変化させる構成
を有しディジタル入力データをビット毎の時系列データ
に分割して保存するシフトレジスタを設けたため、ビッ
ト列毎のシフト量を演算タイミングに合わせることがで
き、データを退避する退避用レジスタが不要となり、ハ
ードウェア規模を減少させることができる。
【0075】請求項3記載の発明の間引きフィルタ装置
によれば、シフト量を固定とし間引き率によって時系列
データの出力位置を一定のビット列毎に変化させる構成
を有しディジタル入力データをビット毎の時系列データ
に分割して保存するシフトレジスタを設けたため、ビッ
ト列毎の出力位置を演算タイミングに合わせて選択で
き、データを退避する退避用レジスタが不要となり、ハ
ードウェア規模を減少させることができる。
によれば、シフト量を固定とし間引き率によって時系列
データの出力位置を一定のビット列毎に変化させる構成
を有しディジタル入力データをビット毎の時系列データ
に分割して保存するシフトレジスタを設けたため、ビッ
ト列毎の出力位置を演算タイミングに合わせて選択で
き、データを退避する退避用レジスタが不要となり、ハ
ードウェア規模を減少させることができる。
【0076】請求項4記載の発明の間引きフィルタ装置
によれば、間引き率によって予め一定のビット列毎にシ
フトレジスタの出力位置を変化させるシフトレジスタ出
力位置セレクタと、シフトレジスタ出力位置セレクタを
制御するシフトレジスタ出力位置セレクタ制御回路とを
設けたことにより、ビット列毎の出力位置を演算タイミ
ングに合わせて選択でき、データを退避する退避用レジ
スタが不要となり、ハードウェア規模を減少させること
ができる。
によれば、間引き率によって予め一定のビット列毎にシ
フトレジスタの出力位置を変化させるシフトレジスタ出
力位置セレクタと、シフトレジスタ出力位置セレクタを
制御するシフトレジスタ出力位置セレクタ制御回路とを
設けたことにより、ビット列毎の出力位置を演算タイミ
ングに合わせて選択でき、データを退避する退避用レジ
スタが不要となり、ハードウェア規模を減少させること
ができる。
【0077】請求項5記載の発明の間引きフィルタ装置
によれば、ディジタル入力データのビット数に間引き率
を乗じたビット列毎にシフトレジスタのシフト量を変化
させる制御を行うシフト量セレクタおよびシフト量セレ
クタを制御するシフト量セレクタ制御回路を設けたの
で、ビット列毎のシフト量を演算タイミングに合わせて
選択でき、データを退避する退避用レジスタが不要とな
り、ハードウェア規模を減少させることができる。
によれば、ディジタル入力データのビット数に間引き率
を乗じたビット列毎にシフトレジスタのシフト量を変化
させる制御を行うシフト量セレクタおよびシフト量セレ
クタを制御するシフト量セレクタ制御回路を設けたの
で、ビット列毎のシフト量を演算タイミングに合わせて
選択でき、データを退避する退避用レジスタが不要とな
り、ハードウェア規模を減少させることができる。
【0078】請求項6記載の発明の間引きフィルタ装置
によれば、シフト量を固定としディジタル入力データの
ビット数に間引き率を乗じたビット列毎に時系列データ
の出力位置を変化させる構成を有しディジタル入力デー
タをビット毎の時系列データに分割して保存するシフト
レジスタを設けたので、ビット列毎の出力位置を演算タ
イミングに合わせて選択でき、データを退避する退避用
レジスタが不要となり、ハードウェア規模を減少させる
ことができる。
によれば、シフト量を固定としディジタル入力データの
ビット数に間引き率を乗じたビット列毎に時系列データ
の出力位置を変化させる構成を有しディジタル入力デー
タをビット毎の時系列データに分割して保存するシフト
レジスタを設けたので、ビット列毎の出力位置を演算タ
イミングに合わせて選択でき、データを退避する退避用
レジスタが不要となり、ハードウェア規模を減少させる
ことができる。
【0079】請求項7記載の発明の間引きフィルタ装置
によれば、予め正および負のフィルタ係数を記憶しビッ
ト列セレクタの出力にMSB処理を知らせるMSB処理
タイミング信号を付加した信号をアドレスとして正また
は負のフィルタ係数を読み出す記憶装置を設けたので、
符号反転回路が不要となり、ハードウェア規模をいっそ
う減少させることができる。
によれば、予め正および負のフィルタ係数を記憶しビッ
ト列セレクタの出力にMSB処理を知らせるMSB処理
タイミング信号を付加した信号をアドレスとして正また
は負のフィルタ係数を読み出す記憶装置を設けたので、
符号反転回路が不要となり、ハードウェア規模をいっそ
う減少させることができる。
【0080】請求項8記載の発明の間引きフィルタ装置
によれば、MSBの時系列データを処理する時にデータ
を反転させる反転回路と演算開始時にMSB処理時のL
SBに相当する値をセットする初期値設定回路とを先の
実施の形態における符号反転回路に代えて設けたので、
反転回路および初期値設定回路は符号反転回路に比べて
構成が簡単であって、いっそうハードウェア規模を減少
させることができる。
によれば、MSBの時系列データを処理する時にデータ
を反転させる反転回路と演算開始時にMSB処理時のL
SBに相当する値をセットする初期値設定回路とを先の
実施の形態における符号反転回路に代えて設けたので、
反転回路および初期値設定回路は符号反転回路に比べて
構成が簡単であって、いっそうハードウェア規模を減少
させることができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態における間引きフィ
ルタ装置の構成を示すブロック図である。
ルタ装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態における間引きフィ
ルタ装置の構成を示すブロック図である。
ルタ装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態における間引きフィ
ルタ装置の構成を示すブロック図である。
ルタ装置の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第4の実施の形態における間引きフィ
ルタ装置の構成を示すブロック図である。
ルタ装置の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第5の実施の形態における間引きフィ
ルタ装置の構成を示すブロック図である。
ルタ装置の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第6の実施の形態における間引きフィ
ルタ装置の構成を示すブロック図である。
ルタ装置の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の第7の実施の形態における間引きフィ
ルタ装置の構成を示すブロック図である。
ルタ装置の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の第8の実施の形態における間引きフィ
ルタ装置の構成を示すブロック図である。
ルタ装置の構成を示すブロック図である。
【図9】従来の間引きフィルタ装置の構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
1A〜1G シフトレジスタ 2 シフト量セレクタ 3 シフト量セレクタ制御回路 4 ビット列セレクタ 5 ビット列セレクタ制御回路 6A,6B 記憶装置 7 符号反転装置 8 累積加算器 9 シフトレジスタ出力位置セレクタ 10 シフトレジスタ出力位置制御回路 11 反転回路 12 初期値設定回路 13 データ退避用レジスタ 14 切換スイッチ
Claims (8)
- 【請求項1】 ディジタル入力データをビット毎の時系
列データに分割して保存するシフトレジスタと、間引き
率によって一定のビット列毎に前記シフトレジスタのシ
フト量を変化させるシフト量セレクタと、前記シフト量
セレクタを制御するシフト量セレクタ制御回路と、前記
シフトレジスタに記憶したビット毎の時系列データをL
SBからMSBまで順次選択するビット列セレクタと、
前記ビット列セレクタを制御するビット列セレクタ制御
回路と、前記ビット列セレクタの出力をアドレスとして
予め記憶したフィルタ係数を読み出す記憶装置と、MS
Bの時系列データを処理する時にのみ前記記憶装置の出
力の符号を反転させる符号反転手段と、前記記憶装置の
出力を累積加算する累積加算器とを備えた間引きフィル
タ装置。 - 【請求項2】 時系列データの出力位置を固定とし間引
き率によって一定のビット列毎にシフト量を変化させる
構成を有しディジタル入力データをビット毎の時系列デ
ータに分割して保存するシフトレジスタと、前記シフト
レジスタに記憶したビット毎の時系列データをLSBか
らMSBまで順次選択するビット列セレクタと、前記ビ
ット列セレクタを制御するビット列セレクタ制御回路
と、前記ビット列セレクタの出力をアドレスとして予め
記憶したフィルタ係数を読み出す記憶装置と、MSBの
時系列データを処理する時にのみ前記記憶装置の出力の
符号を反転させる符号反転手段と、前記記憶装置の出力
を累積加算する累積加算器とを備えた間引きフィルタ装
置。 - 【請求項3】 シフト量を固定とし間引き率によって時
系列データの出力位置を一定のビット列毎に変化させる
構成を有しディジタル入力データをビット毎の時系列デ
ータに分割して保存するシフトレジスタと、前記シフト
レジスタに記憶したビット毎の時系列データをLSBか
らMSBまで順次選択するビット列セレクタと、前記ビ
ット列セレクタを制御するビット列セレクタ制御回路
と、前記ビット列セレクタの出力をアドレスとして予め
記憶したフィルタ係数を読み出す記憶装置と、MSBの
時系列データを処理する時にのみ前記記憶装置の出力の
符号を反転させる符号反転手段と、前記記憶装置の出力
を累積加算する累積加算器とを備えた間引きフィルタ装
置。 - 【請求項4】 ディジタル入力データをビット毎の時系
列データに分割して保存するシフトレジスタと、間引き
率によって一定のビット列毎に前記シフトレジスタの出
力位置を変化させる出力位置セレクタと、前記出力位置
セレクタを制御する出力位置セレクタ制御回路と、前記
シフトレジスタに記憶したビット毎の時系列データをL
SBからMSBまで順次選択するビット列セレクタと、
前記ビット列セレクタを制御するビット列セレクタ制御
回路と、前記ビット列セレクタの出力をアドレスとして
予め記憶したフィルタ係数を読み出す記憶装置と、MS
Bの時系列データを処理する時にのみ前記記憶装置の出
力の符号を反転させる符号反転手段と、前記記憶装置の
出力を累積加算する累積加算器とを備えた間引きフィル
タ装置。 - 【請求項5】 シフトレジスタのシフト量を、ディジタ
ル入力データのビット数に間引き率を乗じた数のビット
列毎に変化させることを特徴とする請求項1または2記
載の間引きフィルタ装置。 - 【請求項6】 シフトレジスタの出力位置を、ディジタ
ル入力データのビット数に間引き率を乗じた数のビット
列毎に変化させることを特徴とする請求項3または4記
載の間引きフィルタ装置。 - 【請求項7】 MSBデータの処理時の符号反転を、符
号反転手段に代えて、予め反転した係数を記憶装置の別
アドレスに記憶しておき、前記MSBデータの処理時に
前記反転した係数を前記記憶装置から読み出すことによ
って処理するようにしたことを特徴とする請求項1,
2,3,4,5また6記載の間引きフィルタ装置。 - 【請求項8】 符号反転回路に代えてMSBの時系列デ
ータを処理する時にのみ記憶装置の出力を反転させる反
転手段を設けるとともに、累積加算器に予めMSB処理
時のLSB値をセットする初期値設定回路を設けたこと
を特徴とする請求項1,2,3,4,5また6記載の間
引きフィルタ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08349097A JP3286204B2 (ja) | 1997-04-02 | 1997-04-02 | 間引きフィルタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08349097A JP3286204B2 (ja) | 1997-04-02 | 1997-04-02 | 間引きフィルタ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10284993A JPH10284993A (ja) | 1998-10-23 |
JP3286204B2 true JP3286204B2 (ja) | 2002-05-27 |
Family
ID=13803930
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08349097A Expired - Fee Related JP3286204B2 (ja) | 1997-04-02 | 1997-04-02 | 間引きフィルタ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3286204B2 (ja) |
-
1997
- 1997-04-02 JP JP08349097A patent/JP3286204B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10284993A (ja) | 1998-10-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |