JP3270771B2 - プラスチック製品の二色成形方法および射出成形装置 - Google Patents
プラスチック製品の二色成形方法および射出成形装置Info
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/16—Making multilayered or multicoloured articles
- B29C45/1603—Multi-way nozzles specially adapted therefor
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、プラスチック製品の二色
形成方法および射出成形装置に関する。
形成方法および射出成形装置に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】食品をはじめとし、商品の保管あ
るいは運搬用容器として広く利用されているプラスチッ
ク製コンテナの中には、容器を左右方向に色分けし、こ
れにより、容器の向きを視覚で識別できるようにしたも
のがある。
るいは運搬用容器として広く利用されているプラスチッ
ク製コンテナの中には、容器を左右方向に色分けし、こ
れにより、容器の向きを視覚で識別できるようにしたも
のがある。
【0003】ところで、このような二色コンテナを射出
成形により一体成形する際に、二色の樹脂を金型のキャ
ビティ内に供給するには、互いに異なった色の樹脂を射
出する二台の射出装置が必要となる。
成形により一体成形する際に、二色の樹脂を金型のキャ
ビティ内に供給するには、互いに異なった色の樹脂を射
出する二台の射出装置が必要となる。
【0004】一般に、このような二色成形を行うに際
し、これら各射出装置のシリンダを平行に配置すると、
射出装置が大きいことから、従来では、このように配置
した射出装置のノズルから射出された二色の樹脂をキャ
ビティ内に導入するために、金型の左右の側面にそれぞ
れスプルを突設し、スプル端部を射出装置のノズル端部
と当接させていた。
し、これら各射出装置のシリンダを平行に配置すると、
射出装置が大きいことから、従来では、このように配置
した射出装置のノズルから射出された二色の樹脂をキャ
ビティ内に導入するために、金型の左右の側面にそれぞ
れスプルを突設し、スプル端部を射出装置のノズル端部
と当接させていた。
【0005】このように金型の左右の側面にスプルを突
設すると、二色成形用の2台の射出装置を単色成形用の
ものに切り換えて使用する場合には、一旦、金型を分解
し、スプル等を単色用のものに取り替えて再度金型を設
置しなければならず、作業性が悪いとの問題点があっ
た。
設すると、二色成形用の2台の射出装置を単色成形用の
ものに切り換えて使用する場合には、一旦、金型を分解
し、スプル等を単色用のものに取り替えて再度金型を設
置しなければならず、作業性が悪いとの問題点があっ
た。
【0006】このような点に鑑み、特開昭60−195
15号公報に記載された図4の従来例のように、2台の
射出装置の各シリンダが延長線上で交差するように、金
型移動方向に対して斜めに配置され、かつ、この交差点
近傍に、二色の樹脂を金型内に導く樹脂通路がまとめて
形成された一個のランナブロック18が設けられたもの
もある。このような射出装置を用いた成形方法によれ
ば、金型近傍の設置スペースを少なくすることができ、
しかも、ランナの長さを短くすることができる。
15号公報に記載された図4の従来例のように、2台の
射出装置の各シリンダが延長線上で交差するように、金
型移動方向に対して斜めに配置され、かつ、この交差点
近傍に、二色の樹脂を金型内に導く樹脂通路がまとめて
形成された一個のランナブロック18が設けられたもの
もある。このような射出装置を用いた成形方法によれ
ば、金型近傍の設置スペースを少なくすることができ、
しかも、ランナの長さを短くすることができる。
【0007】しかしながら、このような方法には、以下
のような問題点がある。すなわち、射出装置15a、1
5bの各シリンダは延長線上で交差する態様で配置され
ているにも係わらず、固定基盤17内に配設されたラン
ナブロック18の端面は金型の移動方向に直角に形成さ
れているため、ノズル13a、13bと、ランナブロッ
ク18に形成された樹脂通路12a、12bとの取り合
いが悪く、これにより、樹脂の流れに乱れが生じ、場合
によっては、樹脂漏れが発生するとの問題点があった。
のような問題点がある。すなわち、射出装置15a、1
5bの各シリンダは延長線上で交差する態様で配置され
ているにも係わらず、固定基盤17内に配設されたラン
ナブロック18の端面は金型の移動方向に直角に形成さ
れているため、ノズル13a、13bと、ランナブロッ
ク18に形成された樹脂通路12a、12bとの取り合
いが悪く、これにより、樹脂の流れに乱れが生じ、場合
によっては、樹脂漏れが発生するとの問題点があった。
【0008】また、二色成形用の2台の射出装置15
a、15bを単色成形用のものに切り換えて使用する場
合には、一旦、金型を分解し、金型の凹所に設けられた
ランナブロック等を単色用のものに取り替えて再度金型
を設置しなければならず、作業性が悪く、さらなる改善
が望まれていた。
a、15bを単色成形用のものに切り換えて使用する場
合には、一旦、金型を分解し、金型の凹所に設けられた
ランナブロック等を単色用のものに取り替えて再度金型
を設置しなければならず、作業性が悪く、さらなる改善
が望まれていた。
【0009】
【発明の目的】本発明は、上記実情に鑑み、二色の樹脂
の流れが良好であり、しかも二色成形から単色成形に容
易に切り換えることができるような、プラスチック製品
の二色成形方法およびそれに用いる成形装置を提供する
ことを目的としている。
の流れが良好であり、しかも二色成形から単色成形に容
易に切り換えることができるような、プラスチック製品
の二色成形方法およびそれに用いる成形装置を提供する
ことを目的としている。
【0010】
【発明の概要】上記目的を達成するために本発明に係る
プラスチック製品の二色成形方法は、互いに異なる色に
着色された熱可塑性樹脂を各々別個に溶融する2つの加
熱シリンダを装備し、これら加熱シリンダから射出され
る異なる色の樹脂を金型のランナに導き、該ランナから
これらの樹脂をキャビテイ に供給し、該キャビティ内で
これらの樹脂同士を合流させて一体成形するようにした
プラスチック製品の二色成形方法において、前記加熱シ
リンダが略平行になるように配置されており、前記加熱
シリンダには、着脱自在にマニホールド部材が配設され
ており、該マニホールド部材には、前記加熱シリンダの
射出口に対応する位置に樹脂受け口が設けられ、金型の
前記ランナに設けられた樹脂受け口に対応する位置に樹
脂射出口が設けられ、かつ、該樹脂受け口と該樹脂射出
口とを連通する樹脂通路が設けられた射出成形装置を用
いることを特徴としている。
プラスチック製品の二色成形方法は、互いに異なる色に
着色された熱可塑性樹脂を各々別個に溶融する2つの加
熱シリンダを装備し、これら加熱シリンダから射出され
る異なる色の樹脂を金型のランナに導き、該ランナから
これらの樹脂をキャビテイ に供給し、該キャビティ内で
これらの樹脂同士を合流させて一体成形するようにした
プラスチック製品の二色成形方法において、前記加熱シ
リンダが略平行になるように配置されており、前記加熱
シリンダには、着脱自在にマニホールド部材が配設され
ており、該マニホールド部材には、前記加熱シリンダの
射出口に対応する位置に樹脂受け口が設けられ、金型の
前記ランナに設けられた樹脂受け口に対応する位置に樹
脂射出口が設けられ、かつ、該樹脂受け口と該樹脂射出
口とを連通する樹脂通路が設けられた射出成形装置を用
いることを特徴としている。
【0011】また、本発明の好ましい態様においては、
前記マニホールド部材には、前記樹脂受け口と前記樹脂
射出口とを連通する二本の樹脂通路が設けられており、
かつ、これら二本の樹脂通路が、シリンダ側よりも金型
のランナ側で近接して形成されている。
前記マニホールド部材には、前記樹脂受け口と前記樹脂
射出口とを連通する二本の樹脂通路が設けられており、
かつ、これら二本の樹脂通路が、シリンダ側よりも金型
のランナ側で近接して形成されている。
【0012】本発明に係る射出成形装置は、熱可塑性樹
脂を各々別個に溶融する2つの加熱シリンダを装備し、
これら加熱シリンダから射出される樹脂を金型のランナ
に導き、該ランナからこれらの樹脂をキャビテイ に供給
し、該キャビティ内でこれらの樹脂同士を合流させて一
体成形するようにしたプラスチック製品の成形装置にお
いて、前記加熱シリンダが略平行になるように配置され
ており、前記加熱シリンダには、着脱自在にマニホール
ド部材が配設されており、該マニホールド部材には、前
記加熱シリンダの射出口に対応する位置に樹脂受け口が
設けられ、金型の前記ランナに設けられた樹脂受け口に
対応する位置に樹脂射出口が設けられ、かつ、該樹脂受
け口と該樹脂射出口とを連通する樹脂通路が設けられて
いることを特徴としている。
脂を各々別個に溶融する2つの加熱シリンダを装備し、
これら加熱シリンダから射出される樹脂を金型のランナ
に導き、該ランナからこれらの樹脂をキャビテイ に供給
し、該キャビティ内でこれらの樹脂同士を合流させて一
体成形するようにしたプラスチック製品の成形装置にお
いて、前記加熱シリンダが略平行になるように配置され
ており、前記加熱シリンダには、着脱自在にマニホール
ド部材が配設されており、該マニホールド部材には、前
記加熱シリンダの射出口に対応する位置に樹脂受け口が
設けられ、金型の前記ランナに設けられた樹脂受け口に
対応する位置に樹脂射出口が設けられ、かつ、該樹脂受
け口と該樹脂射出口とを連通する樹脂通路が設けられて
いることを特徴としている。
【0013】また、本発明の好ましい態様においては、
前記マニホールド部材には、前記樹脂受け口と前記樹脂
射出口とを連通する二本の樹脂通路が設けられており、
かつ、これら二本の樹脂通路が、シリンダ側よりも金型
のランナ側で近接して形成されている。
前記マニホールド部材には、前記樹脂受け口と前記樹脂
射出口とを連通する二本の樹脂通路が設けられており、
かつ、これら二本の樹脂通路が、シリンダ側よりも金型
のランナ側で近接して形成されている。
【0014】上記のような方法によれば、金型の左右両
側面にスプルを突設する必要がないので、金型幅が少な
くて済み、金型加工も簡単になる。また、二台の加熱シ
リンダを、金型のランナ中央部に設けられた樹脂受け口
方向に向けて斜めに配置する必要がないなど、作業性に
優れている。また、略平行に配置されたシリンダに対
し、マニホールドの金型側先端に設けられたノズル部と
金型のランナとが密着するので、樹脂漏れがない。ま
た、単色成形を行う場合には、この二色成形用マニホー
ルド部材を加熱シリンダから着脱して、容易に単色用の
マニホールド部材に取り替えることができる。この取替
作業は金型を分解しなくても加熱シリンダ側で行うこと
ができるなど作業性に優れている。
側面にスプルを突設する必要がないので、金型幅が少な
くて済み、金型加工も簡単になる。また、二台の加熱シ
リンダを、金型のランナ中央部に設けられた樹脂受け口
方向に向けて斜めに配置する必要がないなど、作業性に
優れている。また、略平行に配置されたシリンダに対
し、マニホールドの金型側先端に設けられたノズル部と
金型のランナとが密着するので、樹脂漏れがない。ま
た、単色成形を行う場合には、この二色成形用マニホー
ルド部材を加熱シリンダから着脱して、容易に単色用の
マニホールド部材に取り替えることができる。この取替
作業は金型を分解しなくても加熱シリンダ側で行うこと
ができるなど作業性に優れている。
【0015】
【発明の具体的説明】以下、本発明に係るプラスチック
製品の二色成形方法および射出成形装置について、図面
を参照しながら具体的に説明する。
製品の二色成形方法および射出成形装置について、図面
を参照しながら具体的に説明する。
【0016】図1は、スタッキング・ネスティング型二
色コンテナ1の斜視図である。図2は、本実施例で用い
られる二色成形用マニホールドを備えた射出成形装置の
縦断面図である。図3(a)、(b)は、本実施例の他
の態様で用いられる単色成形用マニホールドを備えた射
出成形装置の縦断面図である。
色コンテナ1の斜視図である。図2は、本実施例で用い
られる二色成形用マニホールドを備えた射出成形装置の
縦断面図である。図3(a)、(b)は、本実施例の他
の態様で用いられる単色成形用マニホールドを備えた射
出成形装置の縦断面図である。
【0017】まず、本実施例で成形される二色コンテナ
の形状について説明する。図1において、二色コンテナ
1は、底板部3とこの底板部3の周縁部から立設された
一対の側壁2c、2dと一対の端側壁2a、2bとから
なる。この二色コンテナ1は、底板部3および側壁2
c、2d上で合流線Lにより二色に色分けされている。
の形状について説明する。図1において、二色コンテナ
1は、底板部3とこの底板部3の周縁部から立設された
一対の側壁2c、2dと一対の端側壁2a、2bとから
なる。この二色コンテナ1は、底板部3および側壁2
c、2d上で合流線Lにより二色に色分けされている。
【0018】本実施例では、上記のような二色コンテナ
1を、図2に示すようなコンテナ形状に対応するキャビ
ティ10を有する射出成形金型100を備えた射出成形
装置を用いて、二種の熱可塑性樹脂、例えば二色の熱可
塑性樹脂を射出して一体成形する。
1を、図2に示すようなコンテナ形状に対応するキャビ
ティ10を有する射出成形金型100を備えた射出成形
装置を用いて、二種の熱可塑性樹脂、例えば二色の熱可
塑性樹脂を射出して一体成形する。
【0019】図2に示す射出成形金型100は、従来例
を示す図4の金型と同様のものであって、その金型10
0内には、可動金型(雄型)8と、固定金型(雌型)9
とにより、上記のようなコンテナ1に対応する形状のキ
ャビティ10が形成されている。固定金型9の一側には
補助ブロック18を備えたランナブロック11が固着さ
れている。
を示す図4の金型と同様のものであって、その金型10
0内には、可動金型(雄型)8と、固定金型(雌型)9
とにより、上記のようなコンテナ1に対応する形状のキ
ャビティ10が形成されている。固定金型9の一側には
補助ブロック18を備えたランナブロック11が固着さ
れている。
【0020】補助ブロック18は、金型100の加熱シ
リンダ14a、14b側中央部凹所70の最奥部に、加
熱シリンダ15a、15b方向(マニホールド部材の樹
脂射出ノズル方向)に突出するように設けられている。
補助ブロック18の樹脂吸入口側端面72は、金型10
0の移動方向と直交するように形成されており、該吸入
口側端面72に設けられた球面状の凹所に、後述するマ
ニホールド部材60から射出された樹脂を吸入し得るよ
うに樹脂通路12a、12bが開口している。
リンダ14a、14b側中央部凹所70の最奥部に、加
熱シリンダ15a、15b方向(マニホールド部材の樹
脂射出ノズル方向)に突出するように設けられている。
補助ブロック18の樹脂吸入口側端面72は、金型10
0の移動方向と直交するように形成されており、該吸入
口側端面72に設けられた球面状の凹所に、後述するマ
ニホールド部材60から射出された樹脂を吸入し得るよ
うに樹脂通路12a、12bが開口している。
【0021】またランナブロック11は、上記補助ブロ
ック18と固定金型9との間に配置され、このランナブ
ロック11内には、補助ブロック18内の樹脂通路12
a、12bにそれぞれ連通する2本のランナ11a、1
1bが上記キャビティ10の底面3とほぼ平行になるよ
うに互いに反対方向に延設されている。さらにランナ1
1a、11bは、それぞれ2か所で分岐して設けられた
ゲート(通路)16a、16a、16b、16bによっ
て、キャビティ10と連通している。
ック18と固定金型9との間に配置され、このランナブ
ロック11内には、補助ブロック18内の樹脂通路12
a、12bにそれぞれ連通する2本のランナ11a、1
1bが上記キャビティ10の底面3とほぼ平行になるよ
うに互いに反対方向に延設されている。さらにランナ1
1a、11bは、それぞれ2か所で分岐して設けられた
ゲート(通路)16a、16a、16b、16bによっ
て、キャビティ10と連通している。
【0022】図2では、このような金型100に樹脂を
供給する二台の射出装置15a、15bは、可動金型8
の移動方向と略平行に配置されている。また二台の射出
装置15a、15bには、それぞれ加熱シリンダ14
a、14bが設けられており、該加熱シリンダ14a、
14bのそれぞれの樹脂射出口50a、50bには、下
記のようなマニホールド部材60が着脱自在に配設され
ており、該マニホールド部材60は、射出成形時には、
金型100の補助ブロック18と密接するようになって
いる。
供給する二台の射出装置15a、15bは、可動金型8
の移動方向と略平行に配置されている。また二台の射出
装置15a、15bには、それぞれ加熱シリンダ14
a、14bが設けられており、該加熱シリンダ14a、
14bのそれぞれの樹脂射出口50a、50bには、下
記のようなマニホールド部材60が着脱自在に配設され
ており、該マニホールド部材60は、射出成形時には、
金型100の補助ブロック18と密接するようになって
いる。
【0023】すなわち、該マニホールド部材60には、
加熱シリンダ14a、14bの射出口50a、50bに
対応する位置に樹脂受け口80a、80bが設けられて
おり、射出成形時には、加熱シリンダの樹脂射出口50
a、50bとマニホールド60の樹脂受け口80a、8
0bとは図示しないボルト等により密着固定される。ま
た、該マニホールド部材60には、金型100の補助ブ
ロック18に設けられた樹脂受け口73a、73bに対
応する位置にノズル部62が突出し、該ノズル部62の
先端に、補助ブロック18の開口73a、73bと密着
対応するように樹脂射出口13a、13bが凸設されて
いる。しかも、このマニホールド部材60には、これら
の樹脂受け口80a、80bと樹脂射出口13a、13
bとを連通する樹脂通路82a、82bが設けられてい
る。また、図2では、これら二本の樹脂通路82a、8
2bが、シリンダ側よりも金型のランナ側で近接して形
成されている。換言すれば、シリンダ側樹脂吸入口80
a−80b相互間距離よりも、補助ブロック18側樹脂
射出口13a−13b相互間距離の方が小さくなってい
る。
加熱シリンダ14a、14bの射出口50a、50bに
対応する位置に樹脂受け口80a、80bが設けられて
おり、射出成形時には、加熱シリンダの樹脂射出口50
a、50bとマニホールド60の樹脂受け口80a、8
0bとは図示しないボルト等により密着固定される。ま
た、該マニホールド部材60には、金型100の補助ブ
ロック18に設けられた樹脂受け口73a、73bに対
応する位置にノズル部62が突出し、該ノズル部62の
先端に、補助ブロック18の開口73a、73bと密着
対応するように樹脂射出口13a、13bが凸設されて
いる。しかも、このマニホールド部材60には、これら
の樹脂受け口80a、80bと樹脂射出口13a、13
bとを連通する樹脂通路82a、82bが設けられてい
る。また、図2では、これら二本の樹脂通路82a、8
2bが、シリンダ側よりも金型のランナ側で近接して形
成されている。換言すれば、シリンダ側樹脂吸入口80
a−80b相互間距離よりも、補助ブロック18側樹脂
射出口13a−13b相互間距離の方が小さくなってい
る。
【0024】従って、このようなマニホールド部材60
を用いると、金型の中央部に樹脂吸入口(供給口)73
a、73bが近接して形成されていても、二台の加熱シ
リンダ14a、14bを金型の移動方向に平行に配置し
たままで、成形体の二色成形を行うことができる。すな
わち、二台の加熱シリンダ14a、14bを、金型の中
央部に設けられた補助ブロック18の方向に向ける必要
がなく、作業性に優れている。また、このような金型の
中央部に樹脂吸入口(供給口)73a、73bが設けら
れた金型100を用いることにより、二色成形の場合に
も金型幅を小さくすることができ、金型の作製も容易で
ある。
を用いると、金型の中央部に樹脂吸入口(供給口)73
a、73bが近接して形成されていても、二台の加熱シ
リンダ14a、14bを金型の移動方向に平行に配置し
たままで、成形体の二色成形を行うことができる。すな
わち、二台の加熱シリンダ14a、14bを、金型の中
央部に設けられた補助ブロック18の方向に向ける必要
がなく、作業性に優れている。また、このような金型の
中央部に樹脂吸入口(供給口)73a、73bが設けら
れた金型100を用いることにより、二色成形の場合に
も金型幅を小さくすることができ、金型の作製も容易で
ある。
【0025】以上の説明においては、二色コンテナ1を
一体成形するに際して、図2に示す射出成形金型を用い
る例を挙げたが、本発明で用いられる射出成形金型はこ
の例に限定されるものではない。
一体成形するに際して、図2に示す射出成形金型を用い
る例を挙げたが、本発明で用いられる射出成形金型はこ
の例に限定されるものではない。
【0026】たとえばキャビティ10に連通するゲート
数は、それぞれの射出装置に少なくとも1本ずつのゲー
トが連通していればよく、ゲートが複数ずつ設けられる
場合にも、その数は限定されない。またこのようなゲー
トの位置は、得られるコンテナの形状によって適宜設定
されるが、たとえば左右ほぼ対称のコンテナを得ようと
する場合には、それぞれの色の樹脂のゲートが2色の合
流線に対して左右ほぼ線対称に設けられることが好まし
い。
数は、それぞれの射出装置に少なくとも1本ずつのゲー
トが連通していればよく、ゲートが複数ずつ設けられる
場合にも、その数は限定されない。またこのようなゲー
トの位置は、得られるコンテナの形状によって適宜設定
されるが、たとえば左右ほぼ対称のコンテナを得ようと
する場合には、それぞれの色の樹脂のゲートが2色の合
流線に対して左右ほぼ線対称に設けられることが好まし
い。
【0027】なお、射出装置は上記のようにスクリュ式
でもよくプランジャ式でもよい。また、上記のマニホー
ルド部材60では、樹脂吸入口80a、80b、および
樹脂供給口13a、13bがそれぞれ二個の態様が示さ
れているが、単色成形の場合には、マニホールド部材6
0aには、図3(a)に示すような、一台の加熱シリン
ダ14a(または14b)から射出された一種の樹脂が
流入する一個の樹脂吸入口80cと、該一個の樹脂吸入
口80cから吸入(流入)した樹脂を二個の樹脂供給口
13a、13bに分流させ得るような分岐路82cが形
成されたものを用いればよい。このようなマニホールド
部材60とマニホールド部材60aとは、加熱シリンダ
14a、14bとマニホールド60(60a)とを接合
固定する固定部材(図示せず)を取り外すことにより容
易に交換できる。
でもよくプランジャ式でもよい。また、上記のマニホー
ルド部材60では、樹脂吸入口80a、80b、および
樹脂供給口13a、13bがそれぞれ二個の態様が示さ
れているが、単色成形の場合には、マニホールド部材6
0aには、図3(a)に示すような、一台の加熱シリン
ダ14a(または14b)から射出された一種の樹脂が
流入する一個の樹脂吸入口80cと、該一個の樹脂吸入
口80cから吸入(流入)した樹脂を二個の樹脂供給口
13a、13bに分流させ得るような分岐路82cが形
成されたものを用いればよい。このようなマニホールド
部材60とマニホールド部材60aとは、加熱シリンダ
14a、14bとマニホールド60(60a)とを接合
固定する固定部材(図示せず)を取り外すことにより容
易に交換できる。
【0028】なお、補助ブロックの樹脂流入口(供給
口)が単数(図示せず)の場合には、図3(b)に示す
ようなマニホールド部材60bを用いることもでき、こ
のマニホールド部材には、同種の樹脂を射出する二台の
加熱シリンダ14a、14bから射出された樹脂が流入
する二個の樹脂吸入口80a、80bと、該樹脂吸入口
80a、80bから吸入(流入)した樹脂を一個の樹脂
供給口13cに合流させ得るような樹脂通路が形成され
ている。
口)が単数(図示せず)の場合には、図3(b)に示す
ようなマニホールド部材60bを用いることもでき、こ
のマニホールド部材には、同種の樹脂を射出する二台の
加熱シリンダ14a、14bから射出された樹脂が流入
する二個の樹脂吸入口80a、80bと、該樹脂吸入口
80a、80bから吸入(流入)した樹脂を一個の樹脂
供給口13cに合流させ得るような樹脂通路が形成され
ている。
【0029】上記のような射出成形装置を用いて、二色
コンテナ1を一体成形するには、まず別々に溶融され、
互いに異なる色に着色された後述するような樹脂を、射
出装置15a、15b内のスクリュ(図示せず)をそれ
ぞれ作動させることにより加熱シリンダ14a、14b
の樹脂射出口に配設されたマニホールド部材60の略中
央に設けられたそれぞれのノズル13a、13bから金
型内通路12a、12bに射出する。金型内に射出され
た樹脂は、補助ブロック18内略中央部に設けられた通
路12a、12bからランナ11a、11bに流れ込
み、各ゲート16a、16a、16b、16bを介して
キャビティ10内に圧入される。こうして、キャビティ
10内に圧入された二色の樹脂は、キャビティ10内の
左右方向の底板部3の中央で樹脂同士が合流して合流線
Lを形成し、樹脂の供給(充填)は完了し、所望の二色
コンテナ1が成形される。
コンテナ1を一体成形するには、まず別々に溶融され、
互いに異なる色に着色された後述するような樹脂を、射
出装置15a、15b内のスクリュ(図示せず)をそれ
ぞれ作動させることにより加熱シリンダ14a、14b
の樹脂射出口に配設されたマニホールド部材60の略中
央に設けられたそれぞれのノズル13a、13bから金
型内通路12a、12bに射出する。金型内に射出され
た樹脂は、補助ブロック18内略中央部に設けられた通
路12a、12bからランナ11a、11bに流れ込
み、各ゲート16a、16a、16b、16bを介して
キャビティ10内に圧入される。こうして、キャビティ
10内に圧入された二色の樹脂は、キャビティ10内の
左右方向の底板部3の中央で樹脂同士が合流して合流線
Lを形成し、樹脂の供給(充填)は完了し、所望の二色
コンテナ1が成形される。
【0030】なお、合流線Lは、コンテナ1を底板の裏
面方向からみるとき、左右に色分けされたコンテナ1の
左寄りまたは右寄りに形成されてもよい。このような射
出成形が完了して得られた二色コンテナ1は、適度の冷
却時間を経た後、可動金型8を移動させて取り出され
る。
面方向からみるとき、左右に色分けされたコンテナ1の
左寄りまたは右寄りに形成されてもよい。このような射
出成形が完了して得られた二色コンテナ1は、適度の冷
却時間を経た後、可動金型8を移動させて取り出され
る。
【0031】このような二色コンテナ1を一体成形する
際に用いられる、互いに異なる色に着色された二色の熱
可塑性樹脂には、通常、熱可塑性樹脂と顔料(染料)と
が含まれている。
際に用いられる、互いに異なる色に着色された二色の熱
可塑性樹脂には、通常、熱可塑性樹脂と顔料(染料)と
が含まれている。
【0032】熱可塑性樹脂は、一般的にプラスチックを
射出成形する際に広く用いられている樹脂が特に限定さ
れることなく用いられる。たとえば、ポリプロピレン
(PP)、ポリエチレン(PE)、ABS樹脂、ポリス
チレン(PS)、ポリカーボネート(PC)、ポリ酢酸
ビニル(EVA樹脂)、ポリアミド(PA)、ポリアセ
タール(POM)などが挙げられる。
射出成形する際に広く用いられている樹脂が特に限定さ
れることなく用いられる。たとえば、ポリプロピレン
(PP)、ポリエチレン(PE)、ABS樹脂、ポリス
チレン(PS)、ポリカーボネート(PC)、ポリ酢酸
ビニル(EVA樹脂)、ポリアミド(PA)、ポリアセ
タール(POM)などが挙げられる。
【0033】射出装置15a、15bに装入される熱可
塑性樹脂は、色が異なるすなわち顔料(染料)あるいは
その組成比が異なるだけであって、同一の樹脂が用いら
れることが好ましい。
塑性樹脂は、色が異なるすなわち顔料(染料)あるいは
その組成比が異なるだけであって、同一の樹脂が用いら
れることが好ましい。
【0034】また該樹脂に配合される顔料は、一般的に
プラスチックを着色する際に用いられる顔料または染料
が特に限定されることなく用いられる。さらに該熱可塑
性樹脂には、得られるコンテナーの目的用途に応じて、
耐熱安定剤、耐候安定剤などの添加剤、ガラス繊維、フ
ィラーなどの充填剤などが適宜配合される。
プラスチックを着色する際に用いられる顔料または染料
が特に限定されることなく用いられる。さらに該熱可塑
性樹脂には、得られるコンテナーの目的用途に応じて、
耐熱安定剤、耐候安定剤などの添加剤、ガラス繊維、フ
ィラーなどの充填剤などが適宜配合される。
【0035】このような熱可塑性樹脂は、一般的にプラ
スチックを射出成形する際の溶融温度、圧力などの条件
下で射出成形されるが、本発明では、上述したようにそ
れぞれ別々の方向から射出された溶融樹脂が、所望の位
置、通常キャビティ10のほぼ中央で合流するように射
出圧力等を調整しながら実施される。
スチックを射出成形する際の溶融温度、圧力などの条件
下で射出成形されるが、本発明では、上述したようにそ
れぞれ別々の方向から射出された溶融樹脂が、所望の位
置、通常キャビティ10のほぼ中央で合流するように射
出圧力等を調整しながら実施される。
【0036】本実施例によれば、上記のようなマニホー
ルド60を備えた射出成形装置を使用しているので、加
熱シリンダ14a、14bの大きさに比べて金型100
が小さい場合においても、図4に示すように二台のシリ
ンダをその延長線上で交差するように配設することな
く、略平行に配設して二色コンテナの一体成形を行うこ
とができる。
ルド60を備えた射出成形装置を使用しているので、加
熱シリンダ14a、14bの大きさに比べて金型100
が小さい場合においても、図4に示すように二台のシリ
ンダをその延長線上で交差するように配設することな
く、略平行に配設して二色コンテナの一体成形を行うこ
とができる。
【0037】また、このようにしてコンテナの二色成形
を行ったあとに、同一の金型を用いて単色成形を行う場
合には、マニホールド部材60を加熱シリンダ14a、
14bに取り付けているボルト(図示せず)を緩め、マ
ニホールド部材60を取外し、このマニホールド部材6
0に代え、図3に示す単色用のマニホールド部材60a
を取り付ければよい。また、該マニホールド60を取り
外すことにより、図2あるいは図3に示す金型を用い
て、従来のように金型の可動方向に対して二台の加熱シ
リンダ14a、14bを斜めに配置して射出成形するこ
ともできる。
を行ったあとに、同一の金型を用いて単色成形を行う場
合には、マニホールド部材60を加熱シリンダ14a、
14bに取り付けているボルト(図示せず)を緩め、マ
ニホールド部材60を取外し、このマニホールド部材6
0に代え、図3に示す単色用のマニホールド部材60a
を取り付ければよい。また、該マニホールド60を取り
外すことにより、図2あるいは図3に示す金型を用い
て、従来のように金型の可動方向に対して二台の加熱シ
リンダ14a、14bを斜めに配置して射出成形するこ
ともできる。
【0038】このような作業の際には、金型を分解する
必要もないので、マニホールドの取り替え作業は極めて
容易である。以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記の実施例に限定されず、本発明の技術
的思想に基づき種々の変形が可能である。
必要もないので、マニホールドの取り替え作業は極めて
容易である。以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記の実施例に限定されず、本発明の技術
的思想に基づき種々の変形が可能である。
【0039】例えば、以上の実施例では、二色コンテナ
を例示して説明したが、本発明は各種二色成形体に適用
しうる。また、上記の二色コンテナでは、例えば底板部
には、水切り用等の複数の孔が設けられていてもよい。
を例示して説明したが、本発明は各種二色成形体に適用
しうる。また、上記の二色コンテナでは、例えば底板部
には、水切り用等の複数の孔が設けられていてもよい。
【0040】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明に係る二
色コンテナの一体成形方法によれば、略平行に配置され
たシリンダの射出口にマニホールドが設けられており、
かつマニホールドの先端のノズルに対し、ランナブロッ
クの端面が対向して配置されるので、ノズルとの取り合
いが良い。したがって、樹脂の流れも良くなる。また、
単色成形を行う場合には、このノズルが設けられたマニ
ホールドをシリンダから着脱して、容易に単色用のもの
に取り替えることができる。この取替作業は金型を分解
せずに射出機側で行うことができるので、作業性は極め
て良好である。
色コンテナの一体成形方法によれば、略平行に配置され
たシリンダの射出口にマニホールドが設けられており、
かつマニホールドの先端のノズルに対し、ランナブロッ
クの端面が対向して配置されるので、ノズルとの取り合
いが良い。したがって、樹脂の流れも良くなる。また、
単色成形を行う場合には、このノズルが設けられたマニ
ホールドをシリンダから着脱して、容易に単色用のもの
に取り替えることができる。この取替作業は金型を分解
せずに射出機側で行うことができるので、作業性は極め
て良好である。
【図1】図1は本発明で得られる二色コンテナの斜視図
である。
である。
【図2】図2は本発明で用いられるマニホールド部材を
備えた射出成形装置の縦断面図である。
備えた射出成形装置の縦断面図である。
【図3】図3は本発明の他の態様で用いられる単色用マ
ニホールド部材の縦断面図である。
ニホールド部材の縦断面図である。
【図4】図4は従来例で用いられる射出成形装置の縦断
面図である。
面図である。
1…二色コンテナ、 3…底板部、 8…可動金型、 9…固定金型、 10…キャビティ、 11…ランナブロック、 11a、11b、12a、12b、82a、82b…樹
脂通路、 13a、13b…マニホールドのノズル、 14a、14b…シリンダ、 15a、15b…射出装置、 16a、16b…ゲート、 18…ランナブロックの補助ブロック、 50a、50b…加熱シリンダの樹脂射出口、 60、60a、60b…マニホールド部材、 62…ノズル部、 80a、80b…マニホールドの樹脂吸入口(流入
口)、 100…金型。
脂通路、 13a、13b…マニホールドのノズル、 14a、14b…シリンダ、 15a、15b…射出装置、 16a、16b…ゲート、 18…ランナブロックの補助ブロック、 50a、50b…加熱シリンダの樹脂射出口、 60、60a、60b…マニホールド部材、 62…ノズル部、 80a、80b…マニホールドの樹脂吸入口(流入
口)、 100…金型。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/16 B29C 45/13 B29C 45/14
Claims (4)
- 【請求項1】互いに異なる色に着色された熱可塑性樹脂
を各々別個に溶融する2つの加熱シリンダを装備し、 これら加熱シリンダから射出される異なる色の樹脂を金
型のランナに導き、 該ランナからこれらの樹脂をキャビテイ に供給し、 該キャビティ内でこれらの樹脂同士を合流させて一体成
形するようにしたプラスチック製品の二色成形方法にお
いて、 前記加熱シリンダが略平行になるように配置されてお
り、 前記加熱シリンダには、着脱自在にマニホールド部材が
配設されており、 該マニホールド部材には、前記加熱シリンダの射出口に
対応する位置に樹脂受け口が設けられ、金型の前記ラン
ナに設けられた樹脂受け口に対応する位置に樹脂射出口
が設けられ、かつ、該樹脂受け口と該樹脂射出口とを連
通する樹脂通路が設けられた射出成形装置を用いること
を特徴とするプラスチック製品の二色成形方法。 - 【請求項2】前記マニホールド部材には、前記樹脂受け
口と前記樹脂射出口とを連通する二本の樹脂通路が設け
られており、かつ、 これら二本の樹脂通路が、シリンダ側よりも金型のラン
ナ側で近接して形成された射出成形装置を用いることを
特徴とする請求項1に記載の二色成形方法。 - 【請求項3】熱可塑性樹脂を各々別個に溶融する2つの
加熱シリンダを装備し、 これら加熱シリンダから射出される樹脂を金型のランナ
に導き、 該ランナからこれらの樹脂をキャビテイ に供給し、 該キャビティ内でこれらの樹脂同士を合流させて一体成
形するようにしたプラスチック製品の成形装置におい
て、 前記加熱シリンダが略平行になるように配置されてお
り、 前記加熱シリンダには、着脱自在にマニホールド部材が
配設されており、 該マニホールド部材には、前記加熱シリンダの射出口に
対応する位置に樹脂受け口が設けられ、金型の前記ラン
ナに設けられた樹脂受け口に対応する位置に樹脂射出口
が設けられ、かつ、該樹脂受け口と該樹脂射出口とを連
通する樹脂通路が設けられていることを特徴とする一体
成形用射出成形装置。 - 【請求項4】前記マニホールド部材には、前記樹脂受け
口と前記樹脂射出口とを連通する二本の樹脂通路が設け
られており、かつ、 これら二本の樹脂通路が、シリンダ側よりも金型のラン
ナ側で近接して形成されていることを特徴とする請求項
3に記載の射出成形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18407492A JP3270771B2 (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | プラスチック製品の二色成形方法および射出成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18407492A JP3270771B2 (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | プラスチック製品の二色成形方法および射出成形装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0623794A JPH0623794A (ja) | 1994-02-01 |
JP3270771B2 true JP3270771B2 (ja) | 2002-04-02 |
Family
ID=16146932
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18407492A Expired - Fee Related JP3270771B2 (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | プラスチック製品の二色成形方法および射出成形装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3270771B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003076287A1 (en) * | 2002-03-08 | 2003-09-18 | Superfos A/S | A container, a packaging made there from, and a moulding tool and a method of manufacturing the container |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2897863B2 (ja) * | 1995-03-29 | 1999-05-31 | 河西工業株式会社 | 積層成形体の成形方法並びに成形型装置 |
CN110936552B (zh) * | 2019-12-24 | 2020-09-22 | 温州富成机械有限公司 | 一种多色或不同物性的橡胶注射成型工艺 |
CN114290605A (zh) * | 2022-01-11 | 2022-04-08 | 苏州立注机械有限公司 | 一种带抱闸大型锁模的双联机 |
-
1992
- 1992-07-10 JP JP18407492A patent/JP3270771B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003076287A1 (en) * | 2002-03-08 | 2003-09-18 | Superfos A/S | A container, a packaging made there from, and a moulding tool and a method of manufacturing the container |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0623794A (ja) | 1994-02-01 |
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