JP3211497U - ブレーキ誤操作防止機構を備えた自動車 - Google Patents
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Abstract
【課題】比較的簡単な構造によりブレーキの誤操作を防止する自動車を提供する。【解決手段】車輪を操作するハンドル3と、駆動部と制動部を備えた自動車において、ハンドルが棒状に形成され、両端部に操作部3a、3bが設けられ、操作部の一方に駆動部を作動せしめるスロットル7が取り付けられ、操作部の両方に制動部を作動せしめるブレーキレバー9が取り付けられ、さらにボディの床面に制動部を作動せしめる単一のブレーキペダル11が設けられる。自動車ボディの床面に配されるペダルがブレーキペダルだけであり、アクセルペダルは床面にない。緊急時にドライバが足を踏ん張ったり、手を握り締めたりするという人間工学的な動作に即応し、確実に制動することができる。【選択図】図2
Description
本願考案は自動車に関し、とくにブレーキの誤操作を防止するブレーキ誤操作防止機構を備えた自動車に関する。
近年、ブレーキとアクセルの踏み間違いによる自動車事故が目立っている。
最近では老人ドライバが増加しているため、ブレーキを踏むつもりで間違えてアクセルを踏んだ結果、不幸な事故を起こすことが多くなっている。
従来はかかる事故に対し、ドライバへの注意を促すばかりで、有効な対策が採られていなかった。
本願考案は上記背景に鑑み、自動車の制動構造に改良を加え、構造上、自動車ブレーキの誤操作を防止することを目的とする。
即ち、本願考案の目的は、比較的簡単な構造により自動車ブレーキの誤操作を防止することである。
また、緊急時にドライバが足を踏ん張ったり、手を握り締めたりするという人間工学的見地から、かかる動作に即応し、確実に制動する自動車を供することを目的とする。
上記目的達成のため、本願考案によるブレーキ誤操作防止機構を備えた自動車は、車輪を操作するハンドルと、駆動部と制動部を備えた自動車において、上記ハンドルが棒状に形成され、両端部に操作部が設けられ、該操作部の一方に駆動部を作動せしめるスロットルが取り付けられ、かつ該操作部の両方に制動部を作動せしめるブレーキレバーが取り付けられ、さらにボディの床面に制動部を作動せしめる単一のブレーキペダルが設けられることを特徴とする。
また、請求項1記載のブレーキ誤操作防止機構を備えた自動車において、上記2個のブレーキレバー及びフットブレーキがともに同一のブレーキシリンダを介して車輪に制動動作を伝動することを特徴とする。
また、請求項2記載のブレーキ誤操作防止機構を備えた自動車において、上記ブレーキシリンダが油圧シリンダからなることを特徴とする。
また、請求項1記載のブレーキ誤操作防止機構を備えた自動車において、上記2個のブレーキレバー及びフットブレーキがともに同一のブレーキシリンダを介して車輪に制動動作を伝動することを特徴とする。
また、請求項2記載のブレーキ誤操作防止機構を備えた自動車において、上記ブレーキシリンダが油圧シリンダからなることを特徴とする。
本願考案においては、自動車ボディの床面に配されるペダルがブレーキペダルだけであり、アクセルペダルは床面にない。よって緊急時に従来の習慣からペダルを踏み付けても加速されることがない。
人間工学上、緊急時にドライバが足を踏ん張ったり、手を握り締めたりすることがあると言われる。
かかる場合、上記動作により足を踏ん張ればペダルを踏み付けることになり、また手を握り締めれば、ブレーキレバーを握ることになるが、いずれの場合も上記動作による力が油圧回路により制動部に即応的に伝動される。よって、かかる動作に即応し、確実に車輪に対し制動することができる。
さらに、本願考案によるブレーキ誤操作防止機構を備えた自動車においては、フットブレーキによる制動機構は従来と同一であるにもかかわらず、アクセルペダルが同一床面にないのでペダルを踏み間違えるおそれがない。
また、ハンドルにオートバイで採用されるブレーキレバーによる制動機構を採用するとともに、駆動部の回転数を調節するスロットルをハンドルに取り付けてアクセル機能を奏するから、比較的簡単な機構によりブレーキの誤操作を防止することができる。
次に、実施の形態を示す図面に基づき本願考案によるブレーキ誤操作防止機構を備えた自動車をさらに詳しく説明する。なお、便宜上同一の機能を奏する部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
1は自動車であり、前部に前後左右4個の車輪5を操作する軸ハンドル3を備える。上記軸ハンドル3は棒状に形成され、右端部に右軸ハンドル3aが、左端部に左軸ハンドル3bが夫々設けられる。上記右軸ハンドル3aには、軸の周方向に回動し、図示しない駆動部の回転数を調節するスロットル7が取り付けられる。また、上記右軸ハンドル3a及び左軸ハンドル3bには、図示しない制動部を作動せしめるブレーキレバー9が取り付けられる。上記軸ハンドル3は、下端部に図示しないタイロット装置が設置され、また上端部にエアバッグ10が取り付けられる。
ボディの床面には制動部を作動せしめるブレーキペダル11が取り付けられる。上記ブレーキレバー9には、各々、軸ハンドル3内に内蔵されたワイヤ13が連結され、該ワイヤ13によりブレーキシリンダ15に連結される。上記ブレーキペダル11は、油圧回路14によりブレーキシリンダ15に連結される。該ブレーキシリンダ15は上記各車輪5と油圧回路16にて連結される。よって、各ブレーキレバー9及びブレーキペダル11はいずれも同一のブレーキシリンダ15を経て各車輪5と連通・連結される。なお、各車輪5内には、制動のため、ディスク、ドラム等適宜の摩擦材からなる制動装置が内設されている。また、上記した軸ハンドル3は、運転者の身長や姿勢等に対応させるため、上下方向又は/及び前後方向に移動可能になっている。
ボディの床面には制動部を作動せしめるブレーキペダル11が取り付けられる。上記ブレーキレバー9には、各々、軸ハンドル3内に内蔵されたワイヤ13が連結され、該ワイヤ13によりブレーキシリンダ15に連結される。上記ブレーキペダル11は、油圧回路14によりブレーキシリンダ15に連結される。該ブレーキシリンダ15は上記各車輪5と油圧回路16にて連結される。よって、各ブレーキレバー9及びブレーキペダル11はいずれも同一のブレーキシリンダ15を経て各車輪5と連通・連結される。なお、各車輪5内には、制動のため、ディスク、ドラム等適宜の摩擦材からなる制動装置が内設されている。また、上記した軸ハンドル3は、運転者の身長や姿勢等に対応させるため、上下方向又は/及び前後方向に移動可能になっている。
かくして、スロットル7を操作することにより自動車1が動かされ、ブレーキレバー9又はブレーキペダル11を操作することにより自動車1が制動される。
本願考案においては、自動車ボディの床面に配されるペダルがブレーキペダル11だけであり、アクセルペダルは床面にない。よって緊急時に従来の習慣からペダルを踏み付けても駆動部がさらに稼働され加速されることがない。
人間工学上、緊急時にドライバが足を踏ん張ったり、手を握り締めたりすることがあると言われる。かかる場合、上記動作により足を踏ん張ればペダルを踏み付けることになり、また手を握り締めれば、ブレーキレバーを握ることになる。しかし、いずれの場合も上記動作による力が油圧回路により制動部に即応的に伝動される。よって、かかる動作に即応し、確実に制動することができる。
さらに、本願考案によるブレーキ誤操作防止機構を備えた自動車においては、フットブレーキによる制動機構は従来と同一であるにもかかわらず、アクセルペダルが同一床面にないのでペダルを踏み間違えるおそれがない。
また、軸ハンドルにオートバイで採用されるブレーキレバーによる制動機構を採用するとともに、駆動部の回転数を調節するスロットルを軸ハンドルに取り付けてアクセル機能を奏するから、比較的簡単な機構によりブレーキの誤操作を防止することができる。
本願考案によるブレーキ誤操作防止機構を備えた自動車は、自動車の種類を問わず、軽自動車だけでなく、例えば普通自動車、大型自動車にも適用することができる。なお、本願考案によるブレーキ誤操作防止機構を備えた自動車は、通常の健常者だけでなく、身障者であっても運転可能である。
本願考案は自動車に幅広く活用することができる。
1 自動車
3 軸ハンドル
3a 右軸ハンドル
3b 左軸ハンドル
5 車輪
7 スロットル
9 ブレーキレバー
10 エアバッグ
11 ブレーキペダル
13 ワイヤ
14 油圧回路
15 ブレーキシリンダ
16 油圧回路
3 軸ハンドル
3a 右軸ハンドル
3b 左軸ハンドル
5 車輪
7 スロットル
9 ブレーキレバー
10 エアバッグ
11 ブレーキペダル
13 ワイヤ
14 油圧回路
15 ブレーキシリンダ
16 油圧回路
上記目的達成のため、本願考案によるブレーキ誤操作防止機構を備えた自動車は、車輪を操作するハンドルと、駆動部と制動部を備えた自動車において、上記ハンドルが棒状に形成され、両端部に操作部が設けられ、該操作部の一方に駆動部を作動せしめるスロットルが取り付けられ、かつ該操作部の両方に制動部を作動せしめるブレーキレバーが取り付けられ、さらにボディの床面に制動部を作動せしめる単一のブレーキペダルが設けられることを特徴とする。
また、請求項1記載のブレーキ誤操作防止機構を備えた自動車において、上記2個のブレーキレバー及び上記ブレーキペダルがともに同一のブレーキシリンダを介して車輪に制動動作を伝動することを特徴とする。
また、請求項2記載のブレーキ誤操作防止機構を備えた自動車において、上記ブレーキシリンダが油圧シリンダからなることを特徴とする。
また、請求項1記載のブレーキ誤操作防止機構を備えた自動車において、上記2個のブレーキレバー及び上記ブレーキペダルがともに同一のブレーキシリンダを介して車輪に制動動作を伝動することを特徴とする。
また、請求項2記載のブレーキ誤操作防止機構を備えた自動車において、上記ブレーキシリンダが油圧シリンダからなることを特徴とする。
Claims (3)
- 車輪を操作するハンドルと、駆動部と制動部を備えた自動車において、
上記ハンドルが棒状に形成され、両端部に操作部が設けられ、
該操作部の一方に駆動部を作動せしめるスロットルが取り付けられ、かつ
該操作部の両方に制動部を作動せしめるブレーキレバーが取り付けられ、
さらにボディの床面に制動部を作動せしめる単一のブレーキペダルが設けられることを特徴とするブレーキ誤操作防止機構を備えた自動車。 - 請求項1記載のブレーキ誤操作防止機構を備えた自動車において、上記2個のブレーキレバー及びフットブレーキがともに同一のブレーキシリンダを介して車輪に制動動作を伝動することを特徴とするブレーキ誤操作防止機構を備えた自動車。
- 請求項2記載のブレーキ誤操作防止機構を備えた自動車において、上記ブレーキシリンダが油圧シリンダからなることを特徴とするブレーキ誤操作防止機構を備えた自動車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017001159U JP3211497U (ja) | 2017-03-16 | 2017-03-16 | ブレーキ誤操作防止機構を備えた自動車 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2017001159U JP3211497U (ja) | 2017-03-16 | 2017-03-16 | ブレーキ誤操作防止機構を備えた自動車 |
Publications (1)
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JP3211497U true JP3211497U (ja) | 2017-07-20 |
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ID=59351507
Family Applications (1)
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JP2017001159U Expired - Fee Related JP3211497U (ja) | 2017-03-16 | 2017-03-16 | ブレーキ誤操作防止機構を備えた自動車 |
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