JP3185064U - 輸液ポンプ - Google Patents
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Abstract
【課題】装着された20滴/ml輸液セットと60滴/ml輸液セットを自動判別し、操作者の設定ミスを防ぐ輸液ポンプを提供する。
【解決手段】20滴/ml輸液セット10と60滴/ml輸液セット11に取り付けられている点滴筒内の点滴口(ノズル)の径がそれぞれ異なる事から、点滴筒外周に点滴口13,14を挟んで対向する位置に発光素子23と受光素子24を取り付け、発光素子の光が点滴筒内の点滴口により遮光される状態を受光素子が測定することで2種類の輸液セットの判別を可能とした。
【選択図】図3
【解決手段】20滴/ml輸液セット10と60滴/ml輸液セット11に取り付けられている点滴筒内の点滴口(ノズル)の径がそれぞれ異なる事から、点滴筒外周に点滴口13,14を挟んで対向する位置に発光素子23と受光素子24を取り付け、発光素子の光が点滴筒内の点滴口により遮光される状態を受光素子が測定することで2種類の輸液セットの判別を可能とした。
【選択図】図3
Description
本考案は、使用する輸液セットの種類を自動判別できる機能を有した、輸液ポンプに関するものである。
輸液ポンプは、薬液等を正確に持続輸液できる装置として、医療分野で広く使用されている。その際輸液ポンプに取り付けられる輸液セットは、滅菌されたディスポーザブル品であり、輸液セットの入口部分には流量を目視確認できる様に点滴筒が設けられている。輸液ポンプの流量制御方法は主に2種類有り、その一つの点滴数制御型輸液ポンプは、この点滴筒を落下(滴落)する単位時間当たりの点滴数を測定しポンプの速度をフィードバック制御している。もうひとつの制御方法として容量制御型輸液ポンプがあり、輸液セットの特性に合わせポンプの速度を一定に維持し流量制御している。
輸液ポンプに使用される輸液セットは、20滴/mLの点滴筒を備えた一般輸液用の輸液セットと、60滴/mLの点滴筒を備えた精密輸液用輸液セットの2種類が用意されている。20滴/mLの点滴筒には1mL当たり20滴が滴落するような点滴口(ノズル)が備えられ、60滴/mLの点滴筒には1mL当たり60滴が滴落するような点滴口(ノズル)が備えられている。このように点滴セットは2種類あり、よって同じ流量でも時間あたりの点滴数には差が発生する。
点滴数制御型輸液ポンプの場合、単位時間当たりの滴数を制御するため、20滴/mLの輸液セットを使用するか60滴/mLの輸液セットを使用するか決めることは重要な流量の設定条件となる。
また、容量制御型輸液ポンプの場合でも、流量の安全性を確認するため点滴数を測定しているものがあり、その場合は輸液セットの選定が必要となる。このように2種類のどちらの輸液セットを使用するか輸液ポンプに設定する事は、正しい流量を確保するうえで重要な事項である。
しかし、現在の輸液ポンプでは、この輸液セットの種類を使用者が輸液ポンプに設定する以外方法がなく、輸液ポンプが自動判断する機能は持ち合わせていない。このため輸液セットの誤設定による流量異常や誤警報の発生があり、医療過誤の原因となるケースがある。
このような誤設定を無くすため輸液ポンプには、輸液中の点滴数を数え、それぞれの輸液セットで想定される数値から外れる場合に警報を発生させ区別する機能がついているものがある。しかし、輸液する薬液によっては薬液の表面活性により滴の容量が変わり、結果として点滴数が変化してしまい、想定外の滴数に達する薬液もある。最近多く使用される抗がん剤などはその性質を持ち合わせているため、正常な設定にもかかわらず警報が発生するなどして、想定外から外れて警報出す機能が使用に対し障害となる場合がある。
特許文献1では、輸液されている点滴の大きさをイメージセンサで測定し滴容量を計算しているため、20滴/mLと60滴/mLの点滴筒を区別する必要はない。しかし、輸液開始後の判別となることやシステムが複雑である点に問題が残る。
解決しようとする問題点は、輸液ポンプに取り付けられている輸液セットの種類(20滴/mL輸液セット 及び 60滴/mL輸液セット)と、使用者が輸液ポンプに設定した輸液セットの種類を誤り、流量異常や誤警報の発生を起こす点である。
本考案は、2種類の20滴/mL輸液セットと60滴/mL輸液セットの点滴筒内の点滴口(ノズル)に着目し、その点滴口(ノズル)の径が異なる事から2種類の点滴セットを見分けるセンサを持つ輸液ポンプである事を最も主要な特徴とする。
本考案により輸液ポンプに輸液セットを装着した時点で、輸液ポンプが自動で輸液セットを判別するため、その後の使用者による設定が不要になる。または、使用者が設定する機能を残した場合、使用者の設定値と輸液ポンプが判別した輸液セットとでダブルチェック可能となる。このことで輸液セットの設定ミスによる医療過誤をなくすことができる。
点滴筒12の高さ15の位置に対向する発光素子23と受光素子24を配置し、発光素子23から放射される光が点滴口(ノズル)により遮光される状態を受光素子24で検知し、2種類の点滴口(ノズル)を区別し輸液セットの判別する事が可能となった。
点滴筒の形状は図3のように20滴/mL輸液セット10と60滴/mL輸液セット11では異なり、20滴/mLの点滴口(ノズル)13外径は約φ4mm、60滴/mLの点滴口(ノズル)14外形は約φ1mmである。
図3点滴筒の20滴/mL点滴口及び60滴/mL点滴口を通る高さ15に発光素子23と受光素子24を対向する位置で配置し、受光素子24は図4のように点滴口断面に対し水平位置に3個28、29、30配置する。
受光素子29は60滴/mL点滴口に光軸21が遮られる位置29に配置し、受光素子28、30は20滴/mL点滴口のみで光軸20、22が遮られる位置に配置する。
この配置(図4)にすることで、点滴筒が取り付けていないときは全ての受光素子28、29、30に発光素子の光20、21、22が届き、60滴/mLの点滴筒が取り付けられている場合は28、30の受光素子に光が届く。20滴/mLの点滴筒が取り付けられている場合は28、29、30の受光素子全てが遮光され光が届かない。よってそれぞれの場合で図5の受光素子出力電圧に分別される。
分別は表1となり輸液セットの種類が判別できる。
輸液ポンプの制御を図1で説明する。点滴口受光部41で受光された電圧は、輸液セット検知部・滴落検知部43に入り輸液セットの判別を行う。判別された信号は、設定値入力部・制御部44で操作者によって設定45された輸液セットと比較し、双方が一致した場合その輸液セットに適したモータ駆動信号をモータ駆動部46に与え、モータ47を駆動し装液部48を動作させる。
また、滴落受光部42で受光した信号は、輸液セット検知部・滴落検知部43で滴落としての判定・計測し、設定値入力部・制御部44で判別された輸液セットの値と比較し、時間あたりの点滴数が想定外となった場合、警報発生部49で警報を発生させポンプを停止させる。
図6の実施例は、発光素子と受光素子数を入れ替えた場合であり、実施例1と同様に光軸を点滴口(ノズル)が遮光することにより、20滴/mL点滴セットと60滴/mL点滴セット装着時の受光素子出力電圧の違いにより判定できる。
図7の実施例は、点滴口(ノズル)が遮光する光量を利用し受光側素子の出力電圧により20滴/mL輸液セットと60/mL輸液セットを判別する方法である。
輸液ポンプが、使用する輸液セットの種類20滴/mLと60滴/mLを自動で判別できる機能を有した場合、使用者による設定ミスを輸液開始前に発見し警告を与え、安全な輸液を患者に提供可能となる。
1 輸液セット判別センサ
2 輸液セット(点滴筒)
3 輸液ポンプ
4 表示部
5 設定値入力部
10 20滴/mL輸液セット
11 60滴/mL輸液セット
12 点滴筒
13 20滴/mL点滴口(ノズル)
14 60滴/mL点滴口(ノズル)
15 発光・受光素子取り付け高さ
20 光軸(20滴/mL点滴口検知用1)
21 光軸(60滴/mL点滴口検知用)
22 光軸(20滴/mL点滴口検知用2)
23 発光素子
24 受光素子
25 20滴/mL点滴口
26 60滴/mL点滴口
27 点滴筒
28、29、30 受光素子
40 発光部
41 点滴口受光部
42 滴落受光部
43 輸液セット検知部・滴落検知部
44 設定値入力部・制御部
45 ポンプ各設定項目入力
46 モータ駆動部
47 モータ
48 装液部
49 警報発生部
2 輸液セット(点滴筒)
3 輸液ポンプ
4 表示部
5 設定値入力部
10 20滴/mL輸液セット
11 60滴/mL輸液セット
12 点滴筒
13 20滴/mL点滴口(ノズル)
14 60滴/mL点滴口(ノズル)
15 発光・受光素子取り付け高さ
20 光軸(20滴/mL点滴口検知用1)
21 光軸(60滴/mL点滴口検知用)
22 光軸(20滴/mL点滴口検知用2)
23 発光素子
24 受光素子
25 20滴/mL点滴口
26 60滴/mL点滴口
27 点滴筒
28、29、30 受光素子
40 発光部
41 点滴口受光部
42 滴落受光部
43 輸液セット検知部・滴落検知部
44 設定値入力部・制御部
45 ポンプ各設定項目入力
46 モータ駆動部
47 モータ
48 装液部
49 警報発生部
Claims (2)
- 20滴/mL輸液セットと60滴/輸液セットのどちらが取り付けられたかを判断できる機能持ち、その機能により輸液セットの設定を不要にする/または使用者の設定した輸液セットと比較する機能を持つ事を特徴とする輸液ポンプ。
- 20滴/mL輸液セットと60滴/輸液セットのどちらが取り付けられたかを判断できる機能は、点滴筒内の点滴口の径を光の遮光度合いを測定することで実現した輸液ポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013002108U JP3185064U (ja) | 2013-04-12 | 2013-04-12 | 輸液ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013002108U JP3185064U (ja) | 2013-04-12 | 2013-04-12 | 輸液ポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3185064U true JP3185064U (ja) | 2013-08-01 |
Family
ID=50428872
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013002108U Expired - Fee Related JP3185064U (ja) | 2013-04-12 | 2013-04-12 | 輸液ポンプ |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3185064U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017069246A1 (ja) * | 2015-10-21 | 2017-04-27 | 株式会社アイム | 輸液注入システム |
JPWO2017043437A1 (ja) * | 2015-09-11 | 2018-04-19 | 株式会社村田製作所 | 点滴装置 |
-
2013
- 2013-04-12 JP JP2013002108U patent/JP3185064U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPWO2017043437A1 (ja) * | 2015-09-11 | 2018-04-19 | 株式会社村田製作所 | 点滴装置 |
WO2017069246A1 (ja) * | 2015-10-21 | 2017-04-27 | 株式会社アイム | 輸液注入システム |
JPWO2017069246A1 (ja) * | 2015-10-21 | 2018-07-12 | 株式会社アイム | 輸液注入システム |
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