JP3254387B2 - 施錠装置及びこの施錠装置に対して用いるゲージプレート及びこの施錠装置の解錠番号変更方法 - Google Patents
施錠装置及びこの施錠装置に対して用いるゲージプレート及びこの施錠装置の解錠番号変更方法Info
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- JP3254387B2 JP3254387B2 JP24233696A JP24233696A JP3254387B2 JP 3254387 B2 JP3254387 B2 JP 3254387B2 JP 24233696 A JP24233696 A JP 24233696A JP 24233696 A JP24233696 A JP 24233696A JP 3254387 B2 JP3254387 B2 JP 3254387B2
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Description
けた所定の押しボタンを押動操作することによって解錠
が可能になされた施錠装置と、この施錠装置に対して用
いるゲージプレートと、更にこの施錠装置の解錠番号変
更方法とに関するものである。
タンをホルダケースの表面側に出退自在に設け、その押
しボタンを押動操作するとホルダケースの裏側へ移動す
るタンブラを同ケース内に各押しボタンに対応して設
け、予め設定しておいた幾つかのタンブラのみを前記押
しボタンによって移動させることによってホルダケース
内に設けたロック機構を解除するようにしている(実公
平2−40206号公報、実公平3−54281号公
報、特公平3−78467号公報参照)。
方向一側に係合する凸部を内周側に有する枠板状のスラ
イダを、ホルダケース内にタンブラ移動方向と直交する
方向へ移動自在に設け、操作ノブの回動をこのスライダ
の移動に連動させることによって構成されている。従っ
て、解錠用のタンブラのみを押動すると各タンブラと凸
部との係合が解かれ、スライダが移動自在になってロッ
クが解除されるが、それ以外の場合はいずれかのタンブ
ラの幅方向一側が凸部と係合し、これによってスライダ
の移動が規制されて操作ノブが回動できなくなり、ロッ
ク状態となる。
一側には、スライダの凸部と係脱するためのロック部や
解除溝が凹凸状に形成されている。他方、ホルダケース
内には、各タンブラの幅方向他側に係合して同タンブラ
を押動操作位置に掛止しておく位置決め用バネが設けら
れており、従って、各タンブラの幅方向他側には、この
バネと係合するための係止部が形成されている。
は、解錠用のタンブラに対応する押しボタン記号の組合
せが解錠番号になる。従って、ユーザーがこの解錠番号
を変更したいときは、ホルダケースの裏蓋を取り外し、
解錠用のタンブラをそれ以外のタンブラと交換したり相
互位置を交替させたりしてその配置内容を変えればよ
い。
ンブラは、上記のようにそれぞれ形状の異なるロック部
及び解除溝と係止部とを幅方向両側に有するため、その
幅方向の取付け向きを間違えるとロック機構のスライダ
や位置決め用バネが正常に機能しないことになる。しか
し、各タンブラは小さい板片であり、しかも、ユーザー
は当該施錠装置のロック機構の作動原理を殆ど理解して
いないのが通常のため、解錠番号を変更するにあたり各
タンブラをその幅方向における取付け向きを間違えて左
右を逆にして取り付けることがあり、これが原因で故障
の苦情を受けることがあった。
ブラをホルダケースへ装着する場合の向きを所定方向に
一義的に規制できるようにして、解錠番号の変更の際の
故障を未然に防止できるようにした施錠装置及びこの施
錠装置に対して用いるゲージプレート及びこの施錠装置
の解錠番号変更方法を提供することを目的とする。
本発明は次のような技術的手段を講じた。即ち、本発明
に係る施錠装置は、ホルダケースの裏側からケース内へ
タンブラを差し込もうとする場合、このホルダケースに
対する各タンブラの向きが、タンブラの配置の列ごとに
決められた特定の向きであるときのみその差込を許容す
る差込方向規制手段を備えている。
そのケース表裏方向裏側へ移動させるための孔状をした
挿入部分が設けられているが、この挿入部分とタンブラ
の断面形状とが、特定の向きでないと嵌まらない関係を
有しているのである。そのため、タンブラの向きを間違
えてホルダケースに装着するということは決して起こら
ない。なお、言うまでもなく、ホルダケースにおいてこ
のような挿入部分は、押しボタン及びタンブラの配置に
応じて、複数列あり且つ各列ごとに複数づつ設けられて
いる。
し、その差込方向に平行な溝を設け、他方、ホルダケー
ス側に対して、その溝に係合可能となる突起を設けるこ
とで構成するようにすればよい。ホルダケース側に設け
る突起は、上記したタンブラ用の挿入部分に対し、その
開口縁としてもよいし、孔の内部における一部としても
よいし、又は孔内部の全長にわたって設けるようにして
もよい。この他、タンブラに対して突起を設け、ホルダ
ケース側に対して溝を設けることも可能である。更に、
突起と溝との係合によるもの以外の例として、タンブラ
の断面形状を左右非対称となる波型や鉤形等とし、ホル
ダケース側に設ける挿入部分をこれに対応させた孔形状
とすることも考えられる。
対して、タンブラ用の差込口が所定配置且つ所定数形成
され、該差込口をタンブラの特定の向きでの差込のみを
許容する開口形状としたゲージプレートを必要時にだけ
当接させることで、ホルダケース側における上記の差込
方向規制手段を構成するという方法を採用している。こ
の方法を採用すれば、ホルダケースに対する加工等は一
切不要となるので、製造コストの高騰化を防止できる等
の利点に繋がる。
は、各差込口がホルダケース側のタンブラ用挿入部分に
一致し易くするために、ホルダケースの裏面部に位置決
め凹部を形成しておくのが好適であるが、この位置決め
凹部は、もともとホルダケースに設けられている裏蓋用
嵌合凹部を兼用させることが可能である。このようにす
れば、依然として、ホルダケースに対する加工等が一切
不要である。
施の形態を説明する。図1乃至図5において、ドアラッ
チ1はドア2の側端面より出退自在となっており、図外
のドア枠に設けたラッチ受け金具に対して係脱自在であ
る。室内側の操作機構3は、ドア2の室内側に取り付け
られた縦長の方形盆状を呈する飾り蓋4と、この飾り蓋
4の下部に回転自在に設けられた室内ノブ5とからな
る。
2の室外側に取り付けられた裏面側が開放された縦長箱
状を呈するホルダケース7と、このケース7に回転自在
に装着された室外ノブ8とを備えており、飾り蓋4とホ
ルダケース7とは、ドア2を室内側から貫通する同じ取
付ボルト9によってドア2の室内外で対応する位置に固
定されている。
おいて同軸心状に相対応しており、それぞれラッチ駆動
軸10に連動連結されている。ラッチ駆動軸10は偏平
な長尺板状で、室内側端部は室内ノブ5のボス部11に
嵌合され、室外側端部はホルダケース7内に室外ノブ8
の内側に同軸心状に固定した駆動ピニオンギア12に挿
通されており、これらのノブ5,8を介してラッチ駆動
軸10をいずれかの方向に回すとドアラッチ1をドア2
内に引き込めるようになっている。
の扇形孔13に回転方向で遊びをもって挿通されてい
て、後述するロック機構16がロック状態にあるときは
そのギア12の回動が規制されて室外ノブ8の解錠方向
の回動が不能となり、ロック機構16がロック解除され
るとそのギア12の回動が許容されて室外ノブ8の解錠
方向の回動が可能となる。
列)で各列ごとに複数の押しボタン14をホルダケース
7の表面側に出退自在に設け、その押しボタン14を押
動操作するとホルダケース7の裏側へ移動するタンブラ
15を同ケース7内に各押しボタン14に対応して設
け、予め設定しておいた幾つかの解錠用のタンブラ15
Aのみを押しボタン14によって移動させることによ
り、ホルダケース7内のロック機構16を解除するよう
にしている。
ように、上下方向(ホルダケース7の長手方向)に長い
クリア作動体17の案内溝18を幅方向中央に有しかつ
この溝18の両側に並ぶ複数のタンブラ挿通孔19を有
する基板20と、この基板20の室外側に摺動可能に重
合されたスライダ21と、このスライダ21に室外側に
重合されたタンブラ支持台22と、ホルダケース7の裏
側に形成された開口部7Aを着脱自在に施蓋する裏蓋2
3とを備えている。
5がケース7内でその表裏方向(室内外方向)に移動自
在となるよう挿通され、各タンブラ15はタンブラ支持
台22側に設けた挿通孔22Aにもそれぞれ挿通されて
いる。スライダ21はすべてのタンブラ挿通孔19を取
り囲む程度の大きさを有する板状枠体よりなり、ホルダ
ケース7内にその長手方向(図3の上下方向)に移動自
在に設けられ、このスライダ21の上端とホルダケース
7の上板との間に介装した左右一対の圧縮バネ24によ
って常時下方に付勢されている。このスライダ21の内
周左右両縁部には、各タンブラ15の幅方向一側に係脱
するための凹部25と凸部26がスライド方向に連続し
て形成されている。
7を介して室外側に付勢して設けたピン28によって支
持されており、このため、タンブラ15が押動時にスラ
イダ21に接触してもスライダ21がバネ23に抗して
室内方向に移動し、これにより、かかる接触に伴う押し
ボタン14の押動感触の変化によって解錠番号を察知す
ることを困難にしている。
7が上下摺動自在に設けられていて、このクリア作動体
17は、図8に示す如く押しボタン14によって押動さ
れたタンブラ15をその押動操作位置に保持しておく二
股状の位置決めバネ29を所定間隔おきに有している。
クリア作動体17は、ホルダケース7内に二列に並ぶタ
ンブラ15間に配置され、同作動体17の上端とホルダ
ケース7の上板との間に介装した下降バネ30によっ
て、前記スライダ21とは独立して常時下方に付勢され
ている。
オンギア12の上方には、このギア12に噛合して室内
外方向の支軸31回りに回動するセクタギア32が設け
られ、このセクタギア32に固定した解除ピン33がス
ライダ21の下端に接当されている。従って、ロック機
構16がロック状態にあるためスライダ21の上方移動
が規制されているときは、解除ピン33によって両ギア
12,32が回動できず、このため室外ノブ8も回動で
きない。
5の幅方向一側には、スライダ21の凹凸部25,26
と係脱するロック部34と解除溝35とが凹凸状に形成
されており、他方、各タンブラ15の幅方向他側には、
位置決めバネ29の先端掛止部29Aに掛止される係止
部36が形成されている。各タンブラ15は、その係止
部36が形成されている方をケース7中央側に向けるよ
うにして各タンブラ挿通孔19に装填されている。
ネ収納部37が形成され、この収納部37に、同タンブ
ラ15をホルダケース7の表面側(図5の上側)に付勢
する戻しバネ38が介装されている。従って、各タンブ
ラ15は、押しボタン14によって押動操作されるとそ
の係止部36が位置決めバネ29の先端掛止部29Aに
掛止されてその押動操作位置が維持されるが(図5の右
側のタンブラ15A)、後述のクリアタンブラ41によ
ってクリア作動体17を上方移動させると位置決めバネ
29との係合が解かれ、戻しバネ38によってホルダケ
ース7の表面側に押し出されてもとの位置に復帰する
(図5の左側のタンブラ15B)。
ブラ15A(図5の右側)は解除溝35の方がロック部
34よりもケース表面側(図5の上側)に設けられてい
て、これ以外の非解錠用のタンブラ15B(図5の左
側)はその配置順序が入れ代わり、ロック部34の方が
解除溝35ケース表面側に設けられている。すなわち、
解錠用のタンブラ15Aが押動操作位置にあるときはそ
の解除溝35がスライダ21の枠内に位置し、スライダ
21の凸部26が当該タンブラ15Aと接触しなくな
る。しかし、もとの位置に復帰されているときはそのロ
ック部34がスライダ21の凹部25に入り込んで同ス
ライダ21の凸部26に係合し、スライダ21の上方移
動が規制される。
作位置にあるときは、そのロック部34がスライダ21
の枠内に位置して凹部25に入り込み、同スライダ21
の凸部26に係合してスライダ21のスライダ21の上
方移動が規制され、もとの位置にあるときはその解除溝
35がスライダ21の枠内に位置し、スライダ21の凸
部26が当該タンブラ15Bと接触しなくなる。
ており、ホルダケース7の表面から室外側へ出退自在に
挿通されている。押しボタン14の内部には復帰バネ3
9が充填されている。この復帰バネ39のケース内側端
はタンブラ支持台22の室外側に突設した突片40(図
5参照)に接当されていて、押しボタン14を押してタ
ンブラ15を押動操作位置にした後は、押しボタン14
だけが復帰バネ39によって元の位置に復帰する。
その表面側に各押しボタン14に対応する0〜9のアラ
ビア数字とX,Y,Z及びCの英文字が刻印されてい
る。このうち、0〜9及びX,Y,Zの押しボタン14
には非解錠用又は解錠用のタンブラ15を対応させ、C
の押しボタン14にはクリアタンブラ41を対応させ
る。
17を上方移動させて非解錠用又は解錠用のタンブラ1
5をもとの位置に復帰させるもので、図8に示すように
幅方向一端を切欠き形成してなるカム片42を有する。
クリア作動体17の下端には、このカム片42が係合す
る傾斜カム面43が形成されている。従って、Cの押し
ボタン14を介してクリアタンブラ41を押し下げる
と、そのカム片42と傾斜カム面43の係合によってク
リア作動体17が下降バネ30に抗して上方へ移動す
る。このとき、位置決めバネ29も上方に移動して各タ
ンブラ15との係合が解かれ、押動操作位置にある各タ
ンブラ15が戻しバネ38によって元の位置に戻ること
になる。
ネ44によって上方へ付勢されたスライド板45が設け
られ、このスライド板45の上端にセクタギア32の解
除ピン33が当接されていて、このスライド板45の上
方移動によって回動操作後の室外ノブ8を原状に復帰さ
せるようにしている。図6及び図7に示すように、解錠
用のタンブラ15A及び非解錠用のタンブラ15Bに
は、それらのケース裏側端部に、各タンブラ15A,1
5Bを一見して判別できるようにするための着色部46
が設けられている。図例においてこの着色部46は、各
タンブラ15のケース裏側端に、前記した戻しバネ38
との係合を容易にするための幅狭突部47を設け、この
幅狭突部47の先端に、解錠用のタンブラ15Aについ
ては赤色、非解錠用のタンブラ15Bについては青色の
塗料を塗ったものとした。
3は鋼板等の金属製の板材よりなり、その各タンブラ1
5に対応する位置に確認窓48が設けられている。この
確認窓48は、裏蓋23における前記バネ収納部37の
底部を、各タンブラ15における幅狭突部47の幅と略
同寸法の直径で、表裏方向に貫通することによって形成
されている。
をホルダケース7へ差し込む際に、その前後方向を間違
えることがないよう、注意を促すことができ、しかもそ
のことの確認が、裏蓋23の取付後にあっても、施錠装
置6の外部から簡単に判断できるようになっている。な
お、各確認窓48には、裏蓋23の外面から着色部46
が見やすくなるよう、裏蓋23内面から外面に向かって
拡径するテーパ孔49とするのが好適である。
り付けた状態が面一な嵌め込み状態となるようにすべ
く、裏蓋23の平面大きさ及び厚さに略匹敵するスペー
スを有した嵌合凹部51が形成されている。この施錠装
置6には、図9に示すゲージプレート52が付属されて
いる。このゲージプレート52は、薄い金属製又は樹脂
製等の板材を素材として形成されたもので、その平面大
きさは、上記したホルダケース7の裏蓋23と同じ大き
さに形成されている。従ってこのゲージプレート52
は、ホルダケース7から裏蓋23を取り除いてできる嵌
合凹部51に対して、丁度嵌め入れることができること
になる。このため、ホルダケース7における上記裏蓋2
3用の嵌合凹部51は、ゲージプレート52にとっては
位置決め凹部として活用できるものである。
ルダケース7に対する全体的なタンブラ15の配置に対
応して、複数列で且つ各列ごとに複数の差込口53が形
成されている。また、各差込口53の隣には、ホルダケ
ース7の表面に刻印された0〜9のアラビア数字とX,
Y,Z及びCの英文字に対応すべく、同じ数字、英文字
が付記されている。なお、このゲージプレート52は、
ホルダケース7を裏返しにした状態でホルダケース7へ
当接させ、これをそのまま正面視する(即ち、ホルダケ
ース7は裏返しのままである)ようになっているので、
付記した数字や英文字の左右配置は、ホルダケース7の
ものとは左右逆となる。
ラ15が特定の向きである場合でないと該タンブラ15
を挿通できないような開口形状を有している。すなわ
ち、各タンブラ15には、図5〜図7に示すように表裏
一方面に対し、その幅方向中央部を通り抜けるようにし
て、ホルダケース7に対する差込方向に平行な溝55が
凹設されており、これに対し、ゲージプレート52の各
差込口53には、上記溝55に係合可能な突起56が設
けられている。
ケース7の裏側に配備させることで、タンブラ15とホ
ルダケース7との間には、タンブラ15の特定の向き
(差込口53の突部56に対して溝55を係合させる向
き)での差込のみを許容するような差込方向規制手段5
0が構成されることになる。全てのタンブラ15におい
て、溝55が設けられる面は、ロック部34、解除溝3
5、係止部36の左右配置に関連して一定の関係が成立
するように決められている。図例では、ロック部34及
び解除溝35を左側へ、また係止部36を右側へ向けた
状態でこれを正面視したとき(図6(a)の状態とした
とき)、その正面となる面に溝55が設けられている。
へ装着したとき、左側に配列されるタンブラ15と右側
に配列されるタンブラ15とが、それぞれの係止部36
を互いに対向させるようになることに関連して、左側列
では溝55が下向きとなり、右側列では溝55が上向き
となる。従って、当然のことながら、図9に示したよう
にゲージプレート52の各差込口53に設けられる突起
56も、その左側に配列される差込口53では開口縁の
上側に位置付けられ、右側に配列される差込口53では
開口縁の下側に位置付けられるものとなる。
口53Aだけは、クリアタンブラ41の差込方向を変更
することが予定されていないことに鑑み、円形開口とし
てある。このようなことから、各タンブラ15は、ホル
ダケース7において決められた特定の向きにしないと、
ゲージプレート52及びホルダケース7に対して嵌める
ことができないものであり、従ってタンブラ15の向き
を間違えてホルダケース7に装着してしまうということ
は決して起こらない。
びX,Y,Zのうち任意に設定される解錠番号の押しボ
タン14(例えば、1、2、3、X、Y)には解錠用の
タンブラ15Aが対応し、それ以外の押しボタン14
(4〜0、Z)には非解錠用のタンブラ15Bが対応す
るよう、各タンブラ15を挿通孔19に装填しておく。
しかして、解錠番号の押しボタン14のみを押して、全
ての解錠用のタンブラ15Aを押動操作位置にすると、
全タンブラ15A,15Bについてそのロック部34と
凸部26との係合が解かれ、これによってスライダ21
が上方移動可能となり、室外ノブ5のロックが解除され
る。
ラ15Aが押動されなかったり非解錠用のタンブラ15
Bが押動されると、いずれかのタンブラ15A,15B
のロック部34が凸部26と係合し、これによってスラ
イダ21の移動が規制されて室外ノブ8が回動できなく
なり、ロック状態となる。また、ユーザー自身が解錠番
号を押し間違えたときは、C(クリア用)の押しボタン
14を押すと、クリアタンブラ41によってクリア作動
体17が作動して他の全タンブラ15A,15Bがもと
の非押動位置に戻るので、その後に正しい解錠番号を押
し直せばよい。
直したいときは、ホルダケース7から裏蓋23を取り外
し、解錠用のタンブラ15Aをそれ以外のタンブラ15
Bと交換したり相互位置を交替させたりしてその配置内
容を変えればよい。例えば、解錠番号1、2、3、X、
Yを1、2、3、X、Zにするときは、Yの解錠用のタ
ンブラ15AとZの非解錠用タンブラ15Bを入れ換え
ればよい。
に前記着色部46が設けられているので、タンブラ15
を差し込む際の前後方向を間違えるといったことが防止
できると共に、ゲージプレート52を用いることで、タ
ンブラ15の向きを間違えることも完全に防止されるこ
とになる。また、裏蓋23に確認窓48が設けられてい
るので、ホルダケース7に対して裏蓋23を取り付けた
後になっても、確認窓48から着色部46の有無を確認
したり、着色部46の色の判別により解錠用のタンブラ
15Aと非解錠用のタンブラ15Bとの配置確認をした
りすることが、極めて容易にできる利点がある。
7を1本だけとして、これを左側列のタンブラ15と右
側列のタンブラ15との間に設けた構成であるため、溝
55と突起56との係合位置関係が、左側列と右側列と
で逆となるものであったが、クリア作動体17を複数本
設けるようにすれば、溝55と突起56との係合位置関
係も、左右列で同じ向きに揃えることができることにな
る。
りに、室外側から挿通されたキーを回動することによっ
て駆動ギア12を回動させるキーボックスをホルダケー
ス7内に設けるようにしてもよい。この場合、所定の解
錠番号の押しボタン14を押したあと更にキーを挿入し
て回動しないとロック解除できず、押しボタン14とキ
ー操作とによる二重ロック機構が構成されることにな
る。
各タンブラをホルダケースへ装着する場合にその幅方向
における差込向きを所定方向に一義的に規制できるよう
になっいるので、解錠番号の変更の際の故障を未然に防
止できるようになる。また、ホルダケースとは別体とな
るゲージプレートを付属させる構成としているので、ホ
ルダケースの設計変更を全く必要とせず、製作コストを
高騰化させるおそれが全くないので、既存の製品とされ
ている施錠装置に対しての本発明の実施が極めて容易に
なるという利点がある。
である。
(b)は解錠用のタンブラの正面図である。
(b)は解錠用のタンブラの底面図である。
である。
Claims (5)
- 【請求項1】 複数列で各列ごとに複数の押しボタン
(14)をホルダケース(7)の表面側に出退自在に設
け、その押しボタン(14)を押動操作するとホルダケ
ース(7)の表裏方向裏側へ移動するタンブラ(15)
を同ケース(7)内に各押しボタン(14)に対応して
設け、予め設定しておいた幾つかのタンブラ(15A)
のみを押しボタン(14)を介して移動させることによ
って解錠可能にした施錠装置において、 ホルダケース(7)に対するケース裏側からのタンブラ
(15)の差込時に、配置の列ごとに決められた各タン
ブラ(15)の特定の向きでの差込のみを許容する差込
方向規制手段(50)を備えており、 タンブラ(15)の配置に応じた差込口(53)を有し
且つ該差込口(53)がタンブラ(15)の特定の向き
での差込のみを許容する開口形状となっているゲージプ
レート(52)を、必要に応じてホルダケース(7)の
裏側に当接させることで、該ホルダケース(7)側にお
ける差込方向規制手段(50)を構成した ことを特徴と
する施錠装置。 - 【請求項2】 前記差込方向規制手段(50)は、タン
ブラ(15)に設けられた差込方向に平行な溝(55)
と、該溝(55)に係合可能にゲージプレート(7)に
設けられた突起(56)とで構成されることを特徴とす
る請求項1記載の施錠装置。 - 【請求項3】 ホルダケース(7)の裏側には、前記ゲ
ージプレート(52)を嵌め込み可能な位置決め凹部が
形成されていることを特徴とする請求項2記載の施錠装
置。 - 【請求項4】 前記位置決め凹部は、タンブラ(15)
の脱出を防止する裏蓋(23)用の嵌合凹部(51)に
より兼用されていることを特徴とする請求項3記載の施
錠装置。 - 【請求項5】 複数列で各列ごとに複数の押しボタン
(14)をホルダケース(7)の表面側に出退自在に設
け、その押しボタン(14)を押動操作するとホルダケ
ース(7)の表裏方向裏側へ移動するタンブラ(15)
を同ケース(7)内に各押しボタン(14)に対応して
設け、予め設定しておいた幾つかのタンブラ(15A)
のみを押しボタン(14)を介して移動させることによ
って解錠可能にした施錠装置において、 ホルダケース(7)の裏側から裏蓋(23)を外し、同
ケース(7)内から適数のタンブラ(15)を抜き出
し、タンブラ(15)の配置に対応し且つその配置の列
ごとに決められた各タンブラ(15)の特定の向きでの
差込のみを許容する差込口(53)が形成されたゲージ
プレート(52)をホルダケース(7)の裏側へ当接さ
せ、各差込口(53)に合わせて配置内容を異ならせつ
つタンブラ(15)をホルダケース(7)内へ差し込
み、ゲージプレート(52)を取り除いた後、ホルダケ
ース(7)に裏蓋(23)を取り付けることを特徴とす
る施錠装置の解錠番号変更方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24233696A JP3254387B2 (ja) | 1996-09-12 | 1996-09-12 | 施錠装置及びこの施錠装置に対して用いるゲージプレート及びこの施錠装置の解錠番号変更方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP24233696A JP3254387B2 (ja) | 1996-09-12 | 1996-09-12 | 施錠装置及びこの施錠装置に対して用いるゲージプレート及びこの施錠装置の解錠番号変更方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH1088876A JPH1088876A (ja) | 1998-04-07 |
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ID=17087688
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24233696A Expired - Lifetime JP3254387B2 (ja) | 1996-09-12 | 1996-09-12 | 施錠装置及びこの施錠装置に対して用いるゲージプレート及びこの施錠装置の解錠番号変更方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3254387B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4808663B2 (ja) * | 2007-03-27 | 2011-11-02 | 株式会社Lixil | 既設窓枠同定用ゲージ,そのゲージプレート及び上記ゲージを用いる窓枠改装用既設窓枠同定方法 |
-
1996
- 1996-09-12 JP JP24233696A patent/JP3254387B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1088876A (ja) | 1998-04-07 |
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