JP3210249B2 - 光ピックアップの対物レンズ駆動装置およびその製造方法 - Google Patents
光ピックアップの対物レンズ駆動装置およびその製造方法Info
- Publication number
- JP3210249B2 JP3210249B2 JP11763996A JP11763996A JP3210249B2 JP 3210249 B2 JP3210249 B2 JP 3210249B2 JP 11763996 A JP11763996 A JP 11763996A JP 11763996 A JP11763996 A JP 11763996A JP 3210249 B2 JP3210249 B2 JP 3210249B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yoke
- objective lens
- driving device
- lens driving
- optical pickup
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 title claims description 40
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 6
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 21
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 claims description 7
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 5
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 24
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 5
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 5
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 4
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000011889 copper foil Substances 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 239000011241 protective layer Substances 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
- 238000010079 rubber tapping Methods 0.000 description 1
- 238000009966 trimming Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光記録媒体に対して
情報の記録・再生を行なう光ピックアップにおいて対物
レンズをトラッキング方向およびフォーカシング方向に
移動させるための対物レンズ駆動装置に関するものであ
る。さらに詳しくは、当該対物レンズ駆動装置に用いた
ヨーク周辺の構造に関するものである。
情報の記録・再生を行なう光ピックアップにおいて対物
レンズをトラッキング方向およびフォーカシング方向に
移動させるための対物レンズ駆動装置に関するものであ
る。さらに詳しくは、当該対物レンズ駆動装置に用いた
ヨーク周辺の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンパクトディスク(CD)、ディジタ
ルビデオディスク(DVD)等の光記録媒体から記録情
報を再生するための光ピックアップの対物レンズ駆動装
置のうち、たとえば、軸摺動回動型の対物レンズ駆動装
置では、図7(A)、(B)に示すように、金属製のヨ
ーク2Aと、このヨーク2Aの内側に装着されている合
成樹脂製のレンズホルダー3Aとが構成されている。
ルビデオディスク(DVD)等の光記録媒体から記録情
報を再生するための光ピックアップの対物レンズ駆動装
置のうち、たとえば、軸摺動回動型の対物レンズ駆動装
置では、図7(A)、(B)に示すように、金属製のヨ
ーク2Aと、このヨーク2Aの内側に装着されている合
成樹脂製のレンズホルダー3Aとが構成されている。
【0003】レンズホルダー3Aは、略円形をした天板
部分31Aと、この天板部分31Aの外周縁に連続して
いるほぼ円筒形状の外周板部分32Aと、天板部分31
Aの中心から垂直に延びる円筒状の内周板部分33Aと
を備えており、当該内周板部分33Aの内側の中空部分
が、支軸23Aが貫通する支軸貫通穴34Aとなってい
る。支軸23Aを支軸貫通穴34Aに貫通させた状態に
おいては、支軸23Aを中心としてレンズホルダー3A
は回転自在であると共に、支軸23Aの軸線方向に摺動
自在となっている。光ピックアップ1Aは、DVDおよ
びCDの双方に対応するタイプのものであれば、レンズ
ホルダー3Aの天板部分31AにDVD用対物レンズ4
AとCD用対物レンズ5Aが90度の間隔を開けて搭載
されている。
部分31Aと、この天板部分31Aの外周縁に連続して
いるほぼ円筒形状の外周板部分32Aと、天板部分31
Aの中心から垂直に延びる円筒状の内周板部分33Aと
を備えており、当該内周板部分33Aの内側の中空部分
が、支軸23Aが貫通する支軸貫通穴34Aとなってい
る。支軸23Aを支軸貫通穴34Aに貫通させた状態に
おいては、支軸23Aを中心としてレンズホルダー3A
は回転自在であると共に、支軸23Aの軸線方向に摺動
自在となっている。光ピックアップ1Aは、DVDおよ
びCDの双方に対応するタイプのものであれば、レンズ
ホルダー3Aの天板部分31AにDVD用対物レンズ4
AとCD用対物レンズ5Aが90度の間隔を開けて搭載
されている。
【0004】ヨーク2Aは、図8(A)に示すように、
底面部22Aから起立して対向し合う一対の側壁部21
Aを備え、底面部22Aの中心には支軸23Aが直立し
ている。すなわち、磁路が必要な部分にだけ側壁部21
Aが形成されている。また、ヨーク2Aの底面部22A
には、対物レンズに対する光通路を確保するための切り
欠き200Aが形成されている。従って、ヨーク2Aを
形成するには、予めヨーク2Aの展開形状に合わせて板
材を加工し、しかる後に、板材にプレス加工を施すこと
により、側壁部21Aが向かい合うように底面部22A
から起立させる。また、図8(B)に示すように、ヨー
ク2Aの底面部22Aには、その中心位置に合成樹脂か
ら構成された球座部分29Aが形成され、この球座部分
29Aを介して、ヨーク2Aは、図7(A)に示すよう
に、各種光学部品が搭載されているフレーム9Aのヨー
ク受け穴921A上に配置される。従って、ヨーク2A
については、ヨーク受け穴921A上での傾きを調整す
ることが可能である。
底面部22Aから起立して対向し合う一対の側壁部21
Aを備え、底面部22Aの中心には支軸23Aが直立し
ている。すなわち、磁路が必要な部分にだけ側壁部21
Aが形成されている。また、ヨーク2Aの底面部22A
には、対物レンズに対する光通路を確保するための切り
欠き200Aが形成されている。従って、ヨーク2Aを
形成するには、予めヨーク2Aの展開形状に合わせて板
材を加工し、しかる後に、板材にプレス加工を施すこと
により、側壁部21Aが向かい合うように底面部22A
から起立させる。また、図8(B)に示すように、ヨー
ク2Aの底面部22Aには、その中心位置に合成樹脂か
ら構成された球座部分29Aが形成され、この球座部分
29Aを介して、ヨーク2Aは、図7(A)に示すよう
に、各種光学部品が搭載されているフレーム9Aのヨー
ク受け穴921A上に配置される。従って、ヨーク2A
については、ヨーク受け穴921A上での傾きを調整す
ることが可能である。
【0005】なお、光ピックアップには、対物レンズに
対するトラッキング駆動機構およびフォーカシング駆動
機構が組付けられ、例えば、トラッキング駆動機構は、
レンズホルダー3Aの外周板部分32Aの外周面にCD
用のトラッキング用駆動コイル71A、72Aが形成さ
れ、ヨーク2Aの側壁部21Aの内周面にはCD用のト
ラッキング用永久磁石73A、74Aを備えている。こ
こで、トラッキング用駆動コイル71A、72Aに対す
る給電を行うためのフレキシブルプリント基板8は、ヨ
ーク2Aの側壁部21Aの間を通ってフレーム9A上に
固定されている給電板95Aにまで引き出されている。
対するトラッキング駆動機構およびフォーカシング駆動
機構が組付けられ、例えば、トラッキング駆動機構は、
レンズホルダー3Aの外周板部分32Aの外周面にCD
用のトラッキング用駆動コイル71A、72Aが形成さ
れ、ヨーク2Aの側壁部21Aの内周面にはCD用のト
ラッキング用永久磁石73A、74Aを備えている。こ
こで、トラッキング用駆動コイル71A、72Aに対す
る給電を行うためのフレキシブルプリント基板8は、ヨ
ーク2Aの側壁部21Aの間を通ってフレーム9A上に
固定されている給電板95Aにまで引き出されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
対物レンズ駆動装置のように、底面部22Aから起立し
て対向し合う一対の側壁部21Aを備える構造のヨーク
2Aを用いている限り、ヨーク2Aの寸法精度が低いと
いう問題点がある。すなわち、この構造のヨーク2Aで
はそれを製造する際にプレス加工により側壁部21Aを
起立させるため、側壁部21Aの立ち上がり角度にばら
つきが発生しやすい。また、独立して起立する側壁部2
1Aを備えるため、ヨーク2の共振周波数が低く、振れ
の振幅が大きいという問題点もある。
対物レンズ駆動装置のように、底面部22Aから起立し
て対向し合う一対の側壁部21Aを備える構造のヨーク
2Aを用いている限り、ヨーク2Aの寸法精度が低いと
いう問題点がある。すなわち、この構造のヨーク2Aで
はそれを製造する際にプレス加工により側壁部21Aを
起立させるため、側壁部21Aの立ち上がり角度にばら
つきが発生しやすい。また、独立して起立する側壁部2
1Aを備えるため、ヨーク2の共振周波数が低く、振れ
の振幅が大きいという問題点もある。
【0007】以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、
ヨークを寸法精度よく加工でき、かつ、ヨークの共振周
波数が高くて振幅を小さくできる構造をもった光ピック
アップの対物レンズ駆動装置、およびその製造方法を提
供することにある。
ヨークを寸法精度よく加工でき、かつ、ヨークの共振周
波数が高くて振幅を小さくできる構造をもった光ピック
アップの対物レンズ駆動装置、およびその製造方法を提
供することにある。
【0008】また、本発明の課題は、必要最小限の部品
で対物レンズの傾角を簡単に調整することのできる光ピ
ックアップの対物レンズ駆動装置を提供することにあ
る。
で対物レンズの傾角を簡単に調整することのできる光ピ
ックアップの対物レンズ駆動装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明では、対物レンズを搭載したレンズホルダ
ーと、該レンズホルダーをトラッキング方向およびフォ
ーカシング方向に移動可能に支持しているヨークとを有
する光ピックアップの磁気駆動式の対物レンズ駆動装置
において、前記ヨークは、その底面部から起立して側面
全周にわたって連続する側壁部を備えるカップ形状を有
していることを特徴とする。
めに、本発明では、対物レンズを搭載したレンズホルダ
ーと、該レンズホルダーをトラッキング方向およびフォ
ーカシング方向に移動可能に支持しているヨークとを有
する光ピックアップの磁気駆動式の対物レンズ駆動装置
において、前記ヨークは、その底面部から起立して側面
全周にわたって連続する側壁部を備えるカップ形状を有
していることを特徴とする。
【0010】このような構造のヨークであれば、それを
製造する際には平板に絞り加工を施すだけで底面部から
起立して側面全周において連続する側壁部を構成でき
る。このため、プレス加工で側壁部を起こす方法と違っ
て、側壁部の立ち上がり角度の精度が高い。また、側壁
部が連続しているため、ヨークの共振周波数が高く、振
動したときの振幅も小さい。さらに、ヨークの内部に埃
などが侵入しにくいという利点もある。
製造する際には平板に絞り加工を施すだけで底面部から
起立して側面全周において連続する側壁部を構成でき
る。このため、プレス加工で側壁部を起こす方法と違っ
て、側壁部の立ち上がり角度の精度が高い。また、側壁
部が連続しているため、ヨークの共振周波数が高く、振
動したときの振幅も小さい。さらに、ヨークの内部に埃
などが侵入しにくいという利点もある。
【0011】本発明において、前記ヨークには、前記側
壁部および前記底面部のいずれかの部分に前記対物レン
ズにレーザ光を導くための透孔が形成されることにな
る。
壁部および前記底面部のいずれかの部分に前記対物レン
ズにレーザ光を導くための透孔が形成されることにな
る。
【0012】本発明において、前記ヨークは、前記底面
部に形成された球座部分を介して、前記対物レンズにレ
ーザ光を導く光学系が搭載されているフレーム上のヨー
ク受け穴上に配置されることが多い。この場合には、前
記フレームと前記ヨークの前記側壁部との間には、ばね
が架け渡されているとともに、該ばねの架け渡し位置に
対して所定の角度をなす位置にはねじの締め込み度合い
によって前記ヨーク受け穴上におけるヨークの傾き(対
物レンズの傾角)を調整するための傾角調整機構が構成
される。
部に形成された球座部分を介して、前記対物レンズにレ
ーザ光を導く光学系が搭載されているフレーム上のヨー
ク受け穴上に配置されることが多い。この場合には、前
記フレームと前記ヨークの前記側壁部との間には、ばね
が架け渡されているとともに、該ばねの架け渡し位置に
対して所定の角度をなす位置にはねじの締め込み度合い
によって前記ヨーク受け穴上におけるヨークの傾き(対
物レンズの傾角)を調整するための傾角調整機構が構成
される。
【0013】本発明では、このような傾角調整機構を構
成するにあたって、前記ヨークの側では前記ばねの一端
を保持するためのばね受け部分が前記側壁部の一部を加
工することによって構成されていることが好ましい。ま
た、前記ヨークの側では前記傾角調整用のねじを止める
ためのねじ座部分が前記側壁部若しくは前記底面部の一
部を加工することによって構成されていることが好まし
い。
成するにあたって、前記ヨークの側では前記ばねの一端
を保持するためのばね受け部分が前記側壁部の一部を加
工することによって構成されていることが好ましい。ま
た、前記ヨークの側では前記傾角調整用のねじを止める
ためのねじ座部分が前記側壁部若しくは前記底面部の一
部を加工することによって構成されていることが好まし
い。
【0014】本発明において、前記球座部分は、前記ヨ
ークの底面部のうち該底面部の中心位置から前記傾角調
整用のねじ止め位置に対して反対側にずれた位置に形成
されていることが好ましい。こように構成すると、支点
となるべき球座部分から離れた位置で傾角調整用のねじ
を締める分だけ、ねじを締め込む際に小さな力で済む。
また、支点となるべき球座部分から離れた位置でねじを
操作するする分、ねじを同じ分だけ締めたり緩めたりし
たときでも、ヨークの傾きが小刻みに変化するので、光
記録媒体のトラックに対して接線方向における対物レン
ズの傾角を微調整しやすい。
ークの底面部のうち該底面部の中心位置から前記傾角調
整用のねじ止め位置に対して反対側にずれた位置に形成
されていることが好ましい。こように構成すると、支点
となるべき球座部分から離れた位置で傾角調整用のねじ
を締める分だけ、ねじを締め込む際に小さな力で済む。
また、支点となるべき球座部分から離れた位置でねじを
操作するする分、ねじを同じ分だけ締めたり緩めたりし
たときでも、ヨークの傾きが小刻みに変化するので、光
記録媒体のトラックに対して接線方向における対物レン
ズの傾角を微調整しやすい。
【0015】本発明において、前記ヨークの上面開口を
覆うカバーと前記ヨークの前記側壁部の上端縁との間に
は、前記カバーを前記ヨークの上面開口に被せるだけで
互いに係合し合って前記ヨーク上での前記カバーの回転
を防止する係合部が構成されていることが好ましい。こ
のように構成すると、ヨークやカバーに複雑な加工を行
わなくても、ヨーク上でのカバーの回転を防止できる。
覆うカバーと前記ヨークの前記側壁部の上端縁との間に
は、前記カバーを前記ヨークの上面開口に被せるだけで
互いに係合し合って前記ヨーク上での前記カバーの回転
を防止する係合部が構成されていることが好ましい。こ
のように構成すると、ヨークやカバーに複雑な加工を行
わなくても、ヨーク上でのカバーの回転を防止できる。
【0016】本発明では、前記ヨークの前記側壁部には
少なくとも一か所に平坦部を備えていることが好まし
い。このように構成すると、平坦部を切り起こして前記
のねじ座部分を構成することができ、ねじ孔を開けるの
が容易である。また、平坦部であれば、トラッキング用
駆動コイルおよびフォーカシング用駆動コイルに給電を
行うためのフレキシブルプリント基板の端部を固定する
のも容易であるため、ヨークの外周部分に給電部を構成
するのにも便利である。
少なくとも一か所に平坦部を備えていることが好まし
い。このように構成すると、平坦部を切り起こして前記
のねじ座部分を構成することができ、ねじ孔を開けるの
が容易である。また、平坦部であれば、トラッキング用
駆動コイルおよびフォーカシング用駆動コイルに給電を
行うためのフレキシブルプリント基板の端部を固定する
のも容易であるため、ヨークの外周部分に給電部を構成
するのにも便利である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明の
実施の形態を説明する。
実施の形態を説明する。
【0018】(光ピックアップの全体構造)図1(A)
は、本発明を適用した光ピックアップの対物レンズ駆動
装置の縦断面図、図1(B)はその平面図である。図2
(A)は、このような対物レンズ駆動装置に用いたヨー
クを斜め上方からみた斜視図、図2(B)は、このヨー
クを斜め下方からみた斜視図、図2(C)は、このヨー
クの底面図である。
は、本発明を適用した光ピックアップの対物レンズ駆動
装置の縦断面図、図1(B)はその平面図である。図2
(A)は、このような対物レンズ駆動装置に用いたヨー
クを斜め上方からみた斜視図、図2(B)は、このヨー
クを斜め下方からみた斜視図、図2(C)は、このヨー
クの底面図である。
【0019】図1(A)、(B)に示すように、光ピッ
クアップの軸摺動回動型の対物レンズ駆動装置1には、
カップ形状を有する金属製のヨーク2と、このヨーク2
の内側に装着されている合成樹脂製のレンズホルダー3
とが構成されている。
クアップの軸摺動回動型の対物レンズ駆動装置1には、
カップ形状を有する金属製のヨーク2と、このヨーク2
の内側に装着されている合成樹脂製のレンズホルダー3
とが構成されている。
【0020】レンズホルダー3は、略円形をした天板部
分31と、この天板部分31の外周縁に連続しているほ
ぼ円筒形状の外周板部分32と、天板部分31の中心か
ら垂直に延びる円筒状の内周板部分33とを備えてお
り、当該内周板部分33の内側の中空部分が支軸23の
貫通する支軸貫通穴34となっている。支軸23を支軸
貫通穴34に貫通させた状態においては、支軸23を中
心としてレンズホルダー3は回転自在であると共に、支
軸23の軸線方向に摺動自在となっている。外周板部分
32と内周板部分33の間は、複数の補強リブ(図示せ
ず)によって連結されている。光ピックアップ1は、D
VDおよびCDの双方に対応するタイプのものであれ
ば、レンズホルダー3の天板部分31にDVD用対物レ
ンズ4とCD用対物レンズ5が搭載されている。すなわ
ち、天板部分31の中心から半径方向に向けて等しい距
離の所に90度の間隔を開けて、DVD用対物レンズ4
の取付け穴311と、CD用対物レンズ5の取付け穴3
12が形成されている。取付け穴311、312は、い
ずれも支軸貫通穴34と平行に延びる光通路313に通
じるようになっている。
分31と、この天板部分31の外周縁に連続しているほ
ぼ円筒形状の外周板部分32と、天板部分31の中心か
ら垂直に延びる円筒状の内周板部分33とを備えてお
り、当該内周板部分33の内側の中空部分が支軸23の
貫通する支軸貫通穴34となっている。支軸23を支軸
貫通穴34に貫通させた状態においては、支軸23を中
心としてレンズホルダー3は回転自在であると共に、支
軸23の軸線方向に摺動自在となっている。外周板部分
32と内周板部分33の間は、複数の補強リブ(図示せ
ず)によって連結されている。光ピックアップ1は、D
VDおよびCDの双方に対応するタイプのものであれ
ば、レンズホルダー3の天板部分31にDVD用対物レ
ンズ4とCD用対物レンズ5が搭載されている。すなわ
ち、天板部分31の中心から半径方向に向けて等しい距
離の所に90度の間隔を開けて、DVD用対物レンズ4
の取付け穴311と、CD用対物レンズ5の取付け穴3
12が形成されている。取付け穴311、312は、い
ずれも支軸貫通穴34と平行に延びる光通路313に通
じるようになっている。
【0021】(ヨークの構造)本発明において、ヨーク
2には、図2(A)にも示すように、その底面部22か
ら起立して側面全周にわたって連続する側壁部21が形
成され、底面部22の中心には支軸23が直立してい
る。
2には、図2(A)にも示すように、その底面部22か
ら起立して側面全周にわたって連続する側壁部21が形
成され、底面部22の中心には支軸23が直立してい
る。
【0022】このような構造のヨーク2は、側壁部21
にいくつかの穴が形成されているものの全体としてつな
がっており、ヨーク2はカップ形状を有している。従っ
て、ヨーク2を形成するにあたっては、図3(A)に示
す平板201に型材202、203を用いて、図3
(B)に示すような絞り加工を行い、しかる後に図3
(C)に示すように、絞り加工によって得たヨーク2の
原形204を切り離すとともに、図3(D)に示すよう
な細部の加工(トリミング加工)を施せば、底面部22
から起立して側面全周にわたって連続する側壁部21を
備えるヨーク2を得ることができる。それ故、従来と違
って、プレス加工によって側壁部21を起こす必要がな
いので、本発明を適用したヨーク2は、側壁部21の立
ち上がり角度θの精度が高い。また、側壁部21が連続
しているため、ヨーク2の共振周波数が高く、振動した
ときの振幅が小さい。さらに、ヨーク2の内部に埃など
が侵入しにくいという利点もある。
にいくつかの穴が形成されているものの全体としてつな
がっており、ヨーク2はカップ形状を有している。従っ
て、ヨーク2を形成するにあたっては、図3(A)に示
す平板201に型材202、203を用いて、図3
(B)に示すような絞り加工を行い、しかる後に図3
(C)に示すように、絞り加工によって得たヨーク2の
原形204を切り離すとともに、図3(D)に示すよう
な細部の加工(トリミング加工)を施せば、底面部22
から起立して側面全周にわたって連続する側壁部21を
備えるヨーク2を得ることができる。それ故、従来と違
って、プレス加工によって側壁部21を起こす必要がな
いので、本発明を適用したヨーク2は、側壁部21の立
ち上がり角度θの精度が高い。また、側壁部21が連続
しているため、ヨーク2の共振周波数が高く、振動した
ときの振幅が小さい。さらに、ヨーク2の内部に埃など
が侵入しにくいという利点もある。
【0023】このように構成したヨーク2の側壁部21
には、図2(A)に示すように、ねじ孔281を備える
ねじ座部分28と、ばね保持用のフック282(ばね受
け部分)が形成されている。ねじ座部分28とフック2
82は、いずれもヨーク2の側壁部21のうち約135
度の角度をなす各部分を加工して得たものである。
には、図2(A)に示すように、ねじ孔281を備える
ねじ座部分28と、ばね保持用のフック282(ばね受
け部分)が形成されている。ねじ座部分28とフック2
82は、いずれもヨーク2の側壁部21のうち約135
度の角度をなす各部分を加工して得たものである。
【0024】本発明では、ヨーク2の上面開口には合成
樹脂製の薄いカバー50が被せられることになってい
る。このカバー50には、周辺部分から中央部分にかけ
て張り出し部分51が対物レンズを覆わないように形成
され、この張り出し部分51は支軸23の上端部に届く
状態にある。カバー50の外周部分の下面部には、小さ
な突起52と、小さな穴531が形成された係合片53
とが形成されている。一方、ヨーク2の側壁部21の上
端縁には、カバー50をヨーク2の上面開口に被せたと
きに突起52が嵌まる凹部211が形成されている。ま
た、ヨーク2の側壁部21の外周面のうち上端寄りの位
置には、カバー50をヨーク2の上面開口に被せたとき
に係合片53の下を潜って穴531の内部に嵌まる突起
212が形成されている。従って、ヨーク2の内側にお
いてレンズホルダー3が回転したとき、レンズホルダー
3の側とカバー50とが所定の角度位置で干渉し合うこ
とによってレンズホルダー3の度止めを行うように構成
した場合でも、カバー50とヨーク2の側壁部21との
間には、突起52、凹部211、穴531が形成された
係合片53、および突起212によって、カバー50を
ヨーク2の上面開口に被せるだけで係合し合う係合部5
5が構成されているため、ヨーク2やカバー50に複雑
な加工を行わなくても、ヨーク2上でのカバー50の回
転を防止できる。
樹脂製の薄いカバー50が被せられることになってい
る。このカバー50には、周辺部分から中央部分にかけ
て張り出し部分51が対物レンズを覆わないように形成
され、この張り出し部分51は支軸23の上端部に届く
状態にある。カバー50の外周部分の下面部には、小さ
な突起52と、小さな穴531が形成された係合片53
とが形成されている。一方、ヨーク2の側壁部21の上
端縁には、カバー50をヨーク2の上面開口に被せたと
きに突起52が嵌まる凹部211が形成されている。ま
た、ヨーク2の側壁部21の外周面のうち上端寄りの位
置には、カバー50をヨーク2の上面開口に被せたとき
に係合片53の下を潜って穴531の内部に嵌まる突起
212が形成されている。従って、ヨーク2の内側にお
いてレンズホルダー3が回転したとき、レンズホルダー
3の側とカバー50とが所定の角度位置で干渉し合うこ
とによってレンズホルダー3の度止めを行うように構成
した場合でも、カバー50とヨーク2の側壁部21との
間には、突起52、凹部211、穴531が形成された
係合片53、および突起212によって、カバー50を
ヨーク2の上面開口に被せるだけで係合し合う係合部5
5が構成されているため、ヨーク2やカバー50に複雑
な加工を行わなくても、ヨーク2上でのカバー50の回
転を防止できる。
【0025】図2(B)、(C)に示すように、ヨーク
2の底面部22のうち、その中心位置からずれた領域に
は、対物レンズに対する光通路を確保するための穴20
0(透孔)が形成されている。また、穴200とは反対
側の領域にはヨーク2の内部を覗くための穴20が形成
されている。なお、対物レンズに対する光通路を確保す
るための穴については、底面部22ではなく側壁部21
の方に形成されることもある。
2の底面部22のうち、その中心位置からずれた領域に
は、対物レンズに対する光通路を確保するための穴20
0(透孔)が形成されている。また、穴200とは反対
側の領域にはヨーク2の内部を覗くための穴20が形成
されている。なお、対物レンズに対する光通路を確保す
るための穴については、底面部22ではなく側壁部21
の方に形成されることもある。
【0026】ヨーク2の底面部22には、穴200を避
けるようにして側面部に湾曲部分を備えた合成樹脂製の
球座部分29が構成されている。この球座部分29は、
ヨーク2の底面部22のうちその中心位置からねじ座部
分28が構成されている側と反対側にずれた位置(底面
部22のの中心位置から穴200の方にずれた位置)に
形成されている。
けるようにして側面部に湾曲部分を備えた合成樹脂製の
球座部分29が構成されている。この球座部分29は、
ヨーク2の底面部22のうちその中心位置からねじ座部
分28が構成されている側と反対側にずれた位置(底面
部22のの中心位置から穴200の方にずれた位置)に
形成されている。
【0027】(レンズ駆動機構の構成)図1(A)、
(B)からわかるように、ヨーク2とレンズホルダー3
の間には、レンズホルダー3に搭載されている対物レン
ズをトラッキング方向(矢印Aの方向)に移動させるた
めのトラッキング駆動機構およびフォーカシング方向
(矢印Bの方向)に移動させるためのフォーカシング駆
動機構が組付けられている。これらの駆動機構は磁気駆
動式のものである。例えば、トラッキング駆動機構は、
レンズホルダー3の外周板部分32の外周面32aに1
80度の間隔で取り付けたDVD用のトラッキング用駆
動コイル61、62と、同じく外周面32aにおいてこ
れらの駆動コイルに対して90度回転した位置に取り付
けたCD用のトラッキング用駆動コイル71、72を備
えている。また、ヨーク2の側壁部21の内周面21b
において、180度の間隔で取り付けた一対のDVD用
のトラッキング用永久磁石63、64と、同じく内周面
21bにおいてこれらの永久磁石63、64に対して9
0度回転した位置に取り付けた一対のCD用のトラッキ
ング用永久磁石73、74を備えている。従って、これ
らの駆動コイルに対する給電を制御することにより、駆
動コイルと、対応する永久磁石との間に発生する磁力に
よって、レンズホルダー3を支軸23の回りに所定の角
度範囲に渡って回転させることができる。すなわち、レ
ンズホルダー3に搭載されている対物レンズ4、5をト
ラッキング方向に移動させることができる。フォーカシ
ング駆動機構も同様な構成となっているが、図示を省略
してある。なお、磁気式駆動機構の原理は公知であるの
で、本明細書においてはこれ以上の説明は省略するもの
とする。
(B)からわかるように、ヨーク2とレンズホルダー3
の間には、レンズホルダー3に搭載されている対物レン
ズをトラッキング方向(矢印Aの方向)に移動させるた
めのトラッキング駆動機構およびフォーカシング方向
(矢印Bの方向)に移動させるためのフォーカシング駆
動機構が組付けられている。これらの駆動機構は磁気駆
動式のものである。例えば、トラッキング駆動機構は、
レンズホルダー3の外周板部分32の外周面32aに1
80度の間隔で取り付けたDVD用のトラッキング用駆
動コイル61、62と、同じく外周面32aにおいてこ
れらの駆動コイルに対して90度回転した位置に取り付
けたCD用のトラッキング用駆動コイル71、72を備
えている。また、ヨーク2の側壁部21の内周面21b
において、180度の間隔で取り付けた一対のDVD用
のトラッキング用永久磁石63、64と、同じく内周面
21bにおいてこれらの永久磁石63、64に対して9
0度回転した位置に取り付けた一対のCD用のトラッキ
ング用永久磁石73、74を備えている。従って、これ
らの駆動コイルに対する給電を制御することにより、駆
動コイルと、対応する永久磁石との間に発生する磁力に
よって、レンズホルダー3を支軸23の回りに所定の角
度範囲に渡って回転させることができる。すなわち、レ
ンズホルダー3に搭載されている対物レンズ4、5をト
ラッキング方向に移動させることができる。フォーカシ
ング駆動機構も同様な構成となっているが、図示を省略
してある。なお、磁気式駆動機構の原理は公知であるの
で、本明細書においてはこれ以上の説明は省略するもの
とする。
【0028】なお、レンズホルダー3の側に搭載されて
いる各駆動コイル61、62、71、72等へ給電を行
なうために、レンズホルダー3とヨーク2の間には、フ
レキシブルプリント基板8が懸け渡されている。フレキ
シブルプリント基板8は、例えば、可撓性の基板の表面
に銅箔等の配線パターンを印刷したものであり、配線パ
ターンの保護層を省略することにより、当該フレキシブ
ルプリント基板を柔軟なものとしてある。本例では、フ
レキシブルプリント基板8は、レンズホルダー3の側に
固定された内端部分81と、レンズホルダー3の回転中
心線L(支軸の軸線)に対して当該内端部分81よりも
離れた位置にあると共に前記ヨークに固定されている外
端部分82と、これら内端部分81および外端部分82
の間にU字状に弛んだ状態で架け渡された弛み部分83
とを備え、この弛み部分83がレンズホルダー3の回転
に伴って変形することになる。内端部分81の後続部分
は、レンズホルダー3の外周板部分32の外周面の側に
到り、端部が各駆動コイルの側との接続端子部87とさ
れている。一方、フレキシブルプリント基板8における
外端部分82は、端部ヨーク2の側壁部21の表面にお
いて、外部に配置されている給電源の側からの配線との
接続端子部88(給電部)とされている。このような配
線部分に対応するように、ヨーク2の底面部22には穴
20が形成されているので、対物レンズ駆動装置1を組
み立てる際に、レンズホルダー3をヨーク2の内部に装
着した後でも、ヨーク側窓開口20からフレキシブルプ
リント基板8のレンズホルダーとの接続状態やその引回
し状態が正常か否かを覗いて確認できるとともに、引回
し状態などに不具合があればヨーク側窓開口20からそ
の手直しを行うこともできる。また、ヨーク2の底面部
22に穴20が形成されている分だけ、フレキシブルプ
リント基板8の弛み部分83を配置できる空間が広い。
このため、フレキシブルプリント基板8を長めに設定し
てフレキシブルプリント基板8が変形するときの応力を
小さくした場合でも、フレキシブルプリント基板8がヨ
ーク2の底面部22に当たることがない。また、フレキ
シブルプリント基板8の長さ寸法が長い方にばらついた
場合でも、フレキシブルプリント基板8の弛み部分83
がヨーク2の底面部22に当たるということがない。
いる各駆動コイル61、62、71、72等へ給電を行
なうために、レンズホルダー3とヨーク2の間には、フ
レキシブルプリント基板8が懸け渡されている。フレキ
シブルプリント基板8は、例えば、可撓性の基板の表面
に銅箔等の配線パターンを印刷したものであり、配線パ
ターンの保護層を省略することにより、当該フレキシブ
ルプリント基板を柔軟なものとしてある。本例では、フ
レキシブルプリント基板8は、レンズホルダー3の側に
固定された内端部分81と、レンズホルダー3の回転中
心線L(支軸の軸線)に対して当該内端部分81よりも
離れた位置にあると共に前記ヨークに固定されている外
端部分82と、これら内端部分81および外端部分82
の間にU字状に弛んだ状態で架け渡された弛み部分83
とを備え、この弛み部分83がレンズホルダー3の回転
に伴って変形することになる。内端部分81の後続部分
は、レンズホルダー3の外周板部分32の外周面の側に
到り、端部が各駆動コイルの側との接続端子部87とさ
れている。一方、フレキシブルプリント基板8における
外端部分82は、端部ヨーク2の側壁部21の表面にお
いて、外部に配置されている給電源の側からの配線との
接続端子部88(給電部)とされている。このような配
線部分に対応するように、ヨーク2の底面部22には穴
20が形成されているので、対物レンズ駆動装置1を組
み立てる際に、レンズホルダー3をヨーク2の内部に装
着した後でも、ヨーク側窓開口20からフレキシブルプ
リント基板8のレンズホルダーとの接続状態やその引回
し状態が正常か否かを覗いて確認できるとともに、引回
し状態などに不具合があればヨーク側窓開口20からそ
の手直しを行うこともできる。また、ヨーク2の底面部
22に穴20が形成されている分だけ、フレキシブルプ
リント基板8の弛み部分83を配置できる空間が広い。
このため、フレキシブルプリント基板8を長めに設定し
てフレキシブルプリント基板8が変形するときの応力を
小さくした場合でも、フレキシブルプリント基板8がヨ
ーク2の底面部22に当たることがない。また、フレキ
シブルプリント基板8の長さ寸法が長い方にばらついた
場合でも、フレキシブルプリント基板8の弛み部分83
がヨーク2の底面部22に当たるということがない。
【0029】(フレームの構成)このように構成した対
物レンズ駆動装置1では、対物レンズにレーザ光を導く
光学系が搭載されたフレームを用いてヨーク2などをC
D再生装置などに組み込む。図4は、図1および図2に
示したヨークを保持するフレームの斜視図である。図5
(A)は、フレームにヨークおよび各種の光学部品(光
学系)を実装した状態を示す縦断面図である。
物レンズ駆動装置1では、対物レンズにレーザ光を導く
光学系が搭載されたフレームを用いてヨーク2などをC
D再生装置などに組み込む。図4は、図1および図2に
示したヨークを保持するフレームの斜視図である。図5
(A)は、フレームにヨークおよび各種の光学部品(光
学系)を実装した状態を示す縦断面図である。
【0030】図4において、フレーム9はアルミニウム
ダイカスト品であり、フレーム9自身をCD再生装置な
どのシャーシに取り付けるための穴985、984など
が形成されている。フレーム9の表面側91には、ヨー
ク2を搭載するためのヨーク収納部92が形成されてい
る。このヨーク収納部92は、周囲壁93によって略円
筒状に区画形成された構造になっており、その底面部9
4には、ヨーク2の底面部22の裏面側に構成されてい
る球座部分29(図1、図2を参照。)を受けるヨーク
受け穴921が形成されている。このヨーク受け穴92
1の外周部分にはそこに重なるように穴923が形成さ
れ、この穴923にはコリメートレンズ11が取り付け
られている。フレーム9には、ヨーク収納部92の外周
部分でヨーク2のねじ孔281と隙間を介して重なる位
置に対物レンズの傾角を調整するためのねじを通すため
の穴42と、側面部においてヨーク2のフック282と
の間にばね283を架け渡すためのフック901とが形
成されている。
ダイカスト品であり、フレーム9自身をCD再生装置な
どのシャーシに取り付けるための穴985、984など
が形成されている。フレーム9の表面側91には、ヨー
ク2を搭載するためのヨーク収納部92が形成されてい
る。このヨーク収納部92は、周囲壁93によって略円
筒状に区画形成された構造になっており、その底面部9
4には、ヨーク2の底面部22の裏面側に構成されてい
る球座部分29(図1、図2を参照。)を受けるヨーク
受け穴921が形成されている。このヨーク受け穴92
1の外周部分にはそこに重なるように穴923が形成さ
れ、この穴923にはコリメートレンズ11が取り付け
られている。フレーム9には、ヨーク収納部92の外周
部分でヨーク2のねじ孔281と隙間を介して重なる位
置に対物レンズの傾角を調整するためのねじを通すため
の穴42と、側面部においてヨーク2のフック282と
の間にばね283を架け渡すためのフック901とが形
成されている。
【0031】図5(A)に示すように、フレーム9の裏
面側には各種光学部品を搭載するための領域を構成する
凹凸、光通路を構成するための凹凸、フレーム9をCD
再生装置などのシャーシに取り付けるための穴などが形
成されている。また、フレーム9の側端面には、半導体
レーザ10及び回折格子12を配置するための横穴94
1が開口している。一方、フレーム9の裏面側には、半
導体レーザ10の出射方向に沿って、ビームスプリッタ
13を接着固定するための段差部942、1/2波長板
14を立てた状態に接着固定するための枠部943、お
よび全反射ミラー15を斜めに接着固定しておくための
受け部944が構成され、これらの光学部品によって、
半導体レーザ10から出射されたレーザ光は、全反射ミ
ラー944で反射光した後、コリメートレンズ11に入
射し、そこから対物レンズに導かれるようになってい
る。フレーム9には、全反射ミラー944の配置位置に
隣接する領域に略四角形の穴90が開けられている。こ
の穴90の形成領域は、ヨーク2の底面部22に構成さ
れている穴20と重なる位置である。従って、レンズホ
ルダー3をヨーク2の内部に装着し、かつ、このヨーク
2をフレーム9のヨーク収納部92に固定した後でも、
フレーム側およびヨーク側の穴90、20からフレキシ
ブルプリント基板8の引回し状態やレンズホルダー3と
の接続状態を簡単に覗くことができる。なお、フレーム
9上にヨーク2を搭載した後には、フレーム9の下面部
には裏蓋900が被せられる。
面側には各種光学部品を搭載するための領域を構成する
凹凸、光通路を構成するための凹凸、フレーム9をCD
再生装置などのシャーシに取り付けるための穴などが形
成されている。また、フレーム9の側端面には、半導体
レーザ10及び回折格子12を配置するための横穴94
1が開口している。一方、フレーム9の裏面側には、半
導体レーザ10の出射方向に沿って、ビームスプリッタ
13を接着固定するための段差部942、1/2波長板
14を立てた状態に接着固定するための枠部943、お
よび全反射ミラー15を斜めに接着固定しておくための
受け部944が構成され、これらの光学部品によって、
半導体レーザ10から出射されたレーザ光は、全反射ミ
ラー944で反射光した後、コリメートレンズ11に入
射し、そこから対物レンズに導かれるようになってい
る。フレーム9には、全反射ミラー944の配置位置に
隣接する領域に略四角形の穴90が開けられている。こ
の穴90の形成領域は、ヨーク2の底面部22に構成さ
れている穴20と重なる位置である。従って、レンズホ
ルダー3をヨーク2の内部に装着し、かつ、このヨーク
2をフレーム9のヨーク収納部92に固定した後でも、
フレーム側およびヨーク側の穴90、20からフレキシ
ブルプリント基板8の引回し状態やレンズホルダー3と
の接続状態を簡単に覗くことができる。なお、フレーム
9上にヨーク2を搭載した後には、フレーム9の下面部
には裏蓋900が被せられる。
【0032】(対物レンズの傾角調整機構)このように
してフレーム9上にヨーク2を搭載した状態で、ヨーク
2に対しては、図5(B)に模式的に表すように、ヨー
ク2の傾きを調整して対物レンズの傾角を調整する傾角
調整機構40が構成される。すなわち、傾角調整機構4
0では、まず、ヨーク2の側のフック282と、フレー
ム9の側のフック901との間にヨーク2をフレーム9
の側に引き寄せる方に付勢するばね283が掛けられ
る。また、ヨーク2のねじ座部分28に形成したねじ孔
281に対しては、このねじ孔281に隙間を介して対
峙するフレーム9の穴42から通した傾角調整用のねじ
41を止める。従って、傾角調整用のねじ41を強く締
め込むと、ヨーク2は球座部分29を支点として矢印P
の方向に傾き、ばね283はより伸びた状態となる。逆
に、傾角調整用のねじ41を緩めると、ヨーク2は球座
部分29を支点として矢印Qの方向に傾き、ばね283
がより縮んだ状態となる。このようにして、ヨーク2の
傾きを調整することによって、対物レンズの傾角を調整
する。この状態は、ねじ41とばね283とによって保
持される。
してフレーム9上にヨーク2を搭載した状態で、ヨーク
2に対しては、図5(B)に模式的に表すように、ヨー
ク2の傾きを調整して対物レンズの傾角を調整する傾角
調整機構40が構成される。すなわち、傾角調整機構4
0では、まず、ヨーク2の側のフック282と、フレー
ム9の側のフック901との間にヨーク2をフレーム9
の側に引き寄せる方に付勢するばね283が掛けられ
る。また、ヨーク2のねじ座部分28に形成したねじ孔
281に対しては、このねじ孔281に隙間を介して対
峙するフレーム9の穴42から通した傾角調整用のねじ
41を止める。従って、傾角調整用のねじ41を強く締
め込むと、ヨーク2は球座部分29を支点として矢印P
の方向に傾き、ばね283はより伸びた状態となる。逆
に、傾角調整用のねじ41を緩めると、ヨーク2は球座
部分29を支点として矢印Qの方向に傾き、ばね283
がより縮んだ状態となる。このようにして、ヨーク2の
傾きを調整することによって、対物レンズの傾角を調整
する。この状態は、ねじ41とばね283とによって保
持される。
【0033】このように構成した傾角調整機構40にお
いて、ヨーク2の球座部分29は底面部22の中心位置
から傾角調整用のねじ41の螺着位置に対して反対側に
ずれた位置に形成され、支点となるべき球座部分29か
ら離れた位置でねじ41を締める分だけ、ねじ41を締
め込む際に小さな力で済む。また、支点となるべき球座
部分29から離れた位置でねじ41の締め込み度合いを
調整する分、ねじ41を同じ分だけ締めたり緩めたりし
たときでも、支点となるべき球座部分29から離れた位
置でねじ41の締め込み度合いを調整する分、ヨーク2
の傾き(対物レンズの傾角)を小刻みに調整できる。し
かも、本発明では、このような傾角調整機構40を構成
するにあたって、ヨーク2の側でばね283の一端を保
持するフック901、および傾角調整用のねじ41を止
めるねじ座部分28のいずれもがヨーク2の側壁部21
を部分的に加工することによって構成したものであるた
め、必要最小限の部品で対物レンズの傾角を簡単に調整
することのできる傾角調整機構40を構成することがで
きる。なお、ねじ座部分28はヨーク2の側壁部21の
一部を加工することによって構成できる他に、ヨーク2
の底面部22の一部を加工することによっても構成する
ことができ、この場合にも必要最小限の部品で傾角調整
機構40を構成することができる。
いて、ヨーク2の球座部分29は底面部22の中心位置
から傾角調整用のねじ41の螺着位置に対して反対側に
ずれた位置に形成され、支点となるべき球座部分29か
ら離れた位置でねじ41を締める分だけ、ねじ41を締
め込む際に小さな力で済む。また、支点となるべき球座
部分29から離れた位置でねじ41の締め込み度合いを
調整する分、ねじ41を同じ分だけ締めたり緩めたりし
たときでも、支点となるべき球座部分29から離れた位
置でねじ41の締め込み度合いを調整する分、ヨーク2
の傾き(対物レンズの傾角)を小刻みに調整できる。し
かも、本発明では、このような傾角調整機構40を構成
するにあたって、ヨーク2の側でばね283の一端を保
持するフック901、および傾角調整用のねじ41を止
めるねじ座部分28のいずれもがヨーク2の側壁部21
を部分的に加工することによって構成したものであるた
め、必要最小限の部品で対物レンズの傾角を簡単に調整
することのできる傾角調整機構40を構成することがで
きる。なお、ねじ座部分28はヨーク2の側壁部21の
一部を加工することによって構成できる他に、ヨーク2
の底面部22の一部を加工することによっても構成する
ことができ、この場合にも必要最小限の部品で傾角調整
機構40を構成することができる。
【0034】(その他の実施の形態)上記の形態では、
ヨーク2として側壁部21が円筒状のものを説明した
が、図6(A)、(B)に示すように、ヨーク2の側壁
部21に一か所、あるいは複数カ所に平坦部210が形
成されているヨーク2′、2″であってもよい。このよ
うな平坦部210を備えるヨーク2′、2″の場合に
は、この平坦部210を利用して、前記の対物レンズの
傾角調整用のねじ41を止めるためのねじ座部分28を
構成することが好ましい。このような部分にねじ座部分
28を形成すると、ねじ座部分28が平坦面であるた
め、そこにねじ孔281を開けるためのタップ加工が容
易である。
ヨーク2として側壁部21が円筒状のものを説明した
が、図6(A)、(B)に示すように、ヨーク2の側壁
部21に一か所、あるいは複数カ所に平坦部210が形
成されているヨーク2′、2″であってもよい。このよ
うな平坦部210を備えるヨーク2′、2″の場合に
は、この平坦部210を利用して、前記の対物レンズの
傾角調整用のねじ41を止めるためのねじ座部分28を
構成することが好ましい。このような部分にねじ座部分
28を形成すると、ねじ座部分28が平坦面であるた
め、そこにねじ孔281を開けるためのタップ加工が容
易である。
【0035】また、ヨーク2′、2″の側壁部21に平
坦部210を形成しておくと、平坦部210では、トラ
ッキング用駆動コイルおよびフォーカシング用駆動コイ
ルに給電を行うためのフレキシブルプリント基板8の端
部を固定しやすいので、ヨーク2′、2″の外周部分に
接続端子部88(給電部)を構成するのも容易である。
坦部210を形成しておくと、平坦部210では、トラ
ッキング用駆動コイルおよびフォーカシング用駆動コイ
ルに給電を行うためのフレキシブルプリント基板8の端
部を固定しやすいので、ヨーク2′、2″の外周部分に
接続端子部88(給電部)を構成するのも容易である。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る光ピ
ックアップの対物レンズ駆動装置では、レンズホルダー
を支持するヨークは、その底面部から起立して側面全周
にわたって連続する側壁部を備えるカップ形状を有して
いることを特徴とする。従って、本発明によれば、平板
に絞り加工を施することによってヨークを形成すること
ができるので、プレス加工で側壁部を形成する方法と相
違して、側壁部の立ち上がり角度の精度が高い。また、
側壁部が連続しているため、ヨークの共振周波数が高
く、振動したときの振幅も小さい。さらに、ヨークの内
部に埃などが侵入しにくいという利点もある。
ックアップの対物レンズ駆動装置では、レンズホルダー
を支持するヨークは、その底面部から起立して側面全周
にわたって連続する側壁部を備えるカップ形状を有して
いることを特徴とする。従って、本発明によれば、平板
に絞り加工を施することによってヨークを形成すること
ができるので、プレス加工で側壁部を形成する方法と相
違して、側壁部の立ち上がり角度の精度が高い。また、
側壁部が連続しているため、ヨークの共振周波数が高
く、振動したときの振幅も小さい。さらに、ヨークの内
部に埃などが侵入しにくいという利点もある。
【0037】フレーム上で対物レンズの傾角を調整する
ための機構において、ヨークの底面部に構成してある球
座部分が傾角調整用のねじを止める位置の側と反対側に
ずれている場合には、支点となるべき球座部分から離れ
た位置で傾角調整用のねじを締める分だけ、ねじを締め
込むのに小さな力で済む。また、ねじを同じ分だけ締め
たり、緩めたりした場合でも、支点となるべき球座部分
から離れた位置でねじの締め込み度合いを調整するの
で、対物レンズの傾角を微調整できる。
ための機構において、ヨークの底面部に構成してある球
座部分が傾角調整用のねじを止める位置の側と反対側に
ずれている場合には、支点となるべき球座部分から離れ
た位置で傾角調整用のねじを締める分だけ、ねじを締め
込むのに小さな力で済む。また、ねじを同じ分だけ締め
たり、緩めたりした場合でも、支点となるべき球座部分
から離れた位置でねじの締め込み度合いを調整するの
で、対物レンズの傾角を微調整できる。
【図1】(A)は、本発明を適用した光ピックアップの
対物レンズ駆動装置の縦断面図、(B)はその平面図で
ある。
対物レンズ駆動装置の縦断面図、(B)はその平面図で
ある。
【図2】(A)は、本発明を適用した対物レンズ駆動装
置に用いたヨークを斜め上方からみたときの斜視図、
(B)はこのヨークを斜め下方からみたときの斜視図、
(C)はその底面図である。
置に用いたヨークを斜め上方からみたときの斜視図、
(B)はこのヨークを斜め下方からみたときの斜視図、
(C)はその底面図である。
【図3】図2に示すヨークの製造方法を示す工程断面図
である。
である。
【図4】図2に示すヨークを固定しておくフレームの斜
視図である。
視図である。
【図5】(A)は、本発明を適用した光ピックアップの
レンズ駆動装置においてヨークをフレームに固定した状
態を示す縦断面図、(B)は、ヨークとフレームとの間
に構成した対物レンズの傾角調整機構を模式的に示す説
明図である。
レンズ駆動装置においてヨークをフレームに固定した状
態を示す縦断面図、(B)は、ヨークとフレームとの間
に構成した対物レンズの傾角調整機構を模式的に示す説
明図である。
【図6】本発明の別の形態のヨークを示す斜視図であ
る。
る。
【図7】(A)は、従来の光ピックアップの対物レンズ
駆動装置の縦断面図、(B)はその平面図である。
駆動装置の縦断面図、(B)はその平面図である。
【図8】(A)は、従来の対物レンズ駆動装置に用いた
ヨークの斜視図、(B)はその底面図である。
ヨークの斜視図、(B)はその底面図である。
1 対物レンズ駆動装置 2、2′、2″ ヨーク 3 レンズホルダー 4 DVD用の対物レンズ 5 CD用の対物レンズ 9 フレーム 10 半導体レーザ 12 ビームスプリッター 21 ヨークの側壁部 22 ヨークの底面部 28 ヨークのねじ座部分 29 球座部分 41 対物レンズの傾角調整用のねじ 201 平板 210 ヨークの側壁部に形成した平坦部 281 ヨークのねじ座部分に形成したねじ孔 282 ヨーク側のフック(ばね受け部分) 283 ばね 901 フレーム側のフック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/09 - 7/22
Claims (9)
- 【請求項1】 対物レンズを搭載したレンズホルダー
と、該レンズホルダーをトラッキング方向およびフォー
カシング方向に移動可能に支持しているヨークとを有す
る光ピックアップの磁気駆動式の対物レンズ駆動装置に
おいて、 前記ヨークは、その底面部から起立して側面全周にわた
って連続する側壁部を備えていることを特徴とする光ピ
ックアップの対物レンズ駆動装置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記ヨークは、前記
側壁部および前記底面部のいずれかの部分に前記対物レ
ンズにレーザ光を導くための透孔を備えていることを特
徴とする光ピックアップの対物レンズ駆動装置。 - 【請求項3】 請求項1または2において、前記ヨーク
は、その底面部に形成された球座部分を介して、前記対
物レンズにレーザ光を導く光学系が搭載されているフレ
ームのヨーク受け穴上に配置され、 該フレームと前記ヨークの前記側壁部との間には、ばね
が架け渡されているとともに、該ばねの架け渡し位置に
対して所定の角度をなす位置にはねじの締め込み度合い
によって前記ヨーク受け穴上での前記ヨークの傾きを調
整するための傾角調整機構が構成されていることを特徴
とする光ピックアップの対物レンズ駆動装置。 - 【請求項4】 請求項3において、前記ヨークの側では
前記ばねの一端を保持するためのばね受け部分が前記側
壁部の一部を加工することによって構成されていること
を特徴とする光ピックアップの対物レンズ駆動装置。 - 【請求項5】 請求項3または4において、前記ヨーク
の側では前記傾角調整用のねじを止めるためのねじ座部
分が前記側壁部若しくは前記底面部の一部を加工するこ
とによって構成されていることを特徴とする光ピックア
ップの対物レンズ駆動装置。 - 【請求項6】 請求項2ないし5のいずれかの項におい
て、前記球座部分は、前記ヨークの底面部のうち該底面
部の中心位置から前記傾角調整用のねじを止める位置に
対して反対側にずれた位置に形成されていることを特徴
とする光ピックアップの対物レンズ駆動装置。 - 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかの項におい
て、前記ヨークの上面開口を覆うカバーと前記ヨークの
前記側壁部との間には、前記カバーを前記ヨークの上面
開口に被せたときに互いに係合し合って前記ヨーク上で
の前記カバーの回転を防止する係合部が構成されている
ことを特徴とする光ピックアップの対物レンズ駆動装
置。 - 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれかの項におい
て、前記ヨークの前記側壁部には少なくとも一か所の平
坦部を備えていることを特徴とする光ピックアップの対
物レンズ駆動装置。 - 【請求項9】 請求項1に規定する光ピックアップの対
物レンズ駆動装置の製造方法において、前記ヨークを形
成するにあたっては、平板に絞り加工を施すことによっ
て前記底面部から起立する前記側壁部を形成することを
特徴とする光ピックアップの対物レンズ駆動装置の製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11763996A JP3210249B2 (ja) | 1996-05-13 | 1996-05-13 | 光ピックアップの対物レンズ駆動装置およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11763996A JP3210249B2 (ja) | 1996-05-13 | 1996-05-13 | 光ピックアップの対物レンズ駆動装置およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09305991A JPH09305991A (ja) | 1997-11-28 |
JP3210249B2 true JP3210249B2 (ja) | 2001-09-17 |
Family
ID=14716682
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11763996A Expired - Fee Related JP3210249B2 (ja) | 1996-05-13 | 1996-05-13 | 光ピックアップの対物レンズ駆動装置およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3210249B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3835245B2 (ja) | 2001-10-19 | 2006-10-18 | ソニー株式会社 | 対物レンズ駆動装置及びディスクドライブ装置 |
-
1996
- 1996-05-13 JP JP11763996A patent/JP3210249B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09305991A (ja) | 1997-11-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100620020B1 (ko) | 광픽업의 렌즈홀더 조정장치 | |
US6625091B2 (en) | Optical pickup | |
US5956188A (en) | Tilt-adjusting structure for an axial slide type optical pickup actuator | |
JPH09293325A (ja) | スピンドルモータの設置角調整手段を備えた光記録再生装置 | |
JP3210249B2 (ja) | 光ピックアップの対物レンズ駆動装置およびその製造方法 | |
JPH087315A (ja) | 光学ピックアップ | |
JP3172655B2 (ja) | ディスク記録再生装置のチルトセンサ保持構造 | |
JP3191424B2 (ja) | 光学ピックアップ装置及び光ディスクプレーヤ | |
JPH09306116A (ja) | ディスクプレーヤのピックアップの傾斜調整装置 | |
JP3984148B2 (ja) | 光学系駆動装置 | |
JP3247604B2 (ja) | 光ピックアップ装置 | |
JPH10269584A (ja) | 光ピックアップ装置 | |
KR200212484Y1 (ko) | 축방식 광픽업 액츄에이터의 틸트 조정구조 | |
JP3260628B2 (ja) | 光ピックアップ装置 | |
JPH11232678A (ja) | 光学式ピックアップ | |
JPH09293255A (ja) | 光ピックアップの対物レンズ駆動装置 | |
KR0181819B1 (ko) | 모터 구동방식 광픽업 구동장치 | |
JPH11306549A (ja) | 光ピックアップ装置 | |
JPH11110800A (ja) | 光学ピックアップ装置 | |
JP3749596B2 (ja) | 光ピックアップ装置 | |
JP3480073B2 (ja) | 二軸アクチュエータ | |
JP3670559B2 (ja) | 光ヘッド装置 | |
JP2832152B2 (ja) | 光ピックアップ装置 | |
JPH09180221A (ja) | 光ピックアップ | |
JPH0573938A (ja) | 対物レンズ駆動装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070713 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080713 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |