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JP3240585B2 - パタ−ンの位置決め方法 - Google Patents

パタ−ンの位置決め方法

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JP3240585B2
JP3240585B2 JP8559693A JP8559693A JP3240585B2 JP 3240585 B2 JP3240585 B2 JP 3240585B2 JP 8559693 A JP8559693 A JP 8559693A JP 8559693 A JP8559693 A JP 8559693A JP 3240585 B2 JP3240585 B2 JP 3240585B2
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JP
Japan
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masutapata
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服部新一
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Nippon Avionics Co Ltd
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Nippon Avionics Co Ltd
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  • Image Processing (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Image Analysis (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は,フィルムキャリア等
にエッチングにより形成されたパタ−ンを自動的に検査
する際のパタ−ンの位置決め方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来,IC,LSIの実装に用いられる
フィルムキャリアは,厚さ75〜125μm程度のポリ
イミドフィルムの上に,銅箔を接着剤で貼り付け,両面
にフォトレジストを塗布し,マスク露光,現像,エッチ
ングを行ってリ−ドのパタ−ンを形成している。
【0003】このようにしてパタ−ンを形成後,フォト
レジストが除去され,リ−ドの表面にSn,Au,半田
メッキ処理を行ってフィルムキャリア工程が終了する。
この工程終了後,顕微鏡を用いて人間により目視でパタ
−ンの検査が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】このように,微細な
パタ−ンを目視で検査するには,熟練を要するととも
に,目を酷使する結果となる等の問題があった。一方,
目視検査に代わるものとして,パタ−ンをTVカメラで
撮像し,基準パタ−ンとして日測定パタ−ンとの一致率
をもとにして検査を行うパタ−ンマッチング手法による
ことも考えられる。しかしながら,一致率は下式で表さ
れるように,画素単位の計測であり,フィルムキャリア
のような微細なパタ−ンの検査には不向きである。 一致率={(全体の画素−一致していない画素)/(全
体の画素)}×100%
【0005】又,同一形状のリ−ドが連続するようなパ
タ−ンの場合には,リ−ドが1本分ずれて位置合わせし
てしまう場合もあるとともに,全体としては位置合わせ
されている場合であっても,微細な部分は印刷ずれ,フ
ィルムののび等により全体的な位置からはずれている場
合がある。特に,インナ−リ−ドは微細な構造のリ−ド
が連続しているパタ−ンでは,僅かなずれも問題であっ
た。
【0006】
【問題点を解決するための手段】この発明は,被測定パ
タ−ンの良品をマスタパタ−ンとし,その濃淡画像を画
像メモリに記憶し,この画像メモリに記憶されたマスタ
パタ−ンの濃淡ヒストグラムからこれを二値化処理して
マスタパタ−ンのエッジデ−タを求め,このエッジデ−
タから最小二乗法によりマスタパタ−ンを直線の集合に
変換し,これらの直線から互いに対向する両直線の中心
線LM を求めてマスタパタ−ン情報として登録するとと
もに,この中心線LM に直角に交わる線と上記の両直線
とが交わる点までの長さから互いに対向する直線の幅W
を求めてマスタパタ−ン情報として登録することによ
り,被測定パタ−ンと比較するための基準となるマスタ
パタ−ンを作成する。
【0007】一方,被測定パタ−ンを画像メモリに記憶
し,マスタパタ−ンと被測定パタ−ンとを位置合わせす
るとともに,設定された検査範囲の周辺に接する被測定
パタ−ンの接辺のエッジデ−タを求めるとともに,この
接辺のエッジデ−タから中心デ−タを求め,マスタパタ
−ンの中心線LM が設定された検査範囲の周辺にそれぞ
れ接する中心線LM の接辺デ−タを求め,これらの接辺
デ−タにそれぞれ対応する中心デ−タと接辺デ−タとの
ずれ量を設定された検査範囲の周辺毎に求め,この設定
された検査範囲の周辺毎の平均ずれ量を算出し,この平
均ずれ量により,X,Y方向についてマスタパタ−ンあ
るいは被測定パタ−ンのいづれかのエッジデ−タを補正
するようにしたものである。
【0008】
【作用】良品と判定されているパタ−ンの濃淡ヒストグ
ラムからこれを二値化処理して,基準となるマスタパタ
−ンのエッジデ−タが求められ,この求められたエッジ
デ−タは直線の集合に変換される。直線の集合に変換さ
れたマスタパタ−ンの中心線LM および幅Wをマスタパ
タ−ン情報として登録する。このマスタパタ−ンと被測
定パタ−ンとを全体的に位置合わせした後,設定された
検査範囲の周辺に接する被測定パタ−ンのエッジデ−タ
を求めるとともに,このエッジデ−タの中心デ−タを算
出し,この中心デ−タとマスタパタ−ンの接辺デ−タと
のずれ量を求め,このずれ量の各辺毎の平均ずれ量を求
めて,この平均ずれ量によりマスタパタ−ンあるいは被
測定パタ−ンのいづれかを補正することにより,局所的
なずれを無くすことが出来る。
【0009】
【発明の実施例】この発明の実施例を,図1〜図9に基
づいて詳細に説明する。図1はこの発明の実施例を示す
もので,マスタパタ−ンを補正するための処理フロ−,
図2はこの発明の実施例を示すもので,パタ−ン検査装
置の基本動作図,図3は図2に示すパタ−ン検査装置の
システム構成図,図4〜図9は,パタ−ンの位置決め方
法を説明するための説明図である。
【0010】まず,具体的なパタ−ン検査装置につい
て,図2に示す基本動作図および図3に示すシステム構
成図に基づいて説明する。なお,この実施例では,被測
定パタ−ンmとしてTABテ−プのインナ−リ−ドのパ
タ−ンを例にとり,そのパタ−ンを検査する場合につい
て簡単に説明する。
【0011】図2において,パタ−ン検査装置は,リ−
ルに巻取られているTABテ−プ(図示せず)のフィル
ムを送り出す巻出し部1,定寸送り,位置決め部2,良
品不良品を判定処理する検出部3,判定処理が終了した
テ−プを次に切断工程に送る定寸送り,位置決め部4,
不良品のテ−プを切断する打ち抜き部5,再度リ−ルに
テ−プを巻取るための巻取り部6とにより構成されてい
る。
【0012】図3は,システム構成図を示すもので,シ
ステム制御部7は,このシステム全体を制御するもの
で,メニュ−や結果を表示するカラ−CRT8,品種の
設定,登録,操作メニュ−の選択を行うキ−ボ−ド9,
シ−ケンサ部10,プリンタ11,画像メモリ12,C
PU(計測ユニット)13,信号セレクタ14等を制御
している。
【0013】シ−ケンサ部10は,システム制御部7の
制御のもとに,操作スイッチ,表示ランプ15,テ−プ
ランナ部16,テ−プパンチャ部17,X−Yテ−ブル
18等を制御している。
【0014】ドライバ20によりX方向のモ−タ21,
シ−ケンサ部10を介してテ−ブルコントロ−ラ(3
軸)22とY−S−Pドライバ23とによりY方向のモ
−タ24およびスパン軸用モ−タ25が制御されて,X
−Yテ−ブル18は,それぞれX方向,Y方向およびス
パン軸方向に駆動制御される。
【0015】従って,TABテ−プは,X−Yテ−ブル
18上のカメラ26,27で撮像され,その画像はA/
D変換器28によりデジタル変換され,画像メモリ12
に画素単位で記憶される。検出部3は,カメラ26,2
7およびこのカメラ26,27の移動機構部分,X−Y
テ−ブル18,CPU13,A/D変換器28,画像メ
モリ12,信号セレクタ14により構成されている。
【0016】次に,作用動作について説明する。リ−ル
に巻取られているTABテ−プは,シ−ケンサ部10の
制御のもとに,テ−プランナ部16により1コマずつX
−Yテ−ブル18上のカメラ26,27の所定位置に送
り出され,位置決めされる。X−Yテ−ブル18は,Y
およびX軸方向の駆動モ−タ24,21および3軸方向
を制御するテ−ブルコントロ−ラ22とにより,それぞ
れ位置決めされる。
【0017】所定位置に位置決めされたTABテ−プの
パタ−ンは,2台のカメラ26,27により撮像され,
その濃淡画像はA/D変換器28によりデジタル信号に
変換され,画素単位で画像メモリ12に記憶される。一
方,画像メモリ12には,検査の開始に当たって,良品
と判定されたTABテ−プのマスタパタ−ン情報が作成
され記憶される。このマスタパタ−ンとTABパタ−ン
(被測定パタ−ン)とが検出部3において,後述するよ
うな方法で比較され,良品,不良品の判定処理がなされ
る。
【0018】このようにして,各コマ毎に良品,不良品
の判定処理がなされたTABテ−プは,順次各コマ毎に
テ−プパンチャ部17に送り込まれ,不良品が打ち抜か
れた後,巻取り部6において,再度リ−ルに巻き取ら
れ,検査が終了する。
【0019】このようにして,検出部3においてTAB
パタ−ンが良品,不良品と判定処理されるが,この検査
に先立って,良品と判定されているTABテ−プから,
基準となるマスタパタ−ンMが作成され,マスタパタ−
ン情報として画像メモリ12に登録しておかねばならな
い。
【0020】以下,マスタパタ−ンMの作成方法につい
て,図1に基づいて説明する。白黒のカメラ26,27
で撮像され,良品と判定されたTABテ−プのパタ−ン
の濃淡画像は,図4にそのパタ−ンの一部を示し,図5
にその拡大図が示されているように,一旦画像メモリ1
2に記憶される(ステップ40)。図4,図5に示すよ
うに,濃淡画像が白→黒,黒→白と変化している点の中
点において,しきい値SL と交叉するものと仮定して,
エッジ座標(エッジデ−タ)が抽出される(ステップ4
1)。
【0021】マスタパタ−ンMのエッジデ−タの抽出
は,画像全体の濃淡ヒストグラムから二値化処理し,し
きい値SL の両隣の白,黒の画素において比例配分でし
きい値SL をよぎるX又はY座標値(以下,エッジデ−
タと記す)N1 (4.5,2),N2 (5,2.5),
3 (5.5,3)・・・・が求められる(ステップ4
1)。
【0022】次に,図6に示すように,このようにして
求められた点の集合であるマスタパタ−ンMの各エッジ
デ−タN1 ,N2 ,N3 ・・・は最小二乗法により直線
1,A2 ・・・として直線化される(ステップ4
2)。なお,この場合,各エッジデ−タN1 ,N2 ,N
3 ・・・から直線A1 ,A2,A3 ・・・に垂線を下
し,それぞれ各エッジデ−タN1 ,N2 ,N3 ・・・か
ら直線A1 .A2 ・・までの距離ΔN1 ,ΔN2 ,ΔN
3 ・・・が,0.3画素以下の場合には,直線化可能な
エッジデ−タとして直線A1 ,A2 ・・・に含められ
る。このようにして,点の集合として抽出されているマ
スタパタ−ンMのエッジデ−タN1 ,N2 ,N3 ・・・
を直線化して,最終的にはマスタパタ−ンMは直線A
1 ,A2 ,A3 ・・の集合に変換される(ステップ4
2)。
【0023】図7に示すように,次に,マスタパタ−ン
Mの幅Wが求められる。互いに対向する直線A1 と直線
n ,直線A2 と直線An-1 ・・・から中心線LM を求
め,この中心線デ−タは,画像メモリ12にマスタパタ
−ン情報として登録される(ステップ43)。なお,こ
の情報は,被測定パタ−ンを検査する場合に,リ−ドの
方向性を調べるのに使用される。
【0024】求められた中心線LM に垂直な直線HM
引けば,この直線HM が直線A1 ,A2 ・・と交叉する
点までの幅がマスタパタ−ンMの幅Wと等しくなる。即
ち,中心線LM は両直線A1 とAn-1 との距離を直径と
する内接円の中心の軌跡となるとともに,直径がマスタ
パタ−ンMの幅Wとなる(ステップ44)。このように
して順次求められたマスタパタ−ンMの直線A1 ,A
2 ,A3 ・・,中心線LM ,幅Wは,マスタパタ−ン情
報として画像メモリ12に記憶され,基準となるマスタ
パタ−ンMが一旦作成され,登録される(ステップ4
5)。
【0025】次に,TABテ−プのパタ−ンが微細な部
分は印刷ずれ,フィルムののび等により全体的な位置か
らはずれている場合がある。そのため,実際に,被測定
パタ−ンmの検査を開始する前にこの局所的なずれが補
正される。
【0026】以下,このずれを補正する方法について,
同様に図1,図2に基づいて説明する。まず,TABテ
−プは,リ−ルに巻取られており,巻出し部1から,1
コマずつ送り出され,カメラ26,27により被測定パ
タ−ンmが撮像される。この撮像された図4に示すよう
な濃淡画像は,A/D変換器28でデジタル化されて,
画像メモリ12に一旦記憶される。画像メモリ12に記
憶されているマスタパタ−ンMとこの被測定パタ−ンm
とは,検出部3のCPU13に読み出され,位置合わせ
されてマスタパタ−ンMと被測定パタ−ンmとが全体的
に比較,照合される。
【0027】この場合,マスタパタ−ンMと被測定パタ
−ンmとが全体として位置決めされたとしても,特に,
図8に示すように,同一形状の繰り返しであるインナ−
リ−ドの部分は,微細な形状であるから,局所的にこの
部分については,例えば,検査範囲を設定する一つの手
法としてのウインド30を設定し,再度位置合わせしな
ければならない。
【0028】そこで,被測定パタ−ンmとマスタパタ−
ンMとを位置決めして比較,照合して補正する場合の前
提条件として, (1)ウインド30によって一部分切り出されたマスタ
パタ−ンMおよび被測定パタ−ンmは,図8,図9に示
すように,必ずウインド30の4辺のいづれかに接して
おり,図10に示すように,パタ−ン31で示される形
状のパタ−ン部分は,エッジデ−タとしては認識しな
い。 (2)エッジデ−タの抽出は,必ず出発点Sからウイン
ド30の4辺を一定方向に回って進められ,最後に出発
点Sに戻り,画面のエッジデ−タの抽出が完了する。
【0029】このような前提条件のもとに,以下の手順
でエッジデ−タの抽出が行われる。図8に示すように,
ウインド30を設定するとともに(ステップ46),こ
のウインド30の各辺に接している被測定パタ−ンmの
エッジデ−タが求められ(ステップ47),このエッジ
デ−タから中心デ−タa1 ,a2 ,a3 ,a4 ,b 1
2 ,c1 ,c2 ,c3 ,d1 を求める(ステップ4
8)。
【0030】次に,被測定パタ−ンmのエッジデ−タに
対応するそれぞれマスタパタ−ンMについて,ウインド
30の各辺に接しているエッジデ−タを求め(ステップ
49),このエッジデ−タから中心線デ−タA1 ,A
2 ,A3 ,A4 ,B1 ,B2 ,C1 ,C2 ,C3 ,D1
を求める(ステップ50)。
【0031】このようにして求めたマスタパタ−ンMの
中心線の値A1 ,A2 ,A3 .A4,B1 ,B2 ,C
1 ,C2 ,C3 ,D1 と被測定パタ−ンmの中心デ−タ
1 ,a2 ,a3 ,a4 ,b1 ,b2 ,c1 ,c2 ,c
3 ,d1 との互いに対応するデ−タとをそれぞれ比較し
て,図9に例として拡大図に示すように,両者のずれ量
Δa1 〜Δa4 ,Δb1 〜Δb2 ,Δc1 〜Δc3 ,Δ
1 が求められる。
【0032】マスタパタ−ンMと被測定パタ−ンmとの
各辺のずれ量は, Δa1 =a1 −A1 ,Δa2 =a2 −A2 ,Δa3 =a
3 −A3 Δa4 =a4 −A4 Δb1 =b1 −B1 ,Δb2 =b2 −B2 Δc1 =c1 −C1 ,Δc2 =c2 −C2 ,Δc3 =c
3 −C3 Δd1 =d1 −D1 として求められる。
【0033】次に,ウインド30の各辺毎のそれぞれ平
均ずれ量を,それぞれΔxa ,Δxb ,Δxc ,Δxd
とすると,各辺のずれ量を加算して,それを合計本数
(接辺デ−タの数)で割れば,各辺毎の平均ずれ量が算
出される(ステップ51)。従って,一般式は次式とな
る。Δxa =ΔΣ/na ,Δxb =ΔΣ/nb ,Δxc
=ΔΣ/nc ,Δxd =ΔΣ/nd となる。このウイン
ド30の各辺における平均ずれ量Δxa ,Δxb ,Δx
c ,Δxdを,マスタパタ−ンMの接辺の中心線デ−タ
1 ,A2 ,A3 ,A4 に加算して,接辺の新しい中心
線デ−タA1 +Δxa ,A2 +Δxb ,A3 +Δxc
4+Δxd を算出して,マスタパタ−ンMはこの新し
い中心線デ−タに補正されて位置決めされる(ステップ
52)。
【0034】このようにして,マスタパタ−ンMの位置
が補正された後,あらためて,新しく位置決めされたマ
スタパタ−ンM’と被測定パタ−ンmとを比較,照合し
て実際の検査が開始される(ステップ53)。なお,こ
の実施例では,マスタパタ−ンMの位置を補正した場合
について述べたが,被測定パタ−ンmの位置を補正して
も同様な作用効果がある。
【0035】
【発明の効果】この発明は,被測定パタ−ンの良品をマ
スタパタ−ンの濃淡画像として画像メモリに記憶し,こ
の画像メモリに記憶されたマスタパタ−ンの濃淡ヒスト
グラムから二値化処理してマスタパタ−ンのエッジデ−
タを求め,このエッジデ−タから最小二乗法によりマス
タパタ−ンを直線の集合に変換し,これらの直線から互
いに対向する直線の中心線LM を求めてマスタパタ−ン
情報として登録し,この中心線LM に直角に交わる線と
上記の両直線とが交わる点までの長さから互いに対向す
る直線の幅Wを求めてマスタパタ−ン情報として登録す
ることにより,被測定パタ−ンと比較するための基準と
なるマスタパタ−ンを作成し,被測定パタ−ンを画像メ
モリに記憶し,マスタパタ−ンと被測定パタ−ンとを位
置合わせするとともに,設定された検査範囲の周辺に接
する被測定パタ−ンの接辺のエッジデ−タを求めるとと
もに,この接辺のエッジデ−タから中心デ−タを求め,
マスタパタ−ンの中心線LM が設定された検査範囲の周
辺にそれぞれ接する中心線LM の接辺デ−タを求め,こ
れらの接辺デ−タにそれぞれ対応する中心デ−タと接辺
デ−タとのずれ量を設定された検査範囲の周辺毎に求
め,この各周辺毎の平均ずれ量を算出し,この平均ずれ
量により,X,Y方向についてマスタパタ−ンあるいは
被測定パタ−ンのいづれかのエッジデ−タを補正するよ
うにしたので,パタ−ン全体のマスタパタ−ンと被測定
パタ−ンとの位置合わせするとともに,フィルムの印刷
ずれやのび等による相対的な位置ずれ,局所的な位置ず
れ等も補正してずれを無くすことが出来るので,精度の
良い,正確な検査ができる。その上,マスタパタ−ンと
被測定パタ−ンとの一致率が小さくて,従来のパタ−ン
マッチング法では発見することが出来なかった場合でも
不良品を確実に見付け出すことが出来る。又,被測定パ
タ−ンを基準にしてこれに対応するマスタパタ−ンを補
正して位置決めしているので,同一形状のリ−ドパタ−
ンが多数形成されているパタ−ンで,1リ−ド分完全に
ずれた場合にも,確実に判定することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すもので,マスタパタ−
ンの処理フロ−である。
【図2】この発明の実施例を示すパタ−ン検査装置の基
本動作図である。
【図3】この発明の実施例を示すシステム構成図であ
る。
【図4】この発明の実施例を示すもので,被測定パタ−
ンの一部である。
【図5】この発明の実施例を示すもので,マスタパタ−
ンのエッジデ−タを求めるための説明図で,図4の拡大
図である。
【図6】この発明の実施例を示すもので,マスタパタ−
ンを直線化するための説明図である。
【図7】この発明の実施例を示すもので,マスタパタ−
ンの幅Wを求めるための説明図である。
【図8】この発明の実施例を示すもので,平均ずれ量を
求めるための説明図である。
【図9】この発明の実施例を示すもので,図8の要部拡
大図である。
【図10】この発明の実施例を示すもので,ウインドに
表示された被測定パタ−ンである。
【符号の説明】
M マスタパタ−ン A1 ,A2 ・・・マスタパタ−ンMの中心線デ−タ a1 ,a2 ・・・被測定パタ−ンの中心デ−タ HM マスタパタ−ンの直線 LM マスタパタ−ンの中心線 W マスタパタ−ンの幅 Δx1 ,Δx2 ・ウインドの各辺の平均ずれ量 m 被測定パタ−ン 12 画像メモリ 30 ウインド(設定された検査範囲)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−288521(JP,A) 特開 昭62−12806(JP,A) 特開 昭61−34405(JP,A) 特開 昭63−142478(JP,A) 特開 平4−286085(JP,A) 特開 昭61−53509(JP,A) 特開 平3−39603(JP,A) 特開 平3−97077(JP,A) 特開 平5−272945(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 11/00 - 11/30 G06T 1/00 305

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定パタ−ンの良品をマスタパタ−ン
    の濃淡画像として画像メモリに記憶し,この画像メモリ
    に記憶された前記マスタパタ−ンの濃淡ヒストグラムか
    らこれを二値化処理して前記マスタパタ−ンのエッジデ
    −タを求め,このエッジデ−タから最小二乗法により前
    記マスタパタ−ンを直線の集合に変換し,これらの直線
    から互いに対向する直線の中心線LM を求めて前記マス
    タパタ−ン情報として登録し,この中心線LM に直角に
    交わる線の長さから前記互いに対向する直線の幅Wを求
    めて前記マスタパタ−ン情報として登録することによ
    り,被測定パタ−ンと比較するための基準となる前記マ
    スタパタ−ンを作成し,前記被測定パタ−ンを画像メモ
    リに記憶し,前記マスタパタ−ンと前記被測定パタ−ン
    とを位置合わせするとともに,検査範囲を設定し,この
    検査範囲に接する前記被測定パタ−ンの接辺のエッジデ
    −タを求めるとともに,この接辺のエッジデ−タから中
    心デ−タを求め,前記マスタパタ−ンの中心線LM が前
    記検査範囲にそれぞれ接する中心線LMの接辺デ−タを
    求め,これらの接辺デ−タにそれぞれ対応する前記中心
    デ−タと前記接辺デ−タとのずれ量を前記検査範囲毎に
    求め,前記検査範囲毎の平均ずれ量を算出し,この平均
    ずれ量により,X,Y方向について前記マスタパタ−ン
    あるいは被測定パタ−ンのいづれかのエッジデ−タを補
    正することを特徴とするパタ−ンの位置決め方法。
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CN109366830B (zh) * 2018-11-23 2024-04-09 安徽宏实紫晶光电研究所有限公司 一种用于淋膜机的自动对位检测装置及检测方法

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