JP3235285B2 - 絶縁電線の分岐構造 - Google Patents
絶縁電線の分岐構造Info
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- Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
Description
た絶縁電線の分岐構造に関する。
ここから他の電線を分岐状態に接続するための分岐構造
として、従来より一般的なものは図7に示したものであ
る。これは、第1の絶縁電線1の途中部分において絶縁
被覆1aを剥して芯線1bを露出させると共に、他の絶
縁電線2の先端の絶縁被覆2aを剥して芯線2bを露出
させ、両芯線1b,2bを圧着端子3にて加締めて電気
的・機械的に接続状態となしたものである。この圧着端
子3は同図に示すように各芯線1b,2bの露出幅より
も狭い幅寸法を有し、圧着端子3の両端部が絶縁被覆1
a,2aにかからない状態で圧着されていた。
分岐構造では、圧着端子3の両端から延出している各芯
線1b,2bが圧着端子3に対して自由に屈曲できるよ
うになっているため、電線1,2が繰り返し屈曲力を受
けると、圧着端子3の両端部において繰り返し屈曲する
ようになってここで芯線1b,2bが断線してしまうこ
とがあった。
めの本発明の構成は、複数本の電線の絶縁被覆を剥して
各芯線を露出させ、各芯線を圧着端子に圧着して分岐接
続を行う絶縁電線の分岐構造において、前記圧着端子
は、前記各電線のそれぞれの芯線をその露出部の寸法よ
りも短い長さで加締めて圧着する圧着接続部と、この圧
着接続部の両側から同圧着接続部の幅寸法の範囲内でか
つ前記電線の長さ方向へ向けて舌片状に間欠的に延出さ
れ前記各電線の絶縁被覆を前記電線の長さ方向に沿いつ
つ挟んでこれを保持する複数本の保持片部とを備えてな
ることを特徴とするものである。
b,2bの領域が圧着端子3に覆われてしまうため、端
子3の圧着後に外から芯線1b,2bを見ることができ
なくなる。従来のように圧着端子3の幅寸法が芯線1
b,2bよりも狭ければ、端子3の圧着後でも外から芯
線1b,2bを見ることができるから、仮に何らかの理
由で絶縁被覆1a又は2aが剥されないまま圧着端子3
の加締めが行われても、それを容易に発見できる。しか
し、上述のように圧着端子3の幅寸法を広くして、圧着
端子3の両端部において両電線1,2の絶縁被覆1a,
2aも同時に加締める構成とすると、万一、絶縁被覆1
a又は2aが剥されないまま端子3の圧着が行われて
も、圧着後の目視検査によってもそれを発見できないの
である。このため、この種の分岐処理の接続信頼性を十
分に確保することができず、到底、実用化することはで
きない。
で、その目的は、芯線の断線を効果的に防止できなが
ら、分岐処理の接続信頼性を十分に確保することができ
る絶縁電線の分岐構造を提供することにある。
は、複数本の電線の絶縁被覆を剥して各芯線を露出さ
せ、各芯線を圧着端子にて圧着して分岐接続を行う絶縁
電線の分岐構造において、前記圧着端子は、前記各電線
のそれぞれの芯線をその露出部の寸法よりも狭い幅で加
締めて圧着する圧着接続部と、この圧着接続部の両側か
ら同圧着接続部の幅寸法の範囲内でかつ前記電線の延出
方向へ向けて舌片状に間欠的に延出され前記各電線の絶
縁被覆を前記電線の延出方向で挟んでこれを保持する複
数本の保持片部とを備えて構成したところに特徴を有す
る。
に圧着されて接続される。また、その圧着接続部の両側
から延出された保持片部が各電線の絶縁被覆を挟んでこ
れを保持するようになり、各電線の圧着端子に対する屈
曲が制約されるから、芯線が圧着端子の両端部において
繰り返し屈曲されることが防止される。しかも、保持片
部は圧着接続部から複数本が舌片状に間欠的に延出され
た形態であるから、各保持片部間には隙間が形成されて
おり、その隙間から電線の芯線を目視して確認すること
ができる。
よれば、各電線の圧着端子に対する屈曲変形が抑えられ
て芯線の繰り返し屈曲が防止されるから、芯線の断線を
防止でき、しかも、保持片部間の隙間から芯線を目視で
きるため、端子圧着後に外から芯線を確認してその圧着
作業が確実に行われていることを容易に確認することが
できる。
6を参照して説明する。この実施例は第1の絶縁電線1
1の途中部分から第2の絶縁電線12を分岐する場合の
構成を示している。第1の絶縁電線11の途中部分は図
1及び図2に示すように絶縁被覆11aが所定の長さで
剥され芯線11bが長さL1 の寸法だけ露出し、第2の
絶縁電線12の先端部分はやはりその絶縁被覆12aが
所定の長さで剥されて芯線12bが長さL2 の寸法だけ
露出している。
すような形状で、帯状の圧着接続部14の両側から、こ
の圧着接続部の幅寸法(電線の延長方向と直交する方
向)の範囲内で、舌片状に3対の保持片部15を間欠的
に延出した構成である。その圧着接続部14の長さ寸法
w(電線の延長方向に沿う方向)は、前記芯線11b,
12bの露出寸法L1 ,L2 よりも短く(w<L1,w
<L2)設定されている。また、保持片部15の長さ寸
法は、それらの先端が絶縁被覆11a,12aまで届い
て、これらを挟むような長さに設定されている。
理を行うには、まず各絶縁電線11,12の被覆11
a,12aを剥し、周知の加締め装置にセットした圧着
端子13上に宛がう。そして、加締め装置の加締め機構
を作動させると、図6に示すように、上型16及び下型
17の間で圧着端子13の圧着接続部14及び保持片部
15が加締められる。この結果、図1ないし図4に示す
ように、圧着接続部14によって芯線11b,12bが
加締められて両電線11,12が電気的な接続状態とな
り(図3参照)、これと同時に、圧着接続部14の両側
の保持片部15により両絶縁被覆11a,12aが挟み
付けられて(図4参照)、絶縁被覆11a,12aが圧
着端子3に対しても固定状態になる。
の両側から延出された各保持片部15が各電線11,1
2の絶縁被覆11a,12aを挟んでこれを保持するよ
うになるから、各電線11,12の圧着端子13に対す
る屈曲が制約される。このため、たとえ各電線11,1
2に屈曲力が繰り返し作用したとしても、各芯線11
b,12bが圧着端子13に対して自由に屈曲すること
がなくなり、圧着端子3の両端部において芯線11b,
12bが断線することを未然に防止することができる。
しかも、このように各電線11,12の絶縁被覆11
a,12aを保持する構成であっても、その保持片部1
5は圧着接続部14から複数本が舌片状に間欠的に延出
された形態であるから、各保持片部15間には隙間が形
成されており、その隙間を通して芯線11b,12bを
目視することができる(図1及び図2参照)。従って、
万一、電線11,12の絶縁被覆11a又は12aが剥
されないまま圧着端子13の圧着が行われた場合には、
圧着後の目視検査によって保持片部15間の隙間からそ
の絶縁被覆11a,12aが見えることになるから、そ
の異常を直ちに発見することができ、不良発生に対して
適切な処置をとることができるようになる。これにて、
この種の分岐処理の接続信頼性を十分に確保することが
できものである。
例に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる
Claims (1)
- 【請求項1】 複数本の電線の絶縁被覆を剥して各芯線
を露出させ、各芯線を圧着端子に圧着して分岐接続を行
う絶縁電線の分岐構造において、 前記圧着端子は、前記各電線のそれぞれの芯線をその露
出部の寸法よりも短い長さで加締めて圧着する圧着接続
部と、この圧着接続部の両側から同圧着接続部の幅寸法
の範囲内でかつ前記電線の長さ方向へ向けて舌片状に間
欠的に延出され前記各電線の絶縁被覆を前記電線の長さ
方向に沿いつつ挟んでこれを保持する複数本の保持片部
とを備えてなることを特徴とする絶縁電線の分岐構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18565093A JP3235285B2 (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 絶縁電線の分岐構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18565093A JP3235285B2 (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 絶縁電線の分岐構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0722075A JPH0722075A (ja) | 1995-01-24 |
JP3235285B2 true JP3235285B2 (ja) | 2001-12-04 |
Family
ID=16174481
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18565093A Expired - Fee Related JP3235285B2 (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 絶縁電線の分岐構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3235285B2 (ja) |
-
1993
- 1993-06-28 JP JP18565093A patent/JP3235285B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0722075A (ja) | 1995-01-24 |
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