JP3238316B2 - 排ガス浄化用触媒 - Google Patents
排ガス浄化用触媒Info
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Description
(以下セリアという)とジルコニア酸化物(以下ジルコ
ニアという)とが固溶した酸化物固溶体を含む粒子を用
いた排ガス浄化用触媒に関し、自動車などの排ガス中に
含まれる一酸化炭素、炭化水素、窒素酸化物などの有害
成分を効率良く浄化する触媒に関する。本発明の排ガス
浄化用触媒は、排ガス浄化活性に優れ、高温耐久後にお
いても浄化性能の低下が少なく耐久性に優れている。
アレージ能を有するため、内燃機関からの排ガスを浄化
する排ガス浄化用触媒の助触媒として広く用いられてい
る。例えば排ガス中に含まれる一酸化炭素及び炭化水素
を酸化して浄化するとともに、窒素酸化物を還元して浄
化する三元触媒は、空気/燃料(A/F)比をほぼ理論
空燃比に制御した状態で用いられるが、過渡域では空燃
比が理論空燃比からずれる場合がある。このような場合
にセリアを担持した触媒を用いれば、セリアの酸素吸蔵
・放出作用により空燃比を理論空燃比に近く制御するこ
とができ、空燃比の幅(ウィンドウ)が拡がり浄化性能
が向上する。また酸素分圧がほぼ一定に調整されるた
め、触媒成分である貴金属のシンタリングが防止される
という効果も有している。なお、酸素ストアレージ能を
高めるためには比表面積を大きくすることが望ましいた
め、セリアは粉末状態として用いられている。
使用され、かつ高温にさらされた後における浄化活性が
高いことが必要である。そのためセリアには、粉末とし
て高比表面積をもつようにして用いた場合においても、
高温での使用時に比表面積の低下が少ないこと、つまり
耐熱性に優れていることが要求されている。そこで、従
来よりセリアにジルコニアやセリウムを除く希土類元素
の酸化物を固溶させることが提案されている。
は、水溶液からの沈殿生成反応を利用してセリアとジル
コニアの混合酸化物を形成し、それを含むスラリーをモ
ノリス担体に塗布する排ガス浄化用触媒の製造方法が開
示されている。この排ガス浄化用触媒では、ジルコニア
がセリアに固溶するために、セリア単独で用いた場合や
セリアとジルコニアとを粉末状態で混合して用いた場合
に比べて優れた酸素ストアレージ能を示し、ジルコニア
の安定化作用により耐熱性にも優れている。
には、セリウムの水溶性塩とジルコニウムの水溶性塩の
混合水溶液からセリアとジルコニアとを共沈させ、それ
を熱処理する酸化セリウム微粉体の製造方法が開示され
ている。この製造方法によれば、共沈物を熱処理するこ
とによりセリウムとジルコニウムは酸化物となり、互い
に固溶した酸化物固溶体を含む粒子体が生成する。
は、含浸法又は共沈法により、ジルコニア又は希土類元
素の酸化物とセリアとが固溶した粉末を製造することが
示されている。
31343号公報に開示された方法で製造された排ガス
浄化用触媒であっても、近年の厳しい排ガス規制に対し
ては依然として十分なものではなかった。つまり、本発
明者らの研究によれば、上記公報に開示された方法で製
造されたセリアとジルコニアの固溶体は、耐熱性には優
れているものの酸素ストアレージ能が十分でないことが
明らかとなった。
出する水溶液のpHが異なるため、混合水溶液から共沈
させる方法では共沈物の組成が不均一となり、共沈物の
段階ではほとんど固溶は生じていない。また含浸法で
は、セリア粉末にジルコニウム塩を含む水溶液を含浸さ
せる方法と、ジルコニア粉末にセリウム塩水溶液を含浸
させる方法とがあるが、いずれの場合にも酸化物粉末の
一次粒子が大きいため、粒子全体における組成が不均一
となり、固溶が促進しにくい。
させており、共沈法では500〜900℃、含浸法では
700〜1200℃の温度で熱処理しているが、固溶は
十分ではない。また両法とも粉末を熱処理することによ
り粒子間にネックが形成され、このネックにより固溶が
促進されるが、それに伴い粒成長や焼結が促進されるた
め粉末の比表面積が低下し、結晶子の径も増大する。ま
た、いったん大きく粒成長した固溶体粒子は、容易に粉
砕することはできない。
された製造方法で得られる固溶体の固溶度は、高々40
%程度である。また特開平4−284847号公報の方
法では、20%以下の固溶度しか得られない。このよう
に固溶度が低い従来のセリア−ジルコニア系の酸化物固
溶体においては、セリアによる酸素ストアレージ容量
(以下OSCという)は高々100〜150μmolO
2 程度と小さく、また500℃以上の高温でないと酸素
の吸放出能が十分発現せず、酸素ストアレージ能が低い
という問題がある。
ば、セリアとジルコニアの固溶体の固溶度はほぼ100
%となることが知られている。しかしこの場合は、OS
Cは高いものの結晶子の平均粒径が1000nm以上に
もなり、比表面積が小さくなるため過渡的な酸素吸蔵・
放出速度が不充分となり、助触媒としての実用性がな
い。
ものであり、OSCが大きく、かつ酸素の吸蔵・放出速
度も十分大きなセリアージルコニア系の固溶体を用いる
ことで、近年及び将来的なさらに厳しい排ガス規制に対
しても適合しうる優れた浄化性能をもつ排ガス浄化用触
媒を提供することを目的とする。
項1に記載の本発明の排ガス浄化用触媒の特徴は、セリ
アとジルコニアとが互いに固溶した酸化物固溶体を含む
粒子からなる担体と、担体に担持された触媒貴金属とよ
りなる排ガス浄化用触媒であって、粒子中のセリアに対
するジルコニアの固溶度Sが50%以上であり、かつ粒
子を構成する結晶子の平均径が10nm以下であって、
粒子の比表面積を45m 2 /g以上としたことにある。
ここで固溶度S(%)は下記の式(1)から算出される
値であり、 S=100×(x/C)×〔(100−C)/(100−x)〕…(1) Cはジルコニウムのモル%、xはX線回折から求める格
子定数から式(2)によって算出されるセリアに固溶し
ているジルコニアの濃度%であり、式(2)のaは格子
定数(オングストローム)である。 x=(5.423−a)/0.003 …(2)
本発明の排ガス浄化用触媒の特徴は、助触媒と、担体上
に担持した貴金属とからなる排ガス浄化用触媒におい
て、助触媒はセリアとジルコニアとが互いに固溶した酸
化物固溶体を含む粒子であり、該粒子中のセリアに対す
るジルコニアの固溶度Sが50%以上であり、かつ粒子
を構成する結晶子の平均径が10nm以下であって、粒
子の比表面積を45m 2 /g以上としたことにある。こ
こで固溶度S(%)は下記の式(1)から算出される値
であり、 S=100×(x/C)×〔(100−C)/(100−x)〕…(1) Cはジルコニウムのモル%、xはX線回折から求める格
子定数から式(2)によって算出されるセリアに固溶し
ているジルコニアの濃度%であり、式(2)のaは格子
定数(オングストローム)である。 x=(5.423−a)/0.003 …(2)
ナ、シリカ、チタニア、ジルコニア等)の担体も添加混
合することができる。この形態であれば、セリア−ジル
コニア固溶体粒子がより高分散状態となる。
アとジルコニアとが固溶した粒子から形成されている。
セリアージルコニア固溶体粒子自体からハニカム形状又
はペレット形状の担体基材を形成してもよいし、コーデ
ィエライトなどの耐熱性無機物や金属製の基材にこの粒
子を被覆して担体基材とすることもできる。
(Al2 O3 )、シリカ(SiO2 )、シリカーアルミ
ナ、チタニア(TiO2 )、ジルコニア(ZrO2 )、
ゼオライト、チタン酸カリウム酸化物、あるいはこれら
の複合酸化物などが例示される。これらの担体から担体
基材を形成してもよいし、コーディエライトなどの耐熱
性無機物や金属製の基材にこれらの粉末を被覆して担体
基材とすることもできる。担体基材の形状はハニカム
型、ペレット型など従来と同様とすることができる。
担持した担体との混合物であってもよく(この場合、助
触媒の上に貴金属が担持されていてもよい)、あるいは
担体上に助触媒と貴金属とが担持されたもの(この場
合、同じ担体上に助触媒と貴金属とが担持されていても
よく、別々の担体に助触媒と貴金属とが担持されていて
もよい)でもよい。
t)、パラジウム(Pd)、ロジウム(Rh)、銀(A
g)、金(Au)などが例示され、これらの一種又は複
数種を用いることができる。また鉄(Fe)、モリブデ
ン(Mo)、タングステン(W)、ニッケル(Ni)、
クロム(Cr)、マンガン(Mn)、コバルト(C
o)、銅(Cu)などの卑金属の酸化物を併用してもよ
い。この貴金属の担持量としては、触媒体積1リットル
に対して0.1〜10g程度が適当である。担持量がこ
れより少ないと浄化性能が不十分となり、これより多く
担持しても効果が飽和するとともにコスト面での不具合
が発生する場合がある。
び請求項2にいう助触媒は、セリアとジルコニアとが互
いに固溶した酸化物固溶体を含む粒子であり、粒子中の
セリアに対するジルコニアの固溶度が50%以上であ
り、かつ粒子を構成する結晶子の平均径が10nm以下
である。固溶度とはX線回折のピークシフトから次式に
よって定義される値をいう。
める格子定数から式(2)によって算出されるセリアに
固溶しているジルコニアの濃度%である。
ム)である。 x=(5.423−a)/0.003 …(2) 本発明の排ガス浄化用触媒では、固溶体粒子中の固溶度
が50%以上である。固溶度が50%未満であるとセリ
アのOSCが約150μmolO2 /g以下と低い。し
かし固溶度が50%以上であれば、OSCは250〜8
00μmolO 2 /g以上となり、酸素ストアレージ能
にきわめて優れている。
体粒子中の結晶子の平均径が10nm以下である。この
結晶子の大きさは、X線回折ピークの半値幅より、次式
のシェラーの式を用いて算出される。 D=kλ/(βcosθ) ここでk:定数0.9、λ:X線波長(Å)、β:試料
の回折線幅−標準試料の回折線幅(ラジアン)、θ:回
折角(度) 結晶子の平均径が10nm以下であれば、結晶子が緻密
な充填になっておらず、結晶子間に細孔をもった固溶体
粒子となる。平均径が10nmを超えると、細孔容積及
び比表面積が低下し耐熱性も低下するようになる。同じ
理由から、この比表面積は45m2 /g以上であること
が望ましい。そしてセリアとジルコニアの固溶体の場合
は、酸化第2セリウムの蛍石構造を保ったままセリウム
の位置の一部をジルコニウムが置換してジルコニアの骨
格が形成され、かつジルコニアが十分に固溶している。
したがって立方晶の結晶構造となり、その固溶体が多く
の酸素を排出しても立方晶が維持される。その機構は明
らかではないが、立方晶の場合には酸素の移動が容易と
なると考えられ、他の正方晶や単斜晶などに比べて高い
OSCを示す。
いので、結晶子間の粒界が大きくなり、粒界を移動する
酸素イオンが移動しやすくなるため、酸素の吸蔵・放出
速度が十分大きくなり、CO、HC及びNOx の酸化還
元反応を迅速に行うことができ高い浄化性能が得られ
る。そして粒子の比表面積を45m2 /g以上とすれ
ば、酸素の吸蔵・放出は粒子表面で行われるから、比表
面積が大きければ上記作用が一層促進される。
おいては、セリウムとジルコニウムのモル比で、0.2
5<Zr/(Ce+Zr)<0.75の範囲が好まし
く、0.4<Zr/(Ce+Zr)<0.6の範囲が特
に好ましい。ジルコニウムの含有率が25モル%以下に
なると、固溶体の結晶中でジルコニウムの骨格を形成す
る作用が弱まり、蛍石構造の立方晶を維持することが困
難となってOSCが低下する。また酸素の吸蔵・放出能
はセリウムの3価と4価の価数変化によるため、ジルコ
ニウムの含有率が75モル%以上になると、セリウムの
絶対量が不足することによりOSCが低下する。
をアルミナなどの担体に混合するなどして助触媒として
用いれば、固溶体粒子は高分散状態となるため排ガスと
の接触面積が高く確保され、かつ相互の焼結による活性
低下が起こりにくくなるので高い温度まで固溶体粒子を
安定して保持することができる。上記のセリアとジルコ
ニアの固溶体粒子を製造する方法としては、セリウム元
素とジルコニウム元素が溶解した水溶液に界面活性剤と
アルカリ性物質を添加することにより沈殿物を得る第1
工程と、沈殿物を加熱して、セリアとジルコニアが互い
に固溶した固溶体よりなる粒子を含む粉末を得る第2工
程と、を行う方法がある。
ウム化合物が溶解した水溶液に界面活性剤とアルカリ性
物質を添加することにより沈殿物を得る。ここで界面活
性剤の作用は明らかではないが、以下のように推察され
る。つまり、アルカリ性物質で中和したばかりの状態で
は、セリウム元素とジルコニウム元素は数nm以下の粒
径の非常に微細な水酸化物又は酸化物の状態で沈殿す
る。従来はこのまま乾燥させているが、本発明では界面
活性剤の添加により界面活性剤のミセルの中に複数種の
沈殿粒子が均一に取り込まれる。そしてミセル中で中和
が進行することによって、複数成分が均一に含まれた小
さな空間の中で粒子の生成が進行する。さらに、界面活
性剤により沈殿微粒子の分散性が向上し偏析が小さくな
って接触度合いが高まる。これにより固溶度が高くなる
とともに、結晶子の平均粒径を小さくすることができ
る。
の先に添加してもよいし、アルカリ性物質と同時でもよ
く、またアルカリ性物質より後に添加することもでき
る。しかし界面活性剤の添加時期があまり遅くなると偏
析が生じてしまうので、アルカリ物質の添加と同時もし
くはそれより前に添加することが望ましい。水溶液とさ
れている酸化物となる元素の化合物としては、硝酸セリ
ウム(III)、硝酸セリウム(IV)アンモニウム、塩化
セリウム(III )、硫酸セリウム(III )、硫酸セリウ
ム(IV)、オキシ硝酸ジルコニウム、オキシ塩化ジルコ
ニウムなどが例示される。またアルカリ性物質として
は、水溶液としてアルカリ性を示すものであれば用いる
ことができる。加熱時に容易に分離できるアンモニアが
特に望ましい。しかし水酸化アルカリなどの他のアルカ
リ性物質であっても、水洗によって容易に除去すること
ができるので用いることができる。
部に狭い空間を形成しうる形状、例えば球状ミセルを形
成し易い界面活性剤が望ましい。また、臨界ミセル濃度
(cmc)が、0.1mol/L以下のものが望まし
い。より望ましくは、0.01mol/L以下の界面活
性剤が望ましい。これら界面活性剤を例示すると、アル
キルベンゼンスルホン酸、及びその塩、αオレフィンス
ルホン酸、及びその塩、アルキル硫酸エステル酸、アル
キルエーテル硫酸エステル塩、フェニルエーテル硫酸エ
ステル塩、メチルタウリン酸塩、スルホコハク酸塩、エ
ーテル硫酸塩、アルキル硫酸塩、エーテルスルホン酸
塩、飽和脂肪酸、及びその塩、オレイン酸等の不飽和脂
肪酸、及びその塩、その他のカルボン酸、スルホン酸、
硫酸、リン酸、フェノールの誘導体等の陰イオン性界面
活性剤、ポリオキシエチレンポリプロピレンアルキルエ
ーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオ
キシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエ
チレンポリスチリルフェニルエーテル、ポリオキシエチ
レンポリオキシポロピレンアルキルエーテル、ポリオキ
シエチレンポリオキシプロピレングリコール、多価アル
コール;グリコール;グリセリン;ソルビトール;マン
ニトール;ペンタエスリトール;ショ糖;など多価アル
コール脂肪酸部分エステル、多価アルコール;グリコー
ル;グリセリン;ソルビトール;マンニトール;ペンタ
エスリトール;ショ糖;などポリオキシエチレン多価ア
ルコール脂肪酸部分エステル、ポリオキシエチレン脂肪
酸エステル、ポリオキシエチレン化ヒマシ油、ポリグリ
セリン脂肪酸エステル、脂肪酸ジエタノールアミド、ポ
リオキシエチレンアルキルアミン、トリエタノールアミ
ン脂肪酸部分エステル、トリアルキルアミンオキサイド
等の非イオン性界面活性剤、第一脂肪アミン塩、第二脂
肪アミン塩、第三脂肪アミン塩、テトラアルキルアンモ
ニウム塩;トリアルキルベンジルアンモニウム塩;アル
キルピリジニウム塩;2−アルキル−1−アルキル−1
−ヒドロキシエチルイミダゾリニウム塩;N、N−ジア
ルキルモルホリニウム塩;ポリエチレンポリアミン脂肪
酸アミド塩;等の第四吸アンモニウム塩、等の陽イオン
性界面活性剤、ベタイン化合物等の両イオン性界面活性
剤から選ばれる少なくとも一種である。
は、ある界面活性剤がミセルを形成する最低の濃度のこ
とである。界面活性剤の添加量としては、製造する酸化
物固溶体粒子100重量部に対して1〜50重量部とな
る範囲が望ましい。1重量部以上とすることにより、よ
り固溶度が向上する。50重量部を超えると、界面活性
剤が効果的にミセルを形成しにくくなるおそれがある。
注意する必要がある。4価のセリウムの場合には、セリ
アはジルコニアと容易に固溶するため、上記製造方法で
本発明にいう固溶体粒子を製造することができる。しか
し3価のセリウムの場合には、セリアはジルコニアと固
溶しにくいので、別の手段を採用することが望ましい。
される。これによりセリウム(III)が過酸化水素と錯
体を作り、酸化されてセリウム(IV)となるので、セリ
アをジルコニアと固溶させやすくすることができる。過
酸化水素の添加時期は特に制限されず、アルカリ性物質
及び界面活性剤の添加前でもよいし、これらと同時ある
いはそれより後に添加することもできる。また過酸化水
素は後処理が不要となるので特に望ましい酸化剤である
が、場合によっては酸素ガス、オゾンや過酸化物など他
の酸化剤を用いることもできる。
が溶解した水溶液を103 sec-1以上、さらに望まし
くは104 sec-1以上の高せん断速度で高速攪拌しな
がらアルカリ性物質を添加することにより沈殿物を得る
ことも好ましい。中和生成物である沈殿微粒子中の成分
は、ある程度の偏析が避けられないが、強力な攪拌によ
りこの偏析を均一にするとともに分散性が向上するの
で、セリウム源とジルコニウム源の接触度合いが一層向
上する。
水溶液から共沈させる場合、両者の沈殿するpHが異な
るため同種の沈殿粒子が集団になりやすい。そこで高せ
ん断速度で高速攪拌することにより、同種の沈殿微粒子
の集団が破壊され、沈殿粒子がよく混合される。また、
3価のセリウムを用いた場合でも固溶が促進されるた
め、過酸化水素で4価に酸化しなくともよくなる。
が向上するとともに結晶子の平均粒径を一層小さくする
ことができる。せん断速度が103 sec-1未満では、
固溶促進効果が十分でない。なお、せん断速度Vは、V
=v/Dで表される。ここでvは攪拌機のロータとステ
ータの速度差(m/sec)であり、Dはロータとステ
ータの間隙(m)である。
とにより、沈殿物中の元素を酸化物とする。この加熱雰
囲気は、酸化雰囲気、還元雰囲気、中性雰囲気のいずれ
の雰囲気でもよい。沈殿物中の元素が酸化物となるの
は、原料として使用した水溶液中の水等に含まれる酸素
が関与し、加熱時に沈殿物中の元素を酸化させるためで
ある。従って、還元雰囲気で加熱しても酸化物が得られ
るのである。
粒子を製造する方法としては、セリウム元素とジルコニ
ウム元素とが溶解した水溶液にアルカリ性物質を添加す
ることにより沈殿物を得る第1工程と、該沈殿物を還元
雰囲気で加熱して、複数の酸化物が互いに固溶した酸化
物固溶体よりなる粒子を含む粉末を得る第2工程と、を
行う方法がある。
を添加しなくても、第2工程で還元雰囲気で沈殿物を加
熱することにより、粒子中の該酸化物の固溶度が高く、
かつ粒子中の結晶子の平均径が小さい酸化物固溶体粒子
が得られる。これは、以下の理由によるものと考えられ
る。加熱する雰囲気が還元状態であるため、酸化物中で
セリウム原子が3価となり、酸素欠陥ができ、セリウム
とジルコニウムの相互拡散が容易となってセリアとジル
コニアとの固溶が促進されやすい状態になる。さらに、
ジルコニウムが規則的に配列し、セリア中にジルコニア
の骨格を確実に形成させることができる。また、大気中
の熱処理では、十分な固溶状態を得るのに1600℃以
上の温度が必要であるが、請求項10の製造方法では1
300℃以下の熱処理温度で十分固溶が進行する。従っ
て、形成される結晶子の大きさが小さくなる。但し90
0〜1300℃の還元熱処理を行うと、それ以下の温度
における熱処理よりは結晶子の大きさが大きくなってし
まうため、熱処理時間を4時間以下にするか、または1
250℃以下で熱処理を行う事が必要になる場合があ
る。
炭化水素等の気体が含まれる状態とするのがよい。な
お、上記で述べたように、還元雰囲気でも、原料として
使用した水溶液中の水等に含まれる酸素が加熱時に沈殿
物中の元素を酸化させるため、酸化物が得られる。
還元雰囲気とする場合、0.1〜30%のCO濃度が望
ましい。この範囲であれば、より固溶度が向上する。な
お、沈殿物の回収方法としては、フィルタープレスなど
で沈殿から大部分の水分を搾り取った後にフィルターケ
ーキを乾燥する方法、スプレードライヤーなどで沈殿と
水を噴霧して乾燥する方法などが例示される。また沈殿
の乾燥は100℃以上で速やかに行うことができるが、
200℃以上、さらには300℃以上で乾燥すれば、中
和によって生成した硝酸アンモニウムなどが分解して除
去され易くなるため好ましい。
ような方法でもよい。また、加熱温度としては、150
〜600℃の範囲が望ましい。加熱温度が150℃未満
では酸化物が得られにくく、600℃超えると得られた
酸化物が焼結を起こして、粒子が凝集するおそれがあ
る。また、上記沈殿の回収時に乾燥する際に、乾燥温度
が上記加熱温度(150〜600℃)に達する場合に
は、乾燥工程と沈殿物の加熱工程とを兼用することもで
きる。
示す後処理を施すことが望ましい。すなわち、還元雰囲
気(例えば、一酸化炭素、水素、炭化水素等の気体が含
まれる状態)で800〜1300℃で酸化物固溶体粒子
を熱処理を行うころも、固溶を促進させるので好まし
い。例えば、セリア中によりジルコニアの骨格を確実に
形成させOSCを高めることができるので好ましい。
際は、得られた固溶体中の酸素の一部が欠落し、陽イオ
ン(セリウム)の一部が低い価数(3価)に還元された
状態となっている。しかし、その後空気中で約300℃
以上に加熱されれば容易に元の状態に復帰する。よっ
て、熱処理後の冷却過程で、約600℃以下で空気と接
触させ、元の価数に復帰させる処理をあわせて行っても
よい。
た場合には、粉末状のもの(乾燥物)として酸化物固溶
体が得られる。また、その他の加熱方法による場合に
は、得られる酸化物固溶体は固体物であるため、ハンマ
ーミル、ボールミル、振動ミルなどで乾式粉砕すること
により、酸化物固溶体粒子が得られる。なお、上記以外
に必要に応じ、希土類酸化物、アルカリ土類金属、アル
カリ金属等を添加した触媒においても同様に、耐久後の
浄化性能を向上させることができる。
的に説明する。なお、本発明は以下の実施例に限定され
るものではない。 (実施例1)硝酸セリウム(III )と硝酸ジルコニル
を、モル比でCe/Zr=5/5となるように混合した
水溶液を調製し、攪拌しながらアンモニア水を滴下して
中和し沈殿を生成させた。続いてこの混合水溶液に含ま
れるセリウムイオンの1/2のモル数の過酸化水素を含
む過酸化水素水と、得られる酸化物の重量の10%のア
ルキルベンゼンスルホン酸を含む水溶液を添加し、混合
攪拌した。
ス250℃の雰囲気中に噴霧し、スプレードライ法で乾
燥させるとともに共存する硝酸アンモニウムを蒸発・分
解し、酸化物固溶体粉末を調製した。この酸化物固溶体
の固溶度をX線回折による格子定数を用いて式(1)に
より算出したところ、固溶度は100%であった。また
結晶子の平均径をX線回折パターンの311ピークから
シュラーの式により算出したところ、結晶子の平均径は
10nmであった。さらにBET法により測定された酸
化物固溶体粉末の比表面積は45m2 /gであった。
aを5重量%添加して熱安定化したγーアルミナ粉末
(BET比表面積140g/m2 )1000gと、ベー
マイト100gと、10%硝酸水溶液1000gをアル
ミナ製ボールミルで1時間攪拌混合し、スラリーとし
た。このスラリー中にコーディエライト製のハニカム担
体基材(1.7リットル)を浸漬し、引き上げて余分な
スラリーを吹き払った後、600℃で2時間熱処理し
て、助触媒を含む担持層をもつハニカム担体を形成し
た。スラリーの付着量は、乾燥重量で250gになるよ
うにした。
ニトロジアンミン白金水溶液に浸漬し、引き上げて余分
な水滴を拭き払った後250℃で2時間乾燥させ、次い
で硝酸ロジウム水溶液に浸漬し、引き上げて余分な水滴
を拭き払った後250℃で2時間乾燥させて、PtとR
hを担持させ本実施例の排ガス浄化用触媒を調製した。
触媒貴金属の担持量は、ハニカム担体1リットルに対し
てPtが1g、Rhが0.2gである。 (比較例1)硝酸セリウム(III )と硝酸ジルコニル
を、モル比でCe/Zr=8/2となるように混合し、
界面活性剤を用いなかったこと以外は実施例1と同様に
して、比較例1の排ガス浄化用触媒を調製した。なお、
途中で得られた酸化物固溶体粒子の固溶度は38%であ
り、結晶子の平均径は7nmであり、さらにBET法に
より測定された酸化物固溶体粉末の比表面積は70m2
/gであった。 (試験・評価)実施例1と比較例1の排ガス浄化用触媒
の製造途中に得られた酸化物固溶体粒子について、それ
ぞれOSCを測定した。OSCの測定は、熱重量分析器
を用いて水素と酸素を交互に流通させて試料の酸化還元
を繰り返し、その際の重量変化を測定することにより求
めた。その結果、実施例1の酸化物固溶体のOSCは4
50μmolO2 /gであったのに対し、比較例1の酸
化物固溶体のOSCは150μmolO2 /gとかなり
低い値を示した。これは固溶度の差に起因するものであ
ることが明らかである。
れエンジンの排気系に取り付け、入りガス温度850℃
の条件で50時間運転する耐久試験を行った。そして、
耐久試験後のそれぞれの触媒について、耐久試験と同一
のエンジンを用い、A/F=14.6、入ガス温度40
0℃の条件下でHC、CO、NOx 浄化率を測定した。
結果を表1に示す。
べて浄化率が高く、耐久後の浄化性能に優れている。こ
れは助触媒の固溶度及び結晶子の粒子径の差に起因して
いることが明らかである。 (実施例2)実施例1で形成された酸化物固溶体粉末の
みをスラリー化してハニカム担体に付着させて担持層を
形成したこと以外は実施例1と同様にして、実施例2の
排ガス浄化用触媒を調製した。
同様にHC、CO、NOx 浄化率を測定したところ、実
施例1と同等の浄化性能を示した。
れば、高いOSCにより優れた浄化性能を示し、近年及
び将来的なさらに厳しい排ガス規制に対しても適合しう
る優れた浄化性能を有している。
Claims (2)
- 【請求項1】 セリウム酸化物とジルコニウム酸化物と
が互いに固溶した酸化物固溶体を含む粒子からなる担体
と、該担体に担持された貴金属とよりなる排ガス浄化用
触媒であって、 該粒子中のセリウム酸化物に対するジルコニウム酸化物
の固溶度Sが50%以上であり、かつ該粒子を構成する
結晶子の平均径が10nm以下であって、該粒子の比表
面積が45m 2 /g以上であることを特徴とする排ガス
浄化用触媒。ここで固溶度S(%)は下記の式(1)か
ら算出される値であり、 S=100×(x/C)×〔(100−C)/(100−x)〕…(1) Cはジルコニウムのモル%、xはX線回折から求める格
子定数から式(2)によって算出されるセリアに固溶し
ているジルコニアの濃度%であり、式(2)のaは格子
定数(オングストローム)である。 x=(5.423−a)/0.003 …(2) - 【請求項2】 助触媒と、担体上に担持された貴金属と
からなる排ガス浄化用触媒において、 該助触媒はセリウム酸化物とジルコニウム酸化物とが互
いに固溶した酸化物固溶体を含む粒子であり、該粒子中
のセリウム酸化物に対するジルコニウム酸化物の固溶度
Sが50%以上であり、かつ該粒子を構成する結晶子の
平均径が10nm以下であって、該粒子の比表面積が4
5m 2 /g以上であることを特徴とする排ガス浄化用触
媒。ここで固溶度S(%)は下記の式(1)から算出さ
れる値であり、 S=100×(x/C)×〔(100−C)/(100−x)〕…(1) Cはジルコニウムのモル%、xはX線回折から求める格
子定数から式(2)によって算出されるセリアに固溶し
ているジルコニアの濃度%であり、式(2)のaは格子
定数(オングストローム)である。 x=(5.423−a)/0.003 …(2)
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Carla de Leitenburg,et al."A Novel and Simple Route to Catalysts with a High Oxgen Storage Capacity:the Direct Room−temperature Synthesis of CeO2−ZrO2 Solid Solutions"1995年11月7日,J.CHEM.SOC.,CHEM.COMMUN.,No.21,p.2181−2182 |
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