JP3199484B2 - アンチロックブレーキ装置 - Google Patents
アンチロックブレーキ装置Info
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Description
レーキ装置、特に通常路面走行における車両の高速走行
時における制動に対応できるようにしたアンチロックブ
レーキ装置に関する。
のロックを防止するようにしたアンチロックブレーキ装
置においては、検出した車輪速度に基づいて疑似車体速
度を求め、この疑似車体速度に対し所定の比率である目
標車輪速度を設定している。そして、検出車輪速度がこ
の目標車輪速度を下回ったときにホイールシリンダのブ
レーキ液圧の減圧を開始する減圧制御を行うようにして
いる(例えば、特開昭60−261767号参照)。
従来のアンチロックブレーキ装置にあっては、減圧制御
を開始する疑似車体速度に対する目標車輪速度の比率が
車両速度の大きさの如何を問わず一定、換言するとスリ
ップ率が常に一定となるように設定されていることか
ら、車両の走行速度の全領域に亘る制動動作において、
常には車両の安定的な挙動が得られないおそれがあると
いう問題があった。例えば、比較的低速時での制動に適
合するようにスリップ率を一定に設定すると、車両の高
速時制動においては車輪のスリップ量が大きくなるの
で、車両の安定性が損なわれるのである。
イヤと路面との間の摩擦係数μ(路面μという)が小さ
くなることから、路面μのピーク値に釣合うブレーキ液
圧(ロック液圧といい、これ以上のブレーキ液圧では車
輪がロック傾向になる)も低下することが挙げられる。
ロック液圧が低下すると、このロック液圧に対するブレ
ーキ液圧のオーバーシュート分が増え、車輪のスリップ
量が大となる。これを図5の特性図を参照しつつ説明す
るに、PW はホイールシリンダに加えられるブレーキ液
圧であり、aにおいて制動が開始されブレーキ液圧は増
圧される。Vは疑似車体速度、VW は車輪速度、VS1は
目標車輪速度、Sr1は疑似車体速度に対する車輪速度の
目標スリップ率である。ここで、実線は高速時であって
も目標スリップ率Sr1が低速時と同様に一定のまま設定
された場合を示している。
車輪速VW が低下するが、減圧を開始する目標車輪速度
VS1が疑似車体速度に対し一定の比率のままで設定され
ているので、高速時には目標車輪速度VS1が大きい。従
って、ブレーキ液圧PW がロック液圧PL を越えても増
圧が続けられ、bとcとの間にブレーキ液圧のオーバー
シュート分Aが生ずる。そして、車輪速VW が目標車輪
速度VS1に達したcにおいて減圧制御が開始されるが、
上述のオーバーシュート分Aの影響により車輪のスリッ
プ量Cが大きくなるのである。
期待されるが、上述の大きな車輪のスリップ量Cおよび
車輪の慣性の影響により、その回復が遅れブレーキ液圧
PWの過剰減圧Bが生じ、この過剰減圧が原因となり制
動力不足期間が長期間(d〜e)続くことにもなる。
し、通常路面走行における車両の全走行速度領域におけ
る制動に対し車両の安定的な挙動を得ることのできるア
ンチロックブレーキ装置を提供することにある。
に、本発明は車輪の車輪速度を検出する車輪速度検出手
段と、前記車輪速度検出手段により検出された車輪速度
に基づき疑似車体速度を求める疑似車体速度演算手段
と、前記疑似車体速度に所定の比率で対応し、ホイール
シリンダのブレーキ液圧の減圧を開始する減圧閾値を設
定する減圧閾値設定手段と、を備えたアンチロックブレ
ーキ装置であって、通常路面走行における減圧閾値の前
記疑似車体速度に対応する所定の比率を前記疑似車体速
度の特定の速度領域毎に異ならせるとともに、前記減圧
閾値は低速時の方が高速時よりも小さく設定されている
アンチロックブレーキ装置において、前記減圧閾値は、
更に中速時において、前記疑似車体速度に対応して所定
の比率で設定されている低速時の減圧閾値より小さく設
定されることを特徴とする。
液圧の減圧を開始する減圧閾値の疑似車体速度に対する
所定の比率が、車両の特定の速度領域毎に異なって設定
される。従って、車速に応じて車輪のスリップ量が適正
となるように制御することが可能となり、通常路面走行
における車両の全走行速度領域における制動に対し、常
に安定した車両挙動を得ることができる。
に説明する。
よび左前輪14の回転に応じてそれぞれ車輪速度パルス
を発生する車輪速度センサ12および16と、駆動車輪
である右後輪20および左後輪22の回転に応じてそれ
ぞれ車輪速度パルスを発生する車輪速度センサ24およ
び26とが設けられ、これ等各センサはマイクロコンピ
ュータを含むコントロールユニット(以下ECUと称
す)40に接続されている。また、図2に示すように、
各車輪にそれぞれ配設されたホイールシリンダ50と、
運転者がブレーキペダルを踏むことによってブレーキ液
圧を発生するマスタシリンダ52とは主液通路54でも
って連通されており、この主液通路54の途中に各ホイ
ールシリンダ50のブレーキ液圧を切換制御するアクチ
ュエータユニット60がそれぞれ介装されている。
イールシリンダ50の液圧の増減を切換え制御するため
の切換制御弁62と、ホイールシリンダ50の減圧時に
そのブレーキ液が貯えられるリザーバ64と、該リザー
バ64に貯えられたブレーキ液を主液通路54に戻すた
めのポンプ66とを備えている。
明する。
ローチャートに示す如く、まずイニシャライズ後、その
ステップS1で、各車輪速度センサ12,16,24,
26の出力に応じて右前輪10,左前輪14,右後輪2
0および左後輪22の各車輪速度が計算され、その最大
値に基づき疑似車体速度が算出される。
度の計算と車輪スリップ率の計算とが行われる。そし
て、ステップS3に進み、ホイールシリンダのブレーキ
液圧の減圧を開始する減圧閾値を、上述の疑似車体速度
に基づきテーブルルックアップにより求める。この減圧
閾値は、本実施例では図4に例示するように、疑似車体
速度に対し所定のスリップ率を与える速度値として与え
られる。すなわち、車速が10km/h付近では減圧閾
値は8.5km/hであり、このときのスリップ率は8
5%、車速が50km/h付近では11km/hであり
スリップ率は22%、同様に70km/h付近では17
%、170km/h付近では10%、200km/h付
近では8.5%という具合に車速が大きくなるに連れて
スリップ率が徐々に小さくなるように設定するのが好ま
しい。しかしながら、実車によるチューニングによる
と、図4に実線で示すように、車速70km/hから1
70km/hの範囲では、リニアな特性ではなくスリッ
プ率を一時的に小さくする(例えば、110km/h付
近および140km/h付近でスリップ率9%)方が良
好な結果が得られている。なお、図4において2点鎖線
はスリップ率が10%で一定の場合を示す。
車体速度が例えば70km/hのときには減圧閾値とし
て12km/hが選定され、このときの目標車輪スリッ
プ率が17%として求められることになる。
2で求めた車輪スリップ率とステップS3で求めた減圧
閾値による目標車輪スリップ率とが比較される。ここ
で、車輪スリップ率が目標値よりも大きいときには、ス
テップS6に進み、ブレーキ液圧減圧制御が行われる。
すなわち、ECU40からアクチュエータユニット60
の切換制御弁62へ切換信号が送られ、マスターシリン
ダ52と各ホイールシリンダ50とが遮断されると共
に、各ホイールシリンダ50とリザーバ64とが連通さ
れる。
率が目標値より小さいときには、ステップS5に進み、
ここでステップS2で求めた車輪加減速度が所定の保持
レベルより大きいか否かが判断される。所定の保持レベ
ルより大きければ、ホイールシリンダ50の液圧が不足
気味であるから、ステップS7に進みブレーキ液圧増圧
制御が行われる。この場合は、アクチュエータユニット
60の切換制御弁62が、マスターシリンダ52と各ホ
イールシリンダ50とが連通状態となるように駆動され
る。
が所定の保持レベルより小さいときには、ステップS8
に進み、ブレーキ液圧保持制御が行われる。この場合に
は、ホイールシリンダ50がマスターシリンダ52およ
びリザーバ64との連通をそれぞれ断つ位置に、切換制
御弁62が駆動される。
いずれかの制御が行われた後はステップS9に進み、こ
こで5ms時間調整されてステップS1に戻る。換言す
ると、上述の制御ルーチンが5ms毎に実行されている
ことになる。
を参照しつつさらに従来例と対比して説明する。
れており、実線示の従来の場合に対し減速制御を開始す
る減圧閾値として高速時の目標車輪速度VS2、目標スリ
ップ率Sr2が低速時に比べ小さく設定される。本例で
は、b′にて減圧が開始されロック液圧PL に対するブ
レーキ液圧のオーバーシュートが生ずることがなく、従
来に比べ車輪速度の回復時間が短縮されるので減圧−保
持−増圧の制御周期が短く、極めて滑らかに制御が行わ
れることが理解できる。従って、スリップ量の増大によ
る車両の不安定な挙動や、過剰減圧による制動力不足状
態が長時間発生するのを防止することができる。
によれば、ブレーキ液圧の減圧を開始する減圧閾値の疑
似車体速度に対する所定の比率が、車両の特定の速度領
域毎に異なって設定される。従って、車速に応じて車輪
のスリップ量が適正となるように制御することが可能と
なり、車両の全走行速度領域における制動に対し、常に
安定した車両挙動を得ることができる。
レーキ液圧の減圧による車輪速度の回復時間が短縮され
て、制動力不足期間が長時間持続することを防止でき
る。
は車体速度と車輪スリップ量に依存して決定されるの
で、車体速度に応じた車輪スリップ量を設定することに
より、常に車輪と路面間の摩擦係数をピーク値近傍に保
つことができる。
度領域において、安定した制動力を得ることができる。
ステム概要を示す説明図である。
である。
トである。
ある。
Claims (2)
- 【請求項1】 車輪の車輪速度を検出する車輪速度検出
手段と、前記車輪速度検出手段により検出された車輪速
度に基づき疑似車体速度を求める疑似車体速度演算手段
と、前記疑似車体速度に所定の比率で対応し、ホイール
シリンダのブレーキ液圧の減圧を開始する減圧閾値を設
定する減圧閾値設定手段と、を備えたアンチロックブレ
ーキ装置であって、通常路面走行における減圧閾値の前
記疑似車体速度に対応する所定の比率を前記疑似車体速
度の特定の速度領域毎に異ならせるとともに、前記減圧
閾値は低速時の方が高速時よりも小さく設定されている
アンチロックブレーキ装置において、前記減圧閾値は、
更に中速時において、前記疑似車体速度に対応して所定
の比率で設定されている低速時の減圧閾値より小さく設
定されることを特徴とするアンチロックブレーキ装置。 - 【請求項2】 前記中速時は少なくとも時速70km/hか
ら時速170km/hの範囲内の速度であることを特徴とす
る請求項1記載のアンチロックブレーキ装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25130592A JP3199484B2 (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | アンチロックブレーキ装置 |
DE4330076A DE4330076A1 (de) | 1992-09-07 | 1993-09-06 | Antiblockier-Regelungssystem |
US08/116,769 US5427441A (en) | 1992-09-07 | 1993-09-07 | Brake control system with wheel antilock function |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25130592A JP3199484B2 (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | アンチロックブレーキ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0699806A JPH0699806A (ja) | 1994-04-12 |
JP3199484B2 true JP3199484B2 (ja) | 2001-08-20 |
Family
ID=17220835
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25130592A Expired - Lifetime JP3199484B2 (ja) | 1992-09-07 | 1992-09-21 | アンチロックブレーキ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3199484B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100476188B1 (ko) * | 1997-06-16 | 2005-12-09 | 현대자동차주식회사 | 차량상태를고려한브레이크제어장치 |
-
1992
- 1992-09-21 JP JP25130592A patent/JP3199484B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0699806A (ja) | 1994-04-12 |
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