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JP3226347B2 - コンタクトレンズの洗浄方法 - Google Patents

コンタクトレンズの洗浄方法

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JP3226347B2
JP3226347B2 JP26815692A JP26815692A JP3226347B2 JP 3226347 B2 JP3226347 B2 JP 3226347B2 JP 26815692 A JP26815692 A JP 26815692A JP 26815692 A JP26815692 A JP 26815692A JP 3226347 B2 JP3226347 B2 JP 3226347B2
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contact lens
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glycerin
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JP26815692A
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昭 中川
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トーメー産業株式会社
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Application filed by トーメー産業株式会社 filed Critical トーメー産業株式会社
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    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/16Organic compounds
    • C11D3/38Products with no well-defined composition, e.g. natural products
    • C11D3/386Preparations containing enzymes, e.g. protease or amylase
    • C11D3/38663Stabilised liquid enzyme compositions
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L12/00Methods or apparatus for disinfecting or sterilising contact lenses; Accessories therefor
    • A61L12/08Methods or apparatus for disinfecting or sterilising contact lenses; Accessories therefor using chemical substances
    • A61L12/082Methods or apparatus for disinfecting or sterilising contact lenses; Accessories therefor using chemical substances in combination with specific enzymes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/0005Other compounding ingredients characterised by their effect
    • C11D3/0078Compositions for cleaning contact lenses, spectacles or lenses

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、液状の洗浄剤を用いたコンタク
トレンズの洗浄方法に係り、特に非含水性コンタクトレ
ンズを、簡便に且つ極めて効率良く洗浄する方法に関す
るものである。
【0002】
【背景技術】コンタクトレンズは大別すると、含水性材
料からなるものと非含水性の材料からなるものとに区分
され、その中で、非含水性コンタクトレンズとしては、
ポリメチルメタクリレート、シリコンラバーを主成分と
するものや、酸素透過性を有するポリシロキサニルメタ
クリレートとメチルメタクリレート等との共重合体から
なるもの等が知られている。そして、これらのコンタク
トレンズを目に装用した場合において、レンズには、眼
脂等に由来する脂質や、涙液中の蛋白質やカルシウム等
の無機質が付着するため、従来より、蛋白分解酵素を含
む洗浄剤等を用いてコンタクトレンズの洗浄が為されて
いる。
【0003】ところで、このようなコンタクトレンズの
洗浄に用いられる蛋白分解酵素は、溶液中では極めて不
安定であるところから、従来では、錠剤、顆粒等の固形
の形態で供給され、それを、使用者が週に1度程度の必
要時に精製水等に溶解して用いていた。しかし、近年で
は、固形の酵素を溶解する繁雑さを省くために、液体中
で蛋白分解酵素等の酵素を安定化した、液状洗浄剤が提
案されてきている。
【0004】例えば、特開平1−180515号、特開
平2−168224号、特開平4−93919号、特開
平4−143718号、特開平4−161921号等の
各公報には、蛋白分解酵素を多価アルコール等の水に混
和性の有機液体に含有せしめた液剤を、コンタクトレン
ズに施して、擦り洗いしたり、該液剤を水性媒体で希釈
して得られた希釈液に、コンタクトレンズを浸漬したり
する、洗浄剤及び洗浄方法が、提案されている。なお、
そこで、水性媒体としては、精製水、生理食塩水、界面
活性剤を含有するコンタクトレンズ洗浄液等が、用いら
れている。また、特開平4−51015号公報には、多
価アルコール、アルカリ金属塩、界面活性剤の組合せに
より、蛋白分解酵素を安定化したコンタクトレンズの洗
浄保存液剤が、提示されている。
【0005】しかしながら、それらの液剤の何れにおい
ても、酵素安定化剤として用いられている多価アルコー
ルが、酵素による蛋白除去作用を妨げるために、十分な
洗浄効果が発揮され得ないことが明らかとなった。ま
た、それら液剤を水性媒体で希釈して用いる場合にも、
コンタクトレンズに固着した汚れを除去するには、蛋白
分解酵素だけの作用では不十分であり、そのような固着
した汚れまでは、十分に除去することが困難であった。
そのため、これらの液状酵素洗浄剤を用いる場合には、
コンタクトレンズを毎日洗浄することを余儀なくされて
おり、酸素透過性コンタクトレンズ等では1週間の連続
装用が可能であるにも拘わらず、コンタクトレンズのケ
アを毎日行なわなければならない不具合を有していた。
【0006】一方、酵素による蛋白除去作用を高め、洗
浄効果を向上させる試みとして、幾つかの技術的検討も
為されており、例えば特開昭50−31834号公報に
は、パパイン等の蛋白分解酵素とサルファヒドリル基含
有化合物を含む溶液にコンタクトレンズを接触させる洗
浄方法が、提案されている。このサルファヒドリル基含
有化合物は、パパイン等のチオールプロテアーゼの安定
化剤でもあり、『ICLC,15巻,256−259
頁,1988年』に報告されているように、汚れ成分を
還元することによって、酵素の作用を高めることが知ら
れている。しかしながら、このサルファヒドリル基含有
化合物は水溶液中では不安定なことから、溶液状態で供
給することが困難である問題を内在しているのである。
【0007】また、特開昭54−140553号公報に
は、上記の蛋白分解酵素とサルファヒドリル基含有化合
物に、更に尿素やグアニジン酸塩を加えた洗浄剤が、明
らかにされている。しかし、この方法においても、洗浄
剤の溶液状態での供給は困難であり、また尿素やグアニ
ジン酸塩は高濃度でないと効果を示さないため、経済的
観点からも優れた方法ではなく、更に脂質汚れに対して
は、洗浄効果を有しないものであった。
【0008】また、特開昭62−250413号公報に
は、パパインと直鎖状のアニオン界面活性剤を混合する
ことによって、洗浄効果を向上させる方法が、提案され
ている。しかし、かかるアニオン界面活性剤の作用は、
パパインに特異的であり、かかるパパインは、先に述べ
たように、安定化剤の問題から液体で供給することは困
難であった。
【0009】
【解決課題】本発明は、このような事情を背景として為
されたものであって、その解決課題とするところは、液
状酵素洗浄剤を用いて、極めて高い蛋白除去効果を発現
させることにあり、以て非常に手軽に且つ迅速にコンタ
クトレンズの洗浄を行ない得るようにし、また強固な汚
れに対しても優れた洗浄効果が得られるようにすること
にある。
【0010】そして、上記の課題を解決するべく、本発
明者は、蛋白分解酵素を含有する液状洗浄剤によるコン
タクトレンズの洗浄を効果的に行なう手法について鋭意
研究し、溶液中で酵素を安定化した酵素含有水溶液を、
希釈液にて希釈して、処理液を調製せしめ、そしてそれ
にコンタクトレンズを浸漬する方法において、最も効果
的な手法を検討した。その結果、高い洗浄力を発揮する
ためには、酵素含有水溶液及び希釈液の成分とそれを混
合したときの成分濃度が重要であることを見い出した。
そして、酵素含有水溶液の酵素安定化剤としてグリセリ
ンを使用すること、また希釈液には、ポリオキシエチレ
ングリコール単位を有しないアニオン界面活性剤とエチ
レンジアミンテトラ酢酸塩を含有させることが重要であ
り、更に、その希釈液にて酵素含有水溶液を希釈して、
処理液を調製する際に、グリセリンの濃度が5重量%以
下となるようにすることが重要であることを、見い出し
たのである。
【0011】
【解決手段】すなわち、本発明は、上記の如き知見に基
づいて完成されたものであり、その要旨とするところ
は、有効量のセリン蛋白分解酵素と30〜95重量%の
グリセリンとを含む酵素含有水溶液を、0.05〜5重
量%のポリオキシエチレングリコール単位を有しないア
ニオン界面活性剤と0.005〜0.1重量%のエチレ
ンジアミンテトラ酢酸塩とを含む希釈液にて、グリセリ
ン濃度が5重量%以下になるように希釈して、処理液を
調製し、該処理液にコンタクトレンズを浸漬することを
特徴とするコンタクトレンズの洗浄方法にある。
【0012】また、かかる本発明において、有利には、
0.05〜5重量%のポリオキシエチレングリコール単
位を有しないアニオン界面活性剤と0.005〜0.1
重量%のエチレンジアミンテトラ酢酸塩と0.2〜5重
量%のイソブチレンと無水マレイン酸の共重合体、ある
いはメチルビニールエーテルと無水マレイン酸の共重合
体とを含む希釈液にて、前記酵素含有水溶液が希釈さ
れ、コンタクトレンズの浸漬せしめられる処理液が調製
されることとなる。
【0013】
【作用・効果】要するに、本発明において、酵素含有水
溶液の酵素安定化剤として使用されるグリセリンは、酵
素を安定化させると共に、酵素による蛋白除去作用を阻
害しないという特長を有している。また、希釈液に含有
させられるポリオキシエチレングリコール単位を有しな
いアニオン界面活性剤と、エチレンジアミンテトラ酢酸
塩とは、酵素による蛋白除去作用を相乗的に高める効果
を有している。即ち、本発明では、酵素による蛋白除去
作用を阻害する成分が取り除かれると共に、酵素による
蛋白除去作用を高める成分が添加されているのである。
そして更に、本発明では、酵素含有水溶液を希釈液にて
希釈して、処理液を調製する際に、処理液中のグリセリ
ン濃度を、酵素による蛋白除去作用を阻害しない濃度、
即ち5重量%以下にするのである。それ故、それらの特
徴が加え合わされて、酵素による蛋白除去作用が極めて
効果的に高められていることから、液剤にてコンタクト
レンズの洗浄を手軽に且つ迅速に行なうことができるの
であり、強固な汚れも有利に除去することができるので
ある。
【0014】また、本発明では、コンタクトレンズを処
理液に浸漬して洗浄を行なうが、脂質汚れ等を擦り洗い
する場合等には、処理液の取扱い性を高めるために、予
め希釈液に増粘剤を添加すると良い。そして、その場合
において、酵素による蛋白除去作用を阻害せず、滑り性
が良好な増粘剤として、特にイソブチレンと無水マレイ
ン酸の共重合体、あるいはメチルビニールエーテルと無
水マレイン酸の共重合体が有利に選択されるのである。
【0015】
【具体的構成】ここにおいて、本発明で用いられる酵素
含有水溶液には、蛋白分解酵素と酵素安定化剤が含有せ
しめられる。ところで、蛋白分解酵素は、一般に、その
活性部位によって、セリンプロテアーゼ、チオールプロ
テアーゼ、金属プロテアーゼ、カルボキシルプロテアー
ゼの4種類に分類されるが、本発明では、その中のセリ
ンプロテアーゼが使用される。特に好ましくは、溶液中
の安定性が比較的良い微生物由来の中でも、細菌のバチ
ルス属由来のセリンプロテアーゼが使用される。
【0016】また、最近では、遺伝子操作により、さら
に安定性を高めたセリンプロテアーゼも市販されてお
り、その様な蛋白分解酵素も、本発明において好適に使
用され得る。具体的には、「ビオプラーゼ」(ナガセ生
化学工業株式会社製)、「アルカラーゼ」,「エスペラ
ーゼ」,「サビナーゼ」,「デュラザイム」,「ズブチ
リシンA」(ノボ・ノルディスク・バイオインダストリ
ー・ジャパン株式会社製)、「プロテアーゼN『アマ
ノ』」,「プロテアーゼS『アマノ』」(天野製薬株式
会社製)等を挙げることができる。
【0017】なお、このような蛋白分解酵素は、有効量
において配合されることとなるが、通常、0.001〜
10重量%程度の割合で配合、含有せしめられることと
なる。この濃度より低いと、十分な蛋白除去効果が得ら
れ難くなり、これ以上高くても、蛋白除去効果は向上し
ないばかりか、目に入ったときの危険性が増すようにな
るからである。また、かかる酵素は、好ましくは、0.
01〜5重量%の割合で含有せしめられる。
【0018】そして、かかる蛋白分解酵素を酵素含有水
溶液中で安定化させるために、酵素安定化剤が含有され
るのであり、従来では、分子内に酸素原子や水酸基を多
く持つ化合物が用いられていた。これらの化合物の酸素
原子や水酸基は、酵素蛋白分子表面の極性基と水素結合
し、酵素分子の三次構造を安定化させていると考えられ
ている。しかし、これらの安定化剤は、酵素と相互作用
しているために、酵素が基質となるレンズ汚れに作用し
ようとするとき、酵素の蛋白除去作用を阻害して、十分
に蛋白除去効果が発揮され得ない問題があった。
【0019】実際に、各種の酵素安定化剤について、酵
素安定化作用と蛋白除去作用の阻害との関係を調べたと
ころ、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ポ
リエチレングリコール、プロピレングリコール等の2価
のアルコール類、ソルビトール、マンニトール、エリス
リトール等の糖アルコール類、果糖、ぶどう糖、マルト
ース等の糖類等は何れも、酵素の安定化効果を発揮する
高濃度の場合に限らず、それを洗浄操作に適した濃度に
希釈した場合でも、酵素による蛋白除去作用を強く阻害
した。
【0020】これに対して、意外にも、グリセリンのみ
が高い酵素安定化作用を有し、且つ洗浄操作に適した濃
度に希釈した場合には、酵素による蛋白除去作用を阻害
しないことが見い出されたのである。それ故、このよう
な知見に基づいて、本発明では、酵素安定化剤としてグ
リセリンを使用することとしたのである。そして、グリ
セリンの濃度は多くても、少なくても、酵素安定性は良
好ではないため、本発明においては、グリセリンが30
〜95重量%の割合で使用される。好ましくは、50〜
80重量%で用いられる。
【0021】なお、かかる酵素含有水溶液には、必要に
応じて、酵素の安定性を一層高めるために、0.05重
量%以下の割合で、好ましくは約0.01重量%以下の
割合で水溶性カルシウム塩を添加することができる。こ
の水溶性カルシウム塩としては、塩化カルシウム、硝酸
カルシウム、酢酸カルシウム等が適宜に採用される。
【0022】また、酵素には安定なpH領域があり、本
発明では、酵素含有水溶液のpHを6〜9に保持するこ
とが好ましい。そのために、一般に0.1〜10重量%
の緩衝液が使用され、具体的には、トリエタノールアミ
ン−塩酸または酢酸、トリス(ヒドロキシメチル)アミ
ノメタン−塩酸等が適宜採用される。
【0023】さらに、かかる酵素含有水溶液は、グリセ
リンの添加によって高浸透圧となっているために、ある
程度の防腐作用を有しているが、更に高い防腐作用を必
要とする場合には、防腐剤を添加することができる。こ
の防腐剤としては、具体的には、安全性が高く、コンタ
クトレンズ素材に影響を及ぼさないものが選択されるこ
ととなり、例えば、ソルビン酸カリウム、安息香酸ナト
リウム、安息香酸のメチルエステル、エチルエステル、
及びプロピルエステルや、5,5−ジメチルヒダントイ
ン・ホルムアルデヒド縮合生成物、ベンジルアルコー
ル、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン、ジ(アミノ
プロピル)ラウリルアミン、ラウリルアミノプロピオン
酸、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン等を挙げるこ
とができる。その添加量は、必要とする防腐効力によっ
て異なるが、通常、0.0001〜5重量%程度とされ
る。
【0024】更にまた、かかる酵素含有水溶液は、その
1〜数滴を後述する希釈液に滴下して、希釈されること
になるが、酵素安定化剤たるグリセリンによる粘度の増
加に伴って、液切れが悪くなることがある。そのため、
これを防ぐべく、酵素含有水溶液には少量の界面活性剤
を加えることができる。具体的には、ポリオキシエチレ
ングリコール単位を有しないアニオン界面活性剤を2重
量%以下で、またかかるアニオン界面活性剤の量を越え
ない添加量で非イオン性界面活性剤を添加できる。ポリ
オキシエチレングリコール単位を有するアニオン界面活
性剤を使用したり、非イオン性界面活性剤がアニオン界
面活性剤より多い場合には、後述する希釈液にて希釈
し、処理液を調製した際に洗浄効果が低下するからであ
る。
【0025】一方、本発明で用いられる希釈液には、ポ
リオキシエチレングリコール単位を有しないアニオン界
面活性剤とエチレンジアミンテトラ酢酸塩が含有される
こととなる。そして、それら成分の作用によって、酵素
による蛋白除去作用が相乗的に高められ得るのである。
【0026】その中のポリオキシエチレングリコール単
位を有しないアニオン界面活性剤の具体例としては、α
−オレフィンスルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩、ア
ルキルベンゼンスルホン酸塩、N−アシルアミノ酸塩、
アルキルスルホカルボン酸塩等を挙げることができる。
更に具体的には、テトラデセンスルホン酸ナトリウム、
ドデシルスルホン酸ナトリウム、ドデシルスルホン酸ト
リエタノールアミン、ドデシルベンゼンスルホン酸ナト
リウム、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム、ココイ
ルサルコシンナトリウム、ラウロイルサルコシンナトリ
ウム等を挙げることができる。また、それらは、通常、
0.05〜5重量%の割合で使用されることとなる。こ
の範囲より少ないと、酵素による蛋白除去作用を相乗的
に高める効果が低くなり、またこの範囲より多くして
も、効果が上がらないからである。好ましくは、0.1
〜2重量%の範囲で使用する。
【0027】なお、種々の界面活性剤の中で、ポリオキ
シエチレングリコール単位を有しないアニオン界面活性
剤が特異的に酵素の蛋白除去作用を高める理由は不明で
あるが、推測される機序としては、次のようなことが考
えられる。先ず、蛋白分解酵素がレンズ表面に付着した
汚れ蛋白質に作用しようとするとき、立体障害が生じ
る。そこで、一般に蛋白質に対する変性作用、浸透力が
強いことが判っているアニオン界面活性剤を添加するこ
とにより、汚れ蛋白質を変性させ、酵素の浸透を助ける
ことができると考えられる。しかしながら、また、ポリ
オキシエチレングリコール単位は、分子内の酸素原子や
水酸基によって、酵素や汚れ蛋白質と相互作用し、酵素
の作用を妨げることが推測されるのである。このような
ことから、ポリオキシエチレングリコール単位を有しな
いアニオン界面活性剤に、特異的に、酵素によるレンズ
からの蛋白除去作用を高める効果が認められると考えら
れる。それ故に、本発明においては、たとえアニオン界
面活性剤であっても、ポリオキシエチレングリコール単
位を有するものは使用できないのである。
【0028】また、希釈液中に含有せしめられるエチレ
ンジアミンテトラ酢酸塩は、無機物に対してキレート作
用がある成分であり、蛋白質汚れと複合しているカルシ
ウム等の無機の汚れを除去することによって、アニオン
界面活性剤と共に、酵素による蛋白除去作用を相乗的に
高める。具体的には、エチレンジアミンテトラ酢酸2ナ
トリウム・2水和物、エチレンジアミンテトラ酢酸4ナ
トリウム・4水和物等があり、0.005〜0.1重量
%の割合で使用される。この範囲より少ないと、酵素に
よる蛋白除去作用を相乗的に高める効果が低くなり、ま
たこの範囲より多くしても、効果が上がらないからであ
る。なお、このような金属キレート剤による相乗的な蛋
白除去効果は、エチレンジアミンテトラ酢酸塩にのみ認
められたものであり、同じ金属キレート剤でも、ニトリ
ロ三酢酸塩、グルコン酸塩、クエン酸塩等では効果が低
く、ピロリン酸、トリポリリン酸、テトラポリリン酸等
のリン酸塩では効果がない。
【0029】そして、上記成分の配合によって、目的と
する希釈液が得られるが、コンタクトレンズに付着する
汚れには、蛋白質の他に、脂質等の汚れもあるところか
ら、この脂質に対する洗浄力を高めるために、非イオン
性界面活性剤を添加しても良い。但し、非イオン性界面
活性剤を前記アニオン界面活性剤より多く添加すると、
脂質に対する洗浄効果は向上するが、前記アニオン界面
活性剤による酵素洗浄効果の相乗効果を阻害するように
なることから、非イオン性界面活性剤は、前記アニオン
界面活性剤より多く添加してはならない。具体的な非イ
オン性界面活性剤の例としては、特に限定されるもので
はないが、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテ
ル、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン・ブロ
ックポリマー、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、
アルカノールアミド、ポリオキシエチレンソルビタン脂
肪酸エステル等が挙げられる。
【0030】また、脂質汚れをこすり洗うことを考え
て、かかる希釈液には、増粘剤を添加してもよい。使用
する増粘剤は、酵素による蛋白除去作用を阻害せず、す
べり性が良好なものがよいことから、本発明において
は、イソブチレンと無水マレイン酸の共重合体、あるい
はメチルビニールエーテルと無水マレイン酸の共重合体
が特に好ましく採用される。その添加量は、0.2〜5
重量%がよく、0.2重量%より少ないと、すべり性が
良好でなく、5重量%より多くても、粘度が高くなり過
ぎて、洗浄し難くなる。
【0031】さらに、必要に応じて、希釈液中の菌の増
殖を防ぐ目的で、防腐剤が使用される。具体的には、酵
素含有水溶液で使用しているものと同様な成分が挙げら
れる。また、かかる希釈液は、酵素が作用し易く、眼に
対して温和な範囲のpHに調整されることが好ましい。
そのために、適当な緩衝液を使用しても良く、具体的に
はpH7〜9.5の範囲に調整される。
【0032】そして、かくして得られる希釈液にて、前
記酵素含有水溶液を希釈して、処理液を調製する際に
は、処理液中のグリセリンの濃度が5重量%以下となる
ようにする。グリセリン濃度が高いと、グリセリンによ
る蛋白除去作用の阻害が現れるからである。好ましくは
3重量%以下になるように希釈される。なお、希釈率が
高過ぎる場合には、処理液中の酵素濃度が低くなり過
ぎ、蛋白除去作用が十分に発揮されなくなるため、酵素
含有水溶液を希釈液にて希釈する希釈率は、約6〜40
0倍、好ましくは約10〜200倍に設定されることと
なる。
【0033】また、処理液の調製には、一般的に使用さ
れているコンタクトレンズの保存ケース等を使用するこ
とができる。即ち、保存ケースに希釈液を満たし、酵素
含有水溶液を1滴〜3滴程度滴下するだけで良い。そし
て、ホルダーにコンタクトレンズを挟んで、保存ケース
に一定時間浸漬することによって、洗浄が為される。な
お、浸漬時間は、コンタクトレンズの汚れの程度によ
り、具体的には、5〜40℃の温度範囲で1分〜24時
間、好ましくは10分〜2時間浸漬する。洗浄効果は、
一般に高温になる程高くなるが、本発明においては、5
℃の低い温度においても、効果的に洗浄が為される。5
℃よりも低温の放置では洗浄効果が十分に発揮できな
い。また、40℃より高温になるとコンタクトレンズに
悪影響が生じる。そして、かかる洗浄が終了した後は、
コンタクトレンズを取り出し、水道水、精製水あるいは
生理食塩水等で濯いで、そのまま使用できるのである。
【0034】そして、このような洗浄方法では、酵素に
よる蛋白除去作用が極めて効果的に高められていること
から、液状酵素洗浄剤を使用するにも拘わらず、極めて
高い洗浄効果が得られるのであり、手軽に且つ迅速にコ
ンタクトレンズの洗浄を行なうことができるのである。
また、本発明では、1週間の連続装用をしたコンタクト
レンズも良好に洗浄することができるのである。
【0035】
【実施例】以下に、本発明をより具体的に明らかにする
ために、本発明の代表的な実施例について、詳細に説明
することとするが、本発明が、そのような実施例の記載
によって、何等の制約をも受けるものでないことは、言
うまでもないところである。また、本発明には、上述の
具体的記述や、以下に述べる実施例の他にも、本発明の
趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づい
て種々なる変更、修正、改良等を加え得るものであるこ
とが、理解されるべきである。
【0036】(酵素含有水溶液の調製)下記表1の割合
に従って、各成分を量り取り、各種の酵素含有水溶液
(以下、酵素液という)A〜Cを調製した。そして、各
酵素液を40℃の温度で6ヵ月間保存し、調製時の蛋白
分解酵素活性に対する残存活性比率を求め、その結果
を、表1に併わせ示した。
【0037】なお、蛋白分解酵素活性は、次のようにし
て測定した。先ず、37℃に加温した0.6%カゼイン
溶液(pH7、0.05Mリン酸−水素ナトリウム水溶
液)の5mlに、各酵素液を精製水で希釈した処理液1ml
を添加し、これを37℃の温度に10分間保ち、その
後、沈殿試液(0.11Mトリクロル酢酸、0.22M
酢酸ナトリウム及び0.33M酢酸の混合液)5mlを加
えて、未分解の蛋白を沈殿せしめ、更に濾過して得られ
た濾液について、その275nmにおける吸収Aを求め
た。また別に、各酵素液を精製水で希釈した前記処理液
1mlに、前記沈殿試液5mlを加えた後、更に前記カゼイ
ン溶液を添加せしめ、生じた沈殿を濾過して得られる濾
液について、その275nmにおける吸収A0 を求め
た。そして、下式に従って、蛋白分解酵素活性を求め、
更に残存活性(%)を求めた。なお、1分間にチロシン
1×10-6g相当量の275nm吸収を示す非蛋白性物
質を生成する酵素活性を1uとした。 蛋白分解酵素活性(u/ml)=〔(A−A0 )/As〕×
50×(11/10)×(定量時における酵素液の希釈
倍率) [但し、As=0.391 (275nmにおけるチロシン50.0μg/m
lの吸収)] 残存活性(%)=〔(40℃,6ヶ月保存後の蛋白分解酵素
活性)/(調製時の蛋白分解酵素活性)〕×100
【0038】
【表1】 (註)*1,*2 :ノボ・ノルディスク・バイオインダスト
リー株式会社製;バチルス属由来蛋白分解酵素
【0039】(希釈液の調製)下記表2に従って各成分
を量り取り、総量が100gとなるように精製水に溶解
した後、水酸化ナトリウム又は塩酸で、それぞれ表2に
示すpHに調整して、希釈液a〜gを調製した。
【0040】
【表2】
【0041】(蛋白除去効果試験)先ず、0.2%リゾ
チーム、0.01%塩化カルシウム(二水塩)を含む水
溶液を水酸化ナトリウムでpH11に調整し、酸素透過
性のハードコンタクトレンズ(株式会社メニコン製、メ
ニコンEX)を37℃で3日間浸漬した。そして、この
レンズを指で擦り洗い、水道水で濯いだ後、暗視野実体
顕微鏡で10倍に拡大して観察したところ、レンズ全体
に蛋白性の汚れが付着していることが認められた。この
ようにして得た汚れレンズを用いて、次の蛋白除去効果
試験を行なった。
【0042】すなわち、先ず、下記表3の如く、前記酵
素液A〜Cをそれぞれ前記希釈液a〜gにて希釈して、
各種の処理液No.1〜9を調製した後、各処理液をコ
ンタクトレンズの保存ケースに注入する一方、前記汚れ
レンズをレンズホルダーに挟んで、この保存ケースにセ
ットした。そして、かかる保存ケース内において、該汚
れレンズを各処理液に20℃で30分間浸漬した後、レ
ンズを取り出し、暗視野実体顕微鏡で観察し、以下の基
準に従って評価を行なった結果、処理液No.1〜9の
何れを用いた場合にあっても、レンズの汚れがきれいに
除去されており、評価6であった。 ・レンズ全体が酷く白濁している ・・・評価1 ・レンズ全体が白濁している ・・・評価2 ・レンズの白濁が50%以上残っている・・評価3 ・レンズの白濁が10%以上残っている・・評価4 ・わずかにレンズが白濁している ・・・評価5 ・レンズの白濁が全くない ・・・評価6
【0043】
【表3】
【0044】−比較例− 前記酵素液Aのグリセリン:50gの代わりに、ポリオ
キシエチレングリコール400:50gを配合して、酵
素液Dを調製し、また前記酵素液Bのグリセリン:78
gの代わりに、エチレングリコール:78gを配合し
て、酵素液Eを調製した。そして、これら酵素液D,E
を、下記表4の如く、前記希釈液a,fを用いて希釈
し、処理液No.10〜15を調製して、上記実施例と
同様の蛋白除去効果試験を行ない、その結果を、下記表
4に併せて示した。この表4の結果より明らかなよう
に、酵素安定化剤としてグリセリンを使用した場合にの
み、高い蛋白除去効果が得られることが判る。
【0045】
【表4】
【0046】また、下記表5に従って各成分を量り取
り、総量が100gとなるように精製水に溶解して、ポ
リオキシエチレングリコール単位を有するアニオン界面
活性剤、若しくは非イオン性界面活性剤を含有する各種
の希釈液h〜nを調製した。
【0047】
【表5】
【0048】次いで、前記酵素液Bの0.05gを、上
記希釈液h〜nの2.5gにて希釈して、処理液No.
16〜22を調製した。そして、これら処理液を用い
て、前記実施例と同様の蛋白除去効果試験を実施し、そ
の結果を下記表6に示した。
【0049】
【表6】
【0050】かかる表6の結果より、アニオン界面活性
剤の中でも、ポリオキシエチレングリコール単位を有す
る界面活性剤(「エマール20C」,「SNP−4
N」,「AKYPO RIM 45NV」)を含有する処理液No.1
6〜19では、何れも、蛋白除去効果が極めて低いこと
が判る。また、非イオン性界面活性剤を含む処理液N
o.20でも、効果が低い。更に、ポリオキシエチレン
グリコール単位を有しないアニオン界面活性剤(「OS
−14」)に非イオン性界面活性剤を添加する場合、ア
ニオン界面活性剤の量より多くすると、蛋白除去効果が
低下した。
【0051】さらに、前記酵素液Bを0.05g量り取
り、それを精製水または生理的食塩水の2.5gにてそ
れぞれ希釈して、得られる処理液No.23,24を用
いて、前記実施例と同様にして、蛋白除去効果試験を実
施した。その結果、何れの処理液においても、蛋白除去
効果は評価1と極めて低く、蛋白分解酵素のみの働きで
は、十分な蛋白除去が達成されないことが判った。
【0052】更にまた、前記希釈液fにグリセリンを1
0重量%の割合で含有せしめた希釈液:2.5gにて、
前記酵素液Bの0.05gを希釈し、処理液No.25
を調製した。そして、この処理液を用いて、前記実施例
と同様にして、蛋白除去効果試験を実施した。その結
果、蛋白除去効果は評価3となり、処理液のグリセリン
濃度が高い場合には、洗浄効果が低くなることが判っ
た。
【0053】また、金属キレート剤の洗浄効果への影響
を調べるため、前記希釈液fの成分中、「クレワット
N」を除いた希釈液pを調製した。また、この希釈液p
に、下記表7に示す各種の金属キレート剤をそれぞれ
0.03gずつ含有させ、各種の希釈液q〜tを調製し
た。そして、それらの各希釈液2.5gにて、前記酵素
液Bの0.05gを希釈して、処理液No.26〜30
を調製し、前記実施例と同様にして、蛋白除去効果試験
を実施して、その結果を、表7に併せて示した。
【0054】
【表7】
【0055】上記の結果から明らかなように、希釈液f
よりエチレンジアミンテトラ酢酸塩(「クレワット
N」)を除いた希釈液pを用いた処理液No.26で
は、蛋白除去効果が著しく低下した。また、金属キレー
ト剤の種類によって、酵素による蛋白除去効果が大きく
異なり、希釈液q〜tを用いた処理液No.27〜30
の何れにおいても、エチレンジアミンテトラ酢酸塩を用
いた場合に比較して、蛋白除去効果が著しく低くなっ
た。このことから、金属キレート剤の中でも、エチレン
ジアミンテトラ酢酸塩に、特異的に酵素による蛋白除去
効果を高める働きがあることが、認められる。
【0056】なお、前記希釈液a〜gの2.5gをその
まま処理液として用いて、前記実施例と同様にして、蛋
白除去効果試験を行なったところ、何れの場合も、評価
1となり、殆ど汚れが取れなかった。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有効量のセリン蛋白分解酵素と30〜9
    5重量%のグリセリンとを含む酵素含有水溶液を、0.
    05〜5重量%のポリオキシエチレングリコール単位を
    有しないアニオン界面活性剤と0.005〜0.1重量
    %のエチレンジアミンテトラ酢酸塩とを含む希釈液に
    て、グリセリン濃度が5重量%以下になるように希釈し
    て、処理液を調製し、該処理液にコンタクトレンズを浸
    漬することを特徴とするコンタクトレンズの洗浄方法。
  2. 【請求項2】 有効量のセリン蛋白分解酵素と30〜9
    5重量%のグリセリンとを含む酵素含有水溶液を、0.
    05〜5重量%のポリオキシエチレングリコール単位を
    有しないアニオン界面活性剤と0.005〜0.1重量
    %のエチレンジアミンテトラ酢酸塩と0.2〜5重量%
    のイソブチレンと無水マレイン酸の共重合体、あるいは
    メチルビニールエーテルと無水マレイン酸の共重合体と
    を含む希釈液にて、グリセリン濃度が5重量%以下にな
    るように希釈して、処理液を調製し、該処理液にコンタ
    クトレンズを浸漬することを特徴とするコンタクトレン
    ズの洗浄方法。
  3. 【請求項3】 前記処理液が、3重量%以下のグリセリ
    ン濃度となるようにして調製される請求項1又は請求項
    2に記載のコンタクトレンズの洗浄方法。
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