JP3275206B2 - ジャック - Google Patents
ジャックInfo
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- JP3275206B2 JP3275206B2 JP03132198A JP3132198A JP3275206B2 JP 3275206 B2 JP3275206 B2 JP 3275206B2 JP 03132198 A JP03132198 A JP 03132198A JP 3132198 A JP3132198 A JP 3132198A JP 3275206 B2 JP3275206 B2 JP 3275206B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- movable contact
- contact
- pair
- contact member
- plug
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Landscapes
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Description
せて用いられるジャックに関する。
のボディにプラグを差し込んだときにそのプラグに押さ
れて変位しかつボディからプラグを引き抜いたときに元
位置に復帰する可動接片部材と、その相手方部材である
固定接片部材とを有し、可動接片部材の変位・復帰動作
を通じてその可動接片部材に具備されている可動接点が
上記固定接片部材に具備されている固定接点に対して離
接されるスイッチ機構を備えているものがある。このよ
うなジャックにおいて、従来は、上記スイッチ機構の固
定接点又は可動接点が、固定接片部材又は可動接片部材
の平坦面に小さな突起(フクリン)を設けることによっ
て形成されていた。
ジャックに設けられている上記スイッチ機構は、特に樹
脂屑やその他の塵芥といった異物の多い条件下で使用さ
れると、固定接片部材や可動接片部材に付着した異物が
固定接点又は可動接点を形成している突起に乗り上が
り、固定接点と可動接点との間に挟まってそれらの接点
の接触障害を起こすおそれがあった。
ものであり、スイッチ機構を形成している可動接点や固
定接点の形状ないし構造に工夫を講じることによって、
可動接点と可動接点との間に異物が挟まって接触障害を
起こすおそれが少なくなるジャックを提供することを目
的とする。
間に異物が挟まって接触障害を起こすおそれが少なくな
るスイッチ機構の構造を簡素化してその量産性の低下を
防ぐことを目的とする。
ラグが差し込まれる挿入空間を有するボディと、このボ
ディに取り付けられた可動接片部材と、この可動接片部
材に具備された可動接点と、上記ボディに取り付けられ
て上記可動接片部材の相手方部材となる固定接片部材
と、この固定接片部材に具備された固定接点とを有し、
上記挿入空間に対する上記プラグの挿抜に伴う上記可動
接片部材の変位・復帰動作を通じて上記可動接点が上記
固定接点に離接されるスイッチ機構を備えたジャックに
おいて、間隔を隔てて相対向する一対のコーナ部と、こ
れらのコーナ部の相互間に嵌脱されて上記コーナ部のそ
れぞれに各別に接離される傾斜方向が反対の一対の傾斜
部とが、上記固定接片部材と上記可動接片部材とに振り
分けて設けられていると共に、一対の上記コーナ部と一
対の上記傾斜部とのうちの一方が上記固定接点として、
他方が上記可動接点として形成されている、というもの
である。
点として形成されるときには、一対のコーナ部が固定接
点として形成され、一対の傾斜部が固定接点として形成
されるときには、一対のコーナ部が可動接点として形成
される。また、可動接片部材は、プラグがボディの挿入
空間に差し込まれたときに変位してその可動接点が固定
接点から離れ、プラグがボディの挿入空間から引き抜か
れたときに復帰してその可動接点が固定接点に接触する
ようになっていても、プラグがボディの挿入空間に差し
込まれたときに変位してその可動接点が固定接点に接触
し、プラグがボディの挿入空間から引き抜かれたときに
復帰してその可動接点が固定接点から離れるようになっ
ていてもよい。
ナ部のそれぞれに対して一対の傾斜部のそれぞれが各別
に対応している。そのため、一方のコーナ部とそれに対
応している一方の傾斜部との間で異物の挟まりによる接
触障害が起こっても、他方のコーナ部とそれに対応して
いる他方の傾斜部とが接触して可動接点と固定接点との
接触による通電が確保される。しかも、可動接点と固定
接点との接触箇所はコーナ部と傾斜部との接触箇所であ
るので、両者の接触が極小面積のポイントで行われるよ
うになり、そのことが異物の挟まりを生じにくくするこ
とに役立つ。また、上記傾斜部は異物を乗り上がりにく
くする機能や異物を滑り落ちやすくする機能を持ってい
るので、その傾斜部とコーナ部との接触箇所に異物が挟
まる可能性は少なく、仮に挟まったとしてもプラグの挿
抜に伴う可動接片部材の変位・復帰動作が繰り返される
と、挟まった異物が払い落とされ、異物が挟まったまま
そこに止まるという事態が抑制される。このような作用
によって、スイッチ機構の接触信頼性が向上する。
側に備わっていることが望ましく、そのようにすると、
可動接片部材又は固定接片部材をプレス成形して容易に
傾斜部を形成することが可能になり、そのことが量産性
を向上させることに役立つ。
た凹入部の内面の相対向する箇所に、その凹入部の凹入
方向に延びる線状に備わっていることが望ましい。この
場合、上記凹入部は、可動接片部材又は固定接片部材を
凹入状に切欠することによっても形成することができる
し、それらの部材に凹み部をプレス成形することによっ
ても形成することができるので、加工方法が1種類に限
定されなくなり、それだけ量産に馴染みやすくなる。
込まれた上記プラグによって押されてその可動接片部材
を変位動作させる被押圧部が、その可動接片部材の長手
方向の複数箇所を全体として山形に曲げることによって
形成されており、この山形の被押圧部の頂部が上記プラ
グに対する接点として形成されていることが望ましい。
ラグが差し込まれるときには、そのプラグが被押圧部を
押して可動接片部材を変位動作させると共に、プラグと
上記被押圧部によって形成されている可動接片部材の接
点とが接触する一方、ボディの挿入空間からプラグが引
き抜かれたときには、そのプラグが被押圧部によって形
成されている可動接片部材の接点から離れると共に可動
接片部材が復帰動作を行う。そのため、可動接片部材の
変位動作によって可動接点が固定接点から離れ、可動接
片部材の復帰動作によって可動接点が固定接点に接触す
るようになっていると、それらの可動接点と固定接点と
によって形成されているスイッチ機構は、プラグが差し
込まれているときにオフ状態になり、プラグが引き抜か
れているときにオン状態になる。その逆に、可動接片部
材の変位動作によって可動接点が固定接点に接触し、可
動接片部材の復帰動作によって可動接点が固定接点から
離れるようになっていると、それらの可動接点と固定接
点とによって形成されているスイッチ機構は、プラグが
差し込まれているときにオン状態になり、プラグが引き
抜かれているときにオフ状態になる。
成し、一対の上記コーナ部を上記固定接点として形成す
ることが可能であり、その際には、一対の上記傾斜部が
山形部の稜線を挟む両側に備わっており、上記可動接片
部材の長手方向と上記固定接片部材の凹入部の凹入方向
とが互いに沿う方向になっており、上記山形部が上記可
動接片部材の長手方向に沿って延びる上記稜線を有して
いると共に、その山形部が上記可動接片部材の先端に近
付くほど幅広になりかつ背高になっていることが望まし
い。
変位・復帰動作される可動接片部材が、一対の傾斜部を
形成している山形部によって補強されてその耐久性が向
上すると同時に、一対の傾斜部の加工性も向上して可動
接片部材の量産性が高まる。
一形態を示す分解斜視図である。このジャックは、軸部
の外径基準寸法が2.5mmである超小形プラグと組み
合わせて使用される多極ジャックであり、AV機器のよ
うに部品の高密度実装が要求される電気機器に好適に採
用することが可能である。
2の接片部材、3はスイッチ機構であり、4は絶縁性の
合成樹脂で作られたボディである。第1,第2の接片部
材1,2やスイッチ機構3はボディ4に取り付けられて
そのボディ4に具備されたプラグの挿入空間(後述す
る)に配備される。
片部11に一定の初期曲り角度を形成して延出された接
片部12と、接片部12の先端に延出された突片部13
と、を一体に備えたばね性の金属材料で作られている。
そして、取付片部11に、その中央部に内向き切起し状
に形成された係合片14と、両側端部に形成された係合
爪15,15と、下端部から横向きに延出された端子部
18と、端子部18の両側の下端縁によって形成された
係合端縁19,19と、が設けられている。また、接片
部12の先端部分が図において下方に屈曲された接点エ
リア16となされ、その接点エリアの中央に接点17が
形成されている。
1と同じものが向きを変えて用いられる。したがって、
第1接片部材1に具備された各要素、すなわち、取付片
部21と、接片部22と、突片部23と、係合片24
と、係合爪25,25と、接点エリア26と、接点27
と、端子部28と、係合端縁29,29と、を具備して
いる。
片部材9とを組み合わせることによって形成される。可
動接片部材8は、両側に係合爪81,81を有する矩形
枠状の取付片部82の後端部から前方A’に向けて斜め
上方へ延び出ており、その先端部に、傾斜方向が反対の
一対の傾斜部83,83が設けられ、これらの一対の傾
斜部83,83が可動接点84として形成されている。
可動接点84を形成している一対の傾斜部83,83
は、可動接片部材8の先端部にプレス加工を施すことに
よって形成された山形部85の稜線86を挟む両側に備
わっている。山形部85の稜線86は可動接片部材8の
長手方向に沿って延びている。また、山形部85は可動
接片部材8の先端に近付くほど幅広になりかつ背高にな
っている。この可動接片部材8には、上記挿入空間41
に差し込まれたプラグ(図1に不図示)によって押され
てその可動接片部材8を変位動作させる被押圧部88が
上記した山形部85に隣接して設けられている。この被
押圧部88は、可動接片部材8の長手方向の複数箇所
(図例では3箇所イ,ロ,ハ)を全体として山形に曲げ
ることによって形成されており、この山形の被押圧部8
8の頂部がプラグに対する接点89として形成されてい
る。さらに、上記取付取付片部82には横向きに端子部
87が延出されている。
1を有する略コ字状の取付片部92の後端部を切欠する
ことにより形成された後方A”側が開放の凹入部93を
有しており、その凹入部93の内面の相対向する箇所に
は、その凹入部93の凹入方向に線状に延びる一対のコ
ーナ部94,94が間隔を隔てて形成されており、これ
らの一対のコーナ部94,94が固定接点95とされて
いる。さらに、上記取付片部92には横向きに端子部9
6が延出されている。
入空間41を有し、この挿入空間41の周囲の前後方向
Aの2箇所に第1接片部材取付エリア5及び第2接片部
材取付エリア6を有する。また、ボディ4は、その前端
内部における上記挿入空間41の周囲にスイッチ機構取
付エリア7(図3、図4参照)を有する。
付エリア7に取り付けられた可動接片部材8は、取付片
部82がボディ4に形成された前後方向A(図1参照)
に長い溝部71に嵌まり込み、係合爪81が溝部71の
側壁面に喰い込むことによって図1に示した前後方向
A、左右方向B、上下方向Cで固定されている。そし
て、可動接片部材8の可動接点84の下方には、その可
動接点84の変位を許容する凹所72が形成されてい
る。また、スイッチ機構取付エリア7に取り付けられた
固定接片部材9は、取付片部92がボディ4に形成され
た前後方向A(図1参照)の溝部73に嵌まり込み、係
合爪91が溝部73の側壁面に喰い込むことによって図
1に示した前後方向A、左右方向B、上下方向Cで固定
されている。そして、可動接片部材8の長手方向と固定
接片部材9の凹入部93の凹入方向とが互いに沿う方向
になっている。プラグPが差し込まれていないときに
は、図5のように、固定接片部材9の固定接点95を形
成している一対のコーナ部94,94の間に可動接片部
材8の可動接点84を形成している一対の傾斜部83,
83が嵌まり込み、可動接片部材8に予め具備されてい
るプリロードによって一対の傾斜部83,83が一対の
コーナ部94,94に接触している。
片部材取付エリア5は、ボディ4の一側面に形成された
第1凹所51と、第1凹所51の前後両壁面に形成され
た溝部52,52と、溝部52,52の下端部に形成さ
れた係合段部52a,52aと、第1凹所51の底壁面
に段付状に形成された係合段部53と、係合段部53の
上側に形成されたガイド溝部54と、ボディ4の上側面
に上記第1凹所51に連続して形成された第2凹所55
と、ボディ4の上側面における第2凹所55の隣接箇所
に形成された開口56と、開口56の口縁端面によって
形成された支持面57と、支持面57に対向してボディ
4の他側面に段付状に形成された当り面58と、を具備
している。上記開口56は挿入空間41に連通してい
て、上記第1凹所51から上記挿入空間41の周方向に
おいて一定角度隔てた箇所に形成されており、第1凹所
51から遠い側の水平な口縁端面によって上記支持面5
7が形成されている。しかも、この支持面57は挿入空
間41を挾んで上記第1凹所51の略反対側、すなわち
第1凹所51から最も遠ざかった箇所に位置している。
さらに、当り面58は、ボディ4の他側面に部分的に形
成された第3凹所50の水平な上壁面によって形成され
ており、その高さ位置は上記支持面57よりも高位に定
められている。
付エリア5に取り付けられた第1接片部材1は、取付片
部11が溝部52に嵌まり込み、係合爪15が溝部52
の底壁面に喰い込むことによって図1に示した前後方向
Aおよび左右方向Bで固定され、係合爪15が溝部52
の底壁面に喰い込み、係合片14が係合段部53に係合
し、係合端縁19が係合段部52aに係合することによ
って図1に示した上下方向Cで固定されている。また、
接片部12が第2凹所55に完全に収容された状態で開
口56を横切る方向(図1の左右方向B)に配設され、
かつ突片部13が支持面57によって支持されていて、
接点17と共に接点エリア16が挿入空間41の内部に
突出している。このように、接片部12は、ボディ4の
取付部52の上部から挿入空間41を挾んでその取付部
52から最も遠ざかった箇所に位置している支持面57
にまで延び出ているので、挿入空間41の直径が上述の
超小型プラグに適応するような小さいものであってもそ
れなりに接片部12が可及的長くなっている。
取付エリア5と点対称になっている。第2接片部材取付
エリア6に対する第2接片部材2の取付構造は第1接片
部材1についてのそれらとまったく同様であるから、こ
こではその詳細な説明を省略する。
は、その基端側から先端側にかけて順に、第1接片(リ
ング接片)101、第2接片(リング接片)102、第
3接片(チップ接片)103が絶縁部110,120を
介して形成されている。
がボディ4の挿入空間41に差し込まれると、そのプラ
グPの第1接片101が可動接片部材8の被押圧部88
を押し下げてその可動接片部材88をその弾性に抗して
変位動作させるので、同図及び図6のように、一対の傾
斜部83,83によって形成されている可動接点84が
一対のコーナ部94,94によって形成されている固定
接点95から下方に脱出してスイッチ機構3がオフ状態
になる。また、プラグPの第1接片101が被押圧部8
8の頂部によって形成されている接点89に接触する。
さらに、図4では省略してあるけれども、図1で説明し
た第1接片部材1の接点17に第3接片103が接触
し、第2接片部材2の接点27に第2接片102が接触
する。
れると、プラグPの第3接片103が可動接片部材8の
被押圧部88から離れるので、可動接片部材8がその弾
性に従って復帰動作を行い、図3や図5のように一対の
傾斜部83,83によって形成されている可動接点84
が一対のコーナ部94,94によって形成されている固
定接点95に嵌まり込んで両者84,95が接触し、ス
イッチ機構3がオン状態になる。
95を形成している一対のコーナ部94,94のそれぞ
れに対して可動接点84を形成している一対の傾斜部8
3,83のそれぞれが各別に対応している。そのため、
図3や図5に示したようなスイッチ機構3がオン状態の
ときに、一方のコーナ部94とそれに対応している一方
の傾斜部83との間で異物の挟まりによる接触障害が起
こっても、他方のコーナ部94とそれに対応している他
方の傾斜部83とが接触して可動接点84と固定接点9
5との接触による通電が確保される。しかも、可動接点
84と固定接点95との接触箇所はコーナ部94と傾斜
部83との接触箇所であるので、両者の接触が極小面積
のポイントで行われるようになり、そのことが異物の挟
まりを生じにくくすることに役立つ。また、上記傾斜部
83は異物を乗り上がりにくくする機能や異物を滑り落
ちやすくする機能を持っているので、その傾斜部83と
コーナ部94との接触箇所に異物が挟まる可能性は少な
く、仮に挟まったとしてもプラグPの挿抜に伴う可動接
片部材8の変位・復帰動作が繰り返されると、挟まった
異物が払い落とされ、異物が挟まったままそこに止まる
という事態が抑制される。このような作用によって、ス
イッチ機構3の接触信頼性が向上する。
れているときには、図8のように接片部材1の接点17
がプラグPの第1接片101により矢符Xのように押圧
されて接片部12がその基端部12a付近を支点として
挿入空間41の外方に変位し、その変位によって突片部
13が当り面58に当たって接片部12の無制限な変位
が阻止される。このような当り面58による変位幅規制
作用と、上述したように接片部12が可及的長くなって
いることとが相まって、接片部12がこじられて永久変
形を起こすといった事態をきわめて生じにくくなり、そ
のことが耐久性の向上に役立つ。また、突片部13が当
り面58に当たっていると、接片部12はその基端部1
2aと当り面58とによって両端部が位置規制されて支
持された状態になるので、接点17と超小型プラグPの
第1接片101との接触圧力は、接片部12がその基端
部12aだけで支持されている場合に比べて格段に大き
くなり、両者の接触安定性がそれだけ向上する。上記接
触圧力は当り面58を下方位に設定することにより大き
くすることができ、当り面58を上方位に設定すること
により小さくすることができる。他方、突片部13が当
り面58に当たっているときに、上記第1接片101に
よって接片部12がさらに外方に向けて変位されると、
突片部13が当り面58に当たったまま外方Yに向けて
摺動することによりその変位を吸収するので、接片部1
2の変位に伴う力がボディ4に開き変形を生じさせよう
とする力に変換されにくくなり、ボディ4に無理な力が
加わらない。接片部材2についても同様の作用が行われ
る。
成している一対のコーナ部94,94が、固定接片部材
9の取付片部92を切欠することによって形成された凹
入部93の内面の相対向する箇所に備わっているけれど
も、凹入部93は、たとえば図9(a)や図10(a)
のように固定接片部材9に凹み部97をプレス成形する
ことによって形成することも可能である。凹み部97を
プレス成形することによって凹入部93を形成した場合
でも、その凹入部93の内面の相対向する箇所に固定接
点95として用いられる一対のコーナ部94,94が形
成され、図9(b)や図10(b)のようにスイッチ機
構3がオン状態のときには、それらのコーナ部94,9
4に可動接点84の一対の傾斜部83,83が接触す
る。
2、可動接片部材8や固定接片部材9の端子部87,9
6は横向きに延び出して面実装タイプになっているけれ
ども、これらは下方に延び出ていてもよい。
3,83を可動接点84として形成し、一対のコーナ部
94,94を固定接点95として形成してあるけれど
も、一対の傾斜部を固定接点として形成し、一対のコー
ナ部を可動接点として形成してもよい。そして、一対の
傾斜部83,83を山形部85によって形成する場合に
は、実施形態のようにそれを可動接点部材8の側に形成
すると、プラグPの挿抜に伴って変位・復帰動作される
可動接片部材8がその山形部85によって補強されてそ
の耐久性が向上するという利点がある。
間41に差し込まれたときに可動接点84が固定接点9
5から離れてスイッチ機構3がオフ状態になり、プラグ
Pが挿入空間41から引き抜かれたときに可動接点84
が固定接点95に接触してスイッチ機構3がオン状態に
なるように構成されているけれども、プラグがボディの
挿入空間に差し込まれたときに可動接点が固定接点に接
触してスイッチ機構がオン状態になり、プラグがボディ
の挿入空間から引き抜かれたときに可動接点が固定接点
から離れてスイッチ機構がオフ状態になるように構成す
ることも可能である。
成している可動接点と可動接点との間に異物が挟まって
接触障害を起こすおそれを少なくすることができるの
で、それら両接点の接触箇所が2箇所になることと相ま
って、接触信頼性が格段に向上するという効果が奏され
る。同時に、可動接点や固定接点の形状ないし構造にき
わめて簡単な加工を施すだけで済むので、可動接片部材
や固定接片部材の量産性に優れていると共に、既存ジャ
ックの可動接片部材や固定接片部材を交換するだけで、
その既存ジャックを上記効果を発揮する本発明のジャッ
クに改良することができるという利点がある。
視図である。
態になっているときの断面図である。
態になっているときの断面図である。
明図である。
明図である。
の形状を説明するための断面図である。
形状を説明するための断面図である。
(b)は(a)の固定接点と可動接点との組み合わせを
示す説明図である。
る。(b)は(a)の固定接点と可動接点との組み合わ
せを示す説明図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 プラグが差し込まれる挿入空間を有する
ボディと、このボディに取り付けられた可動接片部材
と、この可動接片部材に具備された可動接点と、上記ボ
ディに取り付けられて上記可動接片部材の相手方部材と
なる固定接片部材と、この固定接片部材に具備された固
定接点とを有し、上記挿入空間に対する上記プラグの挿
抜に伴う上記可動接片部材の変位・復帰動作を通じて上
記可動接点が上記固定接点に離接されるスイッチ機構を
備えたジャックにおいて、 間隔を隔てて相対向する一対のコーナ部と、これらのコ
ーナ部の相互間に嵌脱されて上記コーナ部のそれぞれに
各別に接離される傾斜方向が反対の一対の傾斜部とが、
上記固定接片部材と上記可動接片部材とに振り分けて設
けられていると共に、一対の上記コーナ部と一対の上記
傾斜部とのうちの一方が上記固定接点として、他方が上
記可動接点として形成されていることを特徴とするジャ
ック。 - 【請求項2】 一対の上記傾斜部が山形部の稜線を挟む
両側に備わっている請求項1に記載したジャック。 - 【請求項3】 一対の上記コーナ部が、切欠状に形成さ
れた凹入部の内面の相対向する箇所に、その凹入部の凹
入方向に延びる線状に備わっている請求項1又は請求項
2に記載したジャック。 - 【請求項4】 上記可動接片部材に、上記挿入空間に差
し込まれた上記プラグによって押されてその可動接片部
材を変位動作させる被押圧部が、その可動接片部材の長
手方向の複数箇所を全体として山形に曲げることによっ
て形成されており、この山形の被押圧部の頂部が上記プ
ラグに対する接点として形成されている請求項1、請求
項2、請求項3のいずれかに記載したジャック。 - 【請求項5】 一対の上記傾斜部が上記可動接点として
形成され、一対の上記コーナ部が上記固定接点として形
成されている請求項1、請求項2、請求項3、請求項4
のいずれかに記載したジャック。 - 【請求項6】 一対の上記傾斜部が山形部の稜線を挟む
両側に備わっており、上記可動接片部材の長手方向と上
記固定接片部材の凹入部の凹入方向とが互いに沿う方向
になっており、上記山形部が上記可動接片部材の長手方
向に沿って延びる上記稜線を有していると共に、その山
形部が上記可動接片部材の先端に近付くほど幅広になり
かつ背高になっている請求項3に記載したジャック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03132198A JP3275206B2 (ja) | 1998-02-13 | 1998-02-13 | ジャック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03132198A JP3275206B2 (ja) | 1998-02-13 | 1998-02-13 | ジャック |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11233208A JPH11233208A (ja) | 1999-08-27 |
JP3275206B2 true JP3275206B2 (ja) | 2002-04-15 |
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ID=12328014
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1998
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