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JP3177715U - 速断形ヒューズ - Google Patents

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JP3177715U
JP3177715U JP2012003470U JP2012003470U JP3177715U JP 3177715 U JP3177715 U JP 3177715U JP 2012003470 U JP2012003470 U JP 2012003470U JP 2012003470 U JP2012003470 U JP 2012003470U JP 3177715 U JP3177715 U JP 3177715U
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JP2012003470U
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Inventor
紀男 長内
Original Assignee
株式会社アサヒ電機製作所
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Abstract

【課題】固定用取付け溝を施した薄板可溶体を直接耐熱性絶縁材の支持板と機械加工にて接続一体固定した可溶素子体を用いることにより機械的ストレスの発生する環境下でも高寿命を保持できる速断形ヒューズを提供する。
【解決手段】全長Lmm、幅1/2Lmmの長方形の薄板からなり、中央部にR付き極小狭隘部と、さらに全長Lmm方向の両端にU字形状の切欠部を有する良導体金属の形抜可溶体3を、全長Lmm、幅1/2Lmmでその両端に小穴を有する耐熱性絶縁材からなる支持板7で、表裏からサンドイッチ状に挟む。さらに、この支持板7の両端の小穴にはと目8を挿通させ潰し固定することで直接可溶体と一体接合した可溶素子体を形成し、この可溶素子体を両刃形端子間にはんだ接合し、筒状の容器2を被せ、これらをリベット5で固定するとともに内部に消弧材4を充填後、ねじ栓6にてこれを封止して速断形ヒューズを構成した。
【選択図】図6

Description

本考案は、振動、衝撃等の環境下での電気回路で用いられる速断形ヒューズの改良に関するものである。
従来、速断形ヒューズは振動、衝撃等のいわゆる機械的ストレスの発生する環境下では、その構造が比較的脆弱なヒューズ素子を使用していることから使用場所も限定され、あまり機械的ストレスの発生しない場所で静止状態で使用されていた。
しかしながら、技術革新に伴い使用範囲が拡大され、静止状態ばかりで使用することからの脱却を考慮して対応しなければならない時代背景になり、動的状態でも性能を満足する速断形ヒューズの要求が多くなってきている。
速断形ヒューズは、一般的にはその構造から両端に比較的容量の大きい導電金具間に銀、銅等の極めて薄い板で、しかも中央部に狭隘部を有するリボン形状を精密金型でプレス加工してなるヒューズ素子を単体、又は複数枚並列にしてこれらに筒状容器を被せ、リベットで固定し、さらにこの筒状容器内に消弧剤を充填し、ねじにより封止したものである。
このような速断形ヒューズは、静止状態で使用される限りにおいては、電気的、機械的にも問題はないが、動的な状況下においては、発生する機械的ストレスを受けても殆ど対応できなかった。
このため、この種の速断形ヒューズは動的状態でも機械的ストレスに耐えられように例えば図1、図2のような補強用ヒューズ素子を用いた図3の速断形ヒューズが公知とされている。
これを具体的に図面を参照しながら説明すると次のようである。図1、図2は銀、銅の良導体金属薄板をその中央に狭隘部(ロ)を有するリボン状の精密金型でプレスしてなるヒューズ素子(イ)であり、これを二枚の耐熱性絶縁樹脂板(ハ)を介して前記狭隘部(ロ)を表裏から挾み、耐熱性絶縁樹脂板(ハ)の上下の小穴(ホ)にはと目(ニ)を挿通させ、これを潰して固定した補強用ヒューズ素子を用い、図3のような速断形ヒューズを形成していた。
しかしながら、この補強用ヒューズ素子を用いたものは、無補強のものに比べある程度の寿命延長を確認できたが、さらにそれ以上長期間にわたる使用状態で次のような問題を抱えていることが判明した。
(1)縦長及び十字形状の耐熱性絶縁樹脂板は、ヒューズ素子を挟んで上下をはと目を潰してこれを固定しているが、この固定部分が内部の消弧剤との摩擦により接触し、重ね合わせた耐熱性絶縁樹脂板がゆるみを生じる。
(2)この固定方法は耐熱性絶縁板とヒューズ素子を間接的に一体化、すなわち、ヒューズ素子に接続部を設けることなく挟むだけで固定していることから、経時的あるいは経年的に繰り返される振動、衝撃等の動的環境下での使用においては、内部の消弧剤の移動等でも重ね合わせている耐熱性絶縁樹脂に置がずれ等が生じ易く、ヒューズ素子の中央狭隘部に曲げ、変形等を与える。
(3)ヒューズ素子の中央狭隘部は寸法的にも極めて高精度の金型でプレスされているが、この部分にはR付けされていないため機械的ストレス(曲げ、変形等)に耐久性がない。
本考案は、これらの欠点を改良することで機械的ストレスの発生する環境下でも高寿命を保持可能にするものである。
本考案は筒状の容器内の両刃形端子間に薄板可溶体を配設し、周囲に消弧剤を充填してなる速断形ヒューズにおいて、全長Lmm、幅1/2Lmmの長方形の薄板からなり、中央部にR付き極小狭隘部と、さらに全長Lmm方向の両端にU字形状の切欠部を有する良導体金属の形抜可溶体を、全長Lmm、幅1/2Lmmでその両端に小穴を有する耐熱性絶縁材からなる支持板で、表裏からサンドイッチ状に挟み、この支持板の両端の小穴にはと目を挿通させ潰し固定することで直接可溶体と一体接合した可溶素子体を形成し、この可溶素子体を両刃形端子間にはんだ接合し、筒状の容器を被せ、これらをリベットで固定するとともに内部に消弧材を充填後、ねじ栓にてこれを封止した速断形ヒューズを構成したことにより問題を解決している。
筒状の容器内の可溶素子体は、支持板の縦方向の出っ張りがないことから内部の消弧材の移動で生じる位置ずれ等は全くなくなる。
従来の速断形ヒューズに用いられる可溶体構成斜視図 従来の速断形ヒューズに用いられる別の可溶体構成斜視図 従来の速断形ヒューズの断面図 本考案の速断形ヒューズの可溶素子体の構成斜視図 本考案の速断形ヒューズの可溶素子体の斜視図 本考案の速断形ヒューズ
本考案における速断形ヒューズは、可溶体と支持板が機械加工により直接一体化接合されることで機械的に堅固であり、また可溶体と支持板の幅が同じ寸法であることから振動、衝撃等よる内部での消弧剤の移動があった場合でも移動状態を抑制できる。
以下、本考案についての一実施例を図4、図5、図6に基づき詳細に説明する。
図4は本案の速断形ヒューズに用いている可溶体構成斜視図であるが、この図において、可溶体3は全長Lmm、幅1/2Lmmの銀あるいは銅等の良導体金属の薄板(厚み0.08〜0.3mm)を精密金型でプレスにより製作する。この金型は中央の狭隘部3aと両端のU字形溝3bの切欠部にはR付け加工がされており、プレス加工後において従来のようなシャープな仕上げでない状態で製作される。
これらの切欠部をR付けすることにより、この部分に何らかの機械的ストレスが加わった時発生する曲がり、亀裂、ひび割れ等を軽減できる。
耐熱性絶縁材からなる支持板7は全長Lmm、幅1/2Lmmの長方形状、厚み2mm以下でその両端にはと目8を挿通する小穴7aを設けてある。
図5はこの可溶体3と支持板7を機械的に一体化接合した可溶素子体の斜視図であるが、可溶体3にはその表裏から支持板7がサンドイッチ状に当接して、支持板7の両端の小穴7aを重ね合わせてこれを潰し固定する。この場合、可溶体3の両端のU字溝3b、3bははと目8の直径と同寸法かそれより少し大きいことから直接可溶体3に取付け穴を開け接続した工法と同等の効果をが得られる。
図6は前図5で構成した可溶素子体両端の余長Lmmを刃形端子1のこれを取付け接合する溝(図示はしていない)にはめ込んではんだ9により接合して刃形端子に筒状の容器を被せ、リベット5を放射状に打込んで固定する。次ぎに前記刃形端子のねじ穴1aから消弧剤を充填し、ねじ栓6により封止して完成する。
1 刃形端子
2 筒状の容器
3 可溶素子体
4 消弧剤
5 リベット
6 ねじ栓
7 支持板
8 はと目
9 はんだ

Claims (1)

  1. 筒状の容器内の両刃形端子間に薄板可溶体を配設し、周囲に消弧剤を充填してなる速断形ヒューズにおいて、全長Lmm、幅1/2Lmmの長方形の薄板からなり、中央部にR付き極小狭隘部と、さらに全長Lmm方向の両端にU字形状の切欠部を有する良導体の形抜可溶体を、全長Lmm、幅1/2Lmmでその両端に小穴を有する耐熱絶縁材からなる支持板で、表裏からサンドイッチ状に挟み、この支持板の両端の小穴にはと目を挿通させ潰し固定することで、直接可溶体と一体接合した可溶素子体を形成し、この可溶素子体を両刃形端子間にはんだ接合し、筒状の容器を被せ、これらをリベットで固定するとともに内部に消弧材を充填後、ねじ栓にてこれを封止した速断形ヒューズ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN115938891A (zh) * 2022-12-23 2023-04-07 深圳市威可特电子科技有限公司 一种高压新能源柔性熔断器及其制备方法

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