JP3274080B2 - 自動車のバックドア開口部の補強構造 - Google Patents
自動車のバックドア開口部の補強構造Info
- Publication number
- JP3274080B2 JP3274080B2 JP06528997A JP6528997A JP3274080B2 JP 3274080 B2 JP3274080 B2 JP 3274080B2 JP 06528997 A JP06528997 A JP 06528997A JP 6528997 A JP6528997 A JP 6528997A JP 3274080 B2 JP3274080 B2 JP 3274080B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- back door
- reinforcement
- extension
- door opening
- hinge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のバックドア
開口部、特に横開き式バックドアを取り付けたバックド
ア開口部の下コーナ部の補強構造に関するものである。
開口部、特に横開き式バックドアを取り付けたバックド
ア開口部の下コーナ部の補強構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、横開き式のバックドアを有する車
両において、車体の後部両側方に配設されるリヤクオー
タインナパネルの後端部に、車幅方向内方側に直交状に
屈曲してバックドア開口部の下縁部を形成するエクステ
ンションパネルを固着し、車体におけるバックドアヒン
ジの取付部にヒンジレインフォースメントを配置し、こ
のレインフォースメントの下端部をロアバックを構成す
るエクステンションパネルに結合したものが提案されて
いる(特開平8−295265号公報参照)。上記のよ
うな構造とすれば、ヒンジレインフォースメントによっ
て車体のヒンジ取付部が強化され、バックドアの支持強
度が高くなる利点がある。
両において、車体の後部両側方に配設されるリヤクオー
タインナパネルの後端部に、車幅方向内方側に直交状に
屈曲してバックドア開口部の下縁部を形成するエクステ
ンションパネルを固着し、車体におけるバックドアヒン
ジの取付部にヒンジレインフォースメントを配置し、こ
のレインフォースメントの下端部をロアバックを構成す
るエクステンションパネルに結合したものが提案されて
いる(特開平8−295265号公報参照)。上記のよ
うな構造とすれば、ヒンジレインフォースメントによっ
て車体のヒンジ取付部が強化され、バックドアの支持強
度が高くなる利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ヒ
ンジレインフォースメントの下端はエクステンションパ
ネルの上端部、つまりホイールハウスの後端上部に固定
されているため、ヒンジレインフォースメントに作用す
る上下荷重がエクステンションパネルに集中しやすい。
特に、エクステンションパネルは外板部材であるため、
ヒンジレインフォースメントに比べて強度が低く、レイ
ンフォースメントの上下荷重によってエクステンション
パネルが変形する可能性がある。また、ヒンジレインフ
ォースメントとエクステンションパネルとの結合部に荷
重が集中しやすく、この結合部が強度上の断点となる可
能性がある。
ンジレインフォースメントの下端はエクステンションパ
ネルの上端部、つまりホイールハウスの後端上部に固定
されているため、ヒンジレインフォースメントに作用す
る上下荷重がエクステンションパネルに集中しやすい。
特に、エクステンションパネルは外板部材であるため、
ヒンジレインフォースメントに比べて強度が低く、レイ
ンフォースメントの上下荷重によってエクステンション
パネルが変形する可能性がある。また、ヒンジレインフ
ォースメントとエクステンションパネルとの結合部に荷
重が集中しやすく、この結合部が強度上の断点となる可
能性がある。
【0004】また、ヒンジレインフォースメントの上
部、特にバックドアヒンジ取付部付近は断面略L字形に
形成され、インナパネルとの間で閉断面を形成している
ので、曲げ強度が高いが、エクステンションパネルと結
合される部分は平板状であるため、曲げ強度がさほど高
くない。そのため、レインフォースメントを設けた割り
にバックドア開口部の捩れ剛性が十分に確保できないと
いう欠点がある。
部、特にバックドアヒンジ取付部付近は断面略L字形に
形成され、インナパネルとの間で閉断面を形成している
ので、曲げ強度が高いが、エクステンションパネルと結
合される部分は平板状であるため、曲げ強度がさほど高
くない。そのため、レインフォースメントを設けた割り
にバックドア開口部の捩れ剛性が十分に確保できないと
いう欠点がある。
【0005】そこで、本発明の目的は、バックドアの支
持強度の向上を図るとともに、バックドア開口部の強度
上の断点を無くし、かつ捩れ剛性を高めることができる
自動車のバックドア開口部の補強構造を提供することに
ある。
持強度の向上を図るとともに、バックドア開口部の強度
上の断点を無くし、かつ捩れ剛性を高めることができる
自動車のバックドア開口部の補強構造を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、車体の後端部に横開き式バックドアを開
閉可能に設けてなる自動車において、車体のバックドア
開口部であってかつバックドアヒンジの取付部に、凸断
面形状のヒンジレインフォースメントが配置されるとと
もに、このヒンジレインフォースメントの下端部は凸断
面形状を保ったままバックドア開口部の下コーナ部から
車幅方向内側へ屈曲形成されており、この屈曲部の上側
の接合用フランジはバックドア開口部の下辺を構成する
ロアバック部のコーナ部に配されるエクステンションア
ウタ部材の内側に接合され、上記屈曲部の下側の接合用
フランジは上記ロアバック部のエクステンションアウタ
部材とエクステンションインナ部材との下端接合フラン
ジの間に挟み込んで接合されていることを特徴とするバ
ックドア開口部の補強構造を提供する。
に、本発明は、車体の後端部に横開き式バックドアを開
閉可能に設けてなる自動車において、車体のバックドア
開口部であってかつバックドアヒンジの取付部に、凸断
面形状のヒンジレインフォースメントが配置されるとと
もに、このヒンジレインフォースメントの下端部は凸断
面形状を保ったままバックドア開口部の下コーナ部から
車幅方向内側へ屈曲形成されており、この屈曲部の上側
の接合用フランジはバックドア開口部の下辺を構成する
ロアバック部のコーナ部に配されるエクステンションア
ウタ部材の内側に接合され、上記屈曲部の下側の接合用
フランジは上記ロアバック部のエクステンションアウタ
部材とエクステンションインナ部材との下端接合フラン
ジの間に挟み込んで接合されていることを特徴とするバ
ックドア開口部の補強構造を提供する。
【0007】バックドアヒンジの取付部を補強する凸断
面形状のヒンジレインフォースメントの下端部をバック
ドア開口部の下コーナ部まで延長し、この延長部をロア
バック部の下縁、特にロアバック部のエクステンション
アウタ部材とエクステンションインナ部材との下端接合
フランジの間に挟み込んで接合している。そのため、ヒ
ンジレインフォースメントにかかる上下荷重は、ロアバ
ック部を圧縮する方向にかからず、ロアバック部の変形
を防止できる。また、ヒンジレインフォースメントは凸
断面形状を保ったまま下コーナ部まで延長されるので、
曲げ剛性が低下しない。そのため、バックドア開口部の
下コーナ部の強度上の断点が解消される。特に、ヒンジ
レインフォースメントの下端部を凸断面形状を保ったま
ま下コーナ部から車幅方向内側へ屈曲形成し、その上側
の接合用フランジをエクステンションアウタロアの内側
に接合し、下側の接合用フランジをエクステンションア
ウタロアとエクステンションインナロアとの下端接合フ
ランジの間に挟み込んで接合しているので、バックドア
開口部の下コーナ部を効果的に補強でき、捩れ剛性が高
くなり、重い横開き式バックドアを搭載した車両でもバ
ックドア開口部の捩れを防止できる。
面形状のヒンジレインフォースメントの下端部をバック
ドア開口部の下コーナ部まで延長し、この延長部をロア
バック部の下縁、特にロアバック部のエクステンション
アウタ部材とエクステンションインナ部材との下端接合
フランジの間に挟み込んで接合している。そのため、ヒ
ンジレインフォースメントにかかる上下荷重は、ロアバ
ック部を圧縮する方向にかからず、ロアバック部の変形
を防止できる。また、ヒンジレインフォースメントは凸
断面形状を保ったまま下コーナ部まで延長されるので、
曲げ剛性が低下しない。そのため、バックドア開口部の
下コーナ部の強度上の断点が解消される。特に、ヒンジ
レインフォースメントの下端部を凸断面形状を保ったま
ま下コーナ部から車幅方向内側へ屈曲形成し、その上側
の接合用フランジをエクステンションアウタロアの内側
に接合し、下側の接合用フランジをエクステンションア
ウタロアとエクステンションインナロアとの下端接合フ
ランジの間に挟み込んで接合しているので、バックドア
開口部の下コーナ部を効果的に補強でき、捩れ剛性が高
くなり、重い横開き式バックドアを搭載した車両でもバ
ックドア開口部の捩れを防止できる。
【0008】請求項2のように、ヒンジレインフォース
メントの上記屈曲部より車幅方向外側の下端部を、上記
ロアバック部のエクステンションアウタ部材とホイール
ハウスアウタ部材との下端接合フランジの間に挟み込ん
でスポット溶接するのが、支持剛性を高めることができ
るので望ましい。
メントの上記屈曲部より車幅方向外側の下端部を、上記
ロアバック部のエクステンションアウタ部材とホイール
ハウスアウタ部材との下端接合フランジの間に挟み込ん
でスポット溶接するのが、支持剛性を高めることができ
るので望ましい。
【0009】
【0010】請求項3のように、ロアバック部のインナ
部材より後方に、ホイールハウスアウタ部材とホイール
ハウスインナ部材との接合部を設定すれば、ホイールベ
ースを延長でき、スペースを有効利用できる。
部材より後方に、ホイールハウスアウタ部材とホイール
ハウスインナ部材との接合部を設定すれば、ホイールベ
ースを延長でき、スペースを有効利用できる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明にかかる横開き式バ
ックドアを備えた車両の後面図、図2はバックドアを省
略した車体右側後部の斜視図、図3〜図10はリヤピラ
ーの各部の断面、図11はレインフォースメントユニッ
トを示す。なお、図中、黒塗り部分はスポット溶接部を
示す。
ックドアを備えた車両の後面図、図2はバックドアを省
略した車体右側後部の斜視図、図3〜図10はリヤピラ
ーの各部の断面、図11はレインフォースメントユニッ
トを示す。なお、図中、黒塗り部分はスポット溶接部を
示す。
【0012】バックドア1の後面にはスペヤタイヤ2が
取外し可能に装着されている。このバックドア1は、車
体右側のリヤピラー3に上下のバックドアヒンジ4,5
を支点として回動可能に支持されている。バックドアヒ
ンジ4,5は、図5,図6に示すように、リヤピラー3
のバックドアヒンジ取付部3a,3bに固定されたヒン
ジブラケット4a,5aと、バックドア1に固定された
ヒンジアーム4b,5bとを、ヒンジピン4c,5cを
介して回動自在に連結したものである。
取外し可能に装着されている。このバックドア1は、車
体右側のリヤピラー3に上下のバックドアヒンジ4,5
を支点として回動可能に支持されている。バックドアヒ
ンジ4,5は、図5,図6に示すように、リヤピラー3
のバックドアヒンジ取付部3a,3bに固定されたヒン
ジブラケット4a,5aと、バックドア1に固定された
ヒンジアーム4b,5bとを、ヒンジピン4c,5cを
介して回動自在に連結したものである。
【0013】リヤピラー3は図3〜図6に示すようにア
ウタパネル10とインナパネル11とを備えており、そ
の前端部を重ね合わせてスポット溶接することにより、
クオータウインド(図2参照)のオープニングフランジ
を構成している。アウタパネル10とインナパネル11
の後端部は車幅方向に開いており、その間にはエクステ
ンションパネル12が架け渡して接合されている。すな
わち、エクステンションパネル12の車幅方向外側のフ
ランジ12aはアウタパネル10の後端部フランジ10
aの前面にスポット溶接され、エクステンションパネル
12の車幅方向内側のフランジ12bはインナパネル1
1の後端部フランジ11aと重ね合わせてスポット溶接
されている。このエクステンションパネル12の車幅方
向内側のフランジ12bとインナパネル11の後端部フ
ランジ11aとで、バックドア1のオープニングフラン
ジを形成している。
ウタパネル10とインナパネル11とを備えており、そ
の前端部を重ね合わせてスポット溶接することにより、
クオータウインド(図2参照)のオープニングフランジ
を構成している。アウタパネル10とインナパネル11
の後端部は車幅方向に開いており、その間にはエクステ
ンションパネル12が架け渡して接合されている。すな
わち、エクステンションパネル12の車幅方向外側のフ
ランジ12aはアウタパネル10の後端部フランジ10
aの前面にスポット溶接され、エクステンションパネル
12の車幅方向内側のフランジ12bはインナパネル1
1の後端部フランジ11aと重ね合わせてスポット溶接
されている。このエクステンションパネル12の車幅方
向内側のフランジ12bとインナパネル11の後端部フ
ランジ11aとで、バックドア1のオープニングフラン
ジを形成している。
【0014】上記リヤピラー3の内部には、閉断面構造
をなすレインフォースメントユニットRが上下方向に配
設されている。図5,図6,図11に示されるように、
レインフォースメントRの主体部を構成する第1レイン
フォースメント14と第2レインフォースメント15は
共に断面ハット型に形成され、その左右両側には車幅方
向に延びる接合用フランジ14a,14bおよび15
a,15bが形成されている。これらフランジ14a,
14bおよび15a,15bをスポット溶接等で接合す
ることにより、ボックス状の閉断面16が形成される。
第1レインフォースメント14の底面はヒンジ取付面で
あるエクステンションパネル12の裏面に沿うように配
置され、スポット溶接されている。第2レインフォース
メント15の車幅方向内側の接合用フランジ15bには
内側に延びる延長部15cが一体に形成され、この延長
部15cが後方へ折曲されてインナパネル11とエクス
テンションパネル12の接合用フランジ11a,12b
の間に挟み込んでスポット溶接されている。
をなすレインフォースメントユニットRが上下方向に配
設されている。図5,図6,図11に示されるように、
レインフォースメントRの主体部を構成する第1レイン
フォースメント14と第2レインフォースメント15は
共に断面ハット型に形成され、その左右両側には車幅方
向に延びる接合用フランジ14a,14bおよび15
a,15bが形成されている。これらフランジ14a,
14bおよび15a,15bをスポット溶接等で接合す
ることにより、ボックス状の閉断面16が形成される。
第1レインフォースメント14の底面はヒンジ取付面で
あるエクステンションパネル12の裏面に沿うように配
置され、スポット溶接されている。第2レインフォース
メント15の車幅方向内側の接合用フランジ15bには
内側に延びる延長部15cが一体に形成され、この延長
部15cが後方へ折曲されてインナパネル11とエクス
テンションパネル12の接合用フランジ11a,12b
の間に挟み込んでスポット溶接されている。
【0015】第1レインフォースメント14の裏側(前
面)にはヒンジリテーナ17a,17bが配置され、こ
のヒンジリテーナ17a,17bにはナット18a,1
8bが予め固定されている。ヒンジブラケット4a,5
aをエクステンションパネル12の表側(後面)に配置
し、複数本のヒンジ固定用ボルト13a,13bをエク
ステンションパネル12、第1レインフォースメント1
4を貫通して上記ナット18a,18bに締結すること
により、ヒンジブラケット4a,5aはリヤピラー3に
強固に固定される。
面)にはヒンジリテーナ17a,17bが配置され、こ
のヒンジリテーナ17a,17bにはナット18a,1
8bが予め固定されている。ヒンジブラケット4a,5
aをエクステンションパネル12の表側(後面)に配置
し、複数本のヒンジ固定用ボルト13a,13bをエク
ステンションパネル12、第1レインフォースメント1
4を貫通して上記ナット18a,18bに締結すること
により、ヒンジブラケット4a,5aはリヤピラー3に
強固に固定される。
【0016】一方、バックドア1の車幅方向外側面に
は、ヒンジアーム4b,5bがボルト19a,19bに
よって固定されている。特に、ヒンジブラケット4a,
5aの取付面はリヤピラー3の車幅方向に設定され、ヒ
ンジアーム4b,5bの取付面はバックドア1の前後方
向に設定されているので、これら取付面が互いにほぼ直
角な関係にある。そのため、バックドア1の建付け調整
に当たって、あらゆる方向の調整が可能であり、調整作
業が簡単となる。上側のバックドアビンジ4はリヤコン
ビランプ20(図5参照)によって覆われ、下側のバッ
クドアヒンジ5はガーニッシュ21(図6参照)によっ
て覆われているため、バックドアヒンジ4,5が外部に
露出することがない。なお、上側のバックドアビンジ4
を覆ったリヤコンビランプ20の上端部はルーフ付近ま
でのびているので、バックドアビンジ4より上部のバッ
クドア1とリヤピラー3との隙間を連続的に覆うことが
できる。
は、ヒンジアーム4b,5bがボルト19a,19bに
よって固定されている。特に、ヒンジブラケット4a,
5aの取付面はリヤピラー3の車幅方向に設定され、ヒ
ンジアーム4b,5bの取付面はバックドア1の前後方
向に設定されているので、これら取付面が互いにほぼ直
角な関係にある。そのため、バックドア1の建付け調整
に当たって、あらゆる方向の調整が可能であり、調整作
業が簡単となる。上側のバックドアビンジ4はリヤコン
ビランプ20(図5参照)によって覆われ、下側のバッ
クドアヒンジ5はガーニッシュ21(図6参照)によっ
て覆われているため、バックドアヒンジ4,5が外部に
露出することがない。なお、上側のバックドアビンジ4
を覆ったリヤコンビランプ20の上端部はルーフ付近ま
でのびているので、バックドアビンジ4より上部のバッ
クドア1とリヤピラー3との隙間を連続的に覆うことが
できる。
【0017】レインフォースメントユニットRの上端部
はルーフ部と結合され、下端部はロアバック30の下端
部と結合されている。すなわち、第1レインフォースメ
ント14の上端部は、上側のバックドアヒンジ取付部3
aのやや上部で終端となっており、第2レインフォース
メント15はそれより上方へ延び、図4に示すようにエ
クステンションパネル12と第2レインフォースメント
15とで閉断面が形成されている。第2レインフォース
メント15の上端部裏側(前側)には、第3レインフォ
ースメント22の下端部が配置され、その車幅方向外側
の接合用フランジ22aが第2レインフォースメント1
5の車幅方向外側の接合用フランジ15aと共に、エク
ステンションパネル12に重ね合わせてスポット溶接さ
れている。また、第3レインフォースメント22の車幅
方向内側の接合用フランジ22bは第2レインフォース
メント15の裏面にスポット溶接されている。これによ
り、第3レインフォースメント22は第2レインフォー
スメント15と一体的に結合されている。
はルーフ部と結合され、下端部はロアバック30の下端
部と結合されている。すなわち、第1レインフォースメ
ント14の上端部は、上側のバックドアヒンジ取付部3
aのやや上部で終端となっており、第2レインフォース
メント15はそれより上方へ延び、図4に示すようにエ
クステンションパネル12と第2レインフォースメント
15とで閉断面が形成されている。第2レインフォース
メント15の上端部裏側(前側)には、第3レインフォ
ースメント22の下端部が配置され、その車幅方向外側
の接合用フランジ22aが第2レインフォースメント1
5の車幅方向外側の接合用フランジ15aと共に、エク
ステンションパネル12に重ね合わせてスポット溶接さ
れている。また、第3レインフォースメント22の車幅
方向内側の接合用フランジ22bは第2レインフォース
メント15の裏面にスポット溶接されている。これによ
り、第3レインフォースメント22は第2レインフォー
スメント15と一体的に結合されている。
【0018】第3レインフォースメント22は第2レイ
ンフォースメント15より上方へ延び、図3のように車
幅方向外側の接合用フランジ22aがエクステンション
パネル12およびアウタパネル10と重ね合わせて接合
され、車幅方向内側の接合用フランジ22bがエクステ
ンションパネル12と接合されて、第3レインフォース
メント22とエクステンションパネル12とで閉断面が
形成されている。なお、この例では車幅方向内側の接合
用フランジ22bをエクステンションパネル12の車幅
方向内側の接合用フランジ12bの近傍に接合したが、
接合用フランジ22bを延長してインナパネル11とエ
クステンションパネル12の接合用フランジ11a,1
2b(バックドアオープニングフランジ)の間に挟み込
んでスポット溶接してもよい。この場合には、第3レイ
ンフォースメント22の結合強度が一層高くなる。
ンフォースメント15より上方へ延び、図3のように車
幅方向外側の接合用フランジ22aがエクステンション
パネル12およびアウタパネル10と重ね合わせて接合
され、車幅方向内側の接合用フランジ22bがエクステ
ンションパネル12と接合されて、第3レインフォース
メント22とエクステンションパネル12とで閉断面が
形成されている。なお、この例では車幅方向内側の接合
用フランジ22bをエクステンションパネル12の車幅
方向内側の接合用フランジ12bの近傍に接合したが、
接合用フランジ22bを延長してインナパネル11とエ
クステンションパネル12の接合用フランジ11a,1
2b(バックドアオープニングフランジ)の間に挟み込
んでスポット溶接してもよい。この場合には、第3レイ
ンフォースメント22の結合強度が一層高くなる。
【0019】第3レインフォースメント22の上部はエ
クステンションパネル12よりさらに上方へ延びてお
り、その上端部22c,22dはルーフパネル23およ
びバックドアオープニングインナ24と結合されてい
る。すなわち、図10のように、第3レインフォースメ
ント22の外側の上端部22cはルーフモール嵌合溝2
5の底部でルーフパネル23の外側縁とルーフサイドア
ウタ26の内側縁との間に挟み込んでスポット溶接され
ている。また、内側の上端部22dはバックドアオープ
ニングインナ24の外側縁とルーフサイドインナ27の
内側縁との間に挟み込んでスポット溶接されている。な
お、ルーフサイドアウタ26はリヤピラー3のアウタパ
ネル10と連続しており、ルーフサイドインナ27はリ
ヤピラー3のインナパネル11と連続している。
クステンションパネル12よりさらに上方へ延びてお
り、その上端部22c,22dはルーフパネル23およ
びバックドアオープニングインナ24と結合されてい
る。すなわち、図10のように、第3レインフォースメ
ント22の外側の上端部22cはルーフモール嵌合溝2
5の底部でルーフパネル23の外側縁とルーフサイドア
ウタ26の内側縁との間に挟み込んでスポット溶接され
ている。また、内側の上端部22dはバックドアオープ
ニングインナ24の外側縁とルーフサイドインナ27の
内側縁との間に挟み込んでスポット溶接されている。な
お、ルーフサイドアウタ26はリヤピラー3のアウタパ
ネル10と連続しており、ルーフサイドインナ27はリ
ヤピラー3のインナパネル11と連続している。
【0020】第1レインフォースメント14の下端部は
第2レインフォースメント15より下方へ延びており、
バックドア開口部の下辺を構成するロアバック30の下
端部と結合されている。すなわち、ロアバック30の車
幅方向中央部はロアバックアウタ31とロアバックイン
ナ32とで閉断面に形成されており、ロアバックアウタ
31の車幅方向外側端部にはロアバック30の車幅方向
両側部(下コーナ部)を構成するエクステンションアウ
タロア(エクステンションアウタ部材)33がスポット
溶接されている。エクステンションアウタロア33の上
端は、図8のようにエクステンションパネル12の下端
部ともスポット溶接されており、ロアバックアウタ31
とエクステンションパネル12とを接続する役目を有す
る。第1レインフォースメント14の下端部は、図7,
図8のようにエクステンションアウタロア33とホイー
ルハウスアウタ34との下端接合フランジ33a,34
aの間に挟み込んでスポット溶接されている。第1レイ
ンフォースメント14の下端部は凸断面形状を保ったま
ま下コーナ部まで延長されており、この延長部14cは
車幅方向内側へ屈曲している。上記延長部14cは、図
9のようにエクステンションアウタロア33の裏面に沿
っており、その上側の接合用フランジ14dはロアバッ
クアウタ31とエクステンションアウタロア33と共に
接合され、下側の接合用フランジ14eはエクステンシ
ョンアウタロア33とエクステンションインナロア(エ
クステンションインナ部材)35の接合フランジ33
a,35aの間に挟み込んでスポット溶接されている。
第2レインフォースメント15より下方へ延びており、
バックドア開口部の下辺を構成するロアバック30の下
端部と結合されている。すなわち、ロアバック30の車
幅方向中央部はロアバックアウタ31とロアバックイン
ナ32とで閉断面に形成されており、ロアバックアウタ
31の車幅方向外側端部にはロアバック30の車幅方向
両側部(下コーナ部)を構成するエクステンションアウ
タロア(エクステンションアウタ部材)33がスポット
溶接されている。エクステンションアウタロア33の上
端は、図8のようにエクステンションパネル12の下端
部ともスポット溶接されており、ロアバックアウタ31
とエクステンションパネル12とを接続する役目を有す
る。第1レインフォースメント14の下端部は、図7,
図8のようにエクステンションアウタロア33とホイー
ルハウスアウタ34との下端接合フランジ33a,34
aの間に挟み込んでスポット溶接されている。第1レイ
ンフォースメント14の下端部は凸断面形状を保ったま
ま下コーナ部まで延長されており、この延長部14cは
車幅方向内側へ屈曲している。上記延長部14cは、図
9のようにエクステンションアウタロア33の裏面に沿
っており、その上側の接合用フランジ14dはロアバッ
クアウタ31とエクステンションアウタロア33と共に
接合され、下側の接合用フランジ14eはエクステンシ
ョンアウタロア33とエクステンションインナロア(エ
クステンションインナ部材)35の接合フランジ33
a,35aの間に挟み込んでスポット溶接されている。
【0021】図7のように、ロアバックインナ32の車
幅方向外側にはエクステンションインナロア35を介し
てホイールハウスインナ36がスポット溶接により接合
されている。ホイールハウスインナ36は車体前後方向
に延びており、その後端部外側面に上記ホイールハウス
アウタ34がスポット溶接されている。なお、37は後
輪タイヤである。上記のように、エクステンションイン
ナロア35とエクステンションアウタロア33の間の空
間にホイールハウスインナ36とホイールハウスアウタ
34の接合面を設定した、換言すればロアバックインナ
32より後方にホイールハウスインナ36とホイールハ
ウスアウタ34の接合面を設定したので、ホイールベー
スを延長でき、スペースを有効利用できるという利点が
ある。
幅方向外側にはエクステンションインナロア35を介し
てホイールハウスインナ36がスポット溶接により接合
されている。ホイールハウスインナ36は車体前後方向
に延びており、その後端部外側面に上記ホイールハウス
アウタ34がスポット溶接されている。なお、37は後
輪タイヤである。上記のように、エクステンションイン
ナロア35とエクステンションアウタロア33の間の空
間にホイールハウスインナ36とホイールハウスアウタ
34の接合面を設定した、換言すればロアバックインナ
32より後方にホイールハウスインナ36とホイールハ
ウスアウタ34の接合面を設定したので、ホイールベー
スを延長でき、スペースを有効利用できるという利点が
ある。
【0022】上記のように、ルーフ部とロアバック部と
の間に連続したレインフォースメントユニットR(第1
〜第3レインフォースメント14,15,22)を設け
ることにより、リヤピラー3がルーフ部およびロアバッ
ク部と一体となってバックドア1の重量を支えることが
できる。そのため、バックドア1がスペアタイヤ2など
を装着した重量の大きなドアであっても、リヤピラー3
やその他の車体構造部に変形を与えずに支持することが
できる。そして、バックドア開口部の捩れ変形に対して
も有効に補強効果を発揮できる。
の間に連続したレインフォースメントユニットR(第1
〜第3レインフォースメント14,15,22)を設け
ることにより、リヤピラー3がルーフ部およびロアバッ
ク部と一体となってバックドア1の重量を支えることが
できる。そのため、バックドア1がスペアタイヤ2など
を装着した重量の大きなドアであっても、リヤピラー3
やその他の車体構造部に変形を与えずに支持することが
できる。そして、バックドア開口部の捩れ変形に対して
も有効に補強効果を発揮できる。
【0023】本発明は上記実施例に限定されるものでは
ない。上記実施例では、上下のバックドアヒンジ4,5
を補強するためのヒンジレインフォースメント(第1レ
インフォースメント)14の下端部を下コーナ部まで延
長したが、上下のバックドアヒンジ4,5を個別のヒン
ジレインフォースメントで補強し、下側のヒンジレイン
フォースメントの下端部を下コーナ部まで延長してもよ
い。ただ、実施例の場合には、上下のバックドアヒンジ
4,5を一体のレインフォースメント14で補強してい
るので、強度上の断点がなく、支持強度が高いという利
点がある。
ない。上記実施例では、上下のバックドアヒンジ4,5
を補強するためのヒンジレインフォースメント(第1レ
インフォースメント)14の下端部を下コーナ部まで延
長したが、上下のバックドアヒンジ4,5を個別のヒン
ジレインフォースメントで補強し、下側のヒンジレイン
フォースメントの下端部を下コーナ部まで延長してもよ
い。ただ、実施例の場合には、上下のバックドアヒンジ
4,5を一体のレインフォースメント14で補強してい
るので、強度上の断点がなく、支持強度が高いという利
点がある。
【0024】また、第1レインフォースメント14の下
端部をバックドア開口部の下コーナ部で終端としたが、
下コーナ部よりさらに車体内側へ向かって延長してもよ
いし、第1レインフォースメント14の下端部に下コー
ナ部より車体内側へ向かって延びる別のレインフォース
メントを継ぎ足してもよい。この場合も、延長部や別の
レインフォースメントを凸断面形状とするのが望まし
い。
端部をバックドア開口部の下コーナ部で終端としたが、
下コーナ部よりさらに車体内側へ向かって延長してもよ
いし、第1レインフォースメント14の下端部に下コー
ナ部より車体内側へ向かって延びる別のレインフォース
メントを継ぎ足してもよい。この場合も、延長部や別の
レインフォースメントを凸断面形状とするのが望まし
い。
【0025】上記実施例では、リヤピラー3の前側にク
オータウインドが位置する車両(図2参照)について説
明したが、リヤピラー3の前側にリヤドアが位置する5
ドア車や、リヤピラー3の前側にクオータウインドおよ
びリヤドアのいずれも位置しない3ドア車にも、アウタ
パネル10およびインナパネル11を変更するだけで同
様に適用できる。つまり、アウタパネル10およびイン
ナパネル11以外の部品を他の車種の車両にも適用で
き、部品を共通化することが可能である。
オータウインドが位置する車両(図2参照)について説
明したが、リヤピラー3の前側にリヤドアが位置する5
ドア車や、リヤピラー3の前側にクオータウインドおよ
びリヤドアのいずれも位置しない3ドア車にも、アウタ
パネル10およびインナパネル11を変更するだけで同
様に適用できる。つまり、アウタパネル10およびイン
ナパネル11以外の部品を他の車種の車両にも適用で
き、部品を共通化することが可能である。
【0026】上記のようなレインフォースメントユニッ
トRは、少なくともバックドアヒンジ4,5が固定され
る側(図では右側)のリヤピラー3に設けられるが、反
対側(左側)のリヤピラーにも設けるのが望ましい。こ
の場合には、バックドア開口部の開放端側の強度も向上
するので、バックドア1の閉鎖時の衝撃による車体の変
形を抑制できるという効果がある。
トRは、少なくともバックドアヒンジ4,5が固定され
る側(図では右側)のリヤピラー3に設けられるが、反
対側(左側)のリヤピラーにも設けるのが望ましい。こ
の場合には、バックドア開口部の開放端側の強度も向上
するので、バックドア1の閉鎖時の衝撃による車体の変
形を抑制できるという効果がある。
【0027】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、バックドア開口部下コーナ部を補強するため、
ヒンジレインフォースメントの下端部を下コーナ部まで
延長し、この延長部をロアバック部のエクステンション
アウタ部材とエクステンションインナ部材との下端接合
フランジの間に挟み込んで接合しているので、ヒンジレ
インフォースメントにかかる上下荷重はロアバック部を
圧縮する方向にかからず、ロアバック部の変形を防止で
きる。また、ヒンジレインフォースメントは凸断面形状
を保ったまま下コーナ部から車幅方向内側へ屈曲形成さ
れ、この屈曲部の上側の接合用フランジがロアバック部
のエクステンションアウタ部材の内側に接合され、上記
屈曲部の下側の接合用フランジが上記ロアバック部のエ
クステンションアウタ部材とエクステンションインナ部
材との下端接合フランジの間に挟み込んで接合されるの
で、ヒンジレインフォースメントの曲げ剛性が低下せ
ず、バックドア開口部の下コーナ部の強度上の断点が解
消される。そのため、バックドア開口部の捩れ剛性が高
くなり、重い横開き式バックドアを搭載した車両でもバ
ックドア開口部の捩れを確実に防止できる。
よれば、バックドア開口部下コーナ部を補強するため、
ヒンジレインフォースメントの下端部を下コーナ部まで
延長し、この延長部をロアバック部のエクステンション
アウタ部材とエクステンションインナ部材との下端接合
フランジの間に挟み込んで接合しているので、ヒンジレ
インフォースメントにかかる上下荷重はロアバック部を
圧縮する方向にかからず、ロアバック部の変形を防止で
きる。また、ヒンジレインフォースメントは凸断面形状
を保ったまま下コーナ部から車幅方向内側へ屈曲形成さ
れ、この屈曲部の上側の接合用フランジがロアバック部
のエクステンションアウタ部材の内側に接合され、上記
屈曲部の下側の接合用フランジが上記ロアバック部のエ
クステンションアウタ部材とエクステンションインナ部
材との下端接合フランジの間に挟み込んで接合されるの
で、ヒンジレインフォースメントの曲げ剛性が低下せ
ず、バックドア開口部の下コーナ部の強度上の断点が解
消される。そのため、バックドア開口部の捩れ剛性が高
くなり、重い横開き式バックドアを搭載した車両でもバ
ックドア開口部の捩れを確実に防止できる。
【0028】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、バックドア開口部下コーナ部を補強するため、
ヒンジレインフォースメントの下端部を下コーナ部まで
延長し、この延長部をロアバック部の下縁に接合してい
るので、ヒンジレインフォースメントにかかる上下荷重
はロアバック部を圧縮する方向にかからず、ロアバック
部の変形を防止できる。また、ヒンジレインフォースメ
ントは凸断面形状を保ったまま下コーナ部まで延長され
るので、ヒンジレインフォースメントの曲げ剛性が低下
しない。そのため、バックドア開口部の下コーナ部の強
度上の断点が解消されるとともに、捩れ剛性が高くな
り、バックドア開口部の捩れを確実に防止できる。
よれば、バックドア開口部下コーナ部を補強するため、
ヒンジレインフォースメントの下端部を下コーナ部まで
延長し、この延長部をロアバック部の下縁に接合してい
るので、ヒンジレインフォースメントにかかる上下荷重
はロアバック部を圧縮する方向にかからず、ロアバック
部の変形を防止できる。また、ヒンジレインフォースメ
ントは凸断面形状を保ったまま下コーナ部まで延長され
るので、ヒンジレインフォースメントの曲げ剛性が低下
しない。そのため、バックドア開口部の下コーナ部の強
度上の断点が解消されるとともに、捩れ剛性が高くな
り、バックドア開口部の捩れを確実に防止できる。
【図1】本発明にかかるバックドア支持構造を備えた車
両の一例の後面図である。
両の一例の後面図である。
【図2】図1の車体右側のリヤーピラーの斜視図であ
る。
る。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】図2のB−B線断面図である。
【図5】図2のC−C線断面図である。
【図6】図2のD−D線断面図である。
【図7】図2のE−E線断面図である。
【図8】図2のF−F線断面図である。
【図9】図2のG−G線断面図である。
【図10】図2のH−H線断面図である。
【図11】レインフォースメントユニットの斜視図であ
る。
る。
1 バックドア 3 リヤピラー 10 アウタパネル 11 インナパネル 14 第1レインフォースメント(ヒンジレイン
フォースメント) 14c 延長部 30 ロアバック 31 ロアバックアウタ 32 ロアバックインナ 33 エクステンションアウタロア 34 ホイールハウスアウタ 35 エクステンションインナロア 36 ホイールハウスインナ R レインフォースメントユニット
フォースメント) 14c 延長部 30 ロアバック 31 ロアバックアウタ 32 ロアバックインナ 33 エクステンションアウタロア 34 ホイールハウスアウタ 35 エクステンションインナロア 36 ホイールハウスインナ R レインフォースメントユニット
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−150957(JP,A) 特開 平8−104258(JP,A) 実開 昭63−76584(JP,U) 実開 昭54−58711(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 25/08 B62D 25/20 B62D 25/04
Claims (3)
- 【請求項1】車体の後端部に横開き式バックドアを開閉
可能に設けてなる自動車において、 車体のバックドア開口部であってかつバックドアヒンジ
の取付部に、凸断面形状のヒンジレインフォースメント
が配置されるとともに、このヒンジレインフォースメン
トの下端部は凸断面形状を保ったままバックドア開口部
の下コーナ部から車幅方向内側へ屈曲形成されており、
この屈曲部の上側の接合用フランジはバックドア開口部
の下辺を構成するロアバック部のコーナ部に配されるエ
クステンションアウタ部材の内側に接合され、上記屈曲
部の下側の接合用フランジは上記ロアバック部のエクス
テンションアウタ部材とエクステンションインナ部材と
の下端接合フランジの間に挟み込んで接合されているこ
とを特徴とするバックドア開口部の補強構造。 - 【請求項2】上記ヒンジレインフォースメントの上記屈
曲部より車幅方向外側の下端部は、上記ロアバック部の
エクステンションアウタ部材とホイールハウスアウタ部
材との下端接合フランジの間に挟み込んでスポット溶接
されていることを特徴とする請求項1に記載のバックド
ア開口部の補強構造。 - 【請求項3】上記ロアバック部のインナ部材より後方
に、ホイールハウスアウタ部材とホイールハウスインナ
部材との接合部を設定したことを特徴とする請求項1ま
たは2に記載のバックドア開口部の補強構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06528997A JP3274080B2 (ja) | 1997-03-03 | 1997-03-03 | 自動車のバックドア開口部の補強構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06528997A JP3274080B2 (ja) | 1997-03-03 | 1997-03-03 | 自動車のバックドア開口部の補強構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10244966A JPH10244966A (ja) | 1998-09-14 |
JP3274080B2 true JP3274080B2 (ja) | 2002-04-15 |
Family
ID=13282637
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06528997A Expired - Fee Related JP3274080B2 (ja) | 1997-03-03 | 1997-03-03 | 自動車のバックドア開口部の補強構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3274080B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4702603B2 (ja) * | 2005-04-22 | 2011-06-15 | スズキ株式会社 | 車体の後部パネル構造 |
JP2008055920A (ja) * | 2006-08-29 | 2008-03-13 | Toyota Auto Body Co Ltd | 車両のリアゲート構造 |
JP6289182B2 (ja) * | 2014-03-14 | 2018-03-07 | ダイハツ工業株式会社 | 車両用ドア |
JP6130429B2 (ja) * | 2015-04-17 | 2017-05-17 | 本田技研工業株式会社 | バックドア付き車両 |
JP6653397B2 (ja) * | 2016-12-14 | 2020-02-26 | 本田技研工業株式会社 | ドア構造 |
CN114482740A (zh) * | 2022-01-27 | 2022-05-13 | 江苏开沃汽车有限公司 | 一种新型背门铰链安装点加强结构 |
-
1997
- 1997-03-03 JP JP06528997A patent/JP3274080B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10244966A (ja) | 1998-09-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2593944Y2 (ja) | 自動車の上部車体構造 | |
JPH0539063A (ja) | 自動車の側部車体構造 | |
JP3428347B2 (ja) | 自動車の後部車体構造 | |
JPH11348826A (ja) | 車体構造 | |
JP3274080B2 (ja) | 自動車のバックドア開口部の補強構造 | |
JPH11321706A (ja) | 車体後部構造 | |
JP3182970B2 (ja) | 自動車の車体の構造 | |
JP3305225B2 (ja) | 自動車のバックドア開口部の補強構造 | |
JPH11310036A (ja) | 車両用側部ドア構造 | |
JP3818856B2 (ja) | 車両用ドアのベルトライン補強構造 | |
JP3739976B2 (ja) | 自動車の車体構造 | |
JP4337165B2 (ja) | 自動車の側部車体構造 | |
JP2002347662A (ja) | 車体側部構造 | |
JP3432383B2 (ja) | バックドアの補強構造 | |
JP4101523B2 (ja) | 車両のオープンステー取付構造 | |
JP7421167B2 (ja) | 車両のバックドア構造 | |
JP4093017B2 (ja) | 後部車体構造 | |
WO2008062761A1 (fr) | Structure de porte pour véhicule | |
JP3274079B2 (ja) | 横開き式バックドアの支持構造 | |
JP6194901B2 (ja) | 自動車のドア構造 | |
JP7143254B2 (ja) | 車体後部構造 | |
JPH061267A (ja) | 車両におけるシートベルトアンカ取付構造 | |
JP3213078B2 (ja) | 自動車の側部車体構造 | |
JPH08156588A (ja) | 自動車のドア構造 | |
JP2963641B2 (ja) | 車両の後部車体構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110201 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110201 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130201 Year of fee payment: 11 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |