JP3227142B2 - マイクロホンユニットをアンテナとするワイヤレスマイクロホン - Google Patents
マイクロホンユニットをアンテナとするワイヤレスマイクロホンInfo
- Publication number
- JP3227142B2 JP3227142B2 JP14922899A JP14922899A JP3227142B2 JP 3227142 B2 JP3227142 B2 JP 3227142B2 JP 14922899 A JP14922899 A JP 14922899A JP 14922899 A JP14922899 A JP 14922899A JP 3227142 B2 JP3227142 B2 JP 3227142B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- microphone
- wireless microphone
- microphone unit
- transmission circuit
- unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
Description
(手持ち型)のワイヤレスマイクロホンに関するもの
で、特に、金属体や人体との接触に影響されることなく
安定に動作するハンドヘルド型のワイヤレスマイクロホ
ンに関する。
マイクロホンの内蔵アンテナには、一般にダイポールア
ンテナが使用されており、例えば、導電性を有するウィ
ンドスクリーンを送信高周波回路の出力側と接続してウ
ィンドスクリーンをダイポールアンテナのホット側のエ
レメントとして用いると共に、金属製の筐体を又は樹脂
製の筐体内の金属部材(例えば基板や内蔵エレメント
等)をコールド側のエレメントとして用いるもの(実公
平3−11962号公報参照)や、ダイポールアンテナ
のエレメントとして動作する導電部が形成されたプリン
ト基板をワイヤレスマイクロホンの樹脂製の筐体内に設
置するようにしたもの(特開平10−108289号公
報参照)等が知られている。
ナのホット側のアンテナエレメントとして利用するハン
ドヘルド型のワイヤレスマイクロホンの構成を一部切り
欠いて示す概略図である。同図において、ワイヤレスマ
イクロホン1は、内部にマイクロホンユニット2が設け
られた導電性のウィンドスクリーン3を備え、マイクロ
ホンユニット2に入力された音声は、リード線4を介し
て、プリント基板5上に形成された送信回路6の入力部
へ伝達される。送信回路6はマイクロホンユニット2か
ら受け取った音声信号を増幅し、高周波信号として出力
するもので、その高周波出力部はリード線7を介して導
電性のウィンドスクリーン3に接続される。一方、ワイ
ヤレスマイクロホン1の筐体8は金属等の導電性の材料
で作られており、プリント基板5上の接地パターンはリ
ード線9を介して筐体8と接続される。こうして、ウィ
ンドスクリーン3はホット側のアンテナエレメントとし
て、筐体8はコールド側のアンテナエレメントとして動
作する。なお、筐体8が導電性ではなく、例えば非導電
性の樹脂で作られているときには、筐体8内に設けられ
た任意の金属部材をコールド側のアンテナエレメントと
して使用する。
性であるため、ウィンドスクリーン3が周囲の金属体や
使用者の体に接触すると、送信回路6の出力負荷が変動
し、ノイズを発生する場合があるという欠点がある。ま
た、静電気がウィンドスクリーン3からダイレクトに送
信回路6に入った場合には、内部の回路が破壊される可
能性もある。更に、ワイヤレスマイクロホン1の筐体8
が金属で作られているときには、ウィンドスクリーン3
と筐体8とを同時に手で握ると、ホット側のアンテナエ
レメントとコールド側のアンテナエレメントとが短絡さ
れた状態になるため、送信電力が大幅に変動又は減衰す
るという問題もある。
イヤレスマイクロホンに伴う上記の諸課題を解決するた
めに提案されたものであり、人体や周囲の金属体と接触
しても安定に動作することができるワイヤレスマイクロ
ホンを提供することを目的とする。
めに、請求項1の発明は、マイクロホンユニットと、該
マイクロホンユニットから出力された音声信号を送信す
るための送信回路とを備えたワイヤレスマイクロホンで
あって、前記マイクロホンユニットと前記音声信号を前
記マイクロホンユニットから前記送信回路へ伝達するた
めの部材とをアンテナエレメントとすることを特徴とす
るワイヤレスマイクロホン、を提供する。
イヤレスマイクロホンにおいて、前記アンテナエレメン
トがウィンドスクリーンと電気的に接続されないことを
特徴とするものである。
線を用いると共に高周波チョークを更に設け、前記リー
ド線の一端を前記マイクロホンユニットに接続し、前記
リード線の他端を前記高周波チョークを介して前記送信
回路の入力部と接続したことを特徴とするものである。
エレメントとして動作する導電体を更に備えることを特
徴とするものである。
係るワイヤレスマイクロホンの一つの実施の形態を説明
する。なお、図1に示す構成要素のうち、図2における
と同じ又は同等の構成要素には同一の参照数字を付すも
のとする。
スマイクロホン1は、内部にマイクロホンユニット2が
設けられたウィンドスクリーン3と、プリント基板5を
内蔵する非導電性の筐体8とを有する。送信回路6の入
力部は高周波チョーク10の一端と接続され、高周波チ
ョーク10の他端はリード線11を介してマイクロホン
ユニット2の出力部と接続される。高周波チョーク10
は、プリント基板5の上に実装しても良いし、プリント
基板5の上に形成するようにしても良い。
は、リード線12を介して、リード線11と高周波チョ
ーク10との結合点Pに接続される。このように接続し
ても、結合点Pと送信回路6の入力部との間に高周波チ
ョーク10が存在するため、送信回路6の入力部は高周
波的に浮いていることになり、送信回路6から出力され
た高周波信号が送信回路6の入力部に流れ込むのを防ぐ
ことができる。一方、筐体8の内部においては、送信回
路6の高周波出力部のコールド側端子がプリント基板5
に形成された接地パターンに対して電気的に接続され
る。この結果、リード線11とマイクロホンユニット2
の導体部分をホット側のアンテナエレメントとし、プリ
ント基板5に形成された接地パターンをコールド側のア
ンテナエレメントとするアンテナを構成することができ
る。なお、コールド側のアンテナエレメントとして、プ
リント基板5上に形成された接地パターンではなく、筐
体8内の金属導体を利用するようにしてもよいし、図中
に示すように、導電体13を筐体8の壁面に沿って設け
てもよい。
説明したように、請求項1及び2記載の発明は、ワイヤ
レスマイクロホンの必須の構成部品であるマイクロホン
ユニットと該マイクロホンユニットを送信回路に接続す
る部材とをアンテナエレメントとするものであるから、
以下のとおりの効果を奏する。 (1)導電性のウィンドスクリーンを使用しても、ウィ
ンドスクリーンは送信回路と接続されていないので、ウ
ィンドスクリーンが金属体に接触したときやウィンドス
クリーンを手で握ったときにもアンテナインピーダンス
が僅かしか変動せず、放射電界の変動が少ない。このた
め、使用状態に拘わらず、発振回路の周波数変動に起因
するノイズが発生することがなく、安定に動作するワイ
ヤレスマイクロホンを提供することができる。 (2)ウィンドスクリーンとアンテナエレメントとを離
して設置することが可能になるため、ウィンドスクリー
ンが導電性であって外部の静電気を拾うことがあって
も、その静電気が送信回路の高周波回路へ飛び込む可能
性は少ない。このため、外部の静電気による内部回路の
破壊が発生し難い。 (3)アンテナエレメントの一部としてマイクロホンユ
ニットを利用しているので、部品点数を減らすことがで
きる。
ークによって送信回路の入力部と出力部との間を高周波
的に切り離すようにしたので、送信回路から出力される
高周波信号が入力側へ流れ込み、マイクロホンアンプ等
が誤動作することを防止することができるという効果を
奏する。
ットと部材又はリード線とをホット側のアンテナエレメ
ントとし、導電体をコールド側のアンテナエレメントと
するダイポールアンテナという平衡型のアンテナを構成
することができるという効果を奏する。
の実施の形態の構成を一部切り欠いて示す概略図である
構成を一部切り欠いて示す概略図である。
ット、3:ウィンドスクリーン、 5:プリント基板、
6:送信回路、8:筐体、 10:高周波チョーク、
13:導電体、
Claims (4)
- 【請求項1】 マイクロホンユニットと、該マイクロホ
ンユニットから出力された音声信号を送信するための送
信回路とを備えたワイヤレスマイクロホンであって、 前記マイクロホンユニットと前記音声信号を前記マイク
ロホンユニットから前記送信回路へ伝達するための部材
とをアンテナエレメントとすることを特徴とするワイヤ
レスマイクロホン。 - 【請求項2】 前記マイクロホンユニットを包囲するウ
ィンドスクリーンが前記アンテナエレメントと電気的に
接続されないことを特徴とする、請求項1記載のワイヤ
レスマイクロホン。 - 【請求項3】 前記部材がリード線であり、 高周波チョークを更に備え、 前記リード線の一端を前記マイクロホンユニットに接続
し、前記リード線の他端を前記高周波チョークを介して
前記送信回路の入力部と接続したことを特徴とする、請
求項1又は2記載のワイヤレスマイクロホン。 - 【請求項4】 コールド側のアンテナエレメントとして
動作する導電体を更に備えることを特徴とする、請求項
1〜3のいずれか1つに記載のワイヤレスマイクロホ
ン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14922899A JP3227142B2 (ja) | 1999-05-28 | 1999-05-28 | マイクロホンユニットをアンテナとするワイヤレスマイクロホン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14922899A JP3227142B2 (ja) | 1999-05-28 | 1999-05-28 | マイクロホンユニットをアンテナとするワイヤレスマイクロホン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000341783A JP2000341783A (ja) | 2000-12-08 |
JP3227142B2 true JP3227142B2 (ja) | 2001-11-12 |
Family
ID=15470679
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14922899A Expired - Lifetime JP3227142B2 (ja) | 1999-05-28 | 1999-05-28 | マイクロホンユニットをアンテナとするワイヤレスマイクロホン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3227142B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008032683A1 (fr) | 2006-09-13 | 2008-03-20 | Toa Corporation | Dispositif de microphone sans fil |
CN107528937A (zh) * | 2017-07-24 | 2017-12-29 | 捷开通讯(深圳)有限公司 | 一种移动通讯设备及其天线 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8634572B2 (en) * | 2005-01-13 | 2014-01-21 | Louis Fisher Davis, Jr. | Method and apparatus for ambient sound therapy user interface and control system |
-
1999
- 1999-05-28 JP JP14922899A patent/JP3227142B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008032683A1 (fr) | 2006-09-13 | 2008-03-20 | Toa Corporation | Dispositif de microphone sans fil |
US8139796B2 (en) | 2006-09-13 | 2012-03-20 | Toa Corporation | Wireless microphone device |
CN107528937A (zh) * | 2017-07-24 | 2017-12-29 | 捷开通讯(深圳)有限公司 | 一种移动通讯设备及其天线 |
CN107528937B (zh) * | 2017-07-24 | 2020-05-19 | 捷开通讯(深圳)有限公司 | 一种移动通讯设备及其天线 |
US10819019B2 (en) | 2017-07-24 | 2020-10-27 | Huizhou Tcl Mobile Communication Co., Ltd. | Mobile communication device and antenna thereof |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000341783A (ja) | 2000-12-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3830773B2 (ja) | 携帯電話機 | |
RU2137266C1 (ru) | Карманное передающее и/или приемное устройство | |
CA2662472C (en) | Wireless microphone device with high frequency signals | |
US20020030630A1 (en) | Antenna for portable radio communication device and method of transmitting radio signal | |
JP4312100B2 (ja) | 携帯通信端末 | |
EP1162753A3 (en) | Communication apparatus and portable telephone | |
US6559803B2 (en) | Portable communication terminal with reduced specific absorption rate | |
JP3235367B2 (ja) | アンテナ装置 | |
JP2004072320A (ja) | アンテナ装置 | |
JP2000278024A (ja) | アンテナ装置および携帯電話機 | |
JP3227142B2 (ja) | マイクロホンユニットをアンテナとするワイヤレスマイクロホン | |
JPH08213822A (ja) | 表面実装型アンテナおよびこれを用いた通信機 | |
JP2001267826A (ja) | 送受信ユニットのチップ型アンテナの取付構造 | |
JP2001085920A (ja) | 携帯無線端末 | |
EP1096662A2 (en) | Oscillator attachment structure preventing interference by beat signal | |
JP2006166225A (ja) | 折畳式携帯無線装置 | |
WO1996037086A1 (en) | Hf-anti-interference device | |
JPH0766620A (ja) | アンテナ | |
US20020034312A1 (en) | Capacitor microphone | |
JP2007324804A (ja) | コンデンサマイクロホン | |
JPH07240962A (ja) | 移動体通信機 | |
JP3237943B2 (ja) | 無線機 | |
JP2001185936A (ja) | デュアルモードアンテナ | |
JP2000049520A (ja) | アンテナ装置 | |
JP2010262787A (ja) | 周波数無依存ケーブルモジュール |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090831 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100831 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110831 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110831 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120831 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120831 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130831 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130831 Year of fee payment: 12 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130831 Year of fee payment: 12 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130831 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140831 Year of fee payment: 13 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |