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JP3244720B2 - 放電灯点灯装置 - Google Patents

放電灯点灯装置

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Publication number
JP3244720B2
JP3244720B2 JP15169191A JP15169191A JP3244720B2 JP 3244720 B2 JP3244720 B2 JP 3244720B2 JP 15169191 A JP15169191 A JP 15169191A JP 15169191 A JP15169191 A JP 15169191A JP 3244720 B2 JP3244720 B2 JP 3244720B2
Authority
JP
Japan
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discharge lamp
voltage
switching element
circuit
current
Prior art date
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Application number
JP15169191A
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English (en)
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JPH053094A (ja
Inventor
康裕 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP15169191A priority Critical patent/JP3244720B2/ja
Publication of JPH053094A publication Critical patent/JPH053094A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3244720B2 publication Critical patent/JP3244720B2/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps

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  • Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、HIDランプ等の放
電ランプを点灯させる放電灯点灯装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図12に従来の放電灯点灯装置の回路図
を示す。図12において、1は昇圧チョッパ回路(降圧
・昇圧型の場合もある)、2はチョッパ式点灯回路、3
はチョッパ式点灯回路2内のスイッチング素子S1 を制
御するための制御回路である。E1 は昇圧チョッパ回路
1に直流電力を供給する直流電源である。L2 はインダ
クタンス要素、S2 はスイッチング素子、D2 はダイオ
ード、C1 はコンデンサで、これらは直流電源Eの電圧
を昇圧する昇圧チョッパ回路1を構成する。L 1 はイン
ダクタンス要素、D1 はダイオード、R1 は抵抗、DL
1 はHIDランプ等の放電ランプで、これらはスイッチ
ング素子S1 とともにチョッパ式点灯回路2を構成す
る。
【0003】DA1 は演算増幅器OP1 および抵抗
2 ,R3 からなりインダクタンス要素L1 および放電
ランプDL1 に流れる電流ICHに対応した電圧VA1を増
幅する差動増幅器、CV1 はパルス幅変調のための周波
数固定のキャリア電圧(鋸歯状波電圧)VC1を発生する
発振器、CP1 は差動増幅器DA1 の出力電圧VB1と発
振器CV1 からのキャリア電圧VC1とを比較し比較結果
として矩形波電圧VD1を発生するパルス幅変調用のコン
パレータであり、その出力によりスイッチング素子S1
のオンオフを制御する。以上の差動増幅器DA1 ,発振
器CV1 およびコンパレータCP1 が制御回路3を構成
している。
【0004】つぎに、この放電灯点灯装置の動作を説明
する。直流電源E1を投入すると、昇圧チョッパ回路1
において、スイッチング素子S1 のオンオフ動作によ
り、コンデンサC1 が直流電源E1 の電圧より昇圧され
た状態で充電される。そして、昇圧された直流電圧がチ
ョッパ式点灯回路2に印加される。この結果、制御回路
3の作用でスイッチング素子S1 がオンオフ制御され、
放電ランプDL1 へ給電され、放電ランプDL1 が点灯
する。具体的に説明すると、スイッチング素子S1 をオ
ンにすると、インダクタンス要素L1 ,放電ランプDL
1 および抵抗R1 を通して電流ICHが流れる。この後、
スイッチング素子S1 をオフにすると、インダクタンス
要素L1 に蓄積されたエネルギーが放電ランプDL1
抵抗R1 およびダイオードD1 を通して電流ICHとして
流れる。このとき、電流ICHに比例した電圧VA1(瞬時
値)が抵抗R1 の両端間に生じる。
【0005】この電圧VA1が差動増幅器DA1 で増幅さ
れて電圧VB1となった後、コンパレータCP1 でキャリ
ア電圧VC1と比較され、コンパレータCP1 から電圧V
A1のレベルに対応したパルス幅を有する矩形波電圧VD1
が出力され、この矩形波電圧VD1のレベルのハイ・ロー
に応じてスイッチング素子S1 がオンオフ制御され、イ
ンダクタンス要素L1 および放電ランプDL1 に流れる
電流ICHの平均値が略一定に制御されることになり、放
電ランプDL1 が安定点灯する。
【0006】上記の放電灯点灯装置において、電圧VB1
がキャリア電圧VC1より低い期間にスイッチング素子S
1 がオンとなり、逆に電圧VB1がキャリア電圧VC1より
高い期間にスイッチング素子S1 がオフとなる。図14
は上記のような制御動作(瞬時値検出制御)を行った場
合の各部のタイムチャートを示すもので、同図(a)に
は電圧VB1およびキャリア電圧VC1を示し、同図(b)
には矩形波電圧VD1を示し、同図(c)には電流ICH
示している。
【0007】図13に従来の他の放電灯点灯装置の回路
図を示す。この放電灯点灯装置は、抵抗R1 の両端電圧
の平均値を検出するためのコンデンサC2 を追加したも
ので、その他の構成は図12と同様である。この放電灯
点灯装置は、制御回路3による制御動作が平均値制御と
なる以外、図12と同様に動作する。
【0008】図15は上記のような制御動作(平均値検
出制御)を行った場合の各部の電圧電流波形を示すもの
で、同図(a)には電圧VB1およびキャリア電圧VC1
示し、同図(b)には矩形波電圧VD1を示し、同図
(c)には電流ICHを示している。上記図14あるいは
図15に示したような制御は、結局図16のように捉え
ることができる。つまり、所定のしきい値ITH1 を定め
ておき、電流ICHがそのしきい値ITH1 を超えると、矩
形波電圧VD1によってスイッチング素子S1 がオフにな
り、電流ICHが下がるように制御していることになる。
なお、図16中、Δtは、電流ICHがそのしきい値I
TH1 を超えた後スイッチング素子S1 がオフとなるまで
の遅れ時間であり、スイッチング素子S1 の反応速度に
よって決まり、零にはならない。図17は遅れ時間Δt
を示すタイムチャートであり、同図(a)は矩形波電圧
D1を示し、同図(b)はスイッチング素子S1 のオン
オフ状態を示している。
【0009】以上の説明は、放電ランプDL1 の点灯時
の動作について説明したものであるが、以下では、図1
2の瞬時値検出制御方式の放電灯点灯装置の始動時の電
流I CHの制御動作について説明する。瞬時値検出制御方
式の場合は、始動時の電流I CHの周波数が低くなる。そ
の理由は、放電ランプDL1 は始動時におけるインピー
ダンスが点灯時のインピーダンスに比べて低いため、電
流ICHの増加期間の勾配は定常点灯時に比べて大きくな
り、電流ICHの減少期間の勾配は定常点灯時に比べて小
さくなり、電圧VB1がキャリア電圧VC1の例えばひとつ
おきの鋸歯状部分としか交差しなくなるためである。図
18は上記の様子を示すタイムチャートであり、同図
(a)は電流ICHを示し、同図(b)は電圧VB1および
キャリア電圧VC1を示し、同図(c)は電圧VD1(スイ
ッチング素子S1 のオンオフ状態)を示しており、この
例では、周波数が定常点灯時の1/2の周波数となって
いる。
【0010】なお、平均値検出制御の場合は、始動時も
安定点灯時も、電流ICHの周波数は同じである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前記したように、従来
の放電灯点灯装置では、図19に示すように、放電ラン
プDL1 に流れる電流ICHがしきい値ITH1 を超えたと
きにスイッチング素子S 1 をオフにするようになってい
るが、実際には、電流ICHがしきい値ITH1 を超えた後
ピークを迎えてスイッチング素子S1がオフとなるまで
に遅れ時間(図16,図17参照)が存在する。したが
って、雷サージややすりスイッチ等の異常時には、遅れ
時間がたとえ少しでも、図19において破線で示すよう
に、電流I CHが過大となり、スイッチング素子S1 がオ
フとなった後電流ICHが十分に小さくならないうち(イ
ンダクタンス要素L1 にエネルギーが蓄積されたままの
状態)に、スイッチング素子S1 が再びオンとなって電
流ICHが増加していくことになり、一層過大な電流ICH
が流れることになる。この結果、スイッチング素子S 1
等の回路素子が破壊されるおそれがある。
【0012】したがって、この発明の目的は、異常によ
ってインダクタンス要素および放電ランプへ流れる電流
が過大となるのを防止してチョッパ式点灯回路を構成す
るスイッチング素子等の回路要素の破壊を防止すること
ができる放電灯点灯装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明の放電灯点灯装
置は、直流電源の出力端に少なくともスイッチング素子
とインダクタンス要素と放電ランプとの直列回路を接続
してチョッパ式点灯回路を構成している。また、インダ
クタンス要素および放電ランプに流れる電流を検出する
検出回路を設け、検出回路の検出値に応じてスイッチン
グ素子のオンオフデューティを変化させることによりイ
ンダクタンス要素および放電ランプに流れる電流の平均
値を略一定に制御する制御回路を設けている。
【0014】そして、検出回路をインダクタンス要素お
よび放電ランプに流れる電流の瞬時値を検出可能な構成
とし、制御回路は、検出回路の検出値に応じてスイッチ
ング素子のオンオフデューティを変化させることにより
インダクタンス要素および放電ランプの平均的電流を略
一定に制御するほかに、検出回路の検出値に基づきイン
ダクタンス要素および放電ランプに流れる電流の瞬時値
が平常動作時におけるインダクタンス要素および放電ラ
ンプに流れる電流の瞬時値の最大値より高い第1のレベ
ルを超えた時にスイッチング素子を強制的にオフにしそ
の後インダクタンス要素および放電ランプに流れる電流
が第1のレベルより低い第2のレベルを下回るまでの期
間スイッチング素子をオフに保持するようにしている。
【0015】
【作用】この発明の構成によれば、インダクタンス要素
および放電ランプに流れる電流の瞬時値が異常に上昇し
たときに、スイッチング素子を強制的オフにし、その
後インダクタンス要素および放電ランプに流れる電流の
瞬時値が所定値まで低下するまでスイッチング素子をオ
フに保持するので、インダクタンス要素および放電ラン
プに流れる電流の瞬時値が異常に上昇したときに、イン
ダクタンス要素の蓄積エネルギーを十分に放出させ、そ
の後スイッチング素子のオフを解除してオンオフデュー
ティの制御を再開させる。この結果、放電ランプの始動
過程などの過渡状態において、何らかの異常が発生して
もインダクタンス要素および放電ランプに流れる電流の
瞬時値が過大となることはなく、チョッパ式点灯回路を
構成するスイッチング素子等の回路要素の破壊を防止す
ることができる。
【0016】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照しなが
ら説明する。 (第1の実施例)この発明の第1の実施例を図1ないし
図10に基づいて説明する。この放電灯点灯装置は、図
1に示すように、図12における制御回路3に代えて、
制御回路4を用いたもので、その他の構成は図12の従
来例と同様である。なお、スイッチング素子S1 ,S2
としてはMOS型FETを使用し、そのゲート抵抗とし
て抵抗R4 を挿入している。
【0017】上記の制御回路4は、制御回路3と同様に
抵抗R1 の両端の電圧VA1(インダクタンス要素L1
よび放電ランプDL1 に流れる電流ICHに比例する)に
応じてスイッチング素子S1 のオンオフデューティを変
化させることによりインダクタンス要素L1 および放電
ランプDL1 に流れる電流ICHの平均値を略一定に制御
する機能を有する他に、図2(a)に示すように、検出
回路を構成する抵抗R 1 の電圧VA1に基づき、インダク
タンス要素L1 および放電ランプDL1 に流れる電流I
CHが平常動作時においてインダクタンス要素L1 および
放電ランプDL 1 に流れる電流ICHの瞬時値の最大値よ
り高いしきい値ITH2 (特許請求の範囲における第1の
レベルに相当する)を超えた時に異常発生と判断してス
イッチング素子S1 を強制的にオフにし、その後電流I
CHがしきい値ITH2 (第1のレベル)より低いしきい値
TH3 (特許請求の範囲における第2のレベルに相当す
る)を下回るまでの期間スイッチング素子S1 をオフに
保持するようにしている。上記しきい値ITH3 は、電流
CHの初期値がしきい値ITH3 のときにインダクタンス
要素L1 が飽和しないような値に設定すればよく、特に
零に設定する必要はない。
【0018】なお、図2(a)において、実線で示した
CHは定常点灯時に流れる電流を示し、一点鎖線で示し
たICHは始動時に流れる電流を示し、破線で示したICH
は異常時の電流を示している。同図(b)にはキャリア
電圧VC1の波形を示している。図2を見ると、異常が発
生して電流ICHがしきい値ITH2 を超えると、先の遅れ
時間Δtに伴う時間的遅れの後スイッチング素子S1
オフとなって電流ICHが減少し始め、その後電流ICH
しきい値ITH3 まで下がった時点で制御動作再開により
スイッチング素子S1 がオンとなって電流ICHが増加し
始めていることが判る。
【0019】このように制御回路4を構成すると、イン
ダクタンス要素L1および放電ランプDL1に流れる電流
CHの瞬時値が異常に上昇したときに、スイッチング素
子S1を強制的にオフにし、その後インダクタンス要素
1および放電ランプDL1に流れる電流ICHの瞬時値が
所定値に低下するまでスイッチング素子S1をオフに保
持するので、インダクタンス要素L1および放電ランプ
DL1に流れる電流ICHの瞬時値が異常に上昇したとき
に、インダクタンス要素L1の蓄積エネルギーを十分に
放出させ、その後スイッチング素子S1のオフを解除し
てオンオフデューティの制御を再開させる。この結果、
放電ランプの始動過程などの過渡状態において、何らか
の異常が発生してもインダクタンス要素L1および放電
ランプDL1に流れる電流ICHの瞬時値が過大となるこ
とはなく、チョッパ式点灯回路2を構成するスイッチン
グ素子S1等の回路要素の破壊を防止することができ
る。
【0020】なお、以上のような、スイッチング素子S
1 の強制遮断の機能を追加すると、スイッチング素子S
1 のスイッチング周波数が低下する可能性があり、この
ように周波数を変えてしまうような動作は、異常時のみ
に限定しなければならない。これは、定常時や始動時に
上記のように周波数が低くなるような動作をすると、騒
音が増大するからである。
【0021】つぎに、制御回路4の具体構成について図
3ないし図5に基づいて説明する。この制御回路4は、
抵抗R1 の両端から得られる電圧VA1を、図3に示すよ
うにシュミットトリガ回路SH1 および差動増幅器DA
1 に入力し、シュミットトリガ回路SH1 の出力電圧V
E1と差動増幅器DA1 の出力電圧VB1とをダイオードD
3 ,D4 を用いて論理和合成し、得られた合成電圧VF1
と発振器CV1 からのキャリア電圧VC1とをコンデンサ
CP1 で比較し、その出力としてパルス幅変調された矩
形波電圧VG1を得て、スイッチング素子S1 をオンオフ
制御するようになっている。シュミットトリガ回路SH
1 は、しきい値ITH2 を上側しきい値電圧VU に対応さ
せ、しきい値ITH3 を下側しきい値電圧VL に対応させ
ている。
【0022】上記のシュミットトリガ回路SH1 は、具
体構成としては、例えば図4または図5のような回路が
考えられる。図4において、OP2 は演算増幅器、R11
ないしR16はそれぞれ抵抗、TM11は入力端子、TM12
は出力端子である。図5において、Q1 ,Q2 はそれぞ
れトランジスタ、R21ないしR26はそれぞれ抵抗、TM
21は入力端子、TM22は出力端子である。
【0023】つぎに、このシュミットトリガ回路SH1
の動作を図6を参照しながら説明する。このシュミット
トリガ回路SH1 は、図6(a)に示すように電流ICH
がしきい値ITH2 を超えると、図6(b)に示すように
電圧VA1が上側しきい値電圧VU を超えるので、図6
(c)に示すように出力電圧VE1がローレベルからハイ
レベルに変化する。また、電流ICHがしきい値ITH3
下回ると、電圧VA1が下側しきい値電圧VL を下回るの
で、出力電圧VE1がハイレベルからローレベルに変化す
る。上記出力電圧VE1におけるハイレベルの電圧値は、
ハイレベルの期間中スイッチング素子S1 をオフに保持
する必要があることから、キャリア電圧V C1のピーク値
より高い値に設定してキャリア電圧VC1と交差しないよ
うにする必要がある。また、出力電圧VE1におけるロー
レベルの電圧値は、略0Vである。
【0024】つぎに、制御回路4の全体的な動作を説明
する。まず、定常点灯時は、電流ICHがしきい値ITH2
を超えないので、シュミットトリガ回路SH1 の出力電
圧VE1がローレベルであり、出力電圧VB1によってスイ
ッチング素子S1 のオンオフデューティが決まる。つま
り、従来例と同様に差動増幅器DA1 の出力電圧VB1
キャリア電圧VC1とをコンパレータCP1 で比較し、コ
ンパレータCP1 から出力される矩形波電圧VG1でスイ
ッチング素子S 1 をオンオフ制御する。図7はこのとき
の図3の各部の電圧VB1,VC1,VE1のタイムチャート
を示している。図7において、TONはスイッチング素子
1 のオン期間を示し、TOFF はスイッチング素子S1
のオフ期間を示している。
【0025】なお、制御回路4が平均値検出制御を行う
場合は、電圧VB2が直線となるが、その他の動作は上記
と同様である。ただ、平均値検出制御を行う場合は、シ
ュミットトリガ回路SH1 への入力と差動増幅器DA1
への入力とを分離する必要がある。つぎに、異常時は、
電流ICHがしきい値ITH2 を超えるので、シュミットト
リガ回路SH1 の出力電圧VE1がハイレベルとなり、こ
の後電流ICHがしきい値V TH3 を下回るまでの間出力電
圧VE1のハイレベルの状態が維持され、このとき差動増
幅器DA1 の出力電圧VB1の出力変化に係わらず、コン
パレータCP1 には常にハイレベルの電圧が入力される
ことになり、コンパレータCP1 の出力電圧VG1はロー
レベルを維持し、スイッチング素子S1 はオフ状態を維
持する。図8はこのときの図3の各部の電圧VB1
C1,VE1のタイムチャートを示している。
【0026】図9は実施例の放電灯点灯装置(瞬時値検
出制御型)における異常発生前後の各部のタイムチャー
トを示している。同図(a)は電流ICHおよびしきい値
TH 2 およびITH3 を示し、ICH(A)は平常時の電流
CHであり、ICH(B)は異常時の電流ICHである。同
図(b)はキャリア電圧VC1と電圧VF1と電圧VB1とを
示し、TX は電圧VE1がハイレベルの期間であり、TY
は電圧VE1がローレベルの期間である。同図(c)はス
イッチング素子S1 のオンオフ状態、つまり電圧VG1
状態を示している。
【0027】図10は実施例の放電灯点灯装置(平均値
検出制御型)における異常発生前後の各部のタイムチャ
ートを示している。同図(a)は電流ICHおよびしきい
値I TH2 およびITH3 を示し、ICH(A)は平常時の電
流ICHであり、ICH(B)は異常時の電流ICHである。
同図(b)はキャリア電圧VC1と電圧VF1と電圧VB1
を示し、TX は電圧VE1がハイレベルの期間であり、T
Y は電圧VE1がローレベルの期間である。同図(c)は
スイッチング素子S1のオンオフ状態を示している。
【0028】(第2の実施例)この発明の第2の実施例
を図11に基づいて説明する。この放電灯点灯装置は、
制御回路4に代えて、図11に示すような制御回路5を
用いたもので、その他の構成は図1ないし図10に示し
た実施例と同様である。上記制御回路5は、電圧VA1
差動増幅器DA1 で増幅して電圧VB1とした後、キャリ
ア電圧VC1とコンパレータCP1 で比較し、コンパレー
タCP1 の出力として電圧VD1を得る。一方、電圧VA1
をシュミットトリガ回路SH1 に加えてレベル弁別する
ことで第1の実施例と同様に異常判定を行う。そして、
この電圧VD1を抵抗R5 を介してトランジスタQ3 のコ
レクタに加え、またシュミットトリガ回路SH1 から出
力される電圧VE1をトランジスタQ3 のベースに加え
る。
【0029】以上のような構成にすると、シュミットト
リガ回路SH1から出力される電圧VE1がローレベルの
とき(平常時)は、トランジスタQ3 がオフであり、コ
ンパレータCP1 の出力電圧VD1がそのまま抵抗R5
通して電圧VH1として出力される。また、シュミットト
リガ回路SH1 から出力される電圧VE1がハイレベルの
とき(異常時)は、トランジスタQ3 がオンとなり、電
圧VH1は電圧VD1のレベルに関係なく、常にローレベル
を維持する。
【0030】この実施例の放電灯点灯装置も、先の実施
例と同様の効果を有する。このように制御回路4を構成
すると、インダクタンス要素L1 および放電ランプDL
1 に流れる電流ICHの瞬時値が異常に上昇したときに、
スイッチング素子S1 を強制的オフにし、その後インダ
クタンス要素L1 および放電ランプDL1 に流れる電流
の瞬時値が所定値に低下するまでスイッチング素子S1
をオフに保持するので、インダクタンス要素L1 および
放電ランプDL1に流れる電流の瞬時値が異常に上昇し
たときに、インダクタンス要素L1 の蓄積エネルギーを
十分に放出させ、その後スイッチング素子S1のオフを
解除してオンオフデューティの制御を再開させる。この
結果、何らかの異常が発生してもインダクタンス要素L
1 および放電ランプDL1 に流れる電流の瞬時値が過大
となることはなく、チョッパ式点灯回路2を構成するス
イッチング素子S1 等の回路要素の破壊を防止すること
ができる。
【0031】
【発明の効果】この発明の放電灯点灯装置によれば、イ
ンダクタンス要素および放電ランプに流れる電流の瞬時
値が異常に上昇したときに、スイッチング素子を強制的
オフにし、その後インダクタンス要素および放電ラン
プに流れる電流の瞬時値が所定値まで低下するまでスイ
ッチング素子をオフに保持するので、インダクタンス要
素および放電ランプに流れる電流の瞬時値が異常に上昇
したときに、インダクタンス要素の蓄積エネルギーを十
分に放出させ、その後スイッチング素子のオフを解除し
てオンオフデューティの制御を再開させる。この結果、
放電ランプの始動過程などの過渡状態において、何らか
の異常が発生してもインダクタンス要素および放電ラン
プに流れる電流の瞬時値が過大となることはなく、チョ
ッパ式点灯回路を構成するスイッチング素子等の回路要
素の破壊を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例の放電灯点灯装置の構
成を示す回路図である。
【図2】図1の放電灯点灯装置の動作を示すタイムチャ
ートである。
【図3】図1における制御回路の具体的な構成を示す回
路図である。
【図4】図3におけるシュミットトリガ回路の具体的な
構成の一例を示す回路図である。
【図5】図3におけるシュミットトリガ回路の具体的な
構成の他の例を示す回路図である。
【図6】シュミットトリガ回路の動作を示すタイムチャ
ートである。
【図7】放電灯点灯装置の制御回路の平常時の動作を示
す各部のタイムチャートである。
【図8】放電灯点灯装置の制御回路の異常時の動作を示
す各部のタイムチャートである。
【図9】第1の実施例の放電灯点灯装置(瞬時値検出制
御型)における異常発生前後の動作を示す各部のタイム
チャートである。
【図10】第1の実施例の放電灯点灯装置(平均値検出
制御型)における異常発生前後の動作を示す各部のタイ
ムチャートである。
【図11】この発明の第2の実施例の放電灯点灯装置に
おける制御回路の具体的な構成を示す回路図である。
【図12】従来の放電灯点灯装置(瞬時値検出制御型)
の構成を示す回路図である。
【図13】従来の放電灯点灯装置(平均値検出制御型)
の構成を示す回路図である。
【図14】図12の放電灯点灯装置の動作を示す各部の
タイムチャートである。
【図15】図13の放電灯点灯装置の動作を示す各部の
タイムチャートである。
【図16】電流ICHとしきい値ITH1 との関係を示すタ
イムチャートである。
【図17】スイッチング素子S1 のスイッチングの遅れ
を示すタイムチャートである。
【図18】図12の放電灯点灯装置の動作を示す各部の
タイムチャートである。
【図19】従来の放電灯点灯装置の欠点を示すタイムチ
ャートである。
【符号の説明】 1 昇圧チョッパ回路 2 チョッパ式点灯回路 4 制御回路 E1 直流電源 S1 スイッチング素子 D1 ダイオード L1 インダクタンス要素 R1 抵抗 DL1 放電ランプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05B 41/282 H02M 7/48 H05B 41/16 320 H05B 41/24

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源と、この直流電源の出力端に少
    なくともスイッチング素子とインダクタンス要素と放電
    ランプとの直列回路を接続してなるチョッパ式点灯回路
    と、前記インダクタンス要素および放電ランプへ流れる
    電流を検出する検出回路と、この検出回路の検出値に応
    じて前記スイッチング素子のオンオフデューティを変化
    させることにより前記インダクタンス要素および放電ラ
    ンプの平均的電流を略一定に制御する制御回路とを備え
    た放電灯点灯装置において、 前記検出回路を前記インダクタンス要素および放電ラン
    プに流れる電流の瞬時値を検出可能な構成とし、前記制
    御回路は、前記検出回路の検出値に応じて前記スイッチ
    ング素子のオンオフデューティを変化させることにより
    前記インダクタンス要素および放電ランプの平均的電流
    を略一定に制御するほかに、前記検出回路の検出値に基
    づき前記インダクタンス要素および放電ランプに流れる
    電流の瞬時値が平常動作時における前記インダクタンス
    要素および放電ランプに流れる電流の瞬時値の最大値よ
    り高い第1のレベルを超えた時に前記スイッチング素子
    を強制的にオフにしその後前記インダクタンス要素およ
    び放電ランプに流れる電流が前記第1のレベルより低い
    第2のレベルを下回るまでの期間前記スイッチング素子
    をオフに保持するようにしたことを特徴とする放電灯点
    灯装置。
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