JP3173840B2 - 車両の差動制限装置 - Google Patents
車両の差動制限装置Info
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Description
ル装置又は車輪間デファレンシャル装置に電磁クラッチ
手段を設け、電流供給がある場合に差動制限を行う車両
の差動制限装置に関する。
の軌跡差によるスリップの発生を防止するために、前後
輪の車輪間にセンタデファレンシャル装置(以下センタ
デフという)、前輪間にフロントデファレンシャル装置
(以下フロントデフという)、後輪間にリヤデファレン
シャル装置(以下リヤデフという)をそれぞれ設けてい
る(例えば特開昭63−192620号公報参照)。そ
して、この四輪駆動車では、センタデフ、フロントデ
フ、リヤデフそれぞれに電磁クラッチ手段を設け、電流
供給がある場合に差動制限を行うようになっている。
路等を走行するオフロード走行時に駆動性を高めるため
に全てのデフをロック状態とするモードがある。したが
って、そのように全てのデフをデフロックした状態で停
車してパーキングブレーキを作動させると、全ての車輪
に制動力が作用することとなり、高い制動力が得られ
る。一方、駐車するためにイグニッション・オフとする
と、電磁クラッチ手段を利用していることから、デフロ
ックが解除されて制動力は後輪にのみ作用する状態とな
り、制動力が変化して、2輪駆動車の場合と同様の制動
力となる。
き全てのデフをデフロックした状態で例えば摩擦係数の
小さい(いわゆる低μ)の坂道で車両を駐車させる場
合、イグニッション・オフにより、制動力が四輪駆動車
特有の高い制動力から通常の2輪駆動車と同様の制動力
に変化するので、制動力が車両の挙動に大きく影響する
にもかかわらず、運転者はイグニッション・オフとする
までその坂道での車両の挙動を予測することができな
い。
となく、イグニッション・オフとなったときの車両の状
態を再現して車両の挙動を予測することができ、その予
測に基づき運転者が素早く対応することができる車両の
差動制限装置を提供するものである。
レンシャル装置又は車輪間デファレンシャル装置に電磁
クラッチ手段を設け、電流供給がある場合に差動制限を
行う車両の差動制限装置を前提とする。
チのオン・オフを検出するエンジン作動検出手段と、車
両の停止状態を検出する停止状態検出手段と、上記エン
ジン作動検出手段及び停止状態検出手段の出力を受け、
イグニッションスイッチがオンでかつ車両の停止状態の
ときに、電磁クラッチ手段に対する電流の供給を断つ電
流供給制御手段を具備する構成とする。そして、上記停
止状態検出手段は、パーキングブレーキの作動の有無を
検出するパーキグブレーキ作動検出手段である。更に車
両の走行状態を検出する走行状態検出手段を有し、上記
電流供給遮断手段は、該走行状態検出手段の出力を受け
車両の走行時には電磁クラッチ手段に対する電流供給の
遮断を禁止するものである。
ッチがオンでかつ車両の停止状態のときに、電流供給制
御手段によって、デフの電磁クラッチ手段に対する電流
の供給を遮断するから、デフロックが解除されることと
なり、イグニッション・オフとすることなく、イグニッ
ション・オフとなったときの車両の状態が再現される。
その場合、車両の停止状態は、パーキングブレーキの作
動の有無により検出されることから、走行時であれば、
デフの電磁クラッチ手段への電流供給が遮断されないの
で、パーキングブレーキでの制動補助を行う際の制動力
を4輪に伝達することが可能となる。
説明する。
構成を示す全体構成図である。先ず、図1に示された車
両の動力伝達系を説明する。10はエンジンで、このエ
ンジン10にはトランスミッション11が接続され、こ
のトランスミッション11にはトランスファ12が接続
されている。このトランスファ12には、エンジン10
からの出力を前輪側に伝達するフロント・プロペラシャ
フト13及び後輪側に伝達するリヤ・プロペラシャフト
14がそれぞれ接続されている。このフロント・プロペ
ラシャフト13には、フロント・アクスル15を介して
前輪16が接続されている。また、リヤ・プロペラシャ
フト14には、リヤ・アクスル17を介して後輪18が
接続されている。さらに、トランスファ12にはセンタ
デフ20が、フロント・アクスル15にはフロントデフ
21が、リヤ・アクスル17にはリヤデフ22がそれぞ
れ設けられている。
各車輪の車輪速を検出する車輪速センサ30がそれぞれ
取付けられている。31はブレーキスイッチで、ブレー
キのオン・オフを検出するものである。32はクラッチ
センサで、クラッチ手段の断接を検出するものである。
33はスロットルセンサで、スロットル開度を検出する
ものである。34はクランク角センサで、クランク角を
検出するものである。35はリバース位置検出スイッチ
で、トランスミッション11の変速レンジがリバース位
置(後進位置)にあることを検出するものである。36
は第1速位置検出スイッチで、トランスミッション11
の変速レンジが第1速位置(前進位置)にあることを検
出するものである。37はニュートラルセンサで、変速
レンジがニュートラル位置にあることを検出するもので
ある。38はLOW状態検出センサで、トランスファ1
2がLOW状態にあることを検出するものである。39
はイグニッションセンサで、イグニッションスイッチの
オン・オフを検出するものである。40はパーキングブ
レーキスイッチで、パーキングブレーキのオン・オフを
検出するものである。
トロールユニット(以下ABS用コントロールユニット
という)で、車輪速センサ30から各車輪速が入力され
る。43はデファレンシャル用コントロールユニット
で、後述するデフロックのモード選択を行うマニュアル
・スイッチ44及びバッテリ45が接続されている。こ
のデファレンシャル用コントロールユニット43には、
ブレーキスイッチ31からのブレーキ信号、クラッチセ
ンサ32からのクラッチ信号、スロットルセンサ33か
らのスロットル開度信号、クランク角センサ34からの
クランク角信号、リバース位置検出スイッチ35からの
トランスミッションRev信号、第1速位置検出スイッチ
36からのトランスミッション1st信号、ニュートラル
センサ37からのニュートラル信号、LOW状態検出セ
ンサ38からのトランスファLOW信号、イグニッション
センサ39からのイグニッション信号、パーキングブレ
ーキスイッチ40からのパーキングブレーキ信号、AB
S用コントロールユニット41からのアンチスキッドブ
レーキ装置が作動しているか否かを示すABS信号及び
各車輪の車輪速信号、マニュアルスイッチ44からのモ
ード信号がそれぞれ入力される。これらの各入力された
値に基づいて、デファレンシャル用コントロールユニッ
ト43から、センタデフ20へはセンタデフ電流が、フ
ロントデフ21へはフロントデフ電流が、リヤデフ22
へはリヤデフ電流がそれぞれ供給され、これらの電流に
基づいてセンタデフ20、フロントデフ21及びリヤデ
フ22がアンロック状態、中間ロック状態、完全ロック
状態とされる。また、デファレンシャル用コントロール
ユニット43からABS用コントロールユニット41に
ABS禁止信号が出力される。
ッチ手段としての電磁多板クラッチ50が設けられ、こ
れにより、センタデフ20がアンロック状態、中間ロッ
ク状態、完全ロック状態とされる。この電磁多板クラッ
チ50は、フロント・プロペラシャフト13とリヤプロ
ペラシャフト14との作動を制限できるものであれば、
どのような形式のものでもよい。図2において、電磁多
板クラッチ50は複数のインナディスクとアウタディス
クとよりなるクラッチ板51及びこのクラッチ板51へ
の押圧力を生じさせるアクチュエータ52から構成され
ている。また、53は軸受、54は一方のプロペラシャ
フトに伝動連結する伝動部材、55は他方のプロペラシ
ャフトに伝動連結する伝動部材である。アクチュエータ
52は、ソレノイド56に電流が流れるときに発生する
磁力によってアクチュエータ57がクラッチ板51を押
圧すように構成されている。この電磁多板クラッチ50
においては、ソレノイド56に流れる電流とクラッチ板
51を摩擦係合させる押圧力すなわち電磁多板クラッチ
50で発生するトルクが比例関係にあるので、センタデ
フ20の作動回転数を電流の増減により連続的に変化さ
せることができる。
ても、電磁多板クラッチが設けられているが、図2に示
すものと同様の構成のためその説明を省略する。
44により選択された各モードにおける制御内容につい
て説明する。
4の「AUTO(Aモード)」においては、フロントデ
フ21がアンロック状態、センタデフ20とリヤデフ2
2がオートモード制御とされる。「C(Cモード)」に
おいては、フロントデフ21がアンロック状態、センタ
デフ20が完全ロック状態、リヤデフ22がオートモー
ド制御とされる。「R(Rモード)」においては、フロ
ントデフ21がアンロック状態、センタデフ20とリヤ
デフ22が完全ロック状態とされる。「F(Fモー
ド)」においては、フロントデフ21、センタデフ20
及びリヤデフ22の全てが完全ロック状態とされる。こ
こで、If はフロントデフ電流、Ic はセンタデフ電
流、Ir はリヤデフ電流をそれぞれ表しており、また数
値はそれらの電流値を表しており、各デフ21,20,
22に設けられた電磁多板クラッチに対しこれらの値の
デフ電流が供給されることにより、各デフ21,20,
22が完全ロック状態とされる。
選択される。「Aモード」においては、フロントデフ2
1がアンロック状態とされているため、駆動性に影響が
少なく、操作性が優れており、市街地等の通常路を走行
するオンロード走行に適している。一方、「Fモード」
においては、フロントデフ21、センタデフ20及びリ
ヤデフ22の全てが完全ロック状態とされているため、
操作性は低下するが、駆動性に優れており、悪路等を走
行するオフロード走行に適している。「Cモード」及び
「Rモード」は、これらの間の特性を有し、運転者の好
みに応じて適宜選択される。
ャル用コントロールユニット43における制御内容を説
明する。これらの図において、符号Pはフローチャート
における各ステップを示す。
おける車体速演算ルーチンを示すフローチャートであ
る。図3に示すように、P10において各車輪速Nfr,N
fl,Nrr,Nrlを入力する。ここで、Nfrは右前輪の車
輪速、Nflは左前輪の車輪速、Nrrは右後輪の車輪速、
Nrlは左後輪の車輪速をそれぞれ表している。
r,Nfl,Nrr,Nrlのうちの最低値を車体速Vspと定
義する。
おけるセンタデフ差動回転数演算ルーチンを示すフロー
チャートである。図4に示すように、P20において各車
輪速Nfr,Nfl,Nrr,Nrlを入力する。
タデフ差動回転数ΔNc を演算する。
おけるリヤデフ差動回転数演算ルーチンを示すフローチ
ャートである。図5に示すように、P30においてリヤ車
輪速Nrr,Nrlを入力する。
ΔNr を演算する。
おけるセンタデフ電流の設定ルーチンを示すフローチャ
ートである。図6に示すように、P40において、センタ
デフ電流Ic を設定する。このセンタデフ電流Ic は、
上記センタデフ差動回転数ΔNc とスロットル開度TVO
から求められる。図7は電流値I1 とセンタデフ差動回
転数ΔNc との関係を示す線図、図8は電流値I2 とス
ロットル開度TV0との関係を示す線図である。すなわ
ち、センタデフ差動回転数ΔNc とスロットル開度TV0
のいずれかが最大電流値Imax となった場合、センタデ
フ電流Ic を、「Ic =Imax 」と設定する。センタデ
フ差動回転数ΔNc とスロットル開度TV0のいずれもが
最大電流値Imax 以下の場合、そのときの電流値I1 と
電流値I2に基づきセンタデフ電流Ic を所定の演算式
を用いて求める。
が最大電流値Imax か否かを判断し、センタデフ電流I
c が最大電流値Imax と異なる場合、すなわち最大電流
値Imax より小さい場合、P42において「Ic =Ic 」
と設定する。このとき、センタデフ20は中間ロック状
態となり、また、「Ic =0」の場合はアンロック状態
となる。センタデフ電流Ic が最大電流値Imax の場
合、P43においてタイマをリセットし、P44においてセ
ンタデフ電流Ic を「Ic =Imax 」と設定する。この
とき、センタデフ20は完全ロック状態となる。
アップされ、P46において所定時間T0 が経過したか否
かが判断される。すなわち、スリップ等によりセンタデ
フ差動回転数が急激に増大したとき、センタデフ20を
所定時間完全ロック状態に保持するようにしている。
制御におけるリヤデフ制御電流値設定ルーチンを示すフ
ローチャートである。リヤデフ制御電流値設定ルーチン
は、基本的に上記センタデフ制御電流値設定ルーチンと
同様である。すなわち、図9に示すように、P50におい
て、リヤデフ電流Ir を同様に設定する。次のP51にお
いて、リヤデフ電流Ir が最大電流値Imax か否かを判
断し、リヤデフ電流Ir が最大電流値Imax より小さい
場合は、P52において、「Ir =Ir 」と設定する。こ
のとき、リヤデフ22は中間ロック状態となり、また
「Ic =0」の場合はアンロック状態となる。リヤデフ
電流Ir が最大電流値Imax の場合、P53においてタイ
マをリセットし、P54においてリヤデフ電流Ir を「I
c =Imax」と設定する。このとき、リヤデフ22は完
全ロック状態となる。次に、P55においてタイマがカウ
ントアップされ、P56において所定時間T0 が経過した
か否かが判断される。すなわち、スリップ等によりリヤ
デフ差動回転数が急激に増大したとき、リヤデフ22を
所定時間完全ロック状態に保持するようにしている。
1及びABS装置が作動した場合の制御内容について説
明する。
て各車輪のスキッド状態を検出し、このスキッド状態に
応じて、制動時における車輪のロック傾向を打ち消すよ
うに各車輪の制動力を制御している。しかしながら、フ
ロントデフ21、センタデフ20及びリヤデフ22を有
する車両においては、これらのいずれかが完全ロック状
態とされた場合、車体速を推定することができなくな
り、そのため適切なABS制御を行うことが困難にな
る。このため、本発明の実施例においては、ブレーキス
イッチ31及びABS装置が作動した場合、表2に示し
た制御を行うようにしている。
が作動した場合すなわちブレーキ信号がONの場合、
「If =0、Ic =0、Ir =0」と設定し、フロント
デフ21,センタデフ20及びリヤデフ22の全てをア
ンロック状態とする。
ONの場合、「If =0、Ic =0.8(0.2秒以
内)、Ir =0」と設定し、フロントデフ21、センタ
デフ20及びリヤデフ22の全てをアンロック状態と
し、センタデフ20がブレーキ信号ONとされたときか
ら0.2秒以内に中間ロック状態とし、差動制限力を低
下させる。さらに、ABS装置が作動した場合すなわち
ABS信号がONの場合、「If =0、Ic =0(0.
2秒以内)、Ir =0」と設定し、フロントデフ21、
センタデフ20及びリヤデフ22の全てをアンロック状
態とする。
ONの場合、「If =0、Ic =0、Ir =1.2」と
設定し、フロントデフ21をアンロック状態とし、セン
タデフ20及びリヤデフ22を中間ロック状態とし、差
動制限力を低下させる。さらにABS信号がONの場
合、「If =0、Ic =0、Ir =0」と設定し、フロ
ントデフ21、センタデフ20及びリヤデフ22を全て
アンロック状態とする。
わない。ここで、図10は、「Fモード」におけるAB
S制御禁止ルーチンを示すフローチャートである。図1
0に示すように、P60においてモード信号を入力し、P
61において入力されたモードが「Fモード」であるか否
かを判別し、「Fモード」以外はP62においてABS制
御を可能とし、「Fモード」の場合はP63においてAB
S制御が禁止される。
「Aモード」、「Cモード」及び「Rモード」におい
て、ブレーキ信号がONのとき、制御内容がアンロック
状態又はオートモード制御とされている各デフをアンロ
ック状態とすると共に、制御内容が完全ロック状態とさ
れているデフを中間ロック状態としている。その後、A
BS信号がONされたとき、フロントデフ21、センタ
デフ20及びリヤデフ22の全てをアンロック状態とす
る。このため、ABS装置と同時に各デフを全てアンロ
ック状態としても、ブレーキ作動時に予め各デフの差動
制限力を低下させているため、ABS制御の応答性を向
上させることができる。又、「Fモード」においては、
ABS制御より作動制御を優先させることにより、運転
者が希望した駆動力を得ることができる。
制御について説明する。
ーチャートである。先ず、「Cモード」、「Rモード」
及び「Fモード」においては、表2に示すように強制的
にセンタデフ20を完全ロック状態としている。これら
の各モードにおいて、センタデフ20を、車体速Vspが
100km/h以下の場合は完全ロック状態で保持し、10
0km/hを越える場合は「オートモード制御」に切り換え
る。同様に「Rモード」及び「Fモード」において、リ
ヤデフ22を強制的に完全ロック状態としている。リヤ
デフ22においては、車体速Vspが50km/h以下の場合
は完全ロック状態に保持し、50km/hを越える場合には
「オートモード制御」に切り換える。「Fモード」にお
いて、フロントデフ21を強制的に完全ロック状態とし
ており、車体速Vspが30km/h以下の場合は完全ロック
状態に保持され、30km/hを越える場合はアンロック状
態に切り換える。
について説明する。
ド」において、車体速Vspが100km/h以上の場合、加
速時でも各車輪にスリップが生じる可能性はほとんどな
く、またオフロード走行することもない。そのためセン
タデフ20を完全ロック状態から「オートモード制御」
に切り換えても問題は生じない。さらに、「オートモー
ド制御」に切り換えることにより、上述したように所定
の条件で、アンロック状態、中間ロック状態若しくは完
全ロック状態とされるため、必要なとき以外センタデフ
20に設けられた電磁多板クラッチが作動せず、そのた
め省力化が図られ燃費が向上する。また、完全ロック状
態以外の場合は、車両が旋回する場合、センタデフ20
が作動し、スリップが生ずることなく、その分走行抵抗
が小さくなり、燃費が向上する。また、100km/h以上
の高速走行においてセンタデフ20を「オートモード制
御」に設定しているため、高速時の安定性が得られる。
は、リヤデフ22を車体速Vspが50km/h以上の場合、
同様に「オートモード制御」に切り換える。この場合
も、上記と同様に、省力化及び走行抵抗の低下により燃
費の向上が図れると共に高速時の安定性が得られる。
1を30km/h以上の場合にアンロック状態に切換えるこ
とにより、操作性の向上を図っている。また、同様に省
電力化により燃費の向上が図られる。
デフを強制的な完全ロック状態から「オートモード制
御」若しくはアンロック状態に切換える基準となる車体
速が異なっている。この理由は以下の通りである。車両
走行時においては、エンジンから各車輪に確実に駆動力
を伝達する必要がある。そのため、エンジン側に近いセ
ンタデフ20を比較的高速である100km/hまで完全ロ
ック状態としている。また、各車輪のみにしか影響を及
ぼさないリヤデフ22及びフロントデフ21において
は、リヤデフ22を比較的低速である50km/h若しくは
30km/h以上で完全ロック状態を解除することにより、
省電力化を図り燃費を向上させている。このフロントデ
フ21は、操作性に極めて影響が大きいため、より低速
でアンロック状態とし、操作性を向上させている。ま
た、30km/h以上でフロントデフ21を完全ロック状態
とする必要性のあるオフロード走行をすることはないと
判断している。
的な制御内容について説明する。
御」におけるセンタデフの電流値Ica及びリヤデフの電
流値Ira、ABS信号、ブレーキ信号、モード信号及び
車体速Vspを入力する。
かを判別し、「Aモード」の場合、P104 においてブレ
ーキ信号に基づきブレーキオンか否かを判別し、ブレー
キオンでなければ、P106 へ進む。P106 において、
「If =0、Ic =Ica、Ir=Ira」と設定し、フロ
ントデフ21をアンロック状態、センタデフ20とリヤ
デフ22を「オートモード制御」とする。P104 におい
てブレーキオンの場合、P108 において、「If =0、
Ic =0、Ir =0」と設定し、全てのデフ21,2
0,22をアンロック状態とする。
いと判別した場合、P110 において、「Cモード」か否
かを判別する。「Cモード」の場合、P112 においてブ
レーキ信号に基づきブレーキオンか否かを判別し、ブレ
ーキオンでなければ、P114へ進む。P114 において、
車体速Vspが100km/h以上であるか否かを判別し、1
00km/h以上でなければ、P116 において、「If =
0、Ic =2.2、Ir=Ira」と設定し、フロントデ
フ21をアンロック状態、センタデフ20を完全ロック
状態、リヤデフ22を「オートモード制御」とする。車
体速Vspが100km/ 以上であれば、P118 において、
「If =0、Ic =Ica、Ir =Ira」と設定し、フロ
ントデフ21をアンロック状態、センタデフ20とリヤ
デフ22を「オートモード制御」とする。P112 におい
て、ブレーキオンと判別した場合、P120 においてAB
S信号に基づきABS装置が作動しているか否かを判別
する。ABS装置が作動していない場合は、P122 にお
いて、「If =0、Ic =0.8、Ir =0」と設定
し、フロントデフ21とリヤデフ22をアンロック状
態、センタデフ20を中間ロック状態とする。P120 に
おいてABS装置が作動していると判別した場合、P12
4 において、「If =0、Ic =0、Ir =0」と設定
し、全てのデフ21,20,22をアンロック状態とす
る。
別した場合、P126 において、「Rモード」か否かを判
別する。「Rモード」の場合、P128 においてブレーキ
信号に基づきブレーキオンか否かを判別し、ブレーキオ
ンでなければ、P130 へ進む。P130 において、車体速
Vspが100km/h以上であるか否かを判別し、100km
/h以上でなければ、P132 において50km/h以上である
か否かを判別する。50km/h以上でなければ、P134 に
おいて、「If =0、Ic =2.2、Ir =4.1」と
設定し、フロントデフ21をアンロック状態、センタデ
フ20及びリヤデフ22を完全ロック状態とする。車体
速Vspが50km/ 以上であれば、P136において、「If
=0、Ic =2.2、Ir =Ira」と設定し、フロン
トデフ21をアンロック状態、センタデフ20を完全ロ
ック状態、リヤデフ22を「オートモード制御」とす
る。100km/h以上であれば、P138 において、「If
=0、Ic =Ica、Ir =Ira」と設定し、フロントデ
フ21をアンロック状態、センタデフ20とリヤデフ2
2を「オートモード制御」とする。
場合、P140 においてABS信号に基づきABS装置が
作動しているか否かを判別する。ABS装置が作動して
いない場合は、P142 において、「If =0、Ic =
0.8、Ir =1.2」と設定し、フロントデフ21を
アンロック状態、センタデフ20とリヤデフ22を中間
ロック状態とする。P140 においてABS装置が作動し
ていると判別した場合、P144 において、「If =0、
Ic =0、Ir =0」と設定し、全てのデフ21,2
0,22をアンロック状態とする。
別した場合、この場合は残りの「Fモード」に該当し、
P146 に進む。P146 において、車体速Vspが100km
/h以上でなく、P148 において50km/h以上でなく、P
150 で30km/h以上でないとそれぞれ判別された場合、
P152 において、「If =2.1、Ic =2.2、Ir
=4.1」と設定し、全てのデフ21,20,22を完
全ロック状態とする。P150 において車体速Vspが50
km/ 以上でると判別した場合は、P154 において、「I
f =0、Ic =2.2、Ir =4.1」と設定し、フロ
ントデフ21をアンロック状態、センタデフ20及びリ
ヤデフ22を完全ロック状態とする。P148 において5
0km/h以上であると判別した場合は、P156 において、
「If =0、Ic =2.2、Ir =Ira」と設定し、フ
ロントデフ21をアンロック状態、センタデフ20を完
全ロック状態、リヤデフ22を「オートモード制御」と
する。P148 において50km/h以上であると判別した場
合は、P156 において、「If =0、Ic =2.2、I
r =Ira」と設定し、フロントデフ21をアンロック状
態、センタデフ20を完全ロック状態、リヤデフ22を
「オートモード制御」とする。P146 において100km
/h以上であると判別した場合は、P158 において、「I
f =0、Ic =Ica、Ir =Ira」と設定し、フロント
デフ21をアンロック状態、センタデフ20とリヤデフ
22を「オートモード制御」とする。
ニット43によって、車両を坂道等に駐車する場合、イ
グニッション・オフとすることなく、イグニッション・
オフとなったときの車両の状態を再現して車両の挙動を
予測することができ、その予測に基づき運転者が素早く
対応することができるようにするために、図12及び図
13に示すように、駐車すると予想されるパーキングブ
レーキスイッチ40のオンにより各デフ21,20,2
2へのデフ電流の供給を遮断するようにしている。これ
によって、イグニッションスイッチがオンでかつパーキ
ングブレーキがオンである車両の停止状態のときには、
各デフ21,20,22に対する電流の供給が遮断され
るので、運転者が車両に乗車した状態で、デフロックが
解除され、イグニッション・オフとなったときの車両の
状態を再現して車両の挙動を予測することができる。よ
って、制動力の変化による車体の挙動を再現することが
できるので、イグニッション・オフしたときの車両の状
態を予測することができ、その予測に基づいて運転者
は、発進等の対応策を素早くとることができる、また、
そのような場合において、運転者が発進しようとする場
合には、安定性よく発進させるために、パーキングブレ
ーキがオンであっても、各デフ21,20,22にデフ
電流が供給され、デフロック状態とすることが望まし
い。
変速レンジが第1速位置又はリバース位置にある場合、
クランク角信号から演算したエンジン回転数が所定値以
上である場合、スロットル開度が所定値以上である場
合、クラッチが遮断されている場合、又は変速レンジが
ニュートラル位置以外にある場合には、運転者の発進し
ようとする意思があると推測されるので、パーキングブ
レーキがオンであっても、各デフ21,20,22への
電流供給は遮断しないようにしている。
でも、車輪速が0でない走行時であれば、パーキングブ
レーキで制動補助を行っていることが考えられるので、
この場合も、パーキングブレーキによる制動力を4輪に
伝達させることができるようにし、運転者の発進の意思
がある場合と同様に、各デフ21,20,22へのデフ
電流の供給を遮断しないようにしている(図18及び図
19参照)。
のでの駐車時に運転者に、イグニッション・オフ後の車
両の状態を再現して、イグニッション・オフ後の車両の
挙動を予測させるために、車両の停車時には、デファレ
ンシャル用コントロールユニット43によって、具体的
には、図20に示すような制御が行われる。
レーキ信号、エンジン回転信号(クランク角信号)、変
速レンジ信号(第1速位置信号、リバース位置信号)、
スロットル開度信号、車速信号(車輪速信号)が入力さ
れる。そして、P152 において車速が0であるか否か、
P153 においてパーキングブレーキがオンであるか否
か、P154 において変速レンジが第1速位置又はリバー
ス位置であるか否か、P155 においてエンジン回転数が
所定値以上であるか否か、P156 においてスロットル開
度が所定値以上であるか否か、P157 においてクラッチ
が遮断されているか否かがそれぞれ順に判定され、車速
が0で、パーキングブレーキがオンで、変速レンジが第
1速位置でもリバース位置でもなく、エンジン回転数が
所定値未満で、スロットル開度が所定値未満で、クラッ
チが遮断されていない場合は、P158 において各デフ2
1,20,22への電流の供給が遮断される。それ以外
の場合は、運転者の発進の意思がある場合等が考えられ
るので、P159 において各デフ21,20,22への電
流供給は遮断されない。
がオンであるか否かが判定され、オンの場合はリターン
する一方、オンでなければ終了する。
ュートラル位置以外にあるか否かの判断を行っていない
が、行うようにしてもよいのは勿論である。
ニッションスイッチがオンでかつ車両の停止状態のとき
に、デフの電磁クラッチ手段に対する電流の供給を遮断
するようにしたから、イグニッション・オフとすること
なく、デフロックが解除されることとなり、イグニッシ
ョン・オフとなったときの車両の状態が再現され、イグ
ニッション・オフ後の車両の挙動を運転者は車両の乗車
した状態で予測することができ、この予測結果に基づい
て素早く対応策をとることができる。そして、イグニッ
ションスイッチがオンである車両の停止状態であって
も、走行時であれば電流の供給が遮断されないようにし
ているので、デフロック状態を維持することが可能とな
り、パーキングブレーキでの制動補助を行う際の制動力
を4輪に伝達させることができる。
図である。
す断面図である。
速演算ルーチンを示すフローチャート図である。
タデフ差動回転数演算ルーチンを示すフローチャート図
である。
デフ差動回転数演算ルーチンを示すフローチャート図で
ある。
タデフ制御電流値の設定ルーチンを示すフローチャート
図である。
関係を示す線図である。
す線図である。
デフ制御電流値の設定ルーチンを示すフローチャート図
である。
ンを示すフローチャート図である。
すフローチャート図である。
ャル用コントロールユニット及び各デフの関係を示すブ
ロック図である。
電流値との関係を示す図である。
ンシャル用コントロールユニット及び各デフの関係を示
すブロック図である。
の関係を示す図である。
図である。
図である。
ールユニット及び各デフの関係を示すブロック図であ
る。
信号の関係を示す図である。
る車両の状態を予測させる制御内容を示すフローチャー
ト図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 車軸間デファレンシャル装置又は車輪間
デファレンシャル装置に電磁クラッチ手段を設け、電流
供給がある場合に差動制限を行う車両の差動制限装置に
おいて、 イグニッションスイッチのオン・オフを検出するエンジ
ン作動検出手段と、 車両の停止状態を検出する停止状態検出手段と、 上記エンジン作動検出手段及び停止状態検出手段の出力
を受け、イグニッションスイッチがオンでかつ車両の停
止状態のときに、電磁クラッチ手段に対する電流の供給
を遮断する電流供給制御手段とを具備し、 上記停止状態検出手段は、パーキングブレーキの作動の
有無を検出するパーキグブレーキ作動検出手段であると
ともに、 車両の走行状態を検出する走行状態検出手段を更に有
し、上記電流供給制御手段は、該走行状態検出手段の出
力を受け車両の走行時には電磁クラッチ手段に対する電
流供給の遮断を禁止するものである ことを特徴とする車
両の差動制限装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00725792A JP3173840B2 (ja) | 1992-01-20 | 1992-01-20 | 車両の差動制限装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00725792A JP3173840B2 (ja) | 1992-01-20 | 1992-01-20 | 車両の差動制限装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05193383A JPH05193383A (ja) | 1993-08-03 |
JP3173840B2 true JP3173840B2 (ja) | 2001-06-04 |
Family
ID=11660978
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00725792A Expired - Fee Related JP3173840B2 (ja) | 1992-01-20 | 1992-01-20 | 車両の差動制限装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3173840B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7420912B2 (ja) | 2019-07-09 | 2024-01-23 | ハネウェル・インターナショナル・インコーポレーテッド | クロロトリフルオロエチレンの気相法 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
IN2014MN02326A (ja) * | 2012-05-02 | 2015-10-09 | Renault Trucks | |
JP6059474B2 (ja) * | 2012-09-14 | 2017-01-11 | Gknドライブラインジャパン株式会社 | 差動ロック制御装置 |
-
1992
- 1992-01-20 JP JP00725792A patent/JP3173840B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP7420912B2 (ja) | 2019-07-09 | 2024-01-23 | ハネウェル・インターナショナル・インコーポレーテッド | クロロトリフルオロエチレンの気相法 |
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---|---|
JPH05193383A (ja) | 1993-08-03 |
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