JP3244190B2 - ペダル装置 - Google Patents
ペダル装置Info
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- 230000008859 change Effects 0.000 description 5
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 description 3
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 230000000881 depressing effect Effects 0.000 description 1
- 239000006185 dispersion Substances 0.000 description 1
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- Braking Elements And Transmission Devices (AREA)
- Mechanical Control Devices (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、踏力補助用スプリング
を有するペダル装置に関し、特に、自動車のブレーキペ
ダル装置やクラッチペダル装置に適用して好適なもので
ある。
を有するペダル装置に関し、特に、自動車のブレーキペ
ダル装置やクラッチペダル装置に適用して好適なもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図4及び図5は、この種の従来のブレー
キペダル装置20の要部を示すものである。この装置2
0は、ペダルブラケット21に固着された支持シャフト
22と、この支持シャフト22の外周に固定状態で嵌着
されたスペーサ23と、このスペーサ23の外周に回動
可能な状態で取付けられたペダルレバー24と、ペダル
レバー24を回動附勢する踏力補助用スプリング25と
を備えている。
キペダル装置20の要部を示すものである。この装置2
0は、ペダルブラケット21に固着された支持シャフト
22と、この支持シャフト22の外周に固定状態で嵌着
されたスペーサ23と、このスペーサ23の外周に回動
可能な状態で取付けられたペダルレバー24と、ペダル
レバー24を回動附勢する踏力補助用スプリング25と
を備えている。
【0003】更に詳述すると、ボルト部材から成る支持
シャフト22がペダルブラケット21に挿通配置された
状態でナット26にて締付け固定されており、この支持
シャフト22の外周に円筒状のスペーサ23が固定状態
で嵌着されると共にこのスペーサ23の両端部の外周に
円筒状のブッシュ27a,27bが嵌着されている。そ
して、ペダルレバー24の一端に直交状態で溶接結合さ
れたボス部(円筒部)28が前記ブッシュ27a,27
bの外周に回動可能に嵌合配置されている。
シャフト22がペダルブラケット21に挿通配置された
状態でナット26にて締付け固定されており、この支持
シャフト22の外周に円筒状のスペーサ23が固定状態
で嵌着されると共にこのスペーサ23の両端部の外周に
円筒状のブッシュ27a,27bが嵌着されている。そ
して、ペダルレバー24の一端に直交状態で溶接結合さ
れたボス部(円筒部)28が前記ブッシュ27a,27
bの外周に回動可能に嵌合配置されている。
【0004】また、ペダルブラケット21及びペダルレ
バー24にそれぞれ設けられた孔30,31に踏力補助
用スプリング25が掛け渡されている。
バー24にそれぞれ設けられた孔30,31に踏力補助
用スプリング25が掛け渡されている。
【0005】しかして、ペダル32の踏み始めにおいて
は、前記スプリング25の附勢力が踏力に抗する力とし
て作用し、ペダルレバー24の所定の回動後(図5にお
いてαで示すデッドポイントを通過した後)は、前記ス
プリング25の附勢力が踏力の補助力として作用するよ
うに構成されている。
は、前記スプリング25の附勢力が踏力に抗する力とし
て作用し、ペダルレバー24の所定の回動後(図5にお
いてαで示すデッドポイントを通過した後)は、前記ス
プリング25の附勢力が踏力の補助力として作用するよ
うに構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
如き従来のブレーキペダル装置20では、踏力補助用ス
プリング25の支持点(図4及び図5においてポイント
βで示す点)をペダルブラケット21上に設けるように
しているため、前記スプリング25の附勢力の方向の切
替点(デッドポイントα)が所定の箇所に定められてし
まい、切替点の設定変更を必要に応じて適宜に行うこと
ができないという問題点がある。
如き従来のブレーキペダル装置20では、踏力補助用ス
プリング25の支持点(図4及び図5においてポイント
βで示す点)をペダルブラケット21上に設けるように
しているため、前記スプリング25の附勢力の方向の切
替点(デッドポイントα)が所定の箇所に定められてし
まい、切替点の設定変更を必要に応じて適宜に行うこと
ができないという問題点がある。
【0007】さらに、前記スプリング25は、図4に示
すように、ペダルレバー24とペダルブラケット21と
の間の領域においてペダルレバー24に対して斜めに傾
いた状態で、これらの部材24,21間に掛け渡される
こととなるので、前記スプリング25の附勢力が各方向
に分散されてしまうこととなる。そのため、前記スプリ
ング25の附勢力の一部しかペダルレバー24の回動附
勢力として利用ですず、ペダル32の踏込み操作の補助
すなわち踏力の軽減を有効に行うことができないという
問題点がある。
すように、ペダルレバー24とペダルブラケット21と
の間の領域においてペダルレバー24に対して斜めに傾
いた状態で、これらの部材24,21間に掛け渡される
こととなるので、前記スプリング25の附勢力が各方向
に分散されてしまうこととなる。そのため、前記スプリ
ング25の附勢力の一部しかペダルレバー24の回動附
勢力として利用ですず、ペダル32の踏込み操作の補助
すなわち踏力の軽減を有効に行うことができないという
問題点がある。
【0008】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、踏力補助用ス
プリングの附勢力の方向の切替点(デッドポイント)の
設定変更を任意に行うことができ、しかも、ペダルの踏
込み操作の補助すなわちペダル踏力の軽減を有効に成し
得るようなペダル装置を提供することにある。
めになされたものであって、その目的は、踏力補助用ス
プリングの附勢力の方向の切替点(デッドポイント)の
設定変更を任意に行うことができ、しかも、ペダルの踏
込み操作の補助すなわちペダル踏力の軽減を有効に成し
得るようなペダル装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明では、ペダルブラケットに固着された支持
シャフトと、この支持シャフトの外周に嵌着されたスペ
ーサと、このスペーサの外周に回動可能な状態で取付け
られたペダルレバーと、ペダルレバーを回動附勢する踏
力補助用スプリングとを備えて成るペダル装置におい
て、前記スペーサにステーを一体的に結合すると共に、
前記踏力補助用スプリングを前記ステーとペダルレバー
との間に架設するようにしている。
めに、本発明では、ペダルブラケットに固着された支持
シャフトと、この支持シャフトの外周に嵌着されたスペ
ーサと、このスペーサの外周に回動可能な状態で取付け
られたペダルレバーと、ペダルレバーを回動附勢する踏
力補助用スプリングとを備えて成るペダル装置におい
て、前記スペーサにステーを一体的に結合すると共に、
前記踏力補助用スプリングを前記ステーとペダルレバー
との間に架設するようにしている。
【0010】
【作 用】ステーとペダルレバーとの間に架設された踏
力補助用スプリングにて所定の附勢力の方向の切替点を
越えた後はペダルの踏力が軽減される。また、ペダルレ
バーの動きの影響を受けないように配設されるステーの
配設位置を変更することにより、前記スプリングの附勢
力の方向の切替点が任意に調整される。ステーとペダル
レバーとの間隔を狭めることにより、これらの間に架設
される前記スプリングがこれらの部材に対して傾斜する
ことなくほぼ平行に配設され、前記スプリングの附勢力
の分散が防止される。
力補助用スプリングにて所定の附勢力の方向の切替点を
越えた後はペダルの踏力が軽減される。また、ペダルレ
バーの動きの影響を受けないように配設されるステーの
配設位置を変更することにより、前記スプリングの附勢
力の方向の切替点が任意に調整される。ステーとペダル
レバーとの間隔を狭めることにより、これらの間に架設
される前記スプリングがこれらの部材に対して傾斜する
ことなくほぼ平行に配設され、前記スプリングの附勢力
の分散が防止される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例に付き図1〜図3を参
照して説明する。
照して説明する。
【0012】図1は、自動車のブレーキペダル装置1を
示すものであって、本装置1はブレーキマスタシリンダ
2と共にダッシュパネル3に取付けられている。上述の
ブレーキペダル装置1は、図1に示すようにダッシュパ
ネル3に固着されたペダルブラケット4を具備してお
り、図2に示す如く、このペダルブラケット4の対向壁
部5a,5bにボルト部材6が挿通されてナット7にて
締付け固定されている。そして、前記一対の対向壁部5
a,5b間のボルト部材6の一部分が支持シャフト8と
してペダルブラケット4に固定配設されている。
示すものであって、本装置1はブレーキマスタシリンダ
2と共にダッシュパネル3に取付けられている。上述の
ブレーキペダル装置1は、図1に示すようにダッシュパ
ネル3に固着されたペダルブラケット4を具備してお
り、図2に示す如く、このペダルブラケット4の対向壁
部5a,5bにボルト部材6が挿通されてナット7にて
締付け固定されている。そして、前記一対の対向壁部5
a,5b間のボルト部材6の一部分が支持シャフト8と
してペダルブラケット4に固定配設されている。
【0013】また、上述の支持シャフト8の外周には、
前記一対の対向壁部5a,5bの間の全幅に亘って延び
る円筒状のスペーサ9が嵌着され、ボルト部材6とナッ
ト7との締付け力にて支持シャフト8上に固定されてい
る。そして、スペーサ9の中間箇所にはステー10の上
端部10aが直交状態で溶接結合され、これによりスペ
ーサ9とステー10とが一体に組付けられている。
前記一対の対向壁部5a,5bの間の全幅に亘って延び
る円筒状のスペーサ9が嵌着され、ボルト部材6とナッ
ト7との締付け力にて支持シャフト8上に固定されてい
る。そして、スペーサ9の中間箇所にはステー10の上
端部10aが直交状態で溶接結合され、これによりスペ
ーサ9とステー10とが一体に組付けられている。
【0014】さらに、スペーサ9のうち、前記ステー1
0と一方の対向壁部5bとの間の部分には、左右一対の
円筒状のブッシュ11a,11bがその外周に嵌着さ
れ、これらのブッシュ11a,11bの外周にペダルレ
バー12の円筒状のボス部13が回動自在に嵌着されて
いる。なお、このボス部13はペダルレバー12の上端
部12aに直交状態で挿通されて溶接結合されており、
このペダルレバー12の他端(下端)にペダル14が取
付けられている。かくして、このペダルレバー12は、
スペーサ9及びブッシュ11a,11bを介して支持シ
ャフト8に支持され、支持シャフト8を中心に回動可能
に配設されている。なお、既述のステー10は、ペダル
ブラケット4の対向壁部5a,5b間に固定されたスペ
ーサ9に溶接結合されているため、ペダルレバー12の
動きに影響を受けることなく固定配置されている。
0と一方の対向壁部5bとの間の部分には、左右一対の
円筒状のブッシュ11a,11bがその外周に嵌着さ
れ、これらのブッシュ11a,11bの外周にペダルレ
バー12の円筒状のボス部13が回動自在に嵌着されて
いる。なお、このボス部13はペダルレバー12の上端
部12aに直交状態で挿通されて溶接結合されており、
このペダルレバー12の他端(下端)にペダル14が取
付けられている。かくして、このペダルレバー12は、
スペーサ9及びブッシュ11a,11bを介して支持シ
ャフト8に支持され、支持シャフト8を中心に回動可能
に配設されている。なお、既述のステー10は、ペダル
ブラケット4の対向壁部5a,5b間に固定されたスペ
ーサ9に溶接結合されているため、ペダルレバー12の
動きに影響を受けることなく固定配置されている。
【0015】また、上述のステー10の下端部10b及
びペダルレバー12の中間部12bには、スプリング係
着用ピン15,16がそれぞれ立設されており、これら
のピン15,16間に踏力補助用スプリング(圧縮コイ
ルばね)17が架設されている。しかして、図1に示す
ように、ペダル14に踏力が付加されない状態の下で
は、ペダルレバー12のピン16が、図外のブレーキ系
からの反力により、支持シャフト8の軸心とステー10
のピン15の軸心とを結ぶ直線(デッドポイント、或い
は、附勢力切替点)αから外れた位置すなわち図1にお
いて実線で示す位置に配置されるようになっている。従
って、この場合には、前記スプリング17の附勢力はペ
ダルレバー12を支持シャフト8を中心に図1の矢印A
方向(復動方向)に回動附勢する力として作用するよう
に構成されている。
びペダルレバー12の中間部12bには、スプリング係
着用ピン15,16がそれぞれ立設されており、これら
のピン15,16間に踏力補助用スプリング(圧縮コイ
ルばね)17が架設されている。しかして、図1に示す
ように、ペダル14に踏力が付加されない状態の下で
は、ペダルレバー12のピン16が、図外のブレーキ系
からの反力により、支持シャフト8の軸心とステー10
のピン15の軸心とを結ぶ直線(デッドポイント、或い
は、附勢力切替点)αから外れた位置すなわち図1にお
いて実線で示す位置に配置されるようになっている。従
って、この場合には、前記スプリング17の附勢力はペ
ダルレバー12を支持シャフト8を中心に図1の矢印A
方向(復動方向)に回動附勢する力として作用するよう
に構成されている。
【0016】次に、上述のブレーキペダル装置1の機能
について述べると、次の通りである。まず、ペダル14
が図1において矢印B方向に踏込まれると、ペダルレバ
ー12は図外のブレーキ系からの反力及び踏力補助用ス
プリング17の附勢力に抗して支持シャフト8を中心に
矢印B方向に回動される。そして、ペダルレバー12が
或る角度だけ回動されて図1においてαで示すデッドポ
イントを通過すると、それ以後は、前記スプリング17
の附勢力がペダルレバー12の踏込み方向(矢印B方
向)への作動力として補助的に働き、その附勢力の分だ
け踏力が軽減されることとなる。
について述べると、次の通りである。まず、ペダル14
が図1において矢印B方向に踏込まれると、ペダルレバ
ー12は図外のブレーキ系からの反力及び踏力補助用ス
プリング17の附勢力に抗して支持シャフト8を中心に
矢印B方向に回動される。そして、ペダルレバー12が
或る角度だけ回動されて図1においてαで示すデッドポ
イントを通過すると、それ以後は、前記スプリング17
の附勢力がペダルレバー12の踏込み方向(矢印B方
向)への作動力として補助的に働き、その附勢力の分だ
け踏力が軽減されることとなる。
【0017】かくして、ペダルレバー12の回動に応じ
て図外のブレーキ系が作動し、車輪に制動力が付与され
る。そして、ペダル14の踏込みを解除すると、ペダル
レバー12はブレーキ系からの反力により前記スプリン
グ17の附勢力に抗してデッドポイントαまで支持シャ
フト8を中心に図1において矢印A方向に回動され、そ
れ以後は、このスプリング17の附勢力及び前記反力に
よりペダルレバー12が図1において実線で示す位置に
復帰される。
て図外のブレーキ系が作動し、車輪に制動力が付与され
る。そして、ペダル14の踏込みを解除すると、ペダル
レバー12はブレーキ系からの反力により前記スプリン
グ17の附勢力に抗してデッドポイントαまで支持シャ
フト8を中心に図1において矢印A方向に回動され、そ
れ以後は、このスプリング17の附勢力及び前記反力に
よりペダルレバー12が図1において実線で示す位置に
復帰される。
【0018】以上の如き構成のペダル装置1によれば、
踏力補助用スプリング17の一端をペダルレバー12の
ピン16に引っ掛け、その他端を、スペーサ9に一体的
に取付けられたステー10のピン15に引っ掛けるよう
にしたので、前記スプリング17の附勢力の方向の切替
点(デッドポイントα)の調整が可能となる。すなわ
ち、支持シャフト8へのスペーサ9の回転方向における
取付位置を変更することにより、前記スプリング17が
係着されるピン15の位置を調整でき、ひいてはデッド
ポイントαの位置の変更が可能となる。
踏力補助用スプリング17の一端をペダルレバー12の
ピン16に引っ掛け、その他端を、スペーサ9に一体的
に取付けられたステー10のピン15に引っ掛けるよう
にしたので、前記スプリング17の附勢力の方向の切替
点(デッドポイントα)の調整が可能となる。すなわ
ち、支持シャフト8へのスペーサ9の回転方向における
取付位置を変更することにより、前記スプリング17が
係着されるピン15の位置を調整でき、ひいてはデッド
ポイントαの位置の変更が可能となる。
【0019】さらに、図2に示すように、前記スプリン
グ25の架設方向をペダルレバー12に対してほぼ平行
となるように設定することができるため、前記スプリン
グ17の附勢力の全てを踏力補助用として利用すること
ができる。
グ25の架設方向をペダルレバー12に対してほぼ平行
となるように設定することができるため、前記スプリン
グ17の附勢力の全てを踏力補助用として利用すること
ができる。
【0020】また、図3は本発明の別の実施例係るブレ
ーキペダル装置18を示すものであって、本例は、スペ
ーサ9に溶接結合したステー10の一端部を屈曲させ、
その屈曲部10aをペダルブラケット4に形成された複
数の孔19のうちの1つに選択的に差込むようにしたも
のである。なお、第3図において第2図と同様の機能を
有する部分には共通の符号を付してその説明を省略す
る。
ーキペダル装置18を示すものであって、本例は、スペ
ーサ9に溶接結合したステー10の一端部を屈曲させ、
その屈曲部10aをペダルブラケット4に形成された複
数の孔19のうちの1つに選択的に差込むようにしたも
のである。なお、第3図において第2図と同様の機能を
有する部分には共通の符号を付してその説明を省略す
る。
【0021】このような構成のブレーキペダル装置18
によれば、ステー10の屈曲部10aを差込む孔19を
選択することにより、ステー10のピン15ひいては踏
力補助用スプリング17(図3では図示せず)の係着位
置の調整を行うことができると共に、ステー10の回り
止めも図ることができる。
によれば、ステー10の屈曲部10aを差込む孔19を
選択することにより、ステー10のピン15ひいては踏
力補助用スプリング17(図3では図示せず)の係着位
置の調整を行うことができると共に、ステー10の回り
止めも図ることができる。
【0022】以上、本発明の一実施例に付き述べたが、
本発明は既述の実施例に限定されるものではなく、本発
明の技術的思想に基づいて各種の変更及び変形が可能で
ある。例えば、本発明は、ブレーキペダル装置1,18
に限らず、クラッチペダル装置等にも適用可能である。
本発明は既述の実施例に限定されるものではなく、本発
明の技術的思想に基づいて各種の変更及び変形が可能で
ある。例えば、本発明は、ブレーキペダル装置1,18
に限らず、クラッチペダル装置等にも適用可能である。
【0023】
【発明の効果】上述の如く、本発明は、支持シャフトの
スペーサに一体的に結合したステーとペダルレバーとの
間に踏力補助用スプリングを架設するようにしたもので
あるから、このスプリングの働きにより、ペダルレバー
が或る量だけ踏込まれた後の踏力を軽減できると共に、
ステーの配設位置ひいては前記スプリングの一端の取付
位置を任意に変更することが可能であるため、前記スプ
リングの附勢力の方向の切替点(デッドポイント)の調
整を任意に行うことができる。しかも、前記スプリング
をペダルレバーに対してほぼ平行に設置できるため、前
記スプリングの附勢力の分散を生じることがなく、その
附勢力のほぼ全てを踏力補助力(踏力軽減力)として利
用することができる。また、このような実用的な作用効
果を奏し得るにも拘わらず、ペダルブラケットは何ら変
更を要しないため、組立治具の変更も必要がなく、組立
治具の設計変更に伴う型費がかからずに済むといった経
済上の利点をも有する。
スペーサに一体的に結合したステーとペダルレバーとの
間に踏力補助用スプリングを架設するようにしたもので
あるから、このスプリングの働きにより、ペダルレバー
が或る量だけ踏込まれた後の踏力を軽減できると共に、
ステーの配設位置ひいては前記スプリングの一端の取付
位置を任意に変更することが可能であるため、前記スプ
リングの附勢力の方向の切替点(デッドポイント)の調
整を任意に行うことができる。しかも、前記スプリング
をペダルレバーに対してほぼ平行に設置できるため、前
記スプリングの附勢力の分散を生じることがなく、その
附勢力のほぼ全てを踏力補助力(踏力軽減力)として利
用することができる。また、このような実用的な作用効
果を奏し得るにも拘わらず、ペダルブラケットは何ら変
更を要しないため、組立治具の変更も必要がなく、組立
治具の設計変更に伴う型費がかからずに済むといった経
済上の利点をも有する。
【図1】本発明の実施例に係るブレーキペダル装置の側
面図である。
面図である。
【図2】図1におけるII−II線断面図である。
【図3】本発明の別の実施例に係るブレーキペダル装置
の要部の断面図である。
の要部の断面図である。
【図4】従来のブレーキペダル装置の要部の断面図であ
る。
る。
【図5】従来のブレーキペダル装置の動作を示す側面図
である。
である。
1,18 ブレーキペダル装置 4 ペダルブラケット 8 支持シャフト 9 スペーサ 10 ステー 11a,11b ブッシュ 12 ペダルレバー 13 ボス部 14 ペダル 15,16 スプリング係着用ピン 17 踏力補助用スプリング(引張コイルばね) 19 孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05G 1/14,7/04 B60T 7/06
Claims (1)
- 【請求項1】 ペダルブラケットに固着された支持シャ
フトと、該支持シャフトの両端固着部間でこの支持シャ
フトの外周に嵌着されたスペーサと、このスペーサの外
周に回動可能な状態で取付けられたペダルレバーと、ペ
ダルレバーを回動附勢する踏力補助用スプリングとを備
えて成るペダル装置において、前記スペーサにステーを
一体的に結合すると共に、前記踏力補助用スプリングを
前記ステーとペダルレバーとの間に架設したことを特徴
とするペダル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10358492A JP3244190B2 (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | ペダル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10358492A JP3244190B2 (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | ペダル装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05282061A JPH05282061A (ja) | 1993-10-29 |
JP3244190B2 true JP3244190B2 (ja) | 2002-01-07 |
Family
ID=14357830
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10358492A Expired - Fee Related JP3244190B2 (ja) | 1992-03-30 | 1992-03-30 | ペダル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3244190B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106183804A (zh) * | 2016-07-18 | 2016-12-07 | 奇瑞汽车股份有限公司 | 一种助力可调的离合踏板 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19511716C1 (de) * | 1995-03-30 | 1996-04-04 | Porsche Ag | Verbindungseinrichtung |
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1992
- 1992-03-30 JP JP10358492A patent/JP3244190B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Also Published As
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JPH05282061A (ja) | 1993-10-29 |
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