JP3237285B2 - 自動二輪車の排気ガス浄化用二次空気供給装置 - Google Patents
自動二輪車の排気ガス浄化用二次空気供給装置Info
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Description
成分を浄化する自動二輪車の排気ガス浄化用二次空気供
給装置に関するものである。
気マニホールドに二次空気を注入し、排気系に触媒体を
取り付け、二次空気を注入した排気ガスを触媒体に通
し、酸化反応を起させて再燃焼させ、排気ガス中の未燃
成分を浄化するようにしている。自動車の場合には、エ
ンジンルーム内にエンジンを装着してあり、エンジンル
ームにゆとりがあるので、二次空気装置の装着に困るこ
とが少ない。これに対し、自動二輪車の場合、エンジン
が露出して見え、二次空気装置の装着スペースも少な
い。そこで、従来においては、エンジンのエアークリー
ナーから二次空気を分けて用いている。また、二次空気
の制御バルブをエンジンのシリンダーヘッド等に取り付
けている(この点に関し、例えば特開昭59−1108
25号公報参照)。
クリーナーをエンジンの吸気と二次空気を共用すると、
エンジンの性能に若干ではあるが影響を与える。また、
制御バルブは、振動の影響を受け易く、エンジンや車体
に取り付けるのに、防振装置を設置しなければならず、
構成が複雑になる。
次空気専用のエアークリーナーを設け、エンジン性能に
変化を与えないようにするとともに、スイッチングバル
ブを配管ホースで保持し、特別な装置を施すことなく防
振でき、所定の機能を保つことのできる自動二輪車の排
気ガス浄化用二次空気供給装置を得ることを目的として
いる。
いては、前記課題を達成するため、前輪を支持するヘッ
ドパイプの後下方にエンジンを搭載するとともに、該ヘ
ッドパイプの後方に、排気ガス浄化用の二次空気を清浄
化するエアークリーナーと、前記エンジンの排気通路に
連通して排気脈動波で開閉するリードバルブと、該エン
ジンの吸気負圧で開閉するスイッチングバルブからなる
二次空気供給装置とを備えたものにおいて、前記スイッ
チングバルブを前記エアークリーナーと前記リードバル
ブとの間であって、このリードバルブよりも上方に位置
させ、かつリードバルブを前記エンジン上方の車両平面
視左右に振り分けて配置するとともに、両リードバルブ
の上壁から弾性ホースをそれぞれ上方に向けて突設し、
この左右の弾性ホースの他端間に前記スイッチングバル
ブを介在連結したことを特徴としている。
する前記エアークリーナーと、前記エンジンの排気通路
に連通して排気脈動波で開閉する前記リードバルブと、
該エンジンの吸気負圧で開閉するスイッチングバルブと
からなる二次空気供給装置を、前記前輪を支持するヘッ
ドパイプの後方から平面視左右後方に延びる左右一対の
メインチューブ間に装着することが好ましい。また、前
記スイッチングバルブを、前記前輪を支持するヘッドパ
イプの後方から平面視左右後方に延びる左右一対のメイ
ンチューブ間であってエンジンシリンダーヘッド上方の
略中央に配置すると良い。
リーナーは、エンジンの吸気用のエアークリーナーとは
別個に設けてあるので、エンジンの性能に影響を与えな
いようにすることができる。また、スイッチングバルブ
はエアークリーナーとスイッチングバルブ及びスイッチ
ングバルブと左右のリードバルブを連結するホースのゴ
ムの弾力で弾性保持するようにしてあるので、エンジン
振動や走行中の車体の振動を受けることを少なくするこ
とができ、振動による誤作動を防ぐことができる。そし
て、スイッチングバルブの取り付けには、特別に部品を
用いることがないので、安価が期待できる。
ましい実施形態を説明すると、本実施形態における自動
二輪車の排気ガス浄化用二次空気供給装置は、図1ない
し図12に示すように、スイッチングバルブ4をエアー
クリーナー1とリードバルブ12との間であって、この
リードバルブ12よりも上方に位置させ、かつリードバ
ルブ12をエンジン9上方の車両平面視左右に振り分け
て配置するとともに、両リードバルブ12の上壁から弾
性ホース11、11をそれぞれ上方に向けて突設し、こ
の左右の弾性ホース11、11の他端間にスイッチング
バルブ4を介在連結することにより、スイッチングバル
ブ4を両弾性ホース11、11で弾性的に防振支持する
ようにしている。
ので、上下に分けて合成樹脂で成形したものを最中状に
合せるようにしてあり、合せ面に多孔質のスポンジ板等
のフィルター板を挟むようにしてある。エアークリーナ
ー1には上側に吸入口2が設けてあり、下側の出口はホ
ース3でスイッチングバルブ4に連結する。スイッチン
グバルブ4は図6に示すように、上部の負圧室5に負圧
が加ると弁6がバネ7に抗して開くようにしてあり、負
圧室5は細いホース8でエンジン9の吸気マニホールド
10に連結し、吸気マニホールド10内の一定負圧以上
で開くようにしてある。スイッチングバルブ4の出口は
ホース11で左右のリードバルブ12に連結する。
央に締着し、左右のリードバルブ12はブラケット13
の左右に締着する。このブラケット13は、前端を、フ
レーム14の前端のヘッドパイプ15の後側の左右のメ
インチューブ16の間の取付けプレート17に締着す
る。ブラケット13には、ネジ孔18が前後に二列設け
てあり、取付けプレート17に取付けるとき場所を選択
できるようにしてある。取付けプレート17側の孔を二
列にしても同効である。
3と左右のリードバルブ12に連結するホース11によ
って弾性ホース3、11で保持し、振動の影響が少ない
ように防振させてある。左右のリードバルブ12には、
図9ないし図11に示すように、各々二つの出口が設け
てあり、四気筒のエンジン9の各シリンダーの排気孔1
9にホース20と二次空気パイプ21によって連結す
る。二次空気パイプ21は、排気孔19の熱に耐えるよ
うにパイプ材にしてある。各排気孔19に連結する排気
管の後側のマフラ内には触媒体を取り付ける。
定以上の負圧になると、スイッチングバルブ4の負圧室
内の負圧で弁6が持上げられて開き、エアークリーナー
1で埃を取除いた二次空気が、ホース3、スイッチング
バルブ4を経てホース11からリードバルブ12に流れ
る。そして、間欠的に急激に流れる排気孔19内の排気
ガスの脈動により、負圧になったとき、リードバルブ1
2が開き、ホース20と二次空気パイプ21から排気孔
19に二次空気が供給される。これにより、排気ガスに
酸素が補給され、マフラ内の触媒体に触れて酸化反応し
て再燃焼し、排気ガス中の燃料の未燃成分が浄化され
る。
リーナーは、二次空気用専用でエンジン吸気用のエアー
クリーナーとは別個であるので、エンジン性能に影響を
与えることがない。また、スイッチングバルブは、エア
ークリーナーとスイッチングバルブを連結するホースと
スイッチングバルブと左右のリードバルブを連結するホ
ースの三本のゴム製のホースで保持してあるので、防振
することができるとともに、エンジンやフレームの振動
を受けることを少なくすることができ、誤作動を防ぐこ
とが可能となる。さらに、スイッチングバルブの取付に
特別に部品を用いる必要がないので、コストを安価にす
ることができるという効果がある。
空気供給装置の実施形態を示す要部側面図である。
空気供給装置の実施形態を示す要部平面図である。
空気供給装置の実施形態におけるエンジン全体を示す側
面図である。
空気供給装置の実施形態におけるエンジン全体を示す平
面図である。
空気供給装置の実施形態を示す主要部側面図である。
空気供給装置の実施形態を示すスイッチングバルブの縦
断面図である。
空気供給装置の実施形態におけるブラケットを示す側面
図である。
空気供給装置の実施形態におけるブラケットを示す底面
図である。
空気供給装置の実施形態におけるリードバルブを示す平
面図である。
次空気供給装置の実施形態におけるリードバルブを示す
縦断面側面図である。
次空気供給装置の実施形態におけるリードバルブを示す
底面図である。
次空気供給装置の実施形態における自動二輪車全体を示
す側面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 前輪を支持するヘッドパイプの後下方に
エンジンを搭載するとともに、該ヘッドパイプの後方
に、排気ガス浄化用の二次空気を清浄化するエアークリ
ーナーと、前記エンジンの排気通路に連通して排気脈動
波で開閉するリードバルブと、該エンジンの吸気負圧で
開閉するスイッチングバルブからなる二次空気供給装置
とを備えた自動二輪車において、 前記スイッチングバルブを前記エアークリーナーと前記
リードバルブとの間であって、このリードバルブよりも
上方に位置させ、かつリードバルブを前記エンジン上方
の車両平面視左右に振り分けて配置するとともに、両リ
ードバルブの上壁から弾性ホースをそれぞれ上方に向け
て突設し、この左右の弾性ホースの他端間に前記スイッ
チングバルブを介在連結したことを特徴とする自動二輪
車の排気ガス浄化用二次空気供給装置。 - 【請求項2】 排気ガス浄化用の二次空気を清浄化する
前記エアークリーナーと、前記エンジンの排気通路に連
通して排気脈動波で開閉する前記リードバルブと、該エ
ンジンの吸気負圧で開閉するスイッチングバルブとから
なる二次空気供給装置を、前記前輪を支持するヘッドパ
イプの後方から平面視左右後方に延びる左右一対のメイ
ンチューブ間に装着した請求項1記載の自動二輪車の排
気ガス浄化用二次空気供給装置。 - 【請求項3】 前記スイッチングバルブを、前記前輪を
支持するヘッドパイプの後方から平面視左右後方に延び
る左右一対のメインチューブ間であってエンジンシリン
ダーヘッド上方の略中央に配置した請求項1又は2記載
の自動二輪車の排気ガス浄化用二次空気供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06412893A JP3237285B2 (ja) | 1993-03-23 | 1993-03-23 | 自動二輪車の排気ガス浄化用二次空気供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06412893A JP3237285B2 (ja) | 1993-03-23 | 1993-03-23 | 自動二輪車の排気ガス浄化用二次空気供給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06272554A JPH06272554A (ja) | 1994-09-27 |
JP3237285B2 true JP3237285B2 (ja) | 2001-12-10 |
Family
ID=13249131
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06412893A Expired - Lifetime JP3237285B2 (ja) | 1993-03-23 | 1993-03-23 | 自動二輪車の排気ガス浄化用二次空気供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3237285B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2915972A1 (en) | 2014-03-05 | 2015-09-09 | Honda Motor Co., Ltd. | Saddle type vehicle |
WO2019044118A1 (ja) * | 2017-08-30 | 2019-03-07 | 本田技研工業株式会社 | エンジンの排気浄化装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5046674B2 (ja) * | 2007-02-07 | 2012-10-10 | 本田技研工業株式会社 | 自動二輪車の触媒配置構造 |
-
1993
- 1993-03-23 JP JP06412893A patent/JP3237285B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP2915972A1 (en) | 2014-03-05 | 2015-09-09 | Honda Motor Co., Ltd. | Saddle type vehicle |
WO2019044118A1 (ja) * | 2017-08-30 | 2019-03-07 | 本田技研工業株式会社 | エンジンの排気浄化装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06272554A (ja) | 1994-09-27 |
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