JP3185203B2 - 棒状化粧料繰り出し容器 - Google Patents
棒状化粧料繰り出し容器Info
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- JP3185203B2 JP3185203B2 JP10475795A JP10475795A JP3185203B2 JP 3185203 B2 JP3185203 B2 JP 3185203B2 JP 10475795 A JP10475795 A JP 10475795A JP 10475795 A JP10475795 A JP 10475795A JP 3185203 B2 JP3185203 B2 JP 3185203B2
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- Japan
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- guide
- holding
- holding cylinder
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-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A45—HAND OR TRAVELLING ARTICLES
- A45D—HAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
- A45D40/00—Casings or accessories specially adapted for storing or handling solid or pasty toiletry or cosmetic substances, e.g. shaving soaps or lipsticks
- A45D40/06—Casings wherein movement of the lipstick or like solid is a screwing movement
Landscapes
- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、口紅等の棒状化粧料を
上下摺動可能に収納する棒状化粧料繰り出し容器におい
て、棒状化粧料を保持した保持筒を軸線方向にガイド溝
が穿設されたガイド筒に装着する際の全く新規の装着手
段に関するものである。*
上下摺動可能に収納する棒状化粧料繰り出し容器におい
て、棒状化粧料を保持した保持筒を軸線方向にガイド溝
が穿設されたガイド筒に装着する際の全く新規の装着手
段に関するものである。*
【0002】
【従来の技術】従来より、口紅等の棒状化粧料を収納す
る容器は、螺旋繰り出し機構を設け、回転繰り出し操作
をする事により棒状化粧料を進退させていた。この螺旋
繰り出し機構は、棒状化粧料を収嵌保持し側壁に螺合片
を突設した保持筒と、この保持筒を上下摺動自在に内装
し側壁に保持筒の螺合片が貫通するガイド溝を軸線方向
に長く穿設したガイド筒と、このガイド筒の外周に回動
自在に保持され内側壁に保持筒の螺合片が螺合する螺旋
溝を螺設した螺旋筒とより構成されていた。この繰り出
し機構には、保持筒の上昇の上限及び下降の下限のため
ガイド溝及び螺旋溝の少なくとも一方の上端及び下端が
閉じている必要があった。
る容器は、螺旋繰り出し機構を設け、回転繰り出し操作
をする事により棒状化粧料を進退させていた。この螺旋
繰り出し機構は、棒状化粧料を収嵌保持し側壁に螺合片
を突設した保持筒と、この保持筒を上下摺動自在に内装
し側壁に保持筒の螺合片が貫通するガイド溝を軸線方向
に長く穿設したガイド筒と、このガイド筒の外周に回動
自在に保持され内側壁に保持筒の螺合片が螺合する螺旋
溝を螺設した螺旋筒とより構成されていた。この繰り出
し機構には、保持筒の上昇の上限及び下降の下限のため
ガイド溝及び螺旋溝の少なくとも一方の上端及び下端が
閉じている必要があった。
【0003】しかし、保持筒より突出した螺合片は、ガ
イド溝を貫通して螺旋溝に螺合する必要があるため、保
持筒をガイド筒内に装着する際、実開昭58−1041
18号公報、実開平4−112310号公報等のように
ガイド筒の上端を切り欠いてガイド筒の上端を拡開可能
にしたり、実開昭56−88411号公報等のようにガ
イド筒の下端までガイド溝を穿設し保持筒装着後にガイ
ド溝の下端を閉鎖したり、実開平3−49711号公報
等のように、保持筒の側壁にスリットを設けて弾性を有
する部位を構成しこの部位に螺合片を突設して螺合片が
内方向にたわむよう構成したり、実開平3−88412
号公報等のように、保持筒と螺合片を別パーツにして保
持筒をガイド筒に装着後ガイド溝を通して螺合片を保持
筒に装着したりする構成等、数多くの手段が提案されて
いる。
イド溝を貫通して螺旋溝に螺合する必要があるため、保
持筒をガイド筒内に装着する際、実開昭58−1041
18号公報、実開平4−112310号公報等のように
ガイド筒の上端を切り欠いてガイド筒の上端を拡開可能
にしたり、実開昭56−88411号公報等のようにガ
イド筒の下端までガイド溝を穿設し保持筒装着後にガイ
ド溝の下端を閉鎖したり、実開平3−49711号公報
等のように、保持筒の側壁にスリットを設けて弾性を有
する部位を構成しこの部位に螺合片を突設して螺合片が
内方向にたわむよう構成したり、実開平3−88412
号公報等のように、保持筒と螺合片を別パーツにして保
持筒をガイド筒に装着後ガイド溝を通して螺合片を保持
筒に装着したりする構成等、数多くの手段が提案されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このうちガイド筒上端
に切り欠きを設けてガイド筒上端を拡開可能とした構成
は、ガイド筒の上端を変形させて保持筒の螺合片を無理
にガイド溝に突入させるため、螺合片およびガイド筒上
端に無理な力が加わり、螺合片若しくはガイド筒が破損
してしまう危険性があった。また、棒状化粧料容器を落
下させてしまった場合等、容器の横方向から衝撃が加わ
った場合、保持筒に下端が保持された棒状化粧料の先端
が振れ、ガイド筒の内壁に触れてしまった。この場合、
ガイド筒の先端に切り欠きがあるとその跡が棒状化粧料
に残ってしまい、商品価値をなくしてしまった。また、
ガイド筒に保持筒を装着する際には、ガイド筒の上端を
広げながら保持筒をこじるようにして螺合片をガイド溝
内に突入させる必要があるため、どうしても人手で行う
必要があり、組み立ての自動化のネック工程となってい
た。
に切り欠きを設けてガイド筒上端を拡開可能とした構成
は、ガイド筒の上端を変形させて保持筒の螺合片を無理
にガイド溝に突入させるため、螺合片およびガイド筒上
端に無理な力が加わり、螺合片若しくはガイド筒が破損
してしまう危険性があった。また、棒状化粧料容器を落
下させてしまった場合等、容器の横方向から衝撃が加わ
った場合、保持筒に下端が保持された棒状化粧料の先端
が振れ、ガイド筒の内壁に触れてしまった。この場合、
ガイド筒の先端に切り欠きがあるとその跡が棒状化粧料
に残ってしまい、商品価値をなくしてしまった。また、
ガイド筒に保持筒を装着する際には、ガイド筒の上端を
広げながら保持筒をこじるようにして螺合片をガイド溝
内に突入させる必要があるため、どうしても人手で行う
必要があり、組み立ての自動化のネック工程となってい
た。
【0005】また、ガイド溝の下端をガイド筒の下端に
開放した構成は、ガイド溝の下端を閉鎖する機構が別に
必要となっていた。同様に、保持筒の螺合片を内方向に
たわむようにした構成は、保持筒を装着後、螺合片が内
方向にたわむのを阻止する機構が必要であった。保持筒
と螺合片を別パーツとした構成は、保持筒に螺合片を装
着する際、ガイド筒内で保持筒の位置出しをする機構が
必要であった。いずれの場合も生産性を阻害したり、パ
ーツ数が増えてコストアップの要因となったりしてい
た。
開放した構成は、ガイド溝の下端を閉鎖する機構が別に
必要となっていた。同様に、保持筒の螺合片を内方向に
たわむようにした構成は、保持筒を装着後、螺合片が内
方向にたわむのを阻止する機構が必要であった。保持筒
と螺合片を別パーツとした構成は、保持筒に螺合片を装
着する際、ガイド筒内で保持筒の位置出しをする機構が
必要であった。いずれの場合も生産性を阻害したり、パ
ーツ数が増えてコストアップの要因となったりしてい
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】棒状化粧料4の下端を保
持し、側壁に螺合片2を突設した保持筒1と、該保持筒
1を上下摺動自在に内装し、側壁に前記保持筒1の螺合
片2が貫通するガイド溝7を軸線方向に長く穿設したガ
イド筒6と、該ガイド筒6の外周に回動自在に保持さ
れ、内側壁に前記保持筒1の螺合片2が螺合する螺旋溝
が螺設された筒体とが主な要素となる構成において、前
記ガイド筒6のガイド溝7を、両端が閉じて且つガイド
溝7を広げる事によって保持筒1をガイド筒6内に挿入
可能となる幅で穿設する。前記保持筒1の側壁には、ガ
イド溝7の幅に対応し、ガイド溝7に係合して保持筒1
を回動不能に上下摺動自在に案内する回動防止片5を突
設し、この回動防止片5には、螺旋筒9の螺旋溝に螺合
する螺合部材を設ける。本発明は以上構成の棒状化粧料
繰り出し容器である。
持し、側壁に螺合片2を突設した保持筒1と、該保持筒
1を上下摺動自在に内装し、側壁に前記保持筒1の螺合
片2が貫通するガイド溝7を軸線方向に長く穿設したガ
イド筒6と、該ガイド筒6の外周に回動自在に保持さ
れ、内側壁に前記保持筒1の螺合片2が螺合する螺旋溝
が螺設された筒体とが主な要素となる構成において、前
記ガイド筒6のガイド溝7を、両端が閉じて且つガイド
溝7を広げる事によって保持筒1をガイド筒6内に挿入
可能となる幅で穿設する。前記保持筒1の側壁には、ガ
イド溝7の幅に対応し、ガイド溝7に係合して保持筒1
を回動不能に上下摺動自在に案内する回動防止片5を突
設し、この回動防止片5には、螺旋筒9の螺旋溝に螺合
する螺合部材を設ける。本発明は以上構成の棒状化粧料
繰り出し容器である。
【0007】
【作用】ガイド筒6と螺旋溝が螺設された筒体を相対回
転すると、螺合作用により保持筒1が昇降動し、棒状化
粧料4が繰り出される。また、容器を組み立てる場合、
ガイド筒6のガイド溝7に保持筒1を横方向より押しつ
けると、ガイド筒6が変形しガイド溝7より保持筒1が
ガイド筒6内に装着される。そしてガイド筒6に筒体を
保持させ、保持筒1の螺合部材を螺旋溝に螺合させれば
よい。その結果、ガイド筒6は筒体を保持する事によっ
て変形不能となり、ガイド筒6より保持筒1が脱落して
しまう様なことはない。
転すると、螺合作用により保持筒1が昇降動し、棒状化
粧料4が繰り出される。また、容器を組み立てる場合、
ガイド筒6のガイド溝7に保持筒1を横方向より押しつ
けると、ガイド筒6が変形しガイド溝7より保持筒1が
ガイド筒6内に装着される。そしてガイド筒6に筒体を
保持させ、保持筒1の螺合部材を螺旋溝に螺合させれば
よい。その結果、ガイド筒6は筒体を保持する事によっ
て変形不能となり、ガイド筒6より保持筒1が脱落して
しまう様なことはない。
【0008】
【実施例】まず、本発明実施例として、保持筒1の螺合
片2が螺合する螺旋溝3が1条ないし2条螺設された構
成について説明する。口紅等の棒状化粧料4の下端を保
持した保持筒1は、側壁に回動防止片5を突設してい
る。この回動防止片5は、保持筒1の外周の半分以下の
範囲で突出しており、この回動防止片5よりはピン状の
螺合片2が突出している。
片2が螺合する螺旋溝3が1条ないし2条螺設された構
成について説明する。口紅等の棒状化粧料4の下端を保
持した保持筒1は、側壁に回動防止片5を突設してい
る。この回動防止片5は、保持筒1の外周の半分以下の
範囲で突出しており、この回動防止片5よりはピン状の
螺合片2が突出している。
【0009】この保持筒1は、ガイド筒6内に上下摺動
自在に内装されている。このガイド筒6の側壁には、前
記保持筒1の回動防止片5の幅に対応した幅のガイド溝
7が軸線方向に長く穿設されている。その結果、保持筒
1の回動防止片5がガイド筒6のガイド溝7に係合し、
保持筒1をガイド筒6内で回動不能に上下摺動自在に案
内している。このガイド溝7の上端及び下端は閉鎖され
ており、回動防止片5が当接して保持筒1の上死点およ
び下死点となっている。このガイド溝7の上端及び下端
には、保持筒1の回動防止片5の高さに対応した水平部
8が設けられており、回動防止片5が突入して保持筒1
の上死点及び下死点のロックになっている。なお回動防
止片5の高さは、ガイド筒6の肉厚と同じかわずかに低
くなっており、ガイド溝7に係合した際、回動防止片5
がガイド筒6の側壁よりも突出しないようになってい
る。
自在に内装されている。このガイド筒6の側壁には、前
記保持筒1の回動防止片5の幅に対応した幅のガイド溝
7が軸線方向に長く穿設されている。その結果、保持筒
1の回動防止片5がガイド筒6のガイド溝7に係合し、
保持筒1をガイド筒6内で回動不能に上下摺動自在に案
内している。このガイド溝7の上端及び下端は閉鎖され
ており、回動防止片5が当接して保持筒1の上死点およ
び下死点となっている。このガイド溝7の上端及び下端
には、保持筒1の回動防止片5の高さに対応した水平部
8が設けられており、回動防止片5が突入して保持筒1
の上死点及び下死点のロックになっている。なお回動防
止片5の高さは、ガイド筒6の肉厚と同じかわずかに低
くなっており、ガイド溝7に係合した際、回動防止片5
がガイド筒6の側壁よりも突出しないようになってい
る。
【0010】この保持筒1をガイド筒6に装着する際に
は、ガイド溝7に保持筒1を当てて横方向より押しつけ
れば、ガイド溝7の縁部が保持筒1の外周の曲面に当接
しているため、保持筒1によってガイド溝7が押し広げ
られ、保持筒1をガイド筒6内に突入させる事ができ
る。保持筒1の装着後は、ガイド筒6の自身の弾性によ
って復元し保持筒1が脱落しないようになっている。
は、ガイド溝7に保持筒1を当てて横方向より押しつけ
れば、ガイド溝7の縁部が保持筒1の外周の曲面に当接
しているため、保持筒1によってガイド溝7が押し広げ
られ、保持筒1をガイド筒6内に突入させる事ができ
る。保持筒1の装着後は、ガイド筒6の自身の弾性によ
って復元し保持筒1が脱落しないようになっている。
【0011】このガイド筒6の外周には、螺旋筒9を回
動自在に脱落不能に保持している。この螺旋筒9の内側
壁には、保持筒1の螺合片2が螺合する螺旋溝3が螺設
されている。その結果、ガイド筒6と螺旋筒9を相対回
転させると、螺合作用により保持筒1が昇降動するよう
になっている。また、この螺旋筒9によってガイド筒6
の変形が抑えられ、保持筒1のがたつきを防止してい
る。
動自在に脱落不能に保持している。この螺旋筒9の内側
壁には、保持筒1の螺合片2が螺合する螺旋溝3が螺設
されている。その結果、ガイド筒6と螺旋筒9を相対回
転させると、螺合作用により保持筒1が昇降動するよう
になっている。また、この螺旋筒9によってガイド筒6
の変形が抑えられ、保持筒1のがたつきを防止してい
る。
【0012】この螺旋筒9は、スリーブ10の内壁に止
着されている。また、ガイド筒6の下端は、外筒11内
に止着されている。この外筒11の上端には、キャップ
12が抜脱可能に嵌合する嵌合部13を設けている。
着されている。また、ガイド筒6の下端は、外筒11内
に止着されている。この外筒11の上端には、キャップ
12が抜脱可能に嵌合する嵌合部13を設けている。
【0013】次に本発明第2実施例として、保持筒1の
螺合部15が螺合する、内壁全周に浅く細かい溝を無数
に且つ螺旋状に螺設したローレット螺旋溝14を利用し
た構成について説明する。口紅等の棒状化粧料4の下端
を保持した保持筒1は、側壁に回動防止片5を突設して
いる。この回動防止片5は、保持筒1の外周の半分以下
の範囲に突出している。
螺合部15が螺合する、内壁全周に浅く細かい溝を無数
に且つ螺旋状に螺設したローレット螺旋溝14を利用し
た構成について説明する。口紅等の棒状化粧料4の下端
を保持した保持筒1は、側壁に回動防止片5を突設して
いる。この回動防止片5は、保持筒1の外周の半分以下
の範囲に突出している。
【0014】この保持筒1は、ガイド筒6内に上下摺動
自在に内装されている。このガイド筒6の側壁には、前
記保持筒1の回動防止片5の幅に対応した幅のガイド溝
7が軸線方向に長く穿設されている。その結果、保持筒
1の回動防止片5がガイド筒6のガイド溝7に係合し、
保持筒1をガイド筒6内で回動不能に上下摺動自在に案
内している。このガイド溝7の上端及び下端は閉鎖され
ており、回動防止片5が当接して保持筒1の上死点およ
び下死点となっている。このガイド溝7の上端及び下端
には、保持筒1の回動防止片5の高さに対応した水平部
8が設けられており、回動防止片5が突入して保持筒1
の上死点及び下死点のロックになっている。なお、この
回動防止片5の先端は、ガイド筒6の側壁よりも外部に
突出している。
自在に内装されている。このガイド筒6の側壁には、前
記保持筒1の回動防止片5の幅に対応した幅のガイド溝
7が軸線方向に長く穿設されている。その結果、保持筒
1の回動防止片5がガイド筒6のガイド溝7に係合し、
保持筒1をガイド筒6内で回動不能に上下摺動自在に案
内している。このガイド溝7の上端及び下端は閉鎖され
ており、回動防止片5が当接して保持筒1の上死点およ
び下死点となっている。このガイド溝7の上端及び下端
には、保持筒1の回動防止片5の高さに対応した水平部
8が設けられており、回動防止片5が突入して保持筒1
の上死点及び下死点のロックになっている。なお、この
回動防止片5の先端は、ガイド筒6の側壁よりも外部に
突出している。
【0015】この保持筒1をガイド筒6に装着する際に
は、ガイド溝7に保持筒1を当てて横方向より押しつけ
れば、ガイド溝7の縁部が保持筒1の外周の曲面に当接
しているため、保持筒1によってガイド溝7が押し広げ
られ、保持筒1をガイド筒6内に突入させる事ができ
る。保持筒1の装着後は、ガイド筒6の自身の弾性によ
って復元し保持筒1が脱落しないようになっている。
は、ガイド溝7に保持筒1を当てて横方向より押しつけ
れば、ガイド溝7の縁部が保持筒1の外周の曲面に当接
しているため、保持筒1によってガイド溝7が押し広げ
られ、保持筒1をガイド筒6内に突入させる事ができ
る。保持筒1の装着後は、ガイド筒6の自身の弾性によ
って復元し保持筒1が脱落しないようになっている。
【0016】このガイド筒6の外周には、スリーブ10
を回動自在に脱落不能に保持している。このスリーブ1
0の内側壁全周には、浅く細かい溝を無数に且つ螺旋状
に螺設したローレット螺旋溝14が設けられている。そ
して、ガイド筒6の側壁より突出した保持筒1の回動防
止片5の先端面には、スリーブ10の隣り合った複数の
ローレット螺旋溝14に螺合する螺合部15が設けられ
ている。その結果、ガイド筒6とスリーブ10を相対回
転させると、螺合作用により保持筒1が昇降動するよう
になっている。また、このスリーブ10によってガイド
筒6の変形が抑えられ、保持筒1のがたつきを防止して
いる。
を回動自在に脱落不能に保持している。このスリーブ1
0の内側壁全周には、浅く細かい溝を無数に且つ螺旋状
に螺設したローレット螺旋溝14が設けられている。そ
して、ガイド筒6の側壁より突出した保持筒1の回動防
止片5の先端面には、スリーブ10の隣り合った複数の
ローレット螺旋溝14に螺合する螺合部15が設けられ
ている。その結果、ガイド筒6とスリーブ10を相対回
転させると、螺合作用により保持筒1が昇降動するよう
になっている。また、このスリーブ10によってガイド
筒6の変形が抑えられ、保持筒1のがたつきを防止して
いる。
【0017】また、ガイド筒6の下端は、外筒11内に
止着されている。この外筒11の上端には、キャップ1
2が抜脱可能に嵌合する嵌合部13を設けている。
止着されている。この外筒11の上端には、キャップ1
2が抜脱可能に嵌合する嵌合部13を設けている。
【0018】
【発明の効果】本発明は以上のように、ガイド筒6のガ
イド溝7を保持筒1の直径よりもわずかに小径程度の幅
広に穿設したため、保持筒1を横方向から挿入する事が
できるようになっている。しかも、挿入する際には保持
筒1の曲面がガイド溝7の縁部に当接した状態でおし込
まれるため、ガイド筒6の縁部が広げられ、保持筒1が
内部に侵入するようになっている。しかも、ガイド筒6
の外周に螺旋溝3を螺設した筒体を回動自在に保持させ
ることにより、保持筒1の脱落、ガイド筒6の変形は完
全に防止されており、従来構成の棒状化粧料繰り出し容
器と機能的には全く変わりのないものとなっている。
イド溝7を保持筒1の直径よりもわずかに小径程度の幅
広に穿設したため、保持筒1を横方向から挿入する事が
できるようになっている。しかも、挿入する際には保持
筒1の曲面がガイド溝7の縁部に当接した状態でおし込
まれるため、ガイド筒6の縁部が広げられ、保持筒1が
内部に侵入するようになっている。しかも、ガイド筒6
の外周に螺旋溝3を螺設した筒体を回動自在に保持させ
ることにより、保持筒1の脱落、ガイド筒6の変形は完
全に防止されており、従来構成の棒状化粧料繰り出し容
器と機能的には全く変わりのないものとなっている。
【0019】しかも、ガイド溝7の上端は閉じているた
め、ガイド筒6の上端は全くのパイプ状となっており、
容器に横方向から衝撃が加わり、棒状化粧料4の先端が
ガイド筒6の内壁に当接したとしても、棒状化粧料4の
側面に当接した痕跡は残りにくく、商品価値を失う可能
性は少なくなっている。また、保持筒1はガイド筒6に
横方向から押しつけることによりガイド筒6が変形して
装着され、特にこじるような特殊な操作は必要ないた
め、装着工程の自動化が可能である。しかも実施例2で
説明したローレット螺旋溝14を利用した構成は、螺合
片2と螺旋溝3の位置合わせをする必要がないため、ス
リーブ10装着工程も簡素化できる。
め、ガイド筒6の上端は全くのパイプ状となっており、
容器に横方向から衝撃が加わり、棒状化粧料4の先端が
ガイド筒6の内壁に当接したとしても、棒状化粧料4の
側面に当接した痕跡は残りにくく、商品価値を失う可能
性は少なくなっている。また、保持筒1はガイド筒6に
横方向から押しつけることによりガイド筒6が変形して
装着され、特にこじるような特殊な操作は必要ないた
め、装着工程の自動化が可能である。しかも実施例2で
説明したローレット螺旋溝14を利用した構成は、螺合
片2と螺旋溝3の位置合わせをする必要がないため、ス
リーブ10装着工程も簡素化できる。
【0020】本発明は以上のように、従来の棒状化粧料
繰り出し容器と同じ機能を維持しながら、組み立てが簡
素化され、自動化にも対応できるようになっており、生
産性が向上し、生産コストを低減させる事ができる。
繰り出し容器と同じ機能を維持しながら、組み立てが簡
素化され、自動化にも対応できるようになっており、生
産性が向上し、生産コストを低減させる事ができる。
【図1】本発明実施例1の正面断面図。
【図2】図1におけるA−A'断面図。
【図3】ガイド筒の正面図。
【図4】ガイド筒に保持筒を装着する際の断面図。
【図5】本発明実施例2の正面断面図。
【図6】スリーブの部分断面斜視図。
1 保持筒 2 螺合片 3 螺旋溝 4 棒状化粧料 5 回動防止片 6 ガイド筒 7 ガイド溝 9 螺旋筒 10 スリーブ 14 ローレット螺旋溝 15 螺合部
Claims (2)
- 【請求項1】 棒状化粧料4の下端を保持し、側壁に螺
合片2を突設した保持筒1と、該保持筒1を上下摺動自
在に内装し、側壁に前記保持筒1の螺合片2が貫通する
ガイド溝7を軸線方向に長く穿設したガイド筒6と、該
ガイド筒6の外周に回動自在に保持され、内側壁に前記
保持筒1の螺合片2が螺合する螺旋溝3を螺設した螺旋
筒9とが主な要素となる構成において、 前記ガイド筒6のガイド溝7を、両端が閉じて且つ保持
筒1の外径よりもわずかに狭い幅で、ガイド筒6が変形
する事によって保持筒1をガイド筒6内に挿入可能とな
る幅で穿設し、前記保持筒1の側壁にはガイド溝7の幅
に対応し、ガイド溝7に係合して保持筒1を回動不能に
上下摺動自在に案内する回動防止片5を突設し、該回動
防止片5より螺旋筒9の螺旋溝3に螺合する螺合片2を
突設した事を特長とする棒状化粧料繰り出し容器。 - 【請求項2】 棒状化粧料4の下端を保持し、側壁に螺
合片2を突設した保持筒1と、該保持筒1を上下摺動自
在に内装し、側壁に前記保持筒1の螺合片2が貫通する
ガイド溝7を軸線方向に長く穿設したガイド筒6と、該
ガイド筒6の外周に回動自在に保持され、内側壁全周に
浅く細かい溝を無数に且つ螺旋状に螺設したローレット
螺旋溝14を設けたスリーブ10とが主な要素となる構
成において、 前記ガイド筒6のガイド溝7を、両端が閉じて且つ保持
筒1の外径よりもわずかに狭い幅で、ガイド筒6が変形
する事によって保持筒1をガイド筒6内に挿入可能とな
る幅で穿設し、前記保持筒1の側壁にはガイド溝7の幅
に対応し、ガイド溝7に係合して保持筒1を回動不能に
上下摺動自在に案内する回動防止片5を突設し、該回動
防止片5の先端面には前記スリーブ10のローレット螺
旋溝14の複数の溝に螺合する螺合部15を設けた事を
特長とする棒状化粧料繰り出し容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10475795A JP3185203B2 (ja) | 1995-04-05 | 1995-04-05 | 棒状化粧料繰り出し容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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