JP3269202B2 - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents
熱可塑性樹脂組成物Info
- Publication number
- JP3269202B2 JP3269202B2 JP21051193A JP21051193A JP3269202B2 JP 3269202 B2 JP3269202 B2 JP 3269202B2 JP 21051193 A JP21051193 A JP 21051193A JP 21051193 A JP21051193 A JP 21051193A JP 3269202 B2 JP3269202 B2 JP 3269202B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin composition
- thermoplastic resin
- polypropylene
- component
- carbon
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
た表面外観を有し、かつ耐熱性および機械的性質などの
優れた熱可塑性樹脂組成物に関するものである。
求がますます高まっている。ポリオレフィンは成形加工
性、強靱性、耐水性、耐有機溶剤性、耐薬品性などに優
れ、低比重で安価であることから、各種成形品やフィル
ム、シート等に従来から広く利用されている。しかし、
一般にポリオレフィンは耐熱性、剛性がそれ程高くな
く、新規な用途開拓をはかるためにはこれらをさらに改
良することが望ましい。この改良方法として、炭酸カル
シウムやガラス繊維等の補強材をブレンドする方法が知
られているが、材料の比重が大きくなるためプラスチッ
クの特徴である軽量の長所が減じたり、成形品の外観が
悪いという欠点を有する。さらに成形時において、成形
機の摩耗等が激しく実用上問題が多い。一方、異方性溶
融体を形成するポリマーとしては、例えばパラヒドロキ
シ安息香酸に、ポリエチレンテレフタレートを共重合し
た液晶ポリマー(特開昭49−72393号公報)、パ
ラヒドロキシ安息香酸と6−ヒドロキシ−2−ナフトエ
酸を共重合した液晶ポリマー(特開昭54−77691
号公報)またパラヒドロキシ安息香酸に4,4’−ジヒ
ドロキシビフェニルとテレフタル酸、イソフタル酸を共
重合した液晶ポリマー(特公昭57−24407号公
報)等が知られている。これら液晶ポリマーは優れた耐
熱性、剛性、寸法安定性を有するが、高価であるためそ
の利用範囲が限定されている。このような液晶ポリマー
と種々の熱可塑性樹脂とのブレンドに関してはJ.キス
によりポリマー・エンジニアリング・アンド・サイエン
ス 27巻(1987年)410頁で報告されている。
しかしながら、このブレンド物の機械物性はある程度改
良されてはいるものの、実用上不充分である。また、特
開平3−269039号公報には不飽和カルボン酸また
はその誘導体で変性されたポリオレフィン系重合体およ
び液晶ポリマーからなる組成物について記載され、特開
平2−80446号公報には結晶性ポリプロピレンと液
晶性ポリエステルからなる組成物について記載されてい
るがいずれの場合も組成物の物性は実用上未だ不充分で
ある。
現状をみて、ポリオレフィンと液晶ポリマーのそれぞれ
の長所を兼ね備え、欠点を補い、かつ優れた耐熱性およ
び機械的性質を有する熱可塑性樹脂組成物を提供するも
のである。
フィン−液晶ポリマー組成物に関する機械的物性を改良
するように鋭意検討した結果、本発明に至った。すなわ
ち、本発明は、次に記す発明からなる。 (1)(A)ポリオレフィンと第1級アミンおよび/ま
たは第2級アミンが反応してなる変性ポリオレフィン、
および(B)液晶ポリエステルからなり、成分(A)が
1〜99重量%、成分(B)が99〜1重量%である熱
可塑性樹脂組成物。 (2)第1級アミンが炭素−炭素二重結合または三重結
合を有することを特徴とする(1)記載の熱可塑性樹脂
組成物。 (3)第2級アミンが炭素−炭素二重結合または三重結
合を有することを特徴とする(1)記載の熱可塑性樹脂
組成物。 (4)成分(A)のポリオレフィンがポリプロピレンで
ある(1)記載の熱可塑性樹脂組成物。 (5)成分(A)におけるポリオレフィンが沸騰ヘプタ
ン不溶部のアイソタクチック・ペンタッド分率が0.9
70以上の高結晶性ポリプロピレンである(1)記載の
熱可塑性樹脂組成物。 (6)成分(A)におけるポリプロピレンが、ポリプロ
ピレンに炭素数6以上のビニルシクロアルカン重合体を
ブレンドして得られる組成物であって、ビニルシクロア
ルカン単位を該組成物中に0.05wtppm〜100
00wtppm含有するポリプロピレンである(4)記
載の熱可塑性樹脂組成物。
はポリオレフィンと第1級アミンおよび/または第2級
アミンが反応してなる変性ポリオレフィンである。本発
明に用いられるポリオレフィンとは、結晶性または非結
晶性のオレフィン重合体であり、オレフィンのホモポリ
マーもしくは共重合体または優位量のオレフィンとこれ
と共重合可能なビニル単量体との共重合体を挙げること
ができる。また、オレフィンと共重合可能なビニル単量
体として、例えば、アクリル酸エステル類,メタクリル
酸エステル類、酢酸ビニル、スチレン、アクリロニトリ
ル、グリシジル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
共重合は、ランダム共重合、ブロック共重合、グラフト
共重合、いずれも可能である。オレフィンのホモポリマ
ーとして、例えば、ポリプロピレン、高密度ポリエチレ
ン、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、
ポリ−4−メチルペンテン−1などが挙げられる。オレ
フィンの共重合体として、プロピレン−エチレン共重合
体、エチレン−ブテン−1−共重合体、エチレン−ペン
テン共重合体、エチレン−ヘキセン共重合体などが挙げ
られる。これらは単独でも、二種以上の混合物としても
用いることができる。これらのポリオレフィンのうち、
ポリエチレンおよびポリプロピレンが好ましく用いられ
る。特に好ましいものはポリプロピレンである。
の方法、例えば、「エンサイクロペディア・オブ・ポリ
マー・サイエンス・アンド・テクノロジィ」(ENCY
CLOPEDIA OF POLYMER SCIEN
CE AND TECHNOLOGY)6巻、275頁
(1967年刊)および11巻、597頁(1969年
刊)〔ジョン・ウィリ・アンド・サンズ社(John
Wiley & Sons,Inc.)〕に記載の方法
で製造される。
結晶性ポリプロピレンを使用することができる。ここで
いう高結晶性ポリプロピレンとは、プロピレンのホモポ
リマーまたはブロックコポリマーの第1工程で重合され
た第1セグメントであるプロピレンのホモポリマー部分
の沸騰ヘプタン不溶部のアイソタクチック・ペンタッド
分率が0.970以上のもの、または該ポリプロピレン
のホモポリマー部分の沸騰ヘプタン不溶部のアイソタク
チック・ペンタッド分率が0.970以上で、かつ沸騰
ヘプタン可溶部の含有量が5.0重量%以下であり、か
つ20℃のキシレン可溶部の含有量が2.0重量%以下
であるものをいう。このような高結晶性ポリプロピレン
は、例えば特開昭60−28405号、同60−228
504号、同61−218606号、同61−2879
17号に例示の方法で製造することができる。
は、結晶核の核発生剤(造核剤ともいう)をポリプロピ
レンに配合すると、高結晶性のポリプロピレンが得られ
るので好ましい。炭素数6以上のビニルシクロアルカン
重合体は造核剤として好ましい。すなわち、ポリプロピ
レンに炭素数6以上のビニルシクロアルカン重合体をブ
レンドして得られる組成物であって、ビニルシクロアル
カン単位を該組成物中に0.05wtppm〜1000
0wtppm含有するポリプロピレンは、より高い結晶
性を有するので好ましい。また、先述の高結晶性ポリプ
ロピレンに該ビニルシクロアルカン重合体をブレンドす
ることによって高剛性のポリプロピレンを得ることがで
きる。これらのポリプロピレンは、単独で、もしくは2
種類以上を併用して用いることができる。
アルミニウム塩またはナトリウム塩(特開昭58−80
829号)、芳香族カルボン酸、芳香族リン酸金属塩、
ソルビトール誘導体(特公昭55−12460号、特開
昭58−129036号)などが挙げられる。
において、上記のポリプロピレンに反応させる単量体と
して、第1級アミンおよび/または第2級アミンが挙げ
られる。たとえば、第1級アミンとして、ステアリルア
ミンやアミノ基を有するスチレン系単量体が挙げられ
る。また、第2級アミンとして、第2級アミンが結合し
たスチレン系単量体が挙げられる。
は、アミノ基または第2級アミンの窒素を含む基のほか
に、ポリプロピレンと反応可能な基を有することが好ま
しい。ポリプロピレンと反応可能な基として、重合性の
基が好ましい。重合性の基として、炭素−炭素二重結合
または三重結合が挙げられる。
ピレンと結合していてもよく、また2分子以上の重合体
の形でポリプロピレンとグラフト共重合していてもよ
い。第1級アミンとして、具体的にはアリルアミン、ア
リルアニリン、N−アクリロイルアミン、N−メタクリ
ロイルアミン、N−フェニル−N−メタクリロイルアミ
ンなどが挙げられる。
ニルイミダゾールなどが挙げられる。これらアミンのな
かでも、アリルアミン、ジアリルアミン、ビニルイミダ
ゾールなどが好ましく用いられる。該第1級アミン、第
2級アミンは単独または2種以上混合して用いることが
できる。
て、具体的には、アミノスチレン、アミノメチルスチレ
ンなどが挙げられる。いずれも各種異性体が含まれる。
該アミノ基を有するスチレン系単量体は単独もしくは2
種以上混合して用いることができる。上記第1級アミン
および/または第2級アミンの使用量はポリオレフィン
100重量部に対し0.01〜30重量部、好ましくは
0.03〜20重量部の範囲である。第1級アミンおよ
び/または第2級アミンの量が上記の範囲外であると組
成物の諸物性の改良効果が認められず好ましくない。
フィンを製造する方法は特に限定はないが、溶融混練法
あるいは懸濁重合法などの、グラフト反応による方法が
好ましい。該グラフト反応はラジカル開始剤の存在下、
あるいは不存在下で行なわれることが好ましい。該ラジ
カル開始剤は特に限定されず、所望のものを適宜選択使
用することができる。たとえば、2,2’−アゾビスイ
ソブチロニトリルなどのアゾ系化合物を始めとして、特
開平2−160856号公報に記載されているような各
種ラジカル開始剤が挙げられる。本発明の熱可塑性樹脂
組成物の成分(A)の変性ポリオレフィンには必要に応
じて原料ポリオレフィンを加えることができる。
の液晶ポリエステルはサーモトロピック液晶ポリマーと
呼ばれるポリエステルである。具体的には、(1)芳香
族ジカルボン酸と芳香族ジオールと芳香族ヒドロキシカ
ルボン酸との組み合わせからなるもの、(2)異種の芳
香族ヒドロキシカルボン酸の組み合わせからなるもの、
(3)芳香族ジカルボン酸と核置換芳香族ジオールとの
組み合わせからなるもの、(4)ポリエチレンテレフタ
レートなどのポリエステルに芳香族ヒドロキシカルボン
酸を反応させたものなどが挙げられ、400℃以下の温
度で異方性溶融体を形成するものである。本発明の成分
(B)には350℃以下の温度で異方性溶融体を形成す
るものが好ましく用いられる。なお、これらの芳香族ジ
カルボン酸、芳香族ジオールおよび芳香族ヒドロキシカ
ルボン酸の代わりに、それらのエステル形成性誘導体が
使用されることもある。該液晶ポリエステルの繰り返し
構造単位としては、下記のものを例示することができる
が、これらに限定されるものではない。
造単位:
位:
り返し構造単位:
ら特に好ましい液晶ポリエステルは
り返し構造単位の組み合わせが下記(I)〜(V)のも
のである。
(III)、(IV)については、それぞれ、例えば特
公昭47−47870号公報、特公昭63−3888号
公報、特公昭63−3891号公報、特公昭56−18
016号公報などに記載されている。
(A)であるポリオレフィンと第1級アミンおよび/ま
たは第2級アミンが反応してなる変性ポリオレフィンと
(B)液晶ポリエステルとの比率は、成分(A)が1〜
99重量%、成分(B)が99〜1重量%、好ましくは
成分(A)が5〜95重量%、成分(B)が95〜5重
量%である。成分(A)が1重量%未満だと液晶ポリエ
ステルの異方性を緩和する効果が充分でなく、また成分
(A)が99重量%をこえると組成物の耐熱性、機械的
性質が低下して好ましくない。
する方法に特に制限はなく、周知の方法を用いることが
できる。たとえば、溶液状態で各成分を混合し、溶剤を
蒸発させるか、非溶剤中に沈澱させる方法が挙げられ
る。工業的見地からみると溶融状態で各成分を混練する
方法が好ましい。溶融混練には一般に使用されている一
軸または二軸の押出機、各種のニーダー等の混練装置を
用いることができる。特に二軸の高混練機が好ましい。
混練に際しては、各成分は予めタンブラーもしくはヘン
シェルミキサーのような装置で各成分を均一に混合して
もよいし、必要な場合には混合を省き、混練装置にそれ
ぞれ別個に定量供給する方法も用いることができる。
およびそれと反応し得る第1級アミンおよび/または第
2級アミン等を有機過酸化物などと共に混練機の第一投
入口から投入し、第二投入口から液晶ポリエステルを投
入して一回の混練で熱可塑性樹脂組成物を得ることもで
きる。また、変性ポリオレフィンと液晶ポリエステルと
をヘンシェルミキサーで混合したのち混練機で混練して
該樹脂組成物を得ることもできる。混練された該樹脂組
成物は、射出成形、押出成形、その他各種の成形法によ
って成形されるが、予め混練の過程を経ず、射出成形や
押出成形時にドライブレンドして溶融加工操作中に混練
して本発明の樹脂組成物とし、直接成形加工品を得るこ
ともできる。
所望により無機充填剤が用いられる。このような無機充
填剤としては、炭酸カルシウム、タルク、クレー、シリ
カ、炭酸マグネシウム、硫酸バリウム、酸化チタン、ア
ルミナ、石膏、ガラス繊維、炭素繊維、アルミナ繊維、
シリカアルミナ繊維、ホウ酸アルミニウムウィスカ、チ
タン酸カリウム繊維等が例示される。
じて、さらに、有機充填剤、酸化防止剤、熱安定剤、光
安定剤、難燃剤、滑剤、帯電防止剤、無機または有機系
着色剤、防錆剤、架橋剤、発泡剤、蛍光剤、表面平滑
剤、表面光沢改良剤、フッ素樹脂などの離型改良剤など
の各種の添加剤を製造工程中あるいはその後の加工工程
において添加することができる。
これらは単なる例示であり、本発明はこれらに限定され
ることはない。
鉄工(株)製PCM−30型二軸押出機を用いてシリン
ダー温度260〜300℃で組成物を混練した後、日精
樹脂工業(株)製PS40E5ASE型射出成形機を用
いて、成形温度260〜300℃、金型温度70〜90
℃で射出成形した成形品について行なった。
L))ASTM4号引張ダンベル、TDUL測定用試験
片(127mm長×12.7mm幅×6.4mm厚)を
成形し、それぞれASTM D638、ASTM D6
48に準じて引張強度、TDUL(荷重18.6kg)
を測定した。 (アイゾット衝撃強度)試験片(6.4mm厚)につい
てノッチ無しでJIS K7110に従い室温で測定し
た。 (曲げ強度)試験片(6.4mm厚)についてASTM
D790に準じて、測定した。
0min〕ポリプロピレンのMFRはJIS K675
8に準じて、230℃、2.16kg荷重で測定した。 (射出成形品の外観)射出成形品の外観は以下の基準で
評価した。 ○:外観は美しく、色調変化などは認められない。 ×:成形品表面に色調変化などが認められる。
R=3.5)100重量部をジアリルアミン3.4重量
部、分散剤(メトローズ(登録商標)90SH−10
0、信越化学(株)製)1.3重量部、ラジカル開始剤
t−ブチルパーオキシピバレート0.9重量部、水5
00重量部とともにオートクレーブ中に投入し、98℃
で約1時間反応させた後重合体を回収し真空乾燥を行な
った。以下、このようにして得られた変性ポリプロピレ
ンをA−1と略記する。
64B(MFR=5.0)100重量部、アミノスチレ
ン1重量部、ステアリルアミン2.8重量部を安定剤と
ともにヘンシェルミキサーで混合後、池貝鉄工(株)製
PCM−30型二軸押出機を使用してシリンダー温度2
55℃で脱揮しながら混練を行ない変性ポリプロピレン
を得た。以下該変性ポリプロピレンをA−2と略記す
る。
方法をもとに製造した。すなわち、パラアセトキシ安息
香酸675g(3.75モル)、6−アセトキシ−2−
ナフトエ酸287g(1.25モル)を重合槽に仕込
み、250℃で3時間、280℃で1時間30分アルゴ
ン気流下で攪拌した。次に重合温度を320℃に昇温
し、30分保持し、脱酢酸重縮合反応を行なった。次い
でアルゴン気流を停止し、徐々に減圧を行ない、最終的
に約0.1mmHgの圧力で30分維持して重合物を得
た。この重合物を粉砕し、アルミ製ロータリーオーブン
に移し、空気中150℃で1時間乾燥した。以下、得ら
れた液晶ポリエステルをB−1と略記する。
ラヒドロキシ安息香酸517.5g(3.75モル)、
テレフタル酸155.7g(0.94モル)、イソフタ
ル酸51.8g(0.31モル)、4,4’−ジヒドロ
キシジフェニル232.5g(1.25モル)および無
水酢酸688.5(6.75モル)を重合槽に仕込み、
重合した。以下得られた液晶ポリエステルをB−2と略
記する。
し諸物性を測定した。得られた結果を表1、2に示す。
薬品性、外観などが優れ、しかも安価な熱可塑性樹脂組
成物を得ることが可能となった。
Claims (6)
- 【請求項1】(A)ポリオレフィン(但し、炭素数3〜
12のα−オレフィンと一般式(I) (式中、R 1 は炭素数2〜5のアルキリデン基又は炭素
数2〜5のアルケニル基を表し、R 2 は水素原子又は炭
素数1〜5の炭化水素基を表す。nは0、1又は2であ
る)で示されるアルキリデン基又はアルケニル基を有す
る環状オレフィンとの共重合体であって、該環状オレフ
ィンの含有量が0.1〜50モル%である不飽和基を有
するオレフィン系共重合体を除く。) と第1級アミンおよび/または第2級アミンが反応して
なる変性ポリオレフィン、および(B)液晶ポリエステ
ルからなり、成分(A)が1〜99重量%、成分(B)
が99〜1重量%である熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項2】第1級アミンが炭素−炭素二重結合または
三重結合を有することを特徴とする請求項1記載の熱可
塑性樹脂組成物。 - 【請求項3】第2級アミンが炭素−炭素二重結合または
三重結合を有することを特徴とする請求項1記載の熱可
塑性樹脂組成物。 - 【請求項4】成分(A)のポリオレフィンがポリプロピ
レンである請求項1記載の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項5】成分(A)におけるポリオレフィンが沸騰
ヘプタン不溶部のアイソタクチック・ペンタッド分率が
0.970以上の高結晶性ポリプロピレンである請求項
1記載の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項6】成分(A)におけるポリプロピレンが、ポ
リプロピレンに炭素数6以上のビニルシクロアルカン重
合体をブレンドして得られる組成物であって、ビニルシ
クロアルカン単位を該組成物中に0.05wtppm〜
10000wtppm含有するポリプロピレンである請
求項4記載の熱可塑性樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21051193A JP3269202B2 (ja) | 1993-08-25 | 1993-08-25 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21051193A JP3269202B2 (ja) | 1993-08-25 | 1993-08-25 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0762172A JPH0762172A (ja) | 1995-03-07 |
JP3269202B2 true JP3269202B2 (ja) | 2002-03-25 |
Family
ID=16590587
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21051193A Expired - Fee Related JP3269202B2 (ja) | 1993-08-25 | 1993-08-25 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3269202B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006008964A (ja) * | 2004-01-22 | 2006-01-12 | Polyplastics Co | 熱可塑性樹脂組成物 |
WO2005116141A1 (ja) * | 2004-05-26 | 2005-12-08 | Polyplastics Co., Ltd. | 熱可塑性樹脂組成物 |
JP2011113846A (ja) * | 2009-11-27 | 2011-06-09 | Sumitomo Chemical Co Ltd | コイルベースおよびこれを用いた加熱コイルユニット |
JP7436467B2 (ja) * | 2019-04-26 | 2024-02-21 | 株式会社カネカ | 低誘電樹脂組成物、成形品、フィルム、積層フィルム、及びフレキシブルプリント配線板 |
CN113150288B (zh) * | 2021-04-21 | 2022-07-15 | 公牛集团股份有限公司 | 一种热致性液晶高聚物及其在pc树脂中的应用 |
-
1993
- 1993-08-25 JP JP21051193A patent/JP3269202B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0762172A (ja) | 1995-03-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5767195A (en) | Liquid crystal polyester resin composition | |
JPH0277459A (ja) | 高メルトフローの繊維補強プロピレン重合体組成物 | |
CA2035827A1 (en) | Thermoplastic resin composition | |
JPH0258543A (ja) | 耐衝撃性ポリアミド樹脂組成物の製造法 | |
JP3269202B2 (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
EP3872133A1 (en) | Thermoplastic resin composition, preparation method therefor, and molded product manufactured therefrom | |
JP2001294722A (ja) | 透明耐熱性熱可塑性樹脂組成物 | |
EP0380112A2 (en) | Resin composition | |
JPH07304936A (ja) | 液晶ポリエステル樹脂組成物 | |
JP3399120B2 (ja) | 液晶ポリエステル樹脂組成物 | |
US5420199A (en) | Thermoplastic polyester resin composition containing polybutylene terephthalate, modified polyolefin and polycarbonate resins | |
EP0629661B1 (en) | Thermoplastic resin composition | |
JPH0232143A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
US20060030659A1 (en) | Low warp polybutylene terephthalate molding compositions | |
JPH06179791A (ja) | 樹脂組成物 | |
JPH10330602A (ja) | 液晶ポリエステル樹脂組成物、それよりなる射出成形品およびフィルム | |
JP2775471B2 (ja) | 耐衝撃性が改良された熱可塑性樹脂組成物 | |
JP2001040190A (ja) | ポリエステル樹脂組成物 | |
JPH03252436A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
JP3119512B2 (ja) | 自動車用樹脂組成物 | |
JPH0912842A (ja) | 液晶ポリエステル樹脂組成物とその製造方法 | |
JPH06100765A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
JPH0445140A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
JP2583231B2 (ja) | 耐衝撃性ポリエステル樹脂組成物 | |
JP2959301B2 (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090118 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090118 Year of fee payment: 7 |
|
RD05 | Notification of revocation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D05 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090118 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100118 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110118 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110118 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120118 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130118 Year of fee payment: 11 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |