JP3274259B2 - データ収集型ダスト放射線モニタ - Google Patents
データ収集型ダスト放射線モニタInfo
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- JP3274259B2 JP3274259B2 JP28964793A JP28964793A JP3274259B2 JP 3274259 B2 JP3274259 B2 JP 3274259B2 JP 28964793 A JP28964793 A JP 28964793A JP 28964793 A JP28964793 A JP 28964793A JP 3274259 B2 JP3274259 B2 JP 3274259B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原子力施設の空間のダ
スト放射能濃度を測定するデータ収集型ダスト放射線モ
ニタに関する。
スト放射能濃度を測定するデータ収集型ダスト放射線モ
ニタに関する。
【0002】
【従来の技術】データ収集型ダスト放射線モニタは、原
子力施設内の各所に設置し、空気中に含まれるダストを
捕集し、捕集サンプルのダスト放射能濃度の測定を行な
うために使用される。
子力施設内の各所に設置し、空気中に含まれるダストを
捕集し、捕集サンプルのダスト放射能濃度の測定を行な
うために使用される。
【0003】データ収集型ダスト放射線モニタは、一般
的にはサンプリング配管にポンプを接続し、サンプリン
グ配管の途中に設置したろ紙で空気中のダストを捕集
し、ろ紙を回収して別に用意した測定器でダスト中に含
まれる放射線を測定し、その強度で空気中の放射能濃度
を演算する仕組みとなっている。
的にはサンプリング配管にポンプを接続し、サンプリン
グ配管の途中に設置したろ紙で空気中のダストを捕集
し、ろ紙を回収して別に用意した測定器でダスト中に含
まれる放射線を測定し、その強度で空気中の放射能濃度
を演算する仕組みとなっている。
【0004】従来のデータ収集型ダスト放射線モニタ
は、図6に示すように、各所に設置されたダストサンプ
ラ61においてタイマー65で設定された一定時間のダ
ストを固定形ろ紙62に捕集し、固定形ろ紙62を回収
し、サンプルチェンジャ68でターンテーブル67上に
セットしたろ紙62をテーブル駆動部66によって順次
放射線検出器9の測定位置に設定し、放射線の強度を測
定し、予めパラメータ入力部11で入力したパラメータ
を使用してダスト放射能濃度をデータ処理部10で演算
する仕組みとなっている。
は、図6に示すように、各所に設置されたダストサンプ
ラ61においてタイマー65で設定された一定時間のダ
ストを固定形ろ紙62に捕集し、固定形ろ紙62を回収
し、サンプルチェンジャ68でターンテーブル67上に
セットしたろ紙62をテーブル駆動部66によって順次
放射線検出器9の測定位置に設定し、放射線の強度を測
定し、予めパラメータ入力部11で入力したパラメータ
を使用してダスト放射能濃度をデータ処理部10で演算
する仕組みとなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の方式
は、予め新しいろ紙62を設置しタイマー65で集塵時
間をセットしておかないと、回収時に捕集済のサンプル
を得ることができないので、1回の捕集につき回収場所
に2回足を運ばなければならない。
は、予め新しいろ紙62を設置しタイマー65で集塵時
間をセットしておかないと、回収時に捕集済のサンプル
を得ることができないので、1回の捕集につき回収場所
に2回足を運ばなければならない。
【0006】タイマー設定時間経過後はサンプリングを
継続できないので、欠測状態となる。なお、欠測となる
と1日,1週間,1ケ月等の平均濃度にも誤差となって
現れる。また、ろ紙の設定時にタイマーの設定を忘れる
と、回収時にサンプルが得られない。回収毎にろ紙の交
換があり、作業が大変である等の欠点があった。
継続できないので、欠測状態となる。なお、欠測となる
と1日,1週間,1ケ月等の平均濃度にも誤差となって
現れる。また、ろ紙の設定時にタイマーの設定を忘れる
と、回収時にサンプルが得られない。回収毎にろ紙の交
換があり、作業が大変である等の欠点があった。
【0007】そこで本発明は、サンプリングおよび回収
方式の改良によって、作業性が良く、正しい測定値を得
ることのできるデータ収集型ダスト放射線モニタを提供
することを目的とする。
方式の改良によって、作業性が良く、正しい測定値を得
ることのできるデータ収集型ダスト放射線モニタを提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のデータ収集型ダ
スト放射線モニタは、タイマーにより一定時間毎に移動
させられるろ紙と、吸引ポンプによりサンプリング空気
を停止しているろ紙を通過させ空気中のダストをろ紙に
サンプリングする集塵部と、この集塵部と別の場所に設
けられ、集塵部から一定時間毎に移動して来た前記ろ紙
に検出端が正対するよう放射線検出器が挿入設置される
検出器設置穴とを有し所要場所毎に設置されるダストサ
ンプラと、集塵パラメータを入力するためのパラメータ
入力部を有する可搬型のデータ処理部およびこのデータ
処理部にケーブルで接続された放射線検出器の組み合わ
せから成る可搬型測定部とを具備して成る。
スト放射線モニタは、タイマーにより一定時間毎に移動
させられるろ紙と、吸引ポンプによりサンプリング空気
を停止しているろ紙を通過させ空気中のダストをろ紙に
サンプリングする集塵部と、この集塵部と別の場所に設
けられ、集塵部から一定時間毎に移動して来た前記ろ紙
に検出端が正対するよう放射線検出器が挿入設置される
検出器設置穴とを有し所要場所毎に設置されるダストサ
ンプラと、集塵パラメータを入力するためのパラメータ
入力部を有する可搬型のデータ処理部およびこのデータ
処理部にケーブルで接続された放射線検出器の組み合わ
せから成る可搬型測定部とを具備して成る。
【0009】
【作用】本発明のデータ収集型ダスト放射線モニタにお
いては、一定時間集塵した後ろ紙が移動され、集塵部分
が検出器設置穴の位置で停止する。この状態で可搬型測
定部の放射線検出器をダストサンプラの検出器設置穴に
挿入設置することで、サンプリングしたダスト中に含ま
れる放射線を測定し、データ処理部で放射線の強度から
空気中のダスト放射能濃度を求めることができる。した
がって、1台の可搬型測定部により各ダストサンプラで
集塵されたサンプルを計数し、ダスト放射能濃度を演算
収集することができる。
いては、一定時間集塵した後ろ紙が移動され、集塵部分
が検出器設置穴の位置で停止する。この状態で可搬型測
定部の放射線検出器をダストサンプラの検出器設置穴に
挿入設置することで、サンプリングしたダスト中に含ま
れる放射線を測定し、データ処理部で放射線の強度から
空気中のダスト放射能濃度を求めることができる。した
がって、1台の可搬型測定部により各ダストサンプラで
集塵されたサンプルを計数し、ダスト放射能濃度を演算
収集することができる。
【0010】ダスト放射能濃度の演算は、例えば、計数
値から以下の式で算出する。
値から以下の式で算出する。
【0011】
【数1】 ここで C:ダスト放射能濃度(T時間の平均濃度) K:係数 N:計数値 t:計数時間 Q:サンプリング流量 T:集塵時間 Nは計数して求めるが、K,t,Q,Tは予めパラメー
タ入力部で入力した値を使用する。
タ入力部で入力した値を使用する。
【0012】サンプリングは、タイマーによりろ紙を一
定時間T毎に移動させることで、T時間集塵のサンプル
が検出器設置穴の位置に設定される。サンプリング時間
Tは、一般的には、法律で規定されている作業場所の8
時間平均濃度算出義務に合わせて、8時間に設定される
ことが多い。
定時間T毎に移動させることで、T時間集塵のサンプル
が検出器設置穴の位置に設定される。サンプリング時間
Tは、一般的には、法律で規定されている作業場所の8
時間平均濃度算出義務に合わせて、8時間に設定される
ことが多い。
【0013】
【実施例】以下、図面に示した実施例に基いて本発明を
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【0014】図1に本発明一実施例のデータ収集型ダス
ト放射線モニタを示す。図1に示すように、データ収集
型ダスト放射線モニタは、所要場所に設置されるダスト
サンプラ1a,1b…1nと、可搬型のデータ処理部1
0およびこれにケーブルで接続された放射線検出器9の
組合わせから成る可搬型測定部8とを具備して成る。
ト放射線モニタを示す。図1に示すように、データ収集
型ダスト放射線モニタは、所要場所に設置されるダスト
サンプラ1a,1b…1nと、可搬型のデータ処理部1
0およびこれにケーブルで接続された放射線検出器9の
組合わせから成る可搬型測定部8とを具備して成る。
【0015】ダストサンプラ1a,1b…1nは、タイ
マー5に予め設定された集塵時間T毎に移動させられる
長尺ろ紙2と、吸引ポンプ4によりサンプリング空気を
停止しているろ紙2を通過させ空気中のダストをろ紙に
サンプリングする集塵部3と、この集塵部3から集塵時
間T毎に移動して来た集塵を終了したサンプル7に検出
端が対向するよう放射線検出器9が挿入設置される検出
器設置穴6とを有している。
マー5に予め設定された集塵時間T毎に移動させられる
長尺ろ紙2と、吸引ポンプ4によりサンプリング空気を
停止しているろ紙2を通過させ空気中のダストをろ紙に
サンプリングする集塵部3と、この集塵部3から集塵時
間T毎に移動して来た集塵を終了したサンプル7に検出
端が対向するよう放射線検出器9が挿入設置される検出
器設置穴6とを有している。
【0016】可搬型測定部8は、集塵パラメータを入力
するためのパラメータ入力部11を有する可搬型のデー
タ処理部10とこのデータ処理部10にケーブルで接続
された放射線検出器9がセットとなったものである。
するためのパラメータ入力部11を有する可搬型のデー
タ処理部10とこのデータ処理部10にケーブルで接続
された放射線検出器9がセットとなったものである。
【0017】上記のように構成された本発明一実施例の
データ収集型ダスト放射線モニタにおいては、各ダスト
サンプラ1a,1b…1nでタイマー5により一定時間
集塵した後、長尺ろ紙2が移動され、集塵部分7が検出
器設置穴6の位置で停止する。この1サンプル採取動作
を図2に示す。
データ収集型ダスト放射線モニタにおいては、各ダスト
サンプラ1a,1b…1nでタイマー5により一定時間
集塵した後、長尺ろ紙2が移動され、集塵部分7が検出
器設置穴6の位置で停止する。この1サンプル採取動作
を図2に示す。
【0018】測定は、作業員が可搬型測定部8の放射線
検出器9を例えばダストサンプラ1aの検出器設置穴6
に挿入設置することで、サンプリングしたダスト中に含
まれる放射線を測定し、データ処理部10で放射線の強
度から空気中のダスト放射能濃度を求めることができ
る。このデータ採取工程を図3に示す。
検出器9を例えばダストサンプラ1aの検出器設置穴6
に挿入設置することで、サンプリングしたダスト中に含
まれる放射線を測定し、データ処理部10で放射線の強
度から空気中のダスト放射能濃度を求めることができ
る。このデータ採取工程を図3に示す。
【0019】したがって、1台の可搬型測定部8により
各ダストサンプラ1a,1b…1nで、集塵されたサン
プルを計数し、ダスト放射能濃度を演算収集することが
できる。
各ダストサンプラ1a,1b…1nで、集塵されたサン
プルを計数し、ダスト放射能濃度を演算収集することが
できる。
【0020】従来の方式は、図6に示したように、予め
新しいろ紙62を設置しタイマー65でセットしておか
ないと回収時に捕集したサンプルを得ることができない
ので、1回の捕集につき、回収場所に2回足を運ばなけ
ればならないが、本発明一実施例のデータ収集型ダスト
放射線モニタによれば、1回の回収でデータの収集がで
きる。
新しいろ紙62を設置しタイマー65でセットしておか
ないと回収時に捕集したサンプルを得ることができない
ので、1回の捕集につき、回収場所に2回足を運ばなけ
ればならないが、本発明一実施例のデータ収集型ダスト
放射線モニタによれば、1回の回収でデータの収集がで
きる。
【0021】また、従来の方式は、タイマー設定時間経
過後は、サンプリングを継続できないので欠測状態とな
るが、本発明では、設定時間終了後次のサンプルを集塵
するので、欠測となることがない。
過後は、サンプリングを継続できないので欠測状態とな
るが、本発明では、設定時間終了後次のサンプルを集塵
するので、欠測となることがない。
【0022】さらに、ろ紙が長尺ろ紙で、測定終了した
部分は巻き取られて自動的に回収されるので、ろ紙の交
換頻度が非常に少なくて済み、ろ紙の設定時にタイマー
の設定を忘れることもなくなる。
部分は巻き取られて自動的に回収されるので、ろ紙の交
換頻度が非常に少なくて済み、ろ紙の設定時にタイマー
の設定を忘れることもなくなる。
【0023】次に、本発明の変形例を説明する。
【0024】図4に示す変形例は、ダストサンプラ1
が、集塵パラメータを記憶しておき出力可能な集塵パラ
メータ保存部41と、この保存部41と外部を接続する
ためのジャック42とを有し、ダストサンプラ1への放
射線検出器9の設定およびデータ処理部10のジャック
42への接続により、集塵パラメータ保存部41に保存
されていた集塵パラメータをデータ処理部10へ伝送す
ることを特徴とする。この変形例によれば、集塵パラメ
ータをデータ収集の都度設定する必要がなくなり、設定
忘れ防止と設定ミスの防止の効果が得られる。
が、集塵パラメータを記憶しておき出力可能な集塵パラ
メータ保存部41と、この保存部41と外部を接続する
ためのジャック42とを有し、ダストサンプラ1への放
射線検出器9の設定およびデータ処理部10のジャック
42への接続により、集塵パラメータ保存部41に保存
されていた集塵パラメータをデータ処理部10へ伝送す
ることを特徴とする。この変形例によれば、集塵パラメ
ータをデータ収集の都度設定する必要がなくなり、設定
忘れ防止と設定ミスの防止の効果が得られる。
【0025】さらに、図4における集塵パラメータ保存
部41が集塵終了後から計数までの時間T′(図5参
照)を集塵パラメータに加えて記憶しておき、計数まで
の時間T′を集塵時間T,集塵流量Qと同時に伝送する
ようにすることができる。
部41が集塵終了後から計数までの時間T′(図5参
照)を集塵パラメータに加えて記憶しておき、計数まで
の時間T′を集塵時間T,集塵流量Qと同時に伝送する
ようにすることができる。
【0026】計数までの時間T′を伝送することで、図
5に示すように、測定計数率Rから減衰前の計数率R′
を次のように演算で求めることができ、集塵後の減衰に
よる測定誤差を減らすことができる。
5に示すように、測定計数率Rから減衰前の計数率R′
を次のように演算で求めることができ、集塵後の減衰に
よる測定誤差を減らすことができる。
【0027】
【数2】 ここに T1/2:半減期
【0028】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、タ
イマーにより一定時間毎に移動させられる長尺ろ紙と、
吸引ポンプによりサンプリング空気を停止しているろ紙
を通過させ空気中のダストをろ紙にサンプリングする集
塵部と、この集塵部から一定時間毎に移動して来た前記
ろ紙に検出端が正対するよう放射線検出器が挿入設置さ
れる検出器設置穴とを有し所要場所毎に設置されるダス
トサンプラと、集塵パラメータを入力させるためのパラ
メータ入力部を有する可搬型のデータ処理部およびこの
データ処理部にケーブルで接続された放射線検出器の組
合わせからなる可搬型測定部とを具備して成るデータ収
集型ダスト放射線モニタを実現したことにより、各ダス
トサンプラでは一定時間集塵した後、長尺ろ紙が移動さ
れ、集塵部分が検出器設置穴の位置で停止する。可搬型
測定部の放射線検出器を検出器設置穴に挿入設置するこ
とで、サンプリングしたダスト中に含まれる放射線を測
定し、データ処理部で放射線の強度から空気中のダスト
放射能濃度を求めることができる。したがって、1台の
可搬型測定部により各ダストサンプラで集塵されたサン
プルを計数し、ダスト放射能濃度を演算収集することが
できる。
イマーにより一定時間毎に移動させられる長尺ろ紙と、
吸引ポンプによりサンプリング空気を停止しているろ紙
を通過させ空気中のダストをろ紙にサンプリングする集
塵部と、この集塵部から一定時間毎に移動して来た前記
ろ紙に検出端が正対するよう放射線検出器が挿入設置さ
れる検出器設置穴とを有し所要場所毎に設置されるダス
トサンプラと、集塵パラメータを入力させるためのパラ
メータ入力部を有する可搬型のデータ処理部およびこの
データ処理部にケーブルで接続された放射線検出器の組
合わせからなる可搬型測定部とを具備して成るデータ収
集型ダスト放射線モニタを実現したことにより、各ダス
トサンプラでは一定時間集塵した後、長尺ろ紙が移動さ
れ、集塵部分が検出器設置穴の位置で停止する。可搬型
測定部の放射線検出器を検出器設置穴に挿入設置するこ
とで、サンプリングしたダスト中に含まれる放射線を測
定し、データ処理部で放射線の強度から空気中のダスト
放射能濃度を求めることができる。したがって、1台の
可搬型測定部により各ダストサンプラで集塵されたサン
プルを計数し、ダスト放射能濃度を演算収集することが
できる。
【0029】従来の方式では、各ダストサンプラにおい
て新しいろ紙を設置しタイマーでセットしておかないと
回収時に捕集したサンプルを得ることができないので、
1回の捕集につき回収場所に2回足を運ばなければなら
ないが、本発明のデータ収集型ダスト放射線モニタによ
れば、1回の回収でデータの収集ができる。また、従来
の方式は、タイマー設定時間経過後は、サンプリングを
継続できないので欠測状態となるが、本発明では、設定
時間終了後次のサンプルを集塵するので欠測となること
がない。さらに、ろ紙が長尺ろ紙で、測定終了した部分
は巻き取られて自動的に回収されるので、ろ紙の交換頻
度が非常に少なくて済み、ろ紙の設定時にタイマーの設
定を忘れることもなくなる。
て新しいろ紙を設置しタイマーでセットしておかないと
回収時に捕集したサンプルを得ることができないので、
1回の捕集につき回収場所に2回足を運ばなければなら
ないが、本発明のデータ収集型ダスト放射線モニタによ
れば、1回の回収でデータの収集ができる。また、従来
の方式は、タイマー設定時間経過後は、サンプリングを
継続できないので欠測状態となるが、本発明では、設定
時間終了後次のサンプルを集塵するので欠測となること
がない。さらに、ろ紙が長尺ろ紙で、測定終了した部分
は巻き取られて自動的に回収されるので、ろ紙の交換頻
度が非常に少なくて済み、ろ紙の設定時にタイマーの設
定を忘れることもなくなる。
【図1】図1は本発明一実施例のデータ収集型ダスト放
射線モニタの構成を示す概略図である。
射線モニタの構成を示す概略図である。
【図2】図2は図1のダストサンプラでのサンプル採取
工程を示す図である。
工程を示す図である。
【図3】図3は図1のダストサンプラでの測定データ採
取工程を示す図である。
取工程を示す図である。
【図4】図4は本発明変形例のデータ収集型ダスト放射
線モニタの構成を示す概略図である。
線モニタの構成を示す概略図である。
【図5】図5はダスト放射能蓄積量と集塵時間との関係
を示す図である。
を示す図である。
【図6】図6は従来のデータ収集型ダスト放射線モニタ
の構成を示す概略図である。
の構成を示す概略図である。
1a…ダストサンプラ 1b…ダストサンプラ 1n…ダストサンプラ 2…長尺ろ紙 3…集塵部 4…吸引ポンプ 5…タイマー 6…検出器設置穴 7…サンプル 8…可搬型測定部 9…放射線検出器 10…データ処理部 11…パラメータ入力部 41…集塵パラメータ保存部 42…ジャック 62…固定型ろ紙 67…ターンテーブル 68…サンプルチェンジャ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01T 1/167
Claims (2)
- 【請求項1】 タイマーにより一定時間毎に移動させら
れるろ紙と、吸引ポンプによりサンプリング空気を停止
しているろ紙を通過させ空気中のダストをろ紙にサンプ
リングする集塵部と、この集塵部と別の場所に設けら
れ、集塵部から一定時間毎に移動して来た前記ろ紙に検
出端が正対するよう放射線検出器が挿入設置される検出
器設置穴とを有し所要場所毎に設置されるダストサンプ
ラと、集塵パラメータを入力するためのパラメータ入力
部を有する可搬型のデータ処理部およびこのデータ処理
部にケーブルで接続された放射線検出器の組み合わせか
ら成る可搬型測定部とを具備して成るデータ収集型ダス
ト放射線モニタ。 - 【請求項2】 ダストサンプラが集塵パラメータを記憶
しておき出力可能な集塵パラメータ保存部およびこの保
存部と外部を接続するためのジャックを有し、ダストサ
ンプラへの放射線検出器の設定とデータ処理部の前記ジ
ャックへの接続とにより、前記集塵パラメータ保存部に
保存されていた集塵パラメータを前記データ処理部に伝
送することを特徴とする請求項1記載のデータ収集型ダ
スト放射線モニタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28964793A JP3274259B2 (ja) | 1993-11-19 | 1993-11-19 | データ収集型ダスト放射線モニタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28964793A JP3274259B2 (ja) | 1993-11-19 | 1993-11-19 | データ収集型ダスト放射線モニタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07140250A JPH07140250A (ja) | 1995-06-02 |
JP3274259B2 true JP3274259B2 (ja) | 2002-04-15 |
Family
ID=17745952
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28964793A Expired - Fee Related JP3274259B2 (ja) | 1993-11-19 | 1993-11-19 | データ収集型ダスト放射線モニタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3274259B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5660505B2 (ja) * | 2012-03-19 | 2015-01-28 | 長崎県公立大学法人 | 放射線測定装置、およびこれを用いた管理システム、多項目監視システム |
-
1993
- 1993-11-19 JP JP28964793A patent/JP3274259B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07140250A (ja) | 1995-06-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |