JP3242846B2 - 圧接端子 - Google Patents
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R4/00—Electrically-conductive connections between two or more conductive members in direct contact, i.e. touching one another; Means for effecting or maintaining such contact; Electrically-conductive connections having two or more spaced connecting locations for conductors and using contact members penetrating insulation
- H01R4/24—Connections using contact members penetrating or cutting insulation or cable strands
- H01R4/2416—Connections using contact members penetrating or cutting insulation or cable strands the contact members having insulation-cutting edges, e.g. of tuning fork type
- H01R4/2445—Connections using contact members penetrating or cutting insulation or cable strands the contact members having insulation-cutting edges, e.g. of tuning fork type the contact members having additional means acting on the insulation or the wire, e.g. additional insulation penetrating means, strain relief means or wire cutting knives
- H01R4/2466—Connections using contact members penetrating or cutting insulation or cable strands the contact members having insulation-cutting edges, e.g. of tuning fork type the contact members having additional means acting on the insulation or the wire, e.g. additional insulation penetrating means, strain relief means or wire cutting knives the contact members having a channel-shaped part, the opposite sidewalls of which comprise insulation-cutting means
Landscapes
- Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、絶縁被覆電線を圧
接刃間に圧入することにより、絶縁被覆を剥ぎ取ること
なく、内部の芯線と導通させることのできる圧接端子に
関する。
接刃間に圧入することにより、絶縁被覆を剥ぎ取ること
なく、内部の芯線と導通させることのできる圧接端子に
関する。
【0002】
【従来の技術】図4は特開昭62−193067号公報
に記載の従来の圧接端子1の斜視図である。
に記載の従来の圧接端子1の斜視図である。
【0003】この圧接端子1では、底板2の一部を上方
に折り曲げることで、一対の圧接刃11と圧接スロット
12とを備えた圧接板3を起立させ、2枚の圧接板3を
近接配置することで圧接部10を構成している。
に折り曲げることで、一対の圧接刃11と圧接スロット
12とを備えた圧接板3を起立させ、2枚の圧接板3を
近接配置することで圧接部10を構成している。
【0004】この圧接端子1に対して電線を接続する場
合、圧接スロット12に上方より電線を圧入する。そう
すると、左右対の圧接刃11が電線の絶縁被覆を食い破
り、芯線に接触する。さらに圧入することにより、芯線
が左右対の圧接刃11間に入り込み、圧接刃11によっ
て確実に挟持される。この圧入の際に、左右の圧接刃1
1には開き方向の力がかかる。
合、圧接スロット12に上方より電線を圧入する。そう
すると、左右対の圧接刃11が電線の絶縁被覆を食い破
り、芯線に接触する。さらに圧入することにより、芯線
が左右対の圧接刃11間に入り込み、圧接刃11によっ
て確実に挟持される。この圧入の際に、左右の圧接刃1
1には開き方向の力がかかる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、圧接端子は
大量生産されるものであり、多数が隣接した状態でコネ
クタハウジングに組み込まれるものであるため、小型
化、軽量化に対する要求が非常に強い。軽量化のために
は原材料である金属板の薄肉化が必須であり、小型化の
ためには端子幅の縮小や長さの短縮が必須である。例え
ば、端子幅の縮小には、圧接スロットの両側にある圧接
刃の幅寸法の縮小が不可欠である。
大量生産されるものであり、多数が隣接した状態でコネ
クタハウジングに組み込まれるものであるため、小型
化、軽量化に対する要求が非常に強い。軽量化のために
は原材料である金属板の薄肉化が必須であり、小型化の
ためには端子幅の縮小や長さの短縮が必須である。例え
ば、端子幅の縮小には、圧接スロットの両側にある圧接
刃の幅寸法の縮小が不可欠である。
【0006】しかし、原材料である金属板の薄肉化や圧
接刃の幅寸法の縮小を行うと、圧接刃の強度低下によ
り、電線を圧入する際に、左右対の圧接刃が外側に開い
てしまうという問題を生じる。
接刃の幅寸法の縮小を行うと、圧接刃の強度低下によ
り、電線を圧入する際に、左右対の圧接刃が外側に開い
てしまうという問題を生じる。
【0007】この点、図4の従来例の圧接端子1では、
圧接刃11の根元の折り曲げ箇所に応力が集中するた
め、圧接刃11が開いてしまうという問題があった。こ
れは、折り曲げにより板厚が薄くなっていることが一因
であると思われる。
圧接刃11の根元の折り曲げ箇所に応力が集中するた
め、圧接刃11が開いてしまうという問題があった。こ
れは、折り曲げにより板厚が薄くなっていることが一因
であると思われる。
【0008】本発明は、上記事情を考慮し、小型化を実
現しながら、電線の圧入時における圧接刃相互の開きを
防止し、電気接続の信頼性の低下を防止することのでき
る圧接端子を提供することを目的とする。
現しながら、電線の圧入時における圧接刃相互の開きを
防止し、電気接続の信頼性の低下を防止することのでき
る圧接端子を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、一枚
の金属薄板をプレス成形することにより、一対の圧接刃
と圧接スロットとを備えた圧接板を、前後方向に延びる
帯板状の底板より折り曲げて起立させ、その状態で圧接
板と底板の交わる部分の角の近傍に前記一対の圧接刃の
根元が位置する圧接端子において、前記圧接板と底板の
交わる部分の角の両側部に、圧接刃の開きを押さえる補
強壁を設けたことを特徴とする。
の金属薄板をプレス成形することにより、一対の圧接刃
と圧接スロットとを備えた圧接板を、前後方向に延びる
帯板状の底板より折り曲げて起立させ、その状態で圧接
板と底板の交わる部分の角の近傍に前記一対の圧接刃の
根元が位置する圧接端子において、前記圧接板と底板の
交わる部分の角の両側部に、圧接刃の開きを押さえる補
強壁を設けたことを特徴とする。
【0010】この圧接端子では、電線を圧接スロットに
圧入する際に圧接刃の根元に開き力がかかるが、その圧
接刃の根元の近傍の圧接板と底板の交わる部分の角に補
強壁を設けたので、圧接刃の根元が補強され、圧接刃の
開きが防止される。
圧入する際に圧接刃の根元に開き力がかかるが、その圧
接刃の根元の近傍の圧接板と底板の交わる部分の角に補
強壁を設けたので、圧接刃の根元が補強され、圧接刃の
開きが防止される。
【0011】請求項2の発明は、請求項1記載の圧接端
子であって、前記補強壁が、前記圧接板と底板の交わる
部分の角の両側端をたたき込むことで形成した平面部か
らなることを特徴とする。この端子では、圧接板と底板
の交わる部分の角の両側部に設けたたたき込みによる平
面部が圧接刃の根元を補強する。
子であって、前記補強壁が、前記圧接板と底板の交わる
部分の角の両側端をたたき込むことで形成した平面部か
らなることを特徴とする。この端子では、圧接板と底板
の交わる部分の角の両側部に設けたたたき込みによる平
面部が圧接刃の根元を補強する。
【0012】請求項3の発明は、請求項2記載の圧接端
子であって、前記補強壁が圧接板及び底板に対して斜め
にたたき込まれた平面部からなることを特徴とする。
子であって、前記補強壁が圧接板及び底板に対して斜め
にたたき込まれた平面部からなることを特徴とする。
【0013】この圧接端子では、圧接板及び底板の交わ
る部分の角(両端)を斜めにたたき込むことで、圧接板
と底板との間に、両者を繋ぐ小さい側壁状の補強壁がで
きるので、圧接刃の根元を補強することができる。
る部分の角(両端)を斜めにたたき込むことで、圧接板
と底板との間に、両者を繋ぐ小さい側壁状の補強壁がで
きるので、圧接刃の根元を補強することができる。
【0014】請求項1〜3のいずれかに記載の圧接端子
であって、前記底板が、帯板状の基板の一側縁に連設さ
れ且つ折り曲げることで基板上に重合されており、該底
板の前後端に前記圧接板が折り曲げにより起立形成され
ると共に、圧接板と底板の交わる部分の角の両側部に前
記補強壁が形成されることで圧接導通部が構成され、一
方、前記基板の前端部には相手端子に対する電気接触
部、後端部には電線加締部が配置されていることを特徴
とする。
であって、前記底板が、帯板状の基板の一側縁に連設さ
れ且つ折り曲げることで基板上に重合されており、該底
板の前後端に前記圧接板が折り曲げにより起立形成され
ると共に、圧接板と底板の交わる部分の角の両側部に前
記補強壁が形成されることで圧接導通部が構成され、一
方、前記基板の前端部には相手端子に対する電気接触
部、後端部には電線加締部が配置されていることを特徴
とする。
【0015】この圧接端子では、全体に共通する基板の
上に圧接導通部を構成する底板を重合させたので、連続
した基板上に、前端側から電気接触部、圧接導通部、電
線加締部を順に配置することができる。
上に圧接導通部を構成する底板を重合させたので、連続
した基板上に、前端側から電気接触部、圧接導通部、電
線加締部を順に配置することができる。
【0016】請求項5の発明は、請求項4記載の圧接端
子であって、前記基板の他側縁に連設された板部を上方
に折り曲げて起立させることで前記圧接導通部の側壁が
構成され、該側壁に形成した溝に前記圧接板の側縁部を
嵌めることで圧接板が支持されていることを特徴とす
る。
子であって、前記基板の他側縁に連設された板部を上方
に折り曲げて起立させることで前記圧接導通部の側壁が
構成され、該側壁に形成した溝に前記圧接板の側縁部を
嵌めることで圧接板が支持されていることを特徴とす
る。
【0017】この圧接端子では、圧接導通部に側壁を設
け、この側壁に形成した溝に圧接板の側縁部を嵌めたの
で、圧接板の倒れ防止が図れる。
け、この側壁に形成した溝に圧接板の側縁部を嵌めたの
で、圧接板の倒れ防止が図れる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
【0019】図1は実施形態の圧接端子の要部の構成の
説明図であり、(a)、(b)は現実的な形態、(c)
は理想の形態を示す斜視図である。図2は同圧接端子2
1の全体の構成図、図3は同圧接端子21の展開図であ
る。
説明図であり、(a)、(b)は現実的な形態、(c)
は理想の形態を示す斜視図である。図2は同圧接端子2
1の全体の構成図、図3は同圧接端子21の展開図であ
る。
【0020】まず、全体の構成を図2を用いて説明す
る。この圧接端子21は、図3のように打ち抜いた一枚
の金属薄板をプレス加工することによって一体に形成さ
れたもので、前端部に相手端子に対する電気接触部2
2、後端部に電線加締部23、それらの中間に圧接導通
部24を有し、全体に共通して帯板状の基板25が通っ
ている。図3では加工後の各部分の符号を付してある。
る。この圧接端子21は、図3のように打ち抜いた一枚
の金属薄板をプレス加工することによって一体に形成さ
れたもので、前端部に相手端子に対する電気接触部2
2、後端部に電線加締部23、それらの中間に圧接導通
部24を有し、全体に共通して帯板状の基板25が通っ
ている。図3では加工後の各部分の符号を付してある。
【0021】電気接触部22は相手端子と嵌合すること
で電気接続する部分であり、基板25を底壁にして矩形
断面のボックス形状に形成されている。電線加締部23
は、電線を絶縁被覆の上から把持する部分であり、基板
25と一対の押え片23aとにより断面U字形に形成さ
れている。圧接導通部24は、電線の芯線との導通を果
たす部分であり、前部と後部に離間して2つの圧接部1
0A、10Bを有している。
で電気接続する部分であり、基板25を底壁にして矩形
断面のボックス形状に形成されている。電線加締部23
は、電線を絶縁被覆の上から把持する部分であり、基板
25と一対の押え片23aとにより断面U字形に形成さ
れている。圧接導通部24は、電線の芯線との導通を果
たす部分であり、前部と後部に離間して2つの圧接部1
0A、10Bを有している。
【0022】各圧接部10A、10Bは、基板25に対
して起立した圧接板30よりなる。圧接板30は、基板
25の上面に重合された底板26の前後端を上方に折り
曲げることで起立形成されている。底板26は、帯板状
の基板25の一側縁に連設されており、上方に折り曲げ
ることで基板25上に重合されている。圧接板30に
は、上端より下方に向けて延びる圧接スロット12と、
その両側の左右対の圧接刃11とが設けられている。従
って、折り曲げ箇所の近傍に一対の圧接刃11の根元が
位置している。
して起立した圧接板30よりなる。圧接板30は、基板
25の上面に重合された底板26の前後端を上方に折り
曲げることで起立形成されている。底板26は、帯板状
の基板25の一側縁に連設されており、上方に折り曲げ
ることで基板25上に重合されている。圧接板30に
は、上端より下方に向けて延びる圧接スロット12と、
その両側の左右対の圧接刃11とが設けられている。従
って、折り曲げ箇所の近傍に一対の圧接刃11の根元が
位置している。
【0023】そして、その折り曲げ箇所の両側部に、圧
接刃11の開きを押えるための補強壁32が設けられて
いる。この場合の補強壁32は、折り曲げ箇所の両側端
を圧接板30及び底板26に対して斜めにたたき込むこ
とで形成した平面部によって構成されている。
接刃11の開きを押えるための補強壁32が設けられて
いる。この場合の補強壁32は、折り曲げ箇所の両側端
を圧接板30及び底板26に対して斜めにたたき込むこ
とで形成した平面部によって構成されている。
【0024】図1(a)、(b)にその補強壁32の例
を示す。図1(a)の補強壁32は高さの低い三角形を
なしている。また、(b)の補強壁32は、高さの大き
い三角形をなしている。補強効果の上では(b)の方が
良く、理想的には図1(c)のように側壁32Cの形状
をなすようにたたき込み形成すれば尚よい。
を示す。図1(a)の補強壁32は高さの低い三角形を
なしている。また、(b)の補強壁32は、高さの大き
い三角形をなしている。補強効果の上では(b)の方が
良く、理想的には図1(c)のように側壁32Cの形状
をなすようにたたき込み形成すれば尚よい。
【0025】また、図2に示すように、圧接導通部24
の一側には側壁27が起立形成されている。この側壁2
7は、基板25の他側縁(底板25を設けた側と反対
側)に連設された板部を上方に折り曲げることで構成さ
れている。この側壁27には溝28が形成されており、
この溝28に圧接板30の一方の側縁部が嵌められ、そ
れにより圧接板30の前後方向への倒れ防止が図られて
いる。
の一側には側壁27が起立形成されている。この側壁2
7は、基板25の他側縁(底板25を設けた側と反対
側)に連設された板部を上方に折り曲げることで構成さ
れている。この側壁27には溝28が形成されており、
この溝28に圧接板30の一方の側縁部が嵌められ、そ
れにより圧接板30の前後方向への倒れ防止が図られて
いる。
【0026】次に作用を説明する。
【0027】この圧接端子21に対して電線を接続する
場合は、圧接端子21の後側に電線の端末を平行に配し
て、圧接導通部24の圧接スロット12に対して上方よ
り圧入する。そうすると、左右対の圧接刃11が電線の
絶縁被覆を食い破り、芯線に接触する。さらに圧入する
ことにより、芯線が左右対の圧接刃11間に入り込ん
で、圧接刃11によって確実に挟持される。
場合は、圧接端子21の後側に電線の端末を平行に配し
て、圧接導通部24の圧接スロット12に対して上方よ
り圧入する。そうすると、左右対の圧接刃11が電線の
絶縁被覆を食い破り、芯線に接触する。さらに圧入する
ことにより、芯線が左右対の圧接刃11間に入り込ん
で、圧接刃11によって確実に挟持される。
【0028】この圧入の際に、左右の圧接刃11には開
き方向の力がかかるが、圧接刃11の根元の近傍の折り
曲げ箇所には補強壁32が設けられているので、圧接刃
11の根元が補強され、圧接刃11の開きが防止され
る。従って、圧接刃11の幅寸法の縮小による小型化を
図った場合にも、電線圧入時の圧接刃11による絶縁被
覆の食い破り不良を解消することができる上、芯線に対
する接触荷重(挟持荷重)を十分に確保することがで
き、結果的に電気接続の信頼性の向上を図ることができ
る。特に、この圧接端子21の場合、圧接板30及び底
板26の交わる部分の角(両端)を斜めにたたき込むこ
とで補強壁32を形成するので、圧接刃11の根元を簡
単確実に補強することができる。
き方向の力がかかるが、圧接刃11の根元の近傍の折り
曲げ箇所には補強壁32が設けられているので、圧接刃
11の根元が補強され、圧接刃11の開きが防止され
る。従って、圧接刃11の幅寸法の縮小による小型化を
図った場合にも、電線圧入時の圧接刃11による絶縁被
覆の食い破り不良を解消することができる上、芯線に対
する接触荷重(挟持荷重)を十分に確保することがで
き、結果的に電気接続の信頼性の向上を図ることができ
る。特に、この圧接端子21の場合、圧接板30及び底
板26の交わる部分の角(両端)を斜めにたたき込むこ
とで補強壁32を形成するので、圧接刃11の根元を簡
単確実に補強することができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、圧接板と底板の交わる部分の角の両側部に圧接
刃の開きを押える補強壁を設けたので、圧接スロットに
電線を圧入する際に左右の圧接刃が外側に開こうとして
も、外側への開きが防止される。このため、圧接刃の幅
寸法の縮小による小型化を図った場合にも、電線圧入時
の圧接刃による絶縁被覆の食い破り不良を解消すること
ができる上、芯線に対する接触荷重(挟持荷重)を十分
に確保することができ、結果的に電気接続の信頼性の向
上を図ることができる。
よれば、圧接板と底板の交わる部分の角の両側部に圧接
刃の開きを押える補強壁を設けたので、圧接スロットに
電線を圧入する際に左右の圧接刃が外側に開こうとして
も、外側への開きが防止される。このため、圧接刃の幅
寸法の縮小による小型化を図った場合にも、電線圧入時
の圧接刃による絶縁被覆の食い破り不良を解消すること
ができる上、芯線に対する接触荷重(挟持荷重)を十分
に確保することができ、結果的に電気接続の信頼性の向
上を図ることができる。
【0030】請求項2の発明によれば、たたき込み平面
部により補強壁を構成したので、圧接刃の根元を簡単確
実に補強することができ、圧接刃の開き防止が図れる。
部により補強壁を構成したので、圧接刃の根元を簡単確
実に補強することができ、圧接刃の開き防止が図れる。
【0031】請求項3の発明によれば、圧接板及び底板
の交わる部分の角(両端)を斜めにたたき込むことで、
圧接刃の根元を簡単確実に補強することができ、圧接刃
の開き防止が図れる。
の交わる部分の角(両端)を斜めにたたき込むことで、
圧接刃の根元を簡単確実に補強することができ、圧接刃
の開き防止が図れる。
【0032】請求項4の発明によれば、請求項1〜3の
いずれかの発明の効果に加えて次の効果を奏する。即
ち、全体に共通する基板の上に圧接導通部を構成する底
板を重合させたので、連続した基板上に、前端側から電
気接触部、圧接導通部、電線加締部を順に無理なく配置
することができ、製造が容易となる上、構造が単純で強
度も高まる。
いずれかの発明の効果に加えて次の効果を奏する。即
ち、全体に共通する基板の上に圧接導通部を構成する底
板を重合させたので、連続した基板上に、前端側から電
気接触部、圧接導通部、電線加締部を順に無理なく配置
することができ、製造が容易となる上、構造が単純で強
度も高まる。
【0033】請求項5の発明によれば、請求項4の発明
の効果に加えて次の効果を奏する、即ち、圧接導通部に
設けた側壁の溝に圧接板の側縁部を嵌めたので、圧接板
の倒れが防止され、電線圧接の確実化が図れる。
の効果に加えて次の効果を奏する、即ち、圧接導通部に
設けた側壁の溝に圧接板の側縁部を嵌めたので、圧接板
の倒れが防止され、電線圧接の確実化が図れる。
【図1】本発明の実施形態の圧接端子の要部についての
説明図であり、(a)は折り曲げ箇所の両側部に高さの
低い補強壁を設けた場合の斜視図、(b)は高さの高い
補強壁を設けた場合の斜視図、(c)は理想形の補強壁
を設けた場合の斜視図である。
説明図であり、(a)は折り曲げ箇所の両側部に高さの
低い補強壁を設けた場合の斜視図、(b)は高さの高い
補強壁を設けた場合の斜視図、(c)は理想形の補強壁
を設けた場合の斜視図である。
【図2】本発明の実施形態の圧接端子の全体構成図で、
(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は(b)のI
Ic−IIc矢視断面図である。
(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は(b)のI
Ic−IIc矢視断面図である。
【図3】本発明の実施形態の圧接端子の展開図である。
【図4】従来の圧接端子の斜視図である。
11 圧接刃 12 圧接スロット 21 圧接端子 22 電気接触部 23 電線加締部 24 圧接導通部 25 基板 26 底板 27 側壁 28 溝 30 圧接板 32 補強壁
Claims (5)
- 【請求項1】 一枚の金属薄板をプレス成形することに
より、一対の圧接刃と圧接スロットとを備えた圧接板
を、前後方向に延びる帯板状の底板より折り曲げて起立
させ、その状態で圧接板と底板の交わる部分の角の近傍
に前記一対の圧接刃の根元が位置する圧接端子におい
て、前記圧接板と底板の交わる部分の角の 両側部に、圧接刃
の開きを押さえる補強壁を設けたことを特徴とする圧接
端子。 - 【請求項2】 請求項1記載の圧接端子であって、 前記補強壁が、前記圧接板と底板の交わる部分の角の両
側端をたたき込むことで形成した平面部からなることを
特徴とする圧接端子。 - 【請求項3】 請求項2記載の圧接端子であって、 前記補強壁が圧接板及び底板に対して斜めにたたき込ま
れた平面部からなることを特徴とする圧接端子。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の圧接端
子であって、 前記底板が、帯板状の基板の一側縁に連設され且つ折り
曲げることで基板上に重合されており、該底板の前後端
に前記圧接板が折り曲げにより起立形成されると共に、
圧接板と底板の交わる部分の角の両側部に前記補強壁が
形成されることで圧接導通部が構成され、一方、前記基
板の前端部には相手端子に対する電気接触部、後端部に
は電線加締部が配置されていることを特徴とする圧接端
子。 - 【請求項5】 請求項4記載の圧接端子であって、 前記基板の他側縁に連設された板部を上方に折り曲げて
起立させることで前記圧接導通部の側壁が構成され、該
側壁に形成した溝に前記圧接板の側縁部を嵌めることで
圧接板が支持されていることを特徴とする圧接端子。
Priority Applications (2)
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---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23337296A JP3242846B2 (ja) | 1996-09-03 | 1996-09-03 | 圧接端子 |
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JPH1079264A JPH1079264A (ja) | 1998-03-24 |
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Family
ID=16954091
Family Applications (1)
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JP23337296A Expired - Fee Related JP3242846B2 (ja) | 1996-09-03 | 1996-09-03 | 圧接端子 |
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JP3954997B2 (ja) * | 2003-08-08 | 2007-08-08 | 矢崎総業株式会社 | 圧接用接続端子及びそれを収容した圧接コネクタ |
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1997
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