JPH0493919A - コンタクトレンズ用洗浄剤 - Google Patents
コンタクトレンズ用洗浄剤Info
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- JPH0493919A JPH0493919A JP20898890A JP20898890A JPH0493919A JP H0493919 A JPH0493919 A JP H0493919A JP 20898890 A JP20898890 A JP 20898890A JP 20898890 A JP20898890 A JP 20898890A JP H0493919 A JPH0493919 A JP H0493919A
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- Japan
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- enzyme
- cleaning
- contact lens
- parts
- polyhydric alcohol
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はコンタクトレンズの洗浄剤、特にコンタクトレ
ンズの表面に付着した汚れの除去に有用な効果を有する
新規な洗浄剤に関するものである。
ンズの表面に付着した汚れの除去に有用な効果を有する
新規な洗浄剤に関するものである。
更に詳しくは、従来にない蛋白分解効果を有し、且つ液
体状であるため使用方法が簡便であるため、迅速に酵素
活性の発現が期待できる洗浄剤に関するものである。
体状であるため使用方法が簡便であるため、迅速に酵素
活性の発現が期待できる洗浄剤に関するものである。
コンタクトレンズには、従来主成分がメチルメタクリレ
ートであるハードコンタクトレンズ、2ヒドロキシメタ
クリレートまたはN−ビニルピロリドンからなるソフト
コンタクトレンズが広く用いられてきた。しかし、メチ
ルメタクリレートからなるコンタクトレンズでは眼の角
膜への酸素供給不足に起因する合併症の指摘もあり、今
日では、より安全性を増した高い酸素透過性を有するコ
ンタクトレンズが主流になりつつある。これらの成分は
、有機シラン化合物やフッ素を含有する化合物を成分と
するものである。
ートであるハードコンタクトレンズ、2ヒドロキシメタ
クリレートまたはN−ビニルピロリドンからなるソフト
コンタクトレンズが広く用いられてきた。しかし、メチ
ルメタクリレートからなるコンタクトレンズでは眼の角
膜への酸素供給不足に起因する合併症の指摘もあり、今
日では、より安全性を増した高い酸素透過性を有するコ
ンタクトレンズが主流になりつつある。これらの成分は
、有機シラン化合物やフッ素を含有する化合物を成分と
するものである。
しかしながら、これらの高酸素透過性コンタクトレンズ
は長時間装用すると汚染し易く、また−方、従来のハー
ドコンタクトレンズに較べ割れ易くコンタクトレンズの
洗浄が難しいという欠点を有する。従って、患者は装用
において、涙液中の脂質、蛋白質及びムチン質や細菌、
化粧品による汚染のため、コンタクトレンズの曇りが発
生して視力低下を起こしたり、眼に損傷を引き起こす結
果になる。
は長時間装用すると汚染し易く、また−方、従来のハー
ドコンタクトレンズに較べ割れ易くコンタクトレンズの
洗浄が難しいという欠点を有する。従って、患者は装用
において、涙液中の脂質、蛋白質及びムチン質や細菌、
化粧品による汚染のため、コンタクトレンズの曇りが発
生して視力低下を起こしたり、眼に損傷を引き起こす結
果になる。
コンタクトレンズ表面の脂質汚れは、一般のコンタクト
レンズ用洗浄剤に含まれている界面活性剤により除去出
来るが、タンパク質やムチン質はかんたんに除去できな
い上に、これらがコンタクトレンズ上に残存しそのまま
使用を続けた場合に変性凝固が進み更に強く固着するこ
とになり、フンタクトレンズの寿命を縮めることになる
。
レンズ用洗浄剤に含まれている界面活性剤により除去出
来るが、タンパク質やムチン質はかんたんに除去できな
い上に、これらがコンタクトレンズ上に残存しそのまま
使用を続けた場合に変性凝固が進み更に強く固着するこ
とになり、フンタクトレンズの寿命を縮めることになる
。
一方、従来より汚染されたコンタクトレンズの洗浄にタ
ンパク質分解酵素、多糖類分解酵素、脂質分解酵素ある
いは次亜塩素酸系で酸化作用を有する化学薬品を含有す
る洗浄剤が知られている。
ンパク質分解酵素、多糖類分解酵素、脂質分解酵素ある
いは次亜塩素酸系で酸化作用を有する化学薬品を含有す
る洗浄剤が知られている。
例えば、特公昭53−47810号公報には、有効量の
プロテアー七を含有する組成物による洗浄法及びパパイ
ン等特定の蛋白質分解酵素からなる洗浄剤が開示されて
いる。また、特開昭62−913号公報には、アミラー
ゼやセルラーゼ等特定の酵素と尿素やアミノ酸等特定の
活性化剤とからなる洗浄剤が提案されている。また、特
開昭53−125412号公報には、リパーゼ等の脂質
分解酵素を用いた洗浄剤が開示されている。また、特公
平1−32962号公報には、次亜塩素酸ソーダを用い
、あるいは更に特定の糖や酸を加えた組成物が開示され
ている。
プロテアー七を含有する組成物による洗浄法及びパパイ
ン等特定の蛋白質分解酵素からなる洗浄剤が開示されて
いる。また、特開昭62−913号公報には、アミラー
ゼやセルラーゼ等特定の酵素と尿素やアミノ酸等特定の
活性化剤とからなる洗浄剤が提案されている。また、特
開昭53−125412号公報には、リパーゼ等の脂質
分解酵素を用いた洗浄剤が開示されている。また、特公
平1−32962号公報には、次亜塩素酸ソーダを用い
、あるいは更に特定の糖や酸を加えた組成物が開示され
ている。
これらの開示された洗浄剤はいづれも、浸漬することに
より、コンタクトレンズ表面の汚れを簡便に除去するた
め、有用な効果が期待できる。
より、コンタクトレンズ表面の汚れを簡便に除去するた
め、有用な効果が期待できる。
しかしながら、以上記載の方法の内、特公昭53−47
810号、特開昭62−913号、同53−12541
2号公報記載のもの、及び現在市販されている酵素を主
成分とする洗浄剤では、酵素活性を安定に保つ溶液はま
た提示されていない。
810号、特開昭62−913号、同53−12541
2号公報記載のもの、及び現在市販されている酵素を主
成分とする洗浄剤では、酵素活性を安定に保つ溶液はま
た提示されていない。
即ち、開示処方に従って、調整した酵素含有の洗浄剤は
殆ど例外なく24時間以内に酵素活性がなくなるか著し
く低下する。そこで活性を高く保つために乾燥した錠剤
での保管が必要であった。この場合、患者は使用時に固
体を都度専用液に溶解する必要があり、溶解不十分な状
態でレンズを浸漬することによる変形の発生という問題
があった。
殆ど例外なく24時間以内に酵素活性がなくなるか著し
く低下する。そこで活性を高く保つために乾燥した錠剤
での保管が必要であった。この場合、患者は使用時に固
体を都度専用液に溶解する必要があり、溶解不十分な状
態でレンズを浸漬することによる変形の発生という問題
があった。
また、特公平1−32962号公報の化学物質による処
理剤においては、化学品自体の毒性が高いため、十分な
すすぎがなされない場合に、処理液の残存による眼への
障害が心配される。
理剤においては、化学品自体の毒性が高いため、十分な
すすぎがなされない場合に、処理液の残存による眼への
障害が心配される。
そこで、本発明は、これらの問題点を解決することを課
題として鋭意研究開発を行い到達したものである。
題として鋭意研究開発を行い到達したものである。
即ち、本発明の目的は、毒性が低く、洗浄効果の優れた
特定の酵素を用い、溶液状でも保存安定性が優れ、患者
にとってより簡便に使用出来る溶液タイプのコンタクト
レンズ用洗浄剤を提供することを目的とするものである
。
特定の酵素を用い、溶液状でも保存安定性が優れ、患者
にとってより簡便に使用出来る溶液タイプのコンタクト
レンズ用洗浄剤を提供することを目的とするものである
。
本発明は、特定の酵素と一定の条件の溶剤組成により本
目的が達成されることを見いだしたものである。
目的が達成されることを見いだしたものである。
即ち、本発明のコンタクトレンズ用洗浄剤は、バシルス
サブチリス(Bacillus 5ubtilis
)を液体培養して得られた蛋白分解酵素を、少なくとも
20重量96の多価アルコールとともに均一に分散した
溶液状組成物であることを特徴とするものである。
サブチリス(Bacillus 5ubtilis
)を液体培養して得られた蛋白分解酵素を、少なくとも
20重量96の多価アルコールとともに均一に分散した
溶液状組成物であることを特徴とするものである。
本発明に用いられる酵素は、パンルス サブチリス(B
acillus 5ubtilis)を液体培養して
得られた蛋白分解酵素が所与の効果を与える上で重要で
ある。この酵素は、例えば、ビオブラーゼ(ナガセ生化
学工業)などを挙げることが出来る。
acillus 5ubtilis)を液体培養して
得られた蛋白分解酵素が所与の効果を与える上で重要で
ある。この酵素は、例えば、ビオブラーゼ(ナガセ生化
学工業)などを挙げることが出来る。
本発明の洗浄剤には、この酵素成分を0.005〜10
重量%、好ましくは0.05〜5重量%含有する組成物
において十分な効果を得るうえで望ましい。
重量%、好ましくは0.05〜5重量%含有する組成物
において十分な効果を得るうえで望ましい。
次に、この酵素を溶解し、あるいは懸濁させる溶液とし
て、酵素活性の安定製を保つために、少なくとも20重
1%の多価アルコールを含む水溶液が必須である。この
多価アルコールを例示すると、例えば、エチレングリコ
ール、プロピレングリコール、ブタンジオール、ベンタ
ンジオール、ヘキサンジオール、ジエチレングリコール
、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール
、やポリエチレングリコール等の二価アルコール類、そ
して、グリセリン、エリスリトール等の多価アルコール
類、ブドウ糖、果糖、ソルビトール、キシリトール等の
糖由来の多価アルコール等から選択できる。この多価ア
ルコールの使用量は20重景%以下では添加の効果がな
い。適正な使用量は30ないし80重量%であるが、用
いるアルコールの種類により限定される。即ち、比較的
粘度の低い低分子のアルコールでは、40重量%以上が
適正であるが、使用上の操作性から水で希釈して適度な
粘度とするのがよい。また、高粘度のアルコールでは2
5ないし50重量96が使用時の希釈操作等を考慮する
と便利であるが、必ずしもこの重量比に限定するもので
はない。また、用いる多価アルコールは一種または二種
以上混合し併用してもよく、さらにまた、一般に水と自
由に混合するエチルアルコールやイソプロピルアルコー
ル、アセトン、アルコキシアルコール(セロソルブ)類
を含んでもよい。
て、酵素活性の安定製を保つために、少なくとも20重
1%の多価アルコールを含む水溶液が必須である。この
多価アルコールを例示すると、例えば、エチレングリコ
ール、プロピレングリコール、ブタンジオール、ベンタ
ンジオール、ヘキサンジオール、ジエチレングリコール
、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール
、やポリエチレングリコール等の二価アルコール類、そ
して、グリセリン、エリスリトール等の多価アルコール
類、ブドウ糖、果糖、ソルビトール、キシリトール等の
糖由来の多価アルコール等から選択できる。この多価ア
ルコールの使用量は20重景%以下では添加の効果がな
い。適正な使用量は30ないし80重量%であるが、用
いるアルコールの種類により限定される。即ち、比較的
粘度の低い低分子のアルコールでは、40重量%以上が
適正であるが、使用上の操作性から水で希釈して適度な
粘度とするのがよい。また、高粘度のアルコールでは2
5ないし50重量96が使用時の希釈操作等を考慮する
と便利であるが、必ずしもこの重量比に限定するもので
はない。また、用いる多価アルコールは一種または二種
以上混合し併用してもよく、さらにまた、一般に水と自
由に混合するエチルアルコールやイソプロピルアルコー
ル、アセトン、アルコキシアルコール(セロソルブ)類
を含んでもよい。
本発明の洗浄液は、これら必須成分以外に、従来公知で
ある成分のいくつかは添加して所与の効果を得ることか
出来る。即ち、脂質を除去するために、酵素との配合禁
忌のない界面活性剤を含むことが出来る。この界面活性
剤としては、ポリエーテル類のスルホン酸ナトリウム等
のスルホン酸塩をはじめ、カルボン酸塩、リン酸塩など
からなるアニオン系界面活性剤、ポリオキシエチレン骨
格を主体とするノニオン系界面活性剤、四級アミン塩類
などのカチオン系界面活性剤が使用可能である。また、
この他に、防腐剤、キレート剤、安定剤、pH調整剤、
中性無機塩類や増粘剤等を含むことができる。洗浄液を
実質的に涙液と等張性とするために、塩化ナトリウムを
0.8〜1.0重量%添加することが望ましい。
ある成分のいくつかは添加して所与の効果を得ることか
出来る。即ち、脂質を除去するために、酵素との配合禁
忌のない界面活性剤を含むことが出来る。この界面活性
剤としては、ポリエーテル類のスルホン酸ナトリウム等
のスルホン酸塩をはじめ、カルボン酸塩、リン酸塩など
からなるアニオン系界面活性剤、ポリオキシエチレン骨
格を主体とするノニオン系界面活性剤、四級アミン塩類
などのカチオン系界面活性剤が使用可能である。また、
この他に、防腐剤、キレート剤、安定剤、pH調整剤、
中性無機塩類や増粘剤等を含むことができる。洗浄液を
実質的に涙液と等張性とするために、塩化ナトリウムを
0.8〜1.0重量%添加することが望ましい。
また、潤滑剤として、デキストラン、メチルセルロース
、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセル
ロース等の添加が可能である。
、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセル
ロース等の添加が可能である。
本発明の洗浄剤は、以上のようにして得られた溶液タイ
プの洗浄剤であるため、使用時は、レンズケースに、1
〜2滴をいれ、続いて、約2nlの生理食塩水、蒸留水
、特定のコンタクトレンズ用保存液等で希釈して中にレ
ンズを浸して洗浄処理する。この洗浄処理時間は、15
分から効果が得られるが、30分から2時間で洗浄は完
結する。
プの洗浄剤であるため、使用時は、レンズケースに、1
〜2滴をいれ、続いて、約2nlの生理食塩水、蒸留水
、特定のコンタクトレンズ用保存液等で希釈して中にレ
ンズを浸して洗浄処理する。この洗浄処理時間は、15
分から効果が得られるが、30分から2時間で洗浄は完
結する。
洗浄処理温度は特に限定しないが、室温以上であること
が望ましい。処理後、コンタクトレンズを蒸留水あるい
は生理食塩水でリンスして装着可能である。
が望ましい。処理後、コンタクトレンズを蒸留水あるい
は生理食塩水でリンスして装着可能である。
本発明による洗浄液は、特定の酵素と多価アルコールを
特定量含んだ溶剤とからなり、酵素の作用により、コン
タクトレンズ表面の汚れを手で擦る事なく効率的に分解
除去できる。また、多価アルコールの作用により、酵素
を化学的に保護する作用により、その活性が維持される
。
特定量含んだ溶剤とからなり、酵素の作用により、コン
タクトレンズ表面の汚れを手で擦る事なく効率的に分解
除去できる。また、多価アルコールの作用により、酵素
を化学的に保護する作用により、その活性が維持される
。
以下実施例により、更に詳しく説明するが、本発明は、
これらに限定されるものではない。なお、実施例中、部
は重量部を表す。
これらに限定されるものではない。なお、実施例中、部
は重量部を表す。
実施例 1
蛋白分解酵素として、バシルス サブチリス(Baci
l Ius 5ubt i 1 is)を液体培養
して得られた蛋白分解酵素(商品名 ビオプラーゼAP
−L ナガセ生化学工業銖製)を5部、ジエチレング
リコール10部、蒸留水10部を混合し、防腐剤0.0
2部、EDTA−2ナトリウム塩0.01部を添加して
酵素洗浄液を作成した。
l Ius 5ubt i 1 is)を液体培養
して得られた蛋白分解酵素(商品名 ビオプラーゼAP
−L ナガセ生化学工業銖製)を5部、ジエチレング
リコール10部、蒸留水10部を混合し、防腐剤0.0
2部、EDTA−2ナトリウム塩0.01部を添加して
酵素洗浄液を作成した。
このようにして得られた洗浄剤の評価方法は、以下の基
準で実施した。
準で実施した。
く評価基準〉
(a)汚れたコンタクトレンズサンプルの作成下記要領
により作成した人工汚れ液を用いて、コンタクトレンズ
に蛋白質の7Tjれを付着させた。
により作成した人工汚れ液を用いて、コンタクトレンズ
に蛋白質の7Tjれを付着させた。
即ち、200rrlビーカーに、アルブミン0.6部、
グロブリン0.3部、卵白リゾチーム0,2部、ムチン
0.1部を生理食塩水に溶かして100mgとした。次
に、よく洗浄したコンタクトレンズを浸して、汚れ液を
60℃に加温して蛋白質を変性させコンタクトレンズ表
面に付着させた。
グロブリン0.3部、卵白リゾチーム0,2部、ムチン
0.1部を生理食塩水に溶かして100mgとした。次
に、よく洗浄したコンタクトレンズを浸して、汚れ液を
60℃に加温して蛋白質を変性させコンタクトレンズ表
面に付着させた。
得られたコンタクトレンズを室温で乾燥後、試験用サン
プルとした。このようにして得られたサンプルの汚れは
、手で擦っても落ちない程度、強固に付着した汚れであ
った。
プルとした。このようにして得られたサンプルの汚れは
、手で擦っても落ちない程度、強固に付着した汚れであ
った。
(b)洗浄力計i試験
市販のコンタクトレンズ用収納ケース(容量3m11)
に、本実施例で得た酵素洗浄液を0.08部を入れ、生
理食塩水1.6部を滴下したところ、酵素洗浄液は、す
ぐに均一な溶液となり、優れた溶解性を示した。
に、本実施例で得た酵素洗浄液を0.08部を入れ、生
理食塩水1.6部を滴下したところ、酵素洗浄液は、す
ぐに均一な溶液となり、優れた溶解性を示した。
次に、(a)で得られた人工19れて19染されたコン
タクトレンズをこのレンズケースに収め、25℃にて3
0分間放置し、洗浄処理を行い、その結果を目視評価し
たところ、汚れは除去されており良好な洗浄効果を確認
した。
タクトレンズをこのレンズケースに収め、25℃にて3
0分間放置し、洗浄処理を行い、その結果を目視評価し
たところ、汚れは除去されており良好な洗浄効果を確認
した。
比較のため、市販の研磨剤入りの洗浄剤を用いて手で擦
り洗いしたところ、凸面の一部はある程度汚れを除去で
きたが、エツジ部や凹面全面は汚れが除去できなかった
。また、研磨剤の含まない洗浄剤では、1時間浸漬後、
擦り洗いしても汚れの除去は出来なかった。
り洗いしたところ、凸面の一部はある程度汚れを除去で
きたが、エツジ部や凹面全面は汚れが除去できなかった
。また、研磨剤の含まない洗浄剤では、1時間浸漬後、
擦り洗いしても汚れの除去は出来なかった。
(c)酵素活性安定性試験
作成した洗浄剤を、25℃、40℃に保管して、1週間
後、1ケ月後、3力月後に(b)の洗浄力試験を実施し
たところ、十分な洗浄力を維持していることがわかった
。
後、1ケ月後、3力月後に(b)の洗浄力試験を実施し
たところ、十分な洗浄力を維持していることがわかった
。
比較のために、市販の粉末酵素を用いて試験した。この
粉末酵素は、密閉した状態では安定であったが、生理食
塩水に溶解して溶液状態で保管したところ、48時間で
洗浄活性が消失した。
粉末酵素は、密閉した状態では安定であったが、生理食
塩水に溶解して溶液状態で保管したところ、48時間で
洗浄活性が消失した。
実施例 2
蛋白分解酵素として、バシルス サブチリス(Baci
llus 5ubtilis)を液体培養して得られ
た蛋白分解酵素粉末(商品名 ビオブラーゼXL−41
6ナガセ生化学工業■製)を10部、ジエチレングリコ
ール10部を混合し、防腐剤、及び金属捕捉剤を加え、
酵素洗浄剤を得た。
llus 5ubtilis)を液体培養して得られ
た蛋白分解酵素粉末(商品名 ビオブラーゼXL−41
6ナガセ生化学工業■製)を10部、ジエチレングリコ
ール10部を混合し、防腐剤、及び金属捕捉剤を加え、
酵素洗浄剤を得た。
評価は実施例1と同様に行ったところ、良好な洗浄力及
び酵素活性を維持した。
び酵素活性を維持した。
実施例 3
実施例2において、得られた組成物に、o、05部のポ
リオキシエチレンノニルフェノール、0゜01部のドデ
シルベンゼンスルフオン酸ナトリウムを溶解して、洗浄
液とした。この洗浄剤は、水に希釈した時の溶解性、分
散性が良好であった。
リオキシエチレンノニルフェノール、0゜01部のドデ
シルベンゼンスルフオン酸ナトリウムを溶解して、洗浄
液とした。この洗浄剤は、水に希釈した時の溶解性、分
散性が良好であった。
また、油脂汚れにたいしても有効性が期待できる。
実施N4
蛋白分解酵素として、バシルス サブチリス(、Bac
illus 5ubtilis)を液体培養して得ら
れた蛋白分解酵素(商品名 ビオプラーゼNY ナガ
セ生化学工業■製)を5部、ソルビトールを5部、エチ
レングリコール8部、蒸留水4部を混合し、防腐剤0.
02部、EDTA−2ナトリウム塩0.01部を添加し
て酵素洗浄液を作成した。
illus 5ubtilis)を液体培養して得ら
れた蛋白分解酵素(商品名 ビオプラーゼNY ナガ
セ生化学工業■製)を5部、ソルビトールを5部、エチ
レングリコール8部、蒸留水4部を混合し、防腐剤0.
02部、EDTA−2ナトリウム塩0.01部を添加し
て酵素洗浄液を作成した。
評価は実施例1と同様に行ったところ、良好な洗浄力及
び酵素活性を維持した。
び酵素活性を維持した。
比較例 1
実施例1において、溶剤としてジエチレングリコール1
0部と蒸留水10部を用いる代わりにジエチレングリコ
ール3部と蒸留水17部で溶解したところ、この洗浄剤
の洗浄効果試験において初期は十分な活性を示したが、
1週間放置の後の試験では、酵素活性は初期の約半分に
低下しており、実用上不十分であった。
0部と蒸留水10部を用いる代わりにジエチレングリコ
ール3部と蒸留水17部で溶解したところ、この洗浄剤
の洗浄効果試験において初期は十分な活性を示したが、
1週間放置の後の試験では、酵素活性は初期の約半分に
低下しており、実用上不十分であった。
比較例 2
実施N】。において、溶剤としてジエチレングリコール
10部と蒸留水10部を用いる代わりにエチルアルコー
ル10部と蒸留水10部を用いたところ、1週間放置の
後の試験では、酵素活性は初期の約半分に低下しており
、実用上不十分であった。
10部と蒸留水10部を用いる代わりにエチルアルコー
ル10部と蒸留水10部を用いたところ、1週間放置の
後の試験では、酵素活性は初期の約半分に低下しており
、実用上不十分であった。
本発明は、酵素洗浄作用を利用しているため、手で擦り
洗い刷るときのように洗い残しがなく、また、手で洗い
にくい部分もつけておくだけで汚れを洗浄除去出来ると
いう効果を有する。また、水溶性の液体としたため、使
用時の操作が簡単で希釈液に溶解均一化しやすく、洗浄
溶液中の成分付近いつに起因するレンズの変形の心配が
ないという効果を有する。また、さらに、手で擦り洗い
することがないため、洗浄中のレンズの破損の問題がな
くなるという効果もある。
洗い刷るときのように洗い残しがなく、また、手で洗い
にくい部分もつけておくだけで汚れを洗浄除去出来ると
いう効果を有する。また、水溶性の液体としたため、使
用時の操作が簡単で希釈液に溶解均一化しやすく、洗浄
溶液中の成分付近いつに起因するレンズの変形の心配が
ないという効果を有する。また、さらに、手で擦り洗い
することがないため、洗浄中のレンズの破損の問題がな
くなるという効果もある。
以上
出願人 セイコーエプソン株式会社
Claims (1)
- (1)バシルス サブチリス(BacillusSub
tilis)を液体培養して得られた蛋白分解酵素を、
少なくとも20重量%の多価アルコールとともに均一に
分散した溶液状組成物であることを特徴とするコンタク
トレンズ用洗浄剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20898890A JPH0493919A (ja) | 1990-08-07 | 1990-08-07 | コンタクトレンズ用洗浄剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20898890A JPH0493919A (ja) | 1990-08-07 | 1990-08-07 | コンタクトレンズ用洗浄剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0493919A true JPH0493919A (ja) | 1992-03-26 |
Family
ID=16565471
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20898890A Pending JPH0493919A (ja) | 1990-08-07 | 1990-08-07 | コンタクトレンズ用洗浄剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0493919A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5314823A (en) * | 1992-09-10 | 1994-05-24 | Tomei Sangyo Kabushiki Kaisha | Method for cleaning a contact lens |
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