JP3251201B2 - 自動車用ヘッドランプのエイミング機構 - Google Patents
自動車用ヘッドランプのエイミング機構Info
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- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 claims description 8
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- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60Q—ARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
- B60Q1/00—Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor
- B60Q1/02—Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments
- B60Q1/04—Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments the devices being headlights
- B60Q1/06—Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments the devices being headlights adjustable, e.g. remotely-controlled from inside vehicle
- B60Q1/068—Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments the devices being headlights adjustable, e.g. remotely-controlled from inside vehicle by mechanical means
- B60Q1/0683—Adjustable by rotation of a screw
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
- Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
- Securing Globes, Refractors, Reflectors Or The Like (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エイミング調整用
ドライバーガイドを複数設けた自動車用ヘッドランプの
エイミング機構に関する。
ドライバーガイドを複数設けた自動車用ヘッドランプの
エイミング機構に関する。
【0002】
【従来の技術】図8〜図10は、従来のユニット可動タ
イプの自動車用ヘッドランプのエイミング機構を説明す
る図で、光源2aを内蔵したランプユニット2が、ラン
プハウジング1の前面において、1個の傾動支点である
玉継ぎ手3と、それぞれ軸方向に進退可能な2本のエイ
ミングスクリュー4,5とから構成されたエイミング機
構によって支持されている。ランプハウジング1には、
前方に延びる円筒形状の軸受け6が設けられ、この軸受
け6内には、ランプハウジング1を前後に貫通して前方
に延出するエイミングスクリュー4(5)と螺合するナ
ット部材7が回転可能に支承されている。また、エイミ
ングスクリュー4(5)の前端部には、玉部4a(5
a)が形成され、ランプユニット2に装着されたナット
8の玉受部8aに連結されている。符号4b(5b)
は、玉部4a(5a)の先端に形成された係合突起で、
ナット8の内側壁に当接して、エイミングスクリュー4
(5)を回り止めする。
イプの自動車用ヘッドランプのエイミング機構を説明す
る図で、光源2aを内蔵したランプユニット2が、ラン
プハウジング1の前面において、1個の傾動支点である
玉継ぎ手3と、それぞれ軸方向に進退可能な2本のエイ
ミングスクリュー4,5とから構成されたエイミング機
構によって支持されている。ランプハウジング1には、
前方に延びる円筒形状の軸受け6が設けられ、この軸受
け6内には、ランプハウジング1を前後に貫通して前方
に延出するエイミングスクリュー4(5)と螺合するナ
ット部材7が回転可能に支承されている。また、エイミ
ングスクリュー4(5)の前端部には、玉部4a(5
a)が形成され、ランプユニット2に装着されたナット
8の玉受部8aに連結されている。符号4b(5b)
は、玉部4a(5a)の先端に形成された係合突起で、
ナット8の内側壁に当接して、エイミングスクリュー4
(5)を回り止めする。
【0003】また、ナット部材7の外周には、傘歯車7
aが一体に形成されるとともに、軸受け6には、上方に
延びる円筒形状のドライバーガイド9が一体に形成され
ており、プラスドライバー(以下、単にドライバーとい
う)Dをこのドライバーガイド9に挿し込むと、ドライ
バーDの歯が傘歯車の歯7bに噛み合うようになってい
る。そしてドライバーDを回すことでナット部材7を回
動すると、ランプユニット2に対し回り止めされている
エイミングスクリュー4(5)が軸方向(図10,11
矢印方向)に進退して、玉部4a(5a)が前後に移動
し、ランプユニット2が水平軸LX ,垂直軸LY 回りに
傾動してエイミング調整できるようになっている。
aが一体に形成されるとともに、軸受け6には、上方に
延びる円筒形状のドライバーガイド9が一体に形成され
ており、プラスドライバー(以下、単にドライバーとい
う)Dをこのドライバーガイド9に挿し込むと、ドライ
バーDの歯が傘歯車の歯7bに噛み合うようになってい
る。そしてドライバーDを回すことでナット部材7を回
動すると、ランプユニット2に対し回り止めされている
エイミングスクリュー4(5)が軸方向(図10,11
矢印方向)に進退して、玉部4a(5a)が前後に移動
し、ランプユニット2が水平軸LX ,垂直軸LY 回りに
傾動してエイミング調整できるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記した従来
技術では、ドライバーDを挿し込むドライバーガイド9
が軸受け6毎に1個所しか設けられていないため、エイ
ミングのための操作は、ドライバーDを挿し込むことの
できる限られた一方向からしか行うことができず、非常
に不便であった。
技術では、ドライバーDを挿し込むドライバーガイド9
が軸受け6毎に1個所しか設けられていないため、エイ
ミングのための操作は、ドライバーDを挿し込むことの
できる限られた一方向からしか行うことができず、非常
に不便であった。
【0005】また、傾動支点(玉継ぎ手)3やエイミン
グスクリュー4,5といったエイミング機構を構成する
部材そのものは、左右のヘッドランプにおいて共通化で
きるものの、エイミング機構は、傾動支点(玉継ぎ手)
3とエイミングスクリュー4,5の正面から見た配置が
左右のヘッドランプで対称となるように構成されている
ため、ランプハウジング1を左右のヘッドランプにおい
て共通化することは困難で、左右のヘッドランプの構成
部品の共通化には限界があった。
グスクリュー4,5といったエイミング機構を構成する
部材そのものは、左右のヘッドランプにおいて共通化で
きるものの、エイミング機構は、傾動支点(玉継ぎ手)
3とエイミングスクリュー4,5の正面から見た配置が
左右のヘッドランプで対称となるように構成されている
ため、ランプハウジング1を左右のヘッドランプにおい
て共通化することは困難で、左右のヘッドランプの構成
部品の共通化には限界があった。
【0006】本発明は前記従来技術の問題点に鑑みなさ
れたもので、その第1の目的は、ドライバーを使ったエ
イミング操作がし易い自動車用ヘッドランプのエイミン
グ機構を提供することである。
れたもので、その第1の目的は、ドライバーを使ったエ
イミング操作がし易い自動車用ヘッドランプのエイミン
グ機構を提供することである。
【0007】また、第2の目的は、エイミング機構構成
部材であるランプハウジングの一部を左右のヘッドラン
プにおいて共通化することの可能な自動車用ヘッドラン
プのエイミング機構を提供することである。
部材であるランプハウジングの一部を左右のヘッドラン
プにおいて共通化することの可能な自動車用ヘッドラン
プのエイミング機構を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るために、請求項1に係る自動車用ヘッドランプのエイ
ミング機構においては、車体に取り付けられるランプハ
ウジングと、前記ランプハウジングの前方に設けられた
傾動支点回りに傾動可能に支持されたヘッドランプユニ
ットと、前記ランプハウジングに設けられた軸受により
軸回り回転可能に支承された円筒型のナット部材と、前
記ナット部材に螺合して前方に延出するとともに、ヘッ
ドランプユニットに対し回り止めされ、ナット部材の回
動に伴って、前端部に連結されたヘッドランプユニット
を傾動させるべく軸方向に進退するエイミングスクリュ
ーと、を備えた自動車用ヘッドランプのエイミング機構
において、前記ナット部材に、エイミングスクリューと
直交する方向に配したドライバーの歯と噛合可能な冠状
歯車を一体化するとともに、前記軸受けの近傍に、前記
ドライバーを導入するためのドライバーガイドを上下方
向対称に少なくとも2箇所設けるように構成したもの
で、ドライバーガイドに対応する複数の方向から、ドラ
イバーを軸受けに向け挿し込んで、ドライバーの歯を冠
状歯車の歯に噛み合わせることができる。請求項2に係
る自動車用ヘッドランプのエイミング機構においては、
請求項1に記載の自動車用ヘッドランプのエイミング機
構において、前記ランプハウジングを、ヘッドランプユ
ニットの傾動支点構成部材および上下エイミングスクリ
ュー配設用の合成樹脂製第1のランプハウジングと、前
記第1のランプハウジングの左右方向に離間して設けら
れた左右エイミングスクリュー配設用の合成樹脂製第2
のランプハウジングとから構成し、前記第1,第2のラ
ンプハウジングに、それぞれナット部材支承用の軸受け
を一体に形成するとともに、少なくとも第2のランプハ
ウジングの軸受けに、上下方向対称に2箇所以上のドラ
イバーガイドを設けるようにしたものである。ランプハ
ウジングは、第1のランプハウジングと第2のランプハ
ウジングの左右2つに分離され、しかもそれぞれが合成
樹脂で構成されているため、ランプハウジング全体がコ
ンパクトかつ軽量となる上に、車体形状に整合する任意
の形状に成形し易い。さらに、ヘッドランプユニット背
後の上下の空間が広くなり、ドライバーガイドを設ける
位置的制約が少なくなる。請求項3に係る自動車用ヘッ
ドランプのエイミング機構においては、請求項2に記載
の自動車用ヘッドランプのエイミング機構において、前
記第2のランプハウジングにおける左右方向外側に前記
ドライバーガイドを傾斜して設けるとともに、同ランプ
ハウジングにおける左右方向内側に車体取付部を設ける
ようにしたもので、車体取付部をランプハウジングの内
側寄りに設けたので、第2のランプハウジングがヘッド
ランプユニットの外側方に大きく突出することがない。
また、第2のランプハウジングにおける左右方向内側で
は、車体とヘッドランプユニット間の間隔が狭く、ドラ
イバーを挿入するのに不便であるが、第2のランプハウ
ジングにおける左右方向外側では、ヘッドランプユニッ
トがないため、ドライバーをドライバーガイドに挿入さ
せ易い。また、傾斜して延びるドライバーガイドには、
ゴミや泥等の異物が侵入し難い。また、前記第2の目的
を達成するために、請求項4に係る自動車用ヘッドラン
プのエイミング機構においては、請求項2又は3に記載
の自動車用ヘッドランプのエイミング機構において、前
記第2のランプハウジングに設けたドライバーガイドお
よび車体取付部を、上下方向に対称に配置するようにし
たもので、ドライバーガイドおよび車体取付部が上下方
向に対称であるため、第2のランプハウジングを180
度回転した形態にすることで、左右他の一方のヘッドラ
ンプにおけるエイミング機構の第2のランプハウジング
として使用できる。請求項5に係る自動車用ヘッドラン
プのエイミング機構においては、請求項3または4に記
載の自動車用ヘッドランプのエイミング機構において、
前記車体取付部を、車体側の取付孔と対応するボルトナ
ット締結用の取付孔と、車体側の係合孔と対応する位置
決めピンにより構成するとともに、前記取付孔を、位置
決めピンと正対する方向に沿って長い長孔で構成するよ
うにしたもので、ランプハウジング側の取付孔・位置決
めピン間距離と車体側の取付孔・ピン係合孔間距離に誤
差があっても、ランプハウジング側の取付孔(長孔)に
よってこの誤差を吸収できる。
るために、請求項1に係る自動車用ヘッドランプのエイ
ミング機構においては、車体に取り付けられるランプハ
ウジングと、前記ランプハウジングの前方に設けられた
傾動支点回りに傾動可能に支持されたヘッドランプユニ
ットと、前記ランプハウジングに設けられた軸受により
軸回り回転可能に支承された円筒型のナット部材と、前
記ナット部材に螺合して前方に延出するとともに、ヘッ
ドランプユニットに対し回り止めされ、ナット部材の回
動に伴って、前端部に連結されたヘッドランプユニット
を傾動させるべく軸方向に進退するエイミングスクリュ
ーと、を備えた自動車用ヘッドランプのエイミング機構
において、前記ナット部材に、エイミングスクリューと
直交する方向に配したドライバーの歯と噛合可能な冠状
歯車を一体化するとともに、前記軸受けの近傍に、前記
ドライバーを導入するためのドライバーガイドを上下方
向対称に少なくとも2箇所設けるように構成したもの
で、ドライバーガイドに対応する複数の方向から、ドラ
イバーを軸受けに向け挿し込んで、ドライバーの歯を冠
状歯車の歯に噛み合わせることができる。請求項2に係
る自動車用ヘッドランプのエイミング機構においては、
請求項1に記載の自動車用ヘッドランプのエイミング機
構において、前記ランプハウジングを、ヘッドランプユ
ニットの傾動支点構成部材および上下エイミングスクリ
ュー配設用の合成樹脂製第1のランプハウジングと、前
記第1のランプハウジングの左右方向に離間して設けら
れた左右エイミングスクリュー配設用の合成樹脂製第2
のランプハウジングとから構成し、前記第1,第2のラ
ンプハウジングに、それぞれナット部材支承用の軸受け
を一体に形成するとともに、少なくとも第2のランプハ
ウジングの軸受けに、上下方向対称に2箇所以上のドラ
イバーガイドを設けるようにしたものである。ランプハ
ウジングは、第1のランプハウジングと第2のランプハ
ウジングの左右2つに分離され、しかもそれぞれが合成
樹脂で構成されているため、ランプハウジング全体がコ
ンパクトかつ軽量となる上に、車体形状に整合する任意
の形状に成形し易い。さらに、ヘッドランプユニット背
後の上下の空間が広くなり、ドライバーガイドを設ける
位置的制約が少なくなる。請求項3に係る自動車用ヘッ
ドランプのエイミング機構においては、請求項2に記載
の自動車用ヘッドランプのエイミング機構において、前
記第2のランプハウジングにおける左右方向外側に前記
ドライバーガイドを傾斜して設けるとともに、同ランプ
ハウジングにおける左右方向内側に車体取付部を設ける
ようにしたもので、車体取付部をランプハウジングの内
側寄りに設けたので、第2のランプハウジングがヘッド
ランプユニットの外側方に大きく突出することがない。
また、第2のランプハウジングにおける左右方向内側で
は、車体とヘッドランプユニット間の間隔が狭く、ドラ
イバーを挿入するのに不便であるが、第2のランプハウ
ジングにおける左右方向外側では、ヘッドランプユニッ
トがないため、ドライバーをドライバーガイドに挿入さ
せ易い。また、傾斜して延びるドライバーガイドには、
ゴミや泥等の異物が侵入し難い。また、前記第2の目的
を達成するために、請求項4に係る自動車用ヘッドラン
プのエイミング機構においては、請求項2又は3に記載
の自動車用ヘッドランプのエイミング機構において、前
記第2のランプハウジングに設けたドライバーガイドお
よび車体取付部を、上下方向に対称に配置するようにし
たもので、ドライバーガイドおよび車体取付部が上下方
向に対称であるため、第2のランプハウジングを180
度回転した形態にすることで、左右他の一方のヘッドラ
ンプにおけるエイミング機構の第2のランプハウジング
として使用できる。請求項5に係る自動車用ヘッドラン
プのエイミング機構においては、請求項3または4に記
載の自動車用ヘッドランプのエイミング機構において、
前記車体取付部を、車体側の取付孔と対応するボルトナ
ット締結用の取付孔と、車体側の係合孔と対応する位置
決めピンにより構成するとともに、前記取付孔を、位置
決めピンと正対する方向に沿って長い長孔で構成するよ
うにしたもので、ランプハウジング側の取付孔・位置決
めピン間距離と車体側の取付孔・ピン係合孔間距離に誤
差があっても、ランプハウジング側の取付孔(長孔)に
よってこの誤差を吸収できる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を、実
施例に基づいて説明する。
施例に基づいて説明する。
【0010】図1〜図7は本発明の一実施例を示し、図
1は本発明の第1の実施例であるユニット可動型の自動
車用ヘッドランプの正面図、図2は同ヘッドランプの水
平断面図(図1に示す線II−IIに沿う断面図)、図3は
同ヘッドランプの縦断面図(図1に示す線III−IIIに沿
う断面図)、図4は同ヘッドランプの縦断面図(図1に
示す線IV−IVに沿う断面図)、図5は第2のランプハウ
ジングの斜視図、図6は同ランプハウジングの正面図、
図7は同ランプハウジングの縦断面図(図6に示す線VI
I−VIIに沿う断面図)である。
1は本発明の第1の実施例であるユニット可動型の自動
車用ヘッドランプの正面図、図2は同ヘッドランプの水
平断面図(図1に示す線II−IIに沿う断面図)、図3は
同ヘッドランプの縦断面図(図1に示す線III−IIIに沿
う断面図)、図4は同ヘッドランプの縦断面図(図1に
示す線IV−IVに沿う断面図)、図5は第2のランプハウ
ジングの斜視図、図6は同ランプハウジングの正面図、
図7は同ランプハウジングの縦断面図(図6に示す線VI
I−VIIに沿う断面図)である。
【0011】これらの図において、符号10A,10B
は、ボルト・ナット80A,80Bにより車体70に取
付固定される合成樹脂製のランプハウジングで、ランプ
ハウジング10A,10Bの前面には、右側(運転席か
ら見た右側)のヘッドランプユニット(以下、ユニット
という)20が上下方向傾動調整用の金属製のエイミン
グスクリュー30と、スクリュー30と同一構造の左右
方向傾動調整用のエイミングスクリュー40と、傾動支
点を構成するランプハウジング側の玉部18aとユニッ
ト側の玉支承部18bからなる玉継手18との3点によ
って傾動可能に支持されている。即ち、ユニット20
は、2本のエイミングスクリュー30,40と1個の玉
継手18から構成されたエイミング機構によって、車体
70に取付固定されたランプハウジング10A,10B
に対し上下左右方向に傾動できるように支持されてい
る。
は、ボルト・ナット80A,80Bにより車体70に取
付固定される合成樹脂製のランプハウジングで、ランプ
ハウジング10A,10Bの前面には、右側(運転席か
ら見た右側)のヘッドランプユニット(以下、ユニット
という)20が上下方向傾動調整用の金属製のエイミン
グスクリュー30と、スクリュー30と同一構造の左右
方向傾動調整用のエイミングスクリュー40と、傾動支
点を構成するランプハウジング側の玉部18aとユニッ
ト側の玉支承部18bからなる玉継手18との3点によ
って傾動可能に支持されている。即ち、ユニット20
は、2本のエイミングスクリュー30,40と1個の玉
継手18から構成されたエイミング機構によって、車体
70に取付固定されたランプハウジング10A,10B
に対し上下左右方向に傾動できるように支持されてい
る。
【0012】ユニット20は、内周面に放物面形状のリ
フレクター22が一体に形成された合成樹脂製のランプ
ボディ21と、このリフレクター22の焦点位置に配置
された光源であるバルブ23と、ランプボディ21の前
面開口部に組付けられた前面レンズ24とが一体化され
た構造となっている。
フレクター22が一体に形成された合成樹脂製のランプ
ボディ21と、このリフレクター22の焦点位置に配置
された光源であるバルブ23と、ランプボディ21の前
面開口部に組付けられた前面レンズ24とが一体化され
た構造となっている。
【0013】そして、ユニット20(ランプボディ2
1)の背面に延出形成されたボス21a(図4参照)に
は、玉継手18を構成する玉支承部18bが固設され、
玉支承部18bには、ランプハウジング10Aに固設さ
れたスタッドボルト19先端の玉部18aが係合してい
る。また、ユニット20(ランプボディ21)の背面に
延出形成されたブラケット21b,21cには、ランプ
ハウジング10Aに支持されたエイミングスクリュー3
0,ランプハウジング10Bに支持されたエイミングス
クリュー40のそれぞれの先端に形成された玉部31,
41を回り止めし、かつ自由回動可能に支承する従来公
知の合成樹脂製の玉受部材25,25がそれぞれ嵌着さ
れている(図2,3,4参照)。符号31a,41a
は、玉部31,41の先端に形成された係合突起で、玉
受部材25,25の内側壁に当接してエイミングスクリ
ュー30,40を回り止めする。
1)の背面に延出形成されたボス21a(図4参照)に
は、玉継手18を構成する玉支承部18bが固設され、
玉支承部18bには、ランプハウジング10Aに固設さ
れたスタッドボルト19先端の玉部18aが係合してい
る。また、ユニット20(ランプボディ21)の背面に
延出形成されたブラケット21b,21cには、ランプ
ハウジング10Aに支持されたエイミングスクリュー3
0,ランプハウジング10Bに支持されたエイミングス
クリュー40のそれぞれの先端に形成された玉部31,
41を回り止めし、かつ自由回動可能に支承する従来公
知の合成樹脂製の玉受部材25,25がそれぞれ嵌着さ
れている(図2,3,4参照)。符号31a,41a
は、玉部31,41の先端に形成された係合突起で、玉
受部材25,25の内側壁に当接してエイミングスクリ
ュー30,40を回り止めする。
【0014】このため、エイミングスクリュー30(4
0)を軸方向に進退させた場合に、玉部31(41)と
玉受部材25間に不測の応力を発生させることなく、ユ
ニット20を上下左右方向に傾動させることができる。
0)を軸方向に進退させた場合に、玉部31(41)と
玉受部材25間に不測の応力を発生させることなく、ユ
ニット20を上下左右方向に傾動させることができる。
【0015】エイミングスクリュー30(40)は、そ
のネジ部30a(40a)がランプハウジング10A
(10B)に回転可能に支承された円筒型の金属製ナッ
ト部材16の雌ねじ部16aに螺合するとともに、ラン
プハウジング10A(10B)を貫通して前方に延出し
ている。
のネジ部30a(40a)がランプハウジング10A
(10B)に回転可能に支承された円筒型の金属製ナッ
ト部材16の雌ねじ部16aに螺合するとともに、ラン
プハウジング10A(10B)を貫通して前方に延出し
ている。
【0016】ナット部材16は、ランプハウジング10
A(10B)に一体に形成された円筒形状の軸受11に
支承されるとともに、このナット部材16の前端部外周
には、エイミングスクリュー30(40)に対し直交す
る方向に配したプラスドライバー(以下、単にドライバ
ーという)50の歯50aと噛合う傘歯車17が一体に
形成されている。符号17aは傘歯車17の歯を示す。
A(10B)に一体に形成された円筒形状の軸受11に
支承されるとともに、このナット部材16の前端部外周
には、エイミングスクリュー30(40)に対し直交す
る方向に配したプラスドライバー(以下、単にドライバ
ーという)50の歯50aと噛合う傘歯車17が一体に
形成されている。符号17aは傘歯車17の歯を示す。
【0017】また、ランプハウジング10A(10B)
の軸受け11を貫通したナット部材16の後端部には、
浅い溝16bが周設され、この溝16bと軸受11の後
端部間にプッシュオンフィックス16cが装着されて、
ナット部材16が軸受11に対し抜け止めされている。
の軸受け11を貫通したナット部材16の後端部には、
浅い溝16bが周設され、この溝16bと軸受11の後
端部間にプッシュオンフィックス16cが装着されて、
ナット部材16が軸受11に対し抜け止めされている。
【0018】また、ランプハウジング10A(10B)
の前面には、軸受11および傘歯車17を取り囲む円筒
形状の立壁12が延出形成され、この立壁12には、半
径方向に開口する堅穴であるドライバーガイド13が設
けられている。そして、ドライバーガイド13は、ドラ
イバー50が係合できる幅に形成されており、このドラ
イバーガイド13に沿ってドライバー50を挿し込め
ば、ドライバーの歯50aが傘歯車の歯17aに自ずと
噛合う状態に保持される(図3,7参照)。
の前面には、軸受11および傘歯車17を取り囲む円筒
形状の立壁12が延出形成され、この立壁12には、半
径方向に開口する堅穴であるドライバーガイド13が設
けられている。そして、ドライバーガイド13は、ドラ
イバー50が係合できる幅に形成されており、このドラ
イバーガイド13に沿ってドライバー50を挿し込め
ば、ドライバーの歯50aが傘歯車の歯17aに自ずと
噛合う状態に保持される(図3,7参照)。
【0019】そこで、ドライバー50をドライバーガイ
ド13に挿し込んで、ドライバー50を回動させると、
軸方向への移動が阻止されているナット部材16がエイ
ミングスクリュー30(40)回りに回動し、これによ
って、玉受部材25,25を介してユニット20に対し
回り止めされているエイミングスクリュー30(40)
が軸方向に進退し、エイミングスクリュー30(40)
によるユニット支持点(玉受部材25,25)が前後方
向に移動する。この結果、傾動支点(玉継手18)と2
個の玉受部材25,25とを結ぶ水平軸Lx,垂直軸L
y回りにユニット20が傾動し、ヘッドランプの照射軸
を上下左右方向に傾動調整することができる。
ド13に挿し込んで、ドライバー50を回動させると、
軸方向への移動が阻止されているナット部材16がエイ
ミングスクリュー30(40)回りに回動し、これによ
って、玉受部材25,25を介してユニット20に対し
回り止めされているエイミングスクリュー30(40)
が軸方向に進退し、エイミングスクリュー30(40)
によるユニット支持点(玉受部材25,25)が前後方
向に移動する。この結果、傾動支点(玉継手18)と2
個の玉受部材25,25とを結ぶ水平軸Lx,垂直軸L
y回りにユニット20が傾動し、ヘッドランプの照射軸
を上下左右方向に傾動調整することができる。
【0020】また、ドライバーガイド13に対向する軸
受11の外周面には、ドライバー50の先端を位置決め
する縦溝11a(図7参照)が設けられて、ドライバー
50の歯50aと傘歯車17の歯17aの噛み合い状態
が保持されるようになっている。即ち、ドライバー50
の回動時に、ドライバー先端の当接する軸受11の外周
面が平滑面であると、ドライバーの回動操作時に、ドラ
イバーの先端が滑って、ドライバー50と傘歯車17間
の係合が外れる等して、ナット部材16をスムーズに回
動させることができないおそれがある。このため、軸受
11外周面のドライバーガイド13に正対する位置に、
ドライバー50の先端を位置決めする凹部(縦溝11
a)を設けて、ドライバー50を回動操作する際に、ド
ライバーと傘歯車17の噛合いが外れないようにするこ
とで、ドライバー50によるナット部材16のスムーズ
な回動操作を確保するようになっている。
受11の外周面には、ドライバー50の先端を位置決め
する縦溝11a(図7参照)が設けられて、ドライバー
50の歯50aと傘歯車17の歯17aの噛み合い状態
が保持されるようになっている。即ち、ドライバー50
の回動時に、ドライバー先端の当接する軸受11の外周
面が平滑面であると、ドライバーの回動操作時に、ドラ
イバーの先端が滑って、ドライバー50と傘歯車17間
の係合が外れる等して、ナット部材16をスムーズに回
動させることができないおそれがある。このため、軸受
11外周面のドライバーガイド13に正対する位置に、
ドライバー50の先端を位置決めする凹部(縦溝11
a)を設けて、ドライバー50を回動操作する際に、ド
ライバーと傘歯車17の噛合いが外れないようにするこ
とで、ドライバー50によるナット部材16のスムーズ
な回動操作を確保するようになっている。
【0021】また、エイミングスクリュー30と玉継手
18を支持するランプハウジング10Aおよびエイミン
グスクリュー40を支持するランプハウジング10Bに
は、それぞれドライバーガイド13が2ヵ所設けられ
て、図1矢印A1 ,A2 、B1,B2 に示す斜め上方と
斜め下方の2方向いずれの方向からもドライバー50を
挿し込んで、エイミング操作できるようになっている。
なお、下方に開口するドライバーガイド13は、立壁1
2内に侵入した水を排出する水抜き孔として機能する。
18を支持するランプハウジング10Aおよびエイミン
グスクリュー40を支持するランプハウジング10Bに
は、それぞれドライバーガイド13が2ヵ所設けられ
て、図1矢印A1 ,A2 、B1,B2 に示す斜め上方と
斜め下方の2方向いずれの方向からもドライバー50を
挿し込んで、エイミング操作できるようになっている。
なお、下方に開口するドライバーガイド13は、立壁1
2内に侵入した水を排出する水抜き孔として機能する。
【0022】特に、ランプハウジング10Bにおけるド
ライバーガイド13は、図5,6,7に示すように、正
面視略矩形状のハウジング本体100に対し上下方向に
対称に配置されている。また、ハウジング本体100に
は、取付孔104と位置決めピン106から構成された
車体取付部が設けられているが、これらも上下方向に対
称に配置されている。
ライバーガイド13は、図5,6,7に示すように、正
面視略矩形状のハウジング本体100に対し上下方向に
対称に配置されている。また、ハウジング本体100に
は、取付孔104と位置決めピン106から構成された
車体取付部が設けられているが、これらも上下方向に対
称に配置されている。
【0023】即ち、本体100の側方に延出する矩形プ
レート状のベース102には、ボルト・ナット80B締
結によってランプハウジング10Bを車体70に取り付
けるための取付け孔104が2個設けられ、さらにベー
ス102の背面には、ランプハウジング10Bの取付け
位置を位置決めするための位置決めピン106が2個突
設されており、この取付け孔104(104a,104
b)および位置決めピン106(106a,106b)
も、ハウジング本体100に対し上下方向に対称に配置
されている。
レート状のベース102には、ボルト・ナット80B締
結によってランプハウジング10Bを車体70に取り付
けるための取付け孔104が2個設けられ、さらにベー
ス102の背面には、ランプハウジング10Bの取付け
位置を位置決めするための位置決めピン106が2個突
設されており、この取付け孔104(104a,104
b)および位置決めピン106(106a,106b)
も、ハウジング本体100に対し上下方向に対称に配置
されている。
【0024】そして、車体70に形成されたピン係合孔
(図示せず)に下方の位置決めピン106aを係合し、
車体70側の取付孔71周縁部とランプハウジング側取
付孔104a周縁部をボルトナット80Bにより共締め
することで、ランプハウジング10Bは車体70に固定
される。なお、車体70の第2のランプハウジング10
B取付面における上方の位置決めピン106bに対応す
る領域は、図3に示すように、後方にセットバックされ
て、位置決めピン106bが車体70と干渉することが
ない。
(図示せず)に下方の位置決めピン106aを係合し、
車体70側の取付孔71周縁部とランプハウジング側取
付孔104a周縁部をボルトナット80Bにより共締め
することで、ランプハウジング10Bは車体70に固定
される。なお、車体70の第2のランプハウジング10
B取付面における上方の位置決めピン106bに対応す
る領域は、図3に示すように、後方にセットバックされ
て、位置決めピン106bが車体70と干渉することが
ない。
【0025】このように、2個のドライバーガイド1
3,2個の取付け孔104および2個の位置決めピン1
06の形成されたランプハウジング10Bは、上下方向
に対称な形状に形成されていることから、右側のヘッド
ランプにおけるこの第2のランプハウジング10Bを1
80度回転させた形態とし、右側のヘッドランプでは使
用しなかった位置決めピン106bを車体側の所定のピ
ン係合孔に係合するとともに、同じく右側のヘッドラン
プでは使用しなかった取付孔104b周縁部を車体の所
定の取付孔周縁部にボルトナットにより共締めすること
で、左側のヘッドランプにおける第2のランプハウジン
グとしても利用することができる。
3,2個の取付け孔104および2個の位置決めピン1
06の形成されたランプハウジング10Bは、上下方向
に対称な形状に形成されていることから、右側のヘッド
ランプにおけるこの第2のランプハウジング10Bを1
80度回転させた形態とし、右側のヘッドランプでは使
用しなかった位置決めピン106bを車体側の所定のピ
ン係合孔に係合するとともに、同じく右側のヘッドラン
プでは使用しなかった取付孔104b周縁部を車体の所
定の取付孔周縁部にボルトナットにより共締めすること
で、左側のヘッドランプにおける第2のランプハウジン
グとしても利用することができる。
【0026】また、取付け孔104(104a,104
b)は、締結ボルトの外径に整合する内径寸法である
が、位置決めピン106(106a,106b)と正対
する方向(図6符号107参照)に沿った長い長孔に構
成されて、車体側の取付孔・ピン係合孔間距離とランプ
ハウジング側の取付孔・位置決めピン間距離とに誤差が
あっても、長孔104(104a,104b)によって
その誤差を吸収でき、常に適正な所定位置に第2のブラ
ケット10Bを固定することができるようになってい
る。
b)は、締結ボルトの外径に整合する内径寸法である
が、位置決めピン106(106a,106b)と正対
する方向(図6符号107参照)に沿った長い長孔に構
成されて、車体側の取付孔・ピン係合孔間距離とランプ
ハウジング側の取付孔・位置決めピン間距離とに誤差が
あっても、長孔104(104a,104b)によって
その誤差を吸収でき、常に適正な所定位置に第2のブラ
ケット10Bを固定することができるようになってい
る。
【0027】なお、符号108は、ハウジング本体10
0の背面に、ナット部材16の後方突出部を取り囲むよ
うに設けられている円筒形状の立壁で、この立壁108
により、ハウジング本体100の背面がベース102と
面一となって、車体70に対する平坦な当接面が確保さ
れている。
0の背面に、ナット部材16の後方突出部を取り囲むよ
うに設けられている円筒形状の立壁で、この立壁108
により、ハウジング本体100の背面がベース102と
面一となって、車体70に対する平坦な当接面が確保さ
れている。
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】なお、前記第1の実施例におけるナット部
材16には、傘歯車17がナット部材16に一体に形成
されているが、円筒型のナット部材に、ナット部材とは
別体の冠状の歯車を固着一体化した構成であってもよ
い。
材16には、傘歯車17がナット部材16に一体に形成
されているが、円筒型のナット部材に、ナット部材とは
別体の冠状の歯車を固着一体化した構成であってもよ
い。
【0032】また、前記した第1,第2の実施例では、
ヘッドランプユニットの背後に配置されて、車体に取付
けられるランプハウジングが、第1のランプハウジング
10Aと第2のランプハウジング10Bとして左右に分
離された構造となっているが、左右のランプハウジング
が一体に形成された構造であってもよい。
ヘッドランプユニットの背後に配置されて、車体に取付
けられるランプハウジングが、第1のランプハウジング
10Aと第2のランプハウジング10Bとして左右に分
離された構造となっているが、左右のランプハウジング
が一体に形成された構造であってもよい。
【0033】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に係る自動車用ヘッドランプのエイミング機構によれ
ば、ドライバーを用いたエイミング操作が一方向からし
かできなかった従来例に比べて、複数の方向から操作で
きるので、それだけエイミング操作がし易いという効果
がある。請求項2によれば、ランプハウジングがコンパ
クト化し、その重量も軽くなるので、車体に対するヘッ
ドランプの取り付けが容易となるとともに、自動車の総
重量の軽減にも貢献できる。また、ヘッドランプユニッ
ト背後の上下の空間が開放されるので、エイミング操作
用のドライバーを挿し込むためのドライバーガイド形成
位置の制約が減り、ランプハウジングの形状設計の自由
度が増す。請求項3によれば、第2のランプハウジング
がヘッドランプユニットの外側方に大きく突出しないよ
うに構成できるので、それだけヘッドランプに隣接する
灯具の配設が容易となる。また、ドライバーをドライバ
ーガイドに挿入させ易いので、エイミング調整が容易と
なる。また、ドライバーガイドから侵入した泥等の異物
が冠状歯車に付着するおそれが低いので、ドライバーと
冠状歯車の適正な噛み合いを確保できる。請求項4によ
れば、ランプハウジングの一部を左右のヘッドランプに
おいて共有できるので、ヘッドランプ構成部品の部品点
数を削減できる。請求項5によれば、第2のランプハウ
ジング側における車体取付部と車体側における第2のラ
ンプハウジング取付部間に多少の寸法誤差があっても、
ランプハウジング側の取付孔(長孔)でこの誤差を吸収
できるので、第2のランプハウジングを常に適正位置に
取り付けることができる。
1に係る自動車用ヘッドランプのエイミング機構によれ
ば、ドライバーを用いたエイミング操作が一方向からし
かできなかった従来例に比べて、複数の方向から操作で
きるので、それだけエイミング操作がし易いという効果
がある。請求項2によれば、ランプハウジングがコンパ
クト化し、その重量も軽くなるので、車体に対するヘッ
ドランプの取り付けが容易となるとともに、自動車の総
重量の軽減にも貢献できる。また、ヘッドランプユニッ
ト背後の上下の空間が開放されるので、エイミング操作
用のドライバーを挿し込むためのドライバーガイド形成
位置の制約が減り、ランプハウジングの形状設計の自由
度が増す。請求項3によれば、第2のランプハウジング
がヘッドランプユニットの外側方に大きく突出しないよ
うに構成できるので、それだけヘッドランプに隣接する
灯具の配設が容易となる。また、ドライバーをドライバ
ーガイドに挿入させ易いので、エイミング調整が容易と
なる。また、ドライバーガイドから侵入した泥等の異物
が冠状歯車に付着するおそれが低いので、ドライバーと
冠状歯車の適正な噛み合いを確保できる。請求項4によ
れば、ランプハウジングの一部を左右のヘッドランプに
おいて共有できるので、ヘッドランプ構成部品の部品点
数を削減できる。請求項5によれば、第2のランプハウ
ジング側における車体取付部と車体側における第2のラ
ンプハウジング取付部間に多少の寸法誤差があっても、
ランプハウジング側の取付孔(長孔)でこの誤差を吸収
できるので、第2のランプハウジングを常に適正位置に
取り付けることができる。
【図1】本発明の第1の実施例である自動車用ヘッドラ
ンプの正面図
ンプの正面図
【図2】同ヘッドランプの水平断面図(図1に示す線II
−IIに沿う断面図)
−IIに沿う断面図)
【図3】同ヘッドランプの縦断面図(図1に示す線III
−IIIに沿う断面図)
−IIIに沿う断面図)
【図4】同ヘッドランプの縦断面図(図1に示す線IV−
IVに沿う断面図)
IVに沿う断面図)
【図5】第2のランプハウジングの斜視図
【図6】同ランプハウジングの正面図
【図7】同ランプハウジングの縦断面図(図6に示す線
VII−VIIに沿う断面図)
VII−VIIに沿う断面図)
【図8】従来のヘッドランプの正面図
【図9】同ヘッドランプの縦断面図
【図10】同ヘッドランプのエイミング機構の拡大断面
図
図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F21S 8/10 F21V 14/04
Claims (5)
- 【請求項1】 車体に取り付けられるランプハウジング
と、前記ランプハウジングの前方に設けられた傾動支点
回りに傾動可能に支持されたヘッドランプユニットと、
前記ランプハウジングに設けられた軸受により軸回り回
転可能に支承された円筒型のナット部材と、前記ナット
部材に螺合して前方に延出するとともに、ヘッドランプ
ユニットに対し回り止めされ、ナット部材の回動に伴っ
て、前端部に連結されたヘッドランプユニットを傾動さ
せるべく軸方向に進退するエイミングスクリューと、を
備えた自動車用ヘッドランプのエイミング機構におい
て、前記ナット部材には、エイミングスクリューと直交
する方向に配したドライバーの歯と噛合可能な冠状歯車
が一体化されるとともに、前記軸受けの近傍には、前記
ドライバーを導入するためのドライバーガイドが上下方
向対称に少なくとも2箇所設けられたことを特徴とする
自動車用ヘッドランプのエイミング機構。 - 【請求項2】 前記ランプハウジングは、ヘッドランプ
ユニットの傾動支点構成部材および上下エイミングスク
リュー配設用の合成樹脂製第1のランプハウジングと、
前記第1のランプハウジングの左右方向に離間して設け
られた左右エイミングスクリュー配設用の合成樹脂製第
2のランプハウジングとから構成され、前記第1,第2
のランプハウジングには、それぞれナット部材支承用の
軸受けが一体に形成されるとともに、少なくとも第2の
ランプハウジングの軸受けに上下方向対称に2箇所以上
のドライバーガイドが設けられたことを特徴とする請求
項1に記載の自動車用ヘッドランプのエイミング機構。 - 【請求項3】 前記第2のランプハウジングにおける左
右方向外側に前記ドライバーガイドが傾斜して設けられ
るとともに、同ランプハウジングの左右方向内側に車体
取付部が設けられたことを特徴とする請求項2に記載の
自動車用ヘッドランプのエイミング機構。 - 【請求項4】 前記第2のランプハウジングに設けられ
たドライバーガイドおよび車体取付部が、上下方向対称
に配置されたことを特徴とする請求項2又は3に記載の
自動車用ヘッドランプのエイミング機構。 - 【請求項5】 前記車体取付部は、車体側の取付孔と対
応するボルトナット締結用の取付孔と、車体側の係合孔
と対応する位置決めピンにより構成されるとともに、前
記取付孔は、位置決めピンと正対する方向に沿って長い
長孔で構成されたことを特徴とする請求項3または4に
記載の自動車用ヘッドランプのエイミング機構。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15462397A JP3251201B2 (ja) | 1997-06-12 | 1997-06-12 | 自動車用ヘッドランプのエイミング機構 |
US09/095,499 US6290379B1 (en) | 1997-06-12 | 1998-06-11 | Aiming mechanism of headlamp for automobile |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15462397A JP3251201B2 (ja) | 1997-06-12 | 1997-06-12 | 自動車用ヘッドランプのエイミング機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH111143A JPH111143A (ja) | 1999-01-06 |
JP3251201B2 true JP3251201B2 (ja) | 2002-01-28 |
Family
ID=15588238
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15462397A Expired - Fee Related JP3251201B2 (ja) | 1997-06-12 | 1997-06-12 | 自動車用ヘッドランプのエイミング機構 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6290379B1 (ja) |
JP (1) | JP3251201B2 (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR910004416B1 (ko) * | 1987-03-13 | 1991-06-27 | 미쓰비시덴기 가부시기가이샤 | 차량 탑재형 내비게이터 장치 |
JP3822007B2 (ja) | 1999-10-21 | 2006-09-13 | 株式会社小糸製作所 | リフレクター可動型自動車用ヘッドランプ |
JP3883356B2 (ja) * | 2000-03-14 | 2007-02-21 | 株式会社小糸製作所 | リフレクター可動型自動車用ヘッドランプ |
DE60331230D1 (de) * | 2003-12-15 | 2010-03-25 | Plastic Omnium Cie | Halterung für KFZ-Beleuchtungsanordnung, Beleuchtungsanordnung und Baugruppe mit einem Frontmodul und einer solchen Halterung bzw. Beleuchtungsanordnung |
US7118259B2 (en) * | 2004-01-07 | 2006-10-10 | Asyst Technologies, Llc | Adjuster and adjuster assembly |
US7150542B1 (en) | 2004-03-03 | 2006-12-19 | Genlyte Thomas Group, Llc | Multiple position luminaire |
JP4780777B2 (ja) * | 2006-09-27 | 2011-09-28 | スタンレー電気株式会社 | 車両用led灯具 |
JP5507987B2 (ja) * | 2009-12-10 | 2014-05-28 | 株式会社小糸製作所 | 車両用灯具 |
US9038876B2 (en) * | 2013-04-08 | 2015-05-26 | Ford Global Technologies, Llc | Radar mounting device |
US10351046B2 (en) | 2017-12-08 | 2019-07-16 | Asyst Technologies, Llc | Lamp adjuster device and method of use |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5079676A (en) * | 1990-05-01 | 1992-01-07 | Ryder International Corporation | Headlamp adjusting assembly |
US5165775A (en) * | 1991-11-06 | 1992-11-24 | Textron, Inc. | Headlamp adjuster mechanism with slide-on cap/snap fit |
JP2757934B2 (ja) * | 1993-12-28 | 1998-05-25 | 株式会社小糸製作所 | 自動車用ヘッドランプのエイミング機構 |
US5398173A (en) * | 1994-01-24 | 1995-03-14 | Elco Industries, Inc. | Headlamp adjuster with stamped gear |
US5580149A (en) | 1994-07-25 | 1996-12-03 | Koito Manufacturing Co., Ltd. | Automotive headlamp |
JP4229400B2 (ja) * | 1997-02-18 | 2009-02-25 | 株式会社小糸製作所 | 自動車用前照灯 |
-
1997
- 1997-06-12 JP JP15462397A patent/JP3251201B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1998
- 1998-06-11 US US09/095,499 patent/US6290379B1/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6290379B1 (en) | 2001-09-18 |
JPH111143A (ja) | 1999-01-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |