JPH0766620A - アンテナ - Google Patents
アンテナInfo
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- JPH0766620A JPH0766620A JP6130395A JP13039594A JPH0766620A JP H0766620 A JPH0766620 A JP H0766620A JP 6130395 A JP6130395 A JP 6130395A JP 13039594 A JP13039594 A JP 13039594A JP H0766620 A JPH0766620 A JP H0766620A
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- JP
- Japan
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- copper foil
- foil pattern
- loop
- field component
- electric field
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 安価で、かつ従来のシールドループアンテナ
と同等性能のシールドループアンテナを得る。 【構成】 電界成分の感度を極力小さくし、磁界成分の
みの感度を持つようにするため、ループ状導体がシール
ドされた電界成分シールド部を有するシールドループア
ンテナにおいて、ループ状導体を両面プリント基板の一
方の面にループ状銅箔パターン12,14として形成す
ると共に、電界成分シールド部をループ状銅箔パターン
12とこれに対向させて設けた他方の面の銅箔パターン
16とにより形成される平行平板線路として構成したこ
とを特徴とする。また、ループ状銅箔パターン14と対
向させて他方の面の銅箔パターン31により電極を形成
してインピーダンス整合用コンデンサを構成したことを
特徴とする。
と同等性能のシールドループアンテナを得る。 【構成】 電界成分の感度を極力小さくし、磁界成分の
みの感度を持つようにするため、ループ状導体がシール
ドされた電界成分シールド部を有するシールドループア
ンテナにおいて、ループ状導体を両面プリント基板の一
方の面にループ状銅箔パターン12,14として形成す
ると共に、電界成分シールド部をループ状銅箔パターン
12とこれに対向させて設けた他方の面の銅箔パターン
16とにより形成される平行平板線路として構成したこ
とを特徴とする。また、ループ状銅箔パターン14と対
向させて他方の面の銅箔パターン31により電極を形成
してインピーダンス整合用コンデンサを構成したことを
特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、無線機の送受信用の
アンテナに関し、特にシールドループアンテナの構造の
改良に関するものである。
アンテナに関し、特にシールドループアンテナの構造の
改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は通常のループアンテナを示す構成
図であり、1はループアンテナ、2はインピーダンス整
合用コンデンサ、3は給電用同軸ケーブル、4はこのル
ープアンテナ1による受信信号である。通常のループア
ンテナは、地板あるいは金属物5間に電界成分Eが発生
してしまい、磁界成分のみに感度を有するアンテナが必
要な場合は弊害となっていた。これは、電界成分が発生
すると、通常のループアンテナは特性上、磁界成分に電
界成分を合成したものを受信してしまい、純粋に磁界成
分だけを受信できないためである。
図であり、1はループアンテナ、2はインピーダンス整
合用コンデンサ、3は給電用同軸ケーブル、4はこのル
ープアンテナ1による受信信号である。通常のループア
ンテナは、地板あるいは金属物5間に電界成分Eが発生
してしまい、磁界成分のみに感度を有するアンテナが必
要な場合は弊害となっていた。これは、電界成分が発生
すると、通常のループアンテナは特性上、磁界成分に電
界成分を合成したものを受信してしまい、純粋に磁界成
分だけを受信できないためである。
【0003】そこで、電界成分をシールドするために電
界成分シールド部を設けたアンテナとして、シールドル
ープアンテナがあり、図7はシールドループアンテナの
構成図である。図7において、6はシールドループアン
テナ、7は電界成分シールド部としてのセミリジッド同
軸ケーブル、8はセミリジッド同軸ケーブル7と太さが
等しい銅線、9はシールドループアンテナによる受信信
号、10は接続部分である。
界成分シールド部を設けたアンテナとして、シールドル
ープアンテナがあり、図7はシールドループアンテナの
構成図である。図7において、6はシールドループアン
テナ、7は電界成分シールド部としてのセミリジッド同
軸ケーブル、8はセミリジッド同軸ケーブル7と太さが
等しい銅線、9はシールドループアンテナによる受信信
号、10は接続部分である。
【0004】このようなシールドループアンテナを製造
するときは、同軸ケーブル7と銅線8との接続部分10
での接続や整合用コンデンサ2の接続に際し、特別な治
具等を使って半田付けして製造している。なお、このシ
ールドループアンテナ、つまり磁界アンテナは、人体に
近接しても(正確には直交した場合)、受信利得が減衰
しない特性を有するため、携帯用無線装置によく用いら
れる。
するときは、同軸ケーブル7と銅線8との接続部分10
での接続や整合用コンデンサ2の接続に際し、特別な治
具等を使って半田付けして製造している。なお、このシ
ールドループアンテナ、つまり磁界アンテナは、人体に
近接しても(正確には直交した場合)、受信利得が減衰
しない特性を有するため、携帯用無線装置によく用いら
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のシールドループ
アンテナは以上のように構成されているので、セミリジ
ッド同軸ケーブルの製品コストが高いという問題があっ
た。また、特別な治具等を使って半田付けしているので
製造コストが高い等の問題があった。
アンテナは以上のように構成されているので、セミリジ
ッド同軸ケーブルの製品コストが高いという問題があっ
た。また、特別な治具等を使って半田付けしているので
製造コストが高い等の問題があった。
【0006】この発明は、かかる問題点を解決するため
になされたもので、安価で、かつ従来のシールドループ
アンテナと同等性能のシールドループアンテナを得るこ
とを目的とする。
になされたもので、安価で、かつ従来のシールドループ
アンテナと同等性能のシールドループアンテナを得るこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るアンテナ
は、電界成分の感度を極力小さくし、磁界成分のみの感
度を持つ様にするため、ループ状導体がシールドされた
電界成分シールド部を有するシールドループアンテナに
おいて、ループ状導体を両面プリント基板の一方の面に
ループ状銅箔パターンとして形成すると共に、電界成分
シールド部をループ状銅箔パターンとこれに対向させて
設けた他方の面の銅箔パターンとにより形成される平行
平板線路として構成したものである。
は、電界成分の感度を極力小さくし、磁界成分のみの感
度を持つ様にするため、ループ状導体がシールドされた
電界成分シールド部を有するシールドループアンテナに
おいて、ループ状導体を両面プリント基板の一方の面に
ループ状銅箔パターンとして形成すると共に、電界成分
シールド部をループ状銅箔パターンとこれに対向させて
設けた他方の面の銅箔パターンとにより形成される平行
平板線路として構成したものである。
【0008】また、ループ状導体を両面プリント基板の
一方の面にループ状銅箔パターンとして形成すると共
に、電界成分シールド部を前記ループ状銅箔パターンと
これに対向させて設けた他方の面の銅箔パターンとによ
り形成される平行平板線路として構成し、かつループ状
銅箔パターンと対向させて他方の面に銅箔パターンによ
り電極を形成してインピーダンス整合用コンデンサを構
成したものである。
一方の面にループ状銅箔パターンとして形成すると共
に、電界成分シールド部を前記ループ状銅箔パターンと
これに対向させて設けた他方の面の銅箔パターンとによ
り形成される平行平板線路として構成し、かつループ状
銅箔パターンと対向させて他方の面に銅箔パターンによ
り電極を形成してインピーダンス整合用コンデンサを構
成したものである。
【0009】さらに、ループ状導体をフレキシブルプリ
ント配線板の一方の面にループ状銅箔パターンとして形
成すると共に、電界成分シールド部をループ状銅箔パタ
ーンとこれに対向させて設けた他方の面の銅箔パターン
とにより形成される平行平板線路として構成し、かつ、
シールドループアンテナへの給電線を、フレキシブルプ
リント配線板、ループ状銅箔パターンおよび他方の面の
銅箔パターンにより形成される平行平板構成としたもの
である。
ント配線板の一方の面にループ状銅箔パターンとして形
成すると共に、電界成分シールド部をループ状銅箔パタ
ーンとこれに対向させて設けた他方の面の銅箔パターン
とにより形成される平行平板線路として構成し、かつ、
シールドループアンテナへの給電線を、フレキシブルプ
リント配線板、ループ状銅箔パターンおよび他方の面の
銅箔パターンにより形成される平行平板構成としたもの
である。
【0010】また、ループ状導体をフレキシブルプリン
ト配線板の一方の面にループ状銅箔パターンとして形成
すると共に、電界成分シールド部をループ状銅箔パター
ンとこれに対向させて設けた他方の面の銅箔パターンと
により形成される平行平板線路として構成し、かつ、ル
ープ状銅箔パターンと対向させて他方の面に銅箔パター
ンにより電極を形成してインピーダンス整合用コンデン
サを構成し、シールドループアンテナへの給電線を、フ
レキシブルプリント配線板、ループ状銅箔パターンおよ
び他方の面の銅箔パターンにより形成される平行平板構
成としたものである。
ト配線板の一方の面にループ状銅箔パターンとして形成
すると共に、電界成分シールド部をループ状銅箔パター
ンとこれに対向させて設けた他方の面の銅箔パターンと
により形成される平行平板線路として構成し、かつ、ル
ープ状銅箔パターンと対向させて他方の面に銅箔パター
ンにより電極を形成してインピーダンス整合用コンデン
サを構成し、シールドループアンテナへの給電線を、フ
レキシブルプリント配線板、ループ状銅箔パターンおよ
び他方の面の銅箔パターンにより形成される平行平板構
成としたものである。
【0011】
【作用】この発明においては、ループ状導体を両面プリ
ント基板の一方の面にループ状銅箔パターンとして形成
すると共に、電界成分シールド部をループ状銅箔パター
ンとこれに対向させて設けた他方の面の銅箔パターンと
により形成される平行平板線路として構成したから、セ
ミリジッド同軸ケーブルを使用した場合よりも部品単価
が安く、製造コストも安い等の改善が得られる。また量
産性が向上する。
ント基板の一方の面にループ状銅箔パターンとして形成
すると共に、電界成分シールド部をループ状銅箔パター
ンとこれに対向させて設けた他方の面の銅箔パターンと
により形成される平行平板線路として構成したから、セ
ミリジッド同軸ケーブルを使用した場合よりも部品単価
が安く、製造コストも安い等の改善が得られる。また量
産性が向上する。
【0012】また、インピーダンス整合用コンデンサが
両面プリント基板の誘電体と銅箔パターンとで構成され
ているから、部品としてのコンデンサが削除できる。さ
らに、その半田付けによる作業コストも削減できる。
両面プリント基板の誘電体と銅箔パターンとで構成され
ているから、部品としてのコンデンサが削除できる。さ
らに、その半田付けによる作業コストも削減できる。
【0013】さらに、シールドループアンテナへの給電
線を、フレキシブルプリント配線板,ループ状銅箔パタ
ーンおよび他方の面の銅箔パターンより形成される平行
平板構成としたことにより、給電部とアンテナ部の接続
部の不連続性を解消する。
線を、フレキシブルプリント配線板,ループ状銅箔パタ
ーンおよび他方の面の銅箔パターンより形成される平行
平板構成としたことにより、給電部とアンテナ部の接続
部の不連続性を解消する。
【0014】
【実施例】実施例1.図1はこの発明の実施例1のシー
ルドループアンテナの外形図であり、(a)は表面を、
(b)は裏面を示している。11は本発明によるシール
ドループアンテナ、12は平行平板線路部の表面銅箔パ
ターン、13はインピーダンス整合用チップコンデン
サ、14は平行平板線路部の表面銅箔パターン12と共
にループ状導体を構成する銅箔パターンである。15は
給電用同軸ケーブル、16は平行平板線路部の裏面銅箔
パターンである。17は裏面スルーホール、18は表面
スルーホールで、17と18は接続されている。19は
同軸ケーブル15の心線で、銅箔パターン12に半田付
けされている。20は同軸ケーブル15の外被導体で、
表面スルーホール18に半田付けされている。
ルドループアンテナの外形図であり、(a)は表面を、
(b)は裏面を示している。11は本発明によるシール
ドループアンテナ、12は平行平板線路部の表面銅箔パ
ターン、13はインピーダンス整合用チップコンデン
サ、14は平行平板線路部の表面銅箔パターン12と共
にループ状導体を構成する銅箔パターンである。15は
給電用同軸ケーブル、16は平行平板線路部の裏面銅箔
パターンである。17は裏面スルーホール、18は表面
スルーホールで、17と18は接続されている。19は
同軸ケーブル15の心線で、銅箔パターン12に半田付
けされている。20は同軸ケーブル15の外被導体で、
表面スルーホール18に半田付けされている。
【0015】平行平板線路部を構成する銅箔パターン1
2,16および銅箔パターン12と共にループ状導体を
形成する銅箔パターン14は両面プリント基板により形
成されている。図2は平行平板線路部の断面図で、21
は両面プリント基板の誘電体基板である。
2,16および銅箔パターン12と共にループ状導体を
形成する銅箔パターン14は両面プリント基板により形
成されている。図2は平行平板線路部の断面図で、21
は両面プリント基板の誘電体基板である。
【0016】この実施例1は、図7に示す従来のシール
ドループアンテナ6のセミリジッド同軸ケーブル7に当
る部分、つまり電界成分シールド部を、表面及び裏面銅
箔パターン12,16によって形成される平行平板線路
部で構成し、銅線8に当る部分を片面の銅箔パターン1
4で構成することによって、従来のシールドループアン
テナと同等の性能を有するようにしたものである。ま
た、インピーダンス整合用コンデンサ2をチップコンデ
ンサ13とすることにより、アンテナ組立の時にコンデ
ンサ13を自動挿入することができる。ここでセミリジ
ッド同軸ケーブル7の特性インピーダンスが50Ωであ
るとする。また、平行平板線路部のインピーダンスをZ
0 とすると両面プリント基板の厚さをh、銅箔パターン
12及び16のパターン幅をW、基板の誘電率をεr と
すると、
ドループアンテナ6のセミリジッド同軸ケーブル7に当
る部分、つまり電界成分シールド部を、表面及び裏面銅
箔パターン12,16によって形成される平行平板線路
部で構成し、銅線8に当る部分を片面の銅箔パターン1
4で構成することによって、従来のシールドループアン
テナと同等の性能を有するようにしたものである。ま
た、インピーダンス整合用コンデンサ2をチップコンデ
ンサ13とすることにより、アンテナ組立の時にコンデ
ンサ13を自動挿入することができる。ここでセミリジ
ッド同軸ケーブル7の特性インピーダンスが50Ωであ
るとする。また、平行平板線路部のインピーダンスをZ
0 とすると両面プリント基板の厚さをh、銅箔パターン
12及び16のパターン幅をW、基板の誘電率をεr と
すると、
【0017】
【数1】
【0018】で近似できる。そこで、この計算に合うよ
うに各定数を決めることにより、平行平板線路の特性イ
ンピーダンス50Ωの伝送路が実現できる。この平行平
板線路の表面の銅箔パターン12と中心線22に関して
線対称の片面銅箔パターン14を形成し、銅箔パターン
12,14によりループ状導体を構成する。この実現例
1によるシールドループアンテナはループ状導体と電界
成分シールド部としての平行平板線路とを両面プリント
基板により形成し、整合用コンデンサとしてチップコン
デンサを用い自動挿入できるようにし、また、給電線も
基板に半田付けするだけにしたので、量産性に優れてい
る。このようにして、図5に示すシールドループアンテ
ナと同等特性で、なおかつコストの安いシールドループ
アンテナを製作することができる。なお、図1の裏面を
示す図(b)では、給電用同軸ケーブル15の図示を省
略してある。
うに各定数を決めることにより、平行平板線路の特性イ
ンピーダンス50Ωの伝送路が実現できる。この平行平
板線路の表面の銅箔パターン12と中心線22に関して
線対称の片面銅箔パターン14を形成し、銅箔パターン
12,14によりループ状導体を構成する。この実現例
1によるシールドループアンテナはループ状導体と電界
成分シールド部としての平行平板線路とを両面プリント
基板により形成し、整合用コンデンサとしてチップコン
デンサを用い自動挿入できるようにし、また、給電線も
基板に半田付けするだけにしたので、量産性に優れてい
る。このようにして、図5に示すシールドループアンテ
ナと同等特性で、なおかつコストの安いシールドループ
アンテナを製作することができる。なお、図1の裏面を
示す図(b)では、給電用同軸ケーブル15の図示を省
略してある。
【0019】実施例2.図3はこの発明の実施例2のシ
ールドループアンテナの外形図であり、(a)は表面、
(b)は裏面を示している。図7において、図1と同一
符号を付した部分は同一部分を示し、31は容量成分を
持たせるための裏面の銅箔パターンである。裏面の銅箔
パターン31は表面の銅箔パターン14との構造が基板
の厚み分を介して平行に位置しており、その間に容量成
分を持つようになるので、チップコンデンサ13を取り
付けたのと同等の効果が得られる。従って、この実施例
2によれば、部品としての整合用コンデンサが不要とな
るから、実施例1よりさらに低価格でアンテナが製作で
きる。
ールドループアンテナの外形図であり、(a)は表面、
(b)は裏面を示している。図7において、図1と同一
符号を付した部分は同一部分を示し、31は容量成分を
持たせるための裏面の銅箔パターンである。裏面の銅箔
パターン31は表面の銅箔パターン14との構造が基板
の厚み分を介して平行に位置しており、その間に容量成
分を持つようになるので、チップコンデンサ13を取り
付けたのと同等の効果が得られる。従って、この実施例
2によれば、部品としての整合用コンデンサが不要とな
るから、実施例1よりさらに低価格でアンテナが製作で
きる。
【0020】コンデンサの電極としての銅箔パターン3
1は、その外形の長さを換えることにより容量成分が変
化するから、銅箔パターン31の外形の長さを調整する
ことによりアンテナ整合のための適切な容量値を見つけ
ることができる。従って、例えば試作の時に、上記のよ
うにして銅箔パターン31の長さを調整して、適切な容
量値に見あった長さを決め、この長さのパターンで量産
をすることができる。
1は、その外形の長さを換えることにより容量成分が変
化するから、銅箔パターン31の外形の長さを調整する
ことによりアンテナ整合のための適切な容量値を見つけ
ることができる。従って、例えば試作の時に、上記のよ
うにして銅箔パターン31の長さを調整して、適切な容
量値に見あった長さを決め、この長さのパターンで量産
をすることができる。
【0021】この実施例2では、給電用同軸ケーブル1
5の接続を次のようにしている。すなわち、心線19の
半田付けは、基板21に設けた穴23に心線19を裏面
から絶縁体25と共に通して、表面銅箔パターン12に
半田付けしている。外被導体20の半田付けは、裏面銅
箔パターン16に半田付けしている。なお、図2におい
て、銅箔パターン12と銅箔パターン14とは、中心線
22を境にして左側が12で右側が14である。また、
銅箔パターン16と銅箔パターン31とは、一点鎖線2
4を境にして左側が31で右側が16である。
5の接続を次のようにしている。すなわち、心線19の
半田付けは、基板21に設けた穴23に心線19を裏面
から絶縁体25と共に通して、表面銅箔パターン12に
半田付けしている。外被導体20の半田付けは、裏面銅
箔パターン16に半田付けしている。なお、図2におい
て、銅箔パターン12と銅箔パターン14とは、中心線
22を境にして左側が12で右側が14である。また、
銅箔パターン16と銅箔パターン31とは、一点鎖線2
4を境にして左側が31で右側が16である。
【0022】実施例3.図4はこの発明の実施例3のシ
ールドループアンテナの外形図であり、(a)は表面、
(b)は裏面を示している。図4において、図1と同一
または相当部分には同一符号を付し、説明を省略する。
32は実施例1の誘電体基板21の代わりに用いたフレ
キシブルプリント配線板(以下、FPCと記載)、33
はFPC32上に構成した平行平板線路の給電線であ
り、同軸ケーブル15を用いる代わりに、FPC32の
形状において図面の下方向に長方形状部分を新たに設
け、その部分の表面には表面銅箔パターン12のパター
ン面を延長して設け、裏面には裏面銅箔パターン16の
パターン面を延長して設けることにより形成している。
さらに、受信信号9は、接続部分の一方を表面銅箔パタ
ーン12に設け、もう一方を裏面銅箔パターン16に設
けることにより得られる。
ールドループアンテナの外形図であり、(a)は表面、
(b)は裏面を示している。図4において、図1と同一
または相当部分には同一符号を付し、説明を省略する。
32は実施例1の誘電体基板21の代わりに用いたフレ
キシブルプリント配線板(以下、FPCと記載)、33
はFPC32上に構成した平行平板線路の給電線であ
り、同軸ケーブル15を用いる代わりに、FPC32の
形状において図面の下方向に長方形状部分を新たに設
け、その部分の表面には表面銅箔パターン12のパター
ン面を延長して設け、裏面には裏面銅箔パターン16の
パターン面を延長して設けることにより形成している。
さらに、受信信号9は、接続部分の一方を表面銅箔パタ
ーン12に設け、もう一方を裏面銅箔パターン16に設
けることにより得られる。
【0023】以上より、給電用線路も平行平板線路とな
り、そのままループアンテナ部に接続していることにな
り、給電部とアンテナ部の接続部の不連続性による信号
の損失を少なくでき、また、組立における半田付けの作
業コストを削減できる。
り、そのままループアンテナ部に接続していることにな
り、給電部とアンテナ部の接続部の不連続性による信号
の損失を少なくでき、また、組立における半田付けの作
業コストを削減できる。
【0024】なお、この実施例では、上記実施例1をF
PCで構成し、平行平板線路の給電線を用いたものを示
したが、上記実施例2についても同様に用いてよい。こ
の場合の実施例を図5に示す。図5はこの発明の他の実
施例によるシールドループアンテナの外形図であり、
(a)は表面、(b)は裏面を示している。なお、符号
および動作の説明は上記実施例3と同様であるため、省
略する。
PCで構成し、平行平板線路の給電線を用いたものを示
したが、上記実施例2についても同様に用いてよい。こ
の場合の実施例を図5に示す。図5はこの発明の他の実
施例によるシールドループアンテナの外形図であり、
(a)は表面、(b)は裏面を示している。なお、符号
および動作の説明は上記実施例3と同様であるため、省
略する。
【0025】
【発明の効果】この発明は以上説明したとおり、ループ
状導体を両面プリント基板の一方の面にループ状銅箔パ
ターンとして形成すると共に、電界成分シールド部をル
ープ状銅箔パターンとこれに対向させて設けた他方の面
の銅箔パターンとにより形成される平行平板線路として
構成したから、構成部品単価及び製造コストを安価にで
き、なおかつ、従来のシールドループアンテナと同等性
能のアンテナが得られる効果がある。
状導体を両面プリント基板の一方の面にループ状銅箔パ
ターンとして形成すると共に、電界成分シールド部をル
ープ状銅箔パターンとこれに対向させて設けた他方の面
の銅箔パターンとにより形成される平行平板線路として
構成したから、構成部品単価及び製造コストを安価にで
き、なおかつ、従来のシールドループアンテナと同等性
能のアンテナが得られる効果がある。
【0026】また、インピーダンス整合用コンデンサが
両面プリント基板の誘電体と銅箔パターンとで構成され
ているから、部品としてのコンデンサが不要となる。さ
らに、その半田付けによる作業コストも削減できる。従
って、一層低価格でアンテナが製造できる。
両面プリント基板の誘電体と銅箔パターンとで構成され
ているから、部品としてのコンデンサが不要となる。さ
らに、その半田付けによる作業コストも削減できる。従
って、一層低価格でアンテナが製造できる。
【0027】さらに、シールドループアンテナの給電線
を、フレキシブルプリント配線板,ループ状銅箔パター
ン及び他方の面の銅箔パターンにより形成される平行平
板構成したことにより、給電部とアンテナ部の接続部の
不連続性による信号の損失の削減や、組立作業コストの
低減を行える効果がある。
を、フレキシブルプリント配線板,ループ状銅箔パター
ン及び他方の面の銅箔パターンにより形成される平行平
板構成したことにより、給電部とアンテナ部の接続部の
不連続性による信号の損失の削減や、組立作業コストの
低減を行える効果がある。
【図1】この発明の実施例1によるシールドループアン
テナを示す外形図である。
テナを示す外形図である。
【図2】平行平板線路部の断面図である。
【図3】この発明の実施例2によるシールドループアン
テナを示す外形図である。
テナを示す外形図である。
【図4】この発明の実施例3によるシールドループアン
テナを示す外形図である。
テナを示す外形図である。
【図5】この発明の他の実施例によるシールドループア
ンテナを示す外形図である。
ンテナを示す外形図である。
【図6】通常のループアンテナを示す構成図である。
【図7】従来のシールドループアンテナを示す構成図で
ある。
ある。
11 シールドループアンテナ 12 銅箔パターン 13 チップコンデンサ 14 銅箔パターン 15 同軸ケーブル 16 銅箔パターン 21 導電体基板 31 銅箔パターン 32 フレキシブルプリント配線板 33 給電線
Claims (4)
- 【請求項1】 電界成分の感度を極力小さくし、磁界成
分のみの感度を持つ様にするため、ループ状導体がシー
ルドされた電界成分シールド部を有するシールドループ
アンテナにおいて、前記ループ状導体を両面プリント基
板の一方の面にループ状銅箔パターンとして形成すると
共に、前記電界成分シールド部を前記ループ状銅箔パタ
ーンとこれに対向させて設けた他方の面の銅箔パターン
とにより形成される平行平板線路として構成したことを
特徴とするアンテナ。 - 【請求項2】 電界成分の感度を極力小さくし、磁界成
分のみの感度を持つ様にするため、ループ状導体がシー
ルドされた電界成分シールド部を有するシールドループ
アンテナにおいて、前記ループ状導体を両面プリント基
板の一方の面にループ状銅箔パターンとして形成すると
共に、前記電界成分シールド部を前記ループ状銅箔パタ
ーンとこれに対向させて設けた他方の面の銅箔パターン
とにより形成される平行平板線路として構成し、かつ前
記ループ状銅箔パターンと対向させて他方の面に銅箔パ
ターンにより電極を形成してインピーダンス整合用コン
デンサを構成したことを特徴とするアンテナ。 - 【請求項3】 電界成分の感度を極力小さくし、磁界成
分のみの感度を持つ様にするため、ループ状導体がシー
ルドされた電界成分シールド部を有するシールドループ
アンテナにおいて、前記ループ状導体をフレキシブルプ
リント配線板の一方の面にループ状銅箔パターンとして
形成すると共に、前記電界成分シールド部を前記ループ
状銅箔パターンとこれに対向させて設けた他方の面の銅
箔パターンとにより形成される平行平板線路として構成
し、前記シールドループアンテナへの給電線を、前記フ
レキシブルプリント配線板、前記ループ状銅箔パターン
および前記他方の面の銅箔パターンにより形成される平
行平板構成としたことを特徴とするアンテナ。 - 【請求項4】 電界成分の感度を極力小さくし、磁界成
分のみの感度を持つ様にするため、ループ状導体がシー
ルドされた電界成分シールド部を有するシールドループ
アンテナにおいて、前記ループ状導体をフレキシブルプ
リント配線板の一方の面にループ状銅箔パターンとして
形成すると共に、前記電界成分シールド部を前記ループ
状銅箔パターンとこれに対向させて設けた他方の面の銅
箔パターンとにより形成される平行平板線路として構成
し、かつ、前記ループ状銅箔パターンと対向させて他方
の面に銅箔パターンにより電極を形成してインピーダン
ス整合用コンデンサを構成し、かつ、前記シールドルー
プアンテナへの給電線を、前記フレキシブルプリント配
線板、前記ループ状銅箔パターンおよび前記他方の面の
銅箔パターンにより形成される平行平板構成としたこと
を特徴とするアンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13039594A JP2830743B2 (ja) | 1993-06-17 | 1994-06-13 | シールドループアンテナ |
Applications Claiming Priority (3)
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---|---|---|---|
JP5-146364 | 1993-06-17 | ||
JP14636493 | 1993-06-17 | ||
JP13039594A JP2830743B2 (ja) | 1993-06-17 | 1994-06-13 | シールドループアンテナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0766620A true JPH0766620A (ja) | 1995-03-10 |
JP2830743B2 JP2830743B2 (ja) | 1998-12-02 |
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ID=26465533
Family Applications (1)
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JP13039594A Expired - Fee Related JP2830743B2 (ja) | 1993-06-17 | 1994-06-13 | シールドループアンテナ |
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- 1994-06-13 JP JP13039594A patent/JP2830743B2/ja not_active Expired - Fee Related
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